JP2017203971A - クリアファイル用スタンド基板およびクリアファイル用スタンド基板付きクリアファイル - Google Patents

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Abstract

【課題】クリアファイルと一体的に、かつ、看者の購買意欲をそそる態様で販売されるクリアファイル用スタンド基板等の提供。【解決手段】支持辺を有する起立部と、底面部と、前面飾部と、起立部および底面部を連絡する底面部折曲線とを備える略平板状のクリアファイル用スタンド基板であって、上辺および一側辺が開放されたクリアファイルに収納されたときに、前記起立部および前記底面部が露出せず、前記クリアファイルの上辺から前記前面飾部が露出することを特徴とするクリアファイル用スタンド基板。【選択図】図3

Description

本発明は、面陳列用のクリアファイルのスタンドとなるクリアファイル用スタンド基板およびクリアファイル用スタンド基板付きクリアファイルに関する。
従来から、クリアファイルに紙類を収納して保管・移動することができる、二枚のシートを重ね合わせ二辺をシールしたクリアファイルが知られている(例えば、特許文献1)。
また、クリアファイルのシートに装飾デザインや筆記可能な塗装(例えば、特許文献2)を施すことも行われ、装飾効果や機能性の目新しさはユーザの興味を引き付け、宣伝広告効果や購買意欲の向上に大いに貢献している。
特開2003−025778号公報 実用新案登録第3160161号公報
イベント会場などで出演者・キャラクターの肖像・画像等が印刷されたクリアファイルが販売されており、クリアファイルの購入者は、クリアファイルに紙類を収納して保管・移動するという、いわばクリアファイルの本来的な利用方法の他に、クリアファイルを面陳列(ディスプレイ)してクリアファイルの表面や裏面に印刷等された肖像・画像等を鑑賞するという楽しみ方をするケースがある。このクリアファイルの面陳列に際して、机などに載置する場合には、クリアファイル自体は薄いため単独で起立させることが困難であるため、クリアファイルのスタンドが必要となる。そのスタンドが予め組み立てられたものであると嵩張り、取り扱いが煩雑となるため、クリアファイル用スタンド基板を必要に応じて組み立ててスタンドを実現することができれば便利である。そのうえで、クリアファイルとクリアファイル用スタンド基板が取り扱いやすい状態で一体的に、かつ、看者の購買意欲を喚起する態様で供されることが望ましい。
そこで、本発明は、クリアファイルと一体的に、かつ、看者の購買意欲を喚起する態様で供されるクリアファイル用スタンド基板およびクリアファイル用スタンド基板付きクリアファイルを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、以下の技術手段により実現される。
[1]支持辺を有する起立部(20)と、底面部(22)と、前面飾部(21)と、起立部および底面部を連絡する底面部折曲線(22a)とを備える略平板状のクリアファイル用スタンド基板であって、
上辺および一側辺が開放されたクリアファイルに収納されたときに、前記起立部および前記底面部が露出せず、前記クリアファイルの上辺から前記前面飾部が露出することを特徴とするクリアファイル用スタンド基板。
[2]前記底面部折曲線に沿って折り曲げて組み立てられると、前記起立部が前記底面部に対して起立した状態となり、
前記起立部の支持辺にクリアファイルを立て掛けて面陳列することができることを特徴とする[1]に記載のクリアファイル用スタンド基板。
[3]前記底面部が、前記支持辺に立て掛けて面陳列されたクリアファイルの下辺の移動を規制する係止片(28)と、係止片の根元に設けられた係止片折曲線(28a)とを備え、
前記係止片が、前記支持辺に立て掛けて面陳列されたクリアファイルを押圧して上面視アーチ形とする位置に配置されていることを特徴とする[2]に記載のクリアファイル用スタンド基板。
[4]前記底面部が、前記起立部に挿入される爪部(26、27)と、爪部の根元に設けられた爪部折曲線とを備え、
前記起立部が、前記爪部を挿入可能な被挿入部を有することを特徴とする[2]または[3]に記載のクリアファイル用スタンド基板。
[5]前記起立部が、後面部と、前記支持辺を有する左側面部(24)と、前記支持辺を有する右側面部(25)と、前記後面部と前記左側面部とを連絡する左側折曲線(24a)と、前記後面部と前記右側面部とを連絡する右側折曲線(25a)とを備えることを特徴とする[2]ないし[4]のいずれかに記載のクリアファイル用スタンド基板。
[6]前記左側面部および前記右側面部が、それぞれ中抜き形成された被挿通部をそれぞれ備えることを特徴とする[5]に記載のクリアファイル用スタンド基板。
[7]さらに、前記底面部と前記前面飾部とを連絡する前面飾部折曲線(21a)を備え、
前記前面飾部折曲線に沿って前記前面飾部を折り曲げると、前記前面飾部が前記起立部と対向して起立した状態となることを特徴とする[5]または[6]に記載のクリアファイル用スタンド基板。
[8]前記前面飾部折曲線(21a)、前記底面部折曲線(22a)、前記左側折曲線(24a)および前記右側折曲線(25a)を第一の方向に折り曲げることで前記起立部の支持辺にクリアファイルを立て掛けて面陳列可能に組み立てることができること、
前記前面飾部折曲線(21a)、前記底面部折曲線(22a)、前記左側折曲線(24a)および前記右側折曲線(25a)を第一の方向と異なる第二の方向に折り曲げることで前記起立部の支持辺にクリアファイルを立て掛けて面陳列可能に組み立てることができることを特徴とする[5]ないし[7]のいずれかに記載のクリアファイル用スタンド基板。
また、[1]ないし[8]のいずれかに記載のクリアファイル用スタンド基板において、前記後面部が、掛止具を用いて掛止させるときの目印となるマークを備えることを特徴としてもよい。
[9][1]ないし[8]のいずれかに記載のクリアファイル用スタンド基板が収納されたクリアファイル用スタンド基板付きクリアファイル。
[10]前記前面飾部の左右方向の幅が、前記クリアファイルの左右方向の幅より僅かに小さいことを特徴とする[9]に記載のクリアファイル用スタンド基板付きクリアファイル。
本発明によれば、クリアファイルと一体的に、かつ、看者の購買意欲を喚起する態様で供されるクリアファイル用スタンド基板およびクリアファイル用スタンド基板付きクリアファイルを提供することが可能となる。
クリアファイルを僅かに開いた状態の正面図である。 スタンド基板の展開図である。 クリアファイルにスタンド基板を収納した状態における正面図である。 スタンド基板の組み立て手順を示す図である。 スタンドの組立て完成図であり、(a)斜視図、(b)側面図である。 スタンドにクリアファイルを立て掛けた使用状態を示す斜視図である。 図6におけるクリアファイルが湾曲した状態のイメージを示す部分拡大図である。 クリアファイルにスタンド基板(変形例)を収納した状態における正面図である。
本発明は、規格サイズの紙(例えば、A4、B4)等を収納できる大きさに作製されたクリアファイルと、そのクリアファイルを面陳列する際に用いられるスタンドのスタンド基板に関する。
クリアファイルの使い方として、規格サイズの紙を収納して保管等するいわゆる本来的な使い方に加え、クリアファイルをスタンドに立て掛けることで面陳列して鑑賞用とする使い方を前提としている。例えば、コンサートで歌手の画像が印刷されたクリアファイルが配付されることがあり、当該クリアファイルを綺麗に飾りたいというファンのニーズに本発明は応えるものでもある。
以下では、本発明のクリアファイルとスタンド基板の詳細を実施形態例により説明する。
[クリアファイル]
図1は、実施形態例に係るクリアファイルFを僅かに開いた状態の正面図である。
実施形態例に係るクリアファイルFは、主にA4サイズの紙を収納できる大きさの公知の構造を有するクリアファイルであり、横幅および高さの各寸法は略220mmおよび略310mmである。
透光性を備えた樹脂(例えば、PP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)等)のシートの中央部分に型押ししたスジに沿って折り曲げて二枚重ねとし、上記折り曲げにより形成された折曲辺11に接する1つの接合辺12を熱や超音波を用いた溶着等で接合することによって、樹脂シートを袋状としている。接合辺12は、熱や超音波を用いた溶着等によって形成される接合部121と共に形成してもよい。接合部121は、折曲辺11近傍を非接合とする長さで形成されている。そして、残り二箇所の開上辺13、開側辺14から紙を挿入し、二枚の樹脂シートの間に紙を挟持させるように収納するものである。
開側辺14の上部には、収納された紙を取り出すための指掛用凹部15が設けられている。
開側辺14の下部には、接合辺12の接合の剥離を防止するための応力分散用凹部16が設けられている。
二枚の樹脂シートのそれぞれの表面および裏面に、任意の画像(例えば、イベント出演者・キャラクターの肖像・画像等)を印刷などにより施すことができる。実施形態例に係るクリアファイルFは、少なくとも二枚の樹脂シートのいずれかの表面または裏面に外部から視認可能に任意の画像が施されている。
[スタンド基板]
図2は、実施形態例に係るスタンド基板Pの展開図である。以下の説明における上下方向は図2における上下方向を指すものとする。
実施形態例に係るスタンド基板Pは、透光性を備えた樹脂(例えば、PP(ポリプロピレン)やPET(ポリエチレンテレフタレート)等)からなるビク型などにより打ち抜かれて作製された平板状の組立て用基板であり、起立部20、前面飾部21、底面部22を備えている。起立部20は、後面部23、左側面部24、右側面部25(以下、左側面部24および右側面部25を総称して「両側面部24、25」という場合がある。)を備えて構成されている。左側面部24は支持辺24cを有し、右側面部25は支持辺25cを有しており、組立完成後、支持辺24c、25cによりクリアファイルFが支持される。支持辺24c、25cは、クリアファイルFを安定して支持可能な長さの接触を確保できれば、直線により構成する必要は無く、例えば凹凸を設けたり雲形としてもよい。両側面部24、25と底面部22との間には、左側切り欠き42および右側切り欠き43が設けられている。
実施形態例に係るスタンド基板Pは、透明または半透明であるが、非透光性のものであってもよい。なお、PPやPETは、コスト低廉、軽量かつ可撓性を有するとの利点を有し、しかも美麗で高級感を醸し出すことができる。
スタンド基板Pの厚みは、0.2〜1.5mmの範囲で設定することができるが、0.2mmだと強度に優れず、また0.6mmを越えると折り曲げ容易性が損なわれるため、0.3〜0.5mmの範囲の厚みとすることが好ましい(実施形態例では0.4mmとした。)。
略かまぼこ型の前面飾部21の横幅および高さの各寸法は略217mmおよび略40mmであり、略T字状形の底面部22の横幅および高さの各寸法は略219mmおよび略80mmであり、略長方形の後面部23の横幅および高さの各寸法は略89mmおよび略225mmであり、両側面部24、25の略直角台形の上辺(長辺)、下辺(短辺)および高さの各寸法は略65mm、略35mmおよび略225mmである。
図2中において符号wにより示す、前面飾部21の横幅寸法(左右幅寸法)は略217mmであり、クリアファイルFの横幅寸法(左右幅寸法)の略220mmよりも僅かに小さく(3mm分だけ小さく)構成している。ここで前面飾部21の横幅寸法wの大きさは、実施形態例の数値に限定されず、クリアファイルFの横幅寸法よりも例えば1〜20mm(好ましくは2〜14mm、より好ましくは2〜8mm)分だけ小さく構成することができる。
また、図2中において符号hにより示す高さ寸法は略304mmであり、クリアファイルFの高さ寸法が略310mmであることと、クリアファイルFの接合部121がクリアファイルFの最下端から略6mmの高さ位置まで形成されていることに基づき、後述するクリアファイルFの最深部までスタンド基板Pの下辺29を挿入して収納した状態では、符号hにより示す高さの領域までがクリアファイルFに収納される領域となる。
なお、各部21〜25の角部は取り扱いの便宜のためにR処理されている。
前面飾部21の下端は、折曲線21a部分で底面部22の上端と連接しており、底面部22の下端は折曲線22a部分で後面部23の上端と連接している。ただし、折曲線21aは必須の構成要素ではなく、設け無くともよい。折曲線21aを設けない態様においては、前面飾部21は底面部22と同一平面からなる底面を構成する。折曲線22aは、底面部22を折り曲げて後面部23を起立させる作用を奏する。折曲線22aによる折り曲げは、前方または後方の一方向に折り曲げて使用することが通常であるが、前方および後方の両方向に折り曲げて使用可能に構成してもよく、この場合、後述の折曲線24aおよび折曲線25aも両方向に折り曲げ可能に構成する必要がある。また、折曲線22aを両方向に折り曲げ可能とする場合、前面飾部21の表面および裏面に描画する画像の方向に注意する必要がある。
また、略長方形状の後面部23の左右両端は、折曲線24aおよび折曲線25a部分で対称形状の両側面部24、25と連接している。前面飾部21には、スリットは設けられておらず、比較的大きな画像を印刷するための綺麗な面が確保されている。前面飾部21の高さ(短手方向の幅)は、前面飾部21を除くスタンド基板Pの高さhの、例えば1/3〜1/15(好ましくは1/5〜1/12)の範囲で設定されるが、少なくとも横幅方向中央部の高さを2cm以上確保することが好ましい。
各折曲線はプレスにより折筋部(押圧薄部)が形成されていて折り曲げが容易になっている。折曲部としての各折曲線は折り曲げが可能であればどのように形成されていてもよい。
折曲線21a、折曲線22a、折曲線24aおよび折曲線25aのような長さのある折曲線は、一定ピッチ(例えば、10mmピッチ)で貫通孔および折筋部が連続するミシン目状に形成されていると折り曲げがさらに容易となる。
前面飾部21には、表面および裏面に、任意の画像(例えば、イベント名・開催年、イベント出演者・キャラクターの肖像・画像等)を印刷などにより施すことができる。実施形態例に係る前面飾部21には、少なくとも表面(図2に表れる面)に任意の画像が施されている。前面飾部21および底面部22に跨がる模様等を描画してもよいし、後述の爪部26、27および係止片28を前面飾部21および底面部22と異なる模様等にしてもよい。クリアファイルFの所定の画像と関連した画像を表示して看者の購買意欲を喚起することが可能な表示が好適であるが、ノベルティ用の画像を表示するのでもよい。実施形態例では、前面飾部21の上辺21bを円弧状としているが、図示の態様に限定されるものではなく、任意の形状とすることができる(後述の変形例も参照のこと)。
底面部22には、折曲線24aと折曲線25aのほぼ延長上の位置を基端(折曲線26a、27a)として起立可能に、一対の略かまぼこ型に形成されたスリット(切込み)により区分けされる、爪部26、27が形成されている。爪部26、27の横幅および高さの各寸法は、略20mmおよび略20mmである。後述する被挿入部24b、25bへの挿入の容易化と係合状態から簡単に脱しないようにするため爪部26、27の略中央部に折曲線26a、27aと平行な折曲線26b、27bが形成されている。
また、底面部22には、後面部23よりの端部から略65mmの位置に左右方向の略中央の位置を基端(折曲線28a)として起立可能に、一対の略かまぼこ型に形成されたスリット(切込み)により区分けされる、係止片28が形成されている。実施形態例に係る係止片28の横幅および高さの各寸法は、略20mmおよび略10mmである。後面部23よりの端部からの距離である略65mmは、両側面部24、25の略直角台形の上辺(長辺)の長さとほぼ等しく、これも後述する立て掛けられたクリアファイルFが湾曲した状態となることを実現する一要因となっている。なお、係止片28の横幅および高さの各寸法は適宜変更可能であり、例えば、係止力を高めるために横幅および高さの寸法を実施形態よりも大きな値としてもよい。
後面部23の開放端部よりの端部から略25mmの位置に径略1mmの円形のマーク41が付されており、後述するスタンドSを掛止具としての画鋲などを用いて被掛止体としての壁などに掛止するための画鋲などを刺す位置の目印となる。マーク41は円形に限定されず、星形、多角形、キャラクターなどの画像であってもよい。
左側面部24の底面部22よりの端部から略10mmの位置に左右方向にほぼ沿って略20mmのスリットにより爪部26を組み立て時に挿入可能な被挿入部24bが形成されている。被挿入部24bの位置・寸法は、挿入のし易さや、抜けにくさ、強度の面から最適なものが採用されている。
また、左側面部24の底面部22よりの端部の一部には凸状の突起部31が形成されている。突起部31の横幅および高さの各寸法は、略5mmおよび略0.4mmである。
同様に、右側面部25の底面部22よりの端部から略10mmの位置に左右方向にほぼ沿って略20mmのスリットにより爪部27を組み立て時に挿入可能な被挿入部25bが形成されている。被挿入部25bの位置・寸法は、挿入のし易さや、抜けにくさ、強度の面から最適なものが採用されている。
また、左側面部25の底面部22よりの端部の一部には凸状の突起部32が形成されている。突起部32の横幅および高さの各寸法は、略5mmおよび略0.4mmである。突起部31、32は、後述するスタンドSの組立て完成状態において、スタンド基板Pの厚み寸法0.4mm分の段差を吸収して容易に倒れないように安定させる支持脚として機能する。なお、突起部31、32は必須の構成要素ではない。
[クリアファイルにスタンド基板を収納した状態]
図3は、クリアファイルFにスタンド基板Pを収納した状態における正面図である。
クリアファイルFの最深部までスタンド基板Pの下辺29を挿入して収納した状態において、クリアファイルFの開放辺13(開放上辺)から表示領域としての前面飾部21が露出する。流通時には図3の状態で透明パッケージに封入されたものが店頭に置かれ、前面飾部21に施された所定の画像とクリアファイルFに施された所定の画像とが相俟って看者の購買意欲を喚起する。図3とは異なり、表裏反転配置された画像の異なる複数枚のクリアファイルFの間にスタンド基板Pを挟んでパッケージに封入してもよく、この場合、表面と裏面から異なる画像(例えば、猫の画像と犬の画像)を看取させることが可能となる。
また、クリアファイルFに収納されずに飛び出て露出する前面飾部21は、スタンド基板P全体のごくわずかな領域であり、嵩張ることなく取り扱いやすい状態で、クリアファイルFとスタンド基板Pが一体的に提供されることとなる。
なお、販売等に際しては、クリアファイルFにスタンド基板Pを収納したセット(図3のもの)を、別体の視認性を阻害しない透明な包装用ビニルなどで包装した状態としてもよい。
[スタンド基板の組み立て]
図4等を参照しながら、スタンド基板Pを組み立ててスタンドSを完成する手順を説明する。例えば、クリアファイルFにスタンド基板Pを収納した状態のセットを購入した者が、クリアファイルFからスタンド基板Pを取り出してスタンド基板Pを組み立てる。
まず、スタンド基板Pを図2に表された状態から表裏面が逆になるように裏返した状態に位置させる。なお、谷折り等は、この裏返した状態におけるスタンド基板Pを基準とした上面視における方向を前提とする。
次に、折曲線21aに沿って谷折りし、底面部22に対して前面飾部21を略90度の角度に起立させる。また、折曲線22aに沿って谷折りし、底面部22に対して後面部23を略90度の角度に起立させる。また、折曲線24aおよび折曲線25aに沿って谷折りし、それぞれ後面部23に対して両側面部24、25を略90度の角度に前方(前面飾部21の方向)へ折り曲げて互いに向き合わせる。底面部22が略T字状形であるため両側面部24、25との間にスペースが形成されているので上記の折曲線24aおよび折曲線25aの谷折りが容易となっている。
さらに、折曲線26aおよび折曲線27aに沿って谷折りし、それぞれ底面部22に対して爪部26、27を略90度の角度に起立させる。このとき、折曲線26bおよび折曲線27bに沿って谷折りし、略30度の角度に折り曲げる。爪部26、27をそれぞれ被挿入部24b、25bに挿入し、容易に脱しない状態に係合させる。これにより、スタンドSの組立て完成状態が容易に崩れないように安定的・継続的に保持することを可能としている。また、突起部31、32の存在によりスタンド基板Pの厚み寸法0.4mm分の段差を吸収して組立て完成状態のスタンドSが容易に倒れないように安定化させることを可能としている。
そして、折曲線28aに沿って谷折りし、底面部22に対して係止片28を略90度の角度に起立させる。
上記すべての折り曲げ作業が谷折りであるため容易に実施することができる。
[スタンドの組立て完成状態]
以下では説明の便宜上、組立前の状態を前面飾部21、底面部22、後面部23、両側面部24、25の付番で説明し、組み立て後の状態を前面飾部211、底面部221、後面部231、左側面部241、右側面部251の付番で説明する。
図5(a)の斜視図に示すように、組立て完成状態のスタンドSは、一枚のスタンド基板Pを折り曲げてなる前面飾部211、底面部221、後面部231、左側面部241、右側面部251が一体に形成され、後面部231、左側面部241および右側面部251が起立部20を構成している。
左側面部241および右側面部251は、正立(垂直状態)から略5度の角度で後傾する斜辺である支持辺24c、25cを有しており、クリアファイルFをそれらの斜辺に立て掛けるとともに、クリアファイルFの下端部を係止片28によりさらに前方へ移動することを規制することができ、クリアファイルFの面陳列が可能となっている。
また、図3に示すように、クリアファイルFにスタンド基板Pを収納した状態では、露出して表示領域として看者の購買意欲を喚起する機能を果たした前面飾部21が、組立て完成状態のスタンドSでは前面飾部211となっており、面陳列されるクリアファイルFの装飾的な機能を果たし、看者の満足感をより一層高めることに寄与する。
また、図5(b)の側面図に示すように、前面飾部211と係止片28の間の距離は略14mmであり、前面飾部211の大きさ・形状等とクリアファイルFの大きさ・形状等のバランスから、立体感を与え、看者の美感に訴えるデザイン・装飾的効果が最大限となるようなスペースが設けられている。
[スタンドにクリアファイルを立て掛けた使用状態]
図6は、スタンドSにクリアファイルFを立て掛けて面陳列した使用状態を示す斜視図であり、透過的に見える部分を点線で図示している。スタンドSは机や棚等の上に載置されるのみでなく、画鋲等により壁等に掛止させられてもよい。
クリアファイルFの表面または裏面のいずれかを前面(陳列面)にし、クリアファイルFの後面の少なくとも一部は、スタンドSの左側面部241および右側面部251の後傾する斜辺である支持辺24c、25cと接している。左側面部241および右側面部251の傾斜に導かれてクリアファイルFの陳列面もやや上方に向くこととなり、看者の視認性の向上が図られる。
クリアファイルFの下端部の大部分は底面部221と接しており、クリアファイルFの下端部は係止片28によりさらに前方へ移動することが規制されている。
図7の部分拡大図(イメージ)に示すように、スタンドSに立て掛けられたクリアファイルFは、わずかに後方に凸に湾曲した状態で係止させられる。別の言い方をすれば、支持辺24c、25cに立て掛けられたクリアファイルFは、係止片28に接合辺12の中央部分を押圧されて上面視アーチ形となる。これは、係止片28の位置・大きさと、スタンドSの左側面部241および右側面部251の位置・傾斜などの関係に起因する。クリアファイルFがわずかに湾曲した状態で保持されると、デザイン性の高い曲面シルエットが実現できるとともに、クリアファイルFをスタンドSに立て掛けた姿勢の維持性が高くなるという利点がある。
面陳列されるクリアファイルFに施された所定の画像に、スタンドSの前面飾部211に施された所定の画像が装飾的に加わり、看者の満足感を相乗的に高めることができる。
なお、クリアファイルFは、横向き(長手方向が左右方向の向き)に立て掛けられることがあってもよい。また、クリアファイルの下辺29の中央部分またはその近傍(或いは、折曲辺11の中央部分またはその近傍)に係止片28を挿入するための挿入孔を設けてもよい。
[変形例]
図8は、クリアファイルFにスタンド基板P´を収納した状態における正面図である。スタンド基板P´のクリアファイルFの開放辺13(開放上辺)から露出する表示領域としての前面飾部21´の上辺21b´が波型に形成されている。なお、上辺21b´は波型に限定されず、例えば動物の耳型などの任意の形状に形成されてよい。
スタンドSの係止片28を利用することなく、クリアファイルFをスタンドSの左側面部241および右側面部251に立て掛けることであってもよい。複数のクリアファイルFを立て掛けるときなどには有益である。例えば、イベントの複数の出演者ごとや、各年のイベントごとのクリアファイルFを収集している場合では、複数のクリアファイルFを同時にスタンドSに立て掛けて保管しておくことが望まれることがある。
スタンドSの左側面部241(左側面部24)および右側面部251(右側面部25)に、クリアファイルFを挿通して格納するための中抜きして形成された長孔からなる被挿通部(不図示)をそれぞれ形成し、複数のクリアファイルFのうち面陳列しないものを被挿通部に挿通して保管しておけるようにしてもよい。
以上、本開示にて実施形態を単に例示として詳細に説明したが、本発明の新規な教示および有利な効果から実質的に逸脱せずに、その実施の形態には多くの改変例が可能である。例えば、クリアファイルFおよびスタンド基板Pの各部は、任意の数、位置、形状・材質等に適宜変更して形成されることであってよい。
F クリアファイル
P、P´ スタンド基板
S スタンド
11 折曲辺
12 接合辺(下辺)
121 接合部
13 開上辺
14 開側辺
15 指掛用凹部
16 応力分散用凹部
20 起立部
21、21´ 前面飾部
22 底面部
23 後面部
24 左側面部
25 右側面部
26、27 爪部
28 係止片
29 下辺
31、32 突起部
41 マーク
42 左側切り欠き
43 右側切り欠き
211 前面飾部(組立後)
221 底面部(組立後)
231 後面部(組立後)
241 左側面部(組立後)
251 右側面部(組立後)

Claims (10)

  1. 支持辺を有する起立部と、底面部と、前面飾部と、起立部および底面部を連絡する底面部折曲線とを備える略平板状のクリアファイル用スタンド基板であって、
    上辺および一側辺が開放されたクリアファイルに収納されたときに、前記起立部および前記底面部が露出せず、前記クリアファイルの上辺から前記前面飾部が露出することを特徴とするクリアファイル用スタンド基板。
  2. 前記底面部折曲線に沿って折り曲げて組み立てられると、前記起立部が前記底面部に対して起立した状態となり、
    前記起立部の支持辺にクリアファイルを立て掛けて面陳列することができることを特徴とする請求項1に記載のクリアファイル用スタンド基板。
  3. 前記底面部が、前記支持辺に立て掛けて面陳列されたクリアファイルの下辺の移動を規制する係止片と、係止片の根元に設けられた係止片折曲線とを備え、
    前記係止片が、前記支持辺に立て掛けて面陳列されたクリアファイルを押圧して上面視アーチ形とする位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載のクリアファイル用スタンド基板。
  4. 前記底面部が、前記起立部に挿入される爪部と、爪部の根元に設けられた爪部折曲線とを備え、
    前記起立部が、前記爪部を挿入可能な被挿入部を有することを特徴とする請求項2または3に記載のクリアファイル用スタンド基板。
  5. 前記起立部が、後面部と、前記支持辺を有する左側面部と、前記支持辺を有する右側面部と、前記後面部と前記左側面部とを連絡する左側折曲線と、前記後面部と前記右側面部とを連絡する右側折曲線とを備えることを特徴とする請求項2ないし4のいずれかに記載のクリアファイル用スタンド基板。
  6. 前記左側面部および前記右側面部が、それぞれ中抜き形成された被挿通部をそれぞれ備えることを特徴とする請求項5に記載のクリアファイル用スタンド基板。
  7. さらに、前記底面部と前記前面飾部とを連絡する前面飾部折曲線を備え、
    前記前面飾部折曲線に沿って前記前面飾部を折り曲げると、前記前面飾部が前記起立部と対向して起立した状態となることを特徴とする請求項5または6に記載のクリアファイル用スタンド基板。
  8. 前記前面飾部折曲線、前記底面部折曲線、前記左側折曲線および前記右側折曲線を第一の方向に折り曲げることで前記起立部の支持辺にクリアファイルを立て掛けて面陳列可能に組み立てることができること、
    前記前面飾部折曲線、前記底面部折曲線、前記左側折曲線および前記右側折曲線を第一の方向と異なる第二の方向に折り曲げることで前記起立部の支持辺にクリアファイルを立て掛けて面陳列可能に組み立てることができることを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載のクリアファイル用スタンド基板。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載のクリアファイル用スタンド基板が収納されたクリアファイル用スタンド基板付きクリアファイル。
  10. 前記前面飾部の左右方向の幅が、前記クリアファイルの左右方向の幅より僅かに小さいことを特徴とする請求項9に記載のクリアファイル用スタンド基板付きクリアファイル。
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