JP2017194071A - 防振ブッシュ - Google Patents

防振ブッシュ Download PDF

Info

Publication number
JP2017194071A
JP2017194071A JP2016082682A JP2016082682A JP2017194071A JP 2017194071 A JP2017194071 A JP 2017194071A JP 2016082682 A JP2016082682 A JP 2016082682A JP 2016082682 A JP2016082682 A JP 2016082682A JP 2017194071 A JP2017194071 A JP 2017194071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
inner cylinder
squeal
vibration
cylinder side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016082682A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6718729B2 (ja
Inventor
誠志 平塚
Masashi Hiratsuka
誠志 平塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2016082682A priority Critical patent/JP6718729B2/ja
Publication of JP2017194071A publication Critical patent/JP2017194071A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6718729B2 publication Critical patent/JP6718729B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Springs (AREA)

Abstract

【課題】内筒および外筒の間に弾性体を介装し、弾性体にすぐり部を設けた防振ブッシュにおいて、鳴きの発生を抑制する。【解決手段】内筒および外筒が変位したときにすぐり部における内筒側内面および外筒側内面が直接接触した状態で摺動することにより鳴き現象が発生するのを抑制する鳴き防止部品を設ける。鳴き防止部品は、内筒に嵌合される環状の取付部と、すぐり部に挿入されてすぐり部における内筒側内面および外筒側内面の間に配置される円周上一部のプレート部とを一体に有する。すぐり部が円周上複数設けられるのに伴って、プレート部も円周上複数設けられる。プレート部は、取付部側の端部から反対側の端部にかけて徐々に薄肉の形状に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、防振技術に係る防振ブッシュに関する。本発明の防振ブッシュは例えば、自動車関連の分野で用いられ、またゴムストッパー等として用いられる。
従来から図3に示すように、内筒2および外筒3の間にゴム状弾性体よりなる弾性体4を介装し、弾性体4に軸方向に貫通するすぐり部5を設けた防振ブッシュ1が知られている。すぐり部5は、弾性体4を軸方向に貫通するように設けられた空間部であって、すぐり方向(X方向)とすぐり直角方向(Y方向)とで当該防振ブッシュ1の径方向ばね定数を異ならせるために設けられている。
特開2008−163986号公報
上記構成の防振ブッシュ1において、内筒2および外筒3がすぐり方向(X方向)に径方向変位して、すぐり部5における内筒側内面5aおよび外筒側内面5bが互いに接触した状態で、内筒2および外筒3が軸方向(図3において紙面と直交する方向)に変位すると、内筒側内面5aおよび外筒側内面5bが摺動することになる。したがってゴム状弾性体同士が擦れ合い、鳴き(異音)が発生する問題がある。
本発明は以上の点に鑑みて、鳴きの発生を抑制することができる防振ブッシュを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の防振ブッシュは、内筒および外筒の間に弾性体を介装し、前記弾性体に軸方向に貫通するすぐり部を設けた防振ブッシュにおいて、前記内筒および外筒が変位したときに前記すぐり部における内筒側内面および外筒側内面が直接接触した状態で摺動することにより鳴き現象が発生するのを抑制する鳴き防止部品を有することを特徴とする。
本発明の防振ブッシュは、その構成部品の1つとして鳴き防止部品を有しており、この鳴き防止部品は、すぐり部に挿入され、すぐり部における内筒側内面および外筒側内面の間に配置されるものである。したがって内筒および外筒がすぐり方向に径方向変位すると、すぐり部における内筒側内面は鳴き防止部品に接触し、すぐり部における外筒側内面も鳴き防止部品に接触する。したがって内筒側内面および外筒側内面が直接接触しないため、両面の接触および摺動による鳴きの発生を抑制することが可能とされる。
鳴き防止部品の形状としては、内筒に嵌合される環状の取付部と、すぐり部に挿入されてすぐり部における内筒側内面および外筒側内面の間に配置される円周上一部のプレート部とを一体に有するものとするのが好適であり、これによれば、鳴き防止部品を内筒によって保持することが可能とされる。
また一般に、すぐり部は円周上に複数設けられるので、プレート部も円周上に複数(すぐり部と同数)設けるのが好適であり、これによれば、複数のすぐり部のそれぞれにおいて鳴きの発生を抑制することが可能とされる。
また、プレート部は、取付部側の端部から反対側の端部にかけて徐々に薄肉の形状に形成するのが好適であり、これによれば、プレート部をすぐり部に対し軸方向一方から挿入しやすくなる。
本発明においては、内筒および外筒間に弾性体を介装し、弾性体に軸方向に貫通するすぐり部を設けた防振ブッシュにおいて、すぐり部における内筒側内面および外筒側内面が直接接触しないため、鳴きの発生を抑制することができる。
本発明の実施例に係る防振ブッシュを示す図で、(A)はその正面図、(B)はその断面図であって(A)におけるB−0−B線断面図 同防振ブッシュに備えられる鳴き防止部品の単品斜視図 従来例に係る防振ブッシュの正面図
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、当該実施例に係る防振ブッシュ1は、互いに同軸0上に配置された内筒(インナー部材とも称する)2および外筒(アウター部材とも称する)3の間にゴム状弾性体よりなる環状の弾性体(弾性ゴムとも称する)4を介装し、弾性体4に軸方向に貫通するすぐり部(スグリとも称する)5を設けた防振ブッシュ(すぐり入りブッシュとも称する)であって、内筒2および外筒3がすぐり方向(X方向)に径方向変位したときにすぐり部5における内筒側内面5aおよび外筒側内面5bが直接接触した状態で摺動することにより鳴き現象が発生するのを抑制するための鳴き防止部品11が備えられている。
図2に示すように、鳴き防止部品11は、内筒2の外周面に嵌合される環状の取付部12と、すぐり部5に軸方向一方から挿入されてすぐり部5における内筒側内面5aおよび外筒側内面5bの間に配置される円周上一部のプレート部13とを一体に有しており、すぐり部5が180度対称位置に2箇所設けられているのに伴って、プレート部13も180度対称位置に2箇所設けられている。
プレート部13はそれぞれ、取付部12の外周部から径方向外方へ向けて延びるプレート基部13aと、このプレート基部13aから軸方向一方へ向けて延びるプレート本体部13bとを一体に有している。
プレート本体部13bは、へら状を呈するつば部としての形状を備え、すぐり部5における内筒側内面5aおよび外筒側内面5bに沿った曲面状とされるとともに、取付部12側の端部(基端部)13baから反対側の端部(先端部)13bbにかけてその厚みが徐々に薄くなる形状を備えている(取付部12側の端部13baの厚みをt、反対側の端部13bbの厚みをtとして、t>tの関係とされている)。
鳴き防止部品11の材質としては、弾性体4が接触した状態で滑りやすい特性を備える低摩擦系の樹脂材料よりなるものとされ、具体的には例えば、テフロン(登録商標)材や、超高分子ポリエチレン材よりなる。
図2に単品状態を示した鳴き防止部品11は、図1に示したように取付部12を内筒2の外周面に嵌合するとともにプレート部13をそれぞれ、すぐり部5に挿入することによって、内筒2、外筒3および弾性体4よりなるブッシュ本体に組み付けられるものであって、ブッシュ本体に対し後付けされるため、既存の防振ブッシュ製品に組み付けることも可能とされる。
上記構成を備える防振ブッシュ1においては、その構成部品の1つとして鳴き防止部品11が設けられ、この鳴き防止部品11はそのプレート部13において、すぐり部5に挿入され、すぐり部5における内筒側内面5aおよび外筒側内面5bの間に配置されるものである。したがって内筒2および外筒3がすぐり方向(X方向)に径方向変位すると、すぐり部5における内筒側内面5aは鳴き防止部品11に接触し、すぐり部5における外筒側内面5bはこれも鳴き防止部品11に接触する。したがって内筒側内面5aおよび外筒側内面5bが直接接触することがないため、内筒2および外筒3が軸方向(Z方向)に相対変位しても両面5a,5bの接触・摺動による鳴きの発生を抑制することができる。
上記鳴き防止部品11は、すぐり部5における内筒側内面5aおよび外筒側内面5bがこの鳴き防止部品11に接触した状態で内筒2および外筒3が軸方向(Z方向)に変位したときに、内筒側内面5aおよび外筒側内面5bを円滑に滑動させるものである。したがってすぐり部5における内筒側内面5aおよび外筒側内面5bがこの鳴き防止部品11に対し摺動しても、鳴きは発生しない。
1 防振ブッシュ
2 内筒
3 外筒
4 弾性体
5 すぐり部
5a 内筒側内面
5b 外筒側内面
11 鳴き防止部品
12 取付部
13 プレート部
13a プレート基部
13b プレート本体部
13ba,13bb 端部

Claims (4)

  1. 内筒および外筒の間に弾性体を介装し、前記弾性体に軸方向に貫通するすぐり部を設けた防振ブッシュにおいて、
    前記内筒および外筒が変位したときに前記すぐり部における内筒側内面および外筒側内面が直接接触した状態で摺動することにより鳴き現象が発生するのを抑制する鳴き防止部品を有することを特徴とする防振ブッシュ。
  2. 請求項1記載の防振ブッシュにおいて、
    前記鳴き防止部品は、前記内筒に嵌合される環状の取付部と、前記すぐり部に挿入されて前記すぐり部における内筒側内面および外筒側内面の間に配置される円周上一部のプレート部とを一体に有することを特徴とする防振ブッシュ。
  3. 請求項2記載の防振ブッシュにおいて、
    前記すぐり部が円周上複数設けられるのに伴って、前記プレート部も円周上複数設けられていることを特徴とする防振ブッシュ。
  4. 請求項2または3記載の防振ブッシュにおいて、
    前記プレート部は、前記取付部側の端部から反対側の端部にかけて徐々に薄肉の形状に形成されていることを特徴とする防振ブッシュ。
JP2016082682A 2016-04-18 2016-04-18 防振ブッシュ Active JP6718729B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016082682A JP6718729B2 (ja) 2016-04-18 2016-04-18 防振ブッシュ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016082682A JP6718729B2 (ja) 2016-04-18 2016-04-18 防振ブッシュ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017194071A true JP2017194071A (ja) 2017-10-26
JP6718729B2 JP6718729B2 (ja) 2020-07-08

Family

ID=60155299

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016082682A Active JP6718729B2 (ja) 2016-04-18 2016-04-18 防振ブッシュ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6718729B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0390408A (ja) * 1989-09-01 1991-04-16 Nissan Motor Co Ltd すべりブッシュ組立体
JP2005195057A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Bridgestone Corp 防振装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0390408A (ja) * 1989-09-01 1991-04-16 Nissan Motor Co Ltd すべりブッシュ組立体
JP2005195057A (ja) * 2004-01-05 2005-07-21 Bridgestone Corp 防振装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6718729B2 (ja) 2020-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011220518A (ja) 主リップ及びダストリップヒンジ点を備える省エネルギー型シール
US10480658B2 (en) Mechanical seal arrangement having a bellows element
WO2018037918A1 (ja) 密封装置
JP6328658B2 (ja) メカニカルシール
JP6600522B2 (ja) ブッシュ軸受およびそれを備える軸受機構
CN108223806B (zh) 向外密封泵送的密封组件
JP6740087B2 (ja) 防振装置
WO2010041543A1 (ja) 密封装置
JP6400647B2 (ja) ワッシャ及び車両構造体
JP2014145380A (ja) トルクリミッタ
JP2017194071A (ja) 防振ブッシュ
JPWO2014042085A1 (ja) メカニカルシール
JP2011252598A (ja) ブッシュ軸受
US9714681B2 (en) High-speed snap ring and snap ring retention method
JP2016518571A (ja) ドラグが低減されたクラッチプレート
JP6123945B2 (ja) 密封構造
JP6192844B2 (ja) ブレーキディスクアセンブリ用の接続手段
JP6718734B2 (ja) 密封装置
WO2016143397A1 (ja) 密封装置
JP5757468B2 (ja) 滑りブッシュ
JP6567761B2 (ja) 緩衝ストッパー
JP2010209995A (ja) ディスクブレーキ用組み合わせシム板
JP2009063176A (ja) ブッシュ軸受
JP2017096409A (ja) ディスクブレーキ装置
KR102466970B1 (ko) 엔진마운트의 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190320

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200108

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200615

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6718729

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150