JP2017197071A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】盗難の抑止力を容易に向上させることが可能な車両を提供する。
【解決手段】車両本体に設けられたスタンド本体61が駐車時に支持状態となることにより車両本体が路面に対して支持される。支持状態から車両本体が路面に対して支持されない不支持状態へのスタンド本体61の移行が規制部材63により規制される。ここで、乗員により操作スイッチが操作されると、操作スイッチから指令が制御部に発信されることにより乗員が携帯する固有の携帯機の認証が行われる。制御部による認証が成立すると、操作スイッチから指令が駆動部62に発信されることにより規制部材63が許容状態に切り替えられる。そのため、支持状態から不支持状態へのスタンド本体61の移行が許容される。
【選択図】図5

Description

本発明は、センタースタンド装置を備えた車両に関する。
自動二輪車等の車両には、センタースタンドが設けられることがある。自動二輪車の乗員は、駐輪時にセンタースタンドを下方に回動させることにより、車体を安定した状態で自立させることができる(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたセンタースタンドは、センタースタンド本体および補助金具を含む。センタースタンド本体は、二輪車の駐輪時には下方に回動し、二輪車の走行時には上方に回動する。補助金具は、上方に回動したときのセンタースタンド本体の回転角度を規制する。
センタースタンド本体および補助金具のそれぞれには、鍵孔が形成される。二輪車の駐輪時には、センタースタンド本体の鍵孔は補助金具の鍵孔に対向する。二輪車の使用者は、対向するセンタースタンド本体の鍵孔と補助金具の鍵孔とに盗難防止用の鍵を施錠することができる。
特開平11−59520号公報
特許文献1には、上記の施錠を行うことにより二輪車を確実に走行不能とし、かつ、鍵の取り外しを不可能とすることができることが記載されている。しかしながら、二輪車の使用ごとにセンタースタンドを解錠することは面倒であり、使用者に大きな負担が生じる。また、その負担の大きさのため、日常的に施錠が実施されなくなることがある。この場合、二輪車の盗難の抑止力が低下する。
本発明の目的は、盗難の抑止力を容易に向上させることが可能な車両を提供することである。
(1)本発明に係る車両は、固有の携帯機を携帯する使用者により使用される車両であって、車両本体と、携帯機を認証する認証部と、使用者により操作可能な第1の操作部と、センタースタンド装置とを備え、センタースタンド装置は、車両本体を路面に対して支持する支持状態と車両本体を路面に対して支持しない不支持状態とに移行可能に車両本体に設けられるスタンド本体と、支持状態から不支持状態へのスタンド本体の移行を許容する許容状態と支持状態から不支持状態へのスタンド本体の移行を規制する規制状態との間で切り替え可能に設けられる規制部材と、規制部材を許容状態に切り替える駆動部とを含み、第1の操作部は、認証部に対して携帯機の認証を行わせる指令を発信し、かつ、認証部による認証が成立していることを条件として駆動部に対して規制部材を許容状態に切り替える指令を発信する。
この車両においては、車両本体に設けられたスタンド本体が駐車時に支持状態となることにより車両本体が路面に対して支持される。支持状態から車両本体が路面に対して支持されない不支持状態へのスタンド本体の移行が規制部材により規制される。ここで、使用者により第1の操作部が操作されると、第1の操作部から指令が認証部に発信されることにより使用者が携帯する固有の携帯機の認証が行われる。認証部による認証が成立すると、第1の操作部から指令が駆動部に発信されることにより規制部材が許容状態に切り替えられる。そのため、支持状態から不支持状態へのスタンド本体の移行が許容される。
この構成によれば、第1の操作部への操作により携帯機が認証されることと、この認証の成立を条件として規制部材が駆動部により許容状態へと切り替えられることとが連動する。この場合、使用者は、解錠の操作を行うことなく規制部材を規制状態から許容状態に切り替えることができる。それにより、スタンド本体を支持状態から不支持状態に移行させるための使用者の負担が低減され、利便性が向上する。したがって、使用者は、駐車時にスタンド本体が支持状態から不支持状態に移行しないように規制部材を規制状態にする操作を日常的に実施しやすくなる。その結果、車両の盗難の抑止力を容易に向上させることができる。
(2)スタンド本体は、支持状態と不支持状態とに移行するように車両本体に対して相対的に回動可能に設けられ、規制部材は、許容状態でスタンド本体に当接しない第1の位置と、規制状態でスタンド本体に当接することにより支持状態から不支持状態への移行を阻止する第2の位置とに移動可能に設けられ、センタースタンド装置は、スタンド本体を不支持状態と支持状態との間の状態から支持状態へ向かう方向に付勢する付勢部材と、支持状態において付勢部材により付勢されたスタンド本体の回動を阻止する阻止部材とをさらに含み、スタンド本体が支持状態にありかつ規制部材が第2の位置にあるときにスタンド本体と規制部材との間に隙間が形成されてもよい。
この場合、規制部材が支持状態のスタンド本体とは接触しない。これにより、規制部材の規制状態と許容状態との切り替えが阻害されることを防止することができる。
(3)センタースタンド装置は、スタンド本体を車両本体に保持する保持部材をさらに含み、駆動部は、保持部材に取り付けられてもよい。この場合、駆動部がスタンド本体の近傍に取り付けられる。これにより、駆動部および規制部材を含む構成がコンパクトになる。その結果、駆動部の動力を規制部材へ伝達するための伝達部の破壊等を防止し、車両の盗難を抑止することができる。
(4)車両は、駆動部に電気的に接続される電源をさらに備え、駆動部は、電源から電力が供給されているときに規制部材の切り替えを行い、電源からの電力の供給が遮断されたときに規制部材を規制状態に切り替えてもよい。
この場合、配線の切断等により電源から駆動部への電力の供給が遮断されたときには、規制部材が規制状態に維持される。そのため、スタンド本体を不支持状態にすることができない。これにより、車両の盗難を抑止することができる。
(5)車両は、車両本体に対して回動可能に設けられるハンドルバーと、ハンドルバーの左右の端部にそれぞれ設けられる左右のグリップとをさらに備え、第1の操作部は、左のグリップの右側および右のグリップの左側のいずれか一方に隣り合って設けられてもよい。
この場合、使用者はグリップを握った状態で第1の操作部を操作することにより、携帯機の認証と規制部材の許容状態への切り替えとを同時に行うことができる。それにより、使用者はスタンド本体を路面に対する不支持状態にする車両への操作をグリップを握ったまま直ちに行うことができ、利便性が向上する。
(6)車両は、第1の操作部が隣り合うグリップの近傍に設けられるブレーキ操作子をさらに備えてもよい。使用者は通常、スタンド本体を路面に対する不支持状態にした直後にブレーキを作用させて車両の前方への移動を抑制する。上記の構成によれば、使用者はブレーキ操作子に対する操作をグリップを握ったまま行うことができるので、利便性が向上する。
(7)車両は、車両本体に設けられ、車両の推進力を発生させる駆動装置をさらに備え、第1の操作部は、駆動装置を起動させる指令を発信してもよい。この場合、使用者は、認証部に対して携帯機の認証を行わせ、駆動部に対して規制部材を許容状態に切り替え、駆動装置を起動させるための一連の動作をグリップを握ったまま行うことができる。これにより、操作性を良好にすることができる。
(8)駆動部は、規制部材を移動させるアクチュエータ本体と、アクチュエータ本体を収容するケーシングとを含み、アクチュエータ本体は、規制部材をケーシングから第1の長さだけ突出させることにより規制部材を規制状態に切り替え、規制部材の少なくとも一部をケーシング内に引き込むことにより規制部材を許容状態に切り替えてもよい。
この場合、駆動部と規制部材とが一体化されるため、センタースタンド装置を小型化することができる。また、アクチュエータ本体および規制部材をケーシングにより保護することができる。
(9)駆動部は、規制状態での規制部材の突出方向が車幅方向における内方を向くように配置されてもよい。この場合、ケーシングおよび車両本体により規制部材へのアクセスが制限される。これにより、規制部材の破壊が防止される。その結果、車両の盗難をより効果的に抑止することができる。
(10)規制部材は、許容状態においてケーシングから第1の長さよりも短い第2の長さだけ突出してもよい。
この場合、許容状態においても規制部材の一部がケーシングから突出する。これにより、ケーシングの開口を通して突出する規制部材が許容状態に切り替えられたときでもケーシングの開口が規制部材で閉塞された状態が維持される。その結果、ケーシング内への浸水を防止することができる。
(11)センタースタンド装置は、駆動部を収容するカバー部材をさらに含んでもよい。この場合、他者による駆動部へのいたずらが防止される。これにより、車両の盗難を抑止することができる。
(12)車両は、使用者により操作可能な第2の操作部をさらに備え、駆動部は、スタンド本体が支持状態にありかつ第2の操作部が操作されたときに規制部材を許容状態から規制状態に切り替えてもよい。
この場合、使用者は、スタンド本体を不支持状態から支持状態に移行させた後、施錠の操作を行うことなく規制部材を許容状態から規制状態に切り替えることができるので、使用者の負担が低減され、利便性が向上する。したがって、使用者は、駐車時にスタンド本体が支持状態から不支持状態に移行しないように規制部材を規制状態にする操作を日常的に実施しやすくなる。その結果、車両の盗難の抑止力を容易に向上させることができる。
本発明によれば、車両の盗難の抑止力を容易に向上させることができる。
本発明の一実施の形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。 センタースタンド装置を示す斜視図である。 図2のセンタースタンド装置の駆動部を示す斜視図である。 カバー部材の平面図、左側面図および背面図である。 支持状態におけるスタンド本体およびその近傍を示す斜視図である。 不支持状態におけるスタンド本体およびその近傍を示す斜視図である。 ハンドル部材の構成を示す斜視図である。 自動二輪車の制御系を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態に係る車両の一例として、自動二輪車について図面を用いて説明する。
(1)自動二輪車
図1は、本発明の一実施の形態に係る自動二輪車を示す左側面図である。以下の説明において、前後方向とは、車両本体を基準とした前後方向を意味し、左右方向とは、車両本体を基準とした左右方向を意味し、上下方向とは、車両本体を基準とした上下方向を意味する。図1および以降の図には、方向を表す矢印が適宜示される。また、内方とは、左右方向において車両本体の中心面に近づく方向を意味する。さらに、正面視とは、車両前方の位置から後方に向かって自動二輪車100を見ることを意味する。
図1に示すように、自動二輪車100は、前後方向に延びる車体フレーム10を備える。車体フレーム10の前端には、略上下方向に延びるヘッドパイプ11が形成される。略上下方向に延びるステアリングシャフト(ステムシャフト)21がヘッドパイプ11に挿入される。
左右一対のフォークパイプ22がステアリングシャフト21の左方および右方にそれぞれ配置され、図示しない接続部材によりステアリングシャフト21に接続される。一対のフォークパイプ22の下部の間に前輪23が回転可能に支持される。一対のフォークパイプ22の上部にハンドル部材30が接続される。ハンドル部材30が操作されることにより、前輪23がヘッドパイプ11に対して回動する。
エンジンユニット40が車体フレーム10の後部において車体フレーム10により支持される。車体フレーム10とエンジンユニット40とにより車両本体1が構成される。エンジンユニット40の後部から後方へ延びるようにリアアーム51がエンジンユニット40に取り付けられる。リアアーム51の後部に後輪52が回転可能に支持される。エンジンユニット40は、例えば単気筒のエンジン41を含む。エンジン41により発生される動力により後輪52が回転駆動される。これにより、自動二輪車100の推進力が発生する。
後輪52の前方において、エンジンユニット40の下部には、センタースタンド装置60が取り付けられる。センタースタンド装置60は、車両本体1を路面に対して支持可能なスタンド本体61を含む。センタースタンド装置60の詳細については後述する。
エンジンユニット40の上方に制御部2が設けられる。制御部2は、例えばECU(Engine Control Unit;エンジン制御装置)である。制御部2は、マイクロコンピュータであってもよい。制御部2は、乗員が携帯する携帯機を認証してセンタースタンド装置60の動作を制御するとともに、エンジンユニット40の動作等を制御する。また、車体フレーム10の前方には、バッテリ3が設けられる。バッテリ3は、自動二輪車100に設けられる種々の電装部品に電力を供給するとともに、センタースタンド装置60に電力を供給する。
(2)センタースタンド装置の構成
図2は、センタースタンド装置60を示す斜視図である。図3は、図2のセンタースタンド装置60の駆動部62を示す斜視図である。図2に示すように、センタースタンド装置60は、スタンド本体61、駆動部62、規制部材63(図3)、一対の保持部材64および付勢部材65を含む。スタンド本体61は、車両本体1に対して回動することにより支持状態と不支持状態とに移行可能である。ここで、支持状態はスタンド本体61が図1の車両本体1を路面に対して支持する状態であり、不支持状態はスタンド本体61が車両本体1を路面に対して支持しない状態である。
以下、スタンド本体61が支持状態にある場合における構成要素の配置を説明する。図2に示すように、スタンド本体61は、一対の棒状の支持部61a、棒状の接続部61b、棒状のステップ部61cおよび当接部61dを含む。一対の支持部61aは、左右方向に離間しかつ上下方向に延びる。接続部61bは、一対の支持部61aの上下方向における略中央部間を接続する。したがって、一対の支持部61aおよび接続部61bは、正面視において略H形状を有する。
ステップ部61cは、乗員がスタンド本体61を不支持状態から支持状態に移行させる際にキック操作される。ステップ部61cは、左方の支持部61aの下端近傍から後方に延びるように設けられる。当接部61dは、例えば板金によりループ形状に形成され、左方の支持部61aの上端近傍に取り付けられる。当接部61dは、スタンド本体61の回動に伴い、左右方向に略直交する面(以下、回動面と呼ぶ。)内で回動する。当接部61dの詳細については後述する。
一対の保持部材64は、左右方向に離間した状態で図1のエンジンユニット40を挟み込むようにエンジンユニット40の下部に取り付けられる。各保持部材64は、一対の板状部材641,642、複数の固定部材643,644および軸部材645により構成される。固定部材643,644は、一対の板状部材641,642を互いに連結するとともに、板状部材641,642をエンジンユニット40の下部に固定する。
軸部材645は、一対の板状部材641,642を互いに連結するとともに、支持部61aを回動可能に板状部材641,642に支持する。これにより、スタンド本体61が車両本体1に回動可能に保持される。左方の保持部材64の左側面には、駆動部62が取り付けられる。駆動部62は、左方の保持部材64の板状部材642を挟んでスタンド本体61の当接部61dと対向する。スタンド本体61を不支持状態と支持状態との間の状態から支持状態へ向かう方向に付勢するように、付勢部材65が左方の支持部61aと左方の保持部材64との間に取り付けられる。
図3に示すように、駆動部62は、アクチュエータ本体62aおよびケーシング62bを含む。アクチュエータ本体62aは、ケーシング62b内に収容され、図1の制御部2およびバッテリ3に電気的に接続される。ケーシング62bは、略直方体形状を有する。ケーシング62bの右側面には、円形の開口部62hが形成される。
規制部材63は、例えば円柱形状を有するピン部材であり、ケーシング62bの開口部62hから部分的に突出する状態でケーシング62bに収容される。この場合、駆動部62と規制部材63とが一体化されるため、センタースタンド装置60を小型化することができる。また、アクチュエータ本体62aおよび規制部材63をケーシング62bにより保護することができる。
規制部材63は、アクチュエータ本体62aにより規制状態と許容状態とに切り替えられる。ここで、規制状態は、規制部材63の先端が長さL1だけケーシング62bから突出した状態である。許容状態は、規制部材63の先端が長さL1よりも小さい長さL2だけケーシング62bから突出した状態である。図3においては、規制状態における規制部材63が一点鎖線で示される。
具体的には、アクチュエータ本体62aは、規制部材63をケーシング62bから長さL1だけ突出させることにより規制部材63を規制状態に切り替える。また、アクチュエータ本体62aは、規制部材63をケーシング62b内に引き込むことにより規制部材63を許容状態に切り替える。この場合、規制部材63が許容状態に切り替えられたときでもケーシング62bの開口部62hが規制部材63で閉塞された状態が維持される。その結果、ケーシング62b内への水等の浸入を防止することができる。
センタースタンド装置60は、駆動部62を収容するカバー部材をさらに含む。図4(a),(b),(c)は、それぞれカバー部材66の平面図、左側面図および背面図である。図4(a)〜(c)のカバー部材66は、例えば合成樹脂により形成され、駆動部62を左方から覆うように駆動部62を収容する。
この場合、カバー部材66により駆動部62へのアクセスが制限されるので、他者による駆動部62へのいたずらが防止される。また、カバー部材66は、カウルとして自動二輪車100の外的美観を維持する意匠的機能を有する。さらに、自動二輪車100の乗員および他者が駆動部62を足場にする等の誤った操作を駆動部62に加えることが防止される。
(3)センタースタンド装置の動作
図5は、支持状態におけるスタンド本体61およびその近傍を示す斜視図である。図5においては、スタンド本体61と駆動部62との位置関係を容易にするために、保持部材64の板状部材641,642を点線で図示している。後述する図6においても同様である。
図5に示すように、左方の保持部材64の板状部材641,642には、左右方向に貫通する開口部64hが形成される。当接部61dは、板状部材641,642間に位置する。板状部材641,642間には阻止部64a(ストッパ)が設けられる。阻止部64aは、支持状態において付勢部材65により付勢されたスタンド本体61の当接部61dに当接する。それにより、スタンド本体61の前方への回動が阻止される。
スタンド本体61の支持状態においては、規制部材63の先端が保持部材64の開口部64hを通して長さL1だけケーシング62bから右方に突出する。これにより、規制部材63が規制状態となる。規制状態においては、規制部材63はスタンド本体61の当接部61dの上方を通って当接部61dの回動面に交差する。
当接部61dは、規制部材63の外周面の形状に対応する凹状の当接面61eを有する。当接面61eは、スタンド本体61が支持状態にあるときに規制状態の規制部材63の外周面の下部から後部に近接して対向するように設けられる。この場合、スタンド本体61が後方に回動すると、当接部61dが規制部材63に当接することとなる。そのため、スタンド本体61が支持状態から不支持状態へ移行することができない。
また、スタンド本体61が支持状態にありかつ規制部材63が規制状態であるときには、当接部61dと規制部材63との間に微小な隙間CLが形成される。この場合、規制部材63が支持状態の当接部61dとは接触しない。これにより、規制部材63の規制状態と許容状態との切り替えが阻害されることを防止することができる。
図6は、不支持状態におけるスタンド本体61およびその近傍を示す斜視図である。後述するように、乗員が携帯する携帯機を図1の制御部2が認証した場合には、規制部材63がケーシング62b内に引き込まれる。これにより、図6に示すように、規制部材63が長さL2だけケーシング62bから右方に突出し、規制部材63が許容状態となる。
許容状態においては、規制部材63は当接部61dの回動面に交差せず、回動面よりも左方に位置する。したがって、規制部材63は当接部61dに当接しない。これにより、図6に太い矢印で示すように、スタンド本体61が後方に回動して不支持状態に移行することが可能になる。
一方で、携帯機を携帯しない者は規制部材63を許容状態に切り替えることができず、スタンド本体61を不支持状態に移行させることができない。これにより、自動二輪車100の盗難を抑止することができる。また、駆動部62は、規制状態での規制部材63の突出方向が車幅方向における内方(本例では右方)を向くように配置される。この場合、ケーシング62b、車両本体1および後輪52等により規制部材63へのアクセスが制限される。これにより、規制部材63の破壊が防止される。その結果、自動二輪車100の盗難をより効果的に抑止することができる。
駆動部62は、スタンド本体61の近傍に取り付けられることが好ましい。本実施の形態では、駆動部62はスタンド本体61の近傍である保持部材64に取り付けられる。この場合、駆動部62および規制部材63を含む構成がコンパクトになる。また、アクチュエータ本体62aの動力を規制部材63へ伝達するための伝達部の破壊等を防止し、自動二輪車100の盗難をより効果的に抑止することができる。
(4)携帯機の認証
図7は、ハンドル部材30の構成を示す斜視図である。図7に示すように、ハンドル部材30は、ハンドルバー31、ハンドルカバー32、左右一対のグリップ33および左右一対のブレーキレバー34を含む。ハンドルバー31は、左右方向に延び、車両本体1に対して回動可能に設けられる。ハンドルバー31の左右方向における中央部がハンドルカバー32により覆われる。ハンドルバー31の左端および右端に一対のグリップ33がそれぞれ取り付けられる。一対のグリップ33の前方に一対のブレーキレバー34がそれぞれ取り付けられる。
ハンドル部材30には、操作スイッチSW1,SW2を含む複数の操作スイッチが設けられる。操作スイッチSW1は、右のグリップ33の左側に隣り合うように設けられることが好ましい。この場合、乗員はグリップ33を握った状態で操作スイッチSW1を操作することができる。操作スイッチSW1は、左のグリップ33の右側に隣り合うように設けられてもよい。操作スイッチSW2は、例えばハンドルバー31の左右方向における中央部近傍において、ハンドルカバー32から露出するように設けられる。操作スイッチSW1,SW2の機能については後述する。
図8は、自動二輪車100の制御系を示すブロック図である。図8の自動二輪車100の初期状態においては、自動二輪車100が駐車場に駐車されていることを想定する。この場合、図5に示すように、スタンド本体61は支持状態にあり、規制部材63は規制状態にある。この状態で、自動二輪車100の乗員が操作スイッチSW1を操作すると、操作スイッチSW1は携帯機SKの認証を行わせる認証指令を制御部2に発信する。携帯機SKは、例えばいわゆるスマートキーであり、自動二輪車100を所有する乗員により携帯される。
制御部2は、操作スイッチSW1からの認証指令に応答して、自動二輪車100の付近(例えば1メートル以内)に存在する携帯機SKの認証を行う。制御部2は、認証に失敗(認証不成立)すると、自動二輪車100に設けられた他の操作スイッチの操作を受け付けない。
一方、制御部2は、認証に成功(認証成立)すると、自動二輪車100に設けられた他の操作スイッチの操作を受け付ける。この場合、操作スイッチSW1は、規制部材63を許容状態に切り替える第1の切替指令を制御部2に発信する。アクチュエータ本体62aには、配線CAを通してバッテリ3から電力が供給される。制御部2は、第1の切替指令に応答して、規制部材63を引き込むようにアクチュエータ本体62aを制御する。これにより、規制部材63が許容状態に切り替えられる。
また、認証成立後、操作スイッチSW1は、エンジン41を起動させる起動指令を制御部2に発信する。これにより、エンジン41が起動し、自動二輪車100を推進させることが可能になる。
さらに、自動二輪車100の使用後、乗員は、自動二輪車100を駐車場に駐車し、スタンド本体61を不支持状態から支持状態に回動させる。ここで、乗員が操作スイッチSW2を操作すると、操作スイッチSW2は、規制部材63を規制状態に切り替える第2の切替指令を制御部2に発信する。制御部2は、第2の切替指令に応答して、規制部材63を突出させるようにアクチュエータ本体62aを制御する。これにより、規制部材63が規制状態に切り替えられる。したがって、携帯機SKを携帯しない者はスタンド本体61を不支持状態にすることができない。
本実施の形態においては、アクチュエータ本体62aは、バッテリ3から電力が供給されているときに規制部材63の切り替えを行う。また、アクチュエータ本体62aは、バッテリ3からの電力の供給が遮断されたときには、規制部材63を規制状態に切り替える。例えば、配線CAの切断等によりバッテリ3から駆動部62への電力の供給が遮断されたときには、規制部材63が規制状態に維持される。そのため、スタンド本体61を不支持状態にすることが不可能になる。これにより、自動二輪車100の盗難を抑止することができる。
また、上述したように、乗員は図7のグリップ33を握った状態で操作スイッチSW1を操作することができるので、携帯機SKの認証と規制部材63の許容状態への切り替えとを簡単な操作で行うことができる。それにより、乗員はスタンド本体61を不支持状態にする操作をグリップ33を握ったまま直ちに行うことができ、利便性が向上する。
特に、本実施の形態では、使用者は、制御部2に対して携帯機SKの認証を行わせ、アクチュエータ本体62aに対して規制部材63を許容状態に切り替え、エンジン41を起動させるための一連の動作をグリップ33を握ったまま行うことができる。これにより、操作性をより良好にすることができる。
さらに、乗員は通常、スタンド本体61を不支持状態にした直後にブレーキを作用させて自動二輪車100の前方への移動を抑制する。図7の例では、操作スイッチSW1が一方のグリップ33に隣り合うように設けられ、ブレーキレバー34がグリップ33の近傍に設けられる。この配置によれば、乗員はブレーキレバー34に対する操作をグリップ33を握ったまま行うことができるので、利便性が向上する。
(5)効果
本実施の形態に係る自動二輪車100においては、操作スイッチSW1の操作により携帯機SKが認証されることと、この認証の成立を条件として規制部材63が駆動部62により許容状態へと切り替えられることとが連動する。この場合、乗員は、解錠の操作を行うことなく規制部材63を規制状態から許容状態に切り替えることができる。それにより、スタンド本体61を支持状態から不支持状態に移行させるための乗員の負担が低減され、利便性が向上する。
また、乗員は、スタンド本体61を不支持状態から支持状態に移行させた後、操作スイッチSW2を操作することにより、施錠の操作を行うことなく規制部材63を許容状態から規制状態に切り替えることができる。そのため、乗員の負担が低減され、利便性が向上する。
この構成によれば、乗員は、駐車時にスタンド本体61が支持状態から不支持状態に移行しないように規制部材63を規制状態にする操作を日常的に実施しやすくなる。その結果、自動二輪車100の盗難の抑止力を容易に向上させることができる。
(6)請求項の各構成要素と実施の形態の各部との対応関係
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、携帯機SKが携帯機の例であり、自動二輪車100が車両の例であり、車両本体1が車両本体の例であり、制御部2が認証部の例である。操作スイッチSW1,SW2がそれぞれ第1および第2の操作部の例であり、センタースタンド装置60がセンタースタンド装置の例であり、スタンド本体61がスタンド本体の例である。規制部材63が規制部材の例であり、駆動部62が駆動部の例であり、付勢部材65が付勢部材の例であり、阻止部64aが阻止部材の例であり、隙間CLが隙間の例であり、保持部材64が保持部材の例である。
バッテリ3が電源の例であり、ハンドルバー31がハンドルバーの例であり、グリップ33がグリップの例であり、ブレーキレバー34がブレーキ操作子の例であり、エンジン41が駆動装置の例である。アクチュエータ本体62aがアクチュエータ本体の例であり、ケーシング62bがケーシングの例であり、長さL1,L2がそれぞれ第1および第2の長さの例であり、カバー部材66がカバー部材の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、センタースタンド装置を備えた種々の車両に有効に利用することができる。
1 車両本体
2 制御部
3 バッテリ
10 車体フレーム
11 ヘッドパイプ
21 ステアリングシャフト
22 フォークパイプ
23 前輪
30 ハンドル部材
31 ハンドルバー
32 ハンドルカバー
33 グリップ
40 エンジンユニット
41 エンジン
51 リアアーム
52 後輪
60 センタースタンド装置
61 スタンド本体
61a 支持部
61b 接続部
61c ステップ部
61d 当接部
61e 当接面
62 駆動部
62a アクチュエータ本体
62b ケーシング
62h,64h 開口部
63 規制部材
64 保持部材
64a 阻止部
65 保持部材
100 自動二輪車
641,642 板状部材
643,644 固定部材
645 軸部材
CA 配線
CL 隙間
L1,L2 長さ
SW1,SW2 操作スイッチ
本発明によれば、前記目的は、独立請求項1の特徴を有する車両によって解決される。好ましい実施例は、従属請求項中で規定されている。
(1)本発明に係る車両は車両本体と、車両の使用者を認証する認証部と、使用者により操作可能な第1の操作部と、センタースタンド装置とを備え、センタースタンド装置は、車両本体を路面に対して支持する支持状態と車両本体を路面に対して支持しない不支持状態とに移行可能に車両本体に設けられるスタンド本体と、支持状態から不支持状態へのスタンド本体の移行を許容する許容状態と支持状態から不支持状態へのスタンド本体の移行を規制する規制状態との間で切り替え可能に設けられる規制部材と、規制部材を許容状態に切り替える駆動部とを含み、第1の操作部は、認証部に対して認証を行わせる指令を発信し、かつ、認証部による認証が成立していることを条件として駆動部に対して規制部材を許容状態に切り替える指令を発信する。
この車両においては、車両本体に設けられたスタンド本体が駐車時に支持状態となることにより車両本体が路面に対して支持される。支持状態から車両本体が路面に対して支持されない不支持状態へのスタンド本体の移行が規制部材により規制される。ここで、使用者により第1の操作部が操作されると、第1の操作部から指令が認証部に発信されることにより認証が行われる。認証部による認証が成立すると、第1の操作部から指令が駆動部に発信されることにより規制部材が許容状態に切り替えられる。そのため、支持状態から不支持状態へのスタンド本体の移行が許容される。
この構成によれば、第1の操作部への操作により認証されることと、この認証の成立を条件として規制部材が駆動部により許容状態へと切り替えられることとが連動する。この場合、使用者は、解錠の操作を行うことなく規制部材を規制状態から許容状態に切り替えることができる。それにより、スタンド本体を支持状態から不支持状態に移行させるための使用者の負担が低減され、利便性が向上する。したがって、使用者は、駐車時にスタンド本体が支持状態から不支持状態に移行しないように規制部材を規制状態にする操作を日常的に実施しやすくなる。その結果、車両の盗難の抑止力を容易に向上させることができる。
(5)車両は、車両本体に対して回動可能に設けられるハンドルバーと、ハンドルバーの左右の端部にそれぞれ設けられる左右のグリップとをさらに備え、第1の操作部は、ハンドルバーに設けられてもよい。
この場合、使用者はグリップを握った状態で第1の操作部を操作することにより認証と規制部材の許容状態への切り替えとを同時に行うことができる。それにより、使用者はスタンド本体を路面に対する不支持状態にする車両への操作をグリップを握ったまま直ちに行うことができ、利便性が向上する。
(6)第1の操作部は、左のグリップの右側および右のグリップの左側のいずれか一方に隣り合って設けられてもよい。
)車両は、ハンドルバーに設けられるブレーキ操作子をさらに備えてもよい。使用者は通常、スタンド本体を路面に対する不支持状態にした直後にブレーキを作用させて車両の前方への移動を抑制する。上記の構成によれば、使用者はブレーキ操作子に対する操作をグリップを握ったまま行うことができるので、利便性が向上する。
(8)ブレーキ操作子は、第1の操作部が隣り合うグリップの近傍に設けられてもよい。
)車両は、車両本体に設けられ、車両の推進力を発生させる駆動装置をさらに備え、第1の操作部は、駆動装置を起動させる指令を発信してもよい。この場合、使用者は、認証部に対して認証を行わせ、駆動部に対して規制部材を許容状態に切り替え、駆動装置を起動させるための一連の動作をグリップを握ったまま行うことができる。これにより、操作性を良好にすることができる。
10)駆動部は、規制部材を移動させるアクチュエータ本体と、アクチュエータ本体を収容するケーシングとを含み、アクチュエータ本体は、規制部材をケーシングから第1の長さだけ突出させることにより規制部材を規制状態に切り替え、規制部材の少なくとも一部をケーシング内に引き込むことにより規制部材を許容状態に切り替えてもよい。
11)駆動部は、規制状態での規制部材の突出方向が車幅方向における内方を向くように配置されてもよい。この場合、ケーシングおよび車両本体により規制部材へのアクセスが制限される。これにより、規制部材の破壊が防止される。その結果、車両の盗難をより効果的に抑止することができる。
12)規制部材は、許容状態においてケーシングから第1の長さよりも短い第2の長さだけ突出してもよい。
13)センタースタンド装置は、駆動部を収容するカバー部材をさらに含んでもよい。この場合、他者による駆動部へのいたずらが防止される。これにより、車両の盗難を抑止することができる。
14)車両は、使用者により操作可能な第2の操作部をさらに備え、駆動部は、スタンド本体が支持状態にありかつ第2の操作部が操作されたときに規制部材を許容状態から規制状態に切り替えてもよい。
この場合、使用者は、スタンド本体を不支持状態から支持状態に移行させた後、施錠の操作を行うことなく規制部材を許容状態から規制状態に切り替えることができるので、使用者の負担が低減され、利便性が向上する。したがって、使用者は、駐車時にスタンド本体が支持状態から不支持状態に移行しないように規制部材を規制状態にする操作を日常的に実施しやすくなる。その結果、車両の盗難の抑止力を容易に向上させることができる。
15車両は使用者により携帯される固有の携帯機と組み合わせて提供され、認証部は携帯機の認証を行い、第1の操作部は、認証部に対して携帯機の認証を行わせる指令を発信してもよい。

Claims (12)

  1. 固有の携帯機を携帯する使用者により使用される車両であって、
    車両本体と、
    前記携帯機を認証する認証部と、
    使用者により操作可能な第1の操作部と、
    センタースタンド装置とを備え、
    前記センタースタンド装置は、
    前記車両本体を路面に対して支持する支持状態と前記車両本体を路面に対して支持しない不支持状態とに移行可能に前記車両本体に設けられるスタンド本体と、
    前記支持状態から前記不支持状態への前記スタンド本体の移行を許容する許容状態と前記支持状態から前記不支持状態への前記スタンド本体の移行を規制する規制状態との間で切り替え可能に設けられる規制部材と、
    前記規制部材を前記許容状態に切り替える駆動部とを含み、
    前記第1の操作部は、前記認証部に対して前記携帯機の認証を行わせる指令を発信し、かつ、前記認証部による認証が成立していることを条件として前記駆動部に対して前記規制部材を前記許容状態に切り替える指令を発信する、車両。
  2. 前記スタンド本体は、前記支持状態と前記不支持状態とに移行するように前記車両本体に対して相対的に回動可能に設けられ、
    前記規制部材は、前記許容状態で前記スタンド本体に当接しない第1の位置と、前記規制状態で前記スタンド本体に当接することにより前記支持状態から不支持状態への移行を阻止する第2の位置とに移動可能に設けられ、
    前記センタースタンド装置は、
    前記スタンド本体を前記不支持状態と前記支持状態との間の状態から前記支持状態へ向かう方向に付勢する付勢部材と、
    前記支持状態において前記付勢部材により付勢された前記スタンド本体の回動を阻止する阻止部材とをさらに含み、
    前記スタンド本体が前記支持状態にありかつ前記規制部材が前記第2の位置にあるときに前記スタンド本体と前記規制部材との間に隙間が形成される、請求項1記載の車両。
  3. 前記センタースタンド装置は、前記スタンド本体を前記車両本体に保持する保持部材をさらに含み、
    前記駆動部は、前記保持部材に取り付けられる、請求項1または2記載の車両。
  4. 前記駆動部に電気的に接続される電源をさらに備え、
    前記駆動部は、前記電源から電力が供給されているときに前記規制部材の切り替えを行い、前記電源からの電力の供給が遮断されたときに前記規制部材を前記規制状態に切り替える、請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両。
  5. 前記車両本体に対して回動可能に設けられるハンドルバーと、
    前記ハンドルバーの左右の端部にそれぞれ設けられる左右のグリップとをさらに備え、
    前記第1の操作部は、前記左のグリップの右側および前記右のグリップの左側のいずれか一方に隣り合って設けられる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両。
  6. 前記第1の操作部が隣り合うグリップの近傍に設けられるブレーキ操作子をさらに備える、請求項5記載の車両。
  7. 前記車両本体に設けられ、前記車両の推進力を発生させる駆動装置をさらに備え、
    前記第1の操作部は、前記駆動装置を起動させる指令を発信する、請求項5または6記載の車両。
  8. 前記駆動部は、
    前記規制部材を移動させるアクチュエータ本体と、
    前記アクチュエータ本体を収容するケーシングとを含み、
    前記アクチュエータ本体は、前記規制部材を前記ケーシングから第1の長さだけ突出させることにより前記規制部材を前記規制状態に切り替え、前記規制部材の少なくとも一部を前記ケーシング内に引き込むことにより前記規制部材を前記許容状態に切り替える、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両。
  9. 前記駆動部は、前記規制状態での前記規制部材の突出方向が車幅方向における内方を向くように配置される、請求項8記載の車両。
  10. 前記規制部材は、前記許容状態において前記ケーシングから前記第1の長さよりも短い第2の長さだけ突出する、請求項8または9記載の車両。
  11. 前記センタースタンド装置は、前記駆動部を収容するカバー部材をさらに含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の車両。
  12. 使用者により操作可能な第2の操作部をさらに備え、
    前記駆動部は、前記スタンド本体が前記支持状態にありかつ前記第2の操作部が操作されたときに前記規制部材を前記許容状態から前記規制状態に切り替える、請求項1〜11のいずれか一項に記載の車両。
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