JP2017203907A - 立体画像観察システム - Google Patents

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    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
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Abstract

【課題】高コスト化を抑制しつつ、正確な立体画像を観察者に視認させることが可能な立体画像観察システムを提供する。【解決手段】立体画像観察システムは、立体ディスプレイ100および誘導枠410を含む。立体ディスプレイ100は、光線制御子1、複数の光線発生器2、制御装置3および記憶装置4により構成される。また、立体ディスプレイ100は、テーブル5に設けられる。立体ディスプレイ100においては、観察者10が立体画像300を観察する際に観察者10の眼の位置すべき領域が視域500として予め定義される。誘導枠410は、観察者10の眼を視域500から外れた位置から視域500に視覚的に誘導する。【選択図】図1

Description

本発明は、立体画像を観察可能な立体画像観察システムに関する。
立体画像を提示する種々の立体ディスプレイが開発されている(例えば特許文献1参照)。立体ディスプレイでは、一般に、スクリーンの前方または上方等の空間に立体画像が提示される。
特許文献1に記載された立体ディスプレイは、錐体形状の光線制御子を有する。光線制御子は、その錐体形状の底部が基準面上に開口するように配置される。基準面の下方に複数の走査型プロジェクタが固定された回転台が設けられる。各走査型プロジェクタは、回転軸を中心に回転台上で回転しつつ、光線制御子の外側から複数の光線からなる光線群を光線制御子の外周面に照射する。光線制御子は、各走査型プロジェクタにより照射された各光線を周方向において拡散させずに透過させる。それにより、錐体形状の光線制御子の上方および内部に立体画像が表示される。
特開2011−48273号公報
上記の立体ディスプレイにおいては、観察者が光線制御子の周囲の予め定められた領域(視域)から光線制御子の上方および内部を見た場合に立体画像が表示されるように、各走査型プロジェクタが出射すべき光線群が制御装置により制御される。そのため、観察者の眼の位置が視域からずれると、不完全な立体画像が視認されることになる。そこで、特許文献1には、カメラにより観察者の眼の位置を追跡し、眼の位置で正確な立体画像が視認されるように制御装置により光線群を補正することが記載されている。この場合、制御装置における処理が煩雑化する。そのため、制御装置に高い処理能力が求められ、立体ディスプレイが高価になる。
また、上記の方法では、カメラによる撮像処理、取得される画像データをカメラから制御装置に転送する処理、画像データから眼の位置を検出する処理、および眼の位置に基づいて光線群を補正する処理が全て行われた後、立体画像が提示される。そのため、撮像処理から立体画像が提示されるまでの一連の処理にかかる時間が長いと、観察者は、一連の処理が行われている間(例えば、2または3フレーム分の表示期間)不完全な立体画像を視認することになる。たとえ高い処理能力を有する制御装置を用いても、上記の一連の処理にかかる時間の短縮化には限界がある。
本発明の目的は、高コスト化を抑制しつつ、正確な立体画像を観察者に視認させることが可能な立体画像観察システムを提供することである。
(1)本発明に係る立体画像観察システムは、予め定義された線状に延びる視域から立体画像が観察されるように立体形状データに基づく立体画像を表示する立体ディスプレイと、観察者の眼を視域から外れた位置から視域に視覚的に誘導する誘導手段とを備える。
その立体画像観察システムによれば、観察者の眼が視域から外れた位置から視域上の位置に視覚的に誘導される。この場合、観察者の眼の位置に応じて立体ディスプレイにより表示される立体画像を補正するような煩雑な処理を行う必要がない。したがって、煩雑な処理を実行するために高い処理能力を有する高価な立体ディスプレイを用いる必要がない。その結果、高コスト化を抑制しつつ、正確な立体画像を観察者に視認させることが可能になる。
(2)誘導手段は、観察者の眼が視域上の位置および視域から外れた位置にある状態で観察者が視認可能な画像を指標として表示する指標表示部を含み、指標表示部は、観察者の眼が視域上の位置にある状態で観察者により指標が第1の画質で視認され、観察者の眼が視域から外れた位置にある状態で観察者により指標が第1の画質よりも低い第2の画質で視認されるように指標を表示してもよい。
この場合、観察者は、指標をより高い画質で視認できるように眼を視域外の位置から視域上の位置に移動させる。それにより、観察者の眼が視域上に誘導される。
(3)第1および第2の画質は、指標の変形度合いを示し、第2の画質の指標の変形度合いは第1の画質の指標の変形度合いよりも大きく、観察者の眼が視域に近づくにつれて観察者により観察される指標の変形度合いが小さくなってもよい。
この場合、観察者は、指標の変形度合いが小さくなるように眼を視域外の位置から視域上の位置に移動させる。それにより、観察者の眼が視域上の位置に誘導される。
(4)第1および第2の画質は、指標の欠損度合いを示し、第2の画質の指標の欠損度合いは第1の画質の指標の欠損度合いよりも大きく、観察者の眼が視域に近づくにつれて観察者により観察される指標の欠損度合いが小さくなってもよい。
この場合、観察者は、指標の欠損度合いが小さくなるように眼を視域外の位置から視域上の位置に移動させる。それにより、観察者の眼が視域上の位置に誘導される。
(5)指標表示部は、被投影物と、被投影物からの光線を反射して指標として視域に導く光学系とを含み、視域は、基準面に関して一方側に位置し、被投影物は、基準面に関して他方側に位置し、光学系は、被投影物を一方側に指標として結像させるとともに、観察者の眼が視域上の位置にある状態で被投影物の全体の像が観察者により視認され、観察者の眼が視域から外れた位置にある状態で被投影物の像の一部または全体が観察者により視認されないように被投影物からの光線の経路を限定してもよい。
この場合、被投影物が基準面に対して他方側に位置するので、基準面の一方側に観察者の眼を視域に誘導するための物理的な構成が設けられない。したがって、視域の側のスペースを有効に活用することができる。
(6)誘導手段は、視域に沿って設けられる枠体を含んでもよい。
この場合、観察者は、枠体により視域の位置を容易に認識することができる。それにより、観察者が眼を枠体に近づけることにより観察者の眼が視域外の位置から視域上の位置に誘導される。
本発明によれば、高コスト化を抑制しつつ、正確な立体画像を観察者に視認させることが可能になる。
第1の実施の形態に係る立体画像観察システムの模式的断面図である。 図1の立体画像観察システムの模式的平面図である。 図1および図2の立体画像観察システムに用いられる光線制御子の斜視図である。 第2の実施の形態に係る立体画像観察システムの模式的断面図である。 図4の立体画像観察システムの模式的平面図である。 レンチキュラ構造を有するシート状部材を用いて複数の指標を提示する方法を示す概念図である。 パララックスバリア構造を有するシート状部材を用いて複数の指標を提示する方法を示す概念図である。 図4および図5の立体画像観察システムにレンチキュラ構造またはパララックスバリア構造を有するシート状部材を適用した例を示す模式的断面図である。 第3の実施の形態に係る立体画像観察システムの模式的断面図である。 図9の立体画像観察システムの模式的平面図である。
[1]第1の実施の形態
第1の実施の形態に係る立体画像観察システムについて図面を参照しつつ説明する。図1は、第1の実施の形態に係る立体画像観察システムの模式的断面図である。図2は、図1の立体画像観察システムの模式的平面図である。図3は、図1および図2の立体画像観察システムに用いられる光線制御子の斜視図である。図1に示すように、本実施の形態に係る立体画像観察システムは、立体ディスプレイ100および誘導枠410を含む。
立体ディスプレイ100は、光線制御子1、複数の光線発生器2、制御装置3および記憶装置4により構成される。また、立体ディスプレイ100は、テーブル5に設けられる。テーブル5は、円形の天板51および複数の脚52からなる。天板51には、その中心部に円形孔部が形成されている。
図3に示すように、光線制御子1は、軸Zを中心として回転対称な円錐形状を有する。光線制御子1の底部は開口している。光線制御子1は、入射した光線が稜線方向Tにおいては拡散して透過しかつ軸Zを中心とする円周方向Rにおいては拡散せずに直進して透過するように形成されている。
図1に示すように、光線制御子1は、底部開口が上方を向くように天板51の円形孔部に嵌め込まれる。テーブル5の周囲にいる観察者10は、テーブル5の天板51の斜め上方から光線制御子1の内周面を観察することができる。
図1および図2に示すように、テーブル5の下方には、複数の光線発生器2が光線制御子1の軸Zを中心とする円周上に配置されている。複数の光線発生器2は、光線制御子1の斜め下方から光線制御子1の外周面に光線を照射するように設けられる。各光線発生器2は、光線を出射するとともにその光線を水平面内および垂直面内で偏向させることができる。それにより、各光線発生器2は、光線で光線制御子1の外周面を走査することができる。ここで、光線とは、拡散しない直線で表される光をいう。
図1の記憶装置4は、例えばハードディスクおよびメモリカード等からなる。記憶装置4には、立体画像300を提示するための立体形状データが記憶される。制御装置3は、例えばパーソナルコンピュータからなる。制御装置3は、記憶装置4に記憶される立体形状データに基づいて複数の光線発生器2を制御する。それにより、光線制御子1の上方に立体画像300が提示される。
立体ディスプレイ100においては、観察者10が立体画像300を観察可能な領域が視域500として予め定義される。観察者10の眼が視域500に位置するときに、観察者10は、歪みのない立体画像300の全体を観察することができる。視域500は、光線制御子1および複数の光線発生器2に対して特定の位置関係を有する。図1および図2に示すように、本例の視域500は、天板51よりも上方の位置で軸Zを中心として光線制御子1を取り囲みかつ一定幅を有する円環状の帯状領域である。また、本例の視域500は、下端よりも上端が軸Zに近くなるように傾斜しているが、視域500の向きはこれに限定されず、例えば視域500が水平面に垂直に定義されてもよい。
観察者10は、図1に太い二点鎖線で示すように、眼が視域500にある状態で視線を光線制御子1の方向に向けることにより正確な立体画像300を視認することができる。一方、観察者10は、眼が視域500から外れた状態で視線を光線制御子1の方向に向けても、正確な立体画像300を視認することができない。この場合、観察者10は、例えば立体画像300が表示されていることを認識できないか、本来的に認識されるべき形状から変形した立体画像300または一部が欠損した立体画像300を視認することになる。
そこで、本実施の形態では、観察者10の眼を視域に誘導する誘導手段として誘導枠410がテーブル5上に取り付けられる。図1および図2に示すように、誘導枠410は、2つの円環状枠部411、複数の連結軸412および複数の支柱413を含む。図2では、誘導枠410の形状が理解しやすいように、誘導枠410のうち1つの円環状枠部411がドットパターンで示される。
図1に示すように、複数の連結軸412は、2つの円環状枠部411が鉛直方向に一定間隔を隔てて重なるように、2つの円環状枠部411を連結する。
複数の支柱413は、2つの円環状枠部411が鉛直方向における視域500の上端部の高さおよび下端部の高さにそれぞれ位置するように、2つの円環状枠部411および複数の連結軸412をテーブル5上に支持する。
上記の構成によれば、観察者10は、誘導枠410により視域500の位置を容易に認識することができる。それにより、観察者10が眼を誘導枠410に近づけることにより、観察者10の眼が視域500外の位置から視域500内の位置に誘導される。この場合、観察者10の眼の位置に応じて立体ディスプレイ100により表示される立体画像300を補正するような煩雑な処理を行う必要がない。したがって、煩雑な処理を実行するために高い処理能力を有する高価な立体ディスプレイ100を用いる必要がない。その結果、高コスト化を抑制しつつ、正確な立体画像300を観察者10に視認させることが可能になる。
上記の例では、2つの円環状枠部411および複数の連結軸412は、複数の支柱413によりテーブル5上に支持されるが、本発明はこれに限定されない。2つの円環状枠部411および複数の連結軸412は、例えば立体ディスプレイ100が設置される部屋の天井等に支持されてもよい。
上記の円環状枠部411には、例えば視域500の位置を示す文字列または記号が付されてもよい。それにより、観察者10の眼の位置が視域500へより円滑に誘導される。
[2]第2の実施の形態
第2の実施の形態に係る立体画像観察システムについて、第1の実施の形態に係る立体画像観察システムと異なる点を説明する。図4は、第2の実施の形態に係る立体画像観察システムの模式的断面図である。図5は、図4の立体画像観察システムの模式的平面図である。第2の実施の形態に係る立体画像観察システムは、図1の立体ディスプレイ100を含む。図4においては、立体ディスプレイ100の複数の光線発生器2、制御装置3および記憶装置4の図示を省略する。また、第2の実施の形態に係る立体画像観察システムは、図1の誘導枠410に代えて複数(本例では、8個)の誘導部材20a〜20hを含む。各誘導部材20a〜20hは、平板形状またはシート形状を有する。
図5に示すように、視域500に等角度間隔で複数の部分領域pa〜phが定義される。複数の誘導部材20a〜20hは、テーブル5の天板51上で光線制御子1の上端部を取り囲むように、軸Zを中心として等角度間隔で配置される。複数の誘導部材20a〜20hは、軸Zと複数の部分領域pa〜phとの間にそれぞれ配置される。
各誘導部材20a〜20hの上面には、部分領域pa〜phのうち最も近い部分領域に対応する指標MIが描かれている。各指標MIは、観察者10の眼I0(図4)が対応する部分領域pa〜phにあるときにその観察者10により第1の画質で視認される。一方、各指標MIは、観察者10の眼I0が対応する部分領域pa〜phから外れた位置にあるときにその観察者10により第1の画質よりも低い第2の画質で視認される。
本実施の形態においては、画質は指標MIの変形度合いを意味する。本例の画質は、指標MIの変形度合いが小さいほど高く、指標MIの変形度合いが大きいほど低い。第1の画質で視認される指標MIは、観察者10により立体画像として認識される。一方、第2の画質で視認される指標MIは、観察者10により歪んだ平面画像として認識される。このような指標MIは、人の目の錯覚を利用した遠近法および陰影法等の絵画の表現技法を用いて生成することができる。
図4には、一の観察者10の眼I0が誘導部材20aに対応する部分領域paにあるときに、その観察者10が誘導部材20a上の指標MIを見る状態が示される。また、他の観察者10の眼I0が誘導部材20eに対応する部分領域peにあるときに、その観察者10が誘導部材20e上の指標MIを見る状態が示される。この場合、各誘導部材20a,20eを見る観察者10は、指標MIを第1の画質で視認する。それにより、観察者10は、指標MIがテーブル5上に立体的に存在するように認識する。
一方、一の観察者10の眼I0が誘導部材20aに対応する部分領域paから外れた位置にあるときに、その観察者10は誘導部材20a上の指標MIを第2の画質で視認する。本例では、観察者10は、長く歪んだ指標MIが誘導部材20a上に平面的に存在するように認識する(図5参照)。また、他の観察者10の眼I0が誘導部材20eに対応する部分領域peから外れた位置にあるときに、その観察者10は誘導部材20e上の指標MIを第2の画質で視認する。本例では、観察者10は、長く歪んだ指標MIが誘導部材20e上に平面的に存在するように認識する。
これらの場合、各観察者10は、指標MIをより高い画質で視認するために眼I0を視域500外の位置から視域500上の位置に移動させる。それにより、観察者10の眼I0が視域500上に誘導される。各誘導部材20a〜20hとして、指標MIが描かれた金属製または木製の板状部材、または指標MIが描かれた紙等を用いることができる。
各誘導部材20a〜20h上には、観察者10の眼I0の位置に応じて指標MIの見え方が変化するような光学特性を有するシート状部材が設けられてもよい。例えば、各誘導部材20a〜20h上にマイクロルーバー構造を有するシート状部材を設けてもよい。マイクロルーバー構造を有するシート状部材は、一般にタブレットまたはスマートフォン等の表示パネル上に貼付される覗き見防止用フィルタとして用いられている。
この場合、各誘導部材20a〜20h上の指標MIを第2の画質で視認可能な領域を、その誘導部材に対応する部分領域およびその隣の一または複数の領域を含む範囲に設定することができる。それにより、複数の誘導部材20a〜20hの数に対して、観察者10により同時に視認される指標MIの数を少なくすることができる。したがって、観察者10の眼I0の位置に応じた適切な指標MIにより、観察者10の眼I0が視域500上に誘導される。
または、各誘導部材20a〜20h上にレンチキュラ構造を有するシート状部材が設けられてもよい。この場合、各誘導部材20a〜20h上には、そのシート状部材に対応する複数の指標MIを含む画像が描かれる。この構成によれば、各誘導部材20a〜20hにおいて、複数の観察者10の眼I0の位置に応じて異なる複数の指標MIを複数の観察者10にそれぞれ認識させることができる。
図6は、レンチキュラ構造を有するシート状部材を用いて複数の指標MIを提示する方法を示す概念図である。図6に示すように、例えば誘導部材20の上面上に2つの指標MIを含む画像として視差画像29が設けられる。本例の視差画像29は、互いに異なる2つの指標MIをそれぞれ一方向に短冊状に分割し、一方の指標MIの短冊状画像21と他方の指標MIの短冊状画像22とを一方向に交互に並べることにより形成される。図6においては、一方の短冊状画像21がハッチングで表され、他方の短冊状画像22がドットパターンで表される。
視差画像29上にレンチキュラレンズLLが設けられる。レンチキュラレンズLLは、複数のかまぼこ状の凸レンズを含む。各凸レンズは、隣り合う各2つの短冊状画像21,22に対応して設けられ、短冊状画像21からの光を一の観察者10の眼I0に導き、短冊状画像22からの光を他の観察者10の眼I0に導く。それにより、一の観察者10は短冊状画像21を視認し、他の観察者10は短冊状画像22を視認することができる。
あるいは、各誘導部材20a〜20h上にパララックスバリア構造を有するシート状部材が設けられてもよい。この場合、各誘導部材20a〜20h上には、そのシート状部材に対応する複数の指標MIを含む画像が描かれる。この構成によれば、各誘導部材20a〜20hにおいて、複数の観察者10の眼I0の位置に応じて異なる複数の指標MIを複数の観察者10にそれぞれ認識させることができる。
図7は、パララックスバリア構造を有するシート状部材を用いて複数の指標MIを提示する方法を示す概念図である。図7に示すように、例えば誘導部材20の上面上に2つの指標MIを含む画像として図6の視差画像29が設けられる。
視差画像29上に、パララックスバリアPLが設けられる。パララックスバリアPLには、複数のスリット状の開口APを含むマスクパターンMPが形成されている。各開口APは、隣り合う各2つの短冊状画像21,22に対応して設けられる。
短冊状画像21からの光はマスクパターンMPの開口APを通して一の観察者10の眼I0に導かれ、短冊状画像22からの光はマスクパターンMPの開口APを通して他の観察者10の眼I0に導かれる。それにより、一の観察者10は短冊状画像21を視認し、他の観察者10は短冊状画像22を視認することができる。
上記のように、レンチキュラ構造またはパララックスバリア構造を有するシート状部材を用いることにより、一の誘導部材で複数の観察者10に眼I0の位置に応じて異なる複数の指標MIを複数の観察者10にそれぞれ視認させることが可能になる。
図8は、図4および図5の立体画像観察システムにレンチキュラ構造またはパララックスバリア構造を有するシート状部材を適用した例を示す模式的断面図である。各誘導部材20a〜20hの上面に、2つの指標MI1,MI2を含む視差画像が設けられる。2つの指標MI1,MI2のうち一方は部分領域pa〜phのうち最も近い部分領域に対応し、2つの指標MI1,MI2のうち他方は部分領域pa〜phのうち最も遠い部分領域に対応する。その視差画像上に、レンチキュラ構造またはパララックスバリア構造を有するシート状部材Lが設けられる。
図8の例では、一の観察者10の眼I0が部分領域paにあるときに、その観察者10は、誘導部材20a上の視差画像の一方の指標MI1を立体的に認識するとともに、誘導部材20e上の視差画像の一方の指標MI2を立体的に認識する。また、他の観察者10の眼I0が部分領域peにあるときに、その観察者10は、誘導部材20a上の視差画像の他方の指標MI2を立体的に認識するとともに、誘導部材20e上の視差画像の他方の指標MI1を立体的に認識する。それにより、互いに離間した複数の位置に表れる複数の指標MI1,MI2により、観察者10の眼I0が視域500に誘導される。
レンチキュラ構造またはパララックスバリア構造を有するシート状部材によれば、各誘導部材20a〜20h上に描かれる複数の指標MIのそれぞれ視認可能な位置を互いに異なる複数の領域に設定することができる。例えば、観察者10の眼I0と視域500との距離に応じた複数の指標MIを含む視差画像を各誘導部材20a〜20hに描く。また、複数の領域でそれぞれ複数の指標MIが視認されるように、その視差画像上にシート状部材を設ける。この場合、観察者10と視域500との間の距離に応じた複数の指標MIにより、観察者10の眼I0が円滑に視域500上に誘導される。
上記の例では、観察者10の眼を視域に誘導する誘導手段としてテーブル5上に8個の誘導部材20a〜20hが設けられるが、本発明はこれに限定されない。立体画像観察システムに設けられる誘導部材の数は8に限定されない。誘導部材の数は1以上7以下であってもよいし、9以上であってもよい。
上記の例では、観察者10の眼を視域に誘導する誘導手段として指標MIが描かれた複数の誘導部材20a〜20hが用いられるが、本発明はこれに限定されない。誘導部材20a〜20hに代えて、液晶ディスプレイパネルまたは有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル等の表示パネルを含む表示装置を用いてもよい。この場合、例えば天板51上に複数の誘導部材20a〜20hに代えて複数の表示パネルを設ける。それにより、各表示パネル上に所望の指標MIを容易に表示させることができる。
あるいは、テーブル5の天板51の上面における複数の領域を誘導部材20a〜20hの上面として用いてもよい。この場合、天板51の上面における複数の領域上に、例えばプロジェクタ等を用いて所望の指標MIを表示させてもよい。
本実施の形態に係る立体画像観察システムは、上記の構成に加えて、第1の実施の形態に係る誘導枠410を含んでもよい。それにより、観察者10の眼I0が複数の誘導部材20a〜20hおよび誘導枠410により視域500外の位置から視域500内の位置に誘導される。
[3]第3の実施の形態
第3の実施の形態に係る立体画像観察システムについて、第1の実施の形態に係る立体画像観察システムと異なる点を説明する。図9は、第3の実施の形態に係る立体画像観察システムの模式的断面図である。図10は、図9の立体画像観察システムの模式的平面図である。第3の実施の形態に係る立体画像観察システムは、図1の立体ディスプレイ100を含む。図9においては、立体ディスプレイ100の複数の光線発生器2、制御装置3および記憶装置4の図示を省略する。また、第3の実施の形態に係る立体画像観察システムは、図1の誘導枠410に代えて複数(本例では、8個)の結像光学系30a〜30hおよびそれらに対応する複数の被投影物RTをさらに含む。
図10に示すように、視域500に等角度間隔で複数の部分領域pa〜phが定義される。テーブル5の天板51には、中心部に円形孔部が形成されるとともに、円形孔部を取り囲むように複数の矩形孔部が形成されている。上記のように、円形孔部には光線制御子1が嵌め込まれる。天板51の複数の矩形孔部に複数の結像光学系30a〜30hがそれぞれ嵌め込まれる。複数の結像光学系30a〜30hは、軸Zと複数の部分領域pa〜phとの間にそれぞれ配置される。天板51よりも下方の位置に、複数の結像光学系30a〜30hにそれぞれ対応する複数の被投影物RTが設けられる。各結像光学系30a〜30hは、被投影物RTとともに複数の部分領域pa〜phのうち最も近い部分領域に対応付けられる。
各結像光学系30a〜30hは、対応する被投影物RTからの光線を反射し、天板51の上方に被投影物RTの実像を指標MIとして結像する。各指標MIは、観察者10の眼I0が対応する部分領域pa〜phにあるときにその観察者10により第1の画質で視認される。一方、各指標MIは、観察者10の眼I0が対応する部分領域pa〜phから外れた位置にあるときにその観察者10により第1の画質よりも低い第2の画質で視認される。
本実施の形態においては、画質は指標MIの欠損度合いを意味する。本例の画質は、指標MIの欠損度合いが小さいほど高く、指標MIの欠損度合いが大きいほど低い。第1の画質で視認される指標MIは、観察者10により被投影物RTの全体の像として認識される。一方、第2の画質で視認される指標MIは、観察者10により全く視認されないか、観察者10により被投影物RTの一部の像として認識される。
図9には、一の観察者10の眼I0が結像光学系30aに対応する部分領域paにあるときに、その観察者10が結像光学系30a上に結像される指標MIを見る状態が示される。また、他の観察者10の眼I0が結像光学系30eに対応する部分領域peにあるときに、その観察者10が結像光学系30e上に結像される指標MIを見る状態が示される。この場合、各結像光学系30a,30eを見る観察者10は、指標MIを第1の画質で視認する。それにより、観察者10は、欠損のない指標MIが結像光学系30a,30eの上方に浮かんでいるように認識する。
一方、一の観察者10の眼I0が結像光学系30aに対応する部分領域paから外れた位置にあるときに、その観察者10は結像光学系30a上に結像される指標MIを第2の画質で視認する。または、その観察者10は結像光学系30a上に結像される指標MIを視認しない。本例では、観察者10は、指標MIを第2の画質で視認する場合、一部が欠損した指標MIが結像光学系30aの上方に浮かんでいるように認識する。また、他の観察者10の眼I0が結像光学系30eに対応する部分領域peから外れた位置にあるときに、その観察者10は結像光学系30e上に結像される指標MIを第2の画質で視認する。または、その観察者10は結像光学系30e上に結像される指標MIを視認しない。本例では、観察者10は、指標MIを第2の画質で視認する場合、一部が欠損した指標MIが結像光学系30eの上方に浮かんでいるように認識する。
上記のように、本例の各結像光学系30a〜30hは、観察者10の眼I0が対応する部分領域pa〜phにある状態で被投影物RTの全体の像が観察者10により視認されるようにかつ観察者10の眼I0が対応する部分領域pa〜phから外れた位置にある状態で被投影物RTの一部または全体の像が観察者10により視認されないように被投影物RTからの光線の経路を限定する。
この機能を実現するために、各結像光学系30a〜30hは、例えば以下の基本構成を有する。各結像光学系30a〜30hには、基準面が設定されている。各結像光学系30a〜30hは、相互に直交する2枚のマイクロミラーを有する複数の2面コーナーリフレクタを含む。複数の2面コーナーリフレクタは、各マイクロミラーが基準面に対して略垂直姿勢となるように基準面上に配置される。
各2面コーナーリフレクタは、基準面を境にして一方側から基準面に入射する光線を2枚のマイクロミラーで反射させつつ他方側へ透過させる。それにより、基準面の一方側に配置された被投影物RTの実像が、基準面を対称面としてその被投影物RTの面対称位置に結像される。本例では、各結像光学系30a〜30hは、基準面が天板51に平行となるように設けられる。
本実施の形態に係る立体画像観察システムによれば、各観察者10は、指標MIをより高い画質で視認するために眼I0を視域500外の位置から視域500上の位置に移動させる。それにより、観察者10の眼I0が視域500内に誘導される。
また、上記の構成によれば、被投影物RTが天板51の下方に位置するので、天板51の上方に観察者10の眼I0を視域500に誘導するための物理的な構成が設けられない。したがって、天板51の上方のスペースを有効に活用することができる。
上記の例では、観察者10に指標MIを立体的に認識させるための構成として、8個の結像光学系30a〜30hが用いられるが、本発明はこれに限定されない。立体画像観察システムに設けられる結像光学系の数は8に限定されない。結像光学系の数は1以上7以下であってもよいし、9以上であってもよい。
上記の例では、観察者10に指標MIを立体的に認識させるために、天板51の下方に立体形状を有する被投影物RTが設けられるが、本発明はこれに限定されない。図9および図10の例において、被投影物RTが設けられるべき位置に被投影物RTに代えて表示装置を設け、その表示装置上に指標MIを表す二次元画像を表示してもよい。
本実施の形態に係る立体画像観察システムは、上記の構成に加えて、第1の実施の形態に係る誘導枠410を含んでもよい。それにより、観察者10の眼I0が複数の結像光学系30a〜30hおよび誘導枠410により視域500外の位置から視域500上の位置に誘導される。
[4]他の実施の形態
(1)上記実施の形態においては、光線制御子1は、円錐形状を有するが本発明はこれに限定されない。光線制御子1は、円錐台形状を有してもよいし、円筒形状を有してもよい。これらの場合においても、視域500は、上記実施の形態と同様に、光線制御子1の中心軸の方向に見た場合に光線制御子1を取り囲むように円環状に定義される。
(2)上記実施の形態においては、光線制御子1は、円錐形状を有するが本発明はこれに限定されない。光線制御子1は、矩形のシート形状を有してもよい。この場合、視域500は直線状に定義される。
(3)上記実施の形態に係る立体ディスプレイ100においては、光線制御子1の外周面上で光線が走査されることにより光線制御子1の上方に立体画像300が提示されるが、本発明はこれに限定されない。立体画像を表示する立体ディスプレイは、立体画像を視認するために線状(直線状、円環状または曲線状等)に延びる視域が予め定義されるものであればよい。
立体ディスプレイは、上記の実施の形態に記載された立体ディスプレイ100の構成に代えて、例えば円盤状のスクリーン、回転駆動部およびプロジェクタを含んでもよい。そのスクリーンは、入射する光線を予め定められた方向に偏向させつつ透過させる機能を有する。この機能は、ホログラム、プリズムまたは視域制限フィルム等を用いることにより実現される。
回転駆動部は、スクリーンをその中心を通る鉛直軸の周りで回転させる。回転するスクリーンの一面側にプロジェクタが配置される。この状態で、スクリーンの回転に同期して、スクリーンに向かって時分割でプロジェクタから光線群が出射される。このとき、スクリーンに入射する各光線が、偏向されつつスクリーンを透過する。それにより、偏向された光線群に基づいて、スクリーンの他面側の位置に立体画像が表示(再生)される。この立体ディスプレイにおいても、観察者10が立体画像を観察可能な線状の領域が視域として予め定義される。したがって、観察者10の眼I0が視域にある状態で、その観察者10に立体画像が提示される。
(4)上記実施の形態においては、立体ディスプレイ100に用いられる複数の光線発生器2は、テーブル5の下方で光線制御子1の軸Zを中心とする円周上に固定されているが、本発明はこれに限定されない。
テーブル5の下方の位置に、軸Zを中心軸として複数の光線発生器2を一定周期で回転させる回転機構が設けられてもよい。この場合、各光線発生器2は、光線制御子1における円周方向Rの複数の部分でそれぞれ光線を走査させることができる。そこで、制御装置3は、回転機構により回転される複数の光線発生器2の回転速度に応じて各光線発生器2を時分割で制御することにより、光線制御子1の上方の空間に立体形状データに基づく立体画像300を表示する。
この構成によれば、立体ディスプレイ100に用いる光線発生器2の数を低減することができる。また、各光線発生器2が回転しつつ光線制御子1の外周面に光線群を照射するので、光線発生器2の数が少ない場合でも、円周方向Rにおいて途切れた部分を有しない連続的な立体画像300が提示される。
(5)第2の実施の形態においては、複数の観察者10の眼I0の位置に応じて異なる複数の指標MIを複数の観察者10にそれぞれ認識させるために、例えば各誘導部材20a〜20h上にレンチキュラレンズLLが設けられるが、本発明はこれに限定されない。各誘導部材20a〜20h上にレンチキュラレンズLLを設ける代わりに、各誘導部材20a〜20h上にレンズアレイを設けてもよい。この場合、各誘導部材20a〜20h上にはレンズアレイに対応する複数の画像を含む視差画像を設ける。それにより、インテグラルイメージングの原理を用いることにより、観察者10に眼の位置に応じたより多数の指標MIを視認させることができる。したがって、多数の指標MIにより、観察者10の眼I0がより効率よく視域500上に誘導される。
また、第2の実施の形態においては、複数の観察者10の眼I0の位置に応じて異なる複数の指標MIを複数の観察者10にそれぞれ認識させるために、例えば各誘導部材20a〜20h上にパララックスバリアPLが設けられるが、本発明はこれに限定されない。各誘導部材20a〜20h上にパララックスバリアPLを設ける代わりに、各誘導部材20a〜20h上に、複数の開口が互いに交差する2方向に並ぶ(二次元方向に並ぶ)ように形成されたマスクパターンを設けてもよい。この場合、各開口は、例えば円形状、楕円形状、正方形状、矩形状または多角形状等を有する。また、複数の開口は、例えばマトリックス状に配置される。この場合、各誘導部材20a〜20h上にはマスクパターンに対応する複数の画像を含む視差画像を設ける。それにより、インテグラルイメージングの原理と同様の原理を用いることにより、観察者10に眼の位置に応じたより多数の指標MIを視認させることができる。したがって、多数の指標MIにより、観察者10の眼I0がより効率よく視域500上に誘導される。
[5]請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各構成要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態においては、視域500が視域の例であり、立体画像300が立体画像の例であり、立体ディスプレイ100が立体ディスプレイの例であり、観察者10が観察者の例であり、観察者10の眼I0が観察者の眼の例であり、誘導枠410、誘導部材20a〜20hおよび結像光学系30a〜30hが誘導手段の例であり、立体画像観察システムが立体画像観察システムの例である。
また、誘導部材20a〜20h、結像光学系30a〜30hおよび被投影物RTが指標表示部の例であり、被投影物RTが被投影物の例であり、結像光学系30a〜30hが光学系の例であり、誘導枠410の円環状枠部411が枠体の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の構成要素を用いることもできる。
本発明は、立体画像を表示する種々の立体ディスプレイに有効に利用することができる。
1 光線制御子
2 光線発生器
3 制御装置
4 記憶装置
5 テーブル
10 観察者
20a〜20h 誘導部材
21,22 短冊状画像
29 視差画像
30a〜30h 結像光学系
51 天板
52 脚
100 立体ディスプレイ
300 立体画像
410 誘導枠
411 円環状枠部
412 連結軸
413 支柱
500 視域
AP 開口
I0 眼
L シート状部材
MI,MI1,MI2 指標
MP マスクパターン
pa〜ph 部分領域
PL パララックスバリア
T 稜線方向
R 円周方向
RT 被投影物
Z 軸

Claims (6)

  1. 予め定義された線状に延びる視域から立体画像が観察されるように立体形状データに基づく立体画像を表示する立体ディスプレイと、
    観察者の眼を視域から外れた位置から前記視域に視覚的に誘導する誘導手段とを備える、立体画像観察システム。
  2. 前記誘導手段は、観察者の眼が前記視域上の位置および前記視域から外れた位置にある状態で観察者が視認可能な画像を指標として表示する指標表示部を含み、
    前記指標表示部は、前記観察者の眼が前記視域上の位置にある状態で前記観察者により前記指標が第1の画質で視認され、前記観察者の眼が前記視域から外れた位置にある状態で前記観察者により前記指標が前記第1の画質よりも低い第2の画質で視認されるように前記指標を表示する、請求項1記載の立体画像観察システム。
  3. 前記第1および第2の画質は、前記指標の変形度合いを示し、前記第2の画質の前記指標の変形度合いは前記第1の画質の前記指標の変形度合いよりも大きく、前記観察者の眼が前記視域に近づくにつれて前記観察者により観察される前記指標の変形度合いが小さくなる、請求項2記載の立体画像観察システム。
  4. 前記第1および第2の画質は、前記指標の欠損度合いを示し、前記第2の画質の前記指標の欠損度合いは前記第1の画質の前記指標の欠損度合いよりも大きく、前記観察者の眼が前記視域に近づくにつれて前記観察者により観察される前記指標の欠損度合いが小さくなる、請求項2または3記載の立体画像観察システム。
  5. 前記指標表示部は、被投影物と、前記被投影物からの光線を反射して前記指標として前記視域に導く光学系とを含み、
    前記視域は、基準面に関して一方側に位置し、前記被投影物は、前記基準面に関して他方側に位置し、
    前記光学系は、前記被投影物を前記一方側に前記指標として結像させるとともに、前記観察者の眼が前記視域上の位置にある状態で前記被投影物の全体の像が前記観察者により視認され、前記観察者の眼が前記視域から外れた位置にある状態で前記被投影物の像の一部または全体が前記観察者により視認されないように前記被投影物からの光線の経路を限定する、請求項4記載の立体画像観察システム。
  6. 前記誘導手段は、前記視域に沿って設けられる枠体を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の立体画像観察システム。
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