JP2017195256A - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents
配線基板およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017195256A JP2017195256A JP2016083940A JP2016083940A JP2017195256A JP 2017195256 A JP2017195256 A JP 2017195256A JP 2016083940 A JP2016083940 A JP 2016083940A JP 2016083940 A JP2016083940 A JP 2016083940A JP 2017195256 A JP2017195256 A JP 2017195256A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate body
- element mounting
- layer
- wiring board
- copper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 25
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 117
- 239000010949 copper Substances 0.000 claims abstract description 59
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 58
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims abstract description 58
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims abstract description 45
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 34
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 31
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 27
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 27
- 238000007747 plating Methods 0.000 claims description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 19
- 239000010936 titanium Substances 0.000 claims description 15
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims description 11
- RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N Titanium Chemical compound [Ti] RTAQQCXQSZGOHL-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 10
- 229910052719 titanium Inorganic materials 0.000 claims description 10
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 8
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 7
- PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N gold Chemical compound [Au] PCHJSUWPFVWCPO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 7
- 239000010931 gold Substances 0.000 claims description 7
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 claims description 7
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 7
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000005530 etching Methods 0.000 claims description 4
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 claims description 2
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims 2
- 230000005855 radiation Effects 0.000 abstract 1
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 113
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 25
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 7
- 229910052750 molybdenum Inorganic materials 0.000 description 6
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 6
- ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N Molybdenum Chemical compound [Mo] ZOKXTWBITQBERF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 239000011733 molybdenum Substances 0.000 description 5
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 4
- 230000017525 heat dissipation Effects 0.000 description 3
- 238000004544 sputter deposition Methods 0.000 description 3
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 239000002241 glass-ceramic Substances 0.000 description 2
- 238000004080 punching Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 2
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000012790 adhesive layer Substances 0.000 description 1
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- PMHQVHHXPFUNSP-UHFFFAOYSA-M copper(1+);methylsulfanylmethane;bromide Chemical compound Br[Cu].CSC PMHQVHHXPFUNSP-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- KZHJGOXRZJKJNY-UHFFFAOYSA-N dioxosilane;oxo(oxoalumanyloxy)alumane Chemical compound O=[Si]=O.O=[Si]=O.O=[Al]O[Al]=O.O=[Al]O[Al]=O.O=[Al]O[Al]=O KZHJGOXRZJKJNY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 238000007606 doctor blade method Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 description 1
- 238000010030 laminating Methods 0.000 description 1
- 230000000873 masking effect Effects 0.000 description 1
- 238000001465 metallisation Methods 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 229910052863 mullite Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000000059 patterning Methods 0.000 description 1
- 238000000206 photolithography Methods 0.000 description 1
- 239000004014 plasticizer Substances 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 238000005507 spraying Methods 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
- Structure Of Printed Boards (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
Description
前記セラミック基板によれば、前記セラミック基板本体と表面・裏面側端子との接続部における腐蝕を防止できるので、接続信頼性に優れたものとなる。
しかも、前記表面側端子や裏面側端子は、十分な厚みを有していないため、表面側端子の上方に搭載される発光素子などが発する熱を、セラミック基板本体の表面側や裏面側で放散させにくい、という問題もあった。
即ち、本発明の配線基板(請求項1)は、セラミックからなり、表面および裏面を有する基板本体と、該基板本体の表面に形成された銅からなる複数の素子搭載端子と、上記基板本体の裏面に形成された銅からなる複数の接続端子と、上記基板本体の表面と裏面との間を貫通し、且つ上記素子搭載端子と接続端子とを個別に接続する銅からなる複数のビア導体と、を備えた配線基板であって、上記素子搭載端子、接続端子、およびビア導体は、一体の銅からなる、ことを特徴とする。
(1)前記素子搭載端子、接続端子、およびビア導体との3者が、一体の銅によって形成されているので、基板本体の表面に形成した複数の素子搭載端子の上方に、追って発熱量の大きな発光素子などを搭載した際に、該発光素子から発生する熱を基板本体の裏面側に迅速に伝熱して外部に放散させることができる。
また、前記基板本体は、単層のセラミック層からなる形態の他、複数のセラミック層を積層してなり、該セラミック層間の何れかにメッキ用配線などを形成した形態としても良い。
更に、前記素子搭載端子は、追って素子が搭載される予定の端子である。
また、前記素子搭載端子の高さ(厚み)は、前記基板本体の表面から100〜500μmの範囲にある。
また、前記素子搭載端子や接続端子は、平面視で四隅のコーナにアールを有する矩形(長方形または正方形)状の他、円形状、長円形状、楕円形状、フック(鈎)形状などの任意の形状を呈する。
更に、前記ビア導体の断面は、円形状、長円形状、楕円形状、矩形状などを呈する。
加えて、前記「一体の銅からなる」とは、同じかあるいは同様の銅の金属組織(メッキ層を含む)からなることを指している。
上記配線基板によれば、以下の効果(2)を発揮することができる。
(2)前記素子搭載端子の厚みや大きさを、前記基板本体に対して大きくすることで、前記発光素子から発生する熱を基板本体の表面側においても、効果的に外部に放散させることが可能となる。更に、前記素子搭載端子の前記基板本体の表面からの高さを、該基板本体の厚みの2分の1以上とした場合、上記効果(2)を確実に発揮することが可能となる。
しかも、前記発光素子からの熱を伝達する容量が大きくなるので、前記効果(1)を一層効率良く発揮することができる。
尚、前記素子搭載端子の前記基板本体の表面からの高さが、該基板本体の厚みの2倍を超える領域は、該素子搭載端子自体の製造が困難となり、且つ過度なコスト高になり得るため、除外したものである。
上記配線基板によれば、隣接する素子搭載端子同士間の間隔は、該素子搭載端子の厚みと同じ距離(長さ)か、この距離よりも小さくなるように、互いに接近しつつ前記基板本体の表面に形成されているので、以下の効果(3)および(4)を確実に発揮できると共に、前記効果(2)を促進することも可能となる。
(3)前記基板本体の表面において隣接する素子搭載端子同士間の間隔が可及的に狭くなっているので、隣接する素子搭載端子同士の間に跨って前記発光素子を搭載する場合、該発光素子の中央付近に素子搭載端子が配置されることにより、より効率良く発光素子からの熱を伝えることが可能となる。従って、前記効果(1)、(2)を顕著に発揮することができる。
(4)前記基板本体の表面において隣接する前記素子搭載端子同士間の間隔が可及的に狭くなっている。従って、比較的サイズの小さい発光素子などの電子部品の搭載を容易化精度良くに行えると共に、本配線基板自体の小型化も容易となる。
尚、隣接する前記素子搭載端子同士間の間隔が、該素子搭載端子の厚みを超える場合は、2つの素子搭載端子同士が過度に離れることによって、前記効果(3)が得られにくくなるので、かかる範囲を除外したものである。
上記配線基板によれば、隣接する前記素子搭載端子同士間の間隔が、100μm以下と狭くなっているので、前記効果(3)を確実に発揮することができ、且つ前記効果(1)、(2)を更に促進することも可能となる。
尚、隣接する前記素子搭載端子同士間の間隔が、100μmを超えた場合は、前記同様に前記効果(3)が得られにくくなるので、これを除外したものである。
上記配線基板によれば、前記ビアホールの内壁面に沿って、タングステンあるいはモリブデンからなるメタライズ層が形成されているので、上記ビアホールの内側に形成され且つ銅からなるビア導体を、セラミックからなる前記基板本体と強固に密着させた構造にすることができる(効果(5))。
尚、前記メタライズ層は、その外周側(前記ビアホールの中心軸側)に、更にニッケル層を設けることで、上記効果(5)を一層顕著に発揮することができる。
上記配線基板によれば、前記素子搭載端子と前記基板本体の表面との間、および、前記接続端子と前記基板本体の裏面との間に、上記金属密着層が形成されているので、上記素子搭載端子を前記基板本体の表面に強固に密着でき、且つ上記接続端子を前記基板本体の裏面に強固に密着したものにできる(効果(6))。
尚、前記金属密着層は、前記基板本体の表面および裏面側から、チタン層、モリブデン層、および銅層の順に、あるいは、チタン層、タングステン層、および銅層の順に積層した3層構造のものとしても良い。
尚、前記配線基板の製造方法は、主に多数個取りの形態によって行われる。
また、前記孔空け工程は、打ち抜き加工あるいはレーザ加工により行われる。
更に、前記レジスト形成工程は、フォトリソグラフィ技術により行われ、具体的には、ドライフィルムを貼り付けるステップと、前記ドライフィルムに対し露光および現像を施してパターニングするステップと、により行われる。
加えて、前記密着層形成工程は、スパッタリング、あるいはCVDなどにより行われる。
上記配線基板の製造方法によれば、前記効果(7)に加えて、外部に露出する前記素子搭載端子と接続端子との表面の腐蝕を確実に防止できる(効果(8))。
図1は、本発明による一形態の配線基板1aを示す平面図、図2は、図1中のX−X線の矢視に沿った拡大垂直断面図である。
上記配線基板1aは、図1,図2に示すように、上下2層のセラミック層(セラミック)c1,c2からなり、表面3および裏面4を有する基板本体2と、該基板本体2の表面3に形成された銅(Cu)からなる一対(複数)の素子搭載端子5と、前記基板本体2の裏面4に形成された銅からなる複数の接続端子6と、前記基板本体2の表面3と裏面4との間を貫通し、且つ上記素子搭載端子5と接続端子6との間を個別に接続する銅からなる複数のビア導体8と、を備えている。
また、前記素子搭載端子5、接続端子6、およびビア導体8は、一体の銅によって形成されており、互いに連続している。これらは、後述する電解銅メッキ工程によってほぼ同時に形成されたものである。
尚、前記ビア導体8は、直径L2が約100μm〜約400μmの円柱形を呈しているが、例えば、一辺が前記寸法で各角部に丸みを着けた四角柱形状であっても良い。また、前記ビア導体8は、図2で上下の素子搭載端子5と接続端子6との間に、図1に示すように、3個を互いに平行に設けたが、これを1個または2個としたり、あるいは4個以上を設けても良い。更に、これらは、平行にも設けても、あるいは、平行に設けなくても良い。
尚、上記Ti層13、Mo層14またはW層14、および銅層15からなる金属密着層12の全体の厚みは、約0.1〜約1μmである。
尚、前記Ni膜10の厚みは、約1〜約10μmであり、前記金膜11の厚みは、約0.2〜約2μmである。
また、図2に示すように、前記素子搭載端子5の前記基板本体2の表面3からの高さ(厚み、T2)は、該基板本体2の厚みT1の2分の1以上で、且つ該基板本体2の厚みT1の2倍以下(T2/T1≦2)の比較的厚めとされている。更に、上記素子搭載端子5の厚みT2は、図2に示すように、前記接続端子6の厚みと比べると、約1.0〜2倍程度の厚さで形成されている。即ち、素子搭載端子5の厚みT2と接続端子6との厚みは、互いに同じであるか、素子搭載端子5の方がより厚く形成されている。
更に、図2に示すように、一対の前記素子搭載端子5の上方には、追ってLEDなどの発光素子やパワー半導体素子などの比較的発熱量の大きな電子部品19が公知の方法によって搭載される。
以上のような構成および構造を有する配線基板1aによれば、前記効果(1)〜(6)を確実に奏することが可能である。
予め、アルミナ粉末、所定の樹脂バインダ、溶剤、可塑剤などを適量ずつ配合して、図示しないセラミックスラリを作成し、該スラリをドクターブレード法によりシート状に成形して、図3(A)に示すように、2層のセラミックグリーンシート(以下、単にグリーンシートと記する)g1,g2を製作した。
次に、上記グリーンシートg1,g2における所定の位置ごとに対し、打ち抜き加工を施して、図3(B)に示すように、断面が円形状のビアホール7を形成した(孔空け工程)。
尚、前記打ち抜き加工に替えて、レーザ加工を行っても良い。また、上記孔空け工程の前後の何れかにおいて、上記グリーンシートg1の底面あるいはグリーンシートg2の上面の何れか一方に対し、W粉末またはMo粉末を含む導電性ペーストをスクリーン印刷して、所定パターンのメッキ用配線を形成した。
更に、前記グリーンシートg1,g2を、図3(C)に示すように、前記ビアホール7同士が互いの軸方向に沿って連通し、且つ前記メタライズ層17同士が互いの軸心方向に沿って連続するように積層および圧着した後、該グリーンシートg1,g2を焼成した。その結果、前記メタライズ層17が焼成されると同時に、前記グリーンシートg1,g2が、一体のセラミック層c1,c2の積層体となり、且つ表面3および裏面4を有する基板本体2となった。
次いで、前記基板本体2の表面3および裏面4に対し、スパッタリングを施すことにより、図3(D),(d)に示すように、Ti層13、Mo層14、および銅層15を順次所定の厚みを有し、且つこれら3層からなり且つ全体の厚みが約0.1〜約1μmの金属密着層12を、上記基板本体2の表面3および裏面4における前記ビアホール7ごとの開口部を除く全面に個別に形成した。
尚、図3(c),(d)は、それぞれ図3(C),(D)中の一点鎖線部分c,dの拡大図である。
次に、上記ドライフィルム20,21に対し、例えば、紫外線を所定バーンにより照射(露光)するステップと、その後、所定の現像液に接触するステップとを行うことによって、図3(F)に示すように、上記ドライフィルム20,21は、平面視が所要パターンの開口孔24,25を有するレジスト層22,23となった。前記開口孔24,25ごとの底面には、前記金属密着層12と、その中央付近に開口する前記ビアホール7とが露出していた。
更に、上記レジスト層22,23の表面と、上記素子搭載端子5および接続端子6における銅の表面とがそれぞれ同じ高さになるように研磨(整面)した。
次いで、上記レジスト層22,23の除去によって外部に露出した金属密着層12に対し、該金属密着層12を構成する前記銅層15、Mo層14、およびTi層13をエッチングする所定のエッチング液を順次接触させた。この際、素子搭載端子5および接続端子6の表面には、図示しないマスキングを行った。
その結果、図4(C)に示すように、上記金属密着層12が除去され、基板本体2の表面3には、一対の素子搭載端子5とそれらの底面側に位置する金属密着層12のみとが残ると共に、上記基板本体2の裏面4には、複数の接続端子6と、それらの底面側に位置する金属密着層12のみとが残った状態となった。
その結果、図4(D),(d)に示すように、上記素子搭載端子5および接続端子6の露出表面に、前記厚みごとのNi膜10および金膜11からなる防食膜9が被覆され、配線基板1aを得ることができた。尚、図4(d)は、4(D)中の一点鎖線部分dの拡大図である。
尚、以上の製造工程は、多数個取りの形態であるため、複数の配線基板1aに個片化する工程が、この直後に行われた。
以上において説明した配線基板1aの製造方法によれば、前記効果(1)〜(6)を発揮できる前記配線基板1aを精度良く確実に製造できる前記効果(7),(8)を奏することができた。
かかる配線基板1bは、図5(A)に示すように、前記同様の基板本体2と、その表面3に形成された一対の素子搭載端子5とを有し、前記基板本体2の裏面4における図示で左右の端部寄りに複数の接続端子6を形成している。更に、上記素子搭載端子5ごとの底面における上記基板本体2の表面3の図示で左右の端部側と、上記接続端子6ごとの底面における上記基板本体2の裏面4の図示で中央側との間に、前記同様のビア導体8が上記素子搭載端子5および接続端子6と共に一体の銅によって形成されている。
従って、前記配線基板1bによっても、前記効果(1)〜(6)が得られる。
かかる配線基板1cは、図5(B)に示すように、前記同様の基板本体2を有し、その表面3において前記間隔L1を介して隣接する一対の素子搭載端子5を当該表面3のほぼ全面に形成し、上記基板本体2の裏面4における図示で左右に端部寄りに複数の接続端子6を互いに引き離して形成している。更に、上記基板本体2を図示で左右の側面寄りの位置で個別に貫通するビア導体8を介して、上記素子搭載端子5と上記接続端子6とを、互いに一体の銅により接続している。
前記のような配線基板1cによっても、前記効果(1)〜(6)を発揮できると共に、前述したマザーボードへの実装も容易に行うことができる。
尚、前記のような配線基板1b,1cも、前術した配線基板1aの製造方法と同様にして製造することができる。
例えば、前記基板本体2を構成するセラミックは、前記アルミナに替えて、例えば、ムライトや窒化アルミニウムなどの高温焼成セラミック、あるいは、ガラス−セラミックなどの低温セラミックとしても良い。
また、前記基板本体2は、単層のセラミック層からなる形態や、3層以上のセラミック層を一体に積層した形態としても良い。
更に、前記素子搭載端子5は、前記基板本体2の表面3に一対を設けた形態としたが、該表面3において隣接する前記間隔L1を有しつつ4個、6個あるいは8個以上を併設した形態としても良い。
加えて、前記配線基板1aの製造方法において、前記ビアホール7の内壁面にメタライズ層17を形成する工程を、溶融金属粉末を吹き付ける金属溶射(メタリコン)によって行ったり、更に、前記金属密着層12を形成する前記密着層形成工程を、CVDによって行っても良い。
3……………表面、 4……………裏面、
5……………素子搭載端子、 6……………接続端子、
7……………ビアホール、 8……………ビア導体、
10…………ニッケル膜、 11…………金膜、
12…………金属密着層、 13…………チタン層、
15…………銅層、 17…………メタライズ層、
18…………ニッケル層、 22,23…レジスト層、
c1,c2…セラミック層、 g1,g2…グリーンシート
Claims (8)
- セラミックからなり、表面および裏面を有する基板本体と、
上記基板本体の表面に形成された銅からなる複数の素子搭載端子と、
上記基板本体の裏面に形成された銅からなる複数の接続端子と、
上記基板本体の表面と裏面との間を貫通し、且つ上記素子搭載端子と接続端子とを個別に接続する銅からなる複数のビア導体と、を備えた配線基板であって、
上記素子搭載端子、接続端子、およびビア導体は、一体の銅からなる、
ことを特徴とする配線基板。 - 前記素子搭載端子の前記基板本体の表面からの高さは、該基板本体の厚みの2倍以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。 - 前記基板本体の表面において隣接する素子搭載端子同士間の間隔は、前記素子搭載端子の厚み以下である、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の配線基板。 - 前記基板本体の表面において隣接する素子搭載端子同士の間隔は、100μm以下である、
ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の配線基板。 - 前記基板本体を貫通するビアホールと前記ビア導体との間には、該ビアホールの内壁面に沿ったメタライズ層が形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の配線基板。 - 前記素子搭載端子の底面と前記基板本体の表面との間、および、前記接続端子の底面と前記基板本体の裏面との間には、チタン層および銅層を含む金属密着層が形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の配線基板。 - セラミックからなり、表面および裏面を有する基板本体と、該基板本体の表面に形成された銅からなる複数の素子搭載端子と、前記基板本体の裏面に形成された銅からなる複数の接続端子と、上記基板本体の表面と裏面との間を貫通し、且つ上記素子搭載端子と接続端子とを個別に接続する銅からなる複数のビア導体と、を備えた配線基板の製造方法であって、
セラミックグリーンシートに複数のビアホールを形成する孔空け工程と、
上記ビアホールの内壁面にメタライズ層を被覆する工程と、
上記ビアホールの内壁面にメタライズ層が被覆された上記グリーンシートを焼成して、上記基板本体を形成する焼成工程と、
上記ビアホールの内壁面に被覆された上記メタライズ層の内周側にニッケル層を被覆する工程と、
上記基板本体の表面および裏面にチタン層および銅層を含む金属密着層を形成する密着層形成工程と、
上記金属密着層が形成された上記基板本体の表面および裏面に、所要パターンのレジスト層を形成するレジスト形成工程と、
上記基板本体のビアホールの内側および上記レジスト層に囲まれた上記基板本体の表面上および裏面上に銅からなるビア導体、素子搭載端子、および接続端子を一体にして形成する電解銅メッキ工程と、を備えている、
ことを特徴とする配線基板の製造方法。 - 前記電解銅メッキ工程の後に、
前記レジスト層に剥離剤を接触させて、該レジスト層を除去する剥離工程と、
前記基板本体の表面および裏面に露出する前記金属密着層を除去するエッチング工程と、
前記素子搭載端子および接続端子の外部に露出する表面にニッケル膜および金膜を被覆するメッキ工程と、を有している、
ことを特徴とする請求項7に記載の配線基板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016083940A JP6667184B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 配線基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016083940A JP6667184B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 配線基板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017195256A true JP2017195256A (ja) | 2017-10-26 |
JP6667184B2 JP6667184B2 (ja) | 2020-03-18 |
Family
ID=60155021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016083940A Active JP6667184B2 (ja) | 2016-04-19 | 2016-04-19 | 配線基板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6667184B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020013805A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 日本特殊陶業株式会社 | 配線基板およびその製造方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006319314A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-11-24 | Kyocera Corp | 回路基板および回路基板の製造方法 |
JP2012142459A (ja) * | 2010-12-30 | 2012-07-26 | Element Denshi:Kk | 実装基板およびその製造方法 |
WO2014073038A1 (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-15 | 日本碍子株式会社 | 発光ダイオード用基板 |
JP2015185820A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 京セラ株式会社 | 配線基板および電子装置 |
-
2016
- 2016-04-19 JP JP2016083940A patent/JP6667184B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006319314A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-11-24 | Kyocera Corp | 回路基板および回路基板の製造方法 |
JP2012142459A (ja) * | 2010-12-30 | 2012-07-26 | Element Denshi:Kk | 実装基板およびその製造方法 |
WO2014073038A1 (ja) * | 2012-11-06 | 2014-05-15 | 日本碍子株式会社 | 発光ダイオード用基板 |
JP2015185820A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 京セラ株式会社 | 配線基板および電子装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020013805A (ja) * | 2018-07-13 | 2020-01-23 | 日本特殊陶業株式会社 | 配線基板およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6667184B2 (ja) | 2020-03-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4856470B2 (ja) | 配線基板 | |
JP6298163B2 (ja) | 配線基板、電子装置および電子モジュール | |
TW200524502A (en) | Method of providing printed circuit board with conductive holes and board resulting therefrom | |
JP6267803B2 (ja) | 配線基板、電子装置および電子モジュール | |
JP2010249828A (ja) | 電子部品検査用配線基板およびその製造方法 | |
JP5775060B2 (ja) | セラミック基板及びその製造方法 | |
TWI578864B (zh) | Base board for built-in parts and method of manufacturing the same | |
JP2001244385A (ja) | 半導体搭載用部材およびその製造方法 | |
JP6667184B2 (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JP6613089B2 (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP5369034B2 (ja) | ハイブリッド型放熱基板 | |
JP2017059831A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2006024878A (ja) | 多数個取り配線基板およびその製造方法 | |
JP6325346B2 (ja) | 配線基板、電子装置および電子モジュール | |
JP6271882B2 (ja) | 配線基板および電子装置 | |
JP6857504B2 (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP6936774B2 (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
TWI603653B (zh) | 電路板、多層電路板及其製作方法 | |
JP2007250758A (ja) | 多数個取り配線基板およびその製造方法 | |
JP2016051709A (ja) | 配線基板、電子装置および電子モジュール | |
JP6420088B2 (ja) | セラミック多層配線基板の製造方法 | |
JP2019186441A (ja) | 配線基板およびその製造方法 | |
JP2006253600A (ja) | 配線基板の製造方法 | |
JP2018120999A (ja) | 配線基板 | |
JP7189128B2 (ja) | 電子素子搭載用基板、電子装置および電子モジュール |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190117 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191003 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191009 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200204 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20200210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6667184 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |