JP2017201132A - 熱交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】振動耐久性を高めることのできる熱交換装置を提供する。【解決手段】熱交換装置10は、ラジエータ20と、送風機30と、シュラウド40とを備える。ラジエータ20は、内部を流れる冷却水と、外部を通過する空気との間で熱交換を行う。送風機30は、ラジエータ20に空気を供給する。シュラウド40は、ラジエータ20から送風機30に至る空気通路50を形成するダクト状のガイド部44を有するとともに、送風機30を保持する。シュラウド40は、ラジエータ20及び送風機30を固定する対象となる車両ボディに取り付けられるブラケット部46と、ラジエータ20を保持する保持部45とを有する。【選択図】図1

Description

本発明は、熱交換器と送風機とを備える熱交換装置に関する。
従来、この種の熱交換装置としては、特許文献1に記載の装置がある。特許文献1に記載の熱交換装置は、送風機を保持するシュラウドを備えている。シュラウドには、雌側係合部が形成されている。熱交換器のタンクには、雄側係合部が形成されている。シュラウドの雌側係合部と熱交換器の雄側係合部とが係合することにより、シュラウドと熱交換器とが連結されている。
特開2004−308447号公報
ところで、特許文献1に記載されるような熱交換装置では、熱交換器のタンクが車両ボディに固定される。このような構造の場合、送風機がシュラウドを介して熱交換器に支持されることになるため、車両の振動が熱交換器及びシュラウドを介して送風機に伝達されることにより送風機が振動する。送風機の固有振動数が車両のピーク振動数に近い場合、送風機が共振し、異音が発生する等の不都合が生じるおそれがある。
なお、送風機の共振を抑制するための方法としては、例えばシュラウドの剛性を高めることにより、送風機の固有振動数を車両のピーク振動数よりも高くするという方法が考えられる。しかしながら、シュラウドの剛性を高めるだけでは、振動絶縁効果を得ることが難しいため、振動耐久性の観点で改良の余地がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、振動耐久性を高めることのできる熱交換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、熱交換装置(10)は、熱交換器(20)と、送風機(30)と、シュラウド(40)とを備える。熱交換器は、内部を流れる冷媒と、外部を通過する空気との間で熱交換を行う。送風機は、熱交換器に空気を供給する。シュラウドは、熱交換器から送風機に至る空気通路(50)を形成するダクト状のガイド部(44)を有するとともに、送風機を保持する。シュラウドは、熱交換器及び送風機を固定する対象となる固定対象物に取り付けられる取付部(46)と、熱交換器を保持する保持部(45)とを有する。
この構成によれば、シュラウドが取付部を介して固定対象物に固定されるため、熱交換器が保持部を介してシュラウドにより支持されることになる。これにより、シュラウドには、送風機の荷重だけでなく、熱交換器の荷重も加わるため、従来の熱交換装置のようにシュラウドに送風機の荷重だけが加わる構成と比較すると、熱交換装置全体の固有振動数を低くすることができる。これにより、シュラウドの減衰特性を有効に活用することができるため、シュラウドの減衰特性に基づく振動絶縁効果により、熱交換装置の振動耐久性を高めることができる。
なお、上記手段、及び特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明によれば、振動耐久性を高めることができる。
第1実施形態の熱交換装置の部分破断断面構造を示す断面図である。 第1実施形態の熱交換装置の正面構造を示す正面図である。 第1実施形態の熱交換装置の背面構造を示す背面図である。 第1実施形態の熱交換装置の上タンク周辺の拡大構造を示す拡大図である。 第1実施形態の熱交換装置の下タンク周辺の拡大構造を示す拡大図である。 第2実施形態の熱交換装置の部分破断断面構造を示す断面図である。 第2実施形態の熱交換装置の正面構造を示す正面図である。 第3実施形態の熱交換装置の部分破断断面構造を示す断面図である。 第3実施形態の熱交換装置の正面構造を示す正面図である。
<第1実施形態>
以下、熱交換装置の第1実施形態について説明する。
図1に示されるように、本実施形態の熱交換装置10は、ラジエータ20と、送風機30と、シュラウド40とを備えている。本実施形態では、ラジエータ20が熱交換器に相当する。熱交換装置10は、車両用エンジンの冷却水を冷却する装置である。
ラジエータ20は、図示しない車両エンジンルーム内の前方に配置される。図2に示されるように、ラジエータ20のY方向に直交する断面形状は略矩形状に形成されている。Y方向は、空気流れ方向に相当する。ラジエータ20は、コア部21と、上タンク22と、下タンク23とを有している。
コア部21は、複数のチューブ210と、複数のフィン211とがX方向に交互に積層された構造を有している。X方向はY方向に直交する方向である。本実施形態では、X方向が水平方向に相当する。チューブ210は、内部に冷却水の流れる流路を有する配管である。チューブ210は、Z1方向及びZ2方向に長手方向を有する扁平状の細長い配管からなる。Z1方向は、鉛直方向下方であり、Z2方向は、鉛直方向上方である。Z1方向及びZ2方向は、X方向及びY方向の双方に直交する方向である。フィン211は、薄く長い金属板をつづら折りに屈曲させることで形成される、いわゆるコルゲートフィンからなる。フィン211は、伝熱面積を増やすことによりコア部21の放熱性能を高める機能を有している。
コア部21は、X方向の両端にサイドプレート212,213をそれぞれ有している。サイドプレート212,213は、コア部21を補強する機能を有している。
上タンク22には、各チューブ210の鉛直方向上方Z2側の端部が接続されている。図1に示されるように、上タンク22は、X方向に直交する断面形状が略矩形状をなす筒状の部材である。上タンク22には、流入口220が形成されている。
下タンク23には、各チューブ210の鉛直方向下方Z1側の端部が接続されている。図1に示されるように、下タンク23は、X方向に直交する断面形状が略矩形状をなす筒状の部材である。下タンク23には、流出口230が形成されている。
ラジエータ20では、流入口220を介して上タンク22の内部に冷却水が流入する。上タンク22に流入した冷却水は、各チューブ210の鉛直方向上方Z2側の端部から各チューブ210の内部へ流れ、各チューブ210に分配される。この際、チューブ210の内部を流れる冷却水と、チューブ210の外部を流れる空気との間で熱交換が行われることにより、冷却水が放熱して冷却される。冷却された冷却水は、チューブ210の鉛直方向下方Z1側の端部から下タンク23の内部へと流入し、下タンク23に集められる。下タンク23に集められた冷却水は、流出口230から排出される。
図1に示されるように、送風機30は、ファン31と、モータ32とを備えている。ファン31は、軸流式のファンである。ファン31は、ボス310と、複数のブレード311とを有している。ボス310は、ファン31の回転中心に設けられる扁平有底筒状の部材である。図2に示されるように、複数のブレード311は、ボス310の周方向において相互に離間しつつボス310を中心に放射状に延びるように形成されている。ファン31は、ボス310を中心に回転する。モータ32は、ファン31のボス310に一体的に組み付けられている。モータ32は、電力の供給に基づきボス310にトルクを付与することにより、ファン31を回転させる。送風機30は、ファン31の回転によりラジエータ20からファン31に向かうY方向の空気流を生成する、いわゆる吸込式の送風装置である。
シュラウド40は、樹脂材料により形成されている。シュラウド40は、車両ボディに固定される。シュラウド40は、送風機30により生成される空気流をガイドする機能、並びにラジエータ20及び送風機30を支持する機能を有している。
次に、シュラウド40の構造について詳しく説明する。
図1に示されるように、シュラウド40は、リング部41と、マウント部42と、ステー部43と、ガイド部44と、保持部45と、ブラケット部46とを有している。
リング部41は、ファン31の径方向外側に所定の隙間を有してファン31の外周を囲むように配置される筒状の部材である。
マウント部42は、ボルト等によりモータ32に固定される部材である。図3に示されるように、マウント部42の外周面には、放射状に延びる複数のステー部43が形成されている。ステー部43のそれぞれの先端部は、リング部41に連結されている。したがって、マウント部42はステー部43を介してリング部41により支持されている。この支持構造により、送風機30は、マウント部42及びステー部43を介してリング部41により支持されている。このように、マウント部42及びステー部43は、送風機30を支持する支持機構として機能している。
図1に示されるように、ガイド部44は、リング部41の外縁からラジエータ20に向かって突出するダクト状の部材である。ガイド部44の空気流れ方向Yに直交する断面形状は、ラジエータ20の形状に合わせて略矩形筒状をなしている。ガイド部44の内壁面は、ラジエータ20から送風機30に至る空気通路50を形成している。空気流れ方向Yの上流側におけるガイド部44の端部は、ラジエータ20の上タンク22の空気流れ方向Yの下流側の背面221、及び下タンク23の空気流れ方向Yの下流側の背面231にそれぞれ当接している。ガイド部44は、送風機30により吸引される空気流をラジエータ20のコア部21の全域にわたって効率的に導く機能を有している。
保持部45は、空気流れ方向Yの上流側におけるガイド部44の端部に形成されている。保持部45は、スナップフィットによりラジエータ20を嵌め込んで保持する機能を有している。図3に示されるように、保持部45は、一対の上クランプ部450,451と、一対の下クランプ部452,453とを有している。
上クランプ部450,451は、ガイド部44における鉛直方向上方Z2の一辺の両端部にそれぞれ形成されている。図4に示されるように、上クランプ部450は、挟持部450aと、案内部450bとを有している。
挟持部450aのX方向に直交する断面形状は、上タンク22の外形に合わせて、略凹字状に形成されている。挟持部450aは、上タンク22の空気流れ方向Yの下流側の背面221、上タンク22の空気流れ方向Yの上流側の前面222、及び上タンク22の鉛直方向上方Z2側の上面223に当接している。挟持部450aは、空気流れ方向Yにおいて上タンク22を挟み込んでいる。
案内部450bは、挟持部450aにおける空気流れ方向Yの上流側の端部から空気流れ方向Yの上流側に向かって突出するように形成されている。案内部450bは、外側に向かって折り曲げられるように形成されている。
図2に示されるように、上クランプ部451も、上クランプ部450と同様に、挟持部451aと、案内部451bとを有している。
上クランプ部450,451のそれぞれの挟持部450a,451aが空気流れ方向Yにおいて上タンク22を挟み込むことにより、上タンク22が空気流れ方向Yにおいて保持されている。
図3に示されるように、下クランプ部452,453は、ガイド部44における鉛直方向下方Z1の一辺の両端部にそれぞれ形成されている。図5に示されるように、下クランプ部452は、挟持部452aと、案内部452bと、側壁部452cとを有している。
挟持部452aのX方向に直交する断面形状は、下タンク23の外形に合わせて、略凹字状に形成されている。挟持部452aは、下タンク23の空気流れ方向Yの下流側の背面231、下タンク23の空気流れ方向Yの上流側の前面232、及び下タンク23の鉛直方向下方Z1側の底面233に当接している。挟持部452aは、空気流れ方向Yにおいて下タンク23を挟み込んでいる。
案内部452bは、挟持部452aにおける空気流れ方向Yの上流側の端部から空気流れ方向Yの上流側に向かって突出するように形成されている。案内部452bは、外側に向かって折り曲げられるように形成されている。
図2に示されるように、側壁部452cは、挟持部452aのX方向の側面から下タンク23のX方向の一側面234に延びるように形成されている。側壁部452cは、下タンク23の一側面234に当接している。
下クランプ部453も、下クランプ部452と同様に、挟持部453aと、案内部453bと、側壁部453cとを有している。側壁部453cは、挟持部453aのX方向の側面から下タンク23のX方向の他側面235に延びるように形成されている。側壁部453cは、下タンク23の他側面235に当接している。
下クランプ部452,453のそれぞれの挟持部452a,453aが空気流れ方向Yにおいて下タンク23を挟み込むことにより、下タンク23が空気流れ方向Yにおいて保持されている。また、下クランプ部452,453のそれぞれの挟持部452a,453a、及び上クランプ部450,451のそれぞれの挟持部450a,451aが鉛直方向Z1,Z2において上タンク22及び下タンク23を挟み込むことにより、上タンク22及び下タンク23が鉛直方向Z1,Z2において保持されている。さらに、下クランプ部452,453のそれぞれの側壁部452c,453cがX方向において下タンク23を挟み込むことにより、下タンク23がX方向において保持されている。
図3に示されるように、ガイド部44には、X方向における上クランプ部450,451のそれぞれの両側面に沿ってスリット部440が形成されている。同様に、ガイド部44には、X方向における下クランプ部452,453のそれぞれの両側面に沿ってスリット部441が形成されている。
ブラケット部46は、リング部41の外周面に複数形成されている。各ブラケット部46は、リング部41の外周面から径方向外側に延びるように形成されている。各ブラケット部46の先端部には、ボルト挿入孔460が形成されている。各ブラケット部46は、ボルト挿入孔460に挿入される図示しないボルトにより車両ボディに締結される。この締結構造により、シュラウド40が車両ボディに固定されるとともに、シュラウド40によりラジエータ20及び送風機30が支持されている。本実施形態では、ブラケット部46が取付部に相当し、車両ボディが固定対象物に相当する。
次に、熱交換装置10の組み立て方法及び取り付け方法について説明する。
熱交換装置10では、まず、ボルト等によりシュラウド40のマウント部42に送風機30を固定する。その後、上クランプ部450,451及び下クランプ部452,453に対して案内部450b,451b,452b,453b側からラジエータ20を押し込む。この際、案内部450b,451b,452b,453bによりラジエータ20の押し込みが案内されつつ、上クランプ部450,451が鉛直方向上方Z2に弾性変形するとともに、下クランプ部452,453が鉛直方向下方Z1に弾性変形する。そして、ラジエータ20が挟持部450a,451a,452a,453aの位置まで押し込まれると、ラジエータ20の上タンク22が挟持部450a,451aに嵌め込まれるとともに、ラジエータ20の下タンク23が挟持部452a,453aに嵌め込まれる。これにより、シュラウド40に対するラジエータ20の組み付けが完了するとともに、熱交換装置10の組み立てが完了する。その後、熱交換装置10を車両ボディの所定の組み付け位置まで運んだ後、ブラケット部46のボルト挿入孔460にボルトを挿入するとともに、このボルトによりブラケット部46を車両ボディに締結する。これにより、車両ボディに対する熱交換装置10の取り付けが完了する。
以上説明した本実施形態の熱交換装置10によれば、以下の(1)〜(7)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)シュラウド40がブラケット部46を介して車両ボディに固定されるため、ラジエータ20が保持部45を介してシュラウド40により支持されることになる。これにより、シュラウド40には、送風機30の荷重だけでなく、ラジエータ20の荷重も加わるため、従来の熱交換装置のように、シュラウドに送風機の荷重だけが加わる構成と比較すると、熱交換装置全体の固有振動数を低くすることができる。これにより、シュラウド40の減衰特性を有効に活用することができるため、シュラウド40の減衰特性に基づく振動絶縁効果により、熱交換装置10の振動耐久性を高めることができる。
(2)保持部45は、シュラウド40のガイド部44に形成されるとともに、ラジエータ20の外周部分を保持している。これにより、ガイド部44の形状を変更するだけで、保持部45を容易に形成することができる。
(3)保持部45は、一対のタンク22,23をそれぞれ保持している。これにより、より的確にラジエータ20を保持することが可能となる。また、本実施形態の保持部45のように、上タンク22の上面223及び下タンク23の底面233によりラジエータ20を保持する構造であれば、保持部45の寸法精度を緩和することができる。これにより、保持部45の設計に要求される制度を緩和することが可能となるため、リトライ工数削減によるイニシャルコストの低減を図ることができる。
(4)保持部45は、スナップフィットによりラジエータ20を嵌め込んで保持することの可能なクランプ部450〜453により構成されている。これにより、ワンタッチでラジエータ20をシュラウド40に固定することができるため、組み付け工数を低減することができる。
(5)上クランプ部450,451及び下クランプ部452,453は、空気流れ方向Yにおいてラジエータ20を挟み込むことにより、ラジエータ20を保持する。これにより、空気流れ方向Yにおけるラジエータ20の位置ずれを低減することができる。
(6)下クランプ部452,453は、空気流れ方向Yに直交するX方向においてラジエータ20を挟み込むことにより、ラジエータ20を保持する。これにより、X方向におけるラジエータ20の位置ずれを低減することができる。
(7)ガイド部44には、クランプ部450〜453に沿ってスリット部440,441が形成されている。これにより、スリット部440,441の長さを変更することにより、クランプ部450〜453の剛性を任意に変更することができる。クランプ部450〜453の剛性を変更することで、熱交換装置10の固有振動数を変化させることができる。よって、問題となる車両ボディ側の振動数に合わせて、熱交換装置10の固有振動数を変化させることができるため、熱交換装置10の振動をより的確に抑制することができる。
<第2実施形態>
次に、熱交換装置10の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
図6及び図7に示されるように、本実施形態の保持部45は、横クランプ部454,455を更に備えている。横クランプ部454,455は、ガイド部44におけるX方向の二辺の中央部にそれぞれ形成されている。横クランプ部454,455は、上クランプ部450,451に類似の形状からなり、挟持部454a,455aと、案内部454b,455bとを有している。
横クランプ部454の挟持部454aが空気流れ方向Yにおいてサイドプレート212を挟み込むことにより、サイドプレート212が空気流れ方向Yにおいて保持されている。横クランプ部455の挟持部455aが空気流れ方向Yにおいてサイドプレート213を挟み込むことにより、サイドプレート213が空気流れ方向Yにおいて保持されている。また、挟持部454a及び挟持部455aがラジエータ20をX方向において挟み込むことにより、コア部21がX方向において保持されている。
案内部454b,455bは、挟持部454a,455aにおける空気流れ方向Yの上流側のそれぞれの端部から空気流れ方向Yの上流側に向かって突出するように形成されている。案内部454b,455bは、外側に向かって折り曲げられるように形成されている。案内部454b,455bは、上クランプ部450,451の案内部450b,451bと同様に、ラジエータ20がシュラウド40に押し込まれる際に、ラジエータ20の押し込みを案内する部分として機能する。
以上説明した本実施形態の熱交換装置10によれば、以下の(8)に示される作用及び効果を更に得ることができる。
(8)保持部45は、ラジエータ20のコア部21を更に保持している。これにより、上タンク22及び下タンク23が水平方向に並ぶように熱交換装置10を配置した場合、すなわち熱交換装置10を横置きに配置した場合でも、より的確に熱交換装置10を保持することができる。
<第3実施形態>
次に、熱交換装置10の第3実施形態について説明する。以下、第2実施形態との相違点を中心に説明する。
図8及び図9に示されるように、本実施形態の保持部45は、第1実施形態の上クランプ部450,451に代えて上クランプ部456を有するとともに、第1実施形態の下クランプ部452,453に代えて下クランプ部457を有している。
上クランプ部456は、挟持部456aと、延設部456bとを有している。図9に示されるように、挟持部456aは、第1実施形態の挟持部450aを挟持部451aまでX方向に延ばして、それらを一体化した形状を有している。挟持部456aは、第1実施形態の挟持部450a,451aに類似の機能を有している。図8に示されるように、延設部456bは、挟持部456aにおける空気流れ方向Yの上流側の端部から空気流れ方向Yの上流側に向かって突出するように形成されている。延設部456bは、空気流れ方向Yに平行に延びるように形成されている。
下クランプ部457は、挟持部457aと、延設部457bと、側壁部457c,457dとを有している。図9に示されるように、挟持部457aは、第1実施形態の挟持部452aを挟持部453aまでX方向に延ばして、それらを一体化させた形状を有している。挟持部457aは、第1実施形態の挟持部452a,453aに類似の機能を有している。側壁部457c,457dは、第1実施形態の側壁部452c,453cと類似の形状及び機能を有している。図8に示されるように、延設部457bは、挟持部457aにおける空気流れ方向Yの上流側の端部から空気流れ方向Yの上流側に向かって突出するように形成されている。延設部457bは、空気流れ方向Yに平行に延びるように形成されている。
以上説明した本実施形態の熱交換装置10によれば、以下の(9)に示される作用及び効果を得ることができる。
(9)クランプ部456,457は、ラジエータ20よりも空気流れ方向Yの上流側に向かって延びるように形成される延設部456b,457bを有する。これにより、送風機30を通過した空気のラジエータ20の吸入側への周り込みを延設部456b,457bにより抑制することができるため、ラジエータ20の熱交換性能を向上させることができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・シュラウド40を車両ボディに固定するための取付部の構造は、ブラケット部46のようなボルトを用いた構造に限らず、任意の取り付け構造を採用することができる。
・熱交換装置10に搭載される熱交換器は、ラジエータ20に限らず、任意の熱交換器を用いることができる。この熱交換器は、車両用エンジンの冷却水に限らず、任意の冷媒を用いるものであってもよい。
・本発明は上記の具体例に限定されるものではない。すなわち、上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
10:熱交換装置
20:ラジエータ(熱交換器)
21:コア部
22,23:タンク
30:送風機
40:シュラウド
44:ガイド部
45:保持部
46:ブラケット部(取付部)
50:空気通路
210:チューブ
440,441:スリット部
450,451,452,453,454,455,456,457:クランプ部
456b,457b:延設部

Claims (9)

  1. 内部を流れる冷媒と、外部を通過する空気との間で熱交換を行う熱交換器(20)と、
    前記熱交換器に空気を供給する送風機(30)と、
    前記熱交換器から前記送風機に至る空気通路(50)を形成するダクト状のガイド部(44)を有するとともに、前記送風機を保持するシュラウド(40)と、を備え、
    前記シュラウドは、
    前記熱交換器及び前記送風機を固定する対象となる固定対象物に取り付けられる取付部(46)と、
    前記熱交換器を保持する保持部(45)と、を有する
    熱交換装置。
  2. 前記保持部は、
    前記ガイド部に形成されるとともに、前記熱交換器の外周部分を保持する
    請求項1に記載の熱交換装置。
  3. 前記熱交換器は、
    複数のチューブ(210)を有し、複数の前記チューブの内部を流れる冷媒と前記チューブの外部を流れる空気との間で熱交換を行うコア部(21)と、
    前記コア部の両端に設けられ、複数の前記チューブに冷媒を分配、又は複数の前記チューブを流れた冷媒を集める一対のタンク(22,23)と、を有し、
    前記保持部は、
    一対の前記タンクをそれぞれ保持する
    請求項2に記載の熱交換装置。
  4. 前記保持部は、
    前記コア部を更に保持する
    請求項3に記載の熱交換装置。
  5. 前記保持部は、スナップフィットにより前記熱交換器を嵌め込んで保持することの可能なクランプ部(450,451,452,453,454,455,456,457)により構成されている
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の熱交換装置。
  6. 前記クランプ部は、空気の流れ方向において前記熱交換器を挟み込むことにより、前記熱交換器を保持する
    請求項5に記載の熱交換装置。
  7. 前記クランプ部は、空気の流れ方向と直交する方向において前記熱交換器を挟み込むことにより、前記熱交換器を保持する
    請求項5又は6に記載の熱交換装置。
  8. 前記ガイド部には、前記クランプ部に沿ってスリット部(440,441)が形成されている
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の熱交換装置。
  9. 前記クランプ部(456,457)は、
    前記熱交換器よりも空気の流れ方向上流側に向かって延びるように形成される延設部(456b,457b)を有する
    請求項5〜6のいずれか一項に記載の熱交換装置。
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