JP2004060933A - 複数熱交換器の一体化構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】夫々の熱交換器コアをそのコア平面が同一になるように並列し、上下のタンクにおいて連結フレーム4,5を介して着脱自在に一体化する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として建設機械用のエンジン冷却水冷却用熱交換器及びオイル冷却用熱交換器並びに過給気冷却用熱交換器を一体化したものに関する。
【0002】
【従来の技術】
建設機械には、ラジエータ,オイルクーラ,インタークーラ等の熱交換器がその厚み方向に配置され、適宜なフレームによりそれらの間が一体的に固定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
熱交換器のコアが厚み方向に重なり合うと、エアーブロー等による清掃が困難である。
また、夫々の熱交換器の着脱が面倒である欠点があった。
さらにはコアが厚み方向に重ね合わさられると、空気流の下流側の熱交換器は被冷却用熱交換媒体と冷却用空気との温度差が小さくなり、熱交換性能が低下する欠点があった。
そこで、清掃が容易で且つ、整備のための着脱が容易で、性能の良い複数熱交換器の一体化構造を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の本発明は、夫々上下にタンク(1a)(2a)(3a)が設けられた複数の熱交換器(1) (2) (3) を有し、
コアの幅方向に隣接して夫々の熱交換器(1) (2) (3) を、その各コア平面が同一になるように並列して、各熱交換器(1) (2) (3) が、夫々の前記タンク(1a)(2a)(3a)により連結フレーム(4) (5) を介して着脱自在に一体化され、
夫々のコアに冷却用空気が同時に流通するように構成された複数熱交換器の一体化構造である。
【0005】
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
夫々の厚みを同一とし且つ、縦長に夫々のコアを形成した、エンジン冷却水冷却用の熱交換器(1) と、オイル冷却用の熱交換器(2) と、過給気冷却用の熱交換器(3) とが、一列に並列されて前記連結フレーム(4) (5) により一体化された複数熱交換器の一体化構造である。
【0006】
請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2において、
上下一対の前記連結フレーム(4) (5) の一端どうしおよび他端どうしが一対のサイドフレーム(6) で接続された複数熱交換器の一体化構造である。
請求項4に記載の本発明は、請求項2において、
前記オイル冷却用の熱交換器(2) は、夫々上下にタンク(2a)を有する複数のコア(2b)(2c)が厚み方向に重ね合わされ、夫々の両側どうしが連結金具(8) で接続されたものからなる複数熱交換器の一体化構造である。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明の複数熱交換器の一体化構造の斜視図であり、図2はその分解斜視図である。また、図3はオイルクーラとしての熱交換器2自体の分解斜視図である。
この構造は、夫々厚み及び高さを略同一としたエンジン冷却水冷却用の熱交換器1と、オイル冷却用の熱交換器2と、過給気冷却用の熱交換器3とがそのコア平面が同一となるように並列され、上下一対の連結フレーム4,5によって三つの熱交換器が一体化されたものである。
【0008】
各熱交換器1〜3は夫々上下一対のタンク1a,2a,3aを有し、それらの間に偏平なチューブ10とコルゲート型のフィン11とかなるコアが配置され、チューブ10の両端が両タンクに連通したアルミニューム製のものである。
また、オイル冷却用の熱交換器2は図3に示す如く、オイルの内圧の高いものに適用されるので、夫々上下に一対づつのタンク2aを有するコア2b,2cを有する。そして、一対の上端のタンク2a間および下端のタンク2a間が連通タンク3bによって連通される。さらにコア2bとコア2cとを、コ字状の連結金具8を介してボルト18により一体化したものである。そしてこのような連結金具8に、連結フレーム4,5がボルトによって固定される。
【0009】
次に、下側の連結フレーム5はその中央部に断面L字状のプレートが延在し、その上面に位置決め用ピン19が突設固定されている。そして、その位置決め用ピン19に各下側のタンク1a,タンク3a,タンク2aの下面に設けた図示しない凹部が嵌着し位置決めされる。
また、最左の熱交換器2の左側及び、最右の熱交換器1の右側には夫々サイドフレーム6が配置され、連結フレーム4,5の両端がそれらに連結される。さらに並列された熱交換器1,2,3の前面にはファンシュラウド9が取付けられ、図示しないファンがその内部に設けられる。
【0010】
また、一対のサイドフレーム6の前面側には、ブラケット12を介して空調用の熱交換器13が配置される。この熱交換器13と他の各熱交換器との間は比較的大きな空間が設けられ、各熱交換器の清掃を容易にしている。
このブラケット12はその取付部が一対のアーム状に突設され、その突設端に熱交換器13の左右のタンク13aが接続されている。これは、清掃のためエアーブローを容易に行えるようにしたものである。
なお、熱交換器1のタンク1aには一対の冷却水出入口パイプ15が突設され、熱交換器3の一対のタンク3aには夫々エアーパイプ16が突設される。また、熱交換器2の上下一対の連通タンク3bには夫々オイルパイプ14が接続される。
【0011】
さらにタンク1a及びタンク3aの前面側には、予めナット17がろう付け等の手段で固定されている。
また、この例では4つの熱交換器は夫々アルミニューム製のコルゲートフィン型コアを有する。そして、そのチューブ及びフィンピッチが夫々同一に形成されている。それにより、一つのファンによって起風したとき夫々の熱交換器コアに均一に空気流が流通する。そして、各熱交換器の熱交換性能を向上できる。
なお、夫々の熱交換器は縦長に形成され、三者一体となって全体が略正方形に形成される。それにより、一つの大型ファンで全体を起風することが可能となる。
【0012】
次に、図4及び図5は二つのコア2b,2cの二対のタンク2aどうしの接続構造を夫々示す説明図である。
図4のものは、連結フレーム4,5にL字状の連結金具8が固定され、その連結金具8が上下一対づつのタンク2a間を一体化する。夫々のタンク2aの両端には袋ナット状のナット部が形成され、それと連結金具8の夫々のボルト孔とが整合されそこにボルト18を締結固定することにより一体化するものである。
次に図5の例は、一対づつのタンク2aを含むコア2b,2cの高さに略等しく両者の厚みの和に等しい幅を有する連結金具8が熱交換器2の両側に配置されて、コア2b,2c間が一体化されるものである。このような幅広の連結金具8を取付けることにより、コア2b,2cの両側の隙間から冷却用空気が流出するのを防止するものである。
【0013】
【発明の作用・効果】
本発明の複数熱交換器の一体化構造は、夫々のコア平面が同一になるように各熱交換器1,2,3が夫々のタンク1a,2a,3aにより連結フレーム4,5を介して着脱自在に一体化されたものであるから、各熱交換器の清掃が容易であると共に、その着脱が容易で整備点検の行い易いものとなる。
さらに各熱交換器が一平面上に並列されているため、熱交換性能の高いものとなる。即ち、冷却用空気流が同時に各熱交換器のコアに流通するから、夫々の流通空気の温度を等しくし被熱交換流体との温度差を高くし、熱交換性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複数熱交換器の一体化構造を示す斜視図。
【図2】同構造の分解斜視図。
【図3】同構造に用いられる熱交換器2の組立説明図。
【図4】同構造の組立説明図であって、他の例を示すもの。
【図5】同構造の組立説明図であって、さらに他の例を示すもの。
【符号の説明】
1〜3 熱交換器
1a,2a,3a タンク
2b,2c コア
3b 連通タンク
4,5 連結フレーム
6 サイドフレーム
8 連結金具
9 ファンシュラウド
10 チューブ
11 フィン
12 ブラケット
13 熱交換器
13a タンク
14 オイルパイプ
15 冷却水出入口パイプ
16 エアーパイプ
17 ナット
18 ボルト
19 位置決め用ピン
Claims (4)
- 夫々上下にタンク(1a)(2a)(3a)が設けられた複数の熱交換器(1) (2) (3) を有し、
コアの幅方向に隣接して夫々の熱交換器(1) (2) (3) を、その各コア平面が同一になるように並列して、各熱交換器(1) (2) (3) が、夫々の前記タンク(1a)(2a)(3a)により連結フレーム(4) (5) を介して着脱自在に一体化され、
夫々のコアに冷却用空気が同時に流通するように構成された複数熱交換器の一体化構造。 - 請求項1において、
夫々の厚みを同一とし且つ、縦長に夫々のコアを形成した、エンジン冷却水冷却用の熱交換器(1) と、オイル冷却用の熱交換器(2) と、過給気冷却用の熱交換器(3) とが、一列に並列されて前記連結フレーム(4) (5) により一体化された複数熱交換器の一体化構造。 - 請求項1または請求項2において、
上下一対の前記連結フレーム(4) (5) の一端どうしおよび他端どうしが一対のサイドフレーム(6) で接続された複数熱交換器の一体化構造。 - 請求項2において、
前記オイル冷却用の熱交換器(2) は、夫々上下にタンク(2a)を有する複数のコア(2b)(2c)が厚み方向に重ね合わされ、夫々の両側どうしが連結金具(8) で接続されたものからなる複数熱交換器の一体化構造。
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