JP2004308447A - 熱交換器と電動ファンとの連結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラジエータと電動ファンとをボルトレスにて連結する際、お互いの装着部に厚肉成形による巣を発生することなく、さらに、お互いの接触面積を大きくして摩耗の発生を抑制すること。
【解決手段】ラジエータのファン装着部15を、一対の爪片18・18を有する雄状係合部17と中空部を有して形成する支持部とを、タンク部11の長手方向に沿って並設するように配置して、タンク部11の長手方向に対して上下方向に二分割して型抜けができるように形成する。支持部は、下面部に開口部を有して中空状に形成し、箱状に形成されたシュラウド2のラジエータ装着部4の上壁部下面に当接可能な支持面を上面全体で受けることができるように形成する。
【選択図】図4
【解決手段】ラジエータのファン装着部15を、一対の爪片18・18を有する雄状係合部17と中空部を有して形成する支持部とを、タンク部11の長手方向に沿って並設するように配置して、タンク部11の長手方向に対して上下方向に二分割して型抜けができるように形成する。支持部は、下面部に開口部を有して中空状に形成し、箱状に形成されたシュラウド2のラジエータ装着部4の上壁部下面に当接可能な支持面を上面全体で受けることができるように形成する。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換器と電動ファンとの連結構造に関し、さらに詳しくは、熱交換器が特に車両用ラジエータであって、流体を流通して熱交換するコア部が垂直方向に配置されたいわゆるダウンフロー型の熱交換器に電動ファンを装着するボルトレスタイプの熱交換器と電動ファンとの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、外気を導入して車両のラジエータで熱交換された空気を送風する電動ファンは、電動ファンのシュラウドをラジエータのタンク部に配置された装着部に締結することによって装着されていた。ラジエータは、一般的に、コア部が水平方向に配置されたクロスフロー型と、コア部が垂直方向に配置されたダウンフロー型とに分類されている。
【0003】
このラジエータと電動ファンとの連結構造は、従来においては、特許文献1に示されているように、ねじ手段の締結によって行われていた。つまり、このラジエータはクロスフロー型を構成するものであって、ラジエータのタンク部には、タンク部と一体成形によって形成されタンク部の外壁部から突出した係止突起部と雌ねじ部が形成され、電動ファンのシュラウドには、第1ステー部材と第2ステー部材とが一体成形されて配置され、第1ステー部材には、ラジエータの係止突起部に対応するU字状溝部が形成され、第2ステー部材には雌ねじ部に対応するボルト孔部が形成されている。そして、第1ステー部材のU次状溝部をラジエータの係止突起部に嵌合させ、第2ステー部材の雌ねじ部にラジエータのボルト孔部からボルトを挿入して締め付けることによって、ラジエータと電動ファンとを締結するようにしていた。
【0004】
しかし、この特許文献1に示されている技術は、締結構造がねじによって行われていることから、第2ステー部材にねじ加工を施すことになってコスト高になるとともにボルトを締め付ける作業を行うことから作業性を低下させる要因となっていた。そのために特許文献2に示すように、クロスフロー型におけるラジエータでボルトレスを用いた構成が提案されている。
【0005】
この発明では、クロスフロー型のラジエータに電動ファンを取り付けるものであり、タンク部21は上下方向に延びるように配置されるとともに、図10に示すようなタンク部21の外壁から突出する係止突起部22を備えている。係止突起部22は、電動ファンのシュラウド25の突出部26に形成された雌側係合部27に係合可能な雄側係合部23と、シュラウド25の雌側係合部27の周りの壁部を支持して雄側係合部23の上下両側に配置される一対の荷重保持面24・24とを有して構成されている。
【0006】
雄側係合部23は対向する一対の爪片23a・23aを、各爪片23a・23aの爪部23b・23bを両外側に向けて配置されるとともに、一対の爪片23a・23aは対向する一対の爪片23a・23aに向かってそれぞれ可撓性を有して構成されている。従って、シュラウド25の雌側係合部27をタンク部21側の係止突起部22に挿入させると、雄側係合部23の各爪片23a・23aが内側に撓み、爪部23b・23bが雌側係合部27を挿通した時点で、各爪片23a・23aは、外側に復帰移動して雌側係合部27に係合することとなり、同時に係止突起部22の荷重保持部24・24で突出部26の上壁部下面を支持することとなる。つまりは電動ファンの重量を保持することとなる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−229878号公報(3〜4頁、図1〜2参照)
【特許文献2】
特開2002−4861公報(3〜4頁、図1、3、4参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2に示されているタンク部21の係止突起部22を、雄側係合部23と加重保持部24の上下関係を維持した状態でダウンフロー型のラジエータのタンク部に適用する、つまり図11に示すように、雄側係合部23と荷重保持部24とが形成された係止突起部22を、タンク部21の長手方向と直交する方向に並設すると、樹脂成形時に一体的に形成する際、タンク部21は長手方向に沿って2分割することになるから、タンク部21の長手方向と直交する方向に雄側係合部23と荷重保持部24が並設されている係止突起部22は、分割方向がタンク部21と異なることとなって、型抜きができない。従って、樹脂成形するにあたって、スライドコアなどを用いる必要がある。しかしながら、タンク部21には雄側係合部23が形成されるのと同じ側にラジエータに冷却水を流出入させる流出入管や注水口などが形成されており、この流入出管などにスライド型が干渉してしまうので、スライド型を用いるのは困難であった。
【0009】
また、特許文献2のクロスフロー型のラジエータを、ダウンフロー型で使用するために、そのまま90°横に向けて配置すると、つまり、雄側係合部23と、荷重保持部24をタンク部21の長手方向に沿って並設した状態で、タンク部21を水平方向に配置すると、電動ファンのシュラウド25における雌側係合部27は、図10に示すように配置されていることから、雄側係合部23を雌側係合部27に係合できても、荷重保持部24は、図10における状態の側面部24a・24aで突出部26の上壁部下面を受けることになるから、接触面積が小さくなって、ラジエータ側の荷重保持部24とシュラウド25側の突出部26の上壁部下面の間の摩耗が大きく、その部位がクリアランスとなって、車両の走行時に異音を発生する要因となってしまう。また、摩耗がさらに進んで亀裂を発生するとタンク部21内を流通する流体の漏れ、又は電動ファン脱落が発生する恐れがある。
【0010】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、ダウンフロー型のラジエータ等の熱交換器と電動ファンとを連結する際にボルトレスで締結することによって作業性を向上できる熱交換器と電動ファンとの連結構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る熱交換器と電動ファンとの連結構造では、上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、ダウンフロー型の熱交換器において水平方向に配置されたタンク部には、ファン装着部がタンク部の長手方向に沿って雄側係合部と支持部とを並設するようにして形成されている。この位置において電動ファンに形成された雌側係合部を熱交換器の雄側係合部に挿入すると雄側係合部と雌側係合部とは係合され、電動ファンの熱交換器装着部が、熱交換器のファン装着部の支持部上面に当接して支持されることとなる。この際、支持部は中空部を有して形成されていることから、支持部自体を塊状に形成することなく巣を発生しにくく形成している。
【0012】
つまり、熱交換器のファン装着部とタンク部とを一体成形する場合、所定の厚み寸法を越えると巣ができて、巣から流体漏れを発生する恐れがあることから、通常は所定厚み以下に形成する必要がある。電動ファンの荷重を受けて電動ファンを支持する支持部では、肉厚部が所定寸法より厚くすることができず、また厚みが薄いと摩耗の発生が大きいが、支持部の内部を中空状に形成することによって、雌側係合部の周りの壁部との接触面積を大きくするとともに、巣が発生しないように形成することができる。
【0013】
しかも、雄側係合部と支持部とを有する装着部が、タンク部と一体成形して形成する場合、装着部の分割方向とタンク部の分割方向を一致できることから、型抜けをすることができる。
【0014】
また、請求項2記載の発明では、熱交換器が車両用ラジエータであることから、ラジエータに電動ファンのシュラウドを取り付ける際に、ボルトレスで取り付けることができて作業性を向上するとともに、ラジエータのファン装着部が電動ファンとの接触面積を大きくして支持できることから、車両の走行中であっても、支持部に摩耗や亀裂を発生しにくくなり品質を向上することができる。
【0015】
また、請求項3乃至5記載の発明では、柱状に形成された支持部が上面の広い範囲で電動ファンの熱交換器装着部と接触することから、接触面積を広く取ることができて摩耗の発生を防止することができるともに、上面又は側面あるいは下面を開口する中空部を備えていることから、支持部全体を塊状に形成することなく、巣の発生を防止できる。従って、巣の発生しない支持部では内部に流通する流体の外部への漏れを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
実施形態の熱交換器と電動ファンとの連結構造は、熱交換器をダウンフロー型の車両用のラジエータで説明するものとし、ラジエータと電動ファンのシュラウドとを連結するものにおいて、以下に説明するものとする。
【0018】
図1は、電動ファン1のシュラウド2をラジエータ10のタンク部11に装着した正面図を示すものであり、一対のファン部3・3を装着したシュラウド2は、シュラウド2の上部3箇所においてシュラウド2の上面から突出してラジエータ装着部4を配置している。
【0019】
一方、ラジエータ10は、図2〜3に示すように、流体を流通する複数のチューブ13と各チューブ13間に挿入されるフィン14とを垂直方向に並設するコア部12と、コア部12の上下両端部で水平方向に配置して各チューブ13に流体を分配する一対のタンク部11とを備えて構成されている。上方に配置されたタンク部11には、シュラウド2のラジエータ装着部4に対向する位置に配置されたファン装着部15を配置している。
【0020】
シュラウド2に形成されたラジエータ装着部4とタンク部に形成されたファン装着部15との締結は、図4に示すように、シュラウド2のラジエータ装着部4に形成される雌側係合部5に、タンク部11のファン装着部15に形成された雄側係合部17を挿入して係合させることによって行われる。
【0021】
つまり、ラジエータ装着部4の雌側係合部5は、シュラウド2から突出して形成された突出部6に角孔部を形成することによって形成されている。つまり、図5に示すように、突出部6は、ラジエータ側に向かって開口した中空部7を有する箱状に形成され、開口されていない後壁部6aにおいて角孔状に形成されている。そしてこの孔部が雌側係合部5として形成されるとともに、上壁部の下面がファン装着部15に支持される保持面6bとして形成される。
【0022】
一方、ファン装着部15は、図6に示すように、タンク部11の長手方向に沿って肉盛りするように形成された矩形柱状のベース部16と、ベース部16からタンク部11の径方向に水平状に突出する雄側係合部17と、ベース部16に連接するとともに雄側係合部17の両側に突出して配置される一対の支持部18・18とを備えて形成され、雄側係合部17と支持部18とはタンク部11の長手方向に沿って並設するように配置されている。
【0023】
雄側係合部17は、図6に示すように、係止爪部171aを先端部に配置した板状の一対の爪片171を、係止爪部171aがそれぞれ外側を向くようにタンク部11の長手方向に沿って並設して配置されている。一対の爪片171は、それぞれ内外方向に可撓性を有し、雌側係合部5に進入する際は係止爪部171aが押圧されてそれぞれ内側に向かって撓み、係止爪部171aが雌側係合部5を貫通すると付勢力により元に復帰する。これによって係止爪部171aが雌係合部5の端面に係止することができる。
【0024】
支持部18は、図6〜7に示すように、内部に中空部181を有して柱状に形成され、上面部をラジエータ装着部4の突出部6の上壁部の保持面6bを当接させて支持する支持面182として形成する。矩形柱状の支持部18の中空部181は下面に形成された開口部183と連接して形成されている。従って、中空部181を囲う支持部18の壁部は、支持部18の周縁に沿って形成される上壁部と側壁部からなり、それぞれの肉厚は、樹脂成形する際に巣を発生しない程度の所定寸法内で形成されている。
【0025】
支持面182は、支持部18の上面全体にわたって形成され、シュラウド2のラジエータ装着部4(電動ファン)の荷重を受けるものであり、ラジエータ装着部4の突出部6の上壁部下面に形成された保持面6bに当接可能に形成されている。
【0026】
タンク部11に一体的に形成されるファン装着部15は、図6〜7に示すように、タンクの長手方向に沿って下方が開口された一方の支持部18、並設する一対の爪片171・171、下方が開口された他方の支持部18が順に並設されていることから、樹脂成形時における型抜きの際、ファン装着部15を水平方向に分割してタンク部11の径方向に対して二分するように型を抜けば、型抜きを容易に行なうことができる。
【0027】
上記のように形成されたラジエータのファン装着部15にシュラウド2のラジエータ装着部4を係合させる場合、一対のファン部3・3をシュラウド2に装着した電動ファン1を、設置されたラジエータ10に対向するように配置させ、シュラウド2側のラジエータ装着部4をラジエータ10側のファン装着部15に挿入する。この際、上述のように、ファン装着部15の突出部6をラジエータ装着部4の雄側係合部17に向かって移動すると、ラジエータ装着部4の中空部7がファン装着部15の一対の爪片171・171と支持部18と覆うとともに、一対の爪片171の係止爪部171aが雌側係合部5の周りの側壁部に押圧されてそれぞれ内側に向かって撓み、一対の爪片171の係止爪部171aが雌側係合部5を貫通することによって付勢力によりそれぞれ外側に向かって移動する。これによって係止爪部171aが雌側係合部5の側壁部端面に係止する。
【0028】
一方、ラジエータ装着部4における突出部6の保持面6bは、ファン装着部15における支持部18の支持面182に当接されて、電動ファン1の重量を支持部18・18に付与することとなる。この際、保持面6bは、支持部18・18の上面(支持面182)と接触することとなって、支持部18との広い接触面積で電動ファン1の荷重を受けることとなる。
【0029】
上述のように、実施形態におけるラジエータと電動ファンとの連結構造では、ラジエータ10のタンク部11に一体成形されたファン装着部15は、樹脂成形の型抜き時において型抜けができるように、シュラウド2のラジエータ装着部4の雌側係合部5に係合可能な雄側係合部17をタンク部11の長手方向に沿って一対の爪片171を並設するとともに、電動ファン1の荷重を受ける支持部18を雄側係合部17と並設するように配置してタンク部11を長手方向に対する上下方向に2分割できるように形成している。さらに、支持部18に形成する中空部181を、下面を開口して形成することによって、上下方向に2分割可能に形成している。これによって、ラジエータ10のファン装着部15は、タンク部11とファン装着部15とを樹脂で一体成形を行うことができ、コスト低減を図ることができる。
【0030】
また、電動ファン1の荷重を受ける部位が、支持部18の下面を開口することによって支持部18の上面全体を支持面182とすることができ、広い面積の支持面182でラジエータ装着部4を受けることができることから、接触面積を広く取ることによって電動ファン1の重量による荷重を一部に集中することがなく支持することができ、それによって、耐摩耗性を向上して欠けや割れを発生することがなく品質を向上できる。
【0031】
さらに、支持部18内を中空にして肉厚部の寸法を、樹脂成形時における所定の範囲内に収めることができることから、巣を発生させることなくそれによる流体洩れを防止することができる。
【0032】
なお、本発明の熱交換器と電動ファンとの連結構造は、上記の形態に限定することなく、例えば、図8に示すように、タンク部11に配置されるファン装着部15Aにおける支持部18A・18Aの中空部に連接する開口部184・184を上面に形成しても、中空部の周りの肉厚部を広い範囲で形成することができ、接触面積を広く取ることができることから、上記と同様の効果を得られることとなる。
【0033】
また、図9に示すように、タンク部11に配置されるファン装着部15Bにおける支持部18B・18Bの中空部に連接する開口部185・185を正面側壁に形成すれば、支持部18A・18Aの上面全体でラジエータ装着部4を受けることができて上述と同様の効果を得ることができる。なお、図9に示す構造であると、開口部185を形成する型の型抜き方向と、タンク部11を形成する型の型抜き方向とは異なるものの、開口部185を形成する型の型抜き方向はタンク部11の長手方向と直交する向き(図9中、紙面手前方向)であるので、タンク部11に形成される流出入管などの他の部品に干渉することなく、成形型を移動させることができる。
【0034】
さらに、この熱交換器は、ラジエータではなく、他の熱交換器、例えばコンデンサであってもファンを取り付ける構造であれば適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態によるラジエータと電動ファンとの連結構造を示す正面図である。
【図2】図1におけるラジエータを示す一部正面図である。
【図3】図1におけるタンク部を示す平面図である。
【図4】図1におけるファン装着部とラジエータ装着部の連結状態を示す斜視図である。
【図5】図4におけるラジエータ装着部を示す断面図である。
【図6】図4におけるファン装着部を示す平面図である。
【図7】図4におけるファン装着部を示す断面図である。
【図8】ファン装着部の別の形態を示す斜視図である。
【図9】ファン装着部のさらに別の形態を示す斜視図である。
【図10】従来のラジエータと電動ファンとの連結構造を示す斜視図である。
【図11】従来のタンクの係止突起部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電動ファン
2 シュラウド
4 ラジエータ装着部
5 雌側係合部
6 突出部
7 中空部
10 ラジエータ
11 タンク部
15 ファン装着部
17 雄側係合部
171 爪片
18 支持部
181 中空部
182 支持面
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱交換器と電動ファンとの連結構造に関し、さらに詳しくは、熱交換器が特に車両用ラジエータであって、流体を流通して熱交換するコア部が垂直方向に配置されたいわゆるダウンフロー型の熱交換器に電動ファンを装着するボルトレスタイプの熱交換器と電動ファンとの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、外気を導入して車両のラジエータで熱交換された空気を送風する電動ファンは、電動ファンのシュラウドをラジエータのタンク部に配置された装着部に締結することによって装着されていた。ラジエータは、一般的に、コア部が水平方向に配置されたクロスフロー型と、コア部が垂直方向に配置されたダウンフロー型とに分類されている。
【0003】
このラジエータと電動ファンとの連結構造は、従来においては、特許文献1に示されているように、ねじ手段の締結によって行われていた。つまり、このラジエータはクロスフロー型を構成するものであって、ラジエータのタンク部には、タンク部と一体成形によって形成されタンク部の外壁部から突出した係止突起部と雌ねじ部が形成され、電動ファンのシュラウドには、第1ステー部材と第2ステー部材とが一体成形されて配置され、第1ステー部材には、ラジエータの係止突起部に対応するU字状溝部が形成され、第2ステー部材には雌ねじ部に対応するボルト孔部が形成されている。そして、第1ステー部材のU次状溝部をラジエータの係止突起部に嵌合させ、第2ステー部材の雌ねじ部にラジエータのボルト孔部からボルトを挿入して締め付けることによって、ラジエータと電動ファンとを締結するようにしていた。
【0004】
しかし、この特許文献1に示されている技術は、締結構造がねじによって行われていることから、第2ステー部材にねじ加工を施すことになってコスト高になるとともにボルトを締め付ける作業を行うことから作業性を低下させる要因となっていた。そのために特許文献2に示すように、クロスフロー型におけるラジエータでボルトレスを用いた構成が提案されている。
【0005】
この発明では、クロスフロー型のラジエータに電動ファンを取り付けるものであり、タンク部21は上下方向に延びるように配置されるとともに、図10に示すようなタンク部21の外壁から突出する係止突起部22を備えている。係止突起部22は、電動ファンのシュラウド25の突出部26に形成された雌側係合部27に係合可能な雄側係合部23と、シュラウド25の雌側係合部27の周りの壁部を支持して雄側係合部23の上下両側に配置される一対の荷重保持面24・24とを有して構成されている。
【0006】
雄側係合部23は対向する一対の爪片23a・23aを、各爪片23a・23aの爪部23b・23bを両外側に向けて配置されるとともに、一対の爪片23a・23aは対向する一対の爪片23a・23aに向かってそれぞれ可撓性を有して構成されている。従って、シュラウド25の雌側係合部27をタンク部21側の係止突起部22に挿入させると、雄側係合部23の各爪片23a・23aが内側に撓み、爪部23b・23bが雌側係合部27を挿通した時点で、各爪片23a・23aは、外側に復帰移動して雌側係合部27に係合することとなり、同時に係止突起部22の荷重保持部24・24で突出部26の上壁部下面を支持することとなる。つまりは電動ファンの重量を保持することとなる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−229878号公報(3〜4頁、図1〜2参照)
【特許文献2】
特開2002−4861公報(3〜4頁、図1、3、4参照)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特許文献2に示されているタンク部21の係止突起部22を、雄側係合部23と加重保持部24の上下関係を維持した状態でダウンフロー型のラジエータのタンク部に適用する、つまり図11に示すように、雄側係合部23と荷重保持部24とが形成された係止突起部22を、タンク部21の長手方向と直交する方向に並設すると、樹脂成形時に一体的に形成する際、タンク部21は長手方向に沿って2分割することになるから、タンク部21の長手方向と直交する方向に雄側係合部23と荷重保持部24が並設されている係止突起部22は、分割方向がタンク部21と異なることとなって、型抜きができない。従って、樹脂成形するにあたって、スライドコアなどを用いる必要がある。しかしながら、タンク部21には雄側係合部23が形成されるのと同じ側にラジエータに冷却水を流出入させる流出入管や注水口などが形成されており、この流入出管などにスライド型が干渉してしまうので、スライド型を用いるのは困難であった。
【0009】
また、特許文献2のクロスフロー型のラジエータを、ダウンフロー型で使用するために、そのまま90°横に向けて配置すると、つまり、雄側係合部23と、荷重保持部24をタンク部21の長手方向に沿って並設した状態で、タンク部21を水平方向に配置すると、電動ファンのシュラウド25における雌側係合部27は、図10に示すように配置されていることから、雄側係合部23を雌側係合部27に係合できても、荷重保持部24は、図10における状態の側面部24a・24aで突出部26の上壁部下面を受けることになるから、接触面積が小さくなって、ラジエータ側の荷重保持部24とシュラウド25側の突出部26の上壁部下面の間の摩耗が大きく、その部位がクリアランスとなって、車両の走行時に異音を発生する要因となってしまう。また、摩耗がさらに進んで亀裂を発生するとタンク部21内を流通する流体の漏れ、又は電動ファン脱落が発生する恐れがある。
【0010】
本発明は、上述の課題を解決するものであり、ダウンフロー型のラジエータ等の熱交換器と電動ファンとを連結する際にボルトレスで締結することによって作業性を向上できる熱交換器と電動ファンとの連結構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る熱交換器と電動ファンとの連結構造では、上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、ダウンフロー型の熱交換器において水平方向に配置されたタンク部には、ファン装着部がタンク部の長手方向に沿って雄側係合部と支持部とを並設するようにして形成されている。この位置において電動ファンに形成された雌側係合部を熱交換器の雄側係合部に挿入すると雄側係合部と雌側係合部とは係合され、電動ファンの熱交換器装着部が、熱交換器のファン装着部の支持部上面に当接して支持されることとなる。この際、支持部は中空部を有して形成されていることから、支持部自体を塊状に形成することなく巣を発生しにくく形成している。
【0012】
つまり、熱交換器のファン装着部とタンク部とを一体成形する場合、所定の厚み寸法を越えると巣ができて、巣から流体漏れを発生する恐れがあることから、通常は所定厚み以下に形成する必要がある。電動ファンの荷重を受けて電動ファンを支持する支持部では、肉厚部が所定寸法より厚くすることができず、また厚みが薄いと摩耗の発生が大きいが、支持部の内部を中空状に形成することによって、雌側係合部の周りの壁部との接触面積を大きくするとともに、巣が発生しないように形成することができる。
【0013】
しかも、雄側係合部と支持部とを有する装着部が、タンク部と一体成形して形成する場合、装着部の分割方向とタンク部の分割方向を一致できることから、型抜けをすることができる。
【0014】
また、請求項2記載の発明では、熱交換器が車両用ラジエータであることから、ラジエータに電動ファンのシュラウドを取り付ける際に、ボルトレスで取り付けることができて作業性を向上するとともに、ラジエータのファン装着部が電動ファンとの接触面積を大きくして支持できることから、車両の走行中であっても、支持部に摩耗や亀裂を発生しにくくなり品質を向上することができる。
【0015】
また、請求項3乃至5記載の発明では、柱状に形成された支持部が上面の広い範囲で電動ファンの熱交換器装着部と接触することから、接触面積を広く取ることができて摩耗の発生を防止することができるともに、上面又は側面あるいは下面を開口する中空部を備えていることから、支持部全体を塊状に形成することなく、巣の発生を防止できる。従って、巣の発生しない支持部では内部に流通する流体の外部への漏れを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
実施形態の熱交換器と電動ファンとの連結構造は、熱交換器をダウンフロー型の車両用のラジエータで説明するものとし、ラジエータと電動ファンのシュラウドとを連結するものにおいて、以下に説明するものとする。
【0018】
図1は、電動ファン1のシュラウド2をラジエータ10のタンク部11に装着した正面図を示すものであり、一対のファン部3・3を装着したシュラウド2は、シュラウド2の上部3箇所においてシュラウド2の上面から突出してラジエータ装着部4を配置している。
【0019】
一方、ラジエータ10は、図2〜3に示すように、流体を流通する複数のチューブ13と各チューブ13間に挿入されるフィン14とを垂直方向に並設するコア部12と、コア部12の上下両端部で水平方向に配置して各チューブ13に流体を分配する一対のタンク部11とを備えて構成されている。上方に配置されたタンク部11には、シュラウド2のラジエータ装着部4に対向する位置に配置されたファン装着部15を配置している。
【0020】
シュラウド2に形成されたラジエータ装着部4とタンク部に形成されたファン装着部15との締結は、図4に示すように、シュラウド2のラジエータ装着部4に形成される雌側係合部5に、タンク部11のファン装着部15に形成された雄側係合部17を挿入して係合させることによって行われる。
【0021】
つまり、ラジエータ装着部4の雌側係合部5は、シュラウド2から突出して形成された突出部6に角孔部を形成することによって形成されている。つまり、図5に示すように、突出部6は、ラジエータ側に向かって開口した中空部7を有する箱状に形成され、開口されていない後壁部6aにおいて角孔状に形成されている。そしてこの孔部が雌側係合部5として形成されるとともに、上壁部の下面がファン装着部15に支持される保持面6bとして形成される。
【0022】
一方、ファン装着部15は、図6に示すように、タンク部11の長手方向に沿って肉盛りするように形成された矩形柱状のベース部16と、ベース部16からタンク部11の径方向に水平状に突出する雄側係合部17と、ベース部16に連接するとともに雄側係合部17の両側に突出して配置される一対の支持部18・18とを備えて形成され、雄側係合部17と支持部18とはタンク部11の長手方向に沿って並設するように配置されている。
【0023】
雄側係合部17は、図6に示すように、係止爪部171aを先端部に配置した板状の一対の爪片171を、係止爪部171aがそれぞれ外側を向くようにタンク部11の長手方向に沿って並設して配置されている。一対の爪片171は、それぞれ内外方向に可撓性を有し、雌側係合部5に進入する際は係止爪部171aが押圧されてそれぞれ内側に向かって撓み、係止爪部171aが雌側係合部5を貫通すると付勢力により元に復帰する。これによって係止爪部171aが雌係合部5の端面に係止することができる。
【0024】
支持部18は、図6〜7に示すように、内部に中空部181を有して柱状に形成され、上面部をラジエータ装着部4の突出部6の上壁部の保持面6bを当接させて支持する支持面182として形成する。矩形柱状の支持部18の中空部181は下面に形成された開口部183と連接して形成されている。従って、中空部181を囲う支持部18の壁部は、支持部18の周縁に沿って形成される上壁部と側壁部からなり、それぞれの肉厚は、樹脂成形する際に巣を発生しない程度の所定寸法内で形成されている。
【0025】
支持面182は、支持部18の上面全体にわたって形成され、シュラウド2のラジエータ装着部4(電動ファン)の荷重を受けるものであり、ラジエータ装着部4の突出部6の上壁部下面に形成された保持面6bに当接可能に形成されている。
【0026】
タンク部11に一体的に形成されるファン装着部15は、図6〜7に示すように、タンクの長手方向に沿って下方が開口された一方の支持部18、並設する一対の爪片171・171、下方が開口された他方の支持部18が順に並設されていることから、樹脂成形時における型抜きの際、ファン装着部15を水平方向に分割してタンク部11の径方向に対して二分するように型を抜けば、型抜きを容易に行なうことができる。
【0027】
上記のように形成されたラジエータのファン装着部15にシュラウド2のラジエータ装着部4を係合させる場合、一対のファン部3・3をシュラウド2に装着した電動ファン1を、設置されたラジエータ10に対向するように配置させ、シュラウド2側のラジエータ装着部4をラジエータ10側のファン装着部15に挿入する。この際、上述のように、ファン装着部15の突出部6をラジエータ装着部4の雄側係合部17に向かって移動すると、ラジエータ装着部4の中空部7がファン装着部15の一対の爪片171・171と支持部18と覆うとともに、一対の爪片171の係止爪部171aが雌側係合部5の周りの側壁部に押圧されてそれぞれ内側に向かって撓み、一対の爪片171の係止爪部171aが雌側係合部5を貫通することによって付勢力によりそれぞれ外側に向かって移動する。これによって係止爪部171aが雌側係合部5の側壁部端面に係止する。
【0028】
一方、ラジエータ装着部4における突出部6の保持面6bは、ファン装着部15における支持部18の支持面182に当接されて、電動ファン1の重量を支持部18・18に付与することとなる。この際、保持面6bは、支持部18・18の上面(支持面182)と接触することとなって、支持部18との広い接触面積で電動ファン1の荷重を受けることとなる。
【0029】
上述のように、実施形態におけるラジエータと電動ファンとの連結構造では、ラジエータ10のタンク部11に一体成形されたファン装着部15は、樹脂成形の型抜き時において型抜けができるように、シュラウド2のラジエータ装着部4の雌側係合部5に係合可能な雄側係合部17をタンク部11の長手方向に沿って一対の爪片171を並設するとともに、電動ファン1の荷重を受ける支持部18を雄側係合部17と並設するように配置してタンク部11を長手方向に対する上下方向に2分割できるように形成している。さらに、支持部18に形成する中空部181を、下面を開口して形成することによって、上下方向に2分割可能に形成している。これによって、ラジエータ10のファン装着部15は、タンク部11とファン装着部15とを樹脂で一体成形を行うことができ、コスト低減を図ることができる。
【0030】
また、電動ファン1の荷重を受ける部位が、支持部18の下面を開口することによって支持部18の上面全体を支持面182とすることができ、広い面積の支持面182でラジエータ装着部4を受けることができることから、接触面積を広く取ることによって電動ファン1の重量による荷重を一部に集中することがなく支持することができ、それによって、耐摩耗性を向上して欠けや割れを発生することがなく品質を向上できる。
【0031】
さらに、支持部18内を中空にして肉厚部の寸法を、樹脂成形時における所定の範囲内に収めることができることから、巣を発生させることなくそれによる流体洩れを防止することができる。
【0032】
なお、本発明の熱交換器と電動ファンとの連結構造は、上記の形態に限定することなく、例えば、図8に示すように、タンク部11に配置されるファン装着部15Aにおける支持部18A・18Aの中空部に連接する開口部184・184を上面に形成しても、中空部の周りの肉厚部を広い範囲で形成することができ、接触面積を広く取ることができることから、上記と同様の効果を得られることとなる。
【0033】
また、図9に示すように、タンク部11に配置されるファン装着部15Bにおける支持部18B・18Bの中空部に連接する開口部185・185を正面側壁に形成すれば、支持部18A・18Aの上面全体でラジエータ装着部4を受けることができて上述と同様の効果を得ることができる。なお、図9に示す構造であると、開口部185を形成する型の型抜き方向と、タンク部11を形成する型の型抜き方向とは異なるものの、開口部185を形成する型の型抜き方向はタンク部11の長手方向と直交する向き(図9中、紙面手前方向)であるので、タンク部11に形成される流出入管などの他の部品に干渉することなく、成形型を移動させることができる。
【0034】
さらに、この熱交換器は、ラジエータではなく、他の熱交換器、例えばコンデンサであってもファンを取り付ける構造であれば適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態によるラジエータと電動ファンとの連結構造を示す正面図である。
【図2】図1におけるラジエータを示す一部正面図である。
【図3】図1におけるタンク部を示す平面図である。
【図4】図1におけるファン装着部とラジエータ装着部の連結状態を示す斜視図である。
【図5】図4におけるラジエータ装着部を示す断面図である。
【図6】図4におけるファン装着部を示す平面図である。
【図7】図4におけるファン装着部を示す断面図である。
【図8】ファン装着部の別の形態を示す斜視図である。
【図9】ファン装着部のさらに別の形態を示す斜視図である。
【図10】従来のラジエータと電動ファンとの連結構造を示す斜視図である。
【図11】従来のタンクの係止突起部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 電動ファン
2 シュラウド
4 ラジエータ装着部
5 雌側係合部
6 突出部
7 中空部
10 ラジエータ
11 タンク部
15 ファン装着部
17 雄側係合部
171 爪片
18 支持部
181 中空部
182 支持面
Claims (5)
- 両端部にタンク部を装着し、流体が流通して熱交換可能な複数のチューブを有するコア部が垂直方向に配置されたダウンフロー型の熱交換器に、電動ファンを装着する熱交換器と電動ファンとの連結構造であって、
前記熱交換器のタンク部には、雄側係合部を備えて前記電動ファンに連結するファン装着部が一体成形で形成されるとともに、前記タンク部と前記ファン装着部は、型抜き時において同一方向に分割可能に形成され、
前記電動ファンには、前記電動ファンと一体成形で形成された雌側係合部を備えて前記熱交換器に連結する熱交換器装着部が配置され、
前記ファン装着部は、雄側係合部を前記電動ファンの雌側係合部に係合可能に形成するとともに、前記熱交換器装着部を上面で支持する支持部が前記雄側係合部と前記タンクの長手方向に沿って並設して形成され、
前記支持部は中空部を有する柱状に形成されていることを特徴とする熱交換器と電動ファンとの連結構造。 - 前記熱交換器が車両用ラジエータであることを特徴とする請求項1記載の熱交換器と電動ファンとの連結構造。
- 前記中空部が前記支持部の上面を開口して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の熱交換器と電動ファンとの連結構造。
- 前記中空部が前記支持部の側面を開口して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の熱交換器と電動ファンとの連結構造。
- 前記中空部が前記支持部の下面を開口して形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の熱交換器と電動ファンとの連結構造。
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