JP2017058512A - 裸眼立体表示装置及び裸眼立体表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来よりも立体映像の解像度と視域とを両立させることができる裸眼立体表示装置を提供する。【解決手段】裸眼立体表示装置1は、複数の画像投射装置10と拡散部21とレンズ部22とを備える。複数の画像投射装置10は水平方向に配置され、立体映像を表示させるための画像を投射する。拡散部21は複数の画像投射装置10から投射された画像を拡散させ、垂直帯状の視差画像4にする。レンズ部22は立体映像を水平方向の視域の中央で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、視域端で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、が同じになるように、拡散部21で垂直帯状とされた視差画像を投射光軸上の結像位置において水平方向に連続的に収束させる。【選択図】図2
Description
本発明は裸眼立体表示装置及び裸眼立体表示方法に関する。
近年、特殊な眼鏡を使用せず、裸眼で立体(三次元)映像を視認させる裸眼立体表示装置の開発が活発に行われている。
裸眼立体表示装置の課題は、立体映像の解像度と視域の両立である。視域とは、立体映像を回り込んで観察できる範囲のことである。一般的に、視域は二次元表示装置における視野角に相当する。
特許文献1には、複数のプロジェクタが水平方向に等間隔になるように二次元配置された裸眼立体表示装置が記載されている。
特許文献1に記載されている裸眼立体表示装置は、複数のプロジェクタから投射される画像をスクリーン上に重畳させ、フレネルレンズによって水平方向に連続的に収束させる装置である。観察者は、水平方向の立体視に特化した立体映像を視認することができる。
しかしながら、特許文献1に記載されているような従来の裸眼立体表示装置では、通常、フレネルレンズの結像特性として斜め入射については考慮されていない。そのため、視域の中央では高解像度の立体映像を視認できるものの、視域端では視差画像の欠落や破綻を生じさせてしまう。これにより、立体映像の解像度を悪化させたり、視域を狭めさせたりする。
本発明はこのような問題点に鑑み、従来よりも立体映像の解像度と視域を両立させることができる裸眼立体表示装置及び裸眼立体表示方法を提供することを目的とする。
本発明は、水平方向に配置され、立体映像を表示させるための画像を投射する複数の画像投射装置と、前記複数の画像投射装置から投射された画像を拡散させ、垂直帯状の視差画像にする拡散部と、前記立体映像を水平方向の視域の中央で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、視域端で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、が同じになるように、前記拡散部で垂直帯状とされた視差画像を投射光軸上の結像位置において水平方向に連続的に収束させるレンズ部と、を備えることを特徴とする裸眼立体表示装置を提供する。
また、本発明は、水平方向に配置されている複数の画像投射装置から、立体映像を表示させるための画像を投射させる投射ステップと、前記複数の画像投射装置から投射された画像を拡散させて垂直帯状の視差画像にする拡散ステップと、前記立体映像を水平方向の視域の中央で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、視域端で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、が同じになるように、前記拡散ステップで垂直帯状とされた視差画像を投射光軸上の結像位置において水平方向に連続的に収束させる収束ステップと、を有すること特徴とする裸眼立体表示方法を提供する。
本発明の裸眼立体表示装置及び裸眼立体表示方法によれば、従来よりも立体映像の解像度と視域を両立させることができる。
図1に示すように、裸眼立体表示装置1は、複数のプロジェクタ(画像投射装置)10と、指向性スクリーン20と、を備えている。
複数のプロジェクタ10は、水平方向に対して等間隔になるように配置されている。具体的には、複数のプロジェクタ10は、プロジェクタ10の外形寸法による制約から、水平方向に等間隔になるように、水平方向及び垂直方向に二次元配置されている。
各プロジェクタ10は、それぞれの投射光軸が指向性スクリーン20の中心に位置するようにして、画像を指向性スクリーン20上にそれぞれ投射する。
指向性スクリーン20は、各プロジェクタ10から投射された画像を、それぞれ垂直帯状に拡散された視差画像にして、投射光軸上の結像位置において水平方向に連続的に収束させる。
観察者2は、結像位置を含む視域から裸眼観察することで、観察位置における視差画像を立体映像3として視認することができる。
図2は、図1において観察者2側から裸眼立体表示装置1を見たときの概念図である。
図2に示すように、指向性スクリーン20は、プロジェクタ10側に配置された拡散部である拡散スクリーン21と、観察者2側に配置されたレンズ部であるフレネルレンズ22と、を有して構成されている。
拡散スクリーン21は、光線を拡散させる材料により構成される。拡散スクリーン21は、拡散スクリーン21を通過した光線を所定方向に拡散させる特性を有する。拡散スクリーン21は、各プロジェクタ10から投射された光線を、水平方向に微小拡散させ、垂直方向に広角拡散させることで、垂直帯状に拡散された視差画像にする。これにより、拡散スクリーン21は、各プロジェクタ10から投射された画像を、水平方向において分離させ、垂直方向においては観察位置にかかわらず同様の水平視差立体映像とすることができる。
各プロジェクタ10から投射された光線による画像は、拡散スクリーン21によって、それぞれ垂直帯状に拡散された視差画像4となる。
フレネルレンズ22は、拡散スクリーン21によって垂直帯状に拡散された各視差画像4を、投射光軸上の結像位置において、水平方向に連続的に収束させる。
図3に、裸眼立体表示装置1のプロジェクタ10と指向性スクリーン20と視域30との水平方向における位置関係の一例を示す。複数のプロジェクタ10は、水平方向(図3における上下方向)に等間隔になるように配置されている。なお、図3では、中央のプロジェクタ10a、及び、水平方向の両端のプロジェクタ10b,10cのみを表示している。
中央のプロジェクタ10aと水平方向端のプロジェクタ10b(10c)との距離L1は例えば2.9mである。水平方向の両端のプロジェクタ10b,10cの距離L2は例えば5.8mである。
なお、複数のプロジェクタ10の水平方向のピッチは例えば33mmであり、201の視差画像を表示させることができる。
なお、複数のプロジェクタ10の水平方向のピッチは例えば33mmであり、201の視差画像を表示させることができる。
各プロジェクタ10a〜10cの投射位置Paから指向性スクリーン20の位置Pbまでの距離L3は例えば8mである。
水平方向端のプロジェクタ10bの投射角θb、及び、プロジェクタ10cの投射角θcは例えば19.9°である。
水平方向端のプロジェクタ10bの投射角θb、及び、プロジェクタ10cの投射角θcは例えば19.9°である。
指向性スクリーン20の位置Pbから投射光軸上の結像位置Pcまでの距離L4は例えば5.517mである。
結像位置Pcにおける各視差画像の水平方向の視点間隔は例えば22.8mmである。
結像位置Pcにおける各視差画像の水平方向の視点間隔は例えば22.8mmである。
立体映像3(図1参照)を水平方向に回り込んで観察できる視域30の水平方向の範囲L5は例えば4mである。
視域30内において、指向性スクリーン20から6.5mの距離で観察者2が観察する場合の視点間隔は例えば27mmである。
視域30内において、指向性スクリーン20から6.5mの距離で観察者2が観察する場合の視点間隔は例えば27mmである。
プロジェクタ10aから投射された光線31a〜31cは、指向性スクリーン20で垂直帯状に拡散され、視域30の水平方向における中央P1で収束される。
プロジェクタ10bから投射された光線32a〜32cは、指向性スクリーン20で垂直帯状に拡散され、視域30の水平方向における一方の視域端P2で収束される。
プロジェクタ10cから投射された光線32a〜32cは、指向性スクリーン20で垂直帯状に拡散され、視域30の水平方向における他方の視域端P3で収束される。
プロジェクタ10bから投射された光線32a〜32cは、指向性スクリーン20で垂直帯状に拡散され、視域30の水平方向における一方の視域端P2で収束される。
プロジェクタ10cから投射された光線32a〜32cは、指向性スクリーン20で垂直帯状に拡散され、視域30の水平方向における他方の視域端P3で収束される。
観察者2は、視域30から裸眼観察することで、観察位置における視差画像を立体映像3として視認することができる。
図4は、従来の裸眼立体表示装置の光線追跡図である。図4中の符号は、図3中の符号にそれぞれ対応する。図4中の符号10a,10bで示す点部は、図3のプロジェクタ10a,10bの投射位置に相当する。図4の光線31dは図3の光線31a〜31cに対応する。図4の光線32dは図3の光線32a〜32cに対応する。
一般的に、従来の裸眼立体表示装置では、フレネルレンズは視域の中央で収差が生じないように設計されている。そのため、プロジェクタ10aから投射された光線31dは、視域の中央P1に収束される。
従って、視域の中央P1では、それぞれ1つのプロジェクタによって右目用の視差画像と左目用の視差画像とを構成することができる。そのため、観察者は視域の中央P1では高解像度の立体映像を観察することができる。
しかしながら、従来の裸眼立体表示装置では、視域の中央P1から距離L6(2×L6=L5)だけ離れた視域端P2では収差が大きくなってしまう。そのため、プロジェクタ10bから投射された光線32dは、視域端P2では収差の影響を大きく受け、収束されずにばらばらになって到達する。
従って、視域端P2では、それぞれ複数のプロジェクタによって右目用の視差画像と左目用の視差画像とを構成しなければならない。また、従来の裸眼立体表示装置では、フレネルレンズの結像特性としてレンズへの斜め入射については考慮されていない。
そのため、従来の裸眼立体表示装置では、視域端では視差画像の欠落や破綻により、立体映像の解像度が悪化したり、視域が狭められたりしてしまう場合がある。
そこで、実施形態の裸眼立体表示装置1では、フレネルレンズ22が視域30の中央P1と視域端P2とで収差のバランスを取れるように非球面設計されている。
フレネルレンズ22は、非球面多項式である式(1)を用いて設計することができる。
なお、CURVは1/Rである。Rは曲率半径である。Kはコーニック定数(非球面係数)である。Aは4次非球面係数である。Bは6次非球面係数である。Cは8次非球面係数である。Dは10次非球面係数である。Yは光軸に直交する方向のレンズ距離である。Zはレンズ頂点からレンズ距離Yの位置までの光軸方向のレンズ距離である。
実施形態の裸眼立体表示装置1のフレネルレンズ22の設計値を実施例として図5に示す。なお、図5には、比較例として、従来の裸眼立体表示装置のフレネルレンズの一般的な設計値も示している。
実施形態の裸眼立体表示装置1のフレネルレンズ22は、非球面係数であるコーニック定数が、比較例(K=−1.18739)よりも小さい値(K=−1.65)に設計されている。
図6を用いて、実施形態の裸眼立体表示装置1のフレネルレンズ22のレンズ形状(非球面形状)の実施例を説明する。なお、図6には、比較例として、従来の裸眼立体表示装置のフレネルレンズの一般的なレンズ形状(非球面形状)、及び、球面形状を示している。
図6に示す非球面曲線は、式(1)、及び、図5に示すレンズ設計値により導出される。図6の横軸は、式(1)中の符号Y(光軸に直交する方向のレンズ距離)である。図6の縦軸は、式(1)中の符号Z(レンズ頂点からレンズ距離Yの位置までの光軸方向のレンズ距離)である。
図6に示すように、比較例のフレネルレンズは球面よりも緩やかなレンズ形状を有する。
実施形態の裸眼立体表示装置1のフレネルレンズ22は、光線のレンズへの斜め入射について考慮されているため、比較例よりもさらに緩やかなレンズ形状を有している。
実施形態の裸眼立体表示装置1のフレネルレンズ22は、光線のレンズへの斜め入射について考慮されているため、比較例よりもさらに緩やかなレンズ形状を有している。
上述のとおり、実施形態の裸眼立体表示装置1では、フレネルレンズ22が視域の中央と視域端とで収差のバランスを取れるように非球面設計されている。そのため、視域端での視差画像を構成するためのプロジェクタ10を従来よりも少ない台数で構成することができる。
その理由について、実施形態の裸眼立体表示装置1と従来の裸眼立体表示装置とに対する逆光線追跡、光線追跡によるシミュレーションの結果に基づいて説明する。なお、逆光線追跡とは、所定の目的物に対して受光される光線を追跡することであり、光線追跡とは、光源から様々な方向に向かう多数の光線を追跡することである。逆光線及び光線を追跡することにより、所定の装置から照射される光線や受光する光線の特性を解析することができる。
図7及び図8を用いて、実施形態の裸眼立体表示装置1に対する逆光線追跡について説明する。
図7に示すように、例えば視差画像がアスペクト比16:9の画面S40で構成されている場合、画面S40を構成する水平方向の全光線を例えば25本とする。
それに対して、視域30(図3参照)において主要な立体映像を視認するために必要な画面領域S41を、例えばアスペクト比4:3の領域とすると、画面領域S41を構成する水平方向の光線は例えば19本となる。
それに対して、視域30(図3参照)において主要な立体映像を視認するために必要な画面領域S41を、例えばアスペクト比4:3の領域とすると、画面領域S41を構成する水平方向の光線は例えば19本となる。
そこで、視差画像における画面領域S41を構成するための実施形態の裸眼立体表示装置のプロジェクタの台数を、図8に示す逆光線追跡から導出する。図8中の符号は、図4中の符号にそれぞれ対応する。
光線31eは、視域の中央P1を基準にして逆光線追跡したものである。
逆光線追跡により、視域の中央P1において画面領域S41(図7参照)を構成する水平方向の光線幅(光線19本分)に対応するプロジェクタ10の水平方向の配置幅W41は1150mmとなる。なお、複数のプロジェクタ10の水平方向の間隔は例えば33mmである。
従って、視域の中央P1では、画面領域S41を対象としたときの視差画像は、35台のプロジェクタ10によって構成される。
光線32eは、視域端P2を基準にして逆光線追跡したものである。
逆光線追跡により、視域端P2において画面領域S41を構成する水平方向の光線幅に対応するプロジェクタ10の水平方向の配置幅W42は1150mmとなる。
従って、視域端P2では、画面領域S41を対象としたときの視差画像は、35台のプロジェクタ10によって構成される。
よって、実施形態の裸眼立体表示装置1では、逆光線追跡により、視域の中央P1で観察される視差画像、及び、視域端P2で観察される視差画像が、いずれも同じ台数(35台)のプロジェクタ10によって構成されるように、フレネルレンズ22が非球面設計されている。
図9は、実施形態の裸眼立体表示装置1の光線追跡図である。図9中の符号は、図8中の符号にそれぞれ対応する。
図8は視域の中央P1及び視域端P2を基準にして逆光線追跡したものである。それに対し、図9はプロジェクタ10a,10bを基準にして光線追跡したものである。
図9の光線31fは図8の光線31eに対応する。図9の光線32fは図8の光線32eに対応する。なお、図8の光線32fは図9の光線32fと同じである。
図9の光線31fは図8の光線31eに対応する。図9の光線32fは図8の光線32eに対応する。なお、図8の光線32fは図9の光線32fと同じである。
図9に示すように、実施形態の裸眼立体表示装置1は、視域の中央P1と視域端P2とで収差のバランスが取れるようにフレネルレンズ22が設計されている。
そのため、視域の中央P1で観察される視差画像と、視域端P2で観察される視差画像とは、ほぼ同じ台数(35台)のプロジェクタ10によって構成される。
そのため、視域の中央P1で観察される視差画像と、視域端P2で観察される視差画像とは、ほぼ同じ台数(35台)のプロジェクタ10によって構成される。
[比較例]
図10を用いて、実施形態の裸眼立体表示装置1の比較例として、従来の裸眼立体表示装置を説明する。
図10を用いて、実施形態の裸眼立体表示装置1の比較例として、従来の裸眼立体表示装置を説明する。
従来の裸眼立体表示装置のフレネルレンズも実施形態の裸眼立体表示装置1のフレネルレンズ22と同様に、式(1)、及び、図5に示す設計値により設計することができる。
図10は、比較例の裸眼立体表示装置の逆光線追跡図である。図10中の符号は、図4中の符号にそれぞれ対応する。
図4はプロジェクタ10a,10bを基準にして光線追跡したものである。それに対し、図10は視域の中央P1及び視域端P2を基準にして逆光線追跡したものである。
図10の光線31gは図4の光線31dに対応する。図10の光線32gは図4の光線32dに対応する。なお、図10の光線32dは図4の光線32dと同じである。
そこで、視差画像における画面領域S41(図7参照)を構成するための従来の裸眼立体表示装置のプロジェクタの台数を、図10に示す逆光線追跡から導出する。
光線31gは、視域の中央P1を基準にして逆光線追跡したものである。従来の裸眼立体表示装置では、フレネルレンズは視域の中央で収差が生じないように設計されている。そのため、光線追跡による光線31dと逆光線追跡による光線31gとは一致する。
従って、視域の中央P1では、画面領域S41を対象としたときの視差画像は、1台のプロジェクタ10によって構成される。
光線32gは、視域端P2を基準にして逆光線追跡したものである。
逆光線追跡により、視域端P2において画面領域S41を構成する水平方向の光線幅(光線19本分)に対応するプロジェクタ10の水平方向の配置幅W43は1960mmとなる。なお、複数のプロジェクタ10の水平方向の間隔は例えば33mmである。
逆光線追跡により、視域端P2において画面領域S41を構成する水平方向の光線幅(光線19本分)に対応するプロジェクタ10の水平方向の配置幅W43は1960mmとなる。なお、複数のプロジェクタ10の水平方向の間隔は例えば33mmである。
従って、視域端P2では、画面領域S41を対象としたときの視差画像は、59台のプロジェクタ10によって構成される。
よって、比較例の裸眼立体表示装置は、視域端P2では多数(59台)のプロジェクタ10を用いて視差画像を構成しなければならない。そのため、視域の中央では高解像度の裸眼立体映像を視認できるものの、視域端では視差画像の欠落や破綻により、立体映像の解像度を悪化させたり、視域を狭めたりしてしまう。
以上のように、本実施形態の裸眼立体表示装置では、フレネルレンズが視域の中央と視域端とで収差のバランスを取れるように非球面設計されている。そのため、視域端での視差画像を構成するためのプロジェクタを従来よりも少ない台数で構成することができる。
これにより、視域端での視差画像の欠落や破綻を抑制し、従来よりも立体映像の解像度と視域を両立させることができる。
これにより、視域端での視差画像の欠落や破綻を抑制し、従来よりも立体映像の解像度と視域を両立させることができる。
なお、本発明に係る実施形態は、上述した構成に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。
1 裸眼立体表示装置
10 プロジェクタ(画像投射装置)
20 指向性スクリーン
21 拡散スクリーン(拡散部)
22 フレネルレンズ(レンズ部)
10 プロジェクタ(画像投射装置)
20 指向性スクリーン
21 拡散スクリーン(拡散部)
22 フレネルレンズ(レンズ部)
Claims (3)
- 水平方向に配置され、立体映像を表示させるための画像を投射する複数の画像投射装置と、
前記複数の画像投射装置から投射された画像を拡散させ、垂直帯状の視差画像にする拡散部と、
前記立体映像を水平方向の視域の中央で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、視域端で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、が同じになるように、前記拡散部で垂直帯状とされた視差画像を投射光軸上の結像位置において水平方向に連続的に収束させるレンズ部と、
を備えることを特徴とする裸眼立体表示装置。 - 前記レンズ部は、視域の中央と視域端とで収差のバランスが取れるように非球面形状を有し、視域の中央で収差が生じないように設計されているフレネルレンズよりもコーニック定数が小さい値になるように設計されていることを特徴とする請求項1に記載の裸眼立体表示装置。
- 水平方向に配置されている複数の画像投射装置から、立体映像を表示させるための画像を投射させる投射ステップと、
前記複数の画像投射装置から投射された画像を拡散させて垂直帯状の視差画像にする拡散ステップと、
前記立体映像を水平方向の視域の中央で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、視域端で観察される視差画像を構成するための画像投射装置の台数と、が同じになるように、前記拡散ステップで垂直帯状とされた視差画像を投射光軸上の結像位置において水平方向に連続的に収束させる収束ステップと、
を有すること特徴とする裸眼立体表示方法。
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CN110286495A (zh) * | 2019-07-08 | 2019-09-27 | 成都工业学院 | 一种基于光源阵列的逆反射立体显示装置 |
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