JP2015113985A - 熱交換器ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】熱交換器ユニットにおいて、隣接して配置されるコンデンサとラジエータとの接触を防止し、性能低下を防止すると共に耐久性の向上を図る。
【解決手段】熱交換器ユニット10は、熱交換器であるコンデンサ12と、該コンデンサ12に対して車両後方に近接配置されるラジエータ14とを備え、前記コンデンサ12と前記ラジエータ14との間にはスペーサ16が設けられ、該スペーサ16のフック54を介してコンデンサ12のチューブ22に装着される。そして、スペーサ16の弾発部52の弾発力によってコンデンサ12が変形した際の前記ラジエータ14側への変位を抑制している。
【選択図】図1

Description

本発明は、内部に冷媒等を流通させ、空気を通過させることで該冷媒等と熱交換を行って冷却することが可能な熱交換器を含む熱交換器ユニットに関し、一層詳細には、隣接配置される熱交換器同士の接触を防止可能な熱交換器ユニットに関する。
従来から、自動車等の車両において、内部に冷媒や冷却水等の流通するコンデンサやラジエータ等の熱交換器が用いられており、該熱交換器は、前記冷媒等の流通する一組のタンクと、前記タンクの間に接続される複数のチューブとを備える。例えば、車両のエンジンルーム内において、車両前方側にコンデンサが配置され、該コンデンサに対して車両後方側となる位置にラジエータが設けられた熱交換器ユニットが知られている。
このような熱交換器ユニットは、例えば、特許文献1に開示されるように、コンデンサの四隅に設けられたブラケットがラジエータに設けられた係合爪及び支持部材に対して係合されることで、前記コンデンサが前記ラジエータに対して所定間隔離間して固定されている。
また、特許文献2の熱交換器ユニットでは、コンデンサ及びラジエータを並列に配置した状態で、その四隅を断面コ字状のブラケットで側方から挟持するように装着することで、該ブラケットによって前記コンデンサと前記ラジエータとを所定間隔離間させた状態で固定している。
特開2008−281325号公報 特開2010−255868号公報
近年、熱交換器の薄型化が進み、それに伴い、車両の走行時に走行風を受けた際に風圧によって撓むように変形することがあり、上述した特許文献1及び2のような熱交換器ユニットでは、車両前方側のコンデンサが変形することで下流側に近接して配置されたラジエータと接触してしまうことが懸念される。特に、コンデンサとラジエータとが、それぞれ四隅で互いに固定されているため、何ら拘束されていない中央部近傍の変形が大きくなり、それに伴って、ラジエータに対して接触しやすくなる。また、ラジエータには、エンジンで加熱された冷却水が循環しているため、コンデンサがラジエータ側へと接近することで、その内部を流通している冷媒が加温されてしまい、該冷媒の冷却性能が低下してしまうという問題が生じる。
さらに、コンデンサの変形に伴ってブラケット近傍に変形応力が生じ、繰り返しの負荷によって耐久性が低下してしまうという問題がある。
本発明は、前記の課題を考慮してなされたものであり、隣接して配置されるラジエータとの接触を防止し、熱交換性能の低下を防止しつつ、耐久性の向上を図ることが可能な熱交換器ユニットを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明は、内部を流通する冷媒と空気との熱交換を行うコンデンサと、内燃機関内を循環する冷却水と空気との熱交換を行うラジエータとを有し、車両搭載時においてコンデンサがラジエータに対して車両前方側に所定間隔離間して配置され互いに連結される熱交換器ユニットにおいて、
コンデンサとラジエータとの間には、コンデンサとラジエータとを互いに離間する方向へと付勢する付勢手段を有したスペーサが設けられることを特徴とする。
本発明によれば、コンデンサがラジエータに対して所定間隔離間して配置され互いに連結された熱交換器ユニットにおいて、コンデンサとラジエータとの間に、両者を互いに離間する方向へと付勢する付勢手段を有したスペーサを設けることで、熱交換器ユニットの搭載された車両の走行時に走行風がコンデンサに当たりラジエータ側へと押圧された場合でも、その間に設けられたスペーサの付勢手段によってコンデンサがラジエータから離間する方向へと付勢される。
その結果、コンデンサのラジエータ側への変形がスペーサによって抑制され、両者の間隔が好適に維持されるため、コンデンサがラジエータに対して接触してしまうことが防止され、コンデンサにおける冷却性能の低下を防止することができる。また、コンデンサの変形が抑制されることで、ラジエータに対する固定部位への応力集中が緩和され、固定部位を含むコンデンサの耐久性を向上させることが可能となる。
また、スペーサは、コンデンサに当接する第1当接部と、ラジエータに当接する第2当接部と、を備え、第1当接部と第2当接部との間に付勢手段を設けるとよい。これにより、第1当接部をコンデンサに接触させ、第2当接部をラジエータに接触させた状態で、付勢手段による付勢力を確実にコンデンサへと付与することができるため、コンデンサのラジエータ側への変形を抑制することができる。
さらに、第1当接部又は第2当接部の少なくともいずれか一方に、コンデンサ又はラジエータのチューブに対して係合されるフックを設けることにより、スペーサをコンデンサ又はラジエータに対して容易且つ確実に装着することができる。
さらにまた、第1及び第2当接部は、板状に形成され、コンデンサ及びラジエータに対して略平行となるように当接させることにより、付勢手段の付勢力を風圧によって押圧されたコンデンサに対して効率的に付与して変形を好適に抑制することが可能となる。
またさらに、付勢手段は、波状に複数回折曲された弾発部とするとよい。
本発明によれば、以下の効果が得られる。
すなわち、コンデンサがラジエータに対して所定間隔離間して配置され互いに連結された熱交換器ユニットにおいて、コンデンサとラジエータとの間に、両者を互いに離間する方向へと付勢する付勢手段を有したスペーサを設けることで、熱交換器ユニットの搭載された車両の走行時に走行風がコンデンサに当たってラジエータ側へと押圧された場合でも、その間に設けられたスペーサの付勢手段によってコンデンサがラジエータから離間する方向へと付勢される。その結果、コンデンサのラジエータ側への変形がスペーサによって抑制されるため、コンデンサがラジエータに対して接触してしまうことが防止され、コンデンサにおける冷却性能の低下を防止できる。また、コンデンサの変形が抑制されることで、ラジエータに対する固定部位への応力集中が緩和され、固定部位を含むコンデンサの耐久性を向上させることが可能となる。
本発明の実施の形態に係る熱交換器ユニットを示す全体斜視図である。 図1に示す熱交換器ユニットの分解斜視図である。 図1のIII−III線に沿ったスペーサ近傍の拡大断面図である。 スペーサの外観斜視図である。
本発明に係る熱交換器ユニットについて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。図1において、参照符号10は、本発明の実施の形態に係る熱交換器ユニットを示す。
この熱交換器ユニット10は、例えば、図1〜図3に示されるように、内部に冷媒が循環するコンデンサ12と、該コンデンサ12と略平行に配置されエンジン(内燃機関)内を循環する冷却水を冷却するラジエータ14と、前記コンデンサ12と前記ラジエータ14との間に設けられるスペーサ16とを含む。なお、熱交換器ユニット10は、車両のエンジンルーム内に搭載された際、コンデンサ12が車両前方側(矢印A1方向)、ラジエータ14が車両後方側(矢印A2方向)となるように配置される。
このコンデンサ12は、例えば、鉛直方向(矢印B1、B2方向)に延在する一組の第1及び第2タンク18、20と、前記第1タンク18と第2タンク20との間を接続する複数のチューブ22と、前記チューブ22の間に設けられ波状に折曲された複数のフィン24とを含み、前記チューブ22が略水平となり第1及び第2タンク18、20が水平方向両端部に配置されるように用いられると共に、フィン24は、例えば、アルミニウム等の薄板を波状に折曲することで形成され、高さ方向に隣接する2つのチューブ22の間に設けられる。なお、図1においては、スペーサ16近傍におけるフィン24の図示を便宜上省略している。
第1及び第2タンク18、20は、例えば、両端部の閉塞された管状に形成され、コンデンサ12の長手方向に沿った一端部側(矢印C1方向)に設けられる前記第1タンク18には、外部から冷媒の導入される導入ポート26と、前記コンデンサ12の内部を循環した前記冷媒が導出される導出ポート28が形成される。
また、第1及び第2タンク18、20には、それぞれ両端部近傍に一組のブラケット30が設けられており、前記ブラケット30は前記第1及び第2タンク18、20の延在方向(矢印B1、B2方向)に対して直交し、且つ、チューブ22から離間する方向に向かって突出して形成される。すなわち、ブラケット30は4個設けられ、略矩形状に開口した係合孔32がそれぞれ形成されている。
ラジエータ14は、図1〜図3に示されるように、コンデンサ12と同様に熱交換器であり、鉛直方向(矢印B1、B2方向)に延在する一組の第3及び第4タンク34、36と、前記第3タンク34と第4タンク36との間を接続する複数のチューブ38と、前記チューブ38の間に設けられ波状に折曲された複数のフィン40とを含み、前記チューブ38が略水平となり第3及び第4タンク34、36が水平方向両端部に配置されるように用いられる。
この第3タンク34には、図示しないエンジンからの冷却水が供給される導入配管42が接続され、一方、第4タンク36には、ラジエータ14内で冷却された冷却水を再び前記エンジンへと循環させる導出配管44が接続されている。
また、第3及び第4タンク34、36には、その両端部近傍でコンデンサ12側(矢印A1方向)となる側面に係合部46がそれぞれ形成され、ラジエータ14と略平行となるようにコンデンサ12が配置された状態で、該コンデンサ12の係合孔32にそれぞれ係合部46が挿入され係合される。これにより、ラジエータ14とコンデンサ12とが、第1〜第4タンク18、20、34、36の延在方向(矢印B1、B2方向)と直交する方向(矢印A1、A2方向)に所定間隔L(図3参照)離間した状態で互いに固定される。
なお、このコンデンサ12とラジエータ14との間の間隔Lは、例えば、コンデンサ12内を流れる冷媒が、近接配置されたラジエータ14のチューブ38を流れエンジンによって加熱された冷却水の温度の影響を受けることがない距離に設定される。
スペーサ16は、図1〜図4に示されるように、例えば、樹脂製材料から形成され、板状に形成された第1ベース部(第1当接部)48と、前記第1ベース部48と略平行に設けられた第2ベース部(第2当接部)50と、前記第1ベース部48と前記第2ベース部50との間に設けられた弾発部52と、前記第1ベース部48に設けられコンデンサ12のチューブ22に対して係合される複数のフック54とを含む。
第1及び第2ベース部48、50は、例えば、略矩形状に形成され、その間に設けられる弾発部52は、波状に複数回折曲され、その一端部が第1ベース部48の背面に接合され、他端部が前記背面に臨む第2ベース部50の表面に接合されている。
そして、弾発部52は、第1ベース部48と第2ベース部50とを互いに離間させる方向へと付勢する弾発力を有している。この弾発力の付勢方向は、第1及び第2ベース部48、50に対して略直交方向(矢印A1、A2方向)となる。
フック54は、第1ベース部48の表面に形成され、該表面に対して略直交するように所定高さだけ突出した第1アーム部56a、56b及び第2アーム部58a、58bを有し、第1アーム部56a、56b及び第2アーム部58a、58bはそれぞれ一組ずつ設けられると共に、前記第1アーム部56a、56bと前記第2アーム部58a、58bとが所定間隔離間して設けられる。
第1アーム部56a、56bは、例えば、スペーサ16がコンデンサ12に装着される際、第2アーム部58a、58bに対して上方(矢印B1方向)となるように形成され、一方の第1アーム部56aと他方の第1アーム部56bとが第1ベース部48の幅方向(矢印C1、C2方向)に沿って所定間隔離間して設けられている。
また、第1アーム部56a、56bの先端には、前記第2アーム部58a、58b側とは反対方向(すなわち、上方)に向かって突出した爪部60がそれぞれ形成される。
第2アーム部58a、58bは、例えば、スペーサ16がコンデンサ12に装着される際、第1アーム部56a、56bに対して下方(矢印B2方向)となるように形成され、一方の第2アーム部58aと他方の第2アーム部58bとが第1ベース部48の幅方向に沿って所定間隔離間して設けられている。なお、第2アーム部58a、58bの幅方向に沿った離間距離と、第1アーム部56a、56bの幅方向(矢印C1、C2方向)に沿った離間距離とが略同一となるように形成されている。
また、第2アーム部58a、58bの先端には、前記第1アーム部56a、56b側とは反対方向(すなわち、下方)に向かって突出した爪部60がそれぞれ形成される。
そして、スペーサ16は、図3に示されるように、第1アーム部56a、56b及び第2アーム部58a、58bがコンデンサ12におけるチューブ22の間に挿入され、第1ベース部48の表面が前記チューブ22の背面22a側に当接した状態で、爪部60がそれぞれ前記チューブ22の表面22b側に係合される。これにより、スペーサ16は、フック54を介してコンデンサ12の背面12a側に装着され固定された状態となる。
この場合、図3に示されるように、第1アーム部56a、56bは、チューブ22との間にフィン24を挟んだ状態で保持され、一方、第2アーム部58a、58bは、各フィン24が同一ピッチで波状に折曲されているため、該フィン24が前記チューブ22の下側となり、該チューブ22との間にフィン24を挟まずに直接当接した状態で保持される。
なお、上述したように、スペーサ16は、第1アーム部56a、56bがフィン24を挟んだ状態でチューブ22に保持され、第2アーム部58a、58bが前記チューブ22に対して直接当接するように保持される場合に限らず、前記スペーサ16をコンデンサ12に装着する位置によっては、前記第1アーム部56a、56bが前記フィン24を挟まずに前記チューブ22に直接当接するように保持され、前記第2アーム部58a、58bが前記フィン24を挟んだ状態で前記チューブ22に対して保持される場合もある。
一方、スペーサ16の第2ベース部50は、コンデンサ12の背面12a側に隣接配置されたラジエータ14の表面14a(チューブ38の表面38a)に当接し、弾発部52の弾発力が第1ベース部48をコンデンサ12に対して押し付け、同時に第2ベース部50をラジエータ14に対して押し付けている。
また、スペーサ16は、例えば、コンデンサ12の高さ方向(矢印B1、B2方向)に沿った略中央、且つ、幅方向(矢印C1、C2方向)に沿った略中央に装着される。
本発明の実施の形態に係る熱交換器ユニット10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作について説明する。
先ず、コンデンサ12では、図示しない配管から導入ポート26を通じて第1タンク18内へと冷媒が供給され、複数のチューブ22を通じて第2タンク20側へと流通し、再び第1タンク18側へと流通した後に、導出ポート28から配管(図示せず)へと導出される。この際、チューブ22を流れる冷媒とフィン24を通過する空気との間で熱交換がなされ、該冷媒が冷却されて導出され、図示しない圧縮機へと循環する。
一方、ラジエータ14では、導入配管42を通じて図示しないエンジンからの冷却水が第3タンク34へと供給され、該第3タンク34から複数のチューブ38を通って第4タンク36へと流通して導出配管44を通じて再びエンジンへと循環される。この際、冷却水はチューブ38の間を通過する空気との間で熱交換がなされ所定温度に冷却される。
上述した熱交換器ユニット10は、図3に示されるように、搭載された車両が走行した際に車両前方から走行風Fが当たり、その風圧が該車両前方に配置されたコンデンサ12へと付与されることとなる。この風圧によってコンデンサ12が車両後方側(矢印A2方向)、すなわち、ラジエータ14側へと押圧される。具体的には、コンデンサ12は、その四隅に設けられラジエータ14に固定されたブラケット30に対して中央近傍が最も該ラジエータ14側へと撓むように押圧される。
この場合、コンデンサ12及びラジエータ14の略中央部にスペーサ16が装着されているため、前記コンデンサ12がラジエータ14側(車両後方側)へ押圧される力を弾発部52の弾発力によって吸収して緩和させることができる。その結果、コンデンサ12の略中央部近傍における変形を抑制することで、コンデンサ12とラジエータ14との間隔Lが好適に維持され接触してしまうことが防止される。
以上のように、本実施の形態では、コンデンサ12及びラジエータ14が平行に近接配置された熱交換器ユニット10において、例えば、車両のエンジンルーム内で、前記コンデンサ12が車両前方(矢印A1方向)となるように配置された場合に、前記コンデンサ12の背面と前記ラジエータ14の表面との間にスペーサ16を装着し、該スペーサ16の弾発部52によって前記コンデンサ12と前記ラジエータ14とが互いに離間させる方向へと押圧している。
これにより、例えば、車両の走行時に走行風の風圧がコンデンサ12に付与され、ラジエータ14側へと押圧された場合でも、スペーサ16の弾発部52によって前記コンデンサ12の車両後方側(矢印A2方向)への変形が抑制されるため、該コンデンサ12が車両後方に設けられた前記ラジエータ14に対して接触してしまうことが防止され、しかも、加熱された冷却水の流通しているラジエータ14と接近することが防止されるため、コンデンサ12内を流れる冷媒が加温されてしまうことがなく、冷却性能が低下せずに維持される。
また、上述したように風圧によるコンデンサ12の変形が抑制されることで、ラジエータ14に対して固定されているブラケット30に付与される応力集中が緩和される。その結果、ブラケット30を含むコンデンサ12の耐久性を向上させることができる。
さらに、スペーサ16は、第1アーム部56a、56b及び第2アーム部58a、58bからなるフック54をコンデンサ12のチューブ22に対して係合させることで、容易且つ確実に装着することができるため、前記スペーサ16を装着する際の組付性が良好である。
さらにまた、スペーサ16を、コンデンサ12が風圧を受けた際に変形の大きな部位(例えば、高さ方向、幅方向の略中央)に適宜装着することで、前記コンデンサ12の変形をより一層効果的に抑制し、ラジエータ14との接触、前記コンデンサ12の性能低下を防止でき、且つ、ブラケット30に生じる応力を効果的に低減することが可能となる。
また、スペーサ16は、フック54を介してコンデンサ12の背面12a側に装着される場合に限定されるものではなく、前記フック54をラジエータ14のチューブ38に対して係合させることで、前記ラジエータ14の表面14a側に装着するようにしてもよい。この場合には、スペーサ16の第1ベース部48がラジエータ14の表面14a側に当接し、第2ベース部50がコンデンサ12の背面12a側に当接する。
なお、本発明に係る熱交換器ユニットは、上述の実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…熱交換器ユニット 12…コンデンサ
14…ラジエータ 16…スペーサ
22、38…チューブ 30…ブラケット
48…第1ベース部 50…第2ベース部
52…弾発部 54…フック
56a、56b…第1アーム部 58a、58b…第2アーム部
60…爪部

Claims (5)

  1. 内部を流通する冷媒と空気との熱交換を行うコンデンサと、内燃機関内を循環する冷却水と前記空気との熱交換を行うラジエータとを有し、車両搭載時において前記コンデンサが前記ラジエータに対して車両前方側に所定間隔離間して配置され互いに連結される熱交換器ユニットにおいて、
    前記コンデンサと前記ラジエータとの間には、該コンデンサと前記ラジエータとを互いに離間する方向へと付勢する付勢手段を有したスペーサが設けられることを特徴とする熱交換器ユニット。
  2. 請求項1記載の熱交換器ユニットにおいて、
    前記スペーサは、前記コンデンサに当接する第1当接部と、
    前記ラジエータに当接する第2当接部と、
    を備え、
    前記第1当接部と前記第2当接部との間に前記付勢手段が設けられることを特徴とする熱交換器ユニット。
  3. 請求項2記載の熱交換器ユニットにおいて、
    前記第1当接部又は前記第2当接部の少なくともいずれか一方には、前記コンデンサ又は前記ラジエータのチューブに対して係合されるフックが設けられることを特徴とする熱交換器ユニット。
  4. 請求項2又は3記載の熱交換器ユニットにおいて、
    前記第1及び第2当接部は、板状に形成され、前記コンデンサ及び前記ラジエータに対して略平行となるように当接することを特徴とする熱交換器ユニット。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱交換器ユニットにおいて、
    前記付勢手段は、波状に複数回折曲された弾発部からなることを特徴とする熱交換器ユニット。
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