JP2017196980A - 乗員検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より安定的に、精度よく、車両のシートに対する乗員の着座状態を検知することのできる乗員検知装置を提供すること。【解決手段】乗員検知装置20は、シートに設けられた荷重センサ11を備える。荷重センサ11は、センサ電極25が設けられたセンサ基板22と、センサ基板22の表面22sに露出するセンサ電極25の検出面25sとの間に隙間を有してセンサ電極25を覆うカバー部材30と、これらのセンサ基板22及びカバー部材30を収容するケース21とを備える。カバー部材30は、弾力性を有した導電ゴム31を用いて形成される。また、荷重センサ11は、シート荷重に基づきセンサ電極25に対向するカバー部材30の天井部30bを押圧して当該カバー部材30を弾性変形させる荷重伝達部材33を備える。そして、荷重センサ11は、そのカバー部材30の天井部30bとセンサ電極25との間の静電容量に基づいたセンサ信号を出力する。【選択図】図5

Description

本発明は、乗員検知装置に関するものである。
従来、車両の乗員検知装置には、例えば、特許文献1に記載のように、シートフレームとスライドレールとの間に設けられた歪センサを用いてシート荷重を検出するものがある。また、例えば、特許文献2に記載のように、シート表皮の内側にセンサ電極を配置した静電容量センサを用いるものがある。更に、例えば、特許文献3に記載の乗員検知装置は、シートクッションの下方に液体(ジェル)が充填されたブラダ(袋体)を配置する。そして、その袋体の内圧変化に基づいて、シートに対する乗員の着座状態を検知する構成になっている。
特開2011−16424号公報 特開2006−242907号公報 米国特許第7059446号明細書
しかしながら、上記特許文献1の記載の従来技術は、例えば、シートスライドやリクライニング等のシート操作、或いは衝突発生時等、シートの骨格に設けられた歪みセンサが、その設置部位に生じた形状変化や位置変化の影響を受けやすい。そして、これにより生ずる誤差が検出精度向上の妨げとなる可能性がある。また、上記特許文献2の記載の従来技術は、その静電容量センサのセンサ電極がシートの着座面方向に電気力線を放射する構造である。このため、例えば、シート上に載置された飲料等の液体、或いは電気機器(パソコン等)をノイズ源とする外乱の影響を受けやすいという問題がある。そして、上記特許文献3の記載の従来技術のように液体が充填されたブラダの内圧を検出する構成では、ブラダ内の液体が温度変化の影響を受けやすく、これにより、その荷重検出の安定性を担保することが難しいという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、より安定的に、精度よく、車両のシートに対する乗員の着座状態を検知することのできる乗員検知装置を提供することにある。
上記課題を解決する乗員検知装置は、センサ電極と、前記センサ電極に対向する導体部と、シート荷重が入力されることにより移動して前記センサ電極と前記導体部との間の静電容量を変化させる移動体と、前記静電容量に基づいたセンサ信号を出力する信号出力部と、を備えることが好ましい。
即ち、センサ電極と当該センサ電極に対向する導体部との間の静電容量に基づいたセンサ信号を出力する構成を採用することで、そのシートに対する配置部位に生じた形状変化や位置変化、或いは温度変化の影響を受け難くなる。また、センサ電極に対向する導体部が、そのセンサ電極が放射する電気力線を遮蔽することで、シートの着座面上に載置された飲料等の液体、或いは電気機器(パソコン等)をノイズ源とする外乱の影響を受け難くなる。そして、これにより、より安定的に、精度よく、そのシートに対する乗員の着座状態を検知することができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記シート荷重に応じた前記移動体と前記センサ電極との間の相対変位量を規定する変位量規定部を備えることが好ましい。
上記構成によれば、精度よく、センサ電極と移動体の間の静電容量に基づき移動体に対する入力荷重を検出、即ちシートの着座面に入力されたシート荷重を検出することができる。そして、このシート荷重の検出値に基づいて、例えば、そのシートに着座する乗員の体格判定や着座面に載置された荷物の判別等、高精度な乗員検知を行うことができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記センサ電極との間に隙間を有して該センサ電極を覆う弾性変形可能な導体からなるカバー部材を備えることが好ましい。
上記構成によれば、このカバー部材を導体部及び移動体として機能させることができる。また、その弾力性に基づいて、シート荷重に応じた移動体とセンサ電極との間の相対変位量を規定することができる。そして、これにより、より安定的に、精度よく、そのシートに対する乗員の着座状態を検知することができるとともに、併せて、その構成の簡素化、及び装置の小型化を図ることができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記センサ電極を有するセンサ基板と、前記センサ基板及び前記カバー部材を収容するケースと、前記シート荷重を前記カバー部材に伝達して該カバー部材を弾性変形させる荷重伝達部材と、を備えることが好ましい。
上記構成によれば、高い耐久性及び信頼性を確保することができる。そして、その配置自由度を向上させることができる。
上記課題を解決する乗員検知装置は、前記ケースは、クッションパッドを上方に支持するクッションスプリングに固定されるとともに、前記荷重伝達部材は、前記クッションパッドが上側から当接するように構成されることが好ましい。
上記構成によれば、例えば、シート操作等に起因してシートの骨格に形状変化や位置変化が生じた場合であっても、その影響を受け難くなる。また、例えば、シートバックに後方の乗員がもたれ掛かる等、そのシートバックに対する荷重入力の影響を受け難くなる。そして、これにより、より安定的に、精度よく、そのシートに対する乗員の着座状態を検知することができる。
また、衝突発生時においても大荷重の入力が発生し難い。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。更に、路面の傾斜等により車両に傾きが生じた場合であっても、その影響を受け難いという利点がある。そして、これにより、複雑な制御ロジックを要することなく、少ない数で、精度よく、そのシートに対する乗員の着座状態を検知することができる。加えて、その着座面との間にクッションパッドを介することで良好な座り心地を担保することができる。
本発明によれば、より安定的に、精度よく、車両のシートに対する乗員の着座状態を検知することができる。
車両のシートに設けられた乗員検知装置の概略構成図。 クッションパッドの下方に配置された荷重センサを示す図。 荷重センサの斜視図。 荷重センサの分解斜視図。 荷重センサの断面図(図3におけるV−V断面)。 センサ基板の平面図。 センサ基板の分解断面図(図6におけるVII−VII断面)。 荷重センサの作用説明図(無負荷時)。 荷重センサの作用説明図(低負荷時)。 荷重センサの作用説明図(高負荷時)。 入力荷重と静電容量との関係を示すグラフ。 乗員検知判定の処理手順を示すフローチャート。 (a)(b)は、荷重センサの別例を示す図(a:対向面積及び対向距離変化、b:対向距離変化)。 (a)〜(c)は、荷重センサの別例を示す図(対向面積変化)。 (a)(b)は、荷重センサの別例を示す図(誘電率変化)。
以下、車両用のシートに設けられた乗員検知装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、車両用のシート1は、シートクッション2と、このシートクッション2の後端部に設けられたシートバック3と、を備えている。本実施形態では、車両の床部4には、車両前後方向に延びる左右一対のロアレール5が設けられている。また、これらの各ロアレール5には、それぞれ、その延伸方向に沿って当該ロアレール5上を相対移動するアッパレール6が装着されている。そして、本実施形態のシート1は、これらの各ロアレール5及びアッパレール6が形成するシートスライド装置10の上方に支持されている。
また、図1及び図2に示すように、本実施形態のシート1において、シートクッション2には、荷重センサ11が設けられている。具体的には、本実施形態のシートクッション2は、クッションスプリング12の上方にクッションパッド13を支持する構成になっている。また、荷重センサ11は、このクッションスプリング12に固定されることにより、クッションパッド13の下方に配置されている。更に、この荷重センサ11が出力するセンサ信号Sdは、ECU(制御装置)15に入力されるようになっている。そして、本実施形態では、これにより、そのシート1に対する乗員の着座状態を検知することが可能な乗員検知装置20が構成されている。
尚、本実施形態のクッションパッド13は、例えば、発泡ウレタン等、スポンジ素材を用いて形成されている。また、クッションスプリング12には、連続してS字状に折り曲げられた所謂「Sバネ」が用いられている。更に、本実施形態では、シート1における荷重伝播状態の評価・解析に基づいて、その荷重センサ11の搭載位置が最適化されている。そして、本実施形態の乗員検知装置20は、これにより、この一つの荷重センサ11によって、適切な乗員検知を行うことが可能になっている。
(荷重センサ)
次に、本実施形態における荷重センサ11の構成について説明する。
図3〜図5に示すように、本実施形態の荷重センサ11は、扁平略四角箱状の外形を有してクッションスプリング12に固定されるケース21と、このケース21内に収容されるセンサ基板22と、を備えている。
具体的には、本実施形態のケース21は、底板部23aの周縁に立設された周壁部23bの先端部分にフランジ部23cを有するケース本体23と、そのフランジ部23cに固定されることにより当該ケース本体23の開口端を閉塞する矩形略平板状の蓋部24と、を備えて構成されている。また、本実施形態のセンサ基板22は、その矩形をなす平板形状の長手方向に離間した二位置に設けられた一対のセンサ電極25を有している。そして、これらのセンサ電極25が設けられた表面22sをケース本体23の開口端側(図5中、上側)に向けた状態で、その底板部23aに固定される構成になっている。
更に、本実施形態の荷重センサ11は、センサ基板22の表面22sに露出した各センサ電極25の検出面25sとの間に隙間を有して当該各センサ電極25を覆うカバー部材30を備えている。尚、説明の便宜上、各図中、このカバー部材30、センサ電極25、及び後述する荷重伝達部材33については、それぞれ、寸法を誇張して記載するものとする。
具体的には、本実施形態の各カバー部材30は、扁平略有蓋円筒状の外形を有している。また、これらのカバー部材30は、その周壁部30aの先端がセンサ基板22の表面22sに当接する状態で当該センサ基板22に固定されている。そして、これにより、その蓋部分に相当する略円板状の天井部30bがセンサ基板22の表面22sに対向する状態で、センサ電極25を覆うように構成されている。
また、本実施形態の荷重センサ11において、これらの各カバー部材30は、弾力性を有した導電ゴム31を用いて形成されている。更に、ケース21の蓋部24には、これらの各カバー部材30に対向する二位置において、その蓋部24を厚み方向(図5中、上下方向)に貫通する貫通する一対の挿通孔32が設けられている。そして、本実施形態の荷重センサ11は、これらの各挿通孔32に挿通される一対の荷重伝達部材33を備えている。
具体的には、本実施形態の荷重センサ11において、各荷重伝達部材33は、ケース21の蓋部24に設けられた各挿通孔32と略等しい(僅かに小さな)直径を有した略円柱状の外形を有している。また、これらの各荷重伝達部材33は、軸方向の一端側(図5中、下側の端部、押圧端33a)がカバー部材30の天井部30bに当接する状態で各挿通孔32に挿通されることにより、その軸方向の他端側(図5中、上側の端部、受圧端33b)がケース21の外部に突出するように構成されている。そして、これら各荷重伝達部材33の受圧端33b側には、径方向外側に拡開する略円板状のフランジ部34が設けられている。
また、本実施形態の荷重センサ11は、ケース21の蓋部24を上方に向けた状態でクッションスプリング12に固定される。そして、これにより、その各挿通孔32からケース21外に突出する各荷重伝達部材33の受圧端33b(のフランジ部34)に対してクッションパッド13が上側から当接する構成になっている。
即ち、本実施形態の荷重センサ11は、シート1の着座面1sに入力されたシート荷重Wに基づきクッションパッド13が各荷重伝達部材33を押し下げることにより、これら各荷重伝達部材33がケース21内のセンサ基板22に固定された各カバー部材30の天井部30bを押圧する構成になっている。更に、本実施形態の荷重センサ11は、これにより各カバー部材30が弾性変形することで、当該各カバー部材30の天井部30bと各センサ電極25との間の静電容量が変化するように構成されている。そして、本実施形態の荷重センサ11は、これにより、そのセンサ電極25とカバー部材30の天井部30bとの間の静電容量に基づいたセンサ信号Sdを、上記ECU15に対して出力する構成になっている。
詳述すると、図6に示すように、本実施形態の荷重センサ11において、センサ基板22の表面22sには、略円形状のセンサ電極25が形成されるとともに、このセンサ電極25の周縁を囲む態様で接地電極35が形成されている。また、本実施形態のカバー部材30は、このセンサ基板22の表面22sに形成された接地電極35に対し、その周壁部30aの先端が当接する状態でセンサ基板22に固定される。更に、センサ基板22の表面22sには、そのセンサ電極25を所定の検出電位に駆動するセンサIC37が実装されている。そして、本実施形態の荷重センサ11は、これにより検出されるセンサ電極25とカバー部材30の天井部30bとの間の静電容量Cに基づくセンサ信号Sd、詳しくは、その値に応じて出力レベルが変化するセンサ信号Sdを上記ECU15に対して出力する構成になっている。
さらに詳述すると、図7に示すように、本実施形態のセンサ基板22は、4枚の回路基板L1〜L4を積層することにより形成されている。具体的には、上記センサ電極25及びその径方向外側を囲む接地電極35は、最上層の回路基板L1に形成されている。また、最下層(第4層)の回路基板L4には、その実装面(図7中、上側の面)の全面に接地電極35が形成されている。更に、中間層(第2層及び第3層)構成する各回路基板L2,L3には、最上層の回路基板L1においてセンサ電極25が形成された部分を囲むように、所謂「白抜き」した状態の接地電極35が形成されている。そして、本実施形態のセンサ基板22は、これにより、その接地電極35がセンサ基板22の表面22sに露出した検出面25s以外の部位から放射する電気力線を遮蔽する構成になっている。
また、図8〜図10に示すように、本実施形態のカバー部材30は、クッションパッド13を介して各荷重伝達部材33に伝達されるシート荷重Wに基づき当該各荷重伝達部材33がカバー部材30の天井部30bを押し下げる力が大きい程、より大きく弾性変形するように構成されている。そして、これにより、その天井部30bに対する入力荷重F、即ちシート荷重Wに応じた当該天井部30bとセンサ電極25との間の相対変位量を規定する構成になっている。
具体的には、本実施形態のカバー部材30は、その天井部30bに対する入力荷重Fが大きいほど(F0<F1<F2)、当該天井部30bとセンサ電極25との間の対向距離dが縮まるように構成されている(d0>d1>d2)。更に、本実施形態のカバー部材30は、天井部30bが押し下げられた状態においても、そのセンサ電極25に対向する部分が、当該センサ電極25に対して略平行な状態に保たれる。そして、これにより、そのセンサ電極25に対向する部分の面積(対向面積s)が略一定に維持される構成になっている。
即ち、次式に示すように、互いに対向する2つの導体間の静電容量Cは、両者の間の対向面積s及び誘電率εに比例し、両者の間の対向距離dに反比例する。従って、2つの導体間の対向面積sが一定である場合には、両者の対向距離dが短い程、その静電容量Cが大きくなる。
C=ε×(s/d) …(1)
尚、式中の誘電率εは、真空中の誘電率ε0に対して材料に依存する比誘電率εrを乗じた値である(ε=ε0×εr)。そして、本実施形態の荷重センサ11は、これにより、そのカバー部材30の天井部30bに対する入力荷重Fが大きいほど、当該カバー部材30の天井部30bとセンサ電極25との間の静電容量Cが大きくなるように構成されている。
具体的には、図11に示すように、本実施形態の荷重センサ11は、そのカバー部材30の天井部30bに対する入力荷重Fに略比例して当該カバー部材30の天井部30bとセンサ電極25との間の静電容量Cが変化するように構成されている。そして、本実施形態の乗員検知装置20は、これにより、そのシート1に対する乗員の着座状態を高精度に検知することが可能となっている。
詳述すると、図12のフローチャートに示すように、本実施形態の乗員検知装置20において、ECU15は、先ず、荷重センサ11から入力されるセンサ信号Sdに示されたセンサ電極25とカバー部材30の天井部30bとの間の静電容量Cの検出値を取得する(ステップ101)。更に、ECU15は、この取得した静電容量Cの検出値に基づいて、そのカバー部材30の天井部30bに対する入力荷重Fを検出する(ステップ102)。そして、本実施形態のECU15は、この検出された入力荷重Fの検出値を換算することで、そのシート1の着座面1sに入力されたシート荷重Wを検出する(ステップ103)。
次に、本実施形態のECU15は、上記ステップ103において検出したシート荷重Wが予め定められた所定の閾値W1以上であるか否か判定する(ステップ104)。そして、シート荷重Wの検出値が所定の閾値W1以上であると判定した場合(ステップ104:YES)には、その荷重センサ11が設けられたシート1に対して大人の乗員が着座しているものと判定する(ステップ105)。
また、本実施形態のECU15は、上記ステップ104において、シート荷重Wの検出値が所定の閾値W1に満たないと判定した場合(ステップ104:NO)には、続いて、そのシート荷重Wの検出値が所定の閾値W1よりも低い値に設定された所定の閾値W2以上であるか否かを判定する(ステップ106)。そして、本実施形態のECU15は、シート荷重Wの検出値が所定の閾値W1以上であると判定した場合(ステップ106:YES)には、その荷重センサ11が設けられたシート1に対して小柄な大人の乗員が着座しているものと判定する(ステップ107)。
更に、本実施形態のECU15は、上記ステップ106において、シート荷重Wの検出値が所定の閾値W2に満たないと判定した場合(ステップ106:NO)、その荷重センサ11が設けられたシート1には、大人の乗員が着座していない判定する。そして、この場合、シート1は空席である、或いは子供の乗員が着座している、又はその着座面1s上に荷物が載置されているものとして取り扱う構成になっている(ステップ108)。
以上、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)荷重センサ11は、センサ電極25が設けられたセンサ基板22と、センサ基板22の表面22sに露出するセンサ電極25の検出面25sとの間に隙間を有して当該センサ電極25を覆うカバー部材30と、これらのセンサ基板22及びカバー部材30を収容するケース21と、を備える。カバー部材30は、弾力性を有した導電ゴム31を用いて形成される。また、荷重センサ11は、シート荷重Wに基づきセンサ電極25に対向するカバー部材30の天井部30bを押圧して当該カバー部材30を弾性変形させる荷重伝達部材33を備える。そして、荷重センサ11は、そのカバー部材30の天井部30bとセンサ電極25との間の静電容量Cに基づいたセンサ信号Sdを出力する。
上記構成によれば、カバー部材30の天井部30bが、そのセンサ電極25に対向する導体部Xc、及びシート荷重Wが入力されることにより移動してセンサ電極25と導体部Xcとの間の静電容量Cを変化させる移動体Xmとして機能する(図8〜図11参照)。
即ち、センサ電極25と当該センサ電極25に対向する導体部Xcとの間の静電容量Cに基づいたセンサ信号Sdを出力する構成を採用することで、そのシート1に対する配置部位に生じた形状変化や位置変化、或いは温度変化の影響を受け難くなる。また、センサ電極25に対向する導体部Xcとしての天井部30bを含むカバー部材30が、そのセンサ電極25が放射する電気力線を遮蔽することで、着座面1s上に載置された飲料等の液体、或いは電気機器(パソコン等)をノイズ源とする外乱の影響を受け難くなる。そして、これにより、より安定的に、精度よく、そのシート1に対する乗員の着座状態を検知することができる。
また、弾力性のある導電ゴム31を用いて形成されたカバー部材30が、導体部Xc及び移動体Xmとして機能することで、構成の簡素化、及び装置の小型化を図ることができる。更に、センサ電極25が設けられたセンサ基板22及びカバー部材30をケース21内に収容し、荷重伝達部材33を介してカバー部材30にシート荷重Wを伝達する構成を採用することで、高い耐久性及び信頼性を確保することができる。そして、その配置自由度を向上させることができる。
(2)荷重センサ11は、カバー部材30の天井部30bに対する入力荷重Fに略比例して、当該カバー部材30の天井部30bとセンサ電極25との間の静電容量Cが変化するように構成される。
上記構成によれば、そのカバー部材30が、天井部30bに対する入力荷重Fに応じた当該天井部30bとセンサ電極25との間の相対変位量を規定する変位量規定部Xrとして機能する。そして、これにより、精度よく、そのセンサ電極25とカバー部材30の天井部30bとの間の静電容量Cに基づき当該天井部30bに対する入力荷重F、即ちシート1の着座面1sに入力されたシート荷重Wを検出することができる。更に、このシート荷重Wの検出値に基づいて、例えば、そのシート1に着座する乗員の体格判定や着座面1sに載置された荷物の判別等、高精度な乗員検知を行うことができる。そして、その導体部Xc及び移動体Xmとして機能するカバー部材30が、更に変位量規定部Xrとして機能することで、より一層、その構成の簡素化、及び装置の小型化を図ることができる。
(3)荷重センサ11は、ケース21がクッションスプリング12に固定されることにより、クッションパッド13の下方に配置される。そして、そのケース21の外部に突出した荷重伝達部材33の受圧端33bに対してクッションパッド13が上側から当接するように構成される。
上記構成によれば、シート操作等に起因してシート1の骨格に形状変化や位置変化が生じた場合であっても、その影響を受け難くなる。また、例えば、シートバック3に後方の乗員がもたれ掛かる等、そのシートバック3に対する荷重入力の影響を受け難くなる。そして、これにより、より安定的に、精度よく、そのシート1に対する乗員の着座状態を検知することができる。
また、衝突発生時においても大荷重の入力が発生し難い。そして、これにより、高い信頼性を確保することができる。更に、路面の傾斜等により車両が傾いた場合であっても、その影響を受け難いという利点がある。そして、これにより、複雑な制御ロジックを要することなく、少ないセンサ数で、精度よく、そのシート1に対する乗員の着座状態を検知することができる。加えて、その着座面1sとの間にクッションパッド13を介することで良好な座り心地を担保することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、カバー部材30は、天井部30bが荷重伝達部材33に押圧されることにより、そのセンサ電極25に対向する部分が当該センサ電極25に対して略平行に保たれた状態で弾性変形するように構成される。そして、これにより、このセンサ電極25に対向する部分の面積(対向面積s)が略一定に維持された状態で、その天井部30bに対する入力荷重Fに基づき当該天井部30bとセンサ電極25との間の対向距離dが縮まるように構成されることとした(図8〜図10参照)。
しかし、これに限らず、図13(a)に示すカバー部材30Bのように、天井部30bに対する入力荷重Fに基づいて、その天井部30bが湾曲する態様でセンサ電極25側に変位(移動)する構成であってもよい。即ち、このような構成を採用した場合には、天井部30bとセンサ電極25との間の対向距離d(平均値)とともに、両者の対向面積sが変化する(d→d´、s→s´)。そして、これにより、そのカバー部材30の天井部30bとセンサ電極25との間の静電容量Cが変化するように構成してもよい。
・また、図13(b)に示すカバー部材30Cのように、その天井部30bと周壁部30aとが切り離された構成としてもよい。尚、この場合、天井部30bとセンサ基板22との間に、例えば、バネなどの弾性部材40を介在させるとよい。このような構成を採用することで、センサ電極25と天井部30bとが平行な状態を高精度に維持したまま、その入力荷重Fに基づき天井部30bをセンサ電極25に対して接離する方向に移動させることができる。更に、カバー部材30Cとは独立に設けられた弾性部材40が変位量規定部Xrとして機能することで、より精度よく、天井部30bに対する入力荷重F、即ちシート荷重Wに応じた当該天井部30bとセンサ電極25との間の相対変位量を規定することができる。そして、これにより、より精度よく、そのシート1に対する乗員の着座状態を検知することができる。
・上記実施形態では、弾力性のある導電ゴム31を用いて形成されたカバー部材30が、導体部Xc、移動体Xm、及び変位量規定部Xrとして機能することとした。しかし、これに限らず、これら導体部Xc、移動体Xm、及び変位量規定部Xrが、それぞれ、独立した構成、或いは任意の組み合わせで一体的に設けられた構成であってもよい。
例えば、上記実施形態の構成において、そのカバー部材30の材質を非導電性の弾性素材に変更する。そして、その天井部30bに接地電極を固定する構成としてもよい。この場合、カバー部材30は、変位量規定部Xrとして機能する。そして、そのカバー部材30の天井部30bに固定された接地電極が、導体部Xc及び移動体Xmとして機能することになる。
・更に、カバー部材30の形状については、任意に変更してもよい。そして、カバー部材30の材質についてもまた、その機能に応じて任意に変更するとよい。例えば、上記実施形態におけるカバー部材30の場合、弾性変形可能な導体であれば、導電ゴム31に限らず、導電性プラスチックや金属等でもよい。そして、導体部Xc及び変位量規定部Xrとしての機能を有しない場合には、その導体及び弾性部材の性質を有しない素材を用いる構成であってもよい。
・また、例えば、上記実施形態の構成において、導電性の弾性材料(例えば、導電ゴム等)を用いてケース21の蓋部24を形成する。更に、シート荷重Wが、この蓋部24に印加されるように構成する。そして、これにより、カバー部材30を廃止する構成としてもよい。即ち、この場合には、そのケース21の蓋部24がシート荷重Wの入力によりセンサ電極25側に変位することで、当該蓋部24が導体部Xc、移動体Xm、及び変位量規定部Xrとして機能する。従って、このような構成を採用しても、上記実施形態の構成と同様の効果を得ることができる。
・上記実施形態では、センサ電極25に対し、導体部Xc及び移動体Xmとして機能するカバー部材30の天井部30bが入力荷重Fに応じて接離方向に移動することにより、そのセンサ電極25と導体部Xcとの間の対向距離dが変化することとした。しかし、これに限らず、センサ電極25Dと導体部Xcとの間の対向面積sが変化する構成としてもよい。
例えば、図14(a)〜(c)の示すように、略平板状の外形を有するセンサ電極25D及び導電性部材41を対向配置する。そして、センサ電極25Dに対し、その導電性部材41が入力荷重Fに応じて平行移動する構成としてもよい。
即ち、この例においては、その導電性部材41が導体部Xc及び移動体Xmとして機能する。また、変位量規定部Xrには、例えば、バネなどの弾性部材40が用いられる。尚、この場合、例えば、ケース21のように、これらのセンサ電極25D及び導電性部材41の外側を包囲、或いはシート1の着座面方向側を覆う第2の導電性部材を別体に設け、これを遮蔽部としてセンサ電極25がシート1の着座面方向に放射する電気力線を遮蔽するとよい。そして、この例においては、その導電性部材41に入力される入力荷重Fが大きいほど(F1<F2)、図14(b)(c)中、ハッチングに示されるセンサ電極25Dと導体部Xcとの間の対向面積sが大きくなるように構成されている(s1<s2)。
このような構成を採用した場合にも、その導電性部材41に対する入力荷重Fに応じて導電性部材41とセンサ電極25Dとの間の静電容量Cが変化する。尚、センサ電極25D及び導電性部材41の対向面形状については、例えば、導電性部材41側を楔形の平板形状にする等、任意に変更してもよい。そして、これら導電性部材41とセンサ電極25Dとの間の静電容量Cを検出することにより、上記実施形態と同様の乗員検知判定を行うことができる。
・また、センサ電極25Dが移動体Xmを兼ねる構成としてもよい。例えば、図14に示す例においては、そのセンサ電極25Dが導電性部材41に対して平行移動するように構成してもよい。更に、センサ電極が導体部Xcに対して接離する構成としてもよい。そして、このような構成を採用した場合にも、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
・更に、図15(a)(b)に示すように、例えば、互いに対向するセンサ電極25E及び導電性部材41Eの間に挿入された誘電体42を備える構成とする。そして、入力荷重Fに応じて、この誘電体42の挿入量が変化する構成としてもよい。
即ち、この例においては、その誘電体42が移動体Xmとして機能する。また、この誘電体42は、入力荷重Fが大きいほど(F1<F2)、そのセンサ電極25E及び導電性部材41Eの隙間に対する挿入量が増加するように構成されている。尚、この場合もまた、その変位量規定部には、バネなどの弾性部材を用いるとよい(図示略)。つまり、この例においては、入力荷重Fに応じて誘電体42が移動することで、その導電性部材41とセンサ電極25Dとの間の誘電率εが変化するようになっている(ε1<ε2)。従って、このような構成を採用した場合にも、その誘電体42に対する入力荷重Fに応じてセンサ電極25Eと導電性部材41Eとの間の静電容量Cが変化する。そして、この静電容量Cを検出することにより、上記実施形態と同様の乗員検知判定を行うことができる。
・更に、入力荷重Fに応じて移動体Xmが移動することにより、そのセンサ電極と導体部Xcとの間の誘電率ε及び対向距離dが変化する構成としてもよい。また、両者の間の誘電率ε及び対向面積sが変化する構成としてもよい。そして、両者の間の誘電率ε、対向距離d及び対向面積sが変化する構成としてもよい。
・上記実施形態では、カバー部材30の天井部30bに対する入力荷重Fに略比例して当該カバー部材30の天井部30bとセンサ電極25との間の静電容量Cが変化するように構成されることとしたが、必ずしも比例関係になくともよい。即ち、変位量規定部Xrとして、その入力荷重F(シート荷重W)と移動体Xmとセンサ電極との間の相対変位量を規定するものであればよく、最終的に、導体部Xcを構成する天井部30bとセンサ電極25の間の静電容量Cから移動体Xmに対する入力荷重Fを演算可能な規則性があればよい。
・上記実施形態では、ECU15は、荷重センサ11のセンサ信号Sdに示される静電容量Cの検出値に基づいて、カバー部材30の天井部30bに対する入力荷重Fを検出する。更に、その検出値を換算することにより、シート1の着座面1sに入力されたシート荷重Wに検出する。そして、このシート荷重Wに基づいて、シート1に着座する乗員の体格(大人、小柄な大人、子供(又は空席)等)を検知することとした。
しかし、これに限らず、荷重センサ11の出力するセンサ信号Sdは、センサ電極25と導体部Xcとの間の静電容量Cに基づき生成されるものであれば、必ずしも、その静電容量Cの値そのものを示すものでなくともよい。例えば、その荷重入力の有無を示すオン/オフ信号であってもよい。尚、この場合、必ずしも変位量規定部Xrは必要でなく、単純に、その移動体Xmが荷重入力前の位置に復帰可能であればよい。また、静電容量Cの検出値に応じて段階的に、その出力レベルが変化するものであってもよい。更に、例えば、センサ基板22に実装された信号出力部としてのセンサIC37において、その静電容量Cの検出値に基づきカバー部材30に対する入力荷重F、或いはシート1の着座面1sに入力されたシート荷重Wを検出する。そして、これをセンサ信号Sdとして出力する構成であってもよい。
・更に、このセンサ信号Sdに基づきECU15が行う乗員検知判定の内容についてもまた、その着座状態として、シート1に対する乗員の有無のみを検知するものであってもよい。そして、例えば、荷物や子供、或いはチャイルドシート等を区別するような、より詳細な乗員検知判定を行うものであってもよい。
・上記実施形態では、荷重センサ11は、ケース21がクッションスプリング12に固定されることにより、クッションパッド13の下方に配置されることとしたが、その配置は任意に変更してもよい。例えば、荷重センサ11がクッションパッド13下方のクッションパンに固定される構成としてもよい。
・上記実施形態では、車両用のシート1に設けられた乗員検知装置20を構成する荷重センサ11に具体化した。しかし、これに限らず、その他の用途に用いられる荷重検知装置に適用してもよい。そして、この場合についてもまた、入力荷重Fの値を検出可能なものでもよく、その荷重入力の有無を検知するものであってもよい。
次に、以上の実施形態から把握することのできる技術的思想を効果とともに記載する。
(イ)前記移動体は、該移動体が移動することにより前記導体部と前記センサ電極との間の対向距離が変化するように構成されること、を特徴とする。
(ロ)前記移動体は、該移動体が移動することにより前記導体部と前記センサ電極との間の対向面積が変化するように構成されること、を特徴とする。
(ハ)前記移動体は、該移動体が移動することにより前記導体部と前記センサ電極との間の誘電率が変化するように構成されること、を特徴とする。
上記各構成によれば、その移動体の移動に基づいてセンサ電極と導体部との間の静電容量を変化させることができる。
(ニ)前記導体部と前記移動体とが一体に設けられること、を特徴とする。
(ホ)前記センサ電極と前記移動体とが一体に設けられること、を特徴とする。
(ヘ)前記移動体と前記変位量規定部とが一体に設けられること、を特徴とする。
上記各構成によれば、その構成を簡素化することができる。
(ト)前記センサ電極が前記シートの着座面方向に放射する電気力線を遮蔽する遮蔽部を備えること、を特徴とする。このような構成を採用することで、より効果的に、そのセンサ電極から放射される電気力線がシートの着座面方向に漏出しないようにすることができる。そして、これにより、外乱の影響を抑えて、より安定的に、精度よく、そのシートに対する乗員の着座状態を検知することができる。
(チ)センサ電極と、前記センサ電極に対向する導体部と、荷重が入力されることにより移動して前記センサ電極と前記導体部との間の静電容量を変化させる移動体と、前記静電容量に基づいたセンサ信号を出力する信号出力部と、を備える荷重検知装置。
1…シート、1s…着座面、2…シートクッション、3…シートバック、4…床部、5…ロアレール、6…アッパレール、10…シートスライド装置、11…荷重センサ、12…クッションスプリング、13…クッションパッド、15…ECU、20…乗員検知装置、21…ケース、22…センサ基板、22s…表面、23…ケース本体、24…蓋部、25,25D,25E…センサ電極、25s…検出面、30…カバー部材、30B…カバー部材、30C…カバー部材、30a…周壁部、30b…天井部、31…導電ゴム、32…挿通孔、33…荷重伝達部材、33a…押圧端、33b…受圧端、34…フランジ部、35…接地電極、37…センサIC(信号出力部)、40…弾性部材、41,41E…導電性部材、42…誘電体、C…静電容量、d…対向距離、s…対向面積、ε…誘電率、F…入力荷重、W…シート荷重、W1,W2…閾値、L1〜L4…回路基板、Sd…センサ信号、Xc…導体部、Xm…移動体、Xr…変位量規定部。

Claims (5)

  1. センサ電極と、
    前記センサ電極に対向する導体部と、
    シート荷重が入力されることにより移動して前記センサ電極と前記導体部との間の静電容量を変化させる移動体と、
    前記静電容量に基づいたセンサ信号を出力する信号出力部と、を備える乗員検知装置。
  2. 請求項1に記載の乗員検知装置において、
    前記シート荷重に応じた前記移動体と前記センサ電極との間の相対変位量を規定する変位量規定部を備えること、を特徴とする乗員検知装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗員検知装置において、
    前記センサ電極との間に隙間を有して該センサ電極を覆う弾性変形可能な導体からなるカバー部材を備えること、を特徴とする乗員検知装置。
  4. 請求項3に記載の乗員検知装置において、
    前記センサ電極を有するセンサ基板と、
    前記センサ基板及び前記カバー部材を収容するケースと、
    前記シート荷重を前記カバー部材に伝達して該カバー部材を弾性変形させる荷重伝達部材と、を備えること、を特徴とする乗員検知装置。
  5. 請求項4に記載の乗員検知装置において、
    前記ケースは、クッションパッドを上方に支持するクッションスプリングに固定されるとともに、前記荷重伝達部材は、前記クッションパッドが上側から当接するように構成されること、を特徴とする乗員検知装置。
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