JP2017205259A - キャビネット - Google Patents

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溝口 茂
Shigeru Mizoguchi
茂 溝口
村瀬 陽一
Yoichi Murase
陽一 村瀬
裕充 中野
Hiromitsu Nakano
裕充 中野
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Abstract

【課題】引出しの端を押しても開くことができるキャビネットを提供することを目的とする。【解決手段】開口を有する筐体と、前記開口から前記筐体に収納され、前記筐体内に押し込まれることで開く引出しであって、第1の側面と、前記第1の側面とは反対側の第2の側面と、底面と、を有する引出しと、前記第1の側面に設けられた第1のレールと、前記第2の側面に設けられた第2のレールと、前記底面に設けられた第3のレールと、を備えたことを特徴とするキャビネットが提供される。【選択図】図1

Description

本発明の態様は、一般的に、キャビネットに関する。
従来、左右の側面にレールが設けられた引出しを有するキャビネットが使用されている。このようなキャビネットにおいて、引出しを閉めるときに引出しの端が押されると、引出しに偏荷重が生じる。このため、引出しが閉まりにくくなるなどの動作不良が生じることがある。これに対して、特許文献1では、左右に設けられたレールと、底面に設けられたレールと、有する引出し装置が開示されている。
また、引出しを押すことによって開く、いわゆるプッシュオープン式のキャビネットも使用されている。プッシュオープン式のキャビネットでは、引出しに取っ手を設けなくてもよいため、意匠性を向上させることができる。
特開平2−34107号公報
プッシュオープン式のキャビネットでは、引出しを開くときに引出しの端が押されると、がたつきのため開かないことがあった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、引出しの端を押しても開くことができるキャビネットを提供することを目的とする。
第1の発明は、開口を有する筐体と、前記開口から前記筐体に収納され、前記筐体内へ押し込まれることで開く引出しであって、第1の側面と、前記第1の側面とは反対側の第2の側面と、底面と、を有する引出しと、前記第1の側面に設けられた第1のレールと、前記第2の側面に設けられた第2のレールと、前記底面に設けられた第3のレールと、を備えたことを特徴とするキャビネットである。
このキャビネットによれば、引出しのがたつきを抑制することができる。これにより、引出しの端を押しても、キャビネットを開くことができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記底面に設けられたレールは、1つであり、前記第3のレールは、前記底面の左右方向における中央に位置することを特徴とするキャビネット。
このキャビネットによれば、引出しのがたつきを抑制することができる。これにより、引出しの端を押しても、キャビネットを開くことができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、前記引出しは、前記筐体に収納された状態でロックされ、前記引出しが前記筐体内に押し込まれることで前記引出しのロックを解除するロック解除機構は、前記キャビネットの左右方向における中央に位置することを特徴とするキャビネットである。
このキャビネットによれば、引出しのがたつきを抑制することができ、引出しの右端及び左端のいずれが押されても、キャビネットが開きやすくなる。
第4の発明は、第3の発明において、前記ロック解除機構は、前記第3のレールに設けられ、前記引出しによって前記第3のレールに掛かる荷重は、前記引出しによって前記第1のレールに掛かる荷重よりも小さく、前記引出しによって前記第2のレールに掛かる荷重よりも小さいことを特徴とするキャビネットである。
このキャビネットによれば、ロック解除機構おいて、引出しの重さによる不具合の発生を抑制できる。
本発明の態様によれば、引出しの端を押しても開くことができるキャビネットが提供される。
実施形態に係るキャビネットを表す斜視図である。 実施形態に係るキャビネットを表す断面図である。 実施形態に係るキャビネットのレールを例示する断面図である。 実施形態に係るキャビネットのレールロック部を例示する平面図である。 実施形態に係るキャビネットのレールロック部を例示する平面図である。 実施形態に係るキャビネットのレールロック部の動作を例示する平面図である。 実施形態に係る別のキャビネットを例示する側面図である。 図8(a)〜図8(d)は、実施形態に係るキャビネットの組立手順を説明する側面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係るキャビネットを表す斜視図である。
図2は、実施形態に係るキャビネットを表す断面図である。
図1に表したように、実施形態に係るキャビネット100は、筐体10と、引出し20と、第1のレール31と、第2のレール32と、第3のレール33と、を有する。
筐体10は、左右の側板11、12(第1の側板11及び第2の側板12)と、底板13と、天板14と、背面板15と、を有する。筐体10には、前方に向けた開口10eが設けられている。開口10e及び筐体10の内部の空間は、側板11、側板12、天板14及び底板13に囲まれている。
なお、本願明細書において、背面板15から開口10eへ向かう方向を「前方」といい、「前方」とは反対の方向を「後方」という。
引出し20は、開口10eから筐体10の内部に収納される箱状であり、筐体10内に出入りすることができる。図1は、引出し20が開いた状態の斜視図であり、図2は、引出し20が閉じた状態の断面図である。引出し20は、前方に設けられた前板25を有する。また、引出し20の外面は、第1の側面21と、第1の側面とは反対側の第2の側面22と、底面23と、を有する。
第1のレール31は、引出し20の第1の側面21に設けられる。すなわち、図2に表したように、引出し20が閉じた状態において、第1のレール31は、第1の側面21と、側板11の内側面と、の間に位置する。
また、図1に表したように、第1のレール31は、レール部材311(内側レール)と、レール部材312(中間レール)と、レール部材313(外側レール)と、を有する。レール部材311〜313は、それぞれ、前後方向に延在する細長い形状である。
図3は、実施形態に係るキャビネットのレールを例示する断面図である。
レール部材311〜313のそれぞれは、その短手方向(幅方向)の両端が屈曲した断面略U字形状である。
レール部材313(外側レール)及びレール部材312(中間レール)は、ボール314(滑動部材)を介して、その一部が重なり合うように、係合している。ボール314は、レール部材313の屈曲部313aとレール部材312の屈曲部312aとの間、及び、レール部材313の屈曲部313bとレール部材312の屈曲部312bとの間に設けられている。これにより、レール部材313及びレール部材312は、互いに対して前後方向に摺動可能である。
また、レール部材312(中間レール)及びレール部材311(内側レール)は、ボール315を介して、その一部が重なり合うように、係合している。ボール315は、レール部材312の屈曲部312aとレール部材311の屈曲部311aとの間、及び、レール部材312の屈曲部312bとレール部材311の屈曲部311bとの間に設けられている。これにより、レール部材312及びレール部材311は、互いに対して前後方向に摺動可能である。なお、実施形態において中間レールは省略されてもよい。
また、図1に示したように、レール部材311は第1の側面21に固定されており、レール部材313は側板11の内側面に固定されている。固定には、ボルトやネジなどの固定手段を用いることができる。引出し20が閉じた状態では、レール部材311〜313が互いに重なり合うことで、第1のレール31は縮む。一方、引出し20が開いた状態では、レール部材311〜313の重なりが小さくなって、第1のレール32は前後方向に伸びる。
同様に、第2のレール32は、引出し20の第2の側面22に設けられる。すなわち、引出し20が閉じた状態において、第2のレール32は、第2の側面22と側板12の内側面との間に位置する。また、第2のレール32は、レール部材321(内側レール)と、レール部材322(中間レール)と、レール部材323(外側レール)と、を有する。レール部材321は第2の側面22に固定されており、レール部材323は側板12の内側面に固定されている。
図2に表したように、第1のレール31及び第2のレール32は、左右対称となるように設けられる。第1のレール31及び第2のレール32は、レールの幅方向がキャビネットの上下方向と略平行となるように配置されている。第1のレール31及び第2のレール32は、引出し20を摺動自在に支持している。
第3のレール33は、引出し20の底面23に設けられる。すなわち、引出し20が閉じた状態において、第3のレール33は、底面23と底板13の内側面との間に位置する。第3のレール33は、レール部材331(内側レール)と、レール部材332(中間レール)と、レール部材333(外側レール)と、を有する。図2に表したように、第3のレール33は、底面23の左右方向における中央部に位置する。また、第3のレール33は、レールの幅方向がキャビネットの左右方向と略平行となるように配置されている。
その他、第2のレール32及び第3のレール33の構成等に関しては、第1のレール31に関する説明と同様であるため、詳細な説明は省略する。
第1〜第3のレールは、僅かに遊び(隙間)をもって組み立てられている。これにより、レールが摺動する際の抵抗を低減して、引出し20の開閉をスムーズにすることができる。例えば、前述の内側レールと中間レールとの係合、及び中間レールと外側レールとの係合には、レールの幅方向の遊びが設けられている。
また、キャビネット100は、いわゆるプッシュオープン式のキャビネットである。キャビネット100は、引出し20のロック機構及びロック解除機構を有する。ロック機構は、引出し20をロックして、引出し20が閉じた状態(収納された状態)を保持する。ロック解除機構は、引出し20が筐体内10内に押し込まれることで引出し20のロックを解除する。これにより、引出し20が開く。
例えば、使用者は、引出し20を開くために、引出し20の前板25の中央付近を後方に押す。これにより、ロックが解除されて引出し20が開く。この例では、ロック機構及びロック解除機構として、第3のレール33の後端にレールロック部40が設けられている。レールロック部40の詳細については、後述する。
ここで、第1のレール31及び第2のレール32に支持された引出し20には、がたつきが生じていることがある。この場合、引出し20を開くために、使用者が前板25の中央ではなく端を押すと、引出し20が前後方向に対して斜めに傾く。例えば、前板25の左端が後方に押されると、引出し20が傾いて、前板25の右端が左端よりも前方に出る。このように引出し20が傾くと、引出し20を押す力が十分に伝達されず、プッシュオープン機能が作動せず、引出し20が開かない場合がある。
これに対して、実施形態に係るキャビネット100は、左右の第1のレール31及び第2のレール32だけでなく、底面23に設けられた第3のレール33を有する。第3のレール33によって、引出し20の向きが規制されるため、引出し20のがたつきを抑制することができる。つまり、引出し20の端が押されたときに、引出し20が斜めに傾くことを抑制することができる。これにより、使用者が引出し20の端を押しても、引出し20を開くことができる。
なお、底面23に設けられるレールの数は、2以上であってもよい。引出し20の左右方向の幅が広い場合には、前後方向に延在するレールを底面23に2本以上設ける。これにより、引出し20のがたつきをさらに抑制し、引出し20を開きやすくすることができる。
底面23に設けられるレールが1つのみである場合には、図1に表したように、第3のレール33を、底面23の左右方向における中央に設ける。これにより、引出し20の右端及び左端のいずれが押されても、引出し20を開きやすくすることができる。
また、図1に表したキャビネット100は、第3のレール33に引出し20の荷重が伝わらないような構造を有する。引出し20は、主に左右の第1、第2のレール31、32によって支えられている。すなわち、引出し20によって第3のレール33に掛かる荷重は、引出し20によって第1のレール31に掛かる荷重よりも小さく、引出し20によって第2のレール32に掛かる荷重よりも小さい。
第3のレール33に引出し20の荷重が伝わらないようにすることで、引出し20の開閉の際に、第3のレール33の伸縮(摺動)がスムーズとなる。これにより、第3のレール33に設けられたロック解除機構(レールロック部40)の動作に、引出し20の重さによる不具合が生じることを抑制できる。
次に、図4〜図6を参照して、ロック機構及びロック解除機構の一例について説明する。
図4及び図5は、実施形態に係るキャビネットのレールロック部を例示する平面図である。
レールロック部40は、第3のレール33のレール部材331(内側レール)と、レール部材333(外側レール)と、の相対的位置のロック及びロック解除を行う。これにより、引出し20のロック及びロック解除が行われる。図4は、レール部材331及びレール部材333のロックが解除された状態を表す。図5は、レール部材331及びレール部材333がロックされた状態を表す。
図4に表したように、レールロック部40は、本体部41と、スライド部42と、を有する。
本体部41は、レール部材333の後端に固定されている。本体部41の後部には、揺動部46が設けられている。揺動部46は、本体部41に対して位置が固定された軸46xを有し、軸46xを中心に揺動することができる。また、揺動部46の前部には、ピン46pが設けられている。揺動部46の揺動によって、ピン46pの位置は、レールの幅方向に変動する。また、本体部41には、前後方向に延在する溝41g(長孔)が設けられている。溝41gは、その前方が屈曲した形状を有する。
スライド部42は、本体部41に支持されており、本体部41上を前後方向に摺動可能に設けられている。また、スライド部42は、バネなどの弾性体45によって、前方に付勢されている。スライド部42の背面には、案内溝42Gが設けられている。スライド部42が前後方向に摺動することで、前述のピン46pが、案内溝42G内に出入りする。
また、スライド部42の前端には、係合部43が設けられている。係合部43は、図示しない軸を中心に揺動可能に支持されている。係合部43は、前述の溝41g内を摺動するピン43pを有する。また、係合部43は、スライド部42と共に前後方向に摺動するように設けられている。
さらに、レールロック部40は、係合部43と係合可能なフック44を有する。フック44は、内側レール(レール部材331)に固定されている。
例えば、使用者が引出し20を閉めるときには、レール部材331に固定されたフック44が後方へ移動する。フック44は、係合部43及びスライド部42に当接して、係合部43及びスライド部42を後方へ押し込む。これにより、係合部43及びスライド部42は、後方へ移動する。このとき、係合部43のピン43pは、屈曲した溝41gに沿って動くため、図5に表したように係合部43の向きが変化する。つまり、係合部43が閉じる。これにより、係合部43とフック44とが噛み合うことで、レール部材331とレール部材333とがロックされる。
逆に、引出し20が開くときには、スライド部42及び係合部43が前方へ移動することで、ピン43pが溝41gに沿って前方へ動く。これにより、係合部43が開くことで、フック44が係合部43から解放されて、ロックが解除される。
図6を参照して、レールロック部40の動作について、さらに説明する。
図6は、実施形態に係るキャビネットのレールロック部の動作を例示する平面図である。
図6は、図4及び図5に関して説明した、揺動部46及び案内溝42Gを拡大して示している。
前述したように、引出し20を閉めるときには、スライド部42が後方へ移動する。すなわち、案内溝42Gが後方へ移動する。これにより、ピン46pが、開口部42eから案内溝42G内に入る。その後、使用者が引出し20をさらに後方へ押し込むと、ピン46pは、矢印A1のように案内溝42G内を移動する。その後、使用者が引出し20から手を離すと、ピン46pは、矢印A2のように案内溝42G内を移動してロック面42fに当接する。ピン46pがロック面42fに当接することで、スライド部42は、前方に移動しなくなる。これにより、図5のように、係合部43とフック44とが噛み合った状態が維持されて、引出し20がロックされる。
引出し20を開けるときに、使用者が引出し20を後方へ押し込むと、スライド部42は後方へ移動する。すなわち、案内溝42Gが後方へ移動する。これにより、ピン46pは、矢印A3のように案内溝42G内を移動する。その後、使用者が引出し20から手を離すと、ピン46pは、矢印A4のように案内溝42G内を移動して開口部42eから案内溝42Gの外へ出る。これにより、スライド部42が前方に移動して、図4のようにフック44が係合部43から解放され、ロックが解除される。
この際、スライド部42は、弾性体45によって前方に付勢されているため、スライド部42を介して、フック44及びレール部材331に前方に力が加えられる。これにより、引出し20が前方に開く。
なお、ロック解除機構(レールロック部40)を第3のレール33の後端に設けずに、第1のレール31の後端、及び、第2のレール32の後端、の少なくともいずれかに設けてもよい。但し、例えば、使用者が前板25の左端を押した場合、右側のレールに設けられたロック解除機構に十分に力が伝達されず、引出し20が開きにくい場合がある。このため、ロック解除機構は、キャビネット100の左右方向における中央に位置することが望ましい。例えば、図1に表したように、底面23の左右方向における中央に設けられた第3のレール33に、レールロック部40を設けることが望ましい。これにより、使用者が引出し20の端を押した場合、引出し20がさらに開きやすくなる。
図7は、実施形態に係る別のキャビネットを例示する側面図である。
図7に表した例では、レールロック部40の代わりに、ロック機構として磁性体(マグネット)51、52が設けられ、ロック解除機構として弾性体53(バネ)が設けられている。
引出し20を閉じると、前板25と底板13との間に設けられた磁性体51、52が接触することで、引出し20がロックされる。引出し20がロックされた状態で、使用者が引出し20を後方へ押し込むと、前板25と天板14との間に設けられた弾性体53が縮む。使用者が引出し20から手を離すと、弾性体53の復元力によって引出し20に前方に向かう力が作用する。これにより、ロックが解除される。
このように、ロック機構とロック解除機構とは、別々に設けられてもよいし、キャビネットの後方に設けられなくてもよい。ロック機構やロック解除機構が設けられる位置は任意である。例えば、弾性体53aのように筐体10の後方にロック解除機構を設けてもよい。但し、前述した通り、ロック解除機構は、キャビネットの左右方向における中央に位置することが望ましい。これにより、使用者が引出し20の端を押しても、ロックを解除しやすくすることができる。
なお、実施形態に用いられるロック機構及びロック解除機構は、上記の例に限らない。キャビネット100は、プッシュオープン式のキャビネットであればよい。
次に図8(a)〜図8(d)を参照して、キャビネット100の組立について説明する。
図8(a)〜図8(d)は、実施形態に係るキャビネットの組立手順を説明する側面図である。
図8(a)に表したように、まず、所定の高さを有する治具5を筐体10の内部に設置する。治具5は、筐体10の側板12及び底板13に当接している。治具5の上にレール部材323を載置した状態で、レール部材323(外側レール)を側板12に固定する。これにより、レール部材323の高さが定まる。なお、図8に示す治具は、レール部材等の高さを定めるものであり、その形状は図示したものに限らず任意である。
その後、図8(b)に表したように、レール部材323にレール部材322、321(中間レール及び内側レール)を挿入する。また、底板13の上に所定の高さを有する治具6を設置し、治具6の上に引出し20を載置する。そして、この状態で、レール部材321を引出し20の側面に固定する。これにより、第2のレール32の高さや引出し20の高さが定められる。なお、治具6の高さ(厚さ)は、第3のレール33の高さよりも僅かに高く設定されている。
また、図示を省略した第1のレール31も、第2のレール32と同様にして設置される。これにより、引出し20は、第1のレール31及び第2のレール32により支持される。
その後、図8(c)に表したように、底板13の左右方向における中心部に、第3のレール33のレール部材333(外側レール)を固定する。このとき引出し20は、筐体10から取り外されていてもよい。
次に、図8(d)に表したように、レール部材333にレール部材332、331(中間レール及び内側レール)を挿入する。この状態で、レール部材331を引出し20の底面23に固定する。
以上説明したように、まず、治具を用いて引出し20の高さを定め、第1のレール31及び第2のレール32に引出し20を支持させる。その後に、引出し20と底板13との間に第3のレール33を設置する。これにより、引出し20の荷重が第3のレール33に掛からないようにすることができ、既に述べたように引出し20の重さによる不具合の発生を抑制できる。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、筐体、引出し、レール、ロック解除機構などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置、設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
5、6 治具、 10 筐体、 10e 開口、 11、12 側板、 13 底板、 14 天板、 15 背面板、 20 引出し、 21 第1の側面、 22 第2の側面、 23 底面、 25 前板、 31 第1のレール、 32 第2のレール、 33 第3のレール、 40 レールロック部、 41 本体部、 41g 溝、 42 スライド部、 42G 案内溝、 42e 開口部、 42f ロック面、 43 係合部、 43p ピン、 44 フック、 45 弾性体、 46 揺動部、 46p ピン、 46x 軸、 51 磁性体、 53、53a 弾性体、 100 キャビネット、 311〜313 レール部材、 311a、311b、312a、312b、313a、313b 屈曲部、 314、315 ボール、 321〜323 レール部材、 331〜333 レール部材

Claims (4)

  1. 開口を有する筐体と、
    前記開口から前記筐体に収納され、前記筐体内へ押し込まれることで開く引出しであって、第1の側面と、前記第1の側面とは反対側の第2の側面と、底面と、を有する引出しと、
    前記第1の側面に設けられた第1のレールと、
    前記第2の側面に設けられた第2のレールと、
    前記底面に設けられた第3のレールと、
    を備えたことを特徴とするキャビネット。
  2. 前記底面に設けられたレールは、1つであり、
    前記第3のレールは、前記底面の左右方向における中央に位置することを特徴とする請求項1記載のキャビネット。
  3. 前記引出しは、前記筐体に収納された状態でロックされ、
    前記引出しが前記筐体内に押し込まれることで前記引出しのロックを解除するロック解除機構は、前記キャビネットの左右方向における中央に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のキャビネット。
  4. 前記ロック解除機構は、前記第3のレールに設けられ、
    前記引出しによって前記第3のレールに掛かる荷重は、前記引出しによって前記第1のレールに掛かる荷重よりも小さく、前記引出しによって前記第2のレールに掛かる荷重よりも小さいことを特徴とする請求項3記載のキャビネット。
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JP7354785B2 (ja) 2019-11-13 2023-10-03 コクヨ株式会社 ワゴン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7354785B2 (ja) 2019-11-13 2023-10-03 コクヨ株式会社 ワゴン

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