JP2017202706A - ゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤ Download PDF

Info

Publication number
JP2017202706A
JP2017202706A JP2016093913A JP2016093913A JP2017202706A JP 2017202706 A JP2017202706 A JP 2017202706A JP 2016093913 A JP2016093913 A JP 2016093913A JP 2016093913 A JP2016093913 A JP 2016093913A JP 2017202706 A JP2017202706 A JP 2017202706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
cord
mass
cobalt
steel cord
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016093913A
Other languages
English (en)
Inventor
福本 徹
Toru Fukumoto
徹 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP2016093913A priority Critical patent/JP2017202706A/ja
Publication of JP2017202706A publication Critical patent/JP2017202706A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Ropes Or Cables (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

【課題】スチールコードの撚り構造に依存せず、耐久性を向上し得るゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤを提供する。【解決手段】メッキ素線13からなるスチールコード10と、このスチールコード10を被覆するゴム12とから構成されるゴム・コード複合体9である。メッキ素線13は、芯線13Aと、芯線13Aの表面を被覆する銅(Cu)、亜鉛(Zn)及びコバルト(Co)からなる3元メッキ層13Bとを有している。3元メッキ層13Bの組成の質量比は、銅(Cu):60%〜75%及びコバルト(Co):1%〜8%である。スチールコード10のゴム浸透率は、22%〜85%である。ゴム12は、ゴム成分100質量部に対して、0.026〜0.255質量部のコバルトイオンを含んでいる。【選択図】図2

Description

本発明は、耐久性を向上し得るゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤに関する。
従来、空気入りタイヤ、特に、トラックやバス等の重車両に用いられる重荷重用ラジアルタイヤのカーカスプライとして、スチールコードを備えたゴム・コード複合体が用いられている。このゴム・コード複合体には、タイヤの軽量化のために、素線をコンパクトに撚り合わせた、束撚り構造や層撚り構造のものが広く使用されている。
しかしながら、従来の束撚り構造や層撚り構造は、コンパクトな撚り構造のために、スチールコード内部にゴムが充分に浸透されない空隙部分が形成される。その結果、充填空気に含まれる水分等が、この空隙部分に浸入してスチールコードに錆などの腐食を誘発せしめ、スチールコードのゴムからの剥離やスチールコードの耐久性の低下を招くという問題があった。
そこで、例えば、下記特許文献1は、複数のコア素線の周囲に、複数のシース素線を配した層撚り構造において、コア素線の撚りピッチを異なるものとしたゴム・コード複合体を提案している。特許文献1のゴム・コード複合体は、コンパクト性を維持しつつ、ゴム浸透率を向上させることで、耐久性の向上を試みている。
特開2008−156792号公報
しかしながら、上記特許文献1は、撚り構造が単純なものとはいえず、製造コストを増加させる要因となっていた。また、撚り構造が限定されることから、コンパクト性や耐久性以外の性能、例えば、剛性や耐振動性等を改善させることが困難であるという問題があった。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、メッキ素線に3元メッキ層を備えることを基本として、スチールコードの撚り構造に依存せず、耐久性を向上し得るゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
本発明は、メッキ素線からなるスチールコードと、このスチールコードを被覆するゴムとから構成されるゴム・コード複合体であって、前記メッキ素線は、芯線と、前記芯線の表面を被覆する銅(Cu)、亜鉛(Zn)及びコバルト(Co)からなる3元メッキ層とを有し、前記3元メッキ層の組成の質量比は、銅(Cu):60%〜75%及びコバルト(Co):1%〜8%であり、前記スチールコードのゴム浸透率は、22%〜85%であり、前記ゴムは、ゴム成分100質量部に対して、0.026〜0.255質量部のコバルトイオンを含むことを特徴とする。
本発明に係るゴム・コード複合体において、前記ゴムは、ゴム成分100質量部に対して、0.5〜5質量部の有機酸コバルトを含むのが望ましい。
本発明に係るゴム・コード複合体において、前記有機酸コバルトは、ステアリン酸コバルトであるのが望ましい。
本発明は、上述のゴム・コード複合体をカーカスプライとして備える空気入りタイヤであるのが望ましい。
本発明のメッキ素線は、芯線の表面に銅(Cu)、亜鉛(Zn)及びコバルト(Co)からなる3元メッキ層を備えている。このようなメッキ素線は、高温多湿の過酷な条件下においても、高い耐湿熱接着性能を発揮し、ゴムとスチールコード間の剥離を防止することができ、湿熱条件における空気入りタイヤの耐久性を向上させることができる。
本発明の3元メッキ層の組成の質量比は、銅(Cu):60%〜75%及びコバルト(Co):1%〜8%である。このような3元メッキ層は、高い耐湿熱接着性能を安定して発揮することができる。
本発明のスチールコードのゴム浸透率は、22%〜85%である。このようなスチールコードは、3元メッキ層により、従来よりも大幅に低いゴム浸透率であっても、優れた耐久性を発揮することができる。このため、スチールコードは、その撚り構造に依存せず、設計の自由度が高まるとともに、製造のバラつきが生じた場合でも、不良品の発生が抑制され得る。
本発明のゴムは、ゴム成分100質量部に対して、0.026〜0.255質量部のコバルトイオンを含んでいる。このようなゴムは、高温多湿の過酷な条件下においても、高い耐湿熱接着性能を発揮し、ゴムとスチールコード間の剥離を防止することができ、湿熱条件における空気入りタイヤの耐久性を向上させることができる。
本発明のゴム・コード複合体が、カーカスプライとして用いられた空気入りタイヤの一実施形態を示す断面図である。 ゴム・コード複合体を示す断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のゴム・コード複合体9が、カーカスプライ6Aとして用いられた空気入りタイヤ1を示す断面図である。図1に示されるように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3を経てビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内部かつカーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7とを備えている。
カーカス6は、例えば、タイヤ周方向に対して、75〜 90°の角度で配列したカーカスコードを有する1枚以上、本実施形態では1枚のカーカスプライ6Aから形成される。
このカーカスプライ6Aは、ビードコア5,5間に跨るトロイド状のプライ本体部6aの両端に、ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に備えている。本実施形態では、該プライ本体部6aと、プライ折返し部6bとの間に、ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのびるビードエーペックスゴム8が配され、ビード部4からサイドウォール部3にかけて補強されている。
ベルト層7は、ベルトコードを用いた2枚以上(重荷重用タイヤの場合は3枚以上)のベルトプライから形成される。本実施形態では、ベルト層7が、ベルトコードをタイヤ周方向に対して、60±15°の角度で配列した半径方向最内側の第1のベルトプライ7Aと、タイヤ周方向に対して、10〜35°の小角度で配列した第2〜4のベルトプライ7B〜7Dとの4枚構造の場合を例示している。このベルトプライ7A〜7Dは、ベルトコードがプライ間で互いに交差する箇所を1箇所以上設けて重置されることにより、ベルト剛性を高めトレッド部2をタガ効果を有して補強している。
そして、空気入りタイヤ1は、カーカスプライ6A、及びベルトプライ7A〜7Dを含むタイヤ補強用のコードプライのうちの少なくとも1以上のコードプライとして、後述するゴム・コード複合体9を備えている。本実施形態の空気入りタイヤ1では、ゴム・コード複合体9をカーカスプライ6Aとして備えている。
図2には、ゴム・コード複合体9の断面図が示されている。図2に示されるように、ゴム・コード複合体9は、カーカスコードであるスチールコード10を互いに平行に引き揃えたコード配列体11と、このスチールコード10のコード配列体11の表裏を被覆しかつ加硫接着されるトッピング用のゴム12とから構成される。
ゴム12は、ゴム成分中に、少なくともコバルトイオンを含むのが望ましい。
ゴム成分は、例えば、天然ゴム(NR)及び/又はイソプレンゴム(IR)をゴム成分中に60質量部以上、さらには70質量部以上含むものが好ましく、100質量部のものが最も好ましい。天然ゴム(NR)及び/又はイソプレンゴム(IR)の割合が60質量部未満の場合、破断強度が低くなるおそれがある。
天然ゴム(NR)及び/又はイソプレンゴム(IR)と混用するゴム成分としては、例えば、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブタジエンゴム(BR)、エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)、ブチルゴム(IIR)、アクリロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)等があげられる。
本実施形態のゴム12は、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは、0.026〜0.255質量部、より好ましくは、0.052〜0.155質量部のコバルトイオンを含んでいる。このようなゴム12は、高温多湿の過酷な条件下においても、高い耐湿熱接着性能を発揮し、ゴム12とスチールコード10間の剥離を防止することができ、湿熱条件における空気入りタイヤ1の耐久性を向上させることができる。
このようなゴム12は、例えば、ゴム成分100質量部に対して、好ましくは、0.5〜5質量部、より好ましくは、1〜3質量部の有機酸コバルトを含むことにより、上述の範囲のコバルトイオンを含むことができる。この有機酸コバルトは、例えば、ステアリン酸コバルトである。
なお、ゴム12には、コバルトイオンの他に、例えば、硫黄、加硫促進剤、補強剤(カーボンブラック、シリカ等)、ワックス、老化防止剤等の周知のゴム用の添加剤を適宜配合することができる。添加剤が配合されたゴム12は、例えば、混練機で練り合わされて、未加硫ゴムとして準備される。
上述の硫黄は、例えば、ゴム工業において加硫剤として一般的に用いられる20%オイル処理された不溶性硫黄を用いることができる。硫黄の含有量は、特に規制されないが、少なすぎると、架橋密度が不足してコードとの接着性が低下するおそれがある。逆に、硫黄の含有量が多すぎると、ブルーミングにより隣接部材との粘着性が悪化するとともに、硫黄を均一に分散させることが難しくなるおそれがある。このような観点から硫黄の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、5〜8質量部であるのが好ましい。
上述の加硫促進剤は、例えば、加硫促進剤DZ(N−N'−ジシクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)、NS(N-ter−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)、TBSI(N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾリルスルフェンイミド)、BEHZ(N,N−ジ(2−エチルヘキシル)−2−ベンゾチアゾリルスルフェンアミド)から選択される1つ、又は2つ以上の組み合わせからなるものが使用される。加硫促進剤の含有量は、ゴム成分100質量部に対して、0.5〜3質量部であるのが好ましい。
スチールコード10は、複数のメッキ素線13からなり、図2には、例えば、4本のメッキ素線13を撚り合わせた撚りコードが例示される。
このようなスチールコード10は、後述するメッキ素線13の3元メッキ層13Bにより、従来よりも大幅に低いゴム浸透率であっても、優れた耐久性を発揮することができる。このため、スチールコード10は、その撚り構造に依存せず、設計の自由度が高まるとともに、製造のバラつきが生じた場合でも、不良品の発生が抑制され得る。
メッキ素線13は、鋼線等からなる芯線13Aと、芯線13Aの表面を被覆する銅(Cu)、亜鉛(Zn)及びコバルト(Co)からなる3元メッキ層13Bとを有している。このようなメッキ素線13は、高温多湿の過酷な条件下においても、高い耐湿熱接着性能を発揮し、ゴム12とスチールコード10間の剥離を防止することができ、湿熱条件における空気入りタイヤ1の耐久性を向上させることができる。
芯線13Aは、好ましくは、その直径が0.1〜0.7mmである。
また、3元メッキ層13Bの組成の質量比は、好ましくは、銅(Cu):60%〜75%及びコバルト(Co):1%〜8%であり、より好ましくは、銅(Cu):65%〜74%及びコバルト(Co):2%〜6%である。このような3元メッキ層13Bは、高い耐湿熱接着性能を安定して発揮することができる。
なお、メッキ素線13は、例えば、伸線加工前の芯線13Aに、まず、銅層→コバルト層→亜鉛層の順、銅層→亜鉛層→コバルト層の順、又は、銅層→亜鉛とコバルトの合金層の順でメッキを行うことで形成される。その後、この芯線13Aは、例えば、温度500〜650℃、時間5〜25秒の熱処理によって拡散される。しかる後、この芯線13Aに、所望の線径となるように伸線加工を施すことで、上述のメッキ素線13が形成される。
このメッキ素線13は、例えば、任意の撚り構造により複数本撚り合わされて、スチールコード10を形成する。さらに、このスチールコード10は、例えば、トッピングカレンダー等により、ゴム12で被覆され、ゴム・コード複合体9を形成する。
本実施形態のゴム・コード複合体9におけるスチールコード10のゴム浸透率は、好ましくは、22%以上である。スチールコード10のゴム浸透率が22%より小さいと、メッキ素線13が3元メッキ層13Bを有していたとしても、水が浸入したときに錆が拡散するおそれがある。この観点から、スチールコード10のゴム浸透率は、より好ましくは、30%以上である。
ゴム・コード複合体9におけるスチールコード10のゴム浸透率は、好ましくは、85%以下である。スチールコード10のゴム浸透率が85%より大きいと、その撚り構造が特定されるおそれがある。また、ゴム浸透率を上げると、スチールコード10の初期伸度のバラつきが大きくなるおそれがある。本実施形態のスチールコード10は、その撚り構造に依存せず、設計の自由度が高まるとともに、初期伸度のバラつきが生じにくく、不良品の発生が抑制され得る。
上述の観点から、スチールコード10のゴム浸透率は、より好ましくは、60%以下であり、さらに好ましくは、40%以下である。このようなスチールコード10は、その設計の自由度がさらに高まる。また、本実施形態のスチールコード10は、メッキ素線13が3元メッキ層13Bを有しているので、このように低いゴム浸透率であっても、優れた耐久性を発揮することができる。
なお、ゴム浸透率は、例えば、スチールコード10のコード構成及び撚りピッチ、並びに、メッキ素線13の直径及び形状等を変更することで、調整することができる。
上述の実施形態では、ゴム・コード複合体9をカーカスプライ6Aに適用した場合を例示しているが、ゴム・コード複合体9は、ベルトプライ7A〜7D、バンドプライ、ビード補強プライなどの他のタイヤ補強用のコードプライに適用することもできる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施し得る。
表1〜3に示される仕様のゴム・コード複合体を、カーカスプライとして備えた空気入りタイヤ(サイズ12R22.5)が試作された。試作された空気入りタイヤは、台上耐久試験と湿熱耐久試験とにより、その耐久性がテストされた。
表1〜3に記載以外は、実質的に同仕様である。共通の仕様及びテスト方法は、以下のとおりである。
<ゴム・コード複合体の仕様>
・トッピングゴムの配合
ゴム成分(NR):100質量部
カーボンブラック:60質量部
硫黄 :6.25質量部
加硫促進剤 :1質量部
亜鉛華 :8質量部
<試験条件等>
・リムサイズ :22.5x9.00
・内圧 :800kPa
・荷重 :3250kg
・速度 :80km/h
<台上耐久試験>
試作された空気入りタイヤを、リムに組み付け、供試タイヤが準備された。各供試タイヤを、台上ドラム試験機にセットし、上記試験条件において、カーカスプライの剥離による構造損傷が発生するまでの距離が計測された。結果は、比較例1を100とする指数で示されており、数値が大きいほど、通常条件における耐久性に優れていることを意味する。
<湿熱耐久試験>
試作された空気入りタイヤが、温度80℃、湿度95%の湿熱機の中に入れられ、40日間にわたり劣化処理された。その後、各タイヤを、その内腔内に300ccの水を入れた状態で、リムに組み付け、供試タイヤが準備された。各供試タイヤを、上記台上耐久試験と同様に、台上ドラム試験機にセットし、上記試験条件において、カーカスプライの剥離による構造損傷が発生するまでの距離が計測された。結果は、比較例1を100とする指数で示されており、数値が大きいほど、湿熱条件における耐久性に優れていることを意味する。
テストの結果が表1〜3に示される。
Figure 2017202706
Figure 2017202706
Figure 2017202706
表1〜3に示されるように、各実施例は、基準である比較例1に対して、通常条件における耐久性を同等以上の性能に維持しつつ、湿熱条件における耐久性を向上させていることが確認できた。
1 空気入りタイヤ
9 ゴム・コード複合体
10 スチールコード
12 ゴム
13 メッキ素線
13A 芯線
13B 3元メッキ層

Claims (4)

  1. メッキ素線からなるスチールコードと、このスチールコードを被覆するゴムとから構成されるゴム・コード複合体であって、
    前記メッキ素線は、芯線と、前記芯線の表面を被覆する銅(Cu)、亜鉛(Zn)及びコバルト(Co)からなる3元メッキ層とを有し、
    前記3元メッキ層の組成の質量比は、銅(Cu):60%〜75%及びコバルト(Co):1%〜8%であり、
    前記スチールコードのゴム浸透率は、22%〜85%であり、
    前記ゴムは、ゴム成分100質量部に対して、0.026〜0.255質量部のコバルトイオンを含むことを特徴とするゴム・コード複合体。
  2. 前記ゴムは、ゴム成分100質量部に対して、0.5〜5質量部の有機酸コバルトを含む請求項1に記載のゴム・コード複合体。
  3. 前記有機酸コバルトは、ステアリン酸コバルトである請求項2に記載のゴム・コード複合体。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載のゴム・コード複合体をカーカスプライとして備える空気入りタイヤ。
JP2016093913A 2016-05-09 2016-05-09 ゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤ Pending JP2017202706A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016093913A JP2017202706A (ja) 2016-05-09 2016-05-09 ゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016093913A JP2017202706A (ja) 2016-05-09 2016-05-09 ゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017202706A true JP2017202706A (ja) 2017-11-16

Family

ID=60321836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016093913A Pending JP2017202706A (ja) 2016-05-09 2016-05-09 ゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017202706A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019159531A1 (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 住友電気工業株式会社 タイヤ
WO2020145275A1 (ja) * 2019-01-10 2020-07-16 株式会社ブリヂストン スチールコード・ゴム複合体、タイヤ、クローラ、コンベアベルト及びホース

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019159531A1 (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 住友電気工業株式会社 タイヤ
CN111699095A (zh) * 2018-02-14 2020-09-22 住友电气工业株式会社 轮胎
JPWO2019159531A1 (ja) * 2018-02-14 2021-03-11 住友電気工業株式会社 タイヤ
JP7112480B2 (ja) 2018-02-14 2022-08-03 住友電気工業株式会社 タイヤ
CN111699095B (zh) * 2018-02-14 2022-08-19 住友电气工业株式会社 轮胎
WO2020145275A1 (ja) * 2019-01-10 2020-07-16 株式会社ブリヂストン スチールコード・ゴム複合体、タイヤ、クローラ、コンベアベルト及びホース

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5940399B2 (ja) ゴム・コード複合体、及びそれを用いた空気入りタイヤ
EP2423381B1 (en) Rubber/steel cord composite and pneumatic radial tire
JP5723441B2 (ja) 高透過度弾性マルチストランド金属ケーブル
WO2007069466A1 (ja) 金属コード、ゴム・コード複合体、及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP5876781B2 (ja) タイヤの製造方法
JP2021120266A (ja) コード・ゴム複合体及び空気入りタイヤ
KR20230027218A (ko) 굽힘 내구성이 개선된 2층 다중 스트랜드 케이블
JP4602314B2 (ja) 金属コード、ゴム・コード複合体、及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP2017202706A (ja) ゴム・コード複合体及びそれを備えた空気入りタイヤ
JP2018158716A (ja) 空気入りタイヤ
JP6330449B2 (ja) 空気入りタイヤ及びその製造方法
JP7006069B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
WO2019159531A1 (ja) タイヤ
JP7128834B2 (ja) タイヤ
JP6623727B2 (ja) ゴム・コード複合体、及びそれを用いた空気入りタイヤ
KR20230027238A (ko) 굽힘 내구성이 개선된 2층 다중 스트랜드 케이블
JP2014019303A (ja) 自動二輪車用タイヤ
JP4098498B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP4270818B2 (ja) 重荷重用タイヤ
JP4542177B2 (ja) 重荷重用タイヤ
JP5445279B2 (ja) 空気入りタイヤ
JP5457066B2 (ja) ゴム−スチールコード複合体および空気入りラジアルタイヤ
JP4263938B2 (ja) コード・ゴム複合体、及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP5438362B2 (ja) ゴム−スチールコード複合体および空気入りラジアルタイヤ
JP2024060484A (ja) 空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190320

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200401

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200915