JP2017198871A - トナー補給装置、及び、画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置、及び、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】装置の異常が誤検知されることなく正確に検知される、トナー補給装置、及び、画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー検知センサ86の検知結果に基いてトナー容器32Yからサブホッパ81に向けてトナーが排出された場合に、サブホッパ81から現像装置5Yに向けて補給された累積のトナー補給量が所定値Aに達しているかを判別するとともに、その累積のトナー補給量をリセットする。そして、累積のトナー補給量が所定値Aに達しているものと判別された場合には、装置の異常を報知する。所定値をAとして、新品のトナー容器32Yがセットされたときにサブホッパ81に流れ込むトナー量をBとして、トナーが所定の高さH1に達しているときのサブホッパ81内のトナー量をCとして、サブホッパ81の容量をDとしたときに、C>A>B、D>B+Cなる関係が成立するように構成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、トナー容器に収容されたトナーをサブホッパを介して現像装置に向けて補給するトナー補給装置と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置に設置されるトナー補給装置において、トナー容器から排出されたトナーをサブホッパに貯留して、サブホッパに貯留されたトナーを現像装置に向けて補給するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1におけるトナー補給装置は、サブホッパに、トナー検知センサ(センサ)が設置されている。そして、そのトナー検知センサが、その位置(高さ)にトナーがないことを検知すると、ボトル状のトナー容器(トナーボトル)が所定方向に回転駆動されて、トナー容器からサブホッパに向けてトナーが供給される。
また、現像装置に収容された現像剤のトナー濃度が低下した状態が磁気センサなどによって検知されると、サブホッパに設置された搬送スクリュが回転駆動されて、サブホッパから現像装置に向けてトナーが補給される。
一方、特許文献1には、サブホッパから現像装置に向けて補給されたトナー補給量の積算値(累積のトナー補給量)を検知して、トナー容器からサブホッパにトナーが排出されるたびに、その積算値をリセット(クリア)するように制御するとともに、その積算値が一定値を超えた場合に、トナー補給装置に異常が生じたものとして、その旨を報知するとともに、画像形成動作を停止するように制御する技術が開示されている。
特許文献1に開示されたトナー補給装置は、トナー容器からサブホッパにトナーが排出されるたびに、サブホッパから現像装置に向けて補給されたトナー補給量の積算値(累積のトナー補給量)が一定値を超えていないかを判別して、その積算量が一定値を超えた場合にトナー補給装置に異常が生じたものとしているため、トナー補給装置の異常を把握してそれによるトラブルを未然に防止する効果が期待できる。
しかし、新品のトナー容器がトナー補給装置にセットされて、そのトナー容器の回転駆動が開始される前に、開栓された状態のトナー容器からサブホッパに向けてある程度の量のトナーが自然に流れ込んでしまった場合などに、サブホッパから現像装置に向けて補給されたトナー補給量の積算値が一定値を超えてしまうものと判別してしまい、トナー補給装置に異常がないにも関わらず、異常があるものと誤検知してしまうことがあった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、装置の異常が誤検知されることなく正確に検知される、トナー補給装置、及び、画像形成装置を提供することにある。
この発明におけるトナー補給装置は、トナー容器から排出されたトナーが貯留されて、貯留されたトナーを現像装置に向けて補給するサブホッパと、前記サブホッパに貯留されたトナーが、所定の高さに達していない状態を検知するトナー検知センサと、を備え、前記トナー検知センサによって前記サブホッパに貯留されたトナーが前記所定の高さに達していない状態が検知されたときに、前記トナー容器から前記サブホッパに向けてトナーが排出されるように制御され、前記現像装置に収容された現像剤中のトナー濃度が所定値に達していない状態が直接的又は間接的に検知されたときに、前記サブホッパから前記現像装置に向けてトナーが補給されるように制御され、前記サブホッパから前記現像装置に向けて補給された累積のトナー補給量を検知する累積トナー補給量検知手段を備え、前記トナー検知センサの検知結果に基いて前記トナー容器から前記サブホッパに向けてトナーが排出された場合に、前記累積トナー補給量検知手段によって検知された累積のトナー補給量が所定値に達しているかを判別するとともに、当該累積のトナー補給量をリセットし、当該累積のトナー補給量が所定値に達しているものと判別された場合には、装置の異常を報知し、前記所定値をAとして、新品の前記トナー容器がセットされたときに前記サブホッパに流れ込むトナー量をBとして、前記サブホッパに貯留されたトナーが所定の高さに達しているときの前記サブホッパ内のトナー量をCとして、前記サブホッパの容量をDとしたときに、
C>A>B
D>B+C
なる関係が成立するように構成されたものである。
本発明によれば、装置の異常が誤検知されることなく正確に検知される、トナー補給装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 トナー補給装置を示す全体構成図である。 作像部を示す断面図である。 トナー補給装置でおこなわれる制御を示すフローチャートである。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1〜図3にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はそのトナー補給装置(粉体補給装置)を示す構成図であり、図3は作像部を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にある設置部31(トナー容器受台)には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4つの略筒状のトナー容器32Y、32M、32C、32K(粉体容器)が着脱可能(交換可能)に載置されている。また、各トナー容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置のサブホッパ81Y、81M、81C、81Kが配設されている。
また、設置部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図3を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、像担持体としての感光体ドラム1Yと、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電部4Y、現像装置5Y(現像部)、クリーニング部2Y、除電部、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Y上にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図3を参照して、像担持体としての感光体ドラム1Yは、モータによって図2中の時計方向に回転駆動される。そして、帯電部4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7(書込み部)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び第1転写バイアスローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング部2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光部7から、画像情報に基いたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光部7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9K 、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング部10等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ12〜14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K との間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写バイアスローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写バックアップローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された転写紙等の記録媒体P上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、記録媒体Pに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング部10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送された記録媒体Pは、装置本体100の下方に配設された給紙部26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されたものである。
詳しくは、給紙部26には、転写紙等の記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)に搬送された記録媒体Pは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、記録媒体Pが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、記録媒体P上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写された記録媒体Pは、定着部20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像が記録媒体P上に定着される。
その後、記録媒体Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、トナー補給装置90の構成・動作について、簡単に説明する。
トナー補給装置90は、設置部31に設置されたトナー容器32Yを所定方向(図2の矢印方向である。)に回転駆動して、トナー容器32Y内に収容されたトナーを容器外に排出して、サブホッパ81を介して現像装置5Yに導くためのものであって、トナー補給経路(トナー搬送経路)を形成している。
なお、図2は、理解を容易にするために、トナー容器32Y、トナー補給装置90、現像装置5Yの配置方向などを変えて図示している。実際には、図2において、トナー容器32Yとトナー補給装置90の一部との長手方向が紙面垂直方向になるように配設されている(図1を参照できる。)。また、搬送管96の配置も簡略化して図示している。
画像形成装置本体100の設置部31に設置された各トナー容器32Y、32M、32C、32K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置を経て適宜に各現像装置内に補給される。4つのトナー補給装置は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。
詳しくは、トナー容器32Yが装置本体100の設置部31にセットされると、トナー容器32Yのボトル・ギア37Yが装置本体100の駆動ギア110に噛合するとともに、キャップ受部91のキャップ開閉チャック92によってトナー容器32Yからキャップ34Y(トナー排出口Cを塞ぐための部材である。)が取り外される。これにより、トナー容器32Yのトナー排出口C(開口部)が開放されて、トナー容器32Y内に収容されたトナーの排出が可能になる。
一方、トナー補給装置90において、開放されたトナー排出口Cの下方には、サブホッパ81(貯留部)が設けられている。サブホッパ81の底部にはトナー搬送部82の一端側が接続されている。トナー搬送部82の他端側は、現像装置5Yに接続されている。
このように構成されたトナー補給装置90において、駆動モータ115によって駆動ギア110が駆動されるとトナー容器32Yの容器本体33Yが図2の矢印方向に回転駆動されて、トナー容器32Yのトナー排出口Cからトナーが排出される。トナー容器32Yから排出されたトナーは、落下経路部を落下してサブホッパ81に貯留される。サブホッパ81に貯留されたトナーは、アジテータ84によって撹拌されながら第1搬送スクリュ83によって図2の紙面垂直方向に搬送される。そして、第1搬送スクリュ83によって搬送されたトナーは、底部に形成された開口部からトナー搬送部82に流入される。そして、トナー搬送部82に流入されたトナーは、駆動モータ87によって回転駆動される第2搬送スクリュ85によってトナー搬送部82内を搬送されて、トナー搬送部82から排出された後に搬送管96を介して現像装置5Y内に補給される。すなわち、トナー容器32Y内のトナーは、図2中の破線矢印方向に搬送されることになる。
次に、図3にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部53Y、54Y内に配設された2つの搬送スクリュ55Y、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53Y、54Y内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤(現像剤)が収容されている。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51Yのスリーブは、図3の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤は、現像剤中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー容器32Yに収容されているトナーが、トナー補給装置90を介して現像剤収容部54Y内に補給される。
その後、現像剤収容部54Y内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55Yによって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53Y、54Yを循環する(図3の紙面垂直方向の長手方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51Y上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51Y上に担持される。
現像ローラ51Y上に担持された現像剤は、図3中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52Yの位置に達する。そして、現像ローラ51Y上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51Y上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部53Yの上方に達して、この位置で現像ローラ51Yから離脱される。
次に、図2を用いて、トナー容器32Yについての説明と、それに付随するトナー補給装置90についての説明と、をおこなう。
トナー容器32Yは、主として、容器本体33Yと、そのトナー排出口Cに着脱可能に設けられたキャップ34Y(栓部材)と、で構成される。
容器本体33Yの頭部には、容器本体33Yと一体的に回転するボトル・ギア37Yと、トナー排出口Cと、が設けられている。ボトル・ギア37Yは、装置本体100の駆動ギア110と噛合して容器本体33Yを所定方向に回転駆動するためのものである。また、トナー排出口Cは、容器本体33Y内に収容されたトナー(粉体)をサブホッパ81に向けて排出するためのものである。
容器本体33Yには、外周面から内周面にかけて、螺旋状の突起33aが設けられている。この螺旋状の突起33aは、容器本体33Yを回転駆動してトナー排出口Cからトナーを排出するためのものである。
なお、このように構成された容器本体33Yは、ボトル・ギア37Yとともにブロー成形にて製造することができる。
一方、トナー補給装置90のキャップ受部91は、設置部31(トナー補給装置90)に設置された状態のトナー容器32Yの頭部を覆うように設けられている。
キャップ受部91には、トナー容器32Yの着脱動作に連動してキャップ34Yの開閉動作をおこなうキャップ開閉チャック92や、キャップ開閉チャック92を駆動する開閉駆動部や、サブホッパ81、等が設けられている。そして、設置部31上に載置されたトナー容器32Yがキャップ受部91に向けてスライド移動されて、キャップ34Yがキャップ開閉チャック92の位置に達すると、さらにトナー容器32Yをスライド移動させて押し込む動作に連動して、キャップ開閉チャック92がキャップ34Yを挟んだ状態でトナー排出口Cからキャップ34Yを離脱させるように開閉駆動部が稼働する。これにより、トナー容器32Yのトナー排出口Cが開放された状態になって、トナー排出口Cからのトナー排出が可能になる。また、このようなトナー容器32Yの装着動作に連動して、ロック機構が稼働してトナー容器32Yの頭部側が設置部31から取り外されないようにロックされる。このとき、トナー容器32Yは、トナー補給装置90(設置部31)に対して、そのトナー排出口C(頭部)の側が回転可能に固定される。また、トナー容器32Yの容器本体33Yは、設置部31上において回転可能に保持されることになる。
なお、設置部31(トナー容器受台)に対してトナー容器32Yが離脱されるときには、上述した装着時の動作と逆の動作がおこなわれることになる。
トナー補給装置90のサブホッパ81は、トナー容器32Yのトナー排出口Cから落下したトナーが貯留されるように略椀状に形成されていて、その内部には第1搬送スクリュ83、アジテータ84、トナー検知センサ86などが設置されている。トナー搬送部82は、サブホッパ81に連通していて、その内部には第2搬送スクリュ85が設置されている。そして、駆動モータ87が稼働して第2搬送スクリュ85が回転駆動されることで、サブホッパ81に貯留されたトナーが現像装置5Yに向けて補給されることになる。
図2を参照して、トナー検知センサ86は、サブホッパ81に貯留されたトナーが所定の高さH1に達していない状態(サブホッパ81に貯留されたトナーが一定量に達していない状態である。)を検知するものであって、その高さH1に対応するサブホッパ81の壁部に設置されている。
詳しくは、トナー検知センサ86としては、圧電センサ、透過光センサなどを用いることができる。本実施の形態では、トナー検知センサ86として圧電センサを用いている。トナー検知センサ86の検知面の高さH1は、サブホッパ81に貯留されるトナー量(堆積高さ)が狙いの値になるように設定されている。
そして、トナー検知センサ86の検知結果に基いて、トナー容器32Y(容器本体33Y)を回転駆動する駆動モータ115の駆動タイミングが制御される。具体的に、トナー検知センサ86によってその位置にトナーがないものと判別された場合には駆動モータ115が所定時間だけ駆動されて、トナー検知センサ86によってその位置にトナーがあるものと判別された場合には駆動モータ115の駆動が停止されることになる。トナー検知センサ86による検知は、その出力を所定の周期でサンプリングすることでおこなっている。
以下、図2、図4等を用いて、本実施の形態におけるトナー補給装置90(画像形成装置100)でおこなわれる、特徴的な制御について説明する。
先に図2を用いて説明したように、本実施の形態におけるトナー補給装置90には、サブホッパ81や、トナー検知センサ86が設置されている。
サブホッパ81は、トナー容器32Yから排出されたトナーが貯留されて、貯留されたトナーを現像装置5Yに向けて補給するためのものである。
トナー検知センサ86は、サブホッパ81に貯留されたトナーが所定の高さに達していない状態を検知するものである。
そして、トナー検知センサ86によってサブホッパ81に貯留されたトナーが所定の高さH1に達していない状態が検知されたときに、トナー容器32Yからサブホッパ81に向けてトナーが排出されるように、トナー補給装置90が制御される。
具体的に、トナー検知センサ86の出力がオン(又は、オフ)からオフ(又は、オン)に変化した状態が制御部70で認識されると、制御部70による制御によって駆動モータ115が稼働されて、トナー容器32Y(容器本体33Y)が回転駆動される。そして、トナー容器32Yのトナー排出口Cからトナーが排出されて、サブホッパ81に向けてトナーが供給されることになる。
一方、現像装置5Yに収容された現像剤中のトナー濃度が所定値に達していない状態が直接的又は間接的に検知されたときには、サブホッパ81から現像装置5Yに向けてトナーが補給されるように、トナー補給装置90が制御される。
具体的に、現像装置5Yに内設された濃度検知センサ56Yによって、現像装置5Y内に収容された現像剤中のトナーが不足している状態が検知されると、トナー搬送部82の駆動モータ87が稼働されて、第2搬送スクリュ85が回転駆動されて、サブホッパ81(トナー搬送部82)から現像装置5Yに向けてトナーが補給されることになる。
なお、本実施の形態では、現像装置5Yに内設された濃度検知センサ56Yを用いて、現像装置5Yに収容された現像剤中のトナー濃度を直接的に検知した。これに対して、現像領域の下流側に感光体ドラム1Yに対向するようにフォトセンサを設置して、そのフォトセンサによって感光体ドラムに形成(現像)したトナー像の画像濃度を検知することで、現像装置5Yに収容された現像剤中のトナー濃度を間接的に検知することもできる。
ここで、本実施の形態では、サブホッパ81から現像装置5Yに向けて補給された累積のトナー補給量を検知する累積トナー補給量検知手段が設けられている。
詳しくは、累積トナー補給量検知手段は、サブホッパ81から現像装置5Yに向けて補給された制御上の累積のトナー補給量を検知するものであって、サブホッパから現像装置5Yに向けてトナーを補給する累積時間を検知するものである。さらに具体的に、制御部70には、第2搬送スクリュ85を回転駆動する駆動モータ87の駆動時間を検知するカウンタや、その駆動時間を積算して累積の駆動時間として記憶するメモリが設けられていて、これらが累積トナー補給量検知手段として機能することになる。第2搬送スクリュ85の駆動時間は、第2搬送スクリュ85によって現像装置5Yに向けて補給するトナー補給量にほぼ比例するため、このような制御が可能になる。なお、サブホッパ81から現像装置5Yに向けて補給されるトナー量を直接的に検知できる場合には、そのような検知手段を累積トナー補給量検知手段として用いることもできる。
そして、トナー検知センサ86の検知結果に基いてトナー容器32Yからサブホッパ81に向けてトナーが排出された場合に、累積トナー補給量検知手段(制御部70)によって検知された累積のトナー補給量が所定値Aに達しているかを判別するとともに、その累積のトナー補給量をリセット(クリア)する。
具体的に、トナー容器32Y用の駆動モータ115が駆動されると、制御部70のメモリに記憶された累積駆動時間(そのときの駆動時間をも積算したものである。)が所定値A´に達しているかが判別される。そして、判別の対象となった累積駆動時間は、無条件で、ゼロにリセットされる。
その結果、累積のトナー補給量が所定値Aに達しているものと判別された場合には、トナー補給装置90(特に、トナー検知センサ86である。)に異常が生じてしまい、トナー容器32Yからサブホッパ81へのトナー供給がおこなわれていない間に、サブホッパ81から現像装置5Yに大量のトナー補給がされてしまったものとして、トナー補給装置90の異常を報知する。
詳しくは、トナー検知センサ86の検知結果に基いてトナー容器32Yからサブホッパ81に向けてトナーが排出された場合であって、累積トナー補給量検知手段(制御部70)によって検知された累積のトナー補給量が所定値Aに達しているものと判別された場合には、トナー補給装置90の異常を画像形成装置100の表示パネル75(表示部)に報知するとともに、画像形成装置100における画像形成動作(プリント動作)を停止する。
具体的に、トナー容器32Y用の駆動モータ115が駆動されて、制御部70のメモリに記憶された累積駆動時間(そのときの駆動時間をも積算したものである。)が所定値A´に達しているものと判別された場合には、画像形成装置100が稼働停止されて、画像形成装置100の外装部に設置された表示部としての表示パネル75に、「トナー補給装置が故障しましたので、プリント動作を停止します。サービスマンに連絡してください。」などの表示がされることになる。
このようなトナー補給装置90の異常は、トナー容器32Yからサブホッパ81へのトナー供給がおこなわれていない間にサブホッパ81から現像装置5Yに大量のトナー補給がされてしまうものであって、その主な原因としてトナー検知センサ86の誤検知(トナーが無いのに有ると検知してしまう誤検知)があり、第2搬送スクリュ85の駆動モータ87が誤動作してしまうことなどが原因となることもある。
ここで、上述したようなトナー補給装置90の異常を検知する制御をおこなう上で、累積トナー補給量の判別基準となる「所定値」をAとして、新品のトナー容器32Yが設置部31にセットされたときにサブホッパ81に流れ込むトナー量をBとして、サブホッパ81に貯留されたトナーが所定の高さH1に達しているときのサブホッパ内のトナー量をCとして、サブホッパの容量(貯留可能なトナー量)をDとしたときに、
C>A>B
D>B+C
なる関係が成立するように構成されている。
詳しくは、新品のトナー容器32Yがトナー補給装置の設置部31にセットされると、キャップ開閉チャック92によってトナー容器32Yからキャップ34Yが開栓されることになるが、トナー容器32Yの回転駆動を開始しなくても、開栓直後のトナー容器32Yのトナー排出口Cの近傍に収容されていたトナーが、自重や開栓による勢い・圧力差などによって、サブホッパ81に向けて自然に流れ込んでしまう。そして、そのようにサブホッパ81に流れ込んだトナーは、トナー検知センサ86による検知信号に基いて駆動モータ115を制御して供給したものではないため、上述したトナー補給装置90の異常を検知する制御において、累積トナー補給量検知手段(制御部70)によって検知される累積トナー補給量をリセットするためのトリガーとならないトナー供給になる。そのため、そのままトナー補給装置90が稼働されたときに、サブホッパ81から現像装置5Yに向けて補給された累積トナー補給量が所定値Aを超えてしまうものと判別されて、トナー補給装置90に異常がないにも関わらず、異常があるものと誤検知してしまう可能性がある。
そこで、本実施の形態では、まず、そのように新品のトナー容器32Yが設置部31にセットされたときにサブホッパ81に流れ込むトナー量をBとしている。この流れ込むトナー量Bは、トナーの流動性が高く、開栓前にトナー容器23Y内のトナーがトナー排出口C側に最も偏っている、など、最悪条件で大きな値になるように、実験やシュミレーションを通じて予め設定された値である。
そして、上述したようなトナー補給装置90の異常を検知する制御をおこなう上で、累積トナー補給量の判別基準となる「所定値A」を、「新品のトナー容器32Yが設置部31にセットされたときにサブホッパ81に流れ込むトナー量B」よりも大きな値に設定することで(A>B)、トナー検知センサ86の高さH1までトナーが貯留されている状態のサブホッパ81に、新品のトナー容器32Yの開栓直後のトナー(トナー量Bのトナーである。)が流れ込んでしまっても、次にトナー検知センサ86の検知に基づくトナー容器32Yの回動がおこなわれるときに、トナー補給装置90の異常がない限り、累積トナー補給量が所定値Aを上回ってトナー補給装置90に異常があるものと誤検知してしまうことはない。
また、本実施の形態では、「新品のトナー容器32Yが設置部31にセットされたときにサブホッパ81に流れ込むトナー量B」と、「サブホッパ81に貯留されたトナーが所定の高さH1に達しているときのサブホッパ内のトナー量C」と、の総和が、「サブホッパの容量D」よりも小さくなるように構成している(D>B+C)。すなわち、トナー検知センサ86の高さH1までトナーが貯留されている状態のサブホッパ81に、新品のトナー容器32Yの開栓直後のトナー(トナー量Bのトナーである。)が流れ込んでしまっても、それらのトナーはサブホッパ81から溢れることなく、サブホッパ81内に貯留されることになる。
具体的に、トナー検知センサ86の高さH1までトナーが貯留されている状態のサブホッパ81に、新品のトナー容器32Yの開栓直後のトナー(トナー量Bのトナーである。)が流れ込んでしまったときに、サブホッパ81内のトナーの高さ(トナー面)は、図2に示す高さH2分だけ高くなり、サブホッパ81からトナーは漏れない。すなわち、図2に示す高さH2分に相当するトナー量が、「新品のトナー容器32Yが設置部31にセットされたときにサブホッパ81に流れ込むトナー量B」となる。
また、本実施の形態では、上述したようなトナー補給装置90の異常を検知する制御をおこなう上で、累積トナー補給量の判別基準となる「所定値A」が、「サブホッパ81に貯留されたトナーが所定の高さH1に達しているときのサブホッパ内のトナー量C」よりも小さくなるように設定されている(C>A)。ここで、「トナー量C」は、サブホッパ81に貯留されたトナーがトナー検知センサ86の検知位置である高さH1に達している状態で、トナー容器32Yからトナー供給されることなく、サブホッパ81(トナー搬送部82も含むものとする。)から現像装置5Yに補給可能なトナー量である。
このようにC>Aなる関係が成立するように設定することで、トナー検知センサ86の誤検知(トナーが無いのに有ると検知してしまう誤検知)が生じたときに、「サブホッパ81に貯留されたトナーが所定の高さH1に達しているときのサブホッパ内のトナー量C」よりも少ない累積トナー補給量のトナーが現像装置5Yに補給された時点で、トナー補給装置90の異常(トナー検知センサ86の誤検知)を判断して画像形成動作を停止することになる。そのため、画像形成動作がおこなわれている間に、サブホッパ81内において、現像装置5Yに向けて補給するためのトナーが枯渇して、現像装置5Y内の現像剤のトナー濃度の低下にともない出力画像の画像濃度も低下してしまう不具合が確実に軽減されることになる。
最後に、図4のフロー図を用いて、上述した本実施の形態におけるトナー補給装置90でおこなわれる特徴的な制御について、まとめとして説明する。
まず、画像形成装置100の主電源がオンされると、トナー検知センサ86による検知がおこなわれる(ステップS1〜S2)。そして、サブホッパ81内のトナーが所定高さH1に達しているかが、トナー検知センサ86によって検知される(ステップS3)。
その結果、サブホッパ81内のトナーが所定高さH1に達しているものと判別された場合には、トナー容器32Yからサブホッパ81へのトナー供給は不要であるものとして、次に、サブホッパ81から現像装置5Yへのトナー補給があったかが判別される(ステップS4)。具体的には、第2搬送スクリュ85の駆動モータ87の駆動の有無が判別される。
その結果、サブホッパ81から現像装置5Yへのトナー補給があった場合には、制御部70(累積トナー量検知手段)にてそのトナー補給量(第2搬送スクリュ85の駆動時間)が積算されて(ステップS5)、ステップS2以降のフローが繰り返される。これに対して、ステップS4にて、サブホッパ81から現像装置5Yへのトナー補給がなかった場合には、そのままステップS2以降のフローが繰り返される。
また、ステップS3にて、サブホッパ81内のトナーが所定高さH1に達していないものと判別された場合には、トナー容器32Yからサブホッパ81へのトナー供給が必要であるものとして、トナー容器32Yが回転駆動される(ステップS6)。具体的には、トナー容器32Y用の駆動モータ115が稼働される。
そして、制御部70(累積トナー量検知手段)にて検知された累積トナー補給量が所定値Aに達しているかが判別される(ステップS7)。
その結果、累積トナー補給量が所定値Aに達していないものと判別された場合には、トナー補給装置90が正常に動作しているものとして、累積トナー補給量をゼロにリセットして(ステップS8)、その後にステップS2以降のフローが繰り返される。
これに対して、ステップS7にて、累積トナー補給量が所定値Aに達しているものと判別された場合には、トナー補給装置90が正常に動作していないものとして、表示パネル75に異常表示をするとともに、メンテナンスがおこなわれるまで画像形成装置100のプリント動作を停止する(ステップS9)。
以上説明したように、本実施の形態におけるトナー補給装置90は、サブホッパ81から現像装置5Yに向けて補給された累積のトナー補給量を検知するように制御部70(累積トナー補給量検知手段)が構成されていて、トナー検知センサ86の検知結果に基いてトナー容器32Yからサブホッパ81に向けてトナーが排出された場合に、累積のトナー補給量が所定値Aに達しているかを判別するとともに、その累積のトナー補給量をリセットする。そして、累積のトナー補給量が所定値Aに達しているものと判別された場合には、装置の異常を報知する。所定値をAとして、新品のトナー容器32Yがセットされたときにサブホッパ81に流れ込むトナー量をBとして、トナーが所定の高さH1に達しているときのサブホッパ81内のトナー量をCとして、サブホッパ81の容量をDとしたときに、C>A>B、D>B+Cなる関係が成立するように構成されている。
これにより、装置の異常が誤検知されることなく正確に検知される、トナー補給装置、及び、画像形成装置を提供することができる。
なお、本実施の形態では、トナー容器32Y、32M、32C、32K内にトナーのみを収容したが、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤を現像装置5に適宜に供給する画像形成装置に対してはトナー容器32Y、32M、32C、32K内に2成分現像剤(トナーとキャリアとである。)を収容することもできる。
また、本実施の形態では、第2搬送スクリュ85を用いてサブホッパ81から現像装置5Yに向けてトナーを補給したが、粉体ポンプ(例えば、ダイヤフラムポンプ、モーノポンプ、ベローズポンプ等である。)を用いてサブホッパ81から現像装置5Yに向けてトナーを補給することもできる。
また、本実施の形態では、サブホッパ81の底部にトナー搬送部82が接続されたトナー補給装置90に対して、本発明を適用した。しかし、本発明が適用されるトナー補給装置は、これに限定されることなく、例えば、サブホッパの底部に現像装置が直接的に接続されたトナー補給装置に対しても、当然に本発明を適用することができる。
そして、これらのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
5Y 現像装置(被補給体)、
32Y、32M、32C、32K トナー容器(粉体容器)、
81 サブホッパ(貯留部)、
82 トナー搬送部、
83 第1搬送スクリュ(第1搬送部材)、
84 アジテータ(撹拌部材)、
85 第2搬送スクリュ(第2搬送部材)、
86 トナー検知センサ(トナー検知手段)、
87 駆動モータ(搬送スクリュ用駆動モータ)、
90 トナー補給装置(粉体補給装置)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
115 駆動モータ(トナー容器用駆動モータ)。
特開2009−276666号公報

Claims (4)

  1. トナー容器から排出されたトナーが貯留されて、貯留されたトナーを現像装置に向けて補給するサブホッパと、
    前記サブホッパに貯留されたトナーが、所定の高さに達していない状態を検知するトナー検知センサと、
    を備え、
    前記トナー検知センサによって前記サブホッパに貯留されたトナーが前記所定の高さに達していない状態が検知されたときに、前記トナー容器から前記サブホッパに向けてトナーが排出されるように制御され、
    前記現像装置に収容された現像剤中のトナー濃度が所定値に達していない状態が直接的又は間接的に検知されたときに、前記サブホッパから前記現像装置に向けてトナーが補給されるように制御され、
    前記サブホッパから前記現像装置に向けて補給された累積のトナー補給量を検知する累積トナー補給量検知手段を備え、
    前記トナー検知センサの検知結果に基いて前記トナー容器から前記サブホッパに向けてトナーが排出された場合に、前記累積トナー補給量検知手段によって検知された累積のトナー補給量が所定値に達しているかを判別するとともに、当該累積のトナー補給量をリセットし、
    当該累積のトナー補給量が所定値に達しているものと判別された場合には、装置の異常を報知し、
    前記所定値をAとして、新品の前記トナー容器がセットされたときに前記サブホッパに流れ込むトナー量をBとして、前記サブホッパに貯留されたトナーが所定の高さに達しているときの前記サブホッパ内のトナー量をCとして、前記サブホッパの容量をDとしたときに、
    C>A>B
    D>B+C
    なる関係が成立するように構成されたことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 前記累積トナー補給量検知手段は、
    前記サブホッパから前記現像装置に向けて補給された制御上の累積のトナー補給量を検知するものであって、
    前記サブホッパから前記現像装置に向けてトナーを補給する累積時間を検知するものであることを特徴とする請求項1に記載のトナー補給装置。
  3. 前記トナー検知センサの検知結果に基いて前記トナー容器から前記サブホッパに向けてトナーが排出された場合であって、前記累積トナー補給量検知手段によって検知された累積のトナー補給量が前記所定値に達しているものと判別された場合には、装置の異常を画像形成装置の表示部に報知するとともに、前記画像形成装置における画像形成動作を停止することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー補給装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のトナー補給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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