JP2017202559A - 切削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切削屑を装置及び被加工物に付着させることなく、被加工物を切削すること。【解決手段】切削装置(1)が、被加工物(W)を保持するチャックテーブル(10)と、チャックテーブル上の被加工物を切削ブレード(21)で切削する切削手段(20)と、切削液を供給する共に切削ブレードをカバーするブレードカバー(22)と、チャックテーブルを切削送り方向に移動させる切削送り手段(12)と、切削ブレード21の回転によって飛散した切削屑を含む切削液を受け止めて、排出口から下方に向けて排出する長筒形状の切削液排出部材(30)と、切削液排出部材の排出口から排出された切削液を受け止める排水トレイ(40)とを備える構成にした。【選択図】図1

Description

本発明は、被加工物を切削ブレードで切断する切断装置に関する。
半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等の被加工物は、切削装置によってストリートに沿って切断される。切削装置は、ダイヤモンド砥石等から成る切削ブレードを高速回転させ、チャックテーブル上に保持された被加工物に切削ブレードを切り込ませながら、ストリートに沿って切削ブレードとチャックテーブルを相対的に切削送りしている。このような切削装置では、被加工物を切削加工する際に切削ブレードや加工点に切削液(切削水等)を供給して、切削ブレードと被加工物との間で生じる摩擦熱を冷却する方法が採用されている。
切削液は切削ブレードの回転によって後方に飛散されるため、切削液に含まれる切削屑(コンタミ)が被加工物の表面に付着する場合がある。このため、切削ブレードの後方に飛散した切削液を排出パイプで受けて、排出パイプを通じて切削液を排出する切削装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の排出パイプはブレードカバーに取り付けられており、被加工物の外径よりも長く形成されている。これにより、切削液が排出パイプの出口まで導かれて外部に噴射されることで、被加工物の表面への切削屑の付着が防止される。
特開平08−039429号公報
しかしながら、特許文献1に記載の切削装置で生セラミック等の被加工物を加工すると、被加工物に対する切削屑の付着を抑えることはできるが、排出パイプから噴射した切削液が装置内壁や防水カバー等に付着して切削屑が堆積する恐れがある。また、排出パイプの出口にフレキシブルパイプ等を取り付けて切削液を排水ダクトまで導く構成も考えられるが、フレキシブルパイプ等の内壁に切削屑が固着して洗浄することが困難になっていた。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、切削屑を装置及び被加工物に付着させることなく、被加工物を切削することができる切削装置を提供することを目的とする。
本発明の切削装置は、被加工物を上面に保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削ブレードを備えた切削手段と、該切削ブレードに切削液を供給する切削液供給手段を備え該切削ブレードをカバーするブレードカバーと、該チャックテーブルを切削送り方向に移動させる切削送り手段と、を備える切削装置において、該ブレードカバーには、該切削ブレードの回転に起因して切削屑を含む切削液が飛散する側に配設され、飛散した該切削液を内部に導入させて被加工物加工時にチャックテーブル外周側に落下する長さに形成され下方に向けて排出する排出口を備える長筒形状の切削液排出部材を備え、該切削送り手段の上部には、該チャックテーブルを上方を開放した側壁で囲繞して該切削液排出部材の該排出口から排出された切削屑を含む切削液を受け止める排水トレイが配設され、該排水トレイで受け止められた切削液及び切削屑は、該切削送り手段に沿って形成されたドレイン通路へ排出される、ことを特徴とする。
この構成によれば、切削ブレードの回転によって飛散した切削液が切削液排出部材によって受け止められ、切削液排出部材内の排出口から切削液が排水トレイに流れ落ちて、排水トレイからドレイン通路へ排出される。飛散した切削液は切削液排出部材で排出口から排水トレイに向かう流れに整流されるため、切削液排出部材の外側に切削液が飛散することがなく、切削液に含まれる切削屑が装置内壁に付着することが防止される。また、被加工物加工時に切削液排出部材の排出口が常にチャックテーブルの外周側に位置するため、チャックテーブル上の被加工物に切削屑が付着することが防止される。
本発明によれば、切削ブレードの回転によって飛散した切削液が切削液排出部材に受け止められ、切削液排出部材内の排出口から排水トレイに流れ落ちることで、切削液に含まれる切削屑が装置の内壁や被加工物の表面に付着することが防止される。
本実施の形態の切削装置の側面図である。 比較例の切削装置の切削動作の説明図である。 本実施の形態のブレードカバーに固定された切削液排出部材の側面図である。 本実施の形態の切削装置の上面模式図である。 本実施の形態の切削装置の切削動作の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態の切削装置について説明する。図1は、本実施の形態の切削装置の側面図である。なお、切削装置は、本実施の形態の切削液の排出構造を備えた構成であればよく、図1に示す構成に限定されない。また、図1においては、説明の便宜上、一部の部材については省略して記載しているが、切削装置が通常備える構成については備えているものとする。
図1に示すように、切削装置1は、チャックテーブル10に保持された被加工物Wを切削ブレード21で切削すると共に、切削加工時に生じた切削屑を切削液によって洗い流すように構成されている。被加工物Wの表面は格子状の分割予定ラインL(図4参照)によって複数の領域に区画されており、分割予定ラインLに区画された各領域にはデバイス(不図示)が形成されている。また、被加工物Wは、リングフレームFの内側でダイシングテープTに貼着されており、ダイシングテープTを介してリングフレームFに支持された状態で切削装置1に搬入される。
なお、被加工物Wは、切削装置1の切削対象となる部材であればよく、例えば、焼結前の生セラミックを板状に成形したものを被加工物Wとしてもよい。また、被加工物Wは、シリコン、ガリウム砒素等の半導体基板にIC、LSI等の半導体デバイスが形成された半導体ウェーハでもよいし、サファイア、炭化ケイ素等の無機材料基板にLED等の光デバイスが形成された光デバイスウェーハでもよい。さらに、被加工物Wは、CSP基板等のパッケージ基板、プリント基板、金属基板等でもよい。
切削装置1の基台(不図示)の上面には、X軸方向に延在する矩形状の開口が形成されており、この開口はチャックテーブル10と共に移動可能な蛇腹状の防水カバー11により被覆されている。防水カバー11の下方には、チャックテーブル10を切削送り方向に移動させるボールねじ式の切削送り手段12が設けられている。切削送り手段12上にはチャックテーブル10がZ軸回りに回転可能に支持されている。チャックテーブル10の上面には被加工物Wを吸引保持する保持面13が形成され、チャックテーブル10の周囲には被加工物Wの周囲のリングフレームFを挟持固定するクランプ部14が設けられている。
切削手段20は、チャックテーブル10の上方に位置付けられており、ボールネジ式のインデックス送り手段(不図示)によってY軸方向にインデックス送りされ、ボールネジ式の昇降手段(不図示)によってZ軸方向に昇降される。切削手段20は、スピンドル(不図示)の先端に装着される切削ブレード21を備えている。切削ブレード21は、ダイヤモンド等の砥粒を結合材料で結合して形成される。また、切削手段20には切削ブレード21の一部(略下半部)を突出させた状態で、切削ブレード21の周囲をカバーする箱型のブレードカバー22が設けられている。
ブレードカバー22の後部には、切削液供給手段として略L字状の左右一対の冷却ノズル23が備えられている。冷却ノズル23の先端部分にはスリットが形成されており、スリットから噴射された切削液によって切削ブレード21及び加工点が冷却及び洗浄される。また、ブレードカバー22の前部には、切削液供給手段としてシャワーノズル24及びワーク洗浄用ノズル26が備えられている。シャワーノズル24は切削ブレード21に対して前方から切削液を噴射して、切削ブレード21に巻き込ませることで切削ブレード21及び加工点が冷却される。ワーク洗浄用ノズル26は、被加工物Wの加工点の前方から斜め後方に向けて切削液を噴射して被加工物Wを洗浄している。
このような切削装置1では、被加工物Wの径方向外側で切削ブレード21が分割予定ラインL(図4A参照)に位置合わせされ、被加工物Wを切り込み可能な高さに切削ブレード21が降ろされる。この切削ブレード21に対してチャックテーブル10がX軸方向に切削送りされることで、被加工物Wが分割予定ラインLに沿って切削される。このとき、切削ブレード21の加工点に向けて冷却ノズル23やシャワーノズル24から切削液が噴射されているため、加工熱が取り除かれて、切削ブレード21の異常摩耗や焼けが防止されると共に切削加工による加工品質が向上されている。
ところで、図2の比較例に示すように、一般的な切削装置50による切削加工時には、切削ブレード51を高速回転させて被加工物Wを切り込むため、切削ブレード51の回転によって切削方向に対して後方に切削液が飛散される。切削装置50の加工室内を飛散する切削液には切削屑(コンタミ)が含まれているため、加工室内を漂う切削屑Sが被加工物Wに付着すると共に、装置壁面52や蛇腹状の防水カバー53に堆積してしまっていた。特に、被加工物Wが生セラミックの場合には切削屑Sが堆積し易く、オペレータにとって装置内の清掃等のメンテナンス作業が煩わしい作業になっていた。
そこで、図1に示すように、本実施の形態の切削装置1では、切削ブレード21の回転で飛散した切削液を切削液排出部材30で受け止めて、チャックテーブル10上の被加工物Wの外側まで導き、排水トレイ40に流れ落ちる切削液の流れを作り出している。切削液排出部材30でチャックテーブル10の外側まで切削液が導かれるため、チャックテーブル10上の被加工物Wに切削屑が付着することが防止される。また、切削液排出部材30内で切削液が整流されて排水トレイ40に排出されるため、切削液排出部材30の外側に切削液が飛散することがなく、切削屑が装置内壁や防水カバー11等に堆積することが防止される。
以下、本実施の形態の切削液の排出構造について詳細に説明する。図3は、本実施の形態のブレードカバーに固定された切削液排出部材の側面図である。図4は、本実施の形態の切削装置の上面模式図である。
図3に示すように、ブレードカバー22には、切削ブレード21の回転に起因して切削屑を含む切削液が飛散する側に支持部25が突設されており、この支持部25に切削液排出部材30の上壁31がネジ38で着脱可能に配設されている。切削液排出部材30は、ブレードカバー22側の一端側が開口した長筒形状に形成されており、切削液排出部材30の一端には飛散した切削液を部材内に導く左右一対の飛沫カバー32が形成されている。切削液排出部材30の他端側の底壁33には切削液を下方へ向けて排出する排出口34が形成され、切削液排出部材30の他端側の奥壁35は切削液を排出口34に向けて整流するように傾斜している。
具体的には、切削液排出部材30の奥壁35は他端側に向かって高くなるように傾斜しており、奥壁35と上壁31の連結部分36はR形状に湾曲している。切削液排出部材30に入り込んだ切削液が勢いよく奥壁35に衝突すると、切削液が奥壁35の斜面を登って連結部分36のR形状でループを描くように整流されて排出口34から排出される。このため、切削液が勢いよく奥壁35に衝突しても、奥壁35によって切削液が切削液排出部材30の一端側に戻ることがなく、切削液排出部材30の一端側の開口から被加工物W上への切削液の逆流が防止されている。
また、切削液排出部材30は、飛散した切削液を内部に導入させて切削加工時にチャックテーブル10(図4A参照)の外周側に落下する長さ、すなわち、常にチャックテーブル10の外側に排出口34を位置付け可能な長さに形成されている。このため、切削液排出部材30内の切削液がチャックテーブル10上の被加工物W上に排出されることなく、切削液内の切削屑が被加工物Wに付着することが防止される。また、切削液排出部材30の壁面はフッ素コーティングされているため、ブレードカバー22から切削液排出部材30を取り外して洗浄し易くなっている。
図4Aに示すように、切削液排出部材30の下方には、排出口34から排出された切削屑を含む切削液を受け止める排水トレイ40が設置されている。排水トレイ40は上方を開放した箱型に形成されており、チャックテーブル10を側壁41a−41dで囲繞して形成されている。排水トレイ40は切削送り手段12(図1参照)の上部に取り付けられており、チャックテーブル10と一体に切削送りされる。また、排水トレイ40の隣には切削送り手段12に沿ってドレイン通路45が形成されており、排水トレイ40の側壁41aにはドレイン通路45に連なる連通口42が形成されている。
排水トレイ40の切削液が飛散する側の側壁41cは、ドレイン通路45に向かって側壁41dとの間隔を広げるように傾斜して形成されている。排水トレイ40で受け止められた切削液及び切削屑は、切削送り手段12(図1参照)の切削送り時の戻り動作によって、側壁41cの斜面に導かれてドレイン通路45へ排出される。この場合、図4Bに示すように、切削送り時の戻り方向D1に排水トレイ40が移動されると、排水トレイ40によって側壁41cに垂直な方向D2に切削液が押し込まれる。切削液には排水トレイ40の戻り方向D1に対して垂直な方向D3にも分力が作用するため、ドレイン通路45(図4A参照)に向けて切削液が押し出される。
このように、切削送り時の排水トレイ40の戻り動作の度に、排水トレイ40内の切削液が側壁41cによってドレイン通路45(図4A参照)に押し出されて、ドレイン通路45内の切削液がドレイン口46を通じて排出される。また、排水トレイ40及びドレイン通路45の壁面は撥水加工又はフッ素コーティングされているため、排水トレイ40及びドレイン通路45が洗浄し易くなっている。このように、既存の切削送り時のチャックテーブル10(排水トレイ40)の戻り動作を利用して、排水トレイ40から切削液をドレイン通路45に排出するため、バキューム機構等を新たに設置する必要がない。
続いて、図5を参照して、本実施の形態の切削動作について説明する。図5は、本実施の形態の切削装置による切削動作の説明図である。なお、以下に示す切削動作の一例を示すものであり、適宜変更が可能である。
図5Aに示すように、被加工物Wに対する切削加工が開始されると、チャックテーブル10上の被加工物Wが切削ブレード21に切り込まれて、切削ブレード21の回転によって切削屑を含む切削液が後方に飛散される。切削液は切削液排出部材30内に入り込んで奥方まで導かれ、一部の切削液が排出口34から直に排出されると共に、排出口34を通過した残りの切削液が奥壁35の傾斜面と連結部分36のR形状によって整流されて排出口34から排出される。このように、切削ブレード21によって巻き上げられた切削液を切削液排出部材30で受け止めながら、切削ブレード21に対してチャックテーブル10が切削送りされる。
このとき、図5Bに示すように、チャックテーブル10の切削送り中は切削液排出部材30に入り込んだ切削液が排出口34から排水トレイ40に排出されている。切削液排出部材30はチャックテーブル10の外径よりも長尺に形成されるため、被加工物Wの分割予定ラインLの切削終了位置まで切削ブレード21(図5A参照)が移動しても、切削液排出部材30の排出口34がチャックテーブル10から外れて常に排水トレイ40の上方に位置付けられる。よって、切削加工中は、切削液排出部材30の排出口34から排水トレイ40に切削液が排出され続けるため、切削屑を含んだ切削液が被加工物Wに付着することが防止される。
また、切削液排出部材30内では飛散した切削液によって排出口34から排水トレイ40に向かう下向きの流れが作られて、排出口34から排水トレイ40に切削液が流れ落ちている。切削液排出部材30内で切削液の勢いが弱められて排出口34から下方に排出されるため、排出口34から周囲に切削液が飛散することがなく排水トレイ40に静かに排出される。よって、切削装置1の装置内壁や防水カバー11(図1参照)等に切削屑を含む切削液が付着することが防止され、切削加工後の洗浄等のメンテナンス作業を容易に行うことが可能になっている。
図5Cに示すように、切削ブレード21(図5A参照)によって被加工物Wの1本の分割予定ラインLが切削されると、チャックテーブル10が切削送り方向とは逆の戻り方向に移動される。チャックテーブル10と共に排水トレイ40が移動されて、排水トレイ40の切削送り方向の側壁41cによって排水トレイ40内の切削液が押し込まれる。排水トレイ40の側壁41cはドレイン通路45に向かって側壁41dから離れるように傾斜している。よって、排水トレイ40の戻り動作によって側壁41cの斜面に切削液が押し込まれて、排水トレイ40内の切削液の一部がドレイン通路45に流れ込んで排出される。
以上のように、本実施の形態の切削装置1では、切削ブレード21の回転によって飛散した切削液が切削液排出部材30によって受け止められ、切削液排出部材30内の排出口34から切削液が排水トレイ40に流れ落ちて、排水トレイ40からドレイン通路45へ排出される。飛散した切削液は切削液排出部材30で排出口34から排水トレイ40に向かう流れに整流されるため、切削液排出部材30の外側に切削液が飛散することがなく、切削液に含まれる切削屑が装置内壁に付着することが防止される。また、被加工物加工時に切削液排出部材30の排出口34が常にチャックテーブル10の外周側に位置するため、チャックテーブル10上の被加工物Wに切削屑が付着することが防止される。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、上記した実施の形態において、切削液排出部材30で切削液を整流する構成にしたが、この構成に限定されない。切削液排出部材30は、切削ブレード21の回転によって飛散した切削液を取り込んで、チャックテーブル10よりも外側の排出口34から下方に向けて切削液を排出可能に形成されていればよい。例えば、切削液排出部材30で切削液を整流する代わりに、切削液排出部材30の排出口34を広く形成するようにしてもよい。
また、上記した実施の形態において、切削液排出部材30の一端側に飛沫カバー32が形成される構成にしたが、この構成に限定されない。飛沫カバー32は切削液排出部材30と別体に形成されていてもよい。
また、上記した実施の形態において、排水トレイ40の側壁41cを傾斜させることで、切削送り時の戻り動作によって側壁41cで切削液がドレイン通路45に押し出される構成にしたが、この構成に限定されない。排水トレイ40からドレイン通路45に切削液が排出される構成であればよく、例えば、ドレイン通路45に押し出し可能に排水トレイ40の側壁41cが湾曲して形成されていてもよい。
また、上記した実施の形態において、排水トレイ40の後側の側壁41cによって切削液を押し出す構成にしたが、この構成に限定されない。例えば、排水トレイ40の側壁41cに対向する側壁41dを傾斜させて、切削送り時の送り動作によって側壁41dで切削液を押し出す構成にしてもよい。
また、上記した実施の形態において、切削送り手段12がボールねじ式の移動機構で構成されたが、この構成に限定されない。切削送り手段12は、チャックテーブル10と共に排水トレイ40を切削送り方向に移動可能であればよく、例えば、リニアモータで構成されてもよい。
また、上記した実施の形態において、切削液供給手段として左右一対の冷却ノズル23とシャワーノズル24を例示したが、この構成に限定されない。切削液供給手段は、切削ブレード21に切削液を供給可能であればよく、どのように構成されていてもよい。
以上説明したように、本発明は、切削屑を装置及び被加工物に付着させることなく、被加工物を切削することができるという効果を有し、特に、生セラミック等の被加工物を切削する切削装置に有用である。
1 切削装置
10 チャックテーブル
12 切削送り手段
20 切削手段
21 切削ブレード
22 ブレードカバー
23 冷却ノズル(切削液供給手段)
24 シャワーノズル(切削液供給手段)
26 ワーク洗浄用ノズル(切削液供給手段)
30 切削液排出部材
34 切削液排出部材の排出口
40 排水トレイ
41c 排水トレイの側壁
45 ドレイン通路
W 被加工物

Claims (1)

  1. 被加工物を上面に保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削するための切削ブレードを備えた切削手段と、該切削ブレードに切削液を供給する切削液供給手段を備え該切削ブレードをカバーするブレードカバーと、該チャックテーブルを切削送り方向に移動させる切削送り手段と、を備える切削装置において、
    該ブレードカバーには、該切削ブレードの回転に起因して切削屑を含む切削液が飛散する側に配設され、飛散した該切削液を内部に導入させて被加工物加工時にチャックテーブル外周側に落下する長さに形成され下方に向けて排出する排出口を備える長筒形状の切削液排出部材を備え、
    該切削送り手段の上部には、該チャックテーブルを上方を開放した側壁で囲繞して該切削液排出部材の該排出口から排出された切削屑を含む切削液を受け止める排水トレイが配設され、
    該排水トレイで受け止められた切削液及び切削屑は、該切削送り手段に沿って形成されたドレイン通路へ排出される、ことを特徴とする切削装置。
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