JP5445279B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤに関し、さらに詳しくは、異なるタイヤ仕様に適用することができると共に、耐久性に優れたベルトカバー層を有する空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤにおいて、ベルト層の外周側に補強コードをタイヤ周方向に螺旋状に巻回したベルトカバー層を配置することにより、高速走行時のベルト層の径方向外側へのせり上がりを抑制してベルト層の耐エッジセパレーション性を高くして高速耐久性を高くすること及びタイヤ振動を抑制してロードノイズ、すなわち車内騒音を改善することが行われている。
従来、このようなベルトカバー層の補強コードとして、型付けしたスチールコードを使用することが知られている(例えば特許文献1を参照)。この型付けしたスチールコードは、加硫時にリフトが加わった際に伸びるためベルトカバー層がリフトに追従するので、ベルトカバー層に起因する加硫故障の発生を回避する一方、リフト後に伸び切ったスチールコードの拘束効果により高速耐久性とロードノイズを大きく改善するものである。
しかしながら、上記効果を得るためには、リフト率が異なるタイヤ仕様に応じて、型付け率を変えて伸び特性を異ならせたスチールコードを使用する必要があり、異なるタイヤ仕様に応じて伸び特性を異ならせた種々の型付けスチールコードを用意する必要がある。このため、リフト率が異なるタイヤ仕様ごとに型付けスチールコードを生産・管理するのが煩雑であった。
一方、スチールコードを使用した場合、ベルトカバー層の内部に水などが拡散すると腐食によりタイヤ耐久性が悪化することが懸念される。特に、低転がり抵抗を求めるためトレッドゴムにシリカを配合することがあるが、シリカを配合すると加硫時間が長くなるので、その対策として加硫促進とシラニゼーション促進をするために、塩基性の高い加硫促進剤(例えば1,3−ジフェニルグアニジン(DPG)などのグアニジン系加硫促進剤)を配合することがある。しかし、このグアニジン系加硫促進剤は、加硫時に分解してアニリン等のアミン化合物が発生し、このアミン化合物がベルトカバー層のコートゴムにマイグレーションし、スチールコードの腐食を促進することが懸念される。このため、トレッドゴムにシリカを配合した場合、ベルトカバー層の吸湿耐久性が低下するという問題があった。
したがって、空気入りタイヤのトレッドゴムにシリカを配合し、かつリフト率が異なる種々のタイヤ仕様に対しても、加硫故障を招くことなく高速耐久性とロードノイズを大きく改善するというベルトカバー層の機能を維持すると共に、吸湿耐久性に優れた空気入りタイヤの開発が求められていた。
特開平11−198605号公報
本発明の目的は、トレッドゴムにシリカを配合し、かつリフト率が異なるタイヤ仕様でも加硫故障を招くことなく高速耐久性とロードノイズを維持すると共に、吸湿耐久性が優れるようにした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成する本発明の空気入りタイヤは、トレッド部のベルト層の外周側にスチールコードをコートゴムで被覆したストリップ材をタイヤ周方向に巻回したベルトカバー層を備えた空気入りタイヤであって、前記スチールコードが、N本の素線を撚り合わせてなるM本のストランドを素線と同じ方向に撚り合わせたM×N構造であり、前記Mが3〜5、前記Nが3〜4、前記素線の直径が0.05〜0.15mm、前記ストランドの撚りピッチが0.5〜1.8mm、前記コードの撚りピッチが1.0〜5.0mmであると共に、前記コートゴムがジエン系ゴム100重量部に対し、ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物を1.0〜5.0重量部、クレゾール樹脂を0.5〜5.0重量部、イオウを4〜7重量部、有機酸コバルト塩をコバルト量として0.1〜0.8重量部配合したゴム組成物で構成されたことを特徴とする。
前記トレッド部は、タイヤ周方向に延長する少なくとも1本の周方向主溝を有し、この周方向主溝下に配置される前記スチールコードのエンド数を20本/50mm以下にすると共に、前記周方向主溝下におけるスチールコードのエンド数をそれ以外の領域におけるスチールコードのエンド数より小さくするとよい。
また、前記ベルトカバー層を前記ベルト層の全体を覆う1層のベルトフルカバー層で構成するとき、前記スチールコードのエンド数は、前記トレッド部のセンター領域とショルダー領域とで異ならせて、前記ショルダー領域におけるスチールコードのエンド数を前記センター領域におけるスチールコードのエンド数の60〜80%にするとよい。
同じく前記ベルトカバー層を前記ベルト層の全体を覆う1層のベルトフルカバー層で構成するときには、前記スチールコードの撚りピッチは、前記トレッド部のセンター領域とショルダー領域とで異ならせて、前記ショルダー領域におけるコードの撚りピッチを前記センター領域におけるコードの撚りピッチの50〜90%にするとよい。
本発明の空気入りタイヤは、ベルトカバー層のスチールコードを素線とストランドとを同じ撚り方向とした複撚り構造にし、かつストランドの撚りピッチを1.8mm以下、コードの撚りピッチを5.0mm以下にすることにより、加硫時にモールド内で未加硫タイヤにリフトが加わった際に、スチールコードが十分に伸びてベルトカバー層がリフトに追従することができるようになるため、ベルトカバー層に起因する加硫故障の発生を防ぐことができる。リフト率が異なるタイヤ仕様に対しても、リフト時にスチールコードが伸びてベルトカバー層がそのリフトに追従するため、加硫故障を起こすことなく同じスチールコードを使用することができる。また、ストランドの撚りピッチを0.5mm以上、コードの撚りピッチを1.0mm以上にすることにより、リフト率が異なるタイヤ仕様に対しても、加硫後のコートゴムにより伸びが抑制されて伸長し難くなるので、そのスチールコードの拘束効果により高速耐久性とロードノイズを従来と同様に高いレベルで維持することができる。
また、ベルトカバー層のコートゴムを構成するゴム組成物を、ジエン系ゴム100重量部に対し、クレゾール樹脂を0.5〜5.0重量部、ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物を1.0〜5.0重量部、イオウを4〜7重量部、有機酸コバルト塩をコバルト量として0.1〜0.8重量部配合した組成にしたので、加硫促進剤等から発生したアミン化合物がマイグレーションしたときに、そのアミン化合物をヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物がトラップするため、スチールコードの腐食を防ぎ、ベルトカバー層の吸湿耐久性を向上することができる。
本発明の空気入りタイヤの実施形態の一例を示すタイヤ子午線方向の部分断面図である。 スチールコードをコートゴムで被覆したストリップ材の一例を示す拡大断面図である。 図2のスチールコードの拡大断面図である。 本発明で使用するスチールコードの荷重−伸び曲線を模式的に示すグラフ図である。
図1は、本発明の空気入りタイヤの実施形態の一例を示し、1はトレッド部、2はサイドウォール部、3はビード部である。
図1において、左右のビード部3間にタイヤ径方向に延在する補強コードをタイヤ周方向に所定の間隔で配列してゴム層に埋設した2層のカーカス層4が延設され、その両端部がビード部3に埋設したビードコア5の周りにビードフィラー6を挟み込むようにしてタイヤ軸方向内側から外側に折り返されている。カーカス層4の内側にはインナーライナー層7が配置されている。トレッド部1のカーカス層4の外周側には、タイヤ周方向に傾斜して延在する補強コードをタイヤ周方向に所定の間隔で配列してゴム層に埋設した2層のベルト層8が配設されている。この2層のベルト層8の補強コードは層間でタイヤ周方向に対する傾斜方向を逆向きにして交差している。ベルト層8の外周側には、ベルトカバー層9が配置されている。このベルトカバー層9は、ベルト層8全体を覆う1層のベルトフルカバー層9Aと、ベルト層8の端部側を覆う1層のベルトエッジカバー層9Bとから構成されている。ベルトカバー層9は、図2に示す、1本のスチールコード11をコートゴム10で被覆したストリップ材16をタイヤ周方向に螺旋状に巻回した構成になっている。
ベルトカバー層9の外周側に、トレッド部1がトレッドゴム層12により形成されている。このトレッド部1には、タイヤ周方向に延長する少なくとも1本の周方向主溝15が形成されている。各サイドウォール部2のカーカス層4の外側にはサイドゴム層13が配置され、各ビード部3のカーカス層4の折り返し部外側にはリムクッションゴム層14が設けられている。
本発明において、ストリップ材16を構成するスチールコード11は、図3に示すように、N×Mの複撚り構造になっている。Mは1本のスチールコード11を構成するストランド17の本数であり、Mは3,4又は5である。Nは1本のストランド16を構成する素線の本数であり、Nは3又は4である。図3に示す例では、Nが4、Mが5の5×4の複撚り構造である。
また、ストランド18を撚り合せる方向は、素線17を撚り合せる方向と同じ方向にする。素線17を撚り合せて構成されるストランド18の撚りピッチは、ストランド18を撚り合わせて構成されるスチールコード11の撚りピッチより小さくする。ストランド18の撚りピッチは0.5mm〜1.8mm、好ましくは1.0mm〜1.8mmの範囲、スチールコード11の撚りピッチは1.0〜5.0mm、好ましくは2.0mm〜5.0mmの範囲に設定される。このように構成されるスチールコード11は、図4に示すように、荷重−伸び曲線において、曲線の傾きが大きく変化する変曲点を有する特性を備えている。
本発明において、ベルトカバー層9を構成するストリップ材16のスチールコード11を素線17とストランド18を同じ撚り方向とした複撚り構造にすると共に、ストランド18の撚りピッチを1.8mm以下、スチールコード11の撚りピッチを5.0mm以下にすることで、加硫時にモールド内で未加硫タイヤにリフトが加わった際に、スチールコード11が十分に伸びてベルトカバー層9がリフトに追従することができるため、ベルトカバー層に起因する加硫故障の発生を回避することができる。リフト率が異なるタイヤ仕様に対しても、スチールコード11が伸びてリフトに追従することが可能であるため、異なるタイヤ仕様に対しても同じスチールコード11を使用することができる。
他方、ストランド18の撚りピッチを0.5mm以上、スチールコード11の撚りピッチを1.0mm以上にすることで、加硫後は被覆する周囲の加硫済みのコートゴム10により伸びが抑制されて伸長し難くなるので、リフト率が異なるタイヤ仕様に対しも、そのスチールコード11が示す高い剛性により高速耐久性とロードノイズを従来と同様に大きく改善することができる。
ストランド18の撚りピッチが1.8mm超であると、リフト率が異なるタイヤ仕様に対して対応できず、リフト時にスチールコード11が伸び難くなる場合が生じる。スチールコード11の撚りピッチが5.0mm超である場合も同様である。
ストランド18の撚りピッチが0.5mm未満であると、スチールコード11が伸び易くなりすぎる結果、被覆する周囲の加硫済みコートゴムにより伸びを抑制することができず、高速耐久性とロードノイズを大きく改善するという効果を得ることができなくなる。スチールコード11の撚りピッチが1.0mm未満である場合も同様である。
本発明において、撚り合わせる素線17の本数Nとしては、コード構造の安定性の観点から3又は4、好ましくは4である。撚り合わせるストランド18の本数Mとしては、3〜5、好ましくは4又は5である。ストランド18の本数Mが3未満であると、上述した小さい撚りピッチで撚り合わせることができなくなる。逆にMが6以上になると、コード形状を保持することが難しくなる。
素線17の直径Dとしては0.05mm〜0.15mm、好ましくは0.08mm〜0.15mmの範囲にするのがよい。素線17の直径Dが0.05mmより細いと、強度不足により耐久性が低下する。逆に0.15mmよりも太いと、スチールコード11の屈曲部における表面歪みが大きくなるため、耐屈曲疲労性が低下する。
また、ベルトカバー層9には、上述したように1本のスチールコード11をコートゴム10で被覆したストリップ材16を使用するのが、スチールコード11のエッジを極力少なくしてベルトカバー層9の耐久性を高める上で好ましい。なお、ストリップ材としては複数本のスチールコード11を引き揃えてコートゴムで被覆したものを使用してもよい。
本発明において、ストリップ材16を構成するコートゴム10は、ジエン系ゴムをゴム成分とするゴム組成物により構成される。ジエン系ゴムとしては、例えば天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、スチレンブタジエンイソプレンゴムを例示することができる。好ましくは天然ゴム、イソプレンゴムがよい。このようなジエン系ゴムは、単独又は複数のブレンドとして使用することができる。
本発明において、コートゴム10を構成するゴム組成物は、クレゾール樹脂及びヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物を配合することにより、ゴム組成物のゴム硬度を大きくすると共に、スチールコードに対する耐水接着性をより一層高くする。クレゾール樹脂はジエン系ゴムに対して非相溶性であるため、コート用ゴム組成物に配合しスチールコードを埋設したときに、スチールコードの周辺にクレゾール樹脂が局在して3次元化された樹脂層を形成するため、湿潤環境での水分の浸入を防止し、コートゴム/スチールコードの界面に作られる接着層への影響を抑制する。
また、ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物は、アミン化合物をトラップする特性を有する。このため、トレッドゴムにグアニジン系などの加硫促進剤が配合されていても、加硫時の熱分解により発生したアニリン等のアミン化合物をトラップし、アミン化合物がスチールコードのブラスめっき層を腐食するのを防ぐことができる。これにより、ベルトカバー層の吸湿耐久性をより高くすることができる。
本発明において、クレゾール樹脂の配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し0.5〜5重量部、好ましくは1〜3重量部にする。クレゾール樹脂の配合量が0.5重量部未満であると、ゴム硬度を十分に大きくすることができず、また耐水接着性を十分に向上することができない。また、クレゾール樹脂の配合量が5重量部を超えると、スコーチ性が悪化し、スチールコードとコートゴムを一体化する圧延工程での加工性が低下する。
本発明で使用するクレゾール樹脂は、クレゾールとホルムアルデヒドとを反応させた化合物であり、特にm−クレゾールを用いた化合物が好適である。クレゾール樹脂としては例えば住友化学社製スミカノール610、日本触媒社製SP7000等を例示することができる。
ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物の配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し1.0〜5重量部、好ましくは2〜5重量部にする。ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物の配合量が1.0重量部未満であると、アミン化合物をトラップする作用が十分に得られない。またゴム硬度を十分に大きくすることができず、耐水接着性を十分に向上することができない。また、配合量が5重量部を超えると、ゴム組成物の発熱性が大きくなる。ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物としては、例えば住友化学社製スミカノール507A等を例示することができる。
コートゴム10を構成するゴム組成物は、有機酸コバルト塩を配合することにより、スチールコード11に対する接着性を高くすると共に、耐水接着性を高くすることができる。有機酸コバルト塩の配合量は、ジエン系ゴム100重量部に対し、コバルト量として0.1〜0.8重量部、好ましくは0.15〜0.3重量部にする。有機酸コバルト塩のコバルト量としての配合量が、0.1重量部未満であると、初期接着性、耐水接着性を十分に向上することができない。また、コバルト量としての配合量が、0.8重量部を超えると、スチールコードに対する耐水接着性が、却って低下する。
有機酸コバルト塩としては、例えばステアリン酸コバルト、ナフテン酸コバルト、ホウ素を含有する有機酸コバルト塩等を例示することができる。ナフテン酸コバルトとしては、例えばDIC社製ナフテン酸コバルト等を例示することができる。ホウ素を含有する有機酸コバルト塩としては、コバルト含量が20〜23重量%であるオルトホウ酸コバルトを使用するとよい。ホウ素を含有する有機酸コバルト塩としては、例えばOMグループ社製マノボンド C22.5及びマノボンド 680C、Jhepherd社製CoMend A及びCoMend B、DIC社製YYNBC−II等を例示することができる。
また、コートゴム10を構成するゴム組成物は、ジエン系ゴム100重量部に対し、イオウを4〜7重量部、好ましくは5〜6重量部配合する。イオウの配合量が4重量部未満であると、加硫度が低下する。また、イオウの配合量が7重量部を超えると、接着性が低下する。
スチールコードを被覆するコートゴムを構成するゴム組成物には、カーボンブラックや補強剤(フィラー)、加硫又は架橋剤、老化防止剤、可塑剤、ロジン樹脂、粘着性付与剤などの被覆用ゴム組成物に一般的に使用される各種添加剤を配合することができ、かかる添加剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの添加剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。
本発明の空気入りタイヤは、トレッド部1に少なくとも1本の周方向主溝15を配置することができる。周方向主溝15を配置するときは、周方向主溝15の径方向内側に配置されるスチールコード11のエンド数を20本/50mm以下にするのがよい。同時に周方向主溝15下におけるスチールコード11のエンド数を、周方向主溝15下以外の領域におけるスチールコード11のエンド数より小さくすることができる。ここでスチールコードのエンド数とは、タイヤ幅方向50mm当たりに巻回されたスチールコードの本数[本/50mm]である。なおスチールコードのエンド数は、ストリップ材が内包するスチールコードの本数にかかわらず、ストリップ材をタイヤ周方向に巻回したときのスチールコードの50mm当たりの本数である。
トレッド部に形成された周方向主溝は石噛みを起し易いため、主溝の底部にはゴムに亀裂が入り易い。この亀裂から水分などがゴムの内部に浸透し易いため、周方向主溝の径方向内側に配置するスチールコード11のエンド数は少なくするのがよく、20本/50mm以下にするのがよい。ここで周方向主溝下では、配置されるゴム量が少ないため、走行時に発生する遠心力が相対的に小さくなる。このため、主溝下のスチールコード11のエンド数を、他の領域より少なくしてもベルトカバー層の拘束効果に及ぼす影響は小さい。
上述した図1では、ベルトカバー層9として、ベルト層8全体を覆うベルトフルカバー層9Aと、ベルト層8の端部側を覆うベルトエッジカバー層9Bの2層を設けた空気入りタイヤの実施形態の一例を示したが、本発明の空気入りタイヤにおけるベルトカバー層は、この例に限定されず、いずれの実施形態であってもよい。例えばベルトフルカバー層9A及び/又はベルトエッジカバー層9Bの層数をそれぞれ独立に複数にしたり、或いはベルトフルカバー層9A又はベルトエッジカバー層9Bのいずれかを省略したりしてもよい。なかでも、ベルトカバー層として、ベルトフルカバー層9Aを1層だけ配置するのが好ましい。
ベルトカバー層9をベルト層8の全体を覆うベルトフルカバー層9Aを1層だけで構成するとき、スチールコードのエンド数をトレッド部のセンター領域とショルダー領域とで異ならせるようにして、ショルダー領域におけるスチールコードのエンド数をセンター領域におけるスチールコードのエンド数の好ましくは60〜80%、より好ましくは70〜80%にするのがよい。ショルダー領域のスチールコードのエンド数が、センター領域のスチールコードのエンド数の60%より少ないと、高速走行時のベルト層の径方向外側へのせり上がりを抑制し高速耐久性を高くすること及びタイヤ振動を抑制してロードノイズを低減することができない。また、ショルダー領域のスチールコードのエンド数が、センター領域の80%より多いと、高速走行時にショルダー領域に発生する歪と、センター領域に発生する歪との差が大きくなり、特に高負荷や低空気圧での走行状態でのベルト端部での耐久性が悪化することがある。これは、ショルダー領域では引張り剛性が大きくなるため、接地領域での局所歪が増大し易くなるからである。なお、本明細書において、センター領域、ショルダー領域とは、ベルト層のタイヤ幅方向の最外端部間の長さを100%とし、それぞれの最外端部からタイヤ中央へ向かい50%長さより幅方向内側をセンター領域、それぞれの最外端部から50%内側より幅方向外側をショルダー領域とする。
また、ベルトカバー層9をベルト層8の全体を覆うベルトフルカバー層9Aを1層だけで構成するとき、スチールコード16の撚りピッチをトレッド部のセンター領域とショルダー領域とで異ならせるようにし、ショルダー領域におけるコードの撚りピッチをセンター領域におけるコードの撚りピッチの好ましくは50〜90%、より好ましくは60〜80%にするのがよい。ショルダー領域のコードの撚りピッチが、センター領域のコードの撚りピッチの50%より短いと、ショルダー領域のスチールコードが伸びやすくなり高速走行時のベルト層の径方向外側へのせり上がりを抑制し高速耐久性を高くすること及びタイヤ振動を抑制してロードノイズを低減することができない。また、ショルダー領域のコードの撚りピッチが、センター領域のコードの撚りピッチの90%より長いと、高速走行時にショルダー領域に発生する歪と、センター領域に発生する歪との差が大きくなり、特に高負荷や低空気圧の走行状態でのベルト端部での走行性が悪化することがある。これは、ショルダー領域では引張り剛性が大きくなるため、接地領域での局所歪が増大し易くなるからである。
本発明の空気入りタイヤは、特にベルトカバー層を備えた乗用車用空気入りタイヤとして好適に使用することができる。
以下、実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
ベルトカバー用ストリップ材の作製及び空気入りタイヤの製造
ベルトカバー用ストリップ材を構成するスチールコードとして、素線の直径(D)を0.11mm、ストランド1本当たりの素線の本数(N)を4本にすることを共通にして、スチールコードの構造、ストランドの撚りピッチ、ストランドの本数、スチールコードの撚りピッチを、表1に示すように異ならせた8種類のスチールコード(コード1〜8)を作成した。なお、後述する比較例1及び5の空気入りタイヤでは、ベルトカバー層を構成するスチールコードとして、型付けした1×5構造のスチールコード(素線径0.15mmで、タイヤ仕様に合わせるように加硫時のリフト率に応じた型付けを行ったもの)をそれぞれ使用した。
Figure 0005445279
上述したスチールコードを被覆するコートゴムとして、表2に示す配合からなる4種類のゴム組成物(ゴム1〜4)を調製した。各ゴム組成物は、イオウ、加硫促進剤、ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物及びヘキサメトキシメチルメラミンの部分縮合物を除く成分を1.8Lの密閉型ミキサーで3〜5分間混練し放出した。これをマスターバッチとして、イオウ、加硫促進剤及び表2に示すヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物又はヘキサメトキシメチルメラミンの部分縮合物を加えて8インチのオープンロールで混練してコートゴム用ゴム組成物を得た。なお、表2では、有機酸コバルト塩の配合量をジエン系ゴム100重量部に対するコバルト量に換算したものを括弧内に付記した。
Figure 0005445279
なお、表2において使用した原材料の種類を下記に示す。
天然ゴム:天然ゴム、TSR−20
カーボンブラック:HAF級カーボンブラック、東海カーボン社製シースト300
酸化亜鉛:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
老化防止剤:フェニレンジアミン系老化防止剤、精工化学社製オゾノン6C
ナフテン酸コバルト:DIC社製ナフテン酸コバルト10%、コバルト含量10重量%
イオウ:四国化成工業社製ミュークロンOT−20
加硫促進剤:大内新興化学工業社製ノクセラーDZ
クレゾール樹脂:住友化学社製スミカノール610
ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物:住友化学社製スミカノール507A
ヘキサメトキシメチルメラミンの部分縮合物:CYTEC INDUSTRIES製CYREZ 964RPC
実施例1〜19
図1に示すタイヤ構造において、ベルトカバー層として、ベルトエッジカバー層を配置せずに、ベルトフルカバー層を1層だけ配置すること、及び表3に示すゴム組成物でトレッド部を構成することを共通にし、ベルトカバー層を構成するスチールコードの種類、スチールコードの撚りピッチ(センター領域のコードピッチPc及びショルダー領域のコードピッチPs)、コートゴムの種類を異ならせたストリップ材を使用し、周方向主溝下のスチールコードのエンド数、センター領域のスチールコードのエンド数Ec及びショルダー領域のスチールコードのエンド数Esをそれぞれ所定の値になるようにストリップ材を巻回したベルトカバー層を構成するようにして表4〜7に示す24種類の空気入りタイヤ(実施例1〜19、比較例1〜5)を、それぞれ10本ずつ製作した。ベルトカバー層を構成するコートゴムとしては表2に記載のゴム1〜4、スチールコードとしては表1に記載のコード1〜8をそれぞれ使用した。なお、上述した通り、比較例1及び5の空気入りタイヤでは、ベルトカバー層を構成するスチールコードとして、タイヤ仕様に合わせて加硫時のリフト率に応じて型付けした1×5構造のスチールコード(素線径0.15mm)をそれぞれ使用した。また、表4〜6に示す18種類の空気入りタイヤ(実施例1〜14、比較例1〜4)は、タイヤサイズを245/40R20とし、表7に示す6種類の空気入りタイヤ(実施例15〜19、比較例5)は、タイヤサイズを195/65R14とした。
Figure 0005445279
なお、表3において使用した原材料の種類を下記に示す。
スチレンブタジエンゴム:乳化重合スチレンブタジエンゴム、日本ゼオン社製NIPOL 1712、ガラス転移温度−52℃、SBR100重量部に対しアロマオイル37.5重量部添加の油展品
ブタジエンゴム:日本ゼオン社製NIPOL BR1220
カーボンブラック:昭和キャボット社製ショウブラックN234、窒素吸着比表面積125m2/g
シリカ:ローディア社製Zeosil 1165MP、CTAB吸着比表面積160m2/g
カップリング剤:シランカップリング剤、デグッサ社製Si69
アルマオイル:ジャパンエナジー社製プロセスX−140
酸化防止剤1:フレキシス社製SANTOFLEX 6PPD
酸化防止剤2:フレキシス社製SANTOFLEX 3C
酸化亜鉛:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
ステアリン酸:日油社製ビーズステアリン酸YR
加硫促進剤1:大内新興化学工業社製ノクセラーD−G
加硫促進剤2:大内新興化学工業社製ノクセラーCZ−G
イオウ:鶴見化学工業社製金華印油入微粉硫黄
空気入りタイヤの評価
上記により製造された24種類の空気入りタイヤ(実施例1〜19、比較例1〜5)の加硫故障、高速耐久性、ロードノイズ、吸湿耐久性、高負荷低空気圧時の耐久性を、以下の試験方法により評価した。
加硫故障
上記により製造された空気入りタイヤの各10本について、目視によりベルトカバー層に起因する加硫故障のタイヤ(形状歪みが発生したタイヤ)の発生の本数を調べ、その結果を◎、○、△、×の4段階で評価した。◎は加硫故障が発生したタイヤの本数が0本、○は加硫故障が発生したタイヤの本数が1〜2本、△は加硫故障の発生したタイヤの本数が3〜4本、×は加硫故障が発生したタイヤの本数が5本以上を意味する。得られた結果を表4〜7に示した。
高速耐久性
加硫故障がないタイヤを選択し、そのタイヤを標準リムに組み付け、JIS D4230に準拠する室内ドラム試験機(ドラム径1707mm)に取り付け、JIS D4230の「6.4高速性能試験A」に記載される高速耐久性の試験に準拠して高速耐久性試験を実施し、タイヤ故障を起こすまでの走行距離を測定した。得られた結果は、表4〜6では比較例1を100、表7では比較例5を100とする指数として、それぞれ表4〜7の「高速耐久性」の欄に示した。この値が大きい程、高速耐久性が優れていることを意味する。
ロードノイズ
加硫故障がないタイヤを選択し、そのタイヤを標準リムに組み付け、排気量3600ccの車両に取り付け、テストコースにおいて実車走行した際の車内騒音をテストドライバーによりフィーリング評価した。その評価結果を、表4〜6では比較例1を100、表7では比較例5を100とする指数として、それぞれ表4〜7の「ロードノイズ」の欄に示した。この値が大きい程、ロードノイズが低く、騒音性能が優れていることを意味する。
吸湿耐久性
加硫故障がないタイヤを選択し、そのタイヤを温度70℃、湿度95%の条件下にて30日間放置することにより、吸湿劣化の促進処理を行った。吸湿劣化促進処理を施したタイヤを標準リムに組み付け、JIS D4230に準拠する室内ドラム試験機(ドラム径1707mm)に取り付け、JIS D4230に記載される「6.4高速性能試験A」の試験に準拠して高速耐久性試験を実施し、タイヤ故障を起こすまでの走行距離を測定した。得られた結果は、表4〜6では比較例1を100、表7では比較例5を100とする指数として、それぞれ表4〜7の「吸湿耐久性」の欄に示した。この値が大きい程、吸湿劣化促進処理後の耐久性が優れていることを意味する。
高負荷低空気圧時の耐久性
加硫故障がないタイヤを選択し、そのタイヤを標準リムに組み付け、JIS D4230に準拠する室内ドラム試験機(ドラム径1707mm)に取り付け、負荷を250kN、空気圧を180kPaにしたこと以外は、JIS D4230に記載される「6.3耐久性能試験」の試験に準拠して耐久性試験を実施し、タイヤ故障を起こすまでの走行距離を測定した。得られた結果は、表4〜6では比較例1を100、表7では比較例5を100とする指数として、それぞれ表4〜7の「高負荷低空気圧時の耐久性」の欄に示した。この値が大きい程、高負荷低空気圧時の耐久性が優れていることを意味する。
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8 ベルト層
9 ベルトカバー層
10 コートゴム
11 スチールコード
16 ストリップ材
17 素線
18 ストランド
D 直径

Claims (4)

  1. トレッド部のベルト層の外周側にスチールコードをコートゴムで被覆したストリップ材をタイヤ周方向に巻回したベルトカバー層を備えた空気入りタイヤであって、
    前記スチールコードが、N本の素線を撚り合わせてなるM本のストランドを素線と同じ方向に撚り合わせたM×N構造であり、前記Mが3〜5、前記Nが3〜4、前記素線の直径が0.05〜0.15mm、前記ストランドの撚りピッチが0.5〜1.8mm、前記コードの撚りピッチが1.0〜5.0mmであると共に、前記コートゴムがジエン系ゴム100重量部に対し、クレゾール樹脂を0.5〜5.0重量部、ヘキサメチロールメラミンペンタメチルエーテルの部分縮合物を1.0〜5.0重量部、イオウを4〜7重量部、有機酸コバルト塩をコバルト量として0.1〜0.8重量部配合したゴム組成物で構成された空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッド部にタイヤ周方向に延長する少なくとも1本の周方向主溝を有し、この周方向主溝下に配置された前記スチールコードのエンド数を20本/50mm以下にすると共に、前記周方向主溝下におけるスチールコードのエンド数をそれ以外の領域におけるスチールコードのエンド数より小さくした請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記ベルトカバー層を前記ベルト層の全体を覆う1層のベルトフルカバー層で構成し、前記スチールコードのエンド数が前記トレッド部のセンター領域とショルダー領域とで異なり、前記ショルダー領域におけるスチールコードのエンド数を前記センター領域におけるスチールコードのエンド数の60〜80%にした請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ベルトカバー層を前記ベルト層の全体を覆う1層のベルトフルカバー層で構成し、前記スチールコードの撚りピッチが前記トレッド部のセンター領域とショルダー領域とで異なり、前記ショルダー領域におけるコードの撚りピッチを前記センター領域におけるコードの撚りピッチの50〜90%にした請求項1,2又は3に記載の空気入りタイヤ。
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