JP2023097146A - ヘルメット保持機構 - Google Patents

ヘルメット保持機構 Download PDF

Info

Publication number
JP2023097146A
JP2023097146A JP2021213326A JP2021213326A JP2023097146A JP 2023097146 A JP2023097146 A JP 2023097146A JP 2021213326 A JP2021213326 A JP 2021213326A JP 2021213326 A JP2021213326 A JP 2021213326A JP 2023097146 A JP2023097146 A JP 2023097146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
helmet
moving member
handle
hole
holding mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021213326A
Other languages
English (en)
Inventor
俊一 中林
Shunichi Nakabayashi
健一 田中
Kenichi Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2021213326A priority Critical patent/JP2023097146A/ja
Publication of JP2023097146A publication Critical patent/JP2023097146A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Helmets And Other Head Coverings (AREA)

Abstract

【課題】ヘルメットを保持させる作業が容易であり、かつ、外部からハンドルロック機構等へのアクセスを防止し易くすること。【解決手段】ヘルメット保持機構61は、トップブリッジ12に設けられ、ヘルメット50の一部が挿入される孔部60と、ハンドル11がロックされる位置で、孔部60に挿入されたヘルメット50の一部と係止する位置と、ヘルメット50の一部から待避した位置とに移動する移動部材63と、移動部材63を、ヘルメット50の一部に係止する側に付勢する付勢部材65とを備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、ヘルメット保持機構に関する。
鞍乗り型車両には、ヘルメット保持機構を備えたものがある。例えば、自動二輪車のボトムブリッジに、ヘルメットホルダと、ハンドルの操行角度を規制するハンドルストッパーとを兼用する装置を配置した構成が開示されている(例えば特許文献1)。また、イグニッションスイッチに隣接する位置に、イグニッションスイッチに連動するヘルメットホルダ、及びハンドルロック機構を備えた自動二輪車も開示されている(例えば特許文献2)。殆どの鞍乗り型車両には、ハンドルを左右一方に操舵した位置にロックするハンドルロック機構が設けられている。
実開昭56-160183号公報 実開昭58-32081号公報
ところで、従来の構成は、ヘルメットホルダにヘルメットを容易に保持させることが難しい場合がある。一方、ヘルメットをミラーに引っ掛けた場合には、ヘルメットが落下するおそれがある。また、従来の構成は、外部からハンドルロック機構等へのアクセスをヘルメットによって防止することはできない。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、ヘルメットを保持させる作業が容易であり、かつ、外部からハンドルロック機構等へのアクセスを防止し易くすることを目的とする。
ハンドルをロックするハンドルロック機構と、前記ハンドルが固定されるトップブリッジとを備える車両のヘルメット保持機構において、前記トップブリッジに設けられ、ヘルメットの一部が挿入される孔部と、前記ハンドルがロックされる位置で、前記孔部に挿入された前記ヘルメットの一部と係止する位置と、前記ヘルメットの一部から待避した位置とに移動する移動部材と、前記移動部材を、前記ヘルメットの一部に係止する側に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とする。
ヘルメットを保持させる作業が容易であり、かつ、外部からハンドルロック機構等へのアクセスを防止し易くなる。
本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両のハンドル関連の構成を示す図である。 ハンドル周辺を上方から示す図である。 一般的なヘルメットを示す図である。 図2のIV-IV断面を示す図である。 ヘルメット保持機構をトップブリッジの下方側から見た斜視である。 ハンドルを非ロック位置に移動した場合のヘルメット保持機構をトップブリッジと共に示す側断面である。 鞍乗り型車両にヘルメットを保持させた状態を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10のハンドル関連の構成を示す図である。図2は、ハンドル周辺を上方から示す図である。
図1及び図2に示すように、鞍乗り型車両10は、乗員(運転者、ライダーとも称される)が把持する操舵用のハンドル11を有し、ハンドル11は、トップブリッジ12に支持されている。トップブリッジ12は、左右一対のフロントフォーク13の上端を保持し、左右一対のフロントフォーク13の下部に前輪が軸支されている。トップブリッジ12は、車体フレーム14前端のヘッドパイプ14Aに軸支されたステアリングステムに固定され、ステアリングステムと一体に回動する。
車体フレーム14は、ヘッドパイプ14Aから車体後方に向けて延出する左右一対のメインフレーム15(図2)を備えている。トップブリッジ12の後方には、燃料タンク16が配置されている。各図に示す符号16は、燃料を貯留するタンクを上方から覆うタンクカバー、及びタンクの前上方を覆うカバーを含んでいる。
鞍乗り型車両10は、乗員が操作する操作部31と、操作部31の操作に連動してハンドル11を転舵不能にロックするハンドルロック機構32とを備えている。操作部31は、ハンドルロック/ロック解除、及びイグニッションのON/OFF(電気回路のON/OFFを含む)等を行うための操作デバイスであり、いわゆるメインスイッチとして機能する。
図2に示すように、ハンドルロック機構32は、ハンドル11側に設けられたロックピン係合部32Aに、ロックピン32Bが係合することによって、ハンドル11をロックする機構である。図2に示すように、ハンドル11を左右一方側に転舵した状態で、ロックピン係合部32Aに、ロックピン32Bを係合させることができる。以下の説明において、ハンドル11をロックすること、或いは、ハンドル11をロックした状態を、ハンドルロックと適宜に表記する。
ハンドルロック機構32は、図2に示す構成に限定しなくてもよい。
この鞍乗り型車両10は、機械的な鍵を使用せずに、ハンドルロックの解除やイグニッションON等を可能にするキーレス車に構成されている。図1に示すように、キーレスに関わる電装部品として、スマートユニット34、及びECU35を備えている。
スマートユニット34は、スマートコントロールユニットとも称され、スマートエントリーに関する各種の処理を行う。スマートエントリーは、機械的な鍵を使用せずに、イグニッションON等の各動作を可能にする技術である。
スマートユニット34は、操作部31、及びECU35等と電気的に接続され、操作部31の操作情報をECU35に出力する。スマートユニット34は、通信モジュール34Aを有し、通信モジュール34Aによって乗員が携帯する携帯型の通信機器36と近距離無線通信する機能を有している。携帯型の通信機器36は、鞍乗り型車両10専用の通信機器でもよいし、乗員が所有するスマートフォンでもよい。
ECU35は、スマートユニット34の通信結果や操作部31の操作情報を入力し、入力した情報に基づいて、操作部31の操作許可/操作禁止、ハンドルロック/ロック解除、及び、鞍乗り型車両10が有するパワーユニット(内燃機関、又は駆動用モータ)の始動許可/始動禁止等を行う。
また、ECU35は、鞍乗り型車両10の各部を中枢的に制御する車両制御部として機能し、例えば、乗員の運転操作(例えばスロットルグリップの操作)等に基づいて、パワーユニット等を制御する。
図1及び図2に示すように、鞍乗り型車両10は、トップブリッジ12に、ヘルメット50の一部となるリング部材50Aを挿入可能な孔部60を備えると共に、この孔部60に挿入されたリング部材50Aに係合してヘルメット50を鞍乗り型車両10に保持させるヘルメット保持機構61を備えている。
図3は、一般的なヘルメット50を示す図である。
ヘルメット50は、乗員の頭部等を覆うヘルメット本体51と、乗員の顎部に引っ掛かる顎紐部52とを備えている。顎紐部52は、左右一対の紐部材53及54と、これら紐部材53,54を着脱可能に固定する固定部材55と、顎紐部52の長さを調節可能な紐長調整部56と、リング部材50Aとを備えている。
リング部材50Aは、D型の金属製リングであり、Dリング、D環、及び金具とも称される。図2には、固定部材55にワンタッチ式のバックルを用いた場合を示しているが、ワンタッチ式でないバックルを用いた場合にもリング部材50Aは設けられる。
図4は、図2のIV-IV断面を示す図であり、ヘルメット保持機構61をトップブリッジ12と共に示している。図5は、ヘルメット保持機構61をトップブリッジ12の下方側から見た斜視図である。
図4及び図5に示すように、ヘルメット保持機構61は、車体フレーム14に支持される支持プレート62と、支持プレート62上に載置された移動部材63と、移動部材63をトップブリッジ12側に進退自在に囲う囲い部64と、囲い部64内に配置され、移動部材63をトップブリッジ12側に付勢する付勢部材65とを備えている。
支持プレート62は、左側のメインフレーム15に固定され、トップブリッジ12の下方に向けて略水平に延出する。支持プレート62は、ハンドル11を左側に操舵したロック位置に移動した場合に、車体上面視(図2)でハンドルロック機構32と孔部60との間に延在している。
囲い部64は、図5に示すように、支持プレート62の裏側から挿入される締結部材66(例えば2本の締結ボルト)によって支持プレート62に固定される。囲い部64は、支持プレート62上の移動部材63を、トップブリッジ12側に移動自在に囲うと共に、付勢部材65を収容する形状に形成されている。
囲い部62は、上方に開口する開口部62Kを有し、この開口部62K内に、移動部材63に設けられた上方突出部63Tが位置する。この開口部62Kによって、移動部材63の移動範囲が規制される。
付勢部材65は、コイルばねで構成される。但し、付勢部材65は、コイルばね以外の付勢部材でもよい。移動部材63は、付勢部材65によってトップブリッジ12側に移動した位置に保持され、その一部が囲い部64からトップブリッジ12側に露出する。
トップブリッジ12には、ハンドル11を最も左側に操舵した場合(ロック位置に移動した場合に相当)に、移動部材63の先端が当接する壁12Wが設けられる。この壁12Wは、移動部材63を、孔部60を横断する位置に停止させる位置規制部材として機能し、換言すると、孔部60を横断する移動部材63との間に隙間が形成されないようにする部材として機能する。
この壁12W及び付勢部材65によって、移動部材63が、孔部60を水平方向(孔部60に対して直交する方向に相当)に貫通した位置に保持される。
移動部材63の上面には、前下方に傾斜する傾斜面63Mが形成される。この傾斜面63Mには、孔部60内に挿入されたヘルメット50のリング部材50Aが当接する。この当接力が、傾斜面63Mによって、移動部材63を、付勢部材65の付勢力に抗して、トップブリッジ12から離れる側に移動させる分力を発生させる。したがって、乗員等がリング部材50Aを下方に押し込むと、移動部材63が孔部60から待避する位置に移動し、リング部材50Aを更に下方に移動させることができる。
リング部材50Aが更に下方に移動すると、付勢部材65の付勢力によって移動部材63がリング部材50A内を通過し、壁12Wに当接した位置に戻る。これによって、移動部材63がリング部材50Aに係止した状態となり、移動部材63がリング部材50Aの孔部60から抜けなくなる。
つまり、ハンドル11をロックした後、孔部60にヘルメット50のリング部材50Aを差し込む、という簡易な作業を行うだけで、ヘルメット50を鞍乗り型車両10に保持させることが可能になる。
図6は、ハンドル11を非ロック位置に移動した場合のヘルメット保持機構61をトップブリッジ12と共に示す側断面図である。
図6に示すように、ハンドル11を操舵した場合、トップブリッジ12が移動部材63から離間するので、ヘルメット50のリング部材50Aと移動部材63との係合が解除される。これにより、リング部材50Aを孔部60から上方に抜くことができ、ヘルメット50を鞍乗り型車両10から取り外すことができる。 つまり、ハンドル11のロックを解除し、ハンドル11を操舵する、という簡易な作業だけで、ヘルメット50を鞍乗り型車両10から取り外すことが可能になる。
図5に示すように、移動部材63の側面は、垂直に形成されており、換言すると、孔部60が延びる方向に平行な面に形成されている。このため、移動部材63の側面と孔部60の内面との間の隙間を一定にできると共に、その隙間を狭い隙間にし易くなる。これにより、その隙間に、リング部材50Aの一部や、他の部材が噛み込んだり、移動部材63に引っ掛かったりする事態を避けやすくなる。
また、壁12Wは、移動部材63と略同一の幅に形成され、ハンドル11がロックされる位置の場合に、壁12Wの幅全体に移動部材63が当接する。これにより、ハンドル11がロック位置以外の場合に、壁12Wと移動部材63との間に比較的大きい隙間が空き、ヘルメット50をスムーズに鞍乗り型車両10から取り外することができる。また、ハンドル11がロック位置以外の場合に、意図せず孔部60に進入した部材がその隙間に噛み込んだり、移動部材63に引っ掛かったりする事態を避けやすくなる。
図7は、鞍乗り型車両10にヘルメット50を保持させた状態を車体上方から示す図である。説明の便宜上、ヘルメット50を二点鎖線で示している。
本構成では、ヘルメット50がトップブリッジ12及び燃料タンク16の上に載置される。したがって、ヘルメット50を安定して保持させることができ、ヘルメット50を着脱する際にヘルメット50が落下する事態も回避し易くなる。また、ヘルメット50が車体側方に張り出さないので、隣の車両や壁にヘルメット50が接触する事態を避けることができ、狭いエリアの駐車にも好適である。
また、ヘルメット50の開口部を下方に向けた姿勢で保持できるので、雨水等がヘルメット50内に浸入する事態を防止し易くなる。さらに、ヘルメット50によって、ハンドルロック機構32及びヘルメット保持機構61等を外部から視認し難くでき、外部からこれらへのアクセスを防止する効果も期待できる。
なお、操作部31は、ヘルメット50で覆われない位置に配置される。したがって、ヘルメット50を鞍乗り型車両10に保持させた状態でも、正規のユーザ(乗員)が操作部31によってハンドルロックの解除等を操作できる。
また、ハンドルロック機構32は、上方からカバー37で覆われており、上方からハンドルロック機構32へのアクセスが防止される。このカバー37は、ヘルメット保持機構61の一部を上方から覆う形状に形成されている。より具体的には、カバー37は、図2に示すハンドルロックの状態で、トップブリッジ12と燃料タンク16の間に露出するヘルメット保持機構61の露出部分(少なくとも囲い部64、及び移動部材63の露出部分を含む)を、上方から覆う形状に形成されている。このカバー37によって、意図しない第三者がヘルメット保持機構61に外部からアクセスする事態も防止できる。
以上説明したように、本実施形態のヘルメット保持機構61は、トップブリッジ12に設けられる孔部60と、ハンドル11がロックされる位置で、孔部60に挿入されたヘルメット50のリング部材50Aと係止する位置と、リング部材50Aから待避した位置とに移動する移動部材63と、移動部材63をリング部材50Aに係止する側に付勢する付勢部材65とを備えている。
この構成によれば、ヘルメット50を鞍乗り型車両10に保持させる作業が容易になる。また、ヘルメット50によってトップブリッジ12周辺のハンドルロック機構32及びヘルメット保持機構61を覆うことができるので、外部からハンドルロック機構32等へのアクセスを防止し易くなる。
また、トップブリッジ12には、ハンドル11がロックされる位置の場合に、付勢部材65によって付勢された移動部材63が当接し、移動部材63を孔部60と重なる位置に保持させる壁12Aが設けられている。
この構成によれば、移動部材63が壁12Aに当接した状態に保持されるので、孔部60からリング部材50Aが抜けてしまう事態を回避できる。なお、ハンドルロック中にリング部材50Aが抜けてしまう事態を回避できれば、壁12Wを省略してもよい。例えば、移動部材63の先端を、孔部60よりも更に奥側に移動した位置まで突出させたり、リング部材50Aの抜け止め構造を設けたりすることによって、壁12Wを省略しても、リング部材50Aが抜ける事態を回避し易くなる。
また、移動部材63は、孔部60に挿入されたリング部材50Aが当接する当接面となる傾斜面63Mを有している。この傾斜面63Mは、リング部材50Aから作用する力を、付勢部材65の付勢力に抗して、移動部材63をリング部材50Aから待避した位置に移動させる力に作用させる。
この構成によれば、移動部材63を簡単にリング部材50Aに係止させることができる。また、ハンドル11をロックした後に簡単にヘルメット50を鞍乗り型車両10に保持させることが可能になる。なお,傾斜面63Mの形状は適宜に変更してもよい。
また、ヘルメット50の顎紐部52に設けられたリング部材50Aを孔部60に挿入し、ヘルメット50を鞍乗り型車両10に保持させるようにしたので、広く流通するヘルメット50を保持させることが可能になる。
また、移動部材63は、トップブリッジ12と異なる部材に支持され、ハンドル11がロックされる位置から操舵されると移動部材63が孔部60及び壁12Wから待避するので、ハンドル11を操舵するだけでヘルメット50を容易に取り外すことができる。つまり、ヘルメット50の取り外し作業が容易になる。
また、移動部材63の側面は、孔部60が延びる方向に平行な面であるので、移動部材63と孔部60との間に、リング部材50Aや他の部材が噛み込んだり、引っ掛かったりする事態を避けやすくなる。
また、壁12Wは、移動部材23と略同一の幅を有し、ハンドル11がロックされる位置の場合に、壁12Wの幅全体に移動部材63が当接するので、ハンドル11がロックされていないときに、リング部材50Aを速やかに取り外すことができ、かつ、孔部60に進入した他の部材が噛み込んだり、引っ掛かったりする事態を避けやすくなる。
また、このヘルメット保持機構61は、ハンドルロック機構32と、ハンドルロック機構32を乗員が操作するための操作部31とが離間したキーレス車からなる鞍乗り型車両10に搭載されている。これにより、保持したヘルメット50が操作部31の操作を妨げる事態を回避でき、かつ、ヘルメット50を保持した状態でのハンドルロックの解除操作等がし易くなり、操作性を維持し易くなる。
なお、上述の実施形態は本発明の一態様を示すものであり、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、リング部材50Aを移動部材63に係止させる場合を例示したが、リング部材50Aに限定しなくてもよく、ヘルメット50の一部を移動部材63に係止させればよい。例えば、ヘルメット50の任意の位置に、移動部材63に係止可能な部材を設け、この部材を移動部材63に係止させるようにしてもよい。
また、ハンドルロック機構32の各部の形状等は適宜に変更してもよい。
また、キーレスの自動二輪車に適用する場合を説明したが、これに限定されず、本発明を、キーレスでない車両に適用してもよい。また、本発明を、任意の自動二輪車、及び、三輪タイプや四輪タイプを含む鞍乗り型車両等の様々な車両に適用してもよい。
[上記実施の形態によりサポートされる構成]
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)ハンドルをロックするハンドルロック機構と、前記ハンドルが固定されるトッブリッジとを備える車両のヘルメット保持機構において、前記トップブリッジに設けられ、ヘルメットの一部が挿入される孔部と、前記ハンドルがロックされる位置で、前記孔部に挿入された前記ヘルメットの一部と係止する位置と、前記ヘルメットの一部から待避した位置とに移動する移動部材と、前記移動部材を、前記ヘルメットの一部に係止する側に付勢する付勢部材とを備えることを特徴とするヘルメット保持機構。
この構成によれば、ヘルメットを保持させる作業が容易であり、かつ、外部からハンドルロック機構等へのアクセスを防止し易くなる。
(構成2)前記トップブリッジに設けられ、前記ハンドルがロックされる位置の場合に、前記付勢部材によって付勢された前記移動部材が当接し、前記移動部材を前記孔部と重なる位置に保持させる壁を有することを特徴とする構成1に記載のヘルメット保持機構。
この構成によれば、移動部材が壁に当接した状態に保持されるので、移動部材からヘルメットの一部が外れてしまう事態を回避できる。
(構成3)前記移動部材は、前記孔部に挿入された前記ヘルメットの一部が当接する当接面を有し、前記当接面は、前記ヘルメットの一部から作用する力を、前記付勢部材の付勢力に抗して、前記移動部材を前記ヘルメットの一部から待避した位置に移動させる力に作用させる面に形成されていることを特徴とする構成2に記載のヘルメット保持機構。
この構成によれば、移動部材を簡単にヘルメットの一部に係止させることができる。
(構成4)前記ヘルメットの一部は、前記ヘルメットの顎紐部に設けられたリング部材であることを特徴とする構成3に記載のヘルメット保持機構。
この構成によれば、広く流通するヘルメットを保持させることができる。
(構成5)前記移動部材は、前記トップブリッジと異なる部材に支持され、前記ハンドルがロックされる位置から操舵されると前記孔部及び前記壁は前記移動部材から待避することにより、前記孔部から前記ヘルメットの一部を離間できることを特徴とする構成2から4のいずれか一項に記載のヘルメット保持機構。
この構成によれば、ハンドルを操舵するだけでヘルメットを容易に取り外すことができる。
(構成6)前記移動部材の側面は、前記孔部が延びる方向に平行な面であることを特徴とする構成1から4のいずれか一項に記載のヘルメット保持機構。
この構成によれば、移動部材と孔部との間に、ヘルメットの一部や他の部材が噛み込んだり、引っ掛かったりする事態を避けやすくなる。
(構成7)前記壁は、前記移動部材と略同一の幅を有し、前記ハンドルがロックされる位置の場合に、前記壁の幅全体に前記移動部材が当接することを特徴とする構成2に記載のヘルメット保持機構。
この構成によれば、ハンドルがロックされていないときに、ヘルメットの一部を速やかに取り外すことができ、かつ、孔部に進入した他の部材が噛み込んだり、引っ掛かったりする事態を避けやすくなる。
(構成8)当該ヘルメット保持機構は、前記ハンドルロック機構と、前記ハンドルロック機構を乗員が操作するための操作部とが離間したキーレス車に搭載されていることを特徴とする構成1から7のいずれか一項に記載のヘルメット保持機構。
この構成によれば、保持したヘルメットが操作部の操作を妨げる事態を回避し易くなり、操作性を維持し易くなる。
10 鞍乗り型車両
11 ハンドル
12 トップブリッジ
12W 壁
31 操作部
32 ハンドルロック機構
32A ロックピン係合部
32B ロックピン
32K 切り欠き部
37 カバー
50 ヘルメット
50A リング部材
52 顎紐部
60 孔部
61 ヘルメット保持機構
62 支持プレート
63 移動部材
63M 傾斜面(当接面)
64 囲い部
65 付勢部材

Claims (8)

  1. ハンドル(11)をロックするハンドルロック機構(32)と、前記ハンドル(11)が固定されるトップブリッジ(12)とを備える車両のヘルメット保持機構において、
    前記トップブリッジ(12)に設けられ、ヘルメット(50)の一部が挿入される孔部(60)と、
    前記ハンドル(11)がロックされる位置で、前記孔部(60)に挿入された前記ヘルメット(50)の一部と係止する位置と、前記ヘルメット(50)の一部から待避した位置とに移動する移動部材(63)と、前記移動部材(63)を、前記ヘルメット(50)の一部に係止する側に付勢する付勢部材(65)と、
    を備えることを特徴とするヘルメット保持機構。
  2. 前記トップブリッジ(12)に設けられ、前記ハンドル(11)がロックされる位置の場合に、前記付勢部材(65)によって付勢された前記移動部材(63)が当接し、前記移動部材(63)を前記孔部(60)と重なる位置に保持させる壁(12W)を有することを特徴とする請求項1に記載のヘルメット保持機構。
  3. 前記移動部材(63)は、前記孔部(60)に挿入された前記ヘルメット(50)の一部が当接する当接面(63M)を有し、
    前記当接面(63M)は、前記ヘルメット(50)の一部から作用する力を、前記付勢部材(65)の付勢力に抗して、前記移動部材(63)を前記ヘルメット(50)の一部から待避した位置に移動させる力に作用させる面に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のヘルメット保持機構。
  4. 前記ヘルメット(50)の一部は、前記ヘルメット(50)の顎紐部(52)に設けられたリング部材(50A)であることを特徴とする請求項3に記載のヘルメット保持機構。
  5. 前記移動部材(63)は、前記トップブリッジ(12)と異なる部材に支持され、
    前記ハンドル(11)がロックされる位置から操舵されると前記孔部(60)及び前記壁(12W)は前記移動部材(63)から待避することにより、前記孔部(60)から前記ヘルメット(50)の一部を離間できることを特徴とする請求項2から4のいずれか一項に記載のヘルメット保持機構。
  6. 前記移動部材(63)の側面は、前記孔部(60)が延びる方向に平行な面であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のヘルメット保持機構。
  7. 前記壁(12W)は、前記移動部材(63)と略同一の幅を有し、
    前記ハンドル(11)がロックされる位置の場合に、前記壁(12W)の幅全体に前記移動部材(63)が当接することを特徴とする請求項2に記載のヘルメット保持機構。
  8. 当該ヘルメット保持機構(32)は、前記ハンドルロック機構(32)と、前記ハンドルロック機構(32)を乗員が操作するための操作部(31)とが離間したキーレス車に搭載されていることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のヘルメット保持機構。
JP2021213326A 2021-12-27 2021-12-27 ヘルメット保持機構 Pending JP2023097146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021213326A JP2023097146A (ja) 2021-12-27 2021-12-27 ヘルメット保持機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021213326A JP2023097146A (ja) 2021-12-27 2021-12-27 ヘルメット保持機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023097146A true JP2023097146A (ja) 2023-07-07

Family

ID=87005975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021213326A Pending JP2023097146A (ja) 2021-12-27 2021-12-27 ヘルメット保持機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023097146A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8130088B2 (en) Vehicle controler for straddle type vehicle
US7621362B2 (en) Longitudinally slidable seat structure for two- or three-wheeled vehicle
US8237543B2 (en) Motorcycle
ITRM20070191A1 (it) Electronic authentication system for motorcycle
EP2960143A1 (en) Vehicle, operation system for vehicle and method of installing operation system to vehicle
JP4958590B2 (ja) レジャービィークルの盗難防止装置
US10221593B2 (en) Seat lock structure for saddle riding vehicle
EP3925869B1 (en) Straddled vehicle communication and engine control units
JP2023097146A (ja) ヘルメット保持機構
EP2030879B1 (en) A seat assembly for a motorcycle and a motorcycle equipped with such a seat assembly
JP4797758B2 (ja) 自動二輪車の電子認証システム
JP2023097145A (ja) ヘルメット保持機構
JP4478485B2 (ja) 二・三輪車両用前後スライド可能シート構造
JP5878151B2 (ja) 車両のスマートロックモジュール
JP2023093181A (ja) ハンドルロック機構
EP3239026B1 (en) Vehicle
US20230312036A1 (en) Rear carrier for saddled vehicle
JP7366959B2 (ja) シートロック装置
JP3611628B2 (ja) 鞍乗型車両の盗難防止用ロック具の収納装置
US20220177063A1 (en) Straddled vehicle
JP4703328B2 (ja) 自転車用錠装置および自転車
EP3971067B1 (en) Straddled vehicle seat lock
WO2023042664A1 (ja) ロック機構
JP2008207695A (ja) 車両の収納ボックス構造
JP2008162396A (ja) 自動二輪車用ヘルメット保持機構