JP2015187649A - 立体画像を提示する立体ディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】 視点の移動に対して滑らかに映像が変化する高画質な立体ディスプレイとする。【解決手段】 高さ方向にn段の円周上にプロジェクタ2を配置する。この場合、均等なピッチでプロジェクタを配置しようとすれば、各段におけるプロジェクタ2の配置をピッチPとすると、各段毎にシフト量dを設け、各段毎にずらしてプロジェクタ2を配置する。このときのシフト量は、d=(P/n)となる。ただし、プロジェクタ2群は、高さ方向で異なる段に配置されるプロジェクタ相互での表示位置の垂直方向のズレが生じる。この垂直方向のずれを補正するため、空間上の所定の仮想点で画像を反転させる凹面ミラーMRを含む光学系で実現し、プロジェクタ2は光線制御子1の側から外側に向けて投影光を前記凹面ミラーMRに投影し、同凹面ミラーMRが空間上の所定の仮想点で画像を反転させた上で、正立画像になった投影光を光線制御子1に投影させる。【選択図】 図14
Description
本発明は、立体画像を提示する立体ディスプレイに関する。
テーブルの周囲に複数の人が集い、共同作業をする場面が多々見られる。テーブルを共同作業するためのツールとみなし、このツールを用いた共同作業をコンピューターを使用して支援する種々の研究が行われている。例えば、CSCW(Computer Supported Cooperative Work:コンピューター支援協調作業)およびグループウェアの研究が挙げられる。
テーブル上の作業をデジタル化することの利点としては、作業の過程を電子的に記録できる、および遠隔地間での情報の共有ができる等が挙げられる。従来の研究で表示される画像はテーブルにプロジェクタで投影されるか、またはテーブル自体がLCD(液晶表示装置)等のディスプレイからなる。いずれの場合も二次元の平面画像が表示される。
このような平面画像では、書類のような情報しか提示できず、立体的な三次元形状の情報は提示できない。また、単一の平面画像を表示した場合、テーブルを取り囲む人の位置によっては情報が逆になるため、非常に見にくい。
前記の課題を解決するために、テーブル上に立体画像を提示する方法が提案されている。例えば特許文献1に記載される立体ディスプレイにおいては、複数のプロジェクタから出射される光線によってテーブル上に仮想的な点光源の集合が形成される。それにより、テーブル上に立体画像が提示される。
前記の課題を解決するために、テーブル上に立体画像を提示する方法が提案されている。例えば特許文献1に記載される立体ディスプレイにおいては、複数のプロジェクタから出射される光線によってテーブル上に仮想的な点光源の集合が形成される。それにより、テーブル上に立体画像が提示される。
特許文献1に開示される基本技術では、プロジェクタの数が多く、且つ、隣り合うプロジェクタ同士のピッチ狭いほど、円周方向に対して、滑らかな立体像を表示することが出来る。
しかし、プロジェクタには一定の幅があるため、プロジェクタの大きさに依存する一定以上の間隔には縮まらないため、角度分解能を上げることができなかった。
しかし、プロジェクタには一定の幅があるため、プロジェクタの大きさに依存する一定以上の間隔には縮まらないため、角度分解能を上げることができなかった。
この他、透光性と拡散の観点からスクリーンに関する先行文献として、特許文献2〜特許文献4がある。しかしながら、いずれにおいてもプロジェクタを円周方向に多数配置させる際のプロジェクタの現実の大きさによる制約を解消するものではなかった。
本発明は、従来よりも、視点の移動に対して滑らかに映像が変化する、高画質な立体ディスプレイを提供する。
本発明は、従来よりも、視点の移動に対して滑らかに映像が変化する、高画質な立体ディスプレイを提供する。
本発明は、立体形状データに基づいて立体画像をその少なくとも一部が所定の基準面上の空間に位置するように提示するための立体ディスプレイであって、前記基準面上に開口を有するとともに前記基準面の下方に周壁を有するように配置される光線制御子と、前記基準面の下方でかつ前記光線制御子の外側から複数の光線からなる光線群を前記光線制御子の前記周壁の外周面にそれぞれ照射するように前記光線制御子の周囲に配置された複数の光線発生器と、前記立体形状データに基づいて、前記複数の光線発生器により発生される光線群により立体画像が提示されるように前記複数の光線発生器を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、立体画像の少なくとも一部が前記光線制御子の前記開口よりも上方に提示されるように前記複数の光線発生器を制御し、前記光線制御子は、断面が軸Zを中心とした円形あるいは多角形であるとともに、軸Z方向に沿って筒状あるいは錐体状であり、周壁が透光性を有し、同周壁は、入射した光線が稜線方向においては拡散して透過し、かつ、軸Zを中心とする円周方向においてはほぼ拡散せずに直進して透過するように形成され、前記光線発生器は、円周上に、所定のピッチPで、高さ方向にn段で、かつ、各段において円周方向にd=P/nだけシフトさせて複数のプロジェクタを配置したプロジェクタ群を含む構成としてある。
前記構成において、前記プロジェクタ群は、円周上に、所定のピッチPで、高さ方向にn段で、かつ、各段において円周方向にd=P/nだけシフトさせた複数のプロジェクタを配置している。n段に配置することにより、プロジェクタの横幅という制約によって一段だけでは配置しきれない数のプロジェクタを配置することが可能となる。
また、本発明の他の態様として、前記プロジェクタ群は、高さ方向で異なる段に配置されるプロジェクタ相互での表示位置の垂直方向のズレを補正する補正手段を有する構成としても良い。
また、本発明の他の態様として、前記プロジェクタ群は、高さ方向で異なる段に配置されるプロジェクタ相互での表示位置の垂直方向のズレを補正する補正手段を有する構成としても良い。
精度良く表示するために、補正手段は、高さ方向で異なる段に配置されるプロジェクタ相互での表示位置の垂直方向のズレを補正する。
より具体的な態様として、前記補正手段は、空間上の所定の仮想点で画像を反転させる光学系を備え、前記各段のプロジェクタに対して高さ方向で一致する円周上におけるd=P/nだけシフトさせた位置に前記仮想点を配置させ、各仮想点を通過して前記光線制御子に投影される画像が高さ方向で一致するように構成しても良い。
より具体的な態様として、前記補正手段は、空間上の所定の仮想点で画像を反転させる光学系を備え、前記各段のプロジェクタに対して高さ方向で一致する円周上におけるd=P/nだけシフトさせた位置に前記仮想点を配置させ、各仮想点を通過して前記光線制御子に投影される画像が高さ方向で一致するように構成しても良い。
空間上の所定の仮想点で画像を反転させる光学系を備え、前記各段のプロジェクタに対して高さ方向で一致する円周上におけるd=P/nだけシフトさせた位置に前記仮想点を配置させることが可能である。そして、各仮想点を通過して前記光線制御子に投影される画像が高さ方向で一致させる。仮想点で画像が反転するようにすれば、高さ方向で一致する円周上におけるd=P/nだけシフトさせた位置ごとにプロジェクタを配置するのと同じことを実現できる。光学系だけであれば、プロジェクタの横幅よりも狭くすることが可能である。
さらに具体的な態様として、前記光学系は、空間上の所定の仮想点で画像を反転させる凹面ミラーであり、前記各段のプロジェクタは、光源と、同光源からの出射光の経路上に前記凹面ミラーを介在させて構成してもよい。
凹面ミラーは空間上の所定の仮想点で画像を反転させることができるため、光源と、同光源からの出射光の経路上に前記凹面ミラーを介在させることにより、前記各段のプロジェクタを構成できる。
凹面ミラーは空間上の所定の仮想点で画像を反転させることができるため、光源と、同光源からの出射光の経路上に前記凹面ミラーを介在させることにより、前記各段のプロジェクタを構成できる。
このような構成において、前記凹面ミラーの傾斜角は、各光源の同凹面ミラーへの入射角に補整係数Kをかけて求められ、各光源から入射される映像光が反射されて出射する経路が各段のプロジェクタにおいて一致させることができる。
また、本発明の態様の一例として、前記光源からの出射光の経路上に当該出射光の拡散度合いを一致させる光学系を備える構成としても良い。
また、本発明の態様の一例として、前記光源からの出射光の経路上に当該出射光の拡散度合いを一致させる光学系を備える構成としても良い。
光源からの出射光の経路上に当該出射光の拡散度合いを一致させる光学系を備えることにより、同光源から前記光線制御子までの距離がプロジェクタ毎に異ならせることが可能となる。
本発明は、また、円周上に、所定のピッチPで、高さ方向にn段で、かつ、各段において円周方向にd=P/nだけシフトさせ、中心側に向けて複数のプロジェクタを配置したプロジェクタ群を含む光線発生器と、前記円周の中心に設置され、円周方向は直進し稜線方向は拡散させる作用を有する光線制御子と、立体形状データに基づいて、前記光線発生器により発生される光線群により立体画像が提示されるように前記光線発生器を制御する制御手段とを備えた構成として実現可能である。
なお、ピッチとは、一定間隔で配置される際の、間隔を指しており、円周上での離間距離あるいは離間角度を指すものとする。
本発明は、また、円周上に、所定のピッチPで、高さ方向にn段で、かつ、各段において円周方向にd=P/nだけシフトさせ、中心側に向けて複数のプロジェクタを配置したプロジェクタ群を含む光線発生器と、前記円周の中心に設置され、円周方向は直進し稜線方向は拡散させる作用を有する光線制御子と、立体形状データに基づいて、前記光線発生器により発生される光線群により立体画像が提示されるように前記光線発生器を制御する制御手段とを備えた構成として実現可能である。
なお、ピッチとは、一定間隔で配置される際の、間隔を指しており、円周上での離間距離あるいは離間角度を指すものとする。
本発明によれば、プロジェクタを配置する際のピッチを狭めることができ、表示の角度分解能を向上させることが出来る。
I .立体ディスプレイの概略説明
本立体ディスプレイの動作原理などについては、特許文献1に詳細に説明されているが、以下、説明する。
(1)立体ディスプレイの構成
図1は本発明の一実施の形態に係る立体ディスプレイの模式的断面図である。図2は図1の立体ディスプレイの模式的平面図である。図3は図1および図2の立体ディスプレイに用いられる光線制御子の斜視図である。
本立体ディスプレイの動作原理などについては、特許文献1に詳細に説明されているが、以下、説明する。
(1)立体ディスプレイの構成
図1は本発明の一実施の形態に係る立体ディスプレイの模式的断面図である。図2は図1の立体ディスプレイの模式的平面図である。図3は図1および図2の立体ディスプレイに用いられる光線制御子の斜視図である。
図1に示すように、立体ディスプレイは、円錐台形状の光線制御子1、複数の走査型プロジェクタ2、制御装置3および記憶装置4により構成される。
図1および図2の立体ディスプレイは、テーブル5に設けられる。テーブル5は、天板51および複数の脚52からなる。天板51は円形孔部を有する。
図3に示されるように、光線制御子1は、軸Zを中心として回転対称な円錐台形状(錐体状および筒状)を有する。光線制御子1の大径の底部および小径の底部は開口している。光線制御子1は、入射した光線が稜線方向Tにおいては拡散して透過しかつ軸Zを中心とする円周方向Rにおいてはほぼ拡散せずに直進して透過するように形成されている。光線制御子1の構成の詳細については、後述する。
図1および図2の立体ディスプレイは、テーブル5に設けられる。テーブル5は、天板51および複数の脚52からなる。天板51は円形孔部を有する。
図3に示されるように、光線制御子1は、軸Zを中心として回転対称な円錐台形状(錐体状および筒状)を有する。光線制御子1の大径の底部および小径の底部は開口している。光線制御子1は、入射した光線が稜線方向Tにおいては拡散して透過しかつ軸Zを中心とする円周方向Rにおいてはほぼ拡散せずに直進して透過するように形成されている。光線制御子1の構成の詳細については、後述する。
図1に示すように、光線制御子1は、大径の底部開口が上方を向くように天板51の円形孔部に嵌め込まれる。テーブル5の周囲にいる観察者10は、テーブル5の天板51の斜め上方から光線制御子1の内周面を観察することができる。
テーブル5の下方には、複数の走査型プロジェクタ2が光線制御子1の軸Zを中心とする円周上に配置されている。複数の走査型プロジェクタ2は、光線制御子1の斜め下方から光線制御子1の外周面に光線を照射するように設けられる。
テーブル5の下方には、複数の走査型プロジェクタ2が光線制御子1の軸Zを中心とする円周上に配置されている。複数の走査型プロジェクタ2は、光線制御子1の斜め下方から光線制御子1の外周面に光線を照射するように設けられる。
なお、テーブル5の円形孔部に透明の円形板が嵌め込まれてもよい。
各走査型プロジェクタ2は、光線を出射するとともにその光線を水平面内および垂直面内で偏向させることができる。それにより、各走査型プロジェクタ2は、光線で光線制御子1の外周面を走査することができる。ここで、光線とは、拡散しない直線で表される光をいう。
各走査型プロジェクタ2は、光線を出射するとともにその光線を水平面内および垂直面内で偏向させることができる。それにより、各走査型プロジェクタ2は、光線で光線制御子1の外周面を走査することができる。ここで、光線とは、拡散しない直線で表される光をいう。
記憶装置4は、例えばハードディスク、メモリーカード等からなる。記憶装置4には、立体画像300を提示するための立体形状データが記憶される。制御装置3は、例えばパーソナルコンピューターからなる。制御装置3は、記憶装置4に記憶される立体形状データに基づいて複数の走査型プロジェクタ2を制御する。それにより、光線制御子1の上方に立体画像300が提示される。なお、観察者の視点位置500をより正確に得るためにカメラ8を備える構成としても良い。この意味で、制御装置3と記憶装置4とによって制御手段を構成する。
(2)光線制御子1の基本構成および製造方法
図4は光線制御子1の一例の一部の拡大断面図である。
図4の光線制御子1は、透光性を有する透明の周壁からなる円錐台形状の光線制御子本体11を有する。光線制御子本体11の外周面上に複数の環状レンズ12が稜線方向Tに密に並ぶように設けられている。各環状レンズ12は、かまぼこ形の垂直断面を有する。なお、環状レンズ12が半円形の断面を有してもよい。光線制御子1の寸法は任意である。例えば、光線制御子本体11の大径の底部の直径は200mmであり、小径の底部の直径は20mmであり、高さは110mmである。
図4は光線制御子1の一例の一部の拡大断面図である。
図4の光線制御子1は、透光性を有する透明の周壁からなる円錐台形状の光線制御子本体11を有する。光線制御子本体11の外周面上に複数の環状レンズ12が稜線方向Tに密に並ぶように設けられている。各環状レンズ12は、かまぼこ形の垂直断面を有する。なお、環状レンズ12が半円形の断面を有してもよい。光線制御子1の寸法は任意である。例えば、光線制御子本体11の大径の底部の直径は200mmであり、小径の底部の直径は20mmであり、高さは110mmである。
図4の光線制御子1は、アクリル、ポリカーボネート等のある屈折率を有する透明な樹脂からなる透明素材を回転させつつ切削刃を当てることにより作製することができる。また、光線制御子1に対応する形状を有する金型を作製し、金型にアクリル、ポリカーボネート等の透明な樹脂を充填することにより光線制御子1を作製することができる。さらに、紫外線硬化樹脂を用いて立体造形法により光線制御子1を作製することもできる。また、円錐台形状を有する透明素材の表面をエッチングすることにより光線制御子1を作製することができる。また、円錐台形状を有する透明素材の表面をレーザ加工または放電加工することにより光線制御子1を作製することができる。また、円錐台形状を有する透明素材の表面に紫外線硬化樹脂を塗布し、円周方向に延びる一定幅の環状領域ごとに紫外線を照射することにより光線制御子1を作製することができる。
図4の例では、複数の環状レンズ12が光線制御子本体11の外周面に形成されているが、複数の環状レンズ12が光線制御子本体11の内周面に形成されてもよい。
図4の光線制御子1によれば、環状レンズ12が円周方向において一定の厚みを有し、稜線方向Tにおいて光線を拡散させる機能を有する。それにより、図4の光線制御子1の外周面に光線を照射すると、その光線は稜線方向Tにおいて拡散しつつ透過し、円周方向においては拡散せずに直線状に透過する。
図4の光線制御子1によれば、環状レンズ12が円周方向において一定の厚みを有し、稜線方向Tにおいて光線を拡散させる機能を有する。それにより、図4の光線制御子1の外周面に光線を照射すると、その光線は稜線方向Tにおいて拡散しつつ透過し、円周方向においては拡散せずに直線状に透過する。
図5は光線制御子1の他の例の一部の拡大断面図である。
図5の光線制御子1においては、光線制御子本体11の外周面上に多角形の断面を有する複数の環状プリズム13が稜線方向Tに密に並ぶように設けられている。環状プリズム13の断面形状は、三角形以外の多角形であってもよい。
図5の光線制御子1によれば、環状プリズム13が円周方向において一定の厚みを有し、稜線方向Tにおいて光線を拡散させる機能を有する。それにより、図5の光線制御子1の外周面に光線を照射すると、その光線は稜線方向Tにおいて拡散しつつ透過し、円周方向においては拡散せずに直線状に透過する。
図5の光線制御子1においては、光線制御子本体11の外周面上に多角形の断面を有する複数の環状プリズム13が稜線方向Tに密に並ぶように設けられている。環状プリズム13の断面形状は、三角形以外の多角形であってもよい。
図5の光線制御子1によれば、環状プリズム13が円周方向において一定の厚みを有し、稜線方向Tにおいて光線を拡散させる機能を有する。それにより、図5の光線制御子1の外周面に光線を照射すると、その光線は稜線方向Tにおいて拡散しつつ透過し、円周方向においては拡散せずに直線状に透過する。
図6は光線制御子1のさらに他の例の一部の拡大断面図である。
図6の光線制御子1は、透明の円錐台形状の光線制御子本体11の外周面上に糸状のある屈折率を有する透明素材14が円周方向に巻き付けられることにより作製される。透明素材14は、稜線方向Tにおいて密に並んでいる。透明素材14の断面形状は、真円でもよく、楕円でもよい。透明素材14としては、例えばナイロン糸を用いることができる。
図6の光線制御子1は、透明の円錐台形状の光線制御子本体11の外周面上に糸状のある屈折率を有する透明素材14が円周方向に巻き付けられることにより作製される。透明素材14は、稜線方向Tにおいて密に並んでいる。透明素材14の断面形状は、真円でもよく、楕円でもよい。透明素材14としては、例えばナイロン糸を用いることができる。
また、透明の円錐台形状の光線制御子本体11の外周面上に速乾性の接着剤を用いて複数の糸状の透明素材を順に貼り付けることにより光線制御子1を作製することもできる。接着剤としては、例えば紫外線硬化樹脂を用いることができる。
図6の光線制御子1によれば、透明素材14が円周方向において一定の厚みを有し、稜線方向Tにおいてボールレンズの機能を有する。それにより、光線制御子1の外周面に光線を照射すると、その光線は稜線方向Tにおいて拡散しつつ透過し、円周方向においては拡散せずに直線状に透過する。
図6の光線制御子1によれば、透明素材14が円周方向において一定の厚みを有し、稜線方向Tにおいてボールレンズの機能を有する。それにより、光線制御子1の外周面に光線を照射すると、その光線は稜線方向Tにおいて拡散しつつ透過し、円周方向においては拡散せずに直線状に透過する。
図7は光線制御子1の他の構成を説明するための模式図である。図7(a)は方向Xにおいて光線をほとんど拡散させずに透過させ、方向Xと直交する方向Yにおいて光線を拡散させて透過させるホロスクリーン15を示す。図7(b)は図7(a)のホロスクリーン15を切り取ることにより形成された三角シート16を示す。ここで、ホロスクリーンとは、写真乾板の技術により作製され、入射した光線の飛行方向を制御可能な光学素子である。
図7(a)の三角シート16を透明の円錐台形状の光線制御子本体11の表面に貼り付けることにより光線制御子1を形成することができる。あるいは、N枚の三角シート16をつなぎ合わせてN錐体台を形成することにより、擬似的な円錐台形状を有する光線制御子1を作製することができる。ここで、Nは3以上の整数である。
図8は光線制御子1のさらに他の構成を説明するための模式図である。図8(a)は入射した光線を放射方向に拡散させる機能を有するホロスクリーンまたはフレネルレンズからなる光学シート17を示す。フレネルレンズは、円周方向に溝を有するシート状レンズである。
図8は光線制御子1のさらに他の構成を説明するための模式図である。図8(a)は入射した光線を放射方向に拡散させる機能を有するホロスクリーンまたはフレネルレンズからなる光学シート17を示す。フレネルレンズは、円周方向に溝を有するシート状レンズである。
図8(b)に示すように、前記の光学シート17を扇形シート18に切り取る。そして、図8(c)に示すように、扇形シート18の辺Aおよび辺Bをつなぎ合わせることにより円錐台形状の光線制御子1が作製される。
本実施の形態では、光線制御子1が円錐台形状を有するが、これに限定されず、光線制御子1が円錐形状を有してもよく、あるいは多角錐台形状または多角錐形状を有してもよい。これらの形状を錐体形状と呼ぶ。
本実施の形態では、光線制御子1が円錐台形状を有するが、これに限定されず、光線制御子1が円錐形状を有してもよく、あるいは多角錐台形状または多角錐形状を有してもよい。これらの形状を錐体形状と呼ぶ。
(3)走査型プロジェクタ2の動作
図9は走査型プロジェクタ2の動作を説明するための模式的平面図である。図9には1つの走査型プロジェクタ2のみが示される。
走査型プロジェクタ2は、レーザ光からなる光線を出射するとともにその光線を水平面内および垂直面内で偏向させることができる。
走査型プロジェクタ2が光線を水平面内で偏向させることにより、光線制御子1の外周面を水平方向に走査することができる。また、走査型プロジェクタ2が光線を垂直面内で偏向させることにより、光線制御子1の外周面を垂直方向に走査することができる。それにより、走査型プロジェクタ2は、光線で光線制御子1の対向する面を走査することができる。
図9は走査型プロジェクタ2の動作を説明するための模式的平面図である。図9には1つの走査型プロジェクタ2のみが示される。
走査型プロジェクタ2は、レーザ光からなる光線を出射するとともにその光線を水平面内および垂直面内で偏向させることができる。
走査型プロジェクタ2が光線を水平面内で偏向させることにより、光線制御子1の外周面を水平方向に走査することができる。また、走査型プロジェクタ2が光線を垂直面内で偏向させることにより、光線制御子1の外周面を垂直方向に走査することができる。それにより、走査型プロジェクタ2は、光線で光線制御子1の対向する面を走査することができる。
また、走査型プロジェクタ2は、光線の方向ごとに光線の色を設定することができる。それにより、走査型プロジェクタ2は、擬似的に複数の光線からなる光線群を出射する。
図9において、走査型プロジェクタ2は、複数の光線L1〜L11を光線制御子1に照射する。光線L1〜L11は、それぞれ任意の色に設定される。それにより、光線制御子1の複数の位置P1〜P11をそれぞれ設定された色の光線L1〜L11が透過する。
図9において、走査型プロジェクタ2は、複数の光線L1〜L11を光線制御子1に照射する。光線L1〜L11は、それぞれ任意の色に設定される。それにより、光線制御子1の複数の位置P1〜P11をそれぞれ設定された色の光線L1〜L11が透過する。
光線制御子1は、円周方向において光線L1〜L11を拡散させずに直線状に透過させるので、観察者は、ある位置で一本の光線のみを視認することができる。また、光線制御子1は、光線L1〜L11を垂直方向において拡散させて透過させるので、観察者は、一本の光線を上下方向の任意の位置から視認することができる。
なお、本実施の形態では、光線発生器として、走査型プロジェクタ2を用いているが、これに限定されない。光線発生器としては、DMD(Digital Mirror Device)、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)またはLCD(Liquid Crystal Display)等の空間光変調器および複数のレンズからなるレンズアレイ等の投影系を備えた一般的なプロジェクタを用いることもできる。この場合、投影系のアパーチャ(開口)が十分に小さい場合には、走査型プロジェクタ2と同様に光線群を形成することができる。
なお、本実施の形態では、光線発生器として、走査型プロジェクタ2を用いているが、これに限定されない。光線発生器としては、DMD(Digital Mirror Device)、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)またはLCD(Liquid Crystal Display)等の空間光変調器および複数のレンズからなるレンズアレイ等の投影系を備えた一般的なプロジェクタを用いることもできる。この場合、投影系のアパーチャ(開口)が十分に小さい場合には、走査型プロジェクタ2と同様に光線群を形成することができる。
(4)立体画像300の提示方法
図10は立体画像300の提示方法を説明するための模式的平面図である。図10においては、3つの走査型プロジェクタ2A,2B,2Cが示される。
例えば、光線制御子1の上方の位置PRに赤色の画素を提示する場合には、走査型プロジェクタ2Aから位置PRを通る方向に赤色の光線LA0を出射し、走査型プロジェクタ2Bから位置PRを通る方向に赤色の光線LB0を出射し、走査型プロジェクタ2Cから位置PRを通る方向に赤色の光線LC0を出射する。それにより、赤色の光線LA0,LB0,LC0の交点に点光源となる赤色の画素が提示される。この場合、観察者の眼が位置IA0にある場合、位置IB0にある場合および位置IC0にある場合に、位置PRに赤色の画素が見える。
図10は立体画像300の提示方法を説明するための模式的平面図である。図10においては、3つの走査型プロジェクタ2A,2B,2Cが示される。
例えば、光線制御子1の上方の位置PRに赤色の画素を提示する場合には、走査型プロジェクタ2Aから位置PRを通る方向に赤色の光線LA0を出射し、走査型プロジェクタ2Bから位置PRを通る方向に赤色の光線LB0を出射し、走査型プロジェクタ2Cから位置PRを通る方向に赤色の光線LC0を出射する。それにより、赤色の光線LA0,LB0,LC0の交点に点光源となる赤色の画素が提示される。この場合、観察者の眼が位置IA0にある場合、位置IB0にある場合および位置IC0にある場合に、位置PRに赤色の画素が見える。
同様にして、光線制御子1の上方の位置PGに緑色の画素を提示する場合には、走査型プロジェクタ2Aから位置PGを通る方向に緑色の光線LA1を出射し、走査型プロジェクタ2Bから位置PGを通る方向に緑色の光線LB1を出射し、走査型プロジェクタ2Cから位置PGを通る方向に緑色の光線LC1を出射する。
それにより、緑色の光線LA1,LB1,LC1の交点に点光源となる緑色の画素が提示される。この場合、観察者の眼が位置IA1にある場合、位置IB1にある場合および位置IC1にある場合に、位置PGに緑色の画素が見える。
それにより、緑色の光線LA1,LB1,LC1の交点に点光源となる緑色の画素が提示される。この場合、観察者の眼が位置IA1にある場合、位置IB1にある場合および位置IC1にある場合に、位置PGに緑色の画素が見える。
このようにして、複数の走査型プロジェクタ2A,2B,2Cの各々から立体画像300の各位置を通る方向に提示すべき色の光線が出射される。
走査型プロジェクタ2A,2B,2Cを含む複数の走査型プロジェクタが円周上に密に並べられており、それらの複数の走査型プロジェクタから照射される光線群によって光線制御子1の内部の空間が十分に密に交点群で満たされていれば、円周上のいずれの方向から光線制御子1の内部を観察しても位置PR,PGを通過する適切な光線が目に入射することになり、人の目はそこに点光源があるように認識する。実物体の表面にて反射または拡散した照明光を人は物体として認識するので、物体の表面は点光源の集合とみなすことができる。すなわち、物体の表面としたいある位置PR,PGの色を複数のプロジェクタ2A,2B,2Cより飛来する光線によって適切に再現することにより、立体画像300を提示することができる。
走査型プロジェクタ2A,2B,2Cを含む複数の走査型プロジェクタが円周上に密に並べられており、それらの複数の走査型プロジェクタから照射される光線群によって光線制御子1の内部の空間が十分に密に交点群で満たされていれば、円周上のいずれの方向から光線制御子1の内部を観察しても位置PR,PGを通過する適切な光線が目に入射することになり、人の目はそこに点光源があるように認識する。実物体の表面にて反射または拡散した照明光を人は物体として認識するので、物体の表面は点光源の集合とみなすことができる。すなわち、物体の表面としたいある位置PR,PGの色を複数のプロジェクタ2A,2B,2Cより飛来する光線によって適切に再現することにより、立体画像300を提示することができる。
このようにして、立体画像300を光線制御子1の内部および上方の空間に提示することができる。この場合、観察者は、円周方向における異なる位置で同一の立体画像300をそれぞれ異なる方向から視認することができる。
図11は立体画像300の提示方法を説明するための模式的断面図である。図11においては、1つの走査型プロジェクタ2が示される。
図11は立体画像300の提示方法を説明するための模式的断面図である。図11においては、1つの走査型プロジェクタ2が示される。
図11に示すように、走査型プロジェクタ2から出射された光線は、光線制御子1で拡散角αで垂直方向において拡散される。それにより、観察者は、拡散角αの範囲内において垂直方向の異なる位置で走査型プロジェクタ2から出射される同じ色の光線を見ることができる。例えば、観察者が視線を基準の位置Eから上方の位置E’に移動させた場合でも、立体画像300の同じ部分を見ることができる。この場合、垂直方向における観察者の眼の位置により観察者が視認する立体画像300の位置が立体画像300’の位置へと移動する。また、図示していないが、観察者が視線を基準の位置Eから下方に移動させた場合であれば、立体画像300の同じ部分をより下の位置にあるものとして見ることができる。このように、走査型プロジェクタ2から出射された光線が光線制御子1で垂直方向において拡散されるため、観察者が視線を上下に移動させても立体画像300を観察することができる。
図1の複数の走査型プロジェクタ2により出射される光線群の各光線の色は、記憶装置4に記憶される立体形状データに基づいて制御装置3により算出される。具体的には、制御装置3は、立体形状データとして予め定義される三次元の立体形状の面と各光線との交点を求め、光線に与えるべき適切な色を算出する。
制御装置3は、算出した光線群の各光線の色に基づいて複数の走査型プロジェクタ2を制御する。それにより、光線制御子1の上方に立体画像300が提示されるように、各走査型プロジェクタ2から設定された色をそれぞれ有する光線群が出射される。
前記のようにして、本実施の形態に係る立体ディスプレイによれば、立体画像300の指向性表示が可能となる。
制御装置3は、算出した光線群の各光線の色に基づいて複数の走査型プロジェクタ2を制御する。それにより、光線制御子1の上方に立体画像300が提示されるように、各走査型プロジェクタ2から設定された色をそれぞれ有する光線群が出射される。
前記のようにして、本実施の形態に係る立体ディスプレイによれば、立体画像300の指向性表示が可能となる。
(5)両眼視差の発生原理
ここで、本実施の形態に係る立体ディスプレイにおける両眼視差の発生原理について説明する。
図12は本実施の形態に係る立体ディスプレイにおける両眼視差の発生原理を説明するための模式的平面図である。図12には、4つの走査型プロジェクタ2a,2b,2c,2dが示される。
ここで、本実施の形態に係る立体ディスプレイにおける両眼視差の発生原理について説明する。
図12は本実施の形態に係る立体ディスプレイにおける両眼視差の発生原理を説明するための模式的平面図である。図12には、4つの走査型プロジェクタ2a,2b,2c,2dが示される。
図12において、観察者が光線制御子1の点P31を見た場合には、右眼100Rに走査型プロジェクタ2aから出射された光線Laが入射し、左眼100Lに走査型プロジェクタ2bから出射された光線Lbが入射する。また、観察者が光線制御子1の点P32を見た場合には、右眼100Rに走査型プロジェクタ2cから出射された光線Lcが入射し、左眼100Lに走査型プロジェクタ2dから出射された光線Ldが入射する。
ここで、光線Laの色と光線Ldの色とは同じであり、光線Lbの色は光線Laの色と異なり、光線Lcの色は光線Ldの色とは異なるとする。この場合、光線制御子1上の点P31の色は見る方向により異なる。また、光線制御子1上の点P32の色も見る方向により異なる。
光線Laにより立体画像300の点Paが作られ、光線Lbにより立体画像300の点Pbが作られ、光線Lcにより立体画像300の点Pcが作られ、光線Ldにより立体画像300の点Pdが作られる。
光線Laにより立体画像300の点Paが作られ、光線Lbにより立体画像300の点Pbが作られ、光線Lcにより立体画像300の点Pcが作られ、光線Ldにより立体画像300の点Pdが作られる。
図12の例では、立体画像300の点Paと点Pcとが同じ位置にある。すなわち、光線Laと光線Ldとの交点に立体画像300の点Pa,Pdが作られる。点Pa,Pdは、仮想的な点光源となすことができる。この場合、右眼100Rで点Pa,Pdを見る方向と左眼100Lで点Pa,Pdを見る方向とが異なる。すなわち、右眼100Rの視線方向と左眼100Lの視線方向との間に輻輳角がある。これにより、光線群により形成される画像の立体視が可能となる。
(6)本実施の形態の効果
本実施の形態に係る立体ディスプレイにおいては、光線制御子1は、各走査型プロジェクタ2により照射された各光線を円周方向において拡散させずに透過させる。それにより、複数の走査型プロジェクタ2からの光線の各交点が点光源となる。観察者は、点光源の集合を実体物の立体形状として仮想的に知覚する。このとき、前記のように、同じ点光源に交差する左眼の視線方向と右眼の視線方向とが異なるので、両眼視差が生じる。その結果、複数の点光源の集合により光線制御子1の内部および上方の空間に立体画像300が提示される。
本実施の形態に係る立体ディスプレイにおいては、光線制御子1は、各走査型プロジェクタ2により照射された各光線を円周方向において拡散させずに透過させる。それにより、複数の走査型プロジェクタ2からの光線の各交点が点光源となる。観察者は、点光源の集合を実体物の立体形状として仮想的に知覚する。このとき、前記のように、同じ点光源に交差する左眼の視線方向と右眼の視線方向とが異なるので、両眼視差が生じる。その結果、複数の点光源の集合により光線制御子1の内部および上方の空間に立体画像300が提示される。
ここで、観察者がテーブル5の上方から光線制御子1の内周面を観察した場合、テーブル5の周囲の同じ高さのどの位置からでも各点光源を同じ位置に見ることができる。そのため、観察者は、光線制御子1の上方に提示される立体画像300を360度の周囲の任意の位置から見ることができる。したがって、複数の人が特別な装置を用いることなく任意の位置から裸眼で立体画像300を観察することができる。また、観察者の人数も制限されない。
また、光線制御子1は、各走査型プロジェクタ2により照射された各光線を稜線方向において拡散させて透過させる。それにより、観察者の視点の高さが上下しても、観察者が立体画像300を見ることが可能となる。したがって、観察者の視点位置が制限されない。
さらに、テーブル5の上方の空間に作業を阻害する装置を配置する必要がない。したがって、光線制御子1の上方に提示される立体画像300を用いた作業を行うための作業空間をテーブル5上に確保することができる。
さらに、テーブル5の上方の空間に作業を阻害する装置を配置する必要がない。したがって、光線制御子1の上方に提示される立体画像300を用いた作業を行うための作業空間をテーブル5上に確保することができる。
(第一実施例)
II.光線発生器の詳細な説明
(1)走査型プロジェクタの配置
走査型プロジェクタ2(以下、単にプロジェクタ2と呼ぶ)は、光線制御1を取り囲むように配置される。
図13は、従来のプロジェクタの配置と、最大配置可能数を示している。同図(a)は、プロジェクタ2の配置を平面図により示しており、同図(b)は、プロジェクタ2の配置を正面図(側面図)により示しており、同図(c)は、最大配置可能数を示している。
光線制御1に対して全てのプロジェクタ2からの投影画像が同様に投影されるためには、原則的には図13(a)(b)に示すように、同じ高さの円周上に配置する必要がある。この場合、プロジェクタ2の横幅をWとし、円周の半径をRとすれば、円周が2πRであるから、最大配置可能数(図13(c))は、ほぼ、(2πR/W)台となる。
II.光線発生器の詳細な説明
(1)走査型プロジェクタの配置
走査型プロジェクタ2(以下、単にプロジェクタ2と呼ぶ)は、光線制御1を取り囲むように配置される。
図13は、従来のプロジェクタの配置と、最大配置可能数を示している。同図(a)は、プロジェクタ2の配置を平面図により示しており、同図(b)は、プロジェクタ2の配置を正面図(側面図)により示しており、同図(c)は、最大配置可能数を示している。
光線制御1に対して全てのプロジェクタ2からの投影画像が同様に投影されるためには、原則的には図13(a)(b)に示すように、同じ高さの円周上に配置する必要がある。この場合、プロジェクタ2の横幅をWとし、円周の半径をRとすれば、円周が2πRであるから、最大配置可能数(図13(c))は、ほぼ、(2πR/W)台となる。
図14は、本発明の一実施例にかかるプロジェクタの配置と、最大配置可能数を示している。同図(a)は、プロジェクタ2の配置を平面図により示しており、同図(b)は、プロジェクタ2の配置を正面図(側面図)により示しており、同図(c)は、シフト量を示している。
本実施例においては、高さ方向にn段の円周上にプロジェクタ2を配置する。この場合、均等なピッチでプロジェクタを配置しようとすれば、各段におけるプロジェクタ2の配置をピッチPとすると、各段毎にシフト量dを設け、各段毎にずらしてプロジェクタ2を配置する。このときのシフト量は、d=(P/n)(角度)、あるいはd={(P/2π)/n}×2πR(距離)となる。このように複数配置されるプロジェクタ2の一群をプロジェクタ群と呼ぶ。
図15は、段差をつけて配置したときに隣接する三台のプロジェクタ2の投影領域(A,B,C)を図により示している。
それぞれの投影領域(A,B,C)は、円周方向にはシフト量dずつずれ、高さ方向にはPhずつずれている。
それぞれの投影領域(A,B,C)は、円周方向にはシフト量dずつずれ、高さ方向にはPhずつずれている。
図16は、プロジェクタ2に段差(Ph)をつけて配置したときの、二台のプロジェクタから光線制御子1に投影される投影位置を図により示している。上のプロジェクタ(a)が投影する画像の最も高い位置はPah、最も低い位置はPal、中央の高さ位置はPamと記している。一方、下のプロジェクタ(b)が投影する画像の最も高い位置はPbh、最も低い位置はPbl、中央の高さ位置はPbmと記している。対策を取らない限り、投影位置は高さ方向にPh(PamとPbmとの高さ方向の距離)ずれる。
各段のプロジェクタ2の投影位置が高さ方向にずれないようにから、各段のプロジェクタ2の光線制御子1に対する傾斜角度を変えることは可能である。このようにすると投影領域の一部で高さを一致させることは可能であるが、それぞれの段のプロジェクタ2の投影光は上下に拡散しているから、光線制御子1に対する傾斜具合が異なることで投影イメージの変形が段毎に相違し、画像がずれてしまい、プロジェクタ2の数を増やして高画質化を図ることと矛盾してくる。
各段のプロジェクタ2の投影位置が高さ方向にずれないようにから、各段のプロジェクタ2の光線制御子1に対する傾斜角度を変えることは可能である。このようにすると投影領域の一部で高さを一致させることは可能であるが、それぞれの段のプロジェクタ2の投影光は上下に拡散しているから、光線制御子1に対する傾斜具合が異なることで投影イメージの変形が段毎に相違し、画像がずれてしまい、プロジェクタ2の数を増やして高画質化を図ることと矛盾してくる。
このようにプロジェクタ2群は、高さ方向で異なる段に配置されるプロジェクタ相互での表示位置の垂直方向のズレが生じる。この垂直方向のずれを補正するため、以下に説明する補正手段を備える。
この補正手段は、空間上の所定の仮想点で画像を反転させる凹面ミラーMRを含む光学系で実現している。プロジェクタ2は光線制御子1の側から外側に向けて投影光を前記凹面ミラーMRに投影し、同凹面ミラーMRが空間上の所定の仮想点で画像を反転させた上で、正立画像になった投影光を光線制御子1に投影させる。
図17は、凹面ミラーMRとプロジェクタ2と光線制御1の位置関係を図により示している。同図(a)に示すように、上段のプロジェクタ2Hと下段のプロジェクタ2Lが、凹面ミラーMRHと凹面ミラーMRLに対面している。凹面ミラーMRHと凹面ミラーMRLは、各段のプロジェクタ2に対して高さ方向で一致する円周上におけるd=P/n(ピッチ角度)だけシフトさせた位置に配置されている。すなわち、高さについては、同じ高さであり、円周方向にはシフト量d=P/n(ピッチ角度)だけずれて配置されている。
凹面ミラーMRHと凹面ミラーMRLは、光線制御子1に対する垂線と直交する面に対して傾斜角度θi1,θi2だけ傾けてある。この傾斜角度θi1,θi2と、プロジェクタ2H,2Lの各凹面ミラーMRHと凹面ミラーMRLに対する入射角θi1,θi2とは一致する。なお、入射角θi1,θi2とは、各凹面ミラーMRHと凹面ミラーMRLから垂線を引いたときに、同垂線に対してプロジェクタ2H,2Lが傾斜している角度とする。
このように凹面ミラーMRHと凹面ミラーMRLの傾斜角を各段のプロジェクタ2H,2Lの入射角に対応させることにより、各プロジェクタ2H,2Lから対応する凹面ミラーMRHと凹面ミラーMRLに投影した投影光が反転する位置(焦点)を仮想点は、同一円周上に配置させることができる。また、一部のプロジェクタ2については凹面ミラーMRを使用しないで直に光線制御子1に対面させることも可能であるが、このときは仮想点が位置する円周上に投影光の光学的な光源位置が配置させるようにする。すると、凹面ミラーMRを使用する段のプロジェクタ2についても、凹面ミラーMRを使用しない段のプロジェクタ2についても、共に仮想点が配置される円周上に配置されて光線制御子1に投影させているのと同じことになる。
なお、凹面ミラーMRの傾斜角は、各光源の同凹面ミラーMRへの入射角θiに対応し、各光源から入射される映像光が反射されて出射する経路が各段のプロジェクタ2において一致するようにしている。
このように、凹面ミラーMRを使用することで、各仮想点を通過して光線制御子1に投影される画像は、高さ方向で一致することになる。この場合、凹面ミラーMRがプロジェクタ2よりも実寸法が小さいことを前提とすれば、より密度を高くして実質的にプロジェクタ2を配置することができることになる。
このように、凹面ミラーMRを使用することで、各仮想点を通過して光線制御子1に投影される画像は、高さ方向で一致することになる。この場合、凹面ミラーMRがプロジェクタ2よりも実寸法が小さいことを前提とすれば、より密度を高くして実質的にプロジェクタ2を配置することができることになる。
図18は、高さの補正をされた各段のプロジェクタ2からの投影光の表示位置を図により示している。
各段の相違は解消されるが、各段のプロジェクタ2は、円周上におけるd=P/nだけシフトさせた位置に仮想点を配置させて投影している。図では、各プロジェクタ(a,b,c)から同一の画素位置として投影される点Pa’,Pb’,Pc’は円周上におけるd=P/nだけシフトさせた位置に投影されている。むろん、各プロジェクタ(a,b,c)は、d=P/nだけシフトさせた位置に対応するように円周方向に異なるイメージを表示する。むろん、各イメージは立体画像に対して円周上におけるピッチ(d=P/n)だけずれた角度で視認されるイメージに相当する。
各段の相違は解消されるが、各段のプロジェクタ2は、円周上におけるd=P/nだけシフトさせた位置に仮想点を配置させて投影している。図では、各プロジェクタ(a,b,c)から同一の画素位置として投影される点Pa’,Pb’,Pc’は円周上におけるd=P/nだけシフトさせた位置に投影されている。むろん、各プロジェクタ(a,b,c)は、d=P/nだけシフトさせた位置に対応するように円周方向に異なるイメージを表示する。むろん、各イメージは立体画像に対して円周上におけるピッチ(d=P/n)だけずれた角度で視認されるイメージに相当する。
図19は、プロジェクタと凹面ミラーの配置の状況を図により示している。
同図においては、3段のプロジェクタ2を想定し、一段のプロジェクタ2については凹面ミラーMRを使用せず、他の二段のプロジェクタ2については凹面ミラーMRを使用する場合の平面上での配置を示している。凹面ミラーMRを使用することにより、本来であればプロジェクタ2同士が干渉して一段では配置できない数のプロジェクタ2を実質的に多段に配置することができるようになる。各段のプロジェクタ2は、その光源と、同光源からの出射光の経路上に凹面ミラーMRを介在させて構成されていることになる。
各凹面ミラーMRの仮想点は、同じ系の円周上に配置されている。また、凹面ミラーMRを使用しないプロジェクタ2の光学上の光源位置も同仮想点と同じ円周上に位置するようになっている。
同図においては、3段のプロジェクタ2を想定し、一段のプロジェクタ2については凹面ミラーMRを使用せず、他の二段のプロジェクタ2については凹面ミラーMRを使用する場合の平面上での配置を示している。凹面ミラーMRを使用することにより、本来であればプロジェクタ2同士が干渉して一段では配置できない数のプロジェクタ2を実質的に多段に配置することができるようになる。各段のプロジェクタ2は、その光源と、同光源からの出射光の経路上に凹面ミラーMRを介在させて構成されていることになる。
各凹面ミラーMRの仮想点は、同じ系の円周上に配置されている。また、凹面ミラーMRを使用しないプロジェクタ2の光学上の光源位置も同仮想点と同じ円周上に位置するようになっている。
(第二実施例)
図20は、凹面ミラーの配置の状況を図により示している。
3段のプロジェクタ2を想定し、全ての段のプロジェクタ2については凹面ミラーMRを使用する場合の平面上での配置を示している。
凹面ミラーMRを使用するものと使用しないものとを混合する場合、ある段のプロジェクタ2については正立画像を使用し、ある段のプロジェクタ2については反転画像を使用することになる。また、直に投影するものと、反射ミラーで投影するものとに分かれ、輝度の変化もあり得る。
しかし、全ての段のプロジェクタ2については凹面ミラーMRを使用すると、凹面ミラーMRを使用するものと使用しないものとを混合しないので、全ての段のプロジェクタ2において反転画像を投影すればよいし、投影光の輝度のずれを補正する必要もなくなるので、制御しやすくなる。
図20は、凹面ミラーの配置の状況を図により示している。
3段のプロジェクタ2を想定し、全ての段のプロジェクタ2については凹面ミラーMRを使用する場合の平面上での配置を示している。
凹面ミラーMRを使用するものと使用しないものとを混合する場合、ある段のプロジェクタ2については正立画像を使用し、ある段のプロジェクタ2については反転画像を使用することになる。また、直に投影するものと、反射ミラーで投影するものとに分かれ、輝度の変化もあり得る。
しかし、全ての段のプロジェクタ2については凹面ミラーMRを使用すると、凹面ミラーMRを使用するものと使用しないものとを混合しないので、全ての段のプロジェクタ2において反転画像を投影すればよいし、投影光の輝度のずれを補正する必要もなくなるので、制御しやすくなる。
(第三実施例)
図21は、プロジェクタ2と凹面ミラーMRとの間に拡散度合いを調整するための光学系を配置した状況を図により示している。
プロジェクタ2から光線制御1までの距離がプロジェクタ2毎に異なると、プロジェクタ2からの投影光の拡散度合いが変化してしまう。ズーム機能を使って投影画像の外枠の大きさは調整できるが、投影画像にずれが生じる。
図21は、プロジェクタ2と凹面ミラーMRとの間に拡散度合いを調整するための光学系を配置した状況を図により示している。
プロジェクタ2から光線制御1までの距離がプロジェクタ2毎に異なると、プロジェクタ2からの投影光の拡散度合いが変化してしまう。ズーム機能を使って投影画像の外枠の大きさは調整できるが、投影画像にずれが生じる。
図21(a)はプロジェクタ2から凹面ミラーMRまでの距離がLM1であり、同図(b)はプロジェクタ2から凹面ミラーMRまでの距離がLM2であり、それぞれの距離が相違する。
しかし、プロジェクタ2から凹面ミラーMRまでの間の所定位置に光学系LGを配置することで、同光学系LGにて拡散度合いを一定にさせる。これにより、同光学系LGから凹面ミラーMRを介して光線制御子1に至る光路上での拡散度合いが一定となり、距離LM1,LM2に関わらず同じ投影画像を投影できるようになる。
なお、本実施例では、光学系LGは、光源であるプロジェクタ2と凹面ミラーMRとの間に介在させているが、拡散度合いを一致させる光学系LGは、光源からの出射光の経路上にあればよい。
しかし、プロジェクタ2から凹面ミラーMRまでの間の所定位置に光学系LGを配置することで、同光学系LGにて拡散度合いを一定にさせる。これにより、同光学系LGから凹面ミラーMRを介して光線制御子1に至る光路上での拡散度合いが一定となり、距離LM1,LM2に関わらず同じ投影画像を投影できるようになる。
なお、本実施例では、光学系LGは、光源であるプロジェクタ2と凹面ミラーMRとの間に介在させているが、拡散度合いを一致させる光学系LGは、光源からの出射光の経路上にあればよい。
なお、本発明は前記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
・前記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって前記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・前記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が前記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
1…光線制御子、2,2A,2B,2C,2a,2b,2c,2d…走査型プロジェクタ、3…制御装置、4…記憶装置、5…テーブル、10…観察者、11…光線制御子本体、12…環状レンズ、13…環状プリズム、14…透明素材、15…ホロスクリーン、16…三角シート、17…光学シート、18…扇形シート、51…天板、52…脚、300…立体画像。
Claims (7)
- 立体形状データに基づいて立体画像をその少なくとも一部が所定の基準面上の空間に位置するように提示するための立体ディスプレイであって、
前記基準面上に開口を有するとともに前記基準面の下方に周壁を有するように配置される光線制御子と、
前記基準面の下方でかつ前記光線制御子の外側から複数の光線からなる光線群を前記光線制御子の前記周壁の外周面にそれぞれ照射するように前記光線制御子の周囲に配置された複数の光線発生器と、
前記立体形状データに基づいて、前記複数の光線発生器により発生される光線群により立体画像が提示されるように前記複数の光線発生器を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、立体画像の少なくとも一部が前記光線制御子の前記開口よりも上方に提示されるように前記複数の光線発生器を制御し、
前記光線制御子は、断面が軸Zを中心とした円形あるいは多角形であるとともに、軸Z方向に沿って筒状あるいは錐体状であり、周壁が透光性を有し、同周壁は、入射した光線が稜線方向においては拡散して透過し、かつ、軸Zを中心とする円周方向においてはほぼ拡散せずに直進して透過するように形成され、
前記光線発生器は、
円周上に、所定のピッチPで、高さ方向にn段で、かつ、各段において円周方向にd=P/nだけシフトさせて複数のプロジェクタを配置したプロジェクタ群を含むことを特徴とする立体ディスプレイ。 - 前記プロジェクタ群は、高さ方向で異なる段に配置されるプロジェクタ相互での表示位置の垂直方向のズレを補正する補正手段を有することを特徴とする請求項1に記載の立体ディスプレイ。
- 前記補正手段は、空間上の所定の仮想点で画像を反転させる光学系を備え、前記各段のプロジェクタに対して高さ方向で一致する円周上におけるd=P/nだけシフトさせた位置に前記仮想点を配置させ、各仮想点を通過して前記光線制御子に投影される画像が高さ方向で一致することを特徴とする請求項2に記載の立体ディスプレイ。
- 前記光学系は、空間上の所定の仮想点で画像を反転させる凹面ミラーであり、前記各段のプロジェクタは、光源と、同光源からの出射光の経路上に前記凹面ミラーを介在させて構成されていることを特徴とする請求項3に記載の立体ディスプレイ。
- 前記凹面ミラーの傾斜角は、各光源の同凹面ミラーへの入射角に対応し、各光源から入射される映像光が反射されて出射する経路が各段のプロジェクタにおいて一致するようにしていることを特徴とする請求項4に記載の立体ディスプレイ。
- 前記光源からの出射光の経路上に当該出射光の拡散度合いを一致させる光学系を備えることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の立体ディスプレイ。
- 円周上に、所定のピッチPで、高さ方向にn段で、かつ、各段において円周方向にd=P/nだけシフトさせ、中心側に向けて複数のプロジェクタを配置したプロジェクタ群を含む光線発生器と、
前記円周の中心に設置され、円周方向は直進し稜線方向は拡散させる作用を有する光線制御子と、
立体形状データに基づいて、前記光線発生器により発生される光線群により立体画像が提示されるように前記光線発生器を制御する制御手段とを備えることを特徴とする立体ディスプレイ。
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2014
- 2014-03-26 JP JP2014064810A patent/JP2015187649A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109640070A (zh) * | 2018-12-29 | 2019-04-16 | 上海曼恒数字技术股份有限公司 | 一种立体显示方法、装置、设备及存储介质 |
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