JP7366959B2 - シートロック装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、シートロック機構のコモナリティや操作ケーブルの配索自由度を向上させることを目的とする。
図1は、本発明の実施の形態に係る鞍乗り型車両10の側面図である。
鞍乗り型車両10は、車体フレーム11と、車体フレーム11に支持されるパワーユニット12と、前輪13を操舵自在に支持するフロントフォーク14と、後輪15を支持するスイングアーム16と、乗員用のシート17とを備える車両である。
鞍乗り型車両10は、乗員がシート17に跨るようにして着座する車両である。シート17は、車体フレーム11の後部の上方に設けられる。
シート17は、リアフレーム20に支持される。
後輪15は、スイングアーム16の後端部に設けられる車軸15aに支持される。
パワーユニット12は、内燃機関である。パワーユニット12は、クランクケース23と、往復運動するピストンを収容するシリンダー部24とを備える。シリンダー部24の排気ポートには、排気装置25が接続される。
パワーユニット12の出力は、パワーユニット12と後輪15とを接続する駆動力伝達部材によって後輪15に伝達される。
フロントフェンダー26は、フロントフォーク14に取り付けられる。リアフェンダー27及びステップ28は、シート17よりも下方に設けられる。燃料タンク29は、車体フレーム11に支持される。
車体カバー30は、ヘッドパイプ18及びフロントフォーク14の上部を前方及び左右側方から覆うフロントカウル31と、フロントカウル31の後方で、燃料タンク29の側面を外側方から覆う左右一対のサイドカバー32と、を備える。
テールカバー35の上方には、荷物等を積載可能なリアキャリア36が設けられている。リアキャリア36は、シートフレーム20aに固定される。
テールカバー35には、テールカバー35を前後方向に貫通する開口35Aが形成されている。開口35Aからは、テールライト37が後方に露出する。
テールライト37の下方には、リアフェンダー27が配置されている。リアフェンダー27は、前後方向に延びる延出部27A(図1参照)と、延出部27Aの後端に形成された略板状のプレートホルダ部27Bと、を備える。リアフェンダー27は、延出部27Aの前端がリアフレーム20の後部に支持される。延出部27Aの後端には、左右一対のリアウインカ38が支持される。リアフェンダー27のプレートホルダ部27Bには、ライセンスプレート39(図1参照)が支持される。
本実施の形態のシート17は、運転者が座るライダーシート41と、ライダーシート41の後方に設けられ同乗者が座るパッセンジャーシート42と、を備える。ライダーシート41は燃料タンク29(図1参照)から後方に延びてリアキャリア36の前端部まで延びる。パッセンジャーシート42は、ライダーシート41から後方に延びる。本実施の形態では、ライダーシート41と、パッセンジャーシート42と、は別体である。
荷台部36Aは、車両側面視では、後上がりに傾斜する。荷台部36Aには、開口部36A1(図2参照)が形成されている。開口部36A1は、テールカバー35の上面との間に前後方向に貫通する開口形状を形成する。リアキャリア36の荷台部36Aには、荷物等を収納可能な不図示の収納部を設置可能である。
基部36B1、36C1は、シートフレーム(シートレール)20aに支持される。基部36B1、36C1は、車両側面視でパッセンジャーシート42に重複しており(図1参照)、パッセンジャーシート42の下部は、基部36B1、36C1により側方から覆われている。
グラブレール部本体36B2、36C2は、パッセンジャーシート42の同乗者が把持可能な部分である。グラブレール部本体36B2、36C2は、前後方向では、パッセンジャーシート42の前端部42Aに対応する位置から後方に延び荷台部36Aの前端に接続される。
図4に示すように、鞍乗り型車両10の後部には、左右のリアカバー34と、リアキャリア36と、燃料タンク29(図1参照)との囲み形状により開口45が形成されている。開口45はシート17が装着されている場合には、図3に示すように、シート17で閉塞される。
リアフレーム20には、シートロック装置60が設けられる。シートロック装置60は、シート17の取り外しを規制するシートロック機構70と、シートロック機構70を操作するキーシリンダ機構90と、を備える。
シートロック機構70は、リアフレーム20のブリッジ50に支持される。キーシリンダ機構90は、左側のシートフレーム20aに支持される。
ブリッジ本体部51には、厚み方向に貫通する長孔51Aが形成されている。長孔51Aは前後方向に延びている。長孔51Aには、シート底板42B(図5参照)に設けられたロック係合部材としてのストライカー42C(図5参照)が進入可能である。ストライカー42Cは、下方が閉じたU字状に形成されており、シート底板42Bから下方に延出する。ストライカー42Cは、シート17が装着された場合に、長孔51Aを通じてブリッジ本体部51よりも下方に進入可能である。本実施の形態では、ストライカー42Cはパッセンジャーシート42のシート底板42Bに設けられている。
図6に示すように、長孔51Aの後部左側には、上下方向に貫通するボルト挿通孔51B(図8参照)が形成されている。ボルト挿通孔51Bの前方には、位置決め孔51Cが形成されている。また、ブリッジ本体部51の後面51Dには、ボルト挿通孔51Bの径方向外側である左後方に対応して、後面51Dに対して後方に突出する突出面51Eが形成されている。後面51Dおよび突出面51Eの接続部分により、ブリッジ本体部51には、L字状に切り欠き形状が形成されている。後面51Dおよび突出面51Eの接続部分により、ストッパ受部51Fが構成される。本実施の形態では、折り曲げ板状のストッパ部75Bが係合するストッパ受部51Fは、L字状の切り欠き形状の構成であるが、ストッパ受部51Fは、切り欠き形状に限定されず、例えば、段部、開口、スリットなどの2面を形成してストッパ部75Bを受けられる形状であればよい。
操作子72は、係合スペース71D1を横断した係合位置(図9参照)と、係合スペース71D1からガイド溝71B1側に退避した退避位置(図10参照)との間を移動可能である。操作子72は、不図示の付勢部材により、係合位置に向けて付勢されている。これにより、操作子72は、退避位置側に移動しても、操作ケーブル73から操作力が作用しない場合には、不図示の付勢部材の付勢力により係合位置に戻る。
キーシリンダ91は、キー差し込み面91A(図1参照)を有する。キー差し込み面91Aは、左側のリアカバー34に設けられた開口から左側に露出している。キー差し込み面91Aに、キー93が差し込まれてキー93が回動されると、キーシリンダ91の回動部91Bが回動する。回動部91Bには操作ケーブル73が接続される。
また、ケーブルステー75は、ブリッジ本体部51の上面に配置される。ケーブルステー75では、固定部75Aがボルト挿通孔51Bの上方に配置され、ストッパ部75Bがストッパ受部51Fに係合される。
また、ケーブルステー75では、ストッパ部75Bがストッパ受部51Fに係合しており、後面51Dおよび突出面51Eという異なる角度の二面に当接している。ここで、インナーケーブル79が押し引きされる際には、アウターケーブル78とキャップ部材82とを介して、ケーブルステー75には、インナーケーブル79の押し引き移動に伴うボルト76回りの回転力が作用するが、ストッパ部75Bおよびストッパ受部51Fによりケーブルステー75のいずれのボルト76回りの回転も規制されている。
シートロック機構70では、不図示の付勢部材の付勢力により、操作子72は、係合位置(図9参照)に保持される。このとき、操作子72のロック面72A2にストライカー42C(図5参照)が係合し、ストライカー42Cが上方に移動することが規制されている。よって、パッセンジャーシート42の取り外しが規制される。また、パッセンジャーシート42の下方のライダーシート41も取り外しが規制されている。すなわち、シート17の取り外しが規制されている。
上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
上記実施の形態は、以下の構成をサポートする。
この構成によれば、ケーブルステーをシートロック機構と別体とすることで、レイアウト自由度を高くできる。また、レイアウト自由度が高くなるため、コモナリティにも寄与することができる。したがって、シートロック機構のコモナリティや操作ケーブルの配索自由度を向上させることができる。
この構成によれば、シートロック機構への外部からのアクセスを阻害できるので盗難防止に寄与する。
この構成によれば、簡単な構造でシートロック機構とケーブルステーをブリッジに支持することができる。
この構成によれば、操作子はケーブルステーによって覆われており外部からのアクセスを阻害できるので盗難防止に寄与する。
この構成によれば、インナーケーブルに対する外部からのアクセスを阻害できるので盗難防止に寄与する。
この構成によれば、操作ケーブルの操作に伴ってケーブルステーにボルト回りの回転力が作用しても、回り止め部により回転を規制できると共に、折り曲げ板とストッパ受部という簡素な構成で回り止めができるので、コモナリティも確保し易くできる。
17 シート
20a シートフレーム(シートレール)
42B シート底板
42C ストライカー
50 ブリッジ
51B ボルト挿通孔
51F ストッパ受部
60 シートロック装置
70 シートロック機構
72 操作子
73 操作ケーブル
75 ケーブルステー
75A 固定部
75B ストッパ部(回り止め部)
76 ボルト
78 アウターケーブル
79 インナーケーブル
Claims (6)
- 乗員が座るシート(17)を着脱可能に設けた鞍乗り型車両(10)が備えるシートロック装置において、
左右一対のシートレール(20a)間に設けられるブリッジ(50)の下面にシートロック機構(70)を備え、
前記シートロック機構(70)はシート底板(42B)に設けられるストライカー(42C)に係合する操作子(72)と、前記操作子(72)を操作する操作ケーブル(73)と、を有し、
前記操作ケーブル(73)を保持するケーブルステー(75)は、前記シートロック機構(70)とは別体に設けられ、前記シートロック機構(70)の後側に位置して、前記ブリッジ(50)に固定されることを特徴とするシートロック装置。 - 乗員が座るシート(17)を着脱可能に設けた鞍乗り型車両(10)が備えるシートロック装置において、
左右一対のシートレール(20a)間に設けられるブリッジ(50)にシートロック機構(70)を備え、
前記シートロック機構(70)はシート底板(42B)に設けられるストライカー(42C)に係合する操作子(72)と、前記操作子(72)を操作する操作ケーブル(73)と、を有し、
前記操作ケーブル(73)を保持するケーブルステー(75)は、前記シートロック機構(70)とは別体に設けられ、前記ブリッジ(50)に固定され、
前記シートロック機構(70)は前記ブリッジ(50)の下面に取り付けられ、前記ケーブルステー(75)は前記シートロック機構(70)の後側に位置することを特徴とするシートロック装置。 - 前記シートロック機構(70)と前記ケーブルステー(75)は共締めされることを特徴とする請求項1又は2に記載のシートロック装置。
- 前記操作子(72)は前記シートロック機構(70)と前記ケーブルステー(75)の間に配置されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシートロック装置。
- 前記操作ケーブル(73)はアウターケーブル(78)とインナーケーブル(79)からなり、前記操作子(72)と接続する前記インナーケーブル(79)は後方を前記ケーブルステー(75)で覆われることを特徴とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシートロック装置。
- 前記ブリッジ(50)は、上下方向に貫通するボルト挿通孔(51B)と、前記ボルト挿通孔(51B)の径方向外側に形成されたストッパ受部(51F)とを備え、
前記ケーブルステー(75)は、前記ボルト挿通孔(51B)に挿通されるボルト(76)が挿通される固定部(75A)と、前記固定部(75A)の径方向外側に形成された折り曲げ板状の回り止め部(75B)と、を備え、
前記回り止め部(75B)は、前記ストッパ受部(51F)と係合することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のシートロック装置。
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JP2021062282A JP7366959B2 (ja) | 2021-03-31 | 2021-03-31 | シートロック装置 |
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JP2012096606A (ja) | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Honda Motor Co Ltd | 鞍乗型車両の後部構造 |
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- 2021-03-31 JP JP2021062282A patent/JP7366959B2/ja active Active
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