JP2016130805A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】プロセスカートリッジ6Y(着脱ユニット)のユニット側開口部57Yと現像剤補給装置60Y(本体側装置)の本体側開口部72とが接続される部分の下方に、その位置に落下したトナー(現像剤)を受けて貯留可能に形成された受け部80を配設して、その受け部80を中間転写ベルトユニット15(引出しユニット)と一体化して中間転写ベルトユニット15とともに画像形成装置本体100に対して引出し可能に形成している。
【選択図】図7
Description
ここで、特許文献1等には、現像装置がトナー補給装置(画像形成装置本体)に対して着脱されるときに、双方の開口部の近傍のトナーが落下して画像形成装置本体の内部を汚してしまう不具合を防止することを目的として、開口部の下方の位置に、落下したトナーを受ける受け部(現像剤受け部材)を設ける技術が開示されている。
しかし、現像装置と現像剤補給装置とが連結される部分(開口部)は、現像装置の着脱操作がおこなわれる側からみて着脱方向奥側に設けられている場合がほとんどであって、そのような場合に受け部も画像形成装置本体の奥側に設けられることになって、受け部に溜まったトナー(現像剤)を清掃する作業をしにくかった。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2はそのプロセスカートリッジ6Yの近傍を示す拡大図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4色の略筒状のトナー容器30Y、30M、30C、30K(現像剤容器)がそれぞれ2つずつ着脱可能に設置された現像剤補給装置60Y、60M、60C、60K(トナー補給装置)が並設されている。また、4つの本体側装置としての現像剤補給装置60Y、60M、60C、60K(トナー補給装置)の下方には、それぞれ、4つの露光部7Y、7M、7C、7Kを挟んで、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応したプロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kが、中間転写ベルトユニット15(中間転写ベルト8)に対向するように並設されている。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光部7Y(書込み装置)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、不図示の除電部との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、1次転写ローラ(9Y)の1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
詳しくは、給紙ユニット26には、記録媒体Pが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1の反時計方向に回転駆動されると、一番上の記録媒体Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
その後、記録媒体Pは、排出経路K2を経由して排紙ローラ対によって装置外へと排出される。排紙ローラ対によって装置外に排出された記録媒体Pは、出力画像として、スタック部上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、本実施の形態における画像形成装置100には、給紙ユニット26と両面搬送ユニット95との近傍に、クリーニング装置2Yによって除去された感光体ドラム1Y上の未転写トナーや、中間転写クリーニング装置によって除去された中間転写ベルト8上の未転写トナーが、廃トナーとしてまとめて回収される廃トナー回収容器90が画像形成装置本体100に対して着脱可能に設置されている。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51Y、現像ローラ51Yに対向するドクターブレード52Y、現像剤収容部に配設された2つの搬送スクリュ55Yと、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56Y、現像剤収容部にトナー(現像剤)を補給するためのユニット側開口部57Y、等で構成される。現像ローラ51Yは、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤Gが収容されている。
現像ローラ51Yのスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51Y上に担持された現像剤Gは、スリーブの回転にともない現像ローラ51Y上を移動する。
先に図1で説明したように、4つの現像剤補給装置60Y、60M、60C、60K(本体側装置)には、4種類のトナー容器30Y、30M、30C、30Kが、2つずつ着脱可能に設置されている。トナー容器30Y、30M、30C、30Kは、それぞれ、寿命に達したとき(収容するトナーがほとんどすべて消費されて空になったときである。)に新品のものに交換される。そして、トナー容器30Y、30M、30C、30K内に収容された各色のトナーは、それぞれ、各現像剤補給装置60Y、60M、60C、60Kによって、各プロセスカートリッジ6Y、6M、6C、6Kの現像装置に適宜補給される。
本実施の形態では、同じ種類(同じ色)のトナー容器が、それぞれ、2つずつ設置されているため、1つ1つのトナー容器の容量をそれほど大きくすることなく、全体として大容量のトナーを収容することができる。
容器本体の頭部(装着方向奥側)には、容器本体と一体的に回転するボトル・ギア33と、排出口31と、が設けられている(図3を参照できる。)。ボトル・ギア33は、現像剤補給装置60Yの駆動ギア(不図示である。)と噛合して容器本体(トナー容器30Y)を図3の一点鎖線で示す回転軸を中心に矢印方向に回転駆動するためのものである。また、排出口31は、容器本体(トナー容器30Y)内に収容されたトナー(現像剤)をキャップ受部63を介して貯留部66に向けて排出するためのものである。
また、図示は省略するが、トナー容器30Y(容器本体)の排出口31を開閉するキャップは、現像剤補給装置60Yに対するトナー容器30Yの着脱動作に連動して、現像剤補給装置60Yに設置されたチャックに挟持されて排出口31を開閉するように構成されている。すなわち、現像剤補給装置60Yにトナー容器30Yが装着された状態では、排出口31からキャップが取り外されて、図3に示すようにトナー容器30Y内のトナーの排出が可能になる。これに対して、現像剤補給装置60Yからトナー容器30Yが離脱されるときには、排出口31にキャップが嵌合されて、トナー容器30Yの排出口31が封止されることになる。このようなキャップの開閉機構としては、公知のもの(例えば、特開平11−231630号公報等に開示されたものである。)を用いることができる。
トナー容器30Yを現像剤補給装置60Yに装着する場合は、まず、画像形成装置100の上方に設置された本体ドアを開放して、現像剤補給装置60Yにおける保持部ユニット61のカバー部材62(図5を参照できる。)を前面に露出させる。そして、トナー容器30Yをカバー部材62の挿入口62bから、トナー容器30Yを図5の矢印方向に押し込んで、キャップ受部63に排出口31の側が係合した状態で、ベース部64(保持部ユニット61)上にトナー容器30Yが回転可能に載置されて、トナー容器30Yの装着が完了する。このとき、ボトル・ギア33は、現像剤補給装置60Yの駆動ギア(不図示である。)と噛合することになる。これにより、現像剤補給装置60Yに設置されたトナー容器30Y内のトナー(現像剤)を、現像剤補給装置60Yによって、現像装置5Yに受け渡すことが可能になる。
これに対して、トナー容器30Yを現像剤補給装置60から離脱する場合には、上述した装着時の操作と逆の手順で操作がされることになる。
なお、図3では、簡単のため、トナー容器30Yに対する貯留部66の向きを90度回転して図示するとともに、貯留部66を構成する部材を簡略化して図示している。また、図4では、簡単のため、図1に記載した露光部7Yの図示を省略している。また、図3及び図4において、現像装置5Yや中間転写ベルトユニット15などの部材の長手方向(幅方向)の長さを短く図示するとともに、その形状や大きさを簡略化して図示している。
また、各色にそれぞれ対応した4つの現像剤補給装置60Y、60M、60C、60Kは、搬送されるトナー色が異なる以外はほぼ同一構造なので、図3〜図6においてイエロートナーを搬送する現像剤補給装置60Yについてのみ図示するとともに、以下の現像剤補給装置の説明において適宜にイエロー用の現像剤補給装置60Yのみを用いることとする。
現像剤補給装置60Yには、2つのトナー容器30Yが保持される保持部ユニット61の下方に貯留部66が設けられている。この貯留部66は、2つのトナー容器30Yからそれぞれ排出されてキャップ受部63を介して落下したトナーが貯留される部分であって、搬送スクリュ67、撹拌部材68、トナー検知センサ70などが設置されている。貯留部66は、装置本体100の奥側(図1の紙面垂直方向奥側である。)に設置されている。
また、貯留部66の下方には、2つの流入口71から流入されて貯留されたトナーをそれぞれ中央部に向けて搬送する搬送スクリュ67や、貯留部66に貯留されたトナーを撹拌する撹拌部材68や、中央部に搬送されたトナーを現像装置5Yに向けて排出するための本体側開口部72(流出口)、などが設けられている。搬送スクリュ67は、回転軸部上における一端側と他端側とに巻き方向が異なるスクリュ部がそれぞれ巻装されたものであって、所定方向に回転駆動されることにより、回転軸方向一端側にあるトナーを回転軸方向中央部に向けて搬送して、回転軸方向他端側にあるトナーを回転軸方向中央部に向けて搬送するものである(図6(A)の白矢印方向にトナーを搬送するものである)。図3に示すように、貯留部66(現像剤補給装置60Y)の本体側開口部72は、現像装置5Y(プロセスカートリッジ6Y)のユニット側開口部57Y(補給口)に接続されている。搬送スクリュ67が回転駆動されることで、貯留部66の本体側開口部72からトナーが流出されて、ユニット側開口部57Yを介して現像装置5Yにトナーが補給されることになる。
撹拌部材68は、回転軸部上にコの字状(略U字状)の棒材を設置したアジテータであって、その棒材の中央部にはマイラーなどの可撓性部材68aが貼着されている。この可撓性部材68aは、撹拌部材68の回転にともないトナー検知センサ70の検知面に摺接して、検知面の清掃をおこなうためのものである。
トナー検知センサ70は、圧電センサなどであって、その位置におけるトナーの有無を検知する。そして、トナー検知センサ70によってトナーが検知されない場合には、トナー容器30Yが回転駆動されて、トナー容器30Yから貯留部66に向けてトナーが補充されることになる。また、そのような補充動作をおこなってもトナー検知センサ70によってトナーがない状態が連続して検知される場合には、トナー容器30Y内のトナーが空である状態(トナーエンド状態)であるものとして、その旨が装置本体100の表示パネルに表示されることになる。
そして、貯留部に貯留されたトナーは、適宜に本体側開口部72から排出されて、ユニット側開口部57Yから現像装置5Yに補給されることになる。
先に説明したように、本実施の形態における画像形成装置100には、着脱ユニットとしてのプロセスカートリッジ6Y(6M、6C、6K)や、本体側装置としての現像剤補給装置60Y(60M、60C、60K)や、引出しユニットとしての中間転写ベルトユニット15が設置されている。
詳しくは、現像剤補給装置60Y(本体側装置)は、先に説明したように、現像装置5Yにトナー(現像剤)を補給するためのものである。そして、現像剤補給装置60Y(画像形成装置本体100)に対してプロセスカートリッジ6Yが着脱される動作に連動して、ユニット側開口部57Yと本体側開口部72とが接続(連通)されたり接続解除されたりすることになる。
詳しくは、シャッタ75は、現像剤補給装置60Y(貯留部66)の底部において、図3の両矢印方向に移動して本体側開口部72を開閉できるように保持されている。また、現像剤補給装置60Y(貯留部66)の底部には、シャッタ75を図3の右方に付勢して本体側開口部72を閉鎖するための圧縮スプリング(不図示である。)が設置されている。このような構成により、現像剤補給装置60Yに対してプロセスカートリッジ6Yが装着されるときには、プロセスカートリッジ6Yの突起部(不図示である。)が圧縮スプリングの付勢力に抗するようにシャッタ75を押動して、本体側開口部72が開放されてユニット側開口部57Yに接続されることになる。これに対して、現像剤補給装置60Yに対してプロセスカートリッジ6Yが離脱されるときには、プロセスカートリッジ6Yの突起部によるシャッタ75の押動が解除されて圧縮スプリングの付勢力によってシャッタ75が押動されて、本体側開口部72が閉鎖されることになる。
このように、本体側開口部72にシャッタ75を設けることで、現像剤補給装置60Yに対してプロセスカートリッジ6Yが離脱されるときに、本体側開口部72からトナーが大量に落下して画像形成装置本体100の内部を汚してしまう不具合を軽減することができる。
なお、本実施の形態では、本体側開口部72を開閉するシャッタ75を設けたが、ユニット側開口部57Yを開閉するシャッタをも設けることもできる。
詳しくは、中間転写ベルトユニット15(引出しユニット)は、プロセスカートリッジ6Y(6M、6C、6K)に近設されている。そして、図7を参照して、中間転写ベルトユニット15は、スライドレール120を介して画像形成装置本体100に保持されていて、黒矢印方向にほぼ水平に引き出すことができるように構成されている。したがって、プロセスカートリッジ6Y(着脱ユニット)は、その着脱方向が、中間転写ベルトユニット15(引出しユニット)の引出し方向と同じ方向になるように形成されている。
そして、この受け部80は、引出しユニットとしての中間転写ベルトユニット15と一体化されていて中間転写ベルトユニット15とともに画像形成装置本体100に対して引出し可能に形成されている。詳しくは、受け部80は、中間転写ベルトユニット15(引出しユニット)を引出す側からみて引出し方向の奥側(装置本体100の奥側であって、貯留部66などが配設された側である。)に配設されている。
特に、本実施の形態では、現像装置5Y(ユニット側開口部57Y)と現像剤補給装置60Y(本体側開口部72)とが連結される部分が画像形成装置本体100の奥側に設けられていて、それにともない受け部80も画像形成装置100の奥側に設けられて、受け部80の清掃をしにくい構成になっているため、本実施の形態における構成が有用になる。
また、本実施の形態では、スライドレール120に沿って引出される中間転写ベルトユニット15に受け部80を一体的に設けているために、受け部80が水平状態を維持したまま安定して引出されることになる。
なお、受け部80の容量は、中間転写ベルトユニット15のメンテナンスサイクルに合わせて、そのメンテナンスサイクルの間にプロセスカートリッジ6Yが着脱(交換)される回数分だけトナーが落下しても、それらを充分に貯留できるものに設定することが好ましい。
これに対して、図8に示すように、現像装置5Yに収容された現像剤G(2成分現像剤)の一部又は全部を回収するための現像剤回収装置88(現像剤回収容器)が設置されているような場合にも、本発明を適用することができる。このような現像装置5Yは、公知のプレミックス現像方式(例えば、特許第5124231号公報を参照できる。)のものであって、現像剤容器から現像装置5Yの内部に向けて適宜に2成分現像剤Gが供給されて、現像装置5Yの内部で余剰になった現像剤Gがユニット側開口部58Yから排出されて、本体側開口部88Yから現像剤回収装置88の内部に廃現像剤として回収されるものである。このような場合に、着脱ユニットとしての現像装置5Yのユニット側開口部58Yと、本体側装置としての現像剤回収装置88の本体側開口部88Yと、は現像装置5Yの着脱動作に連動して接続・接続解除されることになる。
そして、そのような場合であっても、ユニット側開口部58Y及び本体側開口部88Yの下方の位置に受け部80を設けて、その受け部80を中間転写ベルトユニット15とともに一体化して引出し可能に構成することで、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
詳しくは、図9を参照して、廃トナー回収容器90は、クリーニング装置2Y(及び、中間転写クリーニング装置)によって除去された未転写トナーを廃トナーとして回収するためのものであって、クリーニング装置2Yや中間転写クリーニング装置で回収された未転写トナーが搬送管97(搬送スクリュ98が内設されている。)を介して搬送され回収される。このような場合に、着脱ユニットとしての廃トナー回収容器90のユニット側開口部90aと、本体側装置としてのクリーニング装置(搬送管97)の本体側開口部97aと、は廃トナー回収容器90の着脱動作に連動して接続・接続解除されることになる。
そして、そのような場合であっても、ユニット側開口部90a及び本体側開口部97aの下方の位置に受け部80を設けて、その受け部80を引出しユニットとしての給紙ユニット26(記録媒体Pを収容するために画像形成装置本体100に対して引出し可能に構成されている。)とともに一体化して引出し可能に構成することで、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、図9の例において、両面搬送ユニット95が廃トナー回収容器90の下方に近設されていて、両面搬送ユニット95の位置で紙詰まりした記録媒体Pを除去するために両面搬送ユニット95が画像形成装置本体100に対して引出し可能に引出しユニットとして構成されている場合には、受け部80を上述した給紙ユニット26の代わりに両面搬送ユニット95に一体的に設置することもできる。
これにより、トナーの受け渡しをおこなえるように互いの開口部57Y、72が接続されたプロセスカートリッジ6Yと現像剤補給装置60Yとが設けられて、プロセスカートリッジ6Yが現像剤補給装置60Yに対して着脱されるときに双方の開口部57Y、72の近傍から落下したトナーを受ける受け部80を設けた場合であっても、受け部80が他の部材に干渉する不具合などが生じることなく、受け部80の清掃を比較的容易におこなうことができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電部(帯電装置)と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置(現像部)と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置(クリーニング部)とのうち、少なくとも1つと、像担持体とが、一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるユニットと定義する。
また、本実施の形態では、受け部80を引出しユニットとしての中間転写ベルトユニット15に一体的に設置したが、着脱ユニットとしてのプロセスカートリッジ6Yに両面搬送ユニット95や給紙ユニット26などの他のユニットが近設している場合には、それらを引出しユニットとして受け部80を設けることもできる。
そして、それらのような場合であっても、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
6Y、6M、6C、6K プロセスカートリッジ(着脱ユニット)、
8 中間転写ユニット、
15 中間転写ベルトユニット(引出しユニット)、
30Y、30M、30C、30K トナー容器(現像剤容器)、
58Y ユニット側開口部、
60Y、60M、60C、60K 現像剤補給装置(本体側装置)、
72 本体側開口部、
75 シャッタ、
80 受け部、
85 シール材、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)。
Claims (7)
- 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置された着脱ユニットと、
前記着脱ユニットのユニット側開口部に接続される本体側開口部を具備し、前記ユニット側開口部及び前記本体側開口部を介して前記着脱ユニットとの間で現像剤の受け渡しがおこなわれる本体側装置と、
前記ユニット側開口部及び前記本体側開口部の下方に配設されて、その位置に落下した現像剤を受けて貯留可能に形成された受け部と、
前記画像形成装置本体に対して引出し可能に設置された引出しユニットと、
を備え、
前記受け部は、前記引出しユニットと一体化されて前記引出しユニットとともに前記画像形成装置本体に対して引出し可能に形成されたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記受け部は、前記引出しユニットを引出す側からみて引出し方向の奥側に配設され、
前記着脱ユニットは、その着脱方向が、前記引出しユニットの引出し方向と同じ方向になるように形成され、
前記引出しユニットは、前記着脱ユニットに近設されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記本体側装置に対して前記着脱ユニットが着脱される動作に連動して、前記ユニット側開口部と前記本体側開口部とのうち少なくとも上方に位置する一方を開閉するシャッタが設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記着脱ユニットは、像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置、又は、それを備えたプロセスカートリッジ、であって、
前記本体側装置は、前記現像装置に現像剤を補給するための現像剤補給装置であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記着脱ユニットは、像担持体の表面に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像装置、又は、それを備えたプロセスカートリッジ、であって、
前記本体側装置は、前記現像装置に収容された現像剤の一部又は全部を回収するための現像剤回収装置であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記本体側装置は、像担持体の表面に付着した未転写トナーを除去するクリーニング装置であって、
前記着脱ユニットは、前記クリーニング装置によって除去された未転写トナーを廃トナーとして回収するための廃トナー回収容器であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記引出しユニットは、その表面に像担持体に担持されたトナー像が1次転写されて当該トナー像を記録媒体の表面に2次転写するための中間転写ベルトユニット、像担持体に担持されたトナー像を記録媒体の表面に転写するための転写ユニット、記録媒体が収容される給紙ユニット、オモテ面に画像が形成された後の記録媒体のウラ面に画像を形成するために当該記録媒体を反転して搬送する両面搬送ユニット、のうちのいずれかであることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
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