JPWO2018139669A1 - ガスガス熱交換器 - Google Patents

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Abstract

熱媒と排ガスの熱交換を行う伝熱管(11,12)の一端(11a,12a)を支持する第1取付部(42)と、伝熱管(11,12)の他端(11b,12b)を支持する第2取付部(43)と、第1取付部(42)と第2取付部(43)との間に着脱可能に支持され、装着時に第1取付部(42)と第2取付部(43)とを接続する接続部材(49)と、を備えたことを特徴とするガスガス熱交換器(4,8)により、従来のケーシングに収容する構成に比べて、ガスガス熱交換器のメンテナンスを容易にする。

Description

本発明は、熱媒と排ガスとの熱交換を行うガスガス熱交換器に関し、特に、ボイラ等から排出する排ガスとの間で熱交換を行うのに好適な熱交換器に関する。
火力発電所等で使用されるボイラからの排ガス(排煙)の処理を行う排煙処理システムに関し、以下の特許文献1に記載の技術が従来公知である。
特許文献1(特開2011−58679号公報)には、排煙処理システムにおいて、ガスガス熱交換器(GGH:Gas Gas Heater)を使用する技術が記載されている。特許文献1に記載の構成では、ボイラ(1)からの排ガスが脱硝装置(2)に導入され、排ガス中の窒素酸化物が除去された後、空気予熱器(A/H)(3)においてボイラ(1)への燃焼用空気と熱交換される。次に、排ガスはGGH熱回収器(4)に導入されて熱交換(熱回収)が行われる。GGH熱回収器(4)を通過してガス温度が低下した排ガスは、ガス中の煤塵の電気抵抗値が低下した状態で集塵装置(5)に導入され、排ガス中の煤塵の大半が除去される。その後、排ガスはファン(6)により昇圧されて、湿式排煙脱硫装置(7)に導入され、気液接触により排ガス中の硫黄酸化物および煤塵の一部が除去される。湿式排煙脱硫装置(7)において、飽和ガス温度まで冷却された排ガスは、GGH熱回収器(4)で回収された熱を利用して、GGH再加熱器(8)により昇温(熱交換、再加熱)される。GGH再加熱器(8)を通過した排ガスは、脱硫ファン(9)により昇圧され、煙突(10)より排出される。
また、特許文献1に記載の構成では、GGH(4,8)は、伝熱管(11,12)の両端が、伝熱管ヘッダ(33)に支持されており、伝熱管(11,12)と伝熱管ヘッダ(33)がケーシング(37)の内部に収容された構成が記載されている。
特開2011−58679号公報(「0002」、「0022」、図1、図7)
従来の熱交換器、特に、GGHでは、熱交換の効率を向上させるために、伝熱管と伝熱管ヘッダの1セットを、排ガスの流れ方向に対して、複数段(上流段、中流段、下流段等)配置したり、排ガスの流れ方向や伝熱管の延びる方向に交差する方向(重力方向)にも複数段(上段、中段、下段)配置することもある。
重力方向に複数段配置した場合、GGH熱回収器では、水平方向に流れるガスに対して最下段(もしくは下方)の伝熱管がアッシュエロージョン(排ガス中の石炭灰で伝熱管表面が荒れたり、削れること)で故障する事がある(なお、スートブロアを設けることで対応も可能)。また、GGH再加熱器では、湿式排煙脱硫装置からミスト状の液体が流入するため、水平方向に流れる重力方向の下段の伝熱管が重力でミストにさらされやすく、腐食して故障しやすい。なお、ガスの流れが重力方向の場合は、アッシュエロージョンも、ミストによる腐食も、最上流の伝熱管で発生しやすい。
特許文献1に記載の構成のように、ケーシングに伝熱管や伝熱管ヘッダを収容する構成では、複数の伝熱管の中の一つが故障しても、ケーシングから伝熱管等の全体を取り出して交換、修理等をする必要があり、作業が面倒である問題がある。特に、重力方向下段の伝熱管で故障が発生した場合、下段のケーシングに直接アクセスすることが困難であるため、故障していない上段のケーシングを取外してから下段のケーシングにアクセスすることとなり、作業がさらに大変である問題もある。また、仮に、伝熱管の一部が故障した場合に、故障していない伝熱管も含めケーシング全体を交換する場合は、無駄が多く、修理費用が上昇する問題もある。
本発明は、従来のケーシングに収容する構成に比べて、ガスガス熱交換器のメンテナンスを容易にすることを技術的課題とする。
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明のガスガス熱交換器は、
熱媒と排ガスの熱交換を行う伝熱管の一端を支持する第1取付部と、
前記伝熱管の他端を支持する第2取付部と、
前記第1取付部と前記第2取付部との間に着脱可能に支持され、装着時に前記第1取付部と前記第2取付部とを接続する接続部材と、
を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガスガス熱交換器において、
複数の前記伝熱管、
を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のガスガス熱交換器において、
柱状に形成された前記各取付部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載のガスガス熱交換器において、
前記第1取付部と、前記第2取付部と、前記接続部材とを有するバンドルを複数備え、下段のバンドルの第1取付部の上面に、上段のバンドルの第1取付部を支持し、前記下段のバンドルの第2取付部の上面に、上段のバンドルの第2取付部を支持することで、下段のバンドルに上段のバンドルを積み上げた
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のガスガス熱交換器において、
最下段の前記バンドルの下面を覆う下カバーと、最上段の前記バンドルの上面を覆う上カバーと、前記伝熱管を挟んで前記各接続部材の反対側に配置された背面カバーと、を有し、内部に水平方向に沿って設定された排ガス路が形成された筐体と、
を備えたことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載のガスガス熱交換器において、
湿式排煙脱硫装置を通過した排ガスの流れ方向に沿って、上流のバンドルの下流側に下流のバンドルを隣接して配置すると共に、
前記上流のバンドルは、前記伝熱管が裸管により構成され且つ前記伝熱管の上流側と下流側とが重力方向でずれた位置に配置され、
前記下流のバンドルは、前記伝熱管の表面に襞状のフィンが配置され且つ前記伝熱管の上流側と下流側とが重力方向で対応する位置に配置された
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、伝熱管が故障した場合に接続部材を取り外すことで、伝熱管にアクセスすることができ、従来のケーシングに収容する構成に比べて、ガスガス熱交換器のメンテナンスを容易にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の伝熱管の中の1つの伝熱管が故障した場合でも、接続部材を取り外すことで、故障していない伝熱管が妨げとならずに、故障した伝熱管にアクセスしやすく、メンテナンスを容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、取付部を強度部材として兼用することができ、支持鉄骨を使用する場合に比べて、軽量化できるとともに、コストも削減できる。
請求項4に記載の発明によれば、下段のバンドルの伝熱管が故障した場合に、上段のバンドルを取り外さなくても、下段のバンドルの接続部材を取り外すことで、故障した伝熱管のメンテナンスが可能であり、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、前側のカバーも存在する従来のケーシングの構成に比べて、筐体を軽量化すると共に、費用を削減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、湿式排煙脱硫装置からのミストで腐食しやすい下流の下段のバンドルの伝熱管で故障した場合でも、上段のバンドルを取り外さずにメンテナンスができる。
図1は本発明の熱交換器を含む排煙処理システムの説明図である。 図2はGGHの流体系統図である。 図3は本発明の実施例1の熱交換器の説明図である。 図4は図3の熱交換器の分解図である。 図5は実施例1の熱交換器のバンドルの説明図である。 図6は図5のVI−VI線断面に対応する実施例1の伝熱管の端部の配置の説明図であり、図6(A)は正方配置の説明図、図6(B)は千鳥配置の説明図である。 図7は排ガスの流れる方向が上下方向の熱交換機の説明図である。 図8は図7において熱交換器バンドル間に空箱を設置した熱交換器の説明図である。 図9は排ガスの流れる方向が上下方向の熱交換機全体の説明図である。
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする。
また、図中、「○」の中に「・」が記載されたものは紙面の裏から表に向かう矢印を意味し、「○」の中に「×」が記載されたものは紙面の表から裏に向かう矢印を意味するものとする。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
図1は本発明の熱交換器を含む排煙処理システムの説明図である。
図1において、実施例1の熱交換器が適用された排煙処理システム(プラント)Sでは、ボイラ1からの排ガスが脱硝装置2に導入され、排ガス中の窒素酸化物が除去された後、空気予熱器(A/H)3においてボイラ1への燃焼用空気と熱交換される。次に、排ガスは、ガスガス熱交換器の一例としてのGGH熱回収器4に導入されて熱交換(熱回収)が行われる。GGH熱回収器4を通過してガス温度が低下した排ガスは、ガス中の煤塵の電気抵抗値が低下した状態で集塵装置(EP:Electrostatic Precipitator)5に導入され、排ガス中の煤塵の大半が除去される。その後、排ガスはファン6により昇圧されて、湿式排煙脱硫装置(FGD:Flue Gas Desulfurization)7に導入され、気液接触により排ガス中の硫黄酸化物および煤塵の一部が除去される。湿式排煙脱硫装置7において、飽和ガス温度まで冷却された排ガスは、GGH熱回収器4で回収された熱を利用して、ガスガス熱交換器の一例としてのGGH再加熱器8により昇温(熱交換、再加熱)される。GGH再加熱器8を通過した排ガスは煙突9より排出される。
図2はGGHの流体系統図である。
図2において、実施例1の排煙処理システムSでは、GGH熱回収器4の伝熱管11とGGH再加熱器8の伝熱管12を連絡配管13で連絡されている。連絡配管13は、GGH熱回収器4からGGH再加熱器8への熱媒体の流路である連絡配管13−1とGGH再加熱器8からGGH熱回収器4への熱媒体の流路である連絡配管13−2とを有する。連絡配管13には熱媒循環ポンプ14が設けられ、熱媒循環ポンプ14により熱媒を循環させる系統となっている。
前記熱媒循環系統には、系内の熱媒の膨張を吸収する目的で熱媒タンク15が設けられている。
さらに、ボイラ等の様々な条件下でも安定した運用が可能なように、熱媒温度を制御(熱媒の温度が一定値以上となるように制御)する目的で熱媒ヒータ16がGGH熱回収器4からGGH再加熱器8への熱媒の流路である連絡配管13-1に設置されている。熱媒ヒータ16では、系内で熱媒温度が最も低くなるGGH熱回収器4の入口温度計(図示せず)の信号に応じ、GGH熱媒ヒータ蒸気量調整弁30の開度調整をして蒸気が供給される。熱媒ヒータ16で発生する蒸気ドレンは熱媒ヒータドレンタンク17に回収し、その後、ボイラ側タンク(図示せず)に搬送される。
図3は本発明の実施例1の熱交換器の説明図である。
図4は図3の熱交換器の分解図である。
図3、図4において、GGH熱回収器4は、筐体の一例としてのハウジング31を有する。ハウジング31は、下カバーの一例としての板状の底板32と、背面カバーの一例としての板状の背面板33と、上カバーの一例としての板状の天板34とを有する。ハウジング31の前部には、上下方向に延びるバンドル間カバー35が支持されている。バンドル間カバー35は、上下方向(重力方向)に延びており、左右方向(排ガス(排煙)の流れる方向)に予め設定された間隔をあけて複数配置されている。ハウジング31の内部には、熱交換バンドル41が複数収容される。
図5は実施例1の熱交換器のバンドルの説明図である。
図4、図5において、各熱交換バンドル41は、第1の取付部の一例としての第1のヘッダ42と、第2の取付部の一例としての第2のヘッダ43とを有する。実施例1の第1のヘッダ42および第2のヘッダ43は、上下方向に延びる柱状に形成されている。各ヘッダ42,43は、内部が中空且つ上端および下端が閉塞された形状に形成されており、内部に流動可能な空間が形成されている。また、各ヘッダ42,43には、左右方向に張り出す取付プレート44が支持されている。
各ヘッダ42,43の後面には、後方に延びる伝熱管11,12が支持されている。伝熱管11,12は、ハウジング31の内部で後端または前端で湾曲して複数回前後方向に往復するように構成されている。なお、各ヘッダ42,43には、上下方向に間隔をあけて複数の伝熱管11,12が支持されている。各伝熱管11,12の両端は、ヘッダ42,43に支持されており、ヘッダ42,43から各伝熱管11,12に熱媒が入出可能に構成されている。
各伝熱管11,12は、前後方向の中央部において、サポート部材47で支持されている。サポート部材47は、板に、伝熱管11,12が通過する穴が複数形成された形状に形成されている。したがって、伝熱管11,12が、ヘッダ42,43のみで片持ち状態で支持されておらず、ヘッダ42,43とサポート部材47で保持されている。なお、サポート部材47は、前後方向および左右方向に1つを図示しているが、伝熱管11,12の長さに応じて、前後方向に複数枚設けたり、左右方向に複数枚設けたりすることも可能である。
また、各ヘッダ42,43には、伝熱管11,12に対応する位置にプラグ孔48が形成されている。プラグ孔48は、前後方向に貫通する孔であり、後端は伝熱管11,12の入口または出口に接続されている。また、プラグ孔48の前端は、通常の使用時には図示しない栓で塞がれている。伝熱管11,12のいずれかが故障して熱媒が漏れ出す場合には、プラグ孔48の栓を外し、プラグ孔48を通じて伝熱管11,12の入口または出口を図示しない閉止栓で塞ぐことで熱媒の漏出を止めることが可能である。なお、熱媒タンク15にレベル計測器(図示せず)を設けて、熱媒タンク15の熱媒の量をモニタリングすることで、熱媒が漏出すると熱媒タンク15の熱媒の量が減少することで、伝熱管11,12のいずれかから漏出していることを検出可能である。なお、各熱交換バンドル41に熱媒の漏出を検知するセンサを配置することも可能であるが、この場合はセンサの個数が多くなる問題がある。一方で、熱媒タンク15に熱媒の量をモニタリングする場合は、熱媒タンク15にレベル計測器を設けるだけですむので、検知部材(センサ)の個数を減らすことが可能である。
各ヘッダ42,43の間には、接続部材の一例としてのケーシング板49が着脱可能に支持されている。ケーシング板49は、ヘッダ42,43の上下方向の高さに対応する高さを有する。ケーシング板49は、取付プレート44に図示しないボルトにより着脱可能に支持されている。なお、ケーシング板49を取付プレート44に対して着脱可能に固定する方法は、ボルトに限定されない。例えば、ボルト止めに代えて、ケーシング板49とヘッダ42,43を隅肉溶接して、ガウジング等で着脱させるといった任意の着脱可能な固定方法を採用可能である。
したがって、ケーシング板49が装着された場合には、ヘッダ42,43が接続される。よって、ケーシング板49が装着された場合は、ヘッダ42,43、伝熱管11,12が高い剛性を有する状態で一体化されると共に、ヘッダ42,43の間から排ガスが漏出することも抑制される。
前記符号42〜49を付した部材により、実施例1の熱交換バンドル41が構成されている。熱交換バンドル41は、いわば一つのユニットとして、ハウジング31に収納可能に構成されている。そして、熱交換バンドル41がハウジング31に収納された状態では、底板32、背面板33、天板34、バンドル間カバー35、ヘッダ42,43,ケーシング板49で囲まれた内側に、排ガスが流れる排ガス路が構成される。そして、排ガス路内に伝熱管11,12が配置されており、排ガス路を流れる排ガスとの間で熱交換が可能に構成されている。
図3、図4において、実施例1のGGH熱回収器4およびGGH再加熱器8では、排ガスの流れる方向に対して、上流、中流、下流に並んで3列配置されると共に、上流、中流、下流の各列には、上下方向に3段の熱交換バンドル41が積み重ねられている。したがって、実施例1のGGH熱回収器4は、上流下段バンドル101〜上流上段バンドル103、中流下段バンドル104〜中流上段バンドル106、下流下段バンドル107〜下流上段バンドル109の9つの熱交換バンドル41を有する。同様に、GGH再加熱器8は、上流下段バンドル111〜上流上段バンドル113、中流下段バンドル114〜中流上段バンドル116、下流下段バンドル117〜下流上段バンドル119の9つの熱交換バンドル41を有する。
なお、中段バンドル102,105,108,112,115,118は、そのヘッダ42,43の下端が、下段バンドル101,104,107,111,114,117の上端に直接積まれ、ボルトで固定されている。同様に、上段バンドル103,106,109,113,116,119は、そのヘッダ42,43の下端が、中段バンドル102,105,108,112,115,118の上端に直接積まれてボルトで固定されている。なお、上側のヘッダ42,43を下側のヘッダ42,43に直接積む構成に限定されず、スペーサや板、フレーム等を介して積み上げる構成とすることも可能である。
図2において、各熱交換バンドル41間は、接続配管51により外部で接続されており、熱媒が移動可能に構成されている。なお、図1、図2に示すように、実施例1では、GGH熱回収器4では、下流バンドル107〜109、中流バンドル104〜106、上流バンドル101〜103の順に熱媒が流れるように構成されている。なお、熱媒が上流バンドル101〜103、中流バンドル104〜106、下流バンドル107〜109の順に流れる場合、上流バンドル101〜103では、熱媒と排ガスの温度差が最大となるが、下流バンドル107〜109では、上流、中流で温められた熱媒と、上流、中流で熱交換されて冷やされた排ガスとの温度差が小さくなり、熱交換の効率が悪いため、実施例1では、下流バンドル107〜109、中流バンドル104〜106、上流バンドル101〜103の順に熱媒が流れるように設定されている。
実施例1のGGH再加熱器8では、熱媒は、上流バンドル111〜113、下流バンドル117〜119、中流バンドル114〜116の順に流れるように、接続配管51が接続されている。上流バンドル111〜113に熱媒が最初に導入されることで、上流バンドル111〜113には、熱媒が最も熱い状態で流れ、湿式排煙脱硫装置7からのミストが速やかに蒸発し易い。そして、熱媒が下流バンドル117〜119、中流バンドル114〜116の順に流れることで、熱媒の温度は、中流<下流となる。熱媒の温度が中流>下流の場合、高温の中流で排ガスが温められた後に、低温の下流を通過することとなり、排ガスが下流で温まりにくく、熱交換の効率が低い。これに対して、実施例1のように、熱媒の温度が中流<下流の場合、排ガス路を通過する排ガスが、中流、下流の順で温められ、熱交換の効率が向上する。
図2において、実施例1では、GGH熱回収器4では、上流バンドル101〜103〜下流バンドル107〜109の各伝熱管11は、襞状のフィンが多数設けられたフィンチューブにより構成されている。したがって、フィンチューブを使用することで、フィンが設けられていないチューブ、いわゆる、裸管を使用する場合に比べて、排ガスとの接触表面積が大きくなり、熱交換の効率が向上する。
一方、実施例1では、GGH再加熱器8では、上流バンドル111〜113の伝熱管12が裸管で構成され、中流バンドル114〜116および下流バンドル117〜119はフィンチューブで構成されている。上流バンドル111〜113の伝熱管12をフィンチューブで構成すると、湿式排煙脱硫装置7からのミストが付着して腐食しやすくなるが、実施例1では、上流バンドル111〜113の伝熱管12が裸管で構成されており、フィンチューブを採用する場合に比べて、腐食しにくくなっている。
図6は図5のVI−VI線断面に対応する実施例1の伝熱管の端部の配置の説明図であり、図6(A)は正方配置の説明図、図6(B)は千鳥配置の説明図である。
図6において、実施例1のGGH熱回収器4では、伝熱管11が、高さ方向で同一の位置に設定されている。したがって、実施例1では、図6に示すように、伝熱管11の断面において、伝熱管11が正方格子の交点に対応する位置に配置された正方配列となっている。よって、伝熱管11の前後方向に延びる本体部分は水平に沿って配置されている。
一方で、実施例1のGGH再加熱器8では、中流バンドル114〜116および下流バンドル117〜119は、GGH熱回収器4と同様に、伝熱管12が正方配列となっている。一方で、上流バンドル111〜113では、図6(B)に示すように伝熱管12の断面において、上流側に対して下流側が重力方向でずれた位置、いわゆる千鳥配列となっている。したがって、上流バンドル111〜113では、伝熱管12が後端または前端で折り返し方向に湾曲する際に、水平方向だけでなく上下方向にも曲げられている。
正方配列では、伝熱管11,12の最上流部分に排ガスが接触するが、それよりも下流側の部分では、排ガスの流れ方向に対して最上流部分の影になる形で排ガスとの接触が低減されると共に、接触が低減される分、排ガスは流れやすい。一方で、千鳥配列では、伝熱管12の下流側の部分が上流側の部分の影になりにくいため、排ガスとの接触が増えるが、その分排ガスの流れにとって抵抗となる。
GGH熱回収器4では、正方配列とすることで、アッシュエロージョンが低減される。なお、GGH熱回収器4では、フィンチューブが使用されており排ガスとの接触は確保されている。また、GGH再加熱器8の上流バンドル111〜113では、湿式排煙脱硫装置7からのミストが流入しやすく、千鳥配列の伝熱管12でミストとの接触確率を高めてミストを除去しやすくなっている。
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1の熱交換器4,8では、従来はケーシングに収容されていた熱交換バンドル41がケーシングに収容されておらず、熱交換バンドル41のヘッダ42,43およびケーシング板49が、排ガス路の前面を構成している。したがって、ケーシングを使用する場合に比べて、前面のカバーを省略することができる。よって、熱交換器4,8を軽量化できるとともに、コストを削減することができる。また、従来構成のようにケーシングから取り出さなくても直接プラグ孔48にアクセス可能であり、故障した伝熱管11,12を塞ぐ作業も容易である。
また、実施例1の熱交換器4,8では、ヘッダ42,43が柱状に構成されており、熱交換器4,8の強度メンバーとしても使用(兼用)されている。したがって、支持鉄骨等の強度メンバーを別個に設ける必要がなくなる。よって、熱交換器4,8を軽量化できるとともに、コストを削減することもできる。さらに、熱交換バンドル41を積み上げるだけで、熱交換器4,8を構成することが可能であり、ケーシングに収容する従来の構成に比べて、組み立て作業を簡素化でき、組み立てコストも削減できる。また、熱交換バンドル41を積み上げる数を変えるだけで、容易に熱交換器4,8の規模を変更でき、熱交換器4,8を設置する対象の規模に柔軟に対応することができる。
さらに、実施例1の熱交換器4,8では、ケーシング板49がヘッダ42,43に対して着脱可能に支持されている。従来のケーシングにヘッダや伝熱管を収容する構成では、下方の伝熱管が故障した場合には、故障していない部分も含め全体をケーシングから取り出す必要があった。例えば、GGH熱回収器4では、重力の影響で石炭灰の濃度は下方のほうが高く、下方の伝熱管11の方がアッシュエロージョンが発生しやすい。また、GGH再加熱器8では、上流バンドル111〜113で止めきれなかったミストが、重力の影響で、低温の中流バンドル114〜116、特に中流下段バンドル114の伝熱管12を腐食させやすい。
これに対して、実施例1では、下段のバンドル101,104,107,111,114,117の伝熱管11,12が故障した場合でも、図3に示すように、下段のバンドル101,104,107,111,114,117のケーシング板49を取り外すことで、上段や中段の熱交換バンドル41を取り出さなくても伝熱管11,12にアクセスすることができる。よって、従来構成に比べて、伝熱管11,12の点検、交換や修理等のメンテナンスを容易に行うことができる。また、実施例1では、個別の伝熱管11,12の交換等が容易に行うことが可能であるため、従来構成において、ケーシングを含めた全体を交換する場合に比べて、無駄を削減し、費用も抑えることが可能である。
(変更例)
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H04)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、熱交換器4,8において、排ガスの流れる方向に対して上流、中流、下流の3段設ける構成を例示したが、これに限定されない。例えば、2段以下または4段以上設ける構成とすることも可能である。同様に、重力方向に3段積み重ねる構成を例示したが、2段以下や4段以上とすることも可能である。
(H02)前記実施例において、排ガスの流れる方向が水平方向の場合を例示したがこれに限定されない。排ガスの流れる方向が上下方向の場合にも適用可能である。この場合、底板32と天板34に変えて左右両側の側板を設置したり、接続配管51の接続を変更することで対応可能である。なお、排ガスの流れる方向が上下方向の場合、図7に示すようにヘッダ42,43が水平方向に沿って配置されることとなり、例えば、下から、ヘッダ43、ケーシング板49、ヘッダ42、バンドル間カバー35、ヘッダ43、ケーシング板49、…、の順に並べた状態とすることが可能である。この時、実施例1と異なり、重力方向の強度部材はヘッダ42,43とならず、H鋼もしくはU字鋼等の鉄骨部材50やバンドル間カバー35、各板32〜34で強度を確保し、各ヘッダ42,43は、バンドル間カバー35に溶接等で強固に固定することが望ましい。
また、図8に示すようにバンドル間に空箱61を入れて設置することも可能である。ガスが下から上に流れる場合には、GGH熱回収器4のガス流れ上流部に、排ガス中の灰回収用のホッパ52を設置する必要がある(図9(A))。また、ガスが上から下に流れる場合にはGGH熱回収器4の前流で立ち上げるダクト53が必要となる(図9(B))。
(H03)前記実施例において、フィンチューブや裸管、正方配列や千鳥配列については、例示した組み合わせに限定されない。設計や仕様、費用、要求される熱交換効率等に応じて、全てフィンチューブまたは全て裸管で構成したり、全て正方配列にする等、任意の変更が可能である。
(H04)前記実施例において、1つの熱交換バンドル41に対して、伝熱管11,12を複数本設ける構成を例示したが、1つの熱交換バンドル41に対して伝熱管11,12が1つの構成とすることも可能である。
4,8…ガスガス熱交換器。
7…湿式排煙脱硫装置、
11,12…伝熱管、
11a,12a…伝熱管の一端、
11b,12b…伝熱管の他端、
31…筐体、
32…下カバー、
33…背面カバー、
34…上カバー、
41,101〜109,111〜119…バンドル、
42…第1取付部、
43…第2取付部、
49…接続部材、
50…鉄骨部材、
52…灰回収用ホッパ、
53…立ち上げダクト、
61…空箱。
【0003】
た場合に、故障していない伝熱管も含めケーシング全体を交換する場合は、無駄が多く、修理費用が上昇する問題もある。
[0008]
本発明は、従来のケーシングに収容する構成に比べて、ガスガス熱交換器のメンテナンスを容易にすることを技術的課題とする。
課題を解決するための手段
[0009]
前記技術的課題を解決するために、請求項1に記載の発明のガスガス熱交換器は、
熱媒と排ガスの熱交換を行う伝熱管の一端を支持する第1取付部と、
前記伝熱管の他端を支持する第2取付部と、
前記第1取付部と前記第2取付部との間に着脱可能に支持され、装着時に前記第1取付部と前記第2取付部とを接続する接続部材と、
を備え、
前記第1取付部と前記第2取付部が前記接続部材を支持し、
前記接続部材は前記伝熱管を支持せず伝熱管と独立して着脱可能で、
前記第1取付部と前記第2取付部と前記接続部材はケーシングに収容されておらず、排ガス路の一面を構成している
ことを特徴とする。
[0010]
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のガスガス熱交換器において、
複数の前記伝熱管、
を備えたことを特徴とする。
[0011]
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のガスガス熱交換器において、
柱状に形成された前記各取付部と、
を備えたことを特徴とする。
[0012]
請求項4に記載の発明のガスガス熱交換器は、
熱媒と排ガスの熱交換を行う伝熱管の一端を支持する第1取付部と、前記伝熱管の他端を支持する第2取付部と、前記第1取付部と前記第2取付部との間に着脱可能に支持され、装着時に前記第1取付部と前記第2取付部とを接続する接続部材とを有するバンドルを複数備え、
下段のバンドルの第1取付部の上面に、上段のバンドルの第1取付部を支持し、前記下段のバンドルの第2取付部の上面に、上段のバンドルの第2取付部を支持することで、下段のバンドルに上段のバンドルを積み上げた
ことを特徴とする。
[0013]
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のガスガス熱交換器において、
【0004】
最下段の前記バンドルの下面を覆う下カバーと、最上段の前記バンドルの上面を覆う上カバーと、前記伝熱管を挟んで前記各接続部材の反対側に配置された背面カバーと、を有し、内部に水平方向に沿って設定された排ガス路が形成された筐体と、
を備えたことを特徴とする。
[0014]
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載のガスガス熱交換器において、
湿式排煙脱硫装置を通過した排ガスの流れ方向に沿って、上流のバンドルの下流側に下流のバンドルを隣接して配置すると共に、
前記上流のバンドルは、前記伝熱管が裸管により構成され且つ前記伝熱管の上流側と下流側とが重力方向でずれた位置に配置され、
前記下流のバンドルは、前記伝熱管の表面に襞状のフィンが配置され且つ前記伝熱管の上流側と下流側とが重力方向で対応する位置に配置された
ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項4ないし6のいずれかに記載のガスガス熱交換器において、
1つのバンドルが複数の前記伝熱管を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項4ないし7のいずれかに記載のガスガス熱交換器において、
柱状に形成された前記各取付部と、
を備えたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1ないし8のいずれかに記載のガスガス熱交換器において、
前記接続部材が、溶接、またはボルト締めで前記第1取付部と前記第2取付部との間に支持される
ことを特徴とする。
発明の効果
[0015]
請求項1に記載の発明によれば、伝熱管が故障した場合に接続部材を取り外すことで、伝熱管にアクセスすることができ、従来のケーシングに収容する構成に比べて、ガスガス熱交換器のメンテナンスを容易にすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、複数の伝熱管の中の1つの伝熱管が故障した場合でも、接続部材を取り外すことで、故障していない伝熱管が妨げとならずに、故障した伝熱管にアクセスしやすく、メンテナンスを容易に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、取付部を強度部材として兼用することができ、支持鉄骨を使用する場合に比べて、軽量化できるとともに、コストも削減できる。
[0016]
請求項4に記載の発明によれば、前記請求項1に記載の効果に加えて下段のバンドルの伝熱管が故障した場合に、上段のバンドルを取り外さなくても、下段のバンドルの接続部材を取り外すことで、故障した伝熱管のメンテナンスが可能であり、メンテナンスを容易にすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、前側のカバーも存在する従来のケーシングの構成に比べて、筐体を軽量化すると共に、費用を削減することができる。
請求項6に記載の発明によれば、湿式排煙脱硫装置からのミストで腐食し
【0005】
やすい下流の下段のバンドルの伝熱管で故障した場合でも、上段のバンドルを取り外さずにメンテナンスができる。
請求項7に記載の発明によれば、1つのバンドルに1つの伝熱管しか設けられていない場合に比べて、熱交換の機能が向上する。
請求項8に記載の発明によれば、取付部が柱状に形成されることで、取付部の強度を向上できる。
請求項9に記載の発明によれば、溶接またはボルトを外すことで、接続部材を取り外すことができる。
図面の簡単な説明
[0017]
[図1]図1は本発明の熱交換器を含む排煙処理システムの説明図である。
[図2]図2はGGHの流体系統図である。
[図3]図3は本発明の実施例1の熱交換器の説明図である。
[図4]図4は図3の熱交換器の分解図である。
[図5]図5は実施例1の熱交換器のバンドルの説明図である。
[図6]図6は図5のVI−VI線断面に対応する実施例1の伝熱管の端部の配置の説明図であり、図6(A)は正方配置の説明図、図6(B)は千鳥配置の説明図である。
[図7]図7は排ガスの流れる方向が上下方向の熱交換機の説明図である。
[図8]図8は図7において熱交換器バンドル間に空箱を設置した熱交換器の説明図である。
[図9]図9は排ガスの流れる方向が上下方向の熱交換機全体の説明図である。
発明を実施するための形態
[0018]
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例としての実施例を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とし、矢印X,−X,Y,−Y,Z,−Zで示す方向または示す側をそれぞれ、前方、後方、右方、左方、上方、下方、または、前側、後側、右側、左側、上側、下側とする

Claims (6)

  1. 熱媒と排ガスの熱交換を行う伝熱管の一端を支持する第1取付部と、
    前記伝熱管の他端を支持する第2取付部と、
    前記第1取付部と前記第2取付部との間に着脱可能に支持され、装着時に前記第1取付部と前記第2取付部とを接続する接続部材と、
    を備えたことを特徴とするガスガス熱交換器。
  2. 複数の前記伝熱管、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のガスガス熱交換器。
  3. 柱状に形成された前記各取付部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のガスガス熱交換器。
  4. 前記第1取付部と、前記第2取付部と、前記接続部材とを有するバンドルを複数備え、下段のバンドルの第1取付部の上面に、上段のバンドルの第1取付部を支持し、前記下段のバンドルの第2取付部の上面に、上段のバンドルの第2取付部を支持することで、下段のバンドルに上段のバンドルを積み上げた
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のガスガス熱交換器。
  5. 最下段の前記バンドルの下面を覆う下カバーと、最上段の前記バンドルの上面を覆う上カバーと、前記伝熱管を挟んで前記各接続部材の反対側に配置された背面カバーと、を有し、内部に水平方向に沿って設定された排ガス路が形成された筐体と、
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載のガスガス熱交換器。
  6. 湿式排煙脱硫装置を通過した排ガスの流れ方向に沿って、上流のバンドルの下流側に下流のバンドルを隣接して配置すると共に、
    前記上流のバンドルは、前記伝熱管が裸管により構成され且つ前記伝熱管の上流側と下流側とが重力方向でずれた位置に配置され、
    前記下流のバンドルは、前記伝熱管の表面に襞状のフィンが配置され且つ前記伝熱管の上流側と下流側とが重力方向で対応する位置に配置された
    ことを特徴とする請求項4または5に記載のガスガス熱交換器。
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