JP2014115447A - 画像表示装置 - Google Patents

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裕 長谷川
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Abstract

【課題】視差画像の画質の劣化を防止して立体視が可能な画像表示装置を提供するにある。
【解決手段】画像表示装置においては、複数の視差画像成分を生成する光線が画像表示部に向けて投射され、画像表示部内で入射光線の射出角度が変更される。この出射光線は、画像表示部内で視差画像成分を分離するレンチキュラーレンズに入射されてこの光線に含まれる視差画像成分が分離されて観察者側に投影される。このレンチキュラーレンズは、複数個のシリンドリカルレンズ要素が配列されて構成され、互いに隣接するシリンドリカルレンズ要素の間に境界を有している。複数の視差画像成分を生成する光線がレンチキュラーレンズの境界を除くシリンドリカルレンズ要素の領域を通過して観察者側に投影されている。
【選択図】図2

Description

実施形態は、画像表示装置に関する。
画像表示装置として動画表示が可能な3次元映像表示装置、所謂、3次元ディスプレイには、種々の方式が知られている。近年、特にフラットパネルタイプで、且つ、専用のメガネ等を必要としない方式が強く要望されている。この専用のメガネを必要としないタイプの3次元映像表示装置の一つには、直視型或いは投影型の液晶表示装置又はプラズマ表示装置等のように画素位置が固定されている表示パネル(表示装置)の直前に光線制御素子が設置され、表示パネルからの光線が制御されて観察者に向けられる方式がある。ここで、光線制御素子は、光線制御素子上の同一位置を観察しても、観察する角度により異なる映像が立体視できるような機能を与えている。
このような光線制御素子を用いた3次元画像表示方式は、視差(異なる方向から見ることによる見え方の差)の数や設計指針によって、2眼式、多眼式、超多眼式(多眼式の超多眼条件)、インテグラル・イメージング(以下、IIとも云う)式等に分類される。2眼式は、両眼視差に基づいて立体視させているが、それ以外の方式は、程度の差はあれ運動視差を実現することができることから、2眼式の立体映像と区別して3次元映像と呼ばれる。これらの3次元映像を表示するための基本的な原理は、100年程度前に発明され3次元写真に応用されるインテグラル・フォトグラフィ(IP)の原理と実質的に同一である。
このように複数の方向に対してそれぞれの視差画像を表示させ、立体視を可能にする画像表示装置においては、レンチキュラーレンズに画像を投射する方式がある。この方式では、レンチキュラーレンズを形成する個々のシリンドリカルレンズに入射した光線がその入射位置に応じて、それぞれ異なる方向に偏向出射されることを利用して観察者に立体視させている。即ち、画像投射器からレンチキュラーレンズに投射される投射画像には、複数の視差画像が含まれ、この複数の視差画像がレンチキュラーレンズを介して各方向に偏向出射されることによって、それぞれの方向に出射する光線毎に、視差画像を表示させることができ、結果として、観察者に立体視させている。
このレンチキュラーレンズ方式においては、レンチキュラーレンズは、投射画像から視差画像を夫々分離する役割を果たしている。通常、画像投射器から拡大投射して画像を表示する場合、レンチキュラーレンズに入射する光線は、拡散光線となり、中央部に入射される光線と周辺部に入射される光線では、入射角度が異なってレンチキュラーレンズに入射される。そのため、レンチキュラーレンズから出射される光線の偏向角度も画面の中央部と周辺部で異なり、観測者に対して視差画像の全体が表示できずに立体視が損なわれる問題がある。このような問題に対して、画像投射器とレンチキュラーレンズの間に凸レンズ機能を有するフレネルレンズが設けられ、投射光線が平行化(コリメート)されてレンチキュラーレンズに入射される方式が知られている。
特開平8−05957号公報
一般にフレネルレンズは、凸レンズ面が同心円状に分離された複数の帯状領域を有するように形成され、レンズ面が不連続になる帯状領域の境界には、段差が形成されている。レンズとしてある程度以上の面積が必要とされ、レンズに凸レンズ機能が与えられる場合、通常、ガラスや光学的樹脂製の凸レンズでは、製作精度および重量上の取り扱いが難しくなることから、樹脂製のフレネルレンズが一般的に用いられている。
3次元画像表示方式では、視差画像を与える光線は、このフレネルレンズの連続面だけでなく、段差部分にも入射される。しかし、段差部分に入射された光線は、この段差で散乱され、所望の角度でレンチキュラーレンズに入射されなくなる問題がある。段差で散乱される光線は、上下方向に向けられる散乱光線は、画像上のノイズとなるに対して、視差分離方向においては、この散乱光線が他の視差画像に混入され、表示される視差画像の画質が劣化される問題がある。
上述したように、立体視を損なわないようにするために、画像投射器とレンチキュラーレンズ等の視差分離素子との間に光線角度を変更するフレネルレンズを設けている光学システムでは、段差部分が投射光線を散乱させ、その結果として視差画像の画質が劣化される問題がある。
実施形態は、このような事情を考慮してなされたものであって、その目的とするところは、視差画像の画質の劣化を防止して立体視が可能な画像表示装置を提供するにある。
実施形態に係る画像表示装置においては、光線投射手段によって複数の視差画像成分を含む光線が光線角度変更手段に向けて投射され、この投射光線が光線角度変更手段に入射される。光線角度変更手段は、この入射光線を屈折して前記投射光線を略平行化するように、射出角度を変更して出射する。この光線角度変更手段から出射光線が視差分離手段に入射されてこの光線に含まれる前記視差画像成分に応じた角度でこの視差画像成分が分離されて観察者側に投影される。視差分離手段は、レンチキュラーレンズを具備し、このレンチキュラーレンズは、複数個のシリンドリカルレンズ要素が配列されて構成され、互いに隣接するシリンドリカルレンズ要素の間に境界を有している。前記複数の視差画像成分を生成する光線が前記境界を除く前記シリンドリカルレンズ要素の領域を通過して観察領域側に投影されて立体画像を立体視可能としている。
(a)及び(b)は、第1の実施態様に係る画像表示装置の光学構成を概略的に示している水平面内における上面図及び垂直面内における側面図である。 (a)、(b)及び(c)は、図1に示される一体レンズの構造を概略的に示している水平面内における上面図、垂直面内における側面図及び背面側平面図である。 第1の実施例に係る画像パターンが図1に示される一体レンズの構造に投射され、一体レンズから観察者の側に光線が射出されている光学系の光線軌跡を概略的に示す説明図である。 図3に示される画像パターンを作成する工程を示すフローチャートである。 第2の実施例に係る画像パターンが図1に示される一体レンズの構造に投射され、一体レンズから観察者の側に光線が射出されている光学系の光線軌跡を概略的に示す説明図である。 図5に示される画像パターンを作成する工程を示すフローチャートである。 (a)、(b)及び(c)は、第3の実施態様に係る画像表示装置の一体レンズの構造を概略的に示している水平面内における上面図、垂直面内における側面図及び背面側平面図である。 (a)、(b)及び(c)は、第4の実施態様に係る画像表示装置の一体レンズの構造を概略的に示している水平面内における上面図、垂直面内における側面図及び背面側平面図である。 (a)及び(b)は、図2に示される第1の実施態様に係る画像表示装置及び図8に示される第4の実施態様に係る画像表示装置における光線軌跡及び観測可能な範囲を比較して示す模式図である。 (a)及び(b)は、第5の実施態様に係る画像表示装置の光学構成を概略的に示している水平面内における上面図及び垂直面内における側面図である。 (a)、(b)及び(c)は、図10に示される画像表示装置の一体レンズの構造を概略的に示している水平面内における上面図、垂直面内における側面図及び背面側平面図である。 図10に示される画像表示装置の一体レンズの構造を概略的に示している斜視図である。 (a)、(b)及び(c)は、第6の実施例に係る画像表示装置の一体レンズの構造を概略的に示している水平面内における上面図、垂直面内における側面図及び背面側平面図である。 (a)及び(b)は、第7の実施例に係る画像表示装置を概略的に示している水平面内における上面図及び垂直面内における側面図である。 第7の実施の形態に係る光学系における投射画素と第1のレンチキュラーレンズとの水平視差面内の光線軌跡を概略的に示す説明図である。 (a)、(b)及び(c)は、視差番号で示される2次元投射画素(視差画像成分)が第1のレンチキュラーレンズの背面側に投影された平面配置を示す説明図であり、第1のレンチキュラーレンズと第2のレンチキュラーレンズとの配置関係を示す説明図及び第2のレンチキュラーレンズ1104から観察者側前方に出射される2次元投射画素(視差画像成分)の投影方向を示す説明図である。 (a)及び(b)は、第8の実施例に係る画像表示装置を概略的に示している水平面内における上面図及び垂直面内における側面図である。 (a)及び(b)は、第9の実施例に係る画像表示装置を概略的に示している水平面内における上面図及び垂直面内における側面図である。 (a)及び(b)は、第10の実施例に係る画像表示装置を概略的に示している水平面内における上面図及び側面図である。
以下、実施形態に係る画像表示装置について、図面を参照して説明する。
尚、この明細書において、水平及び垂直は、観察者2の両眼を基準とするものであって、厳格に定められる水平並びに垂直を意味しないことに注意されたい。即ち、両眼が配置されている視野及びこの視野に略平行な面が水平面(水平視野)と定義され、この水平面に略直交する面が垂直面(垂直視野)と定義されることに注意されたい。また、この明細書において、画像表示部102を基準として観察者2の側を前方と定義し、映像投射器101の側を背面側と定義していることにも注意されたい。また、画像表示部102の前方には、観察者2が画像表示装置102で表示される立体画像を観察可能な観察領域が設定される。
(第1の実施の形態)
図1(a)及び(b)には、第1の実施の形態に係る画像表示装置における水平視野内及び垂直視野内の光学系の構成が示されている。この図1(a)では、観察者2の両眼が描かれて水平視野内(水平面内)の光学系であることが示され、また、図1(b)には、観察者2の片眼が描かれて垂直視野内(垂直面内)の光学系であることが示されている。ここで、観察者2は、画像表示部102の前方に位置してこの画像表示部102を観察し、画像表示部102に表示される画像を立体視することができる。
画像表示部102の背面側には、画像投射器101が配置され、この画像投射器101から画像が画像表示部102に投射(投影)され、この投射(投影)画像が立体画像(3次元画像)として観測される。ここで、画像表示部102は、一体レンズ103及び拡散板104から構成され、一体レンズ103によって画像表示部102に投射された画像に含まれる投射光線を水平視野内において略平行化(コリメート)し、投射画像に含まれる視差画像成分を分離して拡散板104に投影している。ここで、略平行化とは、投射光線を厳密に平行として拡散板104に入射させる場合に限らず、僅かに拡大された投射画像が投影されるように、僅かに発散性を有して拡散板104に入射されても良く、或いは、僅かに縮小された投射画像が投影されるように、僅かに収束性を有して拡散板104に入射されても良い。このように視差画像を拡散板104に表示させることで、観測者は、拡散板104の前方或いは背面側に立体画像を認識することができる。
ここで、観察者に立体視させる為の画像は、ある基準面に配置された多数のカメラで被写体が撮影され、多数のカメラからの複数の視差画像が編集されて生成される。また、レンダリングで作成された画像から演算によって複数視点の視差画像が作成され、この視差画像が編集されて観察者に立体視させる為の画像が生成されても良い。視差画像の編集に当たっては、視差画像から視差画像成分(視差画像セグメント)が取り出され、この視差画像成分が組み合わせて観察者に立体視させる為の画像が生成され、この画像が画像表示部102に表示される。従って、視差画像成分は、1つのカメラで撮影された視差画像から取り出された画像成分或いは画像セグメントに相当し、水平方向のみに立体視を与える表示にあっては、視差画像から短冊状に切り出された短冊状の画像セグメントに相当している。
図1(a)及び(b)は、水平視野内のみで視差(水平視差)を与える光学系を示し、また、以下の説明においても、水平視野内において、水平視差を与える画像表示装置の実施の形態について説明している。しかし、水平視野内のみならず垂直視野内においても、垂直視差を与えることができる画像表示装置の実施の形態にあっても、水平視差を与える光学系を垂直視野内の光学系に適用することによって容易に実現することができる。より具体的には、水平並びに垂直視野内で視差(水平視差及び垂直視差)を与える場合には、投射画像には、水平並びに垂直視野内で視差を与える視差画像が画像投射器101から一体レンズ103に向けて射出され、一体レンズ103において、垂直並びに水平視野内において、投影光線が平行化(コリメート)されて投射画像に含まれる水平視差及び垂直視差を与える視差画像が分離されて拡散板104に投影される。同様に、以下の説明では、水平並びに垂直視野内においても視差を与えることができる画像表示装置の実施の形態を含むものと理解されたい。
図2(a)及び(b)は、水平視野内及び垂直視野内における一体レンズ103の構造を概略的に示す上面図及び側面図であり、図2(c)は、画像投射器101の側から見た一体レンズ103の平面形状を示す背面図である。一体レンズ103は、映像投射器101からの光線が入射する背面側に、投射光線を水平視野内で平行化(コリメート)するシリンドリカルフレネルレンズ201を備え、拡散板104に向けて光線を出射する側には、視差に応じて光線を角度分離、即ち、視差画像成分の視差に応じた方向(視差番号で特定される方向)に光線を向けるレンチキュラーレンズ202が形成されている。このシリンドリカルフレネルレンズ201とレンチキュラーレンズ202とは、一体レンズ103として、一体化されている。シリンドリカルフレネルレンズ201は、水平方向に沿って配置された複数のプリズム要素201Aで構成され、各プリズム要素201Aが水平面に対して直交する垂直方向に沿って延出され、投影(投射)画像に含まれる視差画像成分が水平視野内で夫々プリズム要素201Aで互いに平行となるように屈折されてレンチキュラーレンズ202に向けられている。
シリンドリカルフレネルレンズ201では、互いに隣接するプリズム要素201A間には、境界が生じ、この境界は、後に述べるように無効領域に定められ、この境界間(無効領域間)のプリズム領域が視差画像成分を含む光線を屈折する有効領域とされる。また、レンチキュラーレンズ202は、水平方向に沿って配置された複数のシリンドリカルレンズ要素202Aで構成され、各シリンドリカルレンズ要素202Aが垂直方向に沿って延出され、視差画像成分を視差画像成分毎に定まる所定方向に向けて射出している。同様に、隣接するシリンドリカルレンズ要素202A間に境界が生じ、この境界も無効領域とされ、この無効領域間のレンズ要素202の面が視差画像成分を含む光線に方向性を与える有効領域に定められている。
視差画像成分は、画像投射器101で画像を生成する表示装置における画素に配分されていることから、無効領域は、投影される画像の画素の境界、或いは、画素の境界を含み、視差画像成分を含まない無効画素としての1つ或いは僅かな数の隣接画素に相当している。また、画素間にブラックストライプ等の非表示領域が設けられ、この非表示領域が画像として投影される際には、画素間の境界としてこの非表示領域が上述した無効領域に投影される。
上述した光学システムおいて、II(インテグラル・イメージング)方式にあっては、同一の視差番号が付与される視差画像から取り出される複数の視差画像成分は、異なるシリンドリカルレンズ要素202Aで前方に投影されている。その結果、異なる視差画像から取り出される複数の視差画像成分によって裸眼にて立体視可能な3次元画像を観察者が観察することができる。
シリンドリカルフレネルレンズ201では、プリズム要素201A間の境界に直線状の段差が無効領域として生じている。この直線状の段差は、垂直方向に延出されている。同様に、レンチキュラーレンズ202においてもシリンドリカルレンズ要素202A間に直線状の境界が生じ、この直線状の境界が無効領域として垂直方向に延出されている。そして、プリズム要素201A間の直線状の段差は、平行化(コリメート)された光線の進行方向において、シリンドリカルレンズ要素202A間の境界に実質的に一致するように、プリズム要素201A及びシリンドリカルレンズ要素202Aが形成されている。換言すれば、プリズム要素201A及びシリンドリカルレンズ要素202Aは、図2(a)に破線で示されるように、水平方向に沿って互いに透過的に無効領域が重なるように同一の値の段差ピッチ及び境界ピッチが与えられて水平方向に沿って配列されている。ここで、複数の画素で構成される視差画像成分の境界がプリズム要素201A及びシリンドリカルレンズ要素202Aの境界に定められることから、段差ピッチ及び境界ピッチは、投影(投射)画像を構成する画素の画素ピッチの整数倍に定められている。図2(a)から図2(c)に示される一体レンズ103は、例えば、PMMAやPCといった光学素子用の樹脂で、表裏一体に成型して製作される。
この一体レンズに投射する投射画像は、レンチキュラーレンズ202における視差分離を考慮して作成され、視差画像成分を形成する光線がレンチキュラーレンズ202に入射する際、シリンドリカルフレネルレンズ201のプリズム要素201Aの有効領域のみに入射され、プリズム要素201A間の境界に入射されることを避けるように投射画像が作成される。換言すれば、シリンドリカルフレネルレンズ201のプリズム要素201A間の境界には、無効領域とされて、シリンドリカルフレネルレンズ201のプリズム要素201Aに入射される複数の視差画像成分のグループ間の境界領域が投影され、実質的に視差画像成分からの光線がシリンドリカルフレネルレンズ201のプリズム要素201Aの有効領域に入射され、有効領域間の無効領域に相当する境界に投影されないように予め投射画像が生成される。これは、シリンドリカルフレネルレンズ201のプリズム要素201A間の境界では、視差画像成分の光線を正確に角度分離して出射することができない虞があるためである。従って、シリンドリカルフレネルレンズ201のプリズム要素201A間の境界に一致されるように形成されるプリズム要素201A間の段差にあっても、視差画像成分を構成する光線は、段差に跨がって段差上に入射されず、段差を避けて入射されるように投射画像が形成されている。視差画像成分を構成する光線が段差を避けるように入射されていることから、前方に投影される視差画像の画質が劣化されてしまうことを防止することができる。
図3を参照して、より詳細に投射画素とレンチキュラーレンズ202との関係について説明する。図3には、一体レンズ103の水平視野内構造が模式的に示され、この図3における構造例においては、水平方向に配列される4画素の幅がレンチキュラーレンズ202のシリンドリカルレンズ要素202Aのピッチに一致されている。この図3において、投射される画素は、視差画像成分に相当し、符号L1,CL1,CR1,R1,L2,CL2,・・・,CR4,R4で示され、この符号の順序で配列された画素パターンがシリンドリカルフレネルレンズ201の有効領域に投射され、このシリンドリカルフレネルレンズ201で平行化されてレンチキュラーレンズ202に入射され、視差画像成分に相当する画素は、個々のシリンドリカルレンズ要素202Aで夫々対応する方向に偏向される。ここで、4画素L1,CL1,CR1,R1、4画素L2,CL2,CR2,R2、4画素L3,CL3,CR3,R3、4画素L4,CL4,CR4,R4がグループ化されてこの第1〜第4の画素グループの境界が夫々プリズム要素201A間の段差に一致されるように画素パターンがシリンドリカルフレネルレンズ201に投射されている。
また、図3に示すように、夫々が視差画像成分に相当する画素L1〜L4の投射光線は、夫々異なるプリズム要素201Aで屈折されて平行化され、異なるレンズ要素202Aに互いに略平行となるように入射され、観察者2から見て左方向に向けられて観察者2の側に投影される。同様に、夫々が視差画像成分に相当する画素CL1〜CL4の投射光線は、夫々異なるプリズム要素201Aで屈折されて平行化され、異なるレンズ要素202Aに互いに略平行となるように入射され、観察者2から見て中左方向に向けられて観察者2の側に投影される。夫々が視差画像成分に相当する画素CR1〜CR4の投射光線は、夫々異なるプリズム要素201Aで屈折されて平行化され、異なるレンズ要素202Aに互いに略平行となるように入射され、観察者2から見て中右方向に向けられて観察者2の側に投影される。夫々が視差画像成分に相当する画素R1〜R4の投射光線は、夫々異なるプリズム要素201Aで屈折されて平行化され、異なるレンズ要素202Aに互いに略平行となるように入射され、観察者2から見て右方向に向けられて観察者2の側に投影される。
上述した左方向視差画像成分に相当する画素L1〜L4は、ある1つのカメラで撮影された左方向視差画像Lから抜き出して作成される。同様に、夫々が中左方向視差画像成分に相当する画素CL1〜CL4、夫々が中右方向視差画像成分に相当する画素CR1〜CR4、夫々が右方向視差画像成分に相当する画素R1〜R4は、夫々ある1つのカメラで撮影された中左方向視差画像CL、ある1つのカメラで撮影された中右方向視差画像CR及びある1つのカメラで撮影された右方向視差画像Rから抜き出して作成される。これらスライスされた画素は、図3に示すようなパターンに配列されて画像が作成され、このパターンに配列の画像が一体レンズ103に投射される。
この投射画像を作成する過程を図4に示すフローチャートを参照して説明する。
立体視の為の画像を撮影する際には、視差数mに応じたm個のカメラが用意されて被写体がm個のカメラで撮影され、この視差数mに対応するm枚の視差画像が用意される。ここで、視差画像には、カメラ番号に対応して同一の視差番号が付与される。また、各視差画像からは、K枚の視差画像成分(視差画像セグメント)が取り出されて複数グループで構成される画像パターンに配分される。ここで、既に説明したように、複数グループは、夫々プリズム要素201Aに対応し、各グループパターンが対応するプリズム要素201Aに投射され、グループパターン間の境界がプリズム要素201A間の段差に投影されるように定められている。
図3に示す画像パターン(投射画像)にあっては、4枚(m=4)の視差画像L、CL、CR、Rが用意され、1枚の視差画像(L、CL、CR或いはR)からは、4(K=4)枚の視差画像成分(視差画像セグメント)が取り出されて4グループ(各グループを要素画像と称する。)の画像パターンに配分される。このm枚の視差画像に基づいて第1から第N番目までの視差画像成分が作成され、この第1から第N番目までの視差画像成分が画像パターン(投射画像)として配列されてシリンドリカルフレネルレンズ201に投射される。
図3に示す画像パターン(投射画像)にあっては、4(m=4)枚の視差画像に基づいて第1から第16番目(N=16)までの16視差画像成分(16個の画素セグメント)が作成され、この第1から第16番目までの視差画像成分が予め定められた画像パターン(投射画像)で配列されてシリンドリカルフレネルレンズ201に投射される。この図3に示す画像パターン(投射画像)は、第1から第4のグループパターン(第1〜第4の要素画像)からなり、第1から第4のグループパターンには、4枚(m=4)の視差画像Li、CLi 、CRi 、Ri が連続して配分されて第1から第16番目(N=16)までの16視差画像成分の配列が図4に示すように決定される。
ここで、視差画像から切り出された視差画像成分は、撮影時に定められた観察者が立体視可能な視域領域並びにその視域領域を定める為の視域基準面に基づいて配分される。そして、この配分された各視差画像成分がいずれのグループ(要素画像)に属し、そのグループ(要素画像)内での配列位置は、図4に示すフローに従って分類される。
作成された投射画像のパターンが連続して入力されると、図4に示すステップS10で各視差画像成分の位置及び視差画像成分の属するグループの解析が開始される。ステップ12において、各視差画像成分のグループ内の位置がj={(n−1)/Kの剰余}+1で決定される。ここで、Kは、グループ(要素画像)を構成する視差画素成分の数であり、視差数mに等しい。図3に示す例では、Kは、4であり、Nは、16となる。従って、図3に示すようなパターンでは、例えば、画像パターン(投射画像)の第1番目(n=1)は、n=1であることから、{(n−1)/Kの剰余}がゼロであり、あるグループ内での番号j={(n−1)/Kの剰余}+1は、1(=j)であり、あるグループ内で第1番目に配列されると定められる。次に、ステップS14において、式[{(n−1)/Kの少数点以下切り捨て}+1]から各視差画像成分の属するグループ(要素画像)が決定される。例えば、画像パターン(投射画像)の第1番目(n=1)は、n=1であることから、{(n−1)/Kの少数点以下切り捨て}がゼロであり、[{(n−1)/Kの少数点以下切り捨て}+1]は、「+1」であることから、あるグループは、第1グループ(第1要素画像)と定められる。図3に示す画像パターン(投射画像)では、第1番目(n=1)の視差画像成分L1は、第1グループ(第1要素画像)内で第1番目(=j)であると定められてメモリに格納される。
ステップS16において、nが最大値Nに達したかが確認されて、達していなければ、ステップS18において、nが1つ繰り上げられてステップS12に戻される。ステップS12において、再びj(={(n−1/Kの剰余+1})が求められる。図3に示す例では、例えば、画像パターン(投射画像)の第2番目(n=2)は、n=2であることから、{(n−1)/Kの剰余}が1となり、あるグループ内での番号jは、2と定められる。次に、ステップS14において、式[{(n−1)/Kの少数点以下切り捨て}+1]から各視差画像成分の属するグループ(要素画像)が決定される。図3に示す例では、例えば、画像パターン(投射画像)の第2番目(n=2)は、n=2であることから、{(n−1)/Kの少数点以下切り捨て}が「0」であり、[{(n−1)/Kの少数点以下切り捨て}+1]は、「+1」であることから、あるグループは、第1グループ(第1要素画像)と定められる。図3に示す画像パターン(投射画像)の第2番目(n=2)の視差画像成分CL1は、第1グループ(第1要素画像)内で第2番目(=j)であると定められてメモリに格納される。
同様にステップS12〜S18が繰り返されて、例えば、図3に示す画像パターン(投射画像)の第3番目(n=3)の視差画像成分CL1は、第1グループ(第1要素画像)内で第3番目(=j)であると定められてメモリに格納され、図3に示す画像パターン(投射画像)の第4番目(n=4)の視差画像成分CL1は、第1グループ(第1要素画像)内で第4番目(=j)であると定められてメモリに格納される。
ステップS12において、(n−1)がKを超えると、例えば、n=5である場合に、ステップS12において、j(={(n−1/Kの剰余+1})からj=1が求められてあるグループの第1番目に配列されていることが解析される。そして、ステップ14において、[{(n−1)/Kの少数点以下切り捨て}+1]からあるグループが第2グループであることが解析される。また、例えば、n=6である場合には、同様にステップS12〜S18が繰り返されて、このn=6に相当する視差画像成分は、第2グループの第2番目に配列されていることが解析される。
nが最大値Nになるまで、ステップS12〜S28が繰り返されてnが最大値Nに達すると、ステップS20で処理が終了されて図3に示すような投射画像のパターンの各視差画像成分の位置及びグループが解析されてメモリに格納される。
図3に示される投射画像のパターンでは、レンチキュラーレンズ面上のシリンドリカルレンズ境界は投射される画素の境界に定められている。従って、この境界位置と一致するように形成されているシリンドリカルフレネルレンズ面の段差部も、投射される画素の境界になる。投射光が画素毎に区切られ、境界である段差部を避けて入射されれば、形成される視差画像の画質が劣化することはない。また、画素毎の投射光に多少の位置ずれや広がりがあった場合でも、同段差での視差画像の画質劣化は軽微となる。
上述したように、シリンドリカルフレネルレンズの段差部とレンチキュラーレンズの境界部の位置が正確に合っている必要があるが、本実施例の一体化したレンズでは最初から位置が合った状態で製作されているため、別々の2枚のレンズを用いる場合に比べて単に部品点数が減少するコスト面だけでなく、装置取付け状態での位置合わせ調整が不要になるなど、取り扱いの簡便化および装置全体の信頼性向上の面でも有利となる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態として、図3に示されるパターンに代えて、図5に示されるような投射画像のパターンが形成されても良い。この図5に示される投射画像のパターンは、図6に示されるフローチャートで示される工程を経て作成される。
図5に示される投射画像のパターンでは、図3に示すパターンと同様に水平視野内の4画素がレンチキュラーレンズ202上のシリンドリカルレンズ要素202Aのピッチに一致されている。図5に示される投射画像のパターンは、図3に示されるパターンとは異なり、視差画像成分L1,C1,R1のグループの先頭に画像(投射画素)B0が配置され、また、視差画像成分L1,C1,R1のグループ及び視差画像成分L2,C2,R2のグループ間に画像(投射画素)B1が配置されている。また、画像(投射画素)B2が視差画像成分L2,C2,R2のグループ及び視差画像成分L3,C3,R3のグループ間に配置されている。同様に画像(投射画素)B3,B4が視差画像成分のグループ間に配置されている。ここで、図3に示すパターンと同様に、画素L1〜L4は、左方向の視差画像成分に相当し、画素C1〜C4は、中央方向の視差画像成分に相当し、また、画素R1〜R4は、右方向の視差画像成分に相当している。これら3視差画像成分(投射画素)毎に挿入される画素B0〜B4は、表示装置に画像が表示された際に、これら画素B0〜B4を含む投射光線(投射光線が輝度を全く有さない場合には、黒色の投射像)がレンチキュラーレンズ202面上のシリンドリカルレンズ要素202Aの境界に向けられる。そして、これらの画素B0〜B4は、輝度を実質的に有さないことから、黒い帯状画素(非点灯画素)としてシリンドリカルレンズ要素202Aの境界に投射画像(非点灯画像)を形成することとなる。従って、視差画像成分を構成する光線が実質的に段差に入射されず、段差を避けて入射されるように投射画像が形成される。その結果、形成される視差画像の画質が劣化することが防止される。
尚、図5に示される投射画像のパターンでは、3枚(m=3)の視差画像L、C、Rが用意され、1枚の視差画像(L、C或いはR)からは、3(K=3)枚の視差画像成分(画素或いは画素セット)が取り出されて4グループの画像パターンに配分されている。輝度を有する投射視差画像成分(投射画素)Li,Ci,Riの両側に輝度を有しない成分画像(投射画素)が配置されて投射画像のパターンは、輝度を有する投射視差画像成分(投射画素)Li,Ci, Ri及び輝度を有しない成分画像(投射画素)Biから成る画像グループの繰り返しで構成される。従って、図5に示される投射画像のパターンは、第1〜第4の画像グループで構成される。ここで、既に説明したように、視差画像から切り出された視差画像成分は、視域領域並びに視域基準面を基に配分され、投射視差画像成分(投射画素)Li,Ci, Ri及び輝度を有しない成分画像(投射画素)Biが順次入力される。そして、この配分された各視差画像成分がいずれのグループ(要素画像)に属し、そのグループ(要素画像)内での配列位置は、図6に示すフローに従って分類される。
尚、図6に示されるフローチャートにおいては、図4に示されると同一ステップについては同一の符号を付してその説明を省略する。但し、図5に示される投射画像パターンの配列では、最初の画像パターン(投射画像:n=0)は、非点灯画像(黒い帯状画素)B0と定められている。この最初の非点灯画像(黒い帯状画素)B0は、ゼロ番目としている。
投射画像のパターンが連続して入力されると、図6に示すステップS10で各視差画像成分の位置及び視差画像成分の属するグループの解析が開始される。ステップ22において、各視差画像成分のグループ内の位置がj={(n−1)/Kの剰余}+1で決定される。ここで、Kは、グループ(要素画像)を構成する視差画素成分の数であり、視差数mに等しい。図5に示す例では、Kは、3であり、Nは、16となる。従って、図5に示すようなパターンでは、例えば、画像パターン(投射画像)の第1番目(n=1)は、n=1であることから、{n/(K+1)の剰余}がゼロであり、あるグループ内での番号j={n/(K+1)の剰余}+1は、1(=j)であり、あるグループ内で第1番目に配列されると定められる。次に、ステップS24において、j=0でないことから、ステップS26において、式[{n/(K+1)の少数点以下切り捨て}+1]から各視差画像成分の属するグループ(要素画像)が決定される。例えば、画像パターン(投射画像)の第1番目(n=1)は、n=1であることから、{n/(K+1)の少数点以下切り捨て}がゼロであり、[{n/(K+1)の少数点以下切り捨て}+1]は、「+1」であることから、あるグループは、第1グループ(第1要素画像)と定められる。図3に示す画像パターン(投射画像)では、第1番目(n=1)の視差画像成分L1は、第1グループ(第1要素画像)内で第1番目(=j)であると定められてメモリに格納される。
ステップS16及びステップS18を経て再びステップS22に戻され、ステップS22において、j={n/(K+1)の剰余}がj=2として求められ、ステップS12において、あるグループが第1グループ(第1要素画像)と定められてこの第1グループ(第1要素画像)内で第2番目(j=2)の位置に配列されると解析される。
ステップS22において、nが(K+1)に達すると、ステップS22における剰余は、ゼロとなる。従って、ステップS24でj=0であるとしてステップS28に進み、画像パターン(投射画像)の第4番目(n=4)は、第1グループに続く非点灯画像B1(黒い帯状画素)と決定され、非点灯画像(黒い帯状画素)B1が与えられてメモリに格納される。
次に、nが5となる。ステップS22での剰余は、再び1となり、また、ステップS24でj=0でなく、点灯画像(視差画像成分)と決定されてステップS26に進められる。このステップS26において、[{n/(K+1)の少数点以下切り捨て}]=1とされることから、第2グループと決定され、n=5の視差画像成分が第2グループ内の最初(j=1)に配列されると決定される。
ステップS16及びステップS18を経てnが6として、再びステップS22に戻され、ステップS22において、j(=[{n/(K+1)}の剰余])が2として求められ、ステップS24でj=0でなく、点灯画像(視差画像成分)と決定されてステップS26に進められる。このステップS26において、[{n/(K+1)の少数点以下切り捨て}]=1とされることから、第2グループと決定され、n=6の視差画像成分が第2グループ内の2番目(j=2)に配列されると決定される。
上述したように、視差数Kに対して、投射画像の画素は、順に1〜K番目の視差画像成分を形成する画素として配列され、(K+1)番目の画素は、視差には寄与せずに輝度を有さない非表示(非点灯)とすること繰り返し、投射画像パターンが決定されている。従って、図5に示されるように、レンチキュラーレンズ201のプリズム要素201A間の境界部分には、画素からの光は、投射されないように、換言すれば、輝度を有さない画素が投射されるように非表示(非点灯)画素が画像パターンに配置されている。従って、この境界位置と一致するように形成されているシリンドリカルフレネルレンズ201の段差部にも、光線が投射されないこととなる。図5に示す光学系では、図3の光学系と比較して、同一の投射条件で視差数を1つ減らす代わりに1画素幅分の非投射領域が設けられ、投射画素の利用効率は、多少減少するものの、画素毎の投射光に多少の位置ずれや広がりがあった場合でも段差部を避けて入射させることができるため、段差での視差画像の画質劣化を回避することができる。
図5に示される光学系においても、シリンドリカルフレネルレンズ要素201Aの段差部とレンチキュラーレンズ要素202Aの境界部の位置が正確に一致されている必要があるが、一体化されたレンズ103では、当初から位置が合わされた状態で製作されているため、別々の2枚のレンズを用いる場合に比べて単に部品点数が減少するコスト面だけでなく、装置取付け状態での位置合わせ調整が不要になるなど、取り扱いの簡便化および装置全体の信頼性向上の面でも有利となる。
(第3の実施の形態)
図7を参照して第3の実施の形態を説明する。
図2と図7とを比較すれば、明らかなように、第3の実施の形態に係る光学系では、第1の実施の形態に係る光学系とは、一体レンズ103の構造が異なっている。第1の実施の形態における一体レンズ103では、シリンドリカルフレネルレンズ201におけるプリズム要素201Aの段差ピッチがレンチキュラーレンズ202のシリンドリカルレンズ要素202Aのピッチに一致している。しかしながら、段差の位置とシリンドリカルレンズ要素202A間の境界位置が対応すれば、視差画像の画質は劣化しないため、必ずしもシリンドリカルフレネルレンズ301のプリズム要素301A間の無効領域としての段差がレンチキュラーレンズ302のシリンドリカルレンズ要素302A間の無効領域としての境界と対応関係にある必要はなく、図7のように段差数を減少させて、プリズム要素301A間の段差のピッチがシリンドリカルレンズ要素302Aのピッチの整数倍にされても良い。
(第4の実施の形態)
図8を参照して第4の実施の形態を説明する。
第1の実施の形態における光学系では、一体レンズ103が入射側のシリンドリカルフレネルレンズ201で投射光線を平行化するため、そのプリズム要素201Aの段差ピッチは、出射側のレンチキュラーレンズ202のシリンドリカルレンズ要素202Aのピッチに一致させている。この第1の実施の形態に対して第4の実施の形態における光学系では、一体レンズ103は、入射側のシリンドリカルフレネルレンズ501で投射光線を平行化(コリメート)せず、投射光線をシリンドリカルフレネルレンズ501で屈折されて水平視野内で収束(コンバージェンス)させている。光線角度を変更して収束された光線が出射側のレンチキュラーレンズ502に入射させるように、視差画像からの光線方向を制御している。このように収束光線とする実施の形態及び平行光線とする実施の形態における光線軌跡が図9(a)及び(b)で比較説明されている。
図9(a)は、平行光線とする光学系の上面図を示し、図9(b)は、収束光線とする光学系の上面図を示し、両上面図には、一体レンズ603のレンチキュラーレンズで向きが変えられる水平視野内における投射光線の偏向範囲が示されている。画像投射器601から画像表示部602の一体レンズ603に入射する光線の軌跡は、図9(a)及び図9(b)のいずれも同一であるが、図9(a)では、平行光線が一体レンズ603の出射側のレンチキュラーレンズに入射されている。この光学系では、画面内のどの位置からも、同一の偏向角度範囲内で光線が出射されて拡散板604を介して画像が観測される。従って、ある観測距離Lだけ離れて画面を観測する場合、全画面を観測可能な範囲A、画面の一部だけ観測可能な範囲B、全画面を観測することができない範囲Cが生じることとなる。一方、図9(b)では、一体レンズ603内では、収束光線が出射側のレンチキュラーレンズに入射され、画面内の位置によって、出射される光線の偏向角度範囲が異なることとなる。観測距離Lだけ離れて画面が観測される場合、全画面を観測可能な範囲A’、一部画面だけ観測可能な範囲B’、全画面を観測することができない範囲C’が同様に生ずる。しかし、図9(a)及び図9(b)の比較から範囲A<範囲A’となる。即ち、投射光線が平行光される光学系に場合に比べて投射光線が収束される光学系では、全画面を観測可能な範囲をより広く設定することができる。そして、この収束光線に変換する図8に示す一体レンズ103では、シリンドリカルフレネルレンズ501の段差位置とレンチキュラーレンズ502のシリンドリカルレンズ要素502A間の境界位置とは、収束光線の角度を考慮した対応関係が与えられている。より詳細には、収束光線の角度で定まる縮小倍率で段差ピッチが縮小されてレンズ要素502Aのレンズピッチが定まり、夫々の境界位置が定められる。従って、シリンドリカルフレネルレンズ501のプリズム要素501A及びレンチキュラーレンズ502のシリンドリカルレンズ要素502Aのピッチは一致していないが、第1の実施の形態と同様に、この実施の形態においても、視差画像を形成する光線は、シリンドリカルフレネルレンズの段差部を避けてシリンドリカルフレネルレンズに入射される。
尚、この実施の形態では、投射光線を収束させる光学系が採用されているが、このような光学系に限らず、任意の光線角度に制御する光学系に一体レンズの構造を設計することが可能である。
(第5の実施の形態)
図10(a)及び(b)には、第5の実施の形態に係る光学系の構成図を示している。第1の実施の形態と同様に、表示装置は、画像投射器701及び画像表示部702により構成され、また、画像表示部702は、一体レンズ703及び拡散板704を備えている。図1に示す第1の実施の形態では、一体レンズ103において、水平方向で投射光線を平行化するとともに視差画像を分離しているが、図10(a)及び(b)に示される第5の実施の形態では、一体レンズ703によって同様に水平方向について投射光線を平行化するとともに視差画像を分離し、上下方向(垂直視野内)についても投射光線が平行化されている。
図11(a)及び(b)には、第5の実施の形態に係る一体レンズ703の構造が示されている。図2に示される第1の実施の形態に係る一体レンズ103では、入射側のシリンドリカルフレネルレンズ201で投射光線は、水平視野内においてのみを平行化され、そのシリンドリカルフレネルレンズ201の段差ピッチは、出射側のレンチキュラーレンズ202のシリンドリカルレンズ要素のピッチに一致されている。第5の実施の形態に係る一体レンズ703は、図12にその表面形状が斜視図及び断面図で示されるように2次元フレネルレンズ801として形成されている。ここで、一般的な2次元フレネルレンズは、プリズム要素間に同心円状の段差を備えているに対して、第5の実施の形態に係る一体レンズでは、図12に示されるように、矩形プリズム要素配列間に、直交する2方向の直線状の段差(格子状の段差)を備えている。1方向の段差は、第1の実施例同様、レンチキュラーレンズ802の個々のシリンドリカルレンズ要素の方向に平行で、しかも、段差ピッチがこのシリンドリカルレンズ要素のピッチに一致し、無効領域に相当する段差の位置がシリンドリカルレンズ要素間の無効領域に相当する境界位置に一致している。この一体レンズ703に投射する投射画像は、上述した実施の形態のようにレンチキュラーレンズ802のシリンドリカルレンズ要素の境界位置に対しても、投射画素の境界に一致させるか、或いは、非点灯画素を対応させて作成されている。この第5の実施の形態においても、2次元フレネルレンズには、無効領域としての段差部を避けて光線が入射されていることから、投影される視差画像の画質が劣化されることが防止される。
尚、図11に示される第5の実施の形態に係る光学系では、第1の実施の形態と同様に、2次元フレネルレンズは、投射光線を平行化し、視差分離方向の段差のピッチは、レンチキュラーレンズのシリンドリカルレンズ要素のピッチに一致している。しかし、第4の実施の形態と同様に平行以外の角度に制御する場合にあっても、視差分離方向の段差がレンチキュラーレンズのシリンドリカルレンズ要素の境界位置に対応するように設計されるのであれば良い。また、他方の段差の方向は、必ずしもレンチキュラーレンズの個々のシリンドリカルレンズ要素の方向に直交する必要はなく、更に段差のピッチも2方向で一致している必要もない。
(第6の実施の形態)
図13(a)、(b)及び(c)には、第6の実施例に係る一体レンズ103が示されている。この一体レンズ103は、更に、図12に示される2次元フレネルレンズ901の反対面がレンチキュラーレンズではなく、2次元レンズアレイ902に形成されている。上述した種々の実施の形態は、全て、視差を1方向、例えば、水平方向(水平視野内)にのみに付与しているが、図13に示す一体レンズ103では、直交2方向、即ち、水平及び垂直方向(水平及び垂直視野内)に視差を付与することができる。レンズアレイ901で投射光線が2次元に偏向されるため、図10に示す本実施例の構成図では、拡散板は用いられない。
(第7の実施の形態)
図14(a)及び図14(b)は、第7の実施の形態の構成を示している。上述した実施の形態では、視差を生成するために1枚のレンチキュラーレンズ(1面のみがレンチキュラーレンズ面に形成されているレンチキュラーレンズ)が採用されている。これに対して、図14(a)及び(b)に示される画像表示部1102においては、一体レンズ1103に偏向素子としてレンチュキュラーレンズが設けられる他、この一体レンズ1103と拡散板1105との間に偏向素子としてのレンチキュラーレンズ1104が設けられ、2枚レンチキュラーレンズ1104が組み合わされている光学系が採用されている。ここで、一体レンズ1103にレンチキュラーレンズが設けられず、レンチキュラーレンズ1104の両面がレンチキュラー面に形成されても良い。このように2枚のレンチキュラーレンズの組み合わせにより、より多視差数を実現することが可能であるとともにクロストークを低減した視差分離が可能となる。
図15には、第7の実施の形態に係る光学系における水平視差面内の光線軌跡を示す説明図である。図3を参照して説明したと同様に、水平方向の4画素が第1のレンチキュラーレンズ1111のシリンドリカルレンズ要素のピッチに一致し、且つ、無効領域に相当する画素境界が第1のレンチキュラーレンズ1202のシリンドリカルレンズ要素の無効領域に相当する境界に一致するように投影されている。この光学系では、第1のレンチキュラーレンズ1112から出射される各視差画像用の光線が集光される位置に、第2のレンチキュラーレンズ1114が配置されている。
図16(a)は、視差番号で示される2次元投射画素(視差画像成分)が第1のレンチキュラーレンズ1111の背面側に投影された平面配置を示す説明図であり、図16(b)は、第1のレンチキュラーレンズ1112(破線で示される)と第2のレンチキュラーレンズ1114(実線で示される)との配置関係を示す説明図及び図16(c)は、第2のレンチキュラーレンズ1114から観察者側前方に出射される2次元投射画素(視差画像成分)の投影方向を示す説明図である。
図15においては、水平視野方向の画素配列(視差画像成分の配列)のみが示されているが、図16(a)に示すように、投射器1101から表示部1102には、2次元の画素配列(視差画像成分の配列)が投射されている。この図16(a)に示されるように、第1のレンチキュラーレンズ1112の背面側に2次元の画素配列(視差画像成分の配列)が投影されている。ここで、第1のレンチキュラーレンズ1112では、レンチキュラーレンズ1112のシリンドリカルレンズ要素の境界が画素配列(視差画像成分の配列)の縦方向(垂直方向)に平行であり、そのピッチ(水平方向ピッチ)は、水平方向の4画素分に等しく設定されている。従って、図16(b)に示すように、第1のレンチキュラーレンズ1112の出射位置には、水平視差方向の4画素毎の集光光線が縦方向に並んだ状態に画素配列(視差画像成分の配列)が配列される。図16(b)において、例えば、画素配列(視差番号1〜4の画素)の投射光線が集光された領域には、代表して「1」が付されている。そして、その集光位置に第2のレンチキュラーレンズ1114が配置されている。この第2のレンチキュラーレンズ1114では、そのシリンドリカルレンズ要素及びその境界は、第1のレンチキュラーレンズ1112に対して45度だけ傾けられている。従って、垂直平面内では、集光光線は、第2のレンチキュラーレンズ1114のシリンドリカルレンズ要素及びその境界方向に対し45度を成すように入射される。その結果、第2のレンチキュラーレンズ1114から出射される投射光線は、図16(c)に示すように縦画素(垂直方向画素)毎に4方向に偏向され、その各縦画素の偏向方向に対して更に、第1のレンチキュラーレンズ1112で集光されていた横方向(水平方向)の4画素分の投射光が拡散して出射される。即ち、投射される2次元の画素配列の縦横各4画素の単位で、4×4=16方向に視差画像を表示することを可能としている。この実施の形態においても、画像投射器1101から画像表示部1102への投射画素の境界が第1のレンチキュラーレンズ1112のシリンドリカルレンズ要素の境界位置に対応しているため、この境界位置と一致するように形成されているシリンドリカルフレネルレンズのプリズム要素間の段差部も、投射される画素の境界になり、視差画像の画質劣化を回避することができる。
(第8の実施の形態)
図17は、第8の実施の形態に係る光学系の構成図を示している。図14に示される第7の実施の形態と同様にこの第8の実施の形態においても、2枚のレンチキュラーレンズを組み合わせることによって、より多視差数を実現することが可能となる。
図17に示されるように、画像表示装置が画像投射器1201と画像表示部1202とにより構成され、画像表示部1202のシリンドリカルフレネルレンズ1203が一体レンズ1204とは別体に設けられ、シリンドリカルフレネルレンズ1203と拡散板1205との間に設けられた一体レンズ1204において、第1のレンチキュラーレンズ及び第2のレンチキュラーレンズ1206,1207が夫々一体レンズ1204の入射面側及び射出面側に設けられ、2枚のレンチキュラーレンズの組み合わせ(2面構造のレンチキュラーレンズ)を実現されている。
(第9の実施の形態)
図18は、第9の実施の形態に係る光学系の構成図を示している。上述した実施の形態においては、一体化したレンズが用いられているが、一体化されたレンズに代えて、第9の実施の形態においては、別部品で一体化レンズの機能が実現される。即ち、図18に示されるようにシリンドリカルフレネルレンズ1303とレンチキュラーレンズ1304とが別部品化されても良い。一体化したレンズを用いなくても、立体視並びに視差画像の画質の両立を可能とすることが可能であることは当然であるが、レンズ1303、1304間で設置状態での位置調整が必要とされることとなる。
(第10の実施の形態)
図19は、第10の実施の形態に係る光学系の構成図を示している。上述した実施の形態においては、画像投射器からの投射光線が視差画像を形成している。しかしながら、この第10の実施の形態においては、液晶パネル1403が視差画像を表示し、光線投射器1401から投射光線が液晶パネル1403に投射されているが、この投射光線は、画像を含まないバックライト光線であり、液晶パネル1403を均一な照度で照明している。即ち、光線投射器1401から画像表示部1402)にバックライト光線が投射され、画像表示部の液晶パネル1403を透過した光線が一体レンズ1404に入射され、視差画像が拡散板1405に表示される。ここで、バックライト光線は、指向性があり、液晶パネルをバックライトすることによって、液晶パネル1403の出射光線が既に説明されるように、画像投射器から投射される視差画像成分を形成する光線と等価とされる。従って、液晶パネル1403から射出された光線に関する説明は、上述した実施の形態と同様であるのでその説明は省略する。
以上述べたとおり実施の形態によれば、画像表示装置は、立体視と視差画像の画質を両立させることを可能とする。
上述した説明においては、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
101、601、701、1001、1101、1201、1301、1501・・・画像投射器、102、602、702、1002、1102、1202、1302、1402、1502・・・画像表示部、103、603、703、1003、1103、1204、1404・・・一体レンズ、104、604、704、1105、1205、1305、1405、1505・・・拡散板、201、301、501、1203、1303、1601・・・シリンドリカルフレネルレンズ、202、302、402、502、802、1104、1304、1504、1602・・・レンチキュラーレンズ、401・・・シリンドリカルレンズ、605・・・観測距離L、901・・・2次元フレネルレンズ、902・・・2次元レンズアレイ、1401・・・光線投射器、801・・・2次元フレネルレンズ、1403・・・液晶パネル、A・・・全画面観測可能範囲、B・・・一部画面観測可能範囲、C・・・全画面観測不可能範囲、A’・・・全画面観測可能範囲、B’・・・一部画面観測可能範囲、C’・・・全画面観測不可能範囲

Claims (7)

  1. 複数の視差画像成分を含む光線を投射する光線投射手段と、
    前記光線投射手段から投射される光線が入射され、この入射された光線を略平行化して出射する光線角度変更手段と、
    前記光線角度変更手段から出射される光線が入射され、この入射された光線に含まれる前記視差画像成分に応じた角度でこの視差画像成分を分離して観察領域側に投影する視差分離手段であって、複数個のシリンドリカルレンズ要素が配列され、互いに隣接するシリンドリカルレンズ要素の間に境界を有しているレンチキュラーレンズを含む視差分離手段と、
    を具備し、前記視差画像成分が前記境界を除く前記シリンドリカルレンズ要素の領域を通過する画像表示装置。
  2. 前記光線角度変更手段は、入射された光線を前記レンチキュラーレンズにおいて視差分離が可能な角度で出射する有効領域及びこの有効領域間の無効領域を有し、前記視差画像成分は、前記有効領域に入射されることを請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記光線角度変更手段がプリズム要素間に段差を有するフレネルレンズであり、前記光線角度変更手段の無効領域がこのプリズム要素間の段差に相当する請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記視差画像成分が前記フレネルレンズの前記段差を除く領域に入射される請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 前記フレネルレンズの段差が直線形状であり、その方向が前記レンチキュラーレンズが有する前記境界に平行である請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記フレネルレンズが少なくとも2つ以上の方向に対して、それぞれ平行な複数の段差を有し、この段差の方向の1つが前記レンチキュラーレンズが有する前記境界に平行である請求項4に記載の画像表示装置。
  7. 前記光線角度変更手段と、前記視差分離手段が一体に形成されている請求項1乃至請求項6いずれか1項に記載の画像表示装置。
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