JP2017192433A - 殺菌装置及び空調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流れる流体に分散する粒子に紫外光を効率良く照射すること、紫外光による部品の劣化を抑制すること、及び、流路の圧力損失の増加を抑制すること、が可能な殺菌装置、及び上記殺菌装置を備える空調装置を提供する。
【解決手段】殺菌装置1Aは、流路構造体2の内壁部から、200nmから300nmの波長を含む紫外光を流路空間2a内へ放射する少なくとも一つの紫外光放射部を備える。少なくとも一つの紫外光放射部の各々の照射角度は、10°から180°の範囲にある。照射角度は、最大の放射強度を有する放射方向に対して1/2の放射強度になる放射方向の開き角度である。流路空間2aは、第一空間と、紫外光の放射強度が第一空間より高い第二空間7とを含む。流路空間2aのうち単位時間単位体積当たりの粒子の通過数が平均より多い空間である第三空間8と、第二空間7とが重なりを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、殺菌装置及び空調装置に関する。
特許文献1には、熱交換器内部及びドレンパン内のドレン水に紫外線を照射する紫外線灯と、抗菌性除塵フィルタ及び該フィルタを通過した空気に紫外線を照射する別の紫外線灯とを備えた空調装置が開示されている。
特許文献2には、光触媒を担持した脱臭フィルタと、該脱臭フィルタの下流側に脱臭フィルタの光触媒を活性化する光を照射する光源を配置した光触媒脱臭装置において、光源は、吸入空気の流れを整えるベルマウスとほぼ同一径ないし該ベルマウスの外径とほぼ同一内径を有するリング形状とし、且つ脱臭フィルタが全面照射される位置に光源を配置した光触媒脱臭装置が開示されている。
一般的に、紫外線は、空調装置のフィルタ、ファン、熱交換器など(以下、機能部品と総称する)を構成する、繊維、樹脂、有機物バインダーなどを含む表面コーティングを劣化させる。
特許文献3に開示された空気調和機では、機能部品を保護するために、以下のようにしている。貫流ファンからの気流を案内するためのケーシング部の風路を形成する部分に設けられると共に、紫外線発光源からの紫外光を遮断して当該ケーシング部を保護する紫外線保護部材と、風路における紫外線保護部材よりも吹出し側で貫流ファンの下流側に配備されると共に、紫外線発光源としての紫外光を発光する紫外線ランプが収納され、且つ通気性を確保するための開口部を有して当該紫外線ランプからの当該紫外光を覆って遮蔽することで当該貫流ファンを保護する紫外線保護カバーと、が備えられている。
特開2004−108685号公報 特開2005−087465号公報 特開2011−226717号公報
特許文献1に記載の空調装置は、フィルタなどの機能部品に捕集されたり付着した菌を殺菌することを主眼とする。特許文献1の技術では、光照射範囲の空気を殺菌する効率の向上については考慮されていない。
特許文献2に記載の光触媒脱臭装置は、風路圧損が増加しないよう光源を設置している。当該光源は、光触媒フィルタに対して光照射するためのものであり、空気とともに流れる菌に光照射するためのものではない。
特許文献3に記載の空気調和機では、紫外線保護カバーが風路の中央にあるため、風路の圧力損失が大きく増加する。紫外線保護部材及び紫外線保護カバーにより部品コストが大きく増加する。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、流れる流体に分散する粒子に紫外光を効率良く照射すること、紫外光による部品の劣化を抑制すること、及び、流路の圧力損失の増加を抑制すること、が可能な殺菌装置、及び上記殺菌装置を備える空調装置を提供することを目的とする。
本発明に係る殺菌装置は、粒子が分散した流体が流入する流路空間を形成する流路構造体と、流路構造体の内壁部から、200nmから300nmの波長を含む紫外光を流路空間内へ放射する少なくとも一つの紫外光放射部と、を備え、少なくとも一つの紫外光放射部の各々の照射角度は、10°から180°の範囲にあり、照射角度は、最大の放射強度を有する放射方向に対して1/2の放射強度になる放射方向の開き角度であり、流路空間は、第一空間と、紫外光の放射強度が第一空間より高い第二空間とを含み、流路空間のうち単位時間単位体積当たりの粒子の通過数が平均より多い空間である第三空間と、第二空間とが重なりを有するものである。
本発明に係る空調装置は、上記殺菌装置を備えるものである。
本発明によれば、流れる流体に分散する粒子に紫外光を効率良く照射すること、紫外光による部品の劣化を抑制すること、及び、流路の圧力損失の増加を抑制すること、が可能となる。
実施の形態1の殺菌装置を示す模式的な斜視図である。 実施の形態1の殺菌装置を流体の流れ方向に垂直な断面で切断した模式的な断面図である。 実施の形態1の殺菌装置の模式的な上面図である。 実施の形態1の殺菌装置の模式的な側面図である。 バイオマテリアルを殺菌するための条件を説明するための模式的な斜視図である。 実施の形態2の殺菌装置を示す模式的な斜視図である。 実施の形態2の殺菌装置の模式的な上面図である。 実施の形態2の殺菌装置の模式的な側面図である。 実施の形態3の殺菌装置を示す模式的な側面図である。 実施の形態3の殺菌装置を図9中のX−X線で切断した模式的な断面図である。 実施の形態3の殺菌装置を図9中のY−Y線で切断した模式的な断面図である。 実施の形態4の殺菌装置を示す模式的な斜視図である。 実施の形態5の殺菌装置を示す模式的な斜視図である。 実施の形態5の殺菌装置の模式的な上面図である。 実施の形態5の殺菌装置の模式的な側面図である。 実施の形態6の殺菌装置を備えた空調装置を示す模式的な側面断面図である。 実施の形態7の殺菌装置を備えた空調装置を示す模式的な側面断面図である。 実施の形態8の殺菌装置を示す模式的な斜視図である。 実施の形態8の殺菌装置を流体の流れ方向に垂直な断面で切断した模式的な断面図である。 実施の形態8の殺菌装置の模式的な上面図である。 実施の形態8の殺菌装置の模式的な側面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組合わせ可能な構成のあらゆる組合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の殺菌装置を示す模式的な斜視図である。図1に示す実施の形態1の殺菌装置1Aは、流路構造体2、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5を備える。流路構造体2は、流路空間2aを形成する。流路構造体2は、流体の流れ方向に垂直な断面が正方形または長方形の流路空間2aを形成する。すなわち、流路空間2aは、角柱状の形状を有する。流路空間2aは、ひとまとまりの空間である。
図1中の大きい二つの矢印は、流路空間2aに流入する流体の流れ、及び流路空間2aから流出する流体の流れを示す。流路構造体2の上流側または下流側に配置された、図示しないファンまたはポンプなどの流体搬送装置によって、流体が流れる。流体には、多数の粒子が分散している。当該粒子は、細菌、ウイルス、花粉などのバイオマテリアルを含みうる。流体は、気体でも液体でもよい。流体は、空気でもよい。
第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5は、流路構造体2の内壁部から、流路空間2a内へ向けて、紫外光を放射する。第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5を、流路構造体2の内壁部に備えたことで、以下の効果が得られる。第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5が、流体の流れを妨げない。流路空間の中央に紫外光放射部がある構成に比べて、流体の圧力損失の増加を確実に抑制できる。
第一紫外光放射部3及び第二紫外光放射部4は、水平面に対して垂直な内壁部に設置されている。第三紫外光放射部5は、天面の内壁部に設置されている。
第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5が放射する紫外光は、200nmから300nmの波長を含む。当該紫外光をバイオマテリアルに照射することで、バイオマテリアルを変性または不活化させうる。以下の説明では、バイオマテリアルを変性または不活化させることを「殺菌」と称する。第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々が放射する紫外光の中心波長が互いに異なってもよいし、同じでもよい。200nmから300nmの範囲にある波長を有する紫外光を用いることで、オゾンを生成することなく殺菌できるので、下流側へオゾンが流れることを確実に抑制できる。
図2は、実施の形態1の殺菌装置1Aを流体の流れ方向に垂直な断面で切断した模式的な断面図である。図3は、実施の形態1の殺菌装置1Aの模式的な上面図である。図4は、実施の形態1の殺菌装置1Aの模式的な側面図である。図3及び図4中の大きい二つの矢印は、流路空間2aに流入する流体の流れ、及び流路空間2aから流出する流体の流れを示す。
第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々の照射角度は、10°から180°の範囲にある。本明細書において、照射角度とは、最大の放射強度を有する放射方向に対して1/2の放射強度になる放射方向の開き角度、すなわち1/2ビーム角を指すものとする。
本実施の形態と異なる構成として、例えば、全方向に紫外光を照射するUVランプを、流れの妨げにならないように壁面に設置する場合には、壁面を紫外光から保護するために、UVランプを覆うケーシングが必要となる。これに対し、本実施の形態であれば、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々の照射角度が、10°から180°の範囲にあることで、そのようなケーシングを用いる必要がないという利点がある。
第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々は、LED(発光ダイオード)光源を備えてもよい。その場合、LED光源は、例えば、砲弾型LEDパッケージ、表面実装型LEDパッケージ、チップ・オン・ボード(COB)タイプのLEDパッケージ、チップ・スケール・パッケージのLED、のいずれかでもよい。第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々が備えるLED光源自体の照射角度が、10°から180°の範囲にあってもよい。例えば砲弾型LEDパッケージのようなLED光源は、比較的小さい照射角度、例えば鋭角の照射角度を実現可能である。例えば表面実装型LEDパッケージ、COBタイプのLEDパッケージのようなLED光源は、比較的大きい照射角度、例えば鈍角の照射角度を実現可能である。第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々は、LED光源から放射された紫外光を透過させるレンズまたは窓を備えてもよい。当該レンズまたは窓によって紫外光を屈折させることで、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々の照射角度が、10°から180°の範囲になるように調整してもよい。1つの光源に、複数の紫外光放射部を、導光路または光ファイバーを用いて光学的に接続してもよい。
一般に、殺菌性能が高く、照射波長が短いLED光源は、高コスト・短寿命である。本発明の殺菌装置が備える紫外光放射部は、放射する紫外光のピーク波長または中心波長が異なる複数のLED光源を有してもよい。当該複数のLED光源は、第一LED光源と、第一LED光源より長いピーク波長または中心波長を有する第二LED光源とを含んでもよい。第一LED光源は、例えば、250nm近傍にピーク波長または中心波長を有するLED光源でもよいし、240nmから265nmまでの範囲にピーク波長または中心波長を有するLED光源でもよい。250nm及びそれに近い範囲の波長の紫外光は、遺伝子変性による殺菌効果が高いことが知られている。250nm近傍にピーク波長または中心波長を有するLED光源、あるいは240nmから265nmまでの範囲にピーク波長または中心波長を有するLED光源は、殺菌効果が高い点で有利であるが、コスト・寿命の点では不利になる傾向がある。第二LED光源は、例えば、270nmから300nm近傍までの範囲にピーク波長または中心波長を有するLED光源でもよい。270nmから300nm近傍までの範囲にピーク波長または中心波長を有するLED光源は、250nm近傍にピーク波長または中心波長を有するLED光源、あるいは240nmから265nmまでの範囲にピーク波長または中心波長を有するLED光源に比べて、殺菌効果の点では劣るが、コスト・寿命の点では有利である。殺菌装置が第一LED光源及び第二LED光源を備える場合、以下の(1)または(2)のようにしてもよい。
(1)第一LED光源から紫外光が放射される空間の、流体の流速または単位時間単位体積当たりの粒子の通過数が、第二LED光源から紫外光が放射される空間の、流体の流速または単位時間単位体積当たりの粒子の通過数に比べて、大きくなるように、第一LED光源及び第二LED光源を配置する。後述するように、流体の流速または単位時間単位体積当たりの粒子の通過数が大きい空間は、バイオマテリアルの通過量が大きいと考えることができる。流体の流速または単位時間単位体積当たりの粒子の通過数が大きい空間、すなわちバイオマテリアルの通過量が大きい空間に、殺菌効果の高い第一LED光源からの紫外光を放射することで、バイオマテリアルを効率良く殺菌できる。流体の流速または単位時間単位体積当たりの粒子の通過数が小さい空間、すなわちバイオマテリアルの通過量が小さい空間には、コスト・寿命の点で有利な第二LED光源からの紫外光を放射することで、バイオマテリアルの殺菌効率を低下させることなく、コストを低減できる。
(2)流路空間2a内の流体の流量または粒子の通過量が基準に比べて大きい場合には第一LED光源を点灯して第二LED光源を消灯し、そうでない場合には第一LED光源を消灯して第二LED光源を点灯する光源点灯制御を行う制御手段を殺菌装置が備える。流路空間2a内の流体の流量または粒子の通過量が大きい時間帯は、流路空間2a内のバイオマテリアルの通過量が大きいと考えることができる。流路空間2a内の流体の流量または粒子の通過量が基準に比べて大きい時間帯には、殺菌効果の高い第一LED光源を点灯して第二LED光源を消灯することで、バイオマテリアルを効率良く殺菌しつつ、第二LED光源の寿命を延ばすことができる。これに対し、流路空間2a内の流体の流量または粒子の通過量が上記基準に比べて小さい時間帯には、殺菌効果の高い第一LED光源を点灯する必要性が低いので、第一LED光源を消灯して第二LED光源を点灯することで、バイオマテリアルを効率良く殺菌しつつ、第一LED光源の寿命を延ばすことができる。制御手段は、流路空間2a内の流体の流量を検知するセンサの出力に基づいて、上記光源点灯制御を行ってもよい。または、制御手段は、流路空間2a内の粒子の通過量を検知するセンサ、例えば浮遊粒子センサの出力に基づいて、上記光源点灯制御を行ってもよい。
本実施の形態では、第一紫外光放射部3の照射角度θaは、90°より小さい。第二紫外光放射部4の照射角度θaは、第一紫外光放射部3の照射角度θaに等しい。このような構成に限らず、第二紫外光放射部4の照射角度が、第一紫外光放射部3の照射角度θaと異なってもよい。第三紫外光放射部5の照射角度θbは、90°より小さい。
以下の説明では、各紫外光放射部3,4,5から放射される紫外光が通る空間のうちで照射角度の内側の空間を「照射空間」と称する。本実施の形態の殺菌装置1Aにおいて、各紫外光放射部3,4,5は、点光源と考えることができる。各紫外光放射部3,4,5の照射空間は、円錐状の形状を有する。照射空間をバイオマテリアルが通過することで殺菌される。
第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々の照射空間の紫外光は、流路空間2a内を通過して、流路構造体2の内壁面に照射される。図2、図3及び図4中に示す被照射範囲6は、流路構造体2の内壁面のうち、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の少なくとも一つの照射空間の紫外光が照射される範囲を表す。
流路構造体2の内壁面のうち、少なくとも被照射範囲6の内壁面は、本殺菌装置1Aの寿命範囲において、紫外光によって強度が低下しにくい材料、すなわち紫外光による劣化が少ない材料で形成されていることが望ましい。当該材料を以下「耐光材料」と称する。耐光材料としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼などの金属、シリカ、酸化チタン、窒化チタンなどのセラミックス、あるいは、金属またはセラミックスを表面にコーティングした樹脂材料が挙げられる。
本実施の形態のように、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々の照射角度が90°以下である場合には、以下の効果が得られる。被照射範囲6が広くなりすぎないので、耐光材料で形成すべき領域を低減できる。よって、材料コストを軽減できる。
図2に示すように、流路空間2aは、第一空間と、第二空間7とに分けて考えることができる。図2中の斜線の領域が第二空間7である。第一空間は、流路空間2aのうち、第二空間7以外の空間である。第二空間7は、第一空間に比べて、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5からの紫外光の放射強度が高い空間である。第二空間7は、第一紫外光放射部3の照射空間、第二紫外光放射部4の照射空間、及び第三紫外光放射部5の照射空間のうちの少なくとも二つの照射空間が重なった空間である。
流路空間2aを流れる流体の流速は、流路構造体2の内壁面の位置で最も低い。流路構造体2の内壁面に対する摩擦があるためである。流路空間2aを流れる流体の流速は、流路構造体2の内壁面から最も遠い、流路中心2bで最も高い。流路空間2aを流れる流体の流速は、流路構造体2の内壁面の位置から流路中心2bに向かって高くなる速度勾配を有する。流路空間2aのうち、流路中心2bを含む中央側の空間である第三空間8の流速は、流路空間2a全体の平均流速より高いと考えることができる。
流路空間2aを流れる流体中に粒子は均一に分散していると考えられる。単位時間単位体積当たりの粒子の通過数は、流速に正比例すると考えることができる。したがって、第三空間8の単位時間単位体積当たりの粒子の通過数は、単位時間単位体積当たりの粒子の通過数を流路空間2aの全体で平均した値より多いと考えることができる。
図2に示すように、第二空間7と、第三空間8とは、重なりを有する。これにより、以下の効果が得られる。第三空間8においては、単位時間単位体積当たりのバイオマテリアルの通過量が、第三空間8以外の空間に比べて多いと考えることができる。バイオマテリアルの通過量の多い第三空間8と、紫外光の放射強度の高い第二空間7とが重なりを有することで、バイオマテリアルを効率良く殺菌できる。
本実施の形態の殺菌装置1Aは、三個の紫外光照射部を備えるが、本発明では、例えば、第三空間が、流路内壁近傍であるような流路構成の場合(例えば、後述する実施の形態4の図12のような流路構成の場合)には、紫外光照射部は一つでもよい。本実施の形態の流路構造体2のように四角形の流路断面を有する場合、照射角度が180°の紫外光照射部を内壁部に設置したり、あるいは照射角度が90°の紫外光照射部を内壁部の角部に設置することで、一つの紫外光照射部から流路断面の全域に紫外光を照射できる。
ここで、バイオマテリアルを殺菌するための条件について説明する。図5は、バイオマテリアルを殺菌するための条件を説明するための模式的な斜視図である。図5に示すように、点光源である紫外光照射部90の円錐状の照射空間91を、円錐の軸線に垂直な方向に流体が通過するものとする。この場合、バイオマテリアルを殺菌するためには、「紫外光照射部90から放射された紫外光の放射束[W]×バイオマテリアルへの照射時間[秒]/照射面積[m]」の値が、殺菌可能な値以上である必要がある。照射面積とは、バイオマテリアルが通過する仮想面の面積である。図5中、紫外光照射部90からz1の距離の位置を通るバイオマテリアルに対する照射面積をS1とし、紫外光照射部90からz2の距離の位置を通るバイオマテリアルに対する照射面積をS2とする。照射面積Sは、紫外光照射部90からの距離zの二乗に正比例して大きくなる。バイオマテリアルが通過する仮想面の面積当たりの放射束[W/m]は、紫外光照射部90からの距離zの二乗に反比例して小さくなる。
図5中、紫外光照射部90からz1の距離の位置を通るバイオマテリアルについて、速度をv1、照射空間を通過する長さをL1とする。紫外光照射部90からz2の距離の位置を通るバイオマテリアルについて、速度をv2、照射空間を通過する長さをL2とする。v1=v2と仮定すると、バイオマテリアルが照射空間を通過する時間、すなわちバイオマテリアルへの照射時間は、紫外光照射部90からの距離zに正比例して大きくなる。以上のことから、バイオマテリアルを殺菌するために必要な値の指標となる、「紫外光照射部90から放射された紫外光の放射束[W]×バイオマテリアルへの照射時間[秒]/照射面積[m]」の値は、紫外光照射部90からの距離zに反比例して小さくなる。すなわち、紫外光照射部90から遠いほど、殺菌されにくい。
図5のように、紫外光照射部90に対向する流路構造体2の内壁面に他の紫外光照射部が無い場合には、紫外光照射部90に対向する流路構造体2の内壁面の位置において、上記の条件が満足されることが望ましい。これに対し、紫外光照射部90に対向する流路構造体2の内壁面に他の紫外光照射部が有る場合には、両方の紫外光照射部の中間の位置において、上記の条件が満足されればよい。よって、紫外光照射部90の出力を低くすることが可能となる。
実施の形態2.
次に、図6から図8を参照して、実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図6は、実施の形態2の殺菌装置1Bを示す模式的な斜視図である。図7は、実施の形態2の殺菌装置1Bの模式的な上面図である。図8は、実施の形態2の殺菌装置1Bの模式的な側面図である。なお、実施の形態2の殺菌装置1Bを流体の流れ方向に垂直な断面で切断した模式的な断面図は、図2と同様であるので、省略する。
本実施の形態2の殺菌装置1Bの構成は、遮光スリット9を備えること以外は実施の形態1と同じである。図7及び図8に示すように、遮光スリット9は、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の位置に対して上流側に設置されている。遮光スリット9は、紫外光を遮光し、かつ、流体の流れを妨げない遮光部材の例である。遮光スリット9は、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5から放射された紫外光の一部を遮る。遮光スリット9は、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5から放射された紫外光が、流路の上流側へ漏れることを抑制する。
本実施の形態であれば、以下の効果が得られる。遮光スリット9を備えたことで、被照射範囲6を実施の形態1よりも狭くできるので、耐光材料で形成すべき領域をさらに低減でき、材料コストをさらに軽減できる。なお、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々の照射空間の紫外光のうちの50%以上が、遮光スリット9またはフィルタ等の機能部品に遮られることなく流路構造体2の内壁面に到達することが望ましい。そのようにすることで、効率の良い殺菌が可能となる。
第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の位置に対して下流側に遮光スリットを設置した場合にも、同様の効果が得られる。第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の位置に対して上流側及び下流側の双方に遮光スリットを設置してもよい。
実施の形態3.
次に、図9から図11を参照して、実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図9は、実施の形態3の殺菌装置1Cを示す模式的な側面図である。図10は、実施の形態3の殺菌装置1Cを図9中のX−X線で切断した模式的な断面図である。図11は、実施の形態3の殺菌装置1Cを図9中のY−Y線で切断した模式的な断面図である。
図9に示すように、本実施の形態3の殺菌装置1Cは、流路構造体10及び送風機11を備える。流路構造体10は、流路空間10a及び流路空間10bを形成する。流路構造体10は、流体の流れ方向に垂直な断面が円形の流路空間10a及び流路空間10bを形成する。すなわち、流路空間10a及び流路空間10bは、円柱状の形状を有する。
送風機11は、流路構造体10内に設置されている。送風機11は、流路空間10aと流路空間10bとの間に位置する。流路空間10aは、送風機11の上流側の空間である。流路空間10bは、送風機11の下流側の空間である。送風機11は、回転可能なファン11aと、ファン11aを駆動するモータ11bとを備える。モータ11bは、流路空間10a及び流路空間10bの流体の流れ方向に垂直な断面の中央に位置する。
図9中の大きい二つの矢印は、流路空間10aに流入する流体の流れ、及び流路空間10bから流出する流体の流れを示す。
図9中の曲線12は、送風機11の上流側の流路空間10aの流速分布を表す。送風機11の上流側の流路空間10aの流速分布は、以下のようになる。流路構造体10の内壁面の位置で流速が最も低い。流路構造体10の内壁面に対する摩擦があるためである。流路構造体10の内壁面から最も遠い、流路空間10aの中心で流速が最も高い。すなわち、流体の流速は、流路構造体10の内壁面の位置から流路空間10aの中心に向かって高くなる速度勾配を有する。
図10に示すように、殺菌装置1Cは、送風機11の上流側の位置に、第一紫外光放射部14及び第二紫外光放射部15を備える。第一紫外光放射部14及び第二紫外光放射部15は、流路構造体10の内壁部から、流路空間10a内へ向けて、紫外光を放射する。第一紫外光放射部14及び第二紫外光放射部15の光軸axは、流路空間10aの中心を通る。第二紫外光放射部15は、第一紫外光放射部14に対向する位置にある。
第一紫外光放射部14の照射角度θcと、第二紫外光放射部15の照射角度θcとは、等しい。このような構成に限らず、第二紫外光放射部15の照射角度が、第一紫外光放射部14の照射角度と異なってもよい。以下では、第一紫外光放射部14の第二紫外光放射部15の照射角度がθcである場合を例に説明するが、第一紫外光放射部14の第二紫外光放射部15の照射角度はθcより大きいθdでもよい。
流路空間10aは、第一空間と、第二空間16とに分けて考えることができる。図10中の斜線の領域が第二空間16である。第一空間は、流路空間10aのうち、第二空間16以外の空間である。第二空間16は、第一空間に比べて、第一紫外光放射部14及び第二紫外光放射部15からの紫外光の放射強度が高い空間である。第二空間16は、第一紫外光放射部14の照射空間と第二紫外光放射部15の照射空間とが重なった空間である。
前述したように、流路空間10aを流れる流体の流速は、流路構造体10の内壁面の位置から流路の中心に向かって高くなる速度勾配を有する。よって、流路空間10aの中心を含む中央側の空間である第三空間17の流速は、流路空間10a全体の平均流速より高いと考えることができる。
流路空間10aを流れる流体中に粒子は均一に分散していると考えられる。単位時間単位体積当たりの粒子の通過数は、流速に正比例すると考えることができる。したがって、第三空間17の単位時間単位体積当たりの粒子の通過数は、単位時間単位体積当たりの粒子の通過数を流路空間10aの全体で平均した値より多いと考えることができる。
図10に示すように、第二空間16と、第三空間17とは、重なりを有する。これにより、以下の効果が得られる。第三空間17においては、単位時間単位体積当たりのバイオマテリアルの通過量が、第三空間17以外の空間に比べて多いと考えることができる。バイオマテリアルの通過量の多い第三空間17と、紫外光の放射強度の高い第二空間16とが重なりを有することで、バイオマテリアルを効率良く殺菌できる。
前述したように、流路空間10aを流れる流体の流速は、流路空間10aの中心で最も高い。このため、流路空間10aの中心及びその近くの空間は、単位時間単位体積当たりの粒子の通過数が最大になる空間であると言える。本実施の形態では、流路空間10aの中心及びその近くの空間と、第二空間16とは、重なりを有する。すなわち、第二空間16は、単位時間単位体積当たりのバイオマテリアルの通過量が最大になる空間と重なりを有すると言える。このため、バイオマテリアルを効率良く殺菌できる。
図9中の曲線13は、送風機11の下流側の流路空間10bの流速分布を表す。送風機11の下流側の流路空間10bの流速分布は、以下のようになる。流路構造体10の内壁面の位置で流速が低い。流路構造体10の内壁面に対する摩擦があるためである。送風機11のモータ11bの直下では、乱流が生じるために、流速が低くなる。このため、流路空間10bの中心及びその近くの流速が低くなる。その結果、流路空間10bを流れ方向に平行な方向から見たとき、流速が最も高い位置は、円環状に分布する。
図11に示すように、殺菌装置1Cは、送風機11の下流側の位置に、第三紫外光放射部18、第四紫外光放射部19及び第五紫外光放射部20を備える。第三紫外光放射部18、第四紫外光放射部19及び第五紫外光放射部20は、流路構造体10の内壁部から、流路空間10b内へ向けて、紫外光を放射する。第三紫外光放射部18、第四紫外光放射部19及び第五紫外光放射部20の光軸axは、流路空間10bの中心からずれた位置を通る。第三紫外光放射部18、第四紫外光放射部19及び第五紫外光放射部20は、流路空間10bの中心に対して、等角度間隔、すなわち60°間隔で位置する。
第三紫外光放射部18、第四紫外光放射部19及び第五紫外光放射部20の各々の照射角度は、いずれもθeであり、等しい。このような構成に限らず、第三紫外光放射部18、第四紫外光放射部19及び第五紫外光放射部20の各々の照射角度が異なってもよい。
流路空間10bは、第一空間と、第二空間21,22,23とに分けて考えることができる。図11中の斜線の領域が第二空間21,22,23である。第一空間は、流路空間10bのうち、第二空間21,22,23以外の空間である。第二空間21,22,23は、第一空間に比べて、紫外光の放射強度が高い空間である。第二空間21は、第三紫外光放射部18の照射空間と第四紫外光放射部19の照射空間とが重なった空間である。第二空間22は、第四紫外光放射部19の照射空間と第五紫外光放射部20の照射空間とが重なった空間である。第二空間23は、第五紫外光放射部20の照射空間と第三紫外光放射部18の照射空間とが重なった空間である。
図11中の第三空間24は、流路空間10bを流れ方向に平行な方向から見たときに、流速が最も高い円環状の位置を含むドーナツ状を呈する空間である。第三空間24の流速は、流路空間10b全体の平均流速より高いと考えることができる。
流路空間10bを流れる流体中に粒子は均一に分散していると考えられる。単位時間単位体積当たりの粒子の通過数は、流速に正比例すると考えることができる。したがって、第三空間24の単位時間単位体積当たりの粒子の通過数は、単位時間単位体積当たりの粒子の通過数を流路空間10bの全体で平均した値より多いと考えることができる。
図11に示すように、第二空間21,22,23と、第三空間24とは、重なりを有する。これにより、以下の効果が得られる。第三空間24においては、単位時間単位体積当たりのバイオマテリアルの通過量が、第三空間24以外の空間に比べて多いと考えることができる。バイオマテリアルの通過量の多い第三空間24と、紫外光の放射強度の高い第二空間21,22,23とが重なりを有することで、バイオマテリアルを効率良く殺菌できる。
前述したように、流路空間10bを流れる流体の流速は、流路空間10bを流れ方向に平行な方向から見たときに、流路空間10bの中心に対して円環状の位置で最も高い。このため、当該円環及びその近くの空間は、単位時間単位体積当たりの粒子の通過数が最大になる空間であると言える。本実施の形態では、そのような、単位時間単位体積当たりの粒子の通過数が最大になる空間と、第二空間21,22,23とは、重なりを有する。このため、バイオマテリアルを効率良く殺菌できる。
実施の形態4.
次に、図12を参照して、実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図12は、実施の形態4の殺菌装置1Dを示す模式的な斜視図である。図12に示すように、本実施の形態4の殺菌装置1Dは、流路構造体25及び紫外光放射部26を備える。流路構造体25は、流路空間25aを形成する。流体は、流路空間25a内で旋回する。流路構造体25は、サイクロン式遠心分離装置の一部である。流路空間25aは、円柱状、楕円柱状、または円錐台状の形状を有する。
流路構造体25の上部には、流入部27が形成されている。粒子が分散した流体が流入部27から流路空間25a内に流入する。粒子には、塵埃が含まれてもよい。流入部27は、流路空間25aの内周面の接線方向に沿って流体を流入させる。流路空間25aの流体を排出させる排出部28は、筒状の形状を有する。排出部28の一部は、流路空間25aの上端の内壁面から下方に向かって流路空間25a内へ突出している。
流入部27から流路空間25a内に流入した流体は、流路空間25aの内周面に沿って旋回する。流体は、旋回しながら流路空間25aの下方へ向かう。旋回した後の流体は、上方へ向きを変え、排出部28を通って流路空間25a外へ排出される。流体に分散していた粒子は、流体とともに旋回するときの遠心力によって流路空間25aの内周面に近い所へ寄せられ、重力により落下して、流速の低い空間である流路空間25aの下部に溜まる。図12中の破線の軌跡29は、流体がたどる軌跡の例であり、実線の軌跡30は、粒子がたどる軌跡の例である。
紫外光放射部26は、流路構造体25の内壁部から、流路空間25a内へ向けて、紫外光を放射する。紫外光放射部26は、流路空間25aの上端の内壁面から下方に向かって紫外光を放射する。紫外光放射部26の照射空間内の紫外光は、流路空間25aの下端の内壁面、すなわち底面に照射される。紫外光放射部26の照射角度θfは、比較的小さくてもよい。紫外光放射部26の照射角度θfは、例えば、45°以下でもよい。紫外光放射部26は、流路空間25aの中心に対して外周寄りの位置にある。紫外光放射部26の光軸は、流路空間25aの中心軸に平行でもよい。
流路空間25aは、第一空間と、第二空間31とに分けて考えることができる。第二空間31は、紫外光放射部26の照射角度θfの内側の空間、すなわち紫外光放射部26の照射空間である。第二空間31は、円錐状の形状を有する。第一空間は、流路空間25aのうち、第二空間31以外の空間である。第二空間31は、第一空間に比べて、紫外光放射部26からの紫外光の放射強度が高い空間である。第二空間31は、流路空間25aの中心から外周側へ偏った位置にある。
前述したように、流路空間25a内の流体に分散する粒子は、遠心力によって流路空間25aの内周面に近い所へ寄せられる。このため、流路空間25aの中心に対して外周寄りの第三空間では、流路空間25aの中心及びその近くの空間に比べて、粒子数密度が高い。よって、流路空間25aの中心に対して外周寄りの第三空間の単位時間単位体積当たりの粒子の通過数は、単位時間単位体積当たりの粒子の通過数を流路空間25aの全体で平均した値より多いと考えることができる。
流路空間25aの中心に対して外周寄りの第三空間と、第二空間31とは、重なりを有する。これにより、以下の効果が得られる。流路空間25aの中心に対して外周寄りの第三空間においては、単位時間単位体積当たりのバイオマテリアルの通過量が、それ以外の空間に比べて多いと考えることができる。流路空間25aの中心に対して外周寄りの第三空間、すなわちバイオマテリアルの通過量の多い空間と、紫外光の放射強度の高い第二空間31とが重なりを有することで、バイオマテリアルを効率良く殺菌できる。
本実施の形態であれば、以下のような効果がさらに得られる。流路空間25a内を粒子が旋回することで、粒子は、第二空間31を複数回繰り返し通過する。このため、バイオマテリアルを効率良く殺菌できる。紫外光放射部26が流路空間25aの上部から紫外光を放射するので、流路空間25aの底部に溜まる塵埃に遮られることなく紫外光放射部26が流路空間25a内に紫外光を放射できる。
実施の形態5.
次に、図13から図15を参照して、実施の形態5について説明するが、上述した実施の形態2との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図13は、実施の形態5の殺菌装置1Eを示す模式的な斜視図である。図14は、実施の形態5の殺菌装置1Eの模式的な上面図である。図15は、実施の形態5の殺菌装置1Eの模式的な側面図である。実施の形態5の殺菌装置1Eを流体の流れ方向に垂直な断面で切断した模式的な断面図は、図2と同様であるので、省略する。
本実施の形態5の殺菌装置1Eの構成は、実施の形態2の構成に加えて、機能部品32をさらに備える。図14及び図15に示すように、機能部品32は、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の位置に対して下流側に設置されている。機能部品32は、紫外光への耐久性の低い部品でもよい。例えば、機能部品32は、塵埃フィルタ、脱臭フィルタ、熱交換器、送風機、ポリプロピレンエレクトレット繊維製のフィルタ、親水性コーティングが施された熱交換器、樹脂製のファン、のうちの少なくとも一つでもよい。機能部品32は、紫外光への耐久性を付与するためには高コスト化する部材でもよい。
図14及び図15に示すように、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々の光軸axは、流体が流れる方向に垂直な平面に対して平行ではなく、当該平面に対して斜めになっている。第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々の光軸axは、機能部品32から離れる方向に傾斜している。このようにすることで、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5から放射された紫外光が、機能部品32に当たらないようにすることが可能となる。このため、機能部品32が紫外光によって劣化することを防止できる。
第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5の各々の光軸axは、遮光スリット9に近づく方向に傾斜している。遮光スリット9があることで、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5から放射された紫外光が、遮光スリット9よりも上流側へ漏れることを防止できる。
第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5のうちの少なくとも一つの光軸axが上記のように傾斜していれば、上記と類似の効果が得られる。また、上記の構成と反対に、第一紫外光放射部3、第二紫外光放射部4、及び第三紫外光放射部5に対して、上流側に機能部品があり、下流側に遮光スリットがあってもよい。また、遮光スリットが不要の場合には、遮光スリットが無くてもよい。
実施の形態6.
次に、図16を参照して、実施の形態6について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図16は、実施の形態6の殺菌装置を備えた空調装置を示す模式的な側面断面図である。本明細書において、空調装置とは、空気を調節する装置であり、例えば、ルームエアコン、パッケージエアコン、空気清浄機、加湿機、除湿機、全熱交換換気装置、及びこれらの装置の一部分を含む概念である。
図16に示す空調装置33が備える殺菌装置は、流路構造体34、第一紫外光放射部35、及び第二紫外光放射部36を備える。流路構造体34は、流路空間34aを形成する。流路構造体34は、第一流入口34b及び第二流入口34cを備える。第一流入口34b及び第二流入口34cの双方から空気が流路空間34a内へ流入する。
第一紫外光放射部35及び第二紫外光放射部36は、流路構造体34の内壁部から、流路空間34a内へ向けて、紫外光を放射する。第一紫外光放射部35は、第一流入口34bの近くにある。第一紫外光放射部35から放射された紫外光は、第一流入口34bから流入した直後の気流に照射される。第二紫外光放射部36は、第二流入口34cの近くにある。第二紫外光放射部36から放射された紫外光は、第二流入口34cから流入した直後の気流に照射される。
空調装置33は、ケーシング37、機能部品38、ベルマウス39、及び送風機40をさらに備える。ケーシング37は、流路構造体34と一体的に形成されてもよい。ケーシング37は、機能部品38、ベルマウス39、及び送風機40を収納する。ケーシング37は、空気を排出する排出口37aを有する。機能部品38は、流路構造体34内の流路空間34aと、ケーシング37内の流路空間とを隔てる。流路空間34a内の空気は、機能部品38を通ってケーシング37内に入り、ベルマウス39及び送風機40をこの順に通過した後、排出口37aからケーシング37外へ排出される。
流路空間34aは、第一空間と、第二空間41,42とに分けて考えることができる。第二空間41は、第一紫外光放射部35の照射角度の内側の空間、すなわち第一紫外光放射部35の照射空間である。第二空間42は、第二紫外光放射部36の照射角度の内側の空間、すなわち第二紫外光放射部36の照射空間である。第二空間41,42の各々は、円錐状の形状を有してもよい。第一空間は、流路空間34aのうち、第二空間41,42以外の空間である。第二空間41,42は、第一空間に比べて、紫外光の放射強度が高い空間である。
流路空間34aのうち、第一流入口34bから流入した直後の気流が通る空間、及び第二流入口34cから流入した直後の気流が通る空間を、第三空間と称する。第一流入口34bから流入した直後の気流の流速、及び第二流入口34cから流入した直後の気流の流速は、流路空間34a全体の平均流速より高いと考えることができる。流路空間34aを流れる空気中に粒子は均一に分散していると考えられる。単位時間単位体積当たりの粒子の通過数は、流速に正比例すると考えることができる。したがって、第一流入口34b及び第二流入口34cから流入した直後の気流が通る第三空間の単位時間単位体積当たりの粒子の通過数は、単位時間単位体積当たりの粒子の通過数を流路空間34aの全体で平均した値より多いと考えることができる。
第一流入口34b及び第二流入口34cから流入した直後の気流が通る第三空間は、第二空間41,42と、重なりを有する。これにより、以下の効果が得られる。第三空間においては、単位時間単位体積当たりのバイオマテリアルの通過量が、第三空間以外の空間に比べて多いと考えることができる。バイオマテリアルの通過量の多い第三空間と、紫外光の放射強度の高い第二空間41,42とが重なりを有することで、バイオマテリアルを効率良く殺菌できる。
第一紫外光放射部35及び第二紫外光放射部36の照射空間は、機能部品38に当たらないようになっている。このため、機能部品38が紫外光によって劣化することを確実に防止できる。
流路構造体34の内壁面のうち、第一紫外光放射部35及び第二紫外光放射部36の照射空間の紫外光が照射される領域には、耐光材料で形成された遮光パネル43が設置されている。これにより、流路構造体34の構成材料が紫外光によって劣化することを確実に防止できる。
実施の形態7.
次に、図17を参照して、実施の形態7について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図17は、実施の形態7の殺菌装置を備えた空調装置を示す模式的な側面断面図である。図17に示す空調装置44が備える殺菌装置は、流路構造体45、第一紫外光放射部46、及び第二紫外光放射部47を備える。流路構造体45は、空気の流れ方向に垂直な断面が円形の流路空間45aを形成する。流路構造体45は、ベルマウスでもよい。
第一紫外光放射部46及び第二紫外光放射部47は、流路構造体45の内壁部から、流路空間45a内へ向けて、紫外光を放射する。第一紫外光放射部46及び第二紫外光放射部47の光軸は、流路空間45aの中心を通る。第二紫外光放射部47は、第一紫外光放射部46に対向する位置にある。第一紫外光放射部46及び第二紫外光放射部47から放射された紫外光は、対向する流路空間45aの内壁面に照射される。流路空間45aの内壁面は、耐光材料で構成される。本実施の形態の殺菌装置によれば、前述した図10に示す例と同様の効果が得られる。
空調装置44は、ケーシング48、送風機49、及び熱交換器50をさらに備える。ケーシング48は、流路構造体45、送風機49、及び熱交換器50を収納する。ケーシング48は、空気を吸い込む吸込口48aと、空気を排出する吹出口48bとを有する。熱交換器50は、室外機51から冷媒配管52を介して供給される冷媒と、空気との間で熱を交換する。吸込口48aから吸い込まれた空気は、流路空間45a、送風機49、及び熱交換器50をこの順に通過した後、吹出口48bからケーシング48外へ吹き出される。
第一紫外光放射部46及び第二紫外光放射部47の照射空間は、送風機49に当たらないようになっている。このため、送風機49が紫外光によって劣化することを確実に防止できる。例えばシリンドリカルレンズを用いて、図17中の上下方向の第一紫外光放射部46及び第二紫外光放射部47の照射角度が小さくなるように調整してもよい。第一紫外光放射部46及び第二紫外光放射部47から放射された紫外光が流路空間45aの外へ漏れることを抑制しつつ、流路空間45aの断面の広い範囲に紫外光を照射できる。
以上のように、本発明の殺菌装置を備えた空調装置であれば、生物学的に清浄な空気を供給できるとともに、空調装置の内部に殺菌されていないバイオマテリアルが蓄積したり、蓄積した殺菌されていないバイオマテリアルが再飛散する可能性を抑制し、機器内部の衛生性を維持することができる。
実施の形態8.
次に、図18から図21を参照して、実施の形態8について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。
図18は、実施の形態8の殺菌装置1Fを示す模式的な斜視図である。図18に示す実施の形態8の殺菌装置1Fは、実施の形態1の殺菌装置1Aと比べて、第三紫外光放射部5に代えて第三紫外光放射部53を備えること以外は同じである。第三紫外光放射部53は、光源部品53aと、照射角規制部53bとを備える。照射角規制部53bは、流路構造体2の内壁面に対して凹部を形成している。照射角規制部53bが形成する凹部は、流体の流れ方向に対して垂直な方向を長手方向とする細長い形状を有する。
図19は、実施の形態8の殺菌装置1Fを流体の流れ方向に垂直な断面で切断した模式的な断面図である。図20は、実施の形態8の殺菌装置1Fの模式的な上面図である。図21は、実施の形態8の殺菌装置1Fの模式的な側面図である。
図19に示すように、光源部品53aの発光面は、照射角規制部53bが形成する凹部の底面に位置する。光源部品53aの照射角度θgは、比較的大きい角度、すなわち180°に近い角度である。光源部品53aは、例えば、表面実装型LEDパッケージ、COBタイプのLEDパッケージのようなLED光源でもよい。流体の流れ方向に平行な方向から見たときには、光源部品53aから放射された紫外光は、照射角規制部53bの凹部の内面に当たらない。すなわち、流体の流れ方向に平行な方向から見たときには、光源部品53aの照射角度θgは、照射角規制部53bによって規制されない。流体の流れ方向に平行な方向から見たときには、第三紫外光放射部53の照射角度θgは、光源部品53aの照射角度θgに等しい。本実施の形態であれば、第三紫外光放射部53からの紫外光を、流体の流れ方向に垂直な断面のほぼ全域に照射できるという利点がある。
図21に示すように、光源部品53aの光軸方向と流体の流れ方向との双方に垂直な方向から見たときには、光源部品53aから放射された紫外光の一部が、照射角規制部53bの凹部の内面に当たり、反射または遮光される。その結果、光源部品53aの光軸方向と流体の流れ方向との双方に垂直な方向から見たときには、第三紫外光放射部53の照射角度θhは、光源部品53aの照射角度θgより小さくなる。これにより、以下のような利点がある。第三紫外光放射部53の被照射範囲6は、流体の流れ方向に関して拡大することを抑制できる。そのため、耐光材料で形成すべき領域を低減でき、材料コストを軽減できる。
1A,1B,1C,1D,1E,1F 殺菌装置、 2 流路構造体、 2a 流路空間、 2b 流路中心、 3 第一紫外光放射部、 4 第二紫外光放射部、 5 第三紫外光放射部、 6 被照射範囲、 7 第二空間、 8 第三空間、 9 遮光スリット、 10 流路構造体、 10a,10b 流路空間、 11 送風機、 11a ファン、 11b モータ、 12,13 曲線、 14 第一紫外光放射部、 15 第二紫外光放射部、 16 第二空間、 17 第三空間、 18 第三紫外光放射部、 19 第四紫外光放射部、 20 第五紫外光放射部、 21,22,23 第二空間、 24 第三空間、 25 流路構造体、 25a 流路空間、 26 紫外光放射部、 27 流入部、 28 排出部、 29,30 軌跡、 31 第二空間、 32 機能部品、 33 空調装置、 34 流路構造体、 34a 流路空間、 34b 第一流入口、 34c 第二流入口、 35 第一紫外光放射部、 36 第二紫外光放射部、 37 ケーシング、 37a 排出口、 38 機能部品、 39 ベルマウス、 40 送風機、 41,42 第二空間、 43 遮光パネル、 44 空調装置、 45 流路構造体、 45a 流路空間、 46 第一紫外光放射部、 47 第二紫外光放射部、 48 ケーシング、 48a 吸込口、 48b 吹出口、 49 送風機、 50 熱交換器、 51 室外機、 52 冷媒配管、 53 第三紫外光放射部、 53a 光源部品、 53b 照射角規制部、 90 紫外光照射部、 91 照射空間

Claims (12)

  1. 粒子が分散した流体が流入する流路空間を形成する流路構造体と、
    前記流路構造体の内壁部から、200nmから300nmの波長を含む紫外光を前記流路空間内へ放射する少なくとも一つの紫外光放射部と、
    を備え、
    前記少なくとも一つの紫外光放射部の各々の照射角度は、10°から180°の範囲にあり、
    前記照射角度は、最大の放射強度を有する放射方向に対して1/2の放射強度になる放射方向の開き角度であり、
    前記流路空間は、第一空間と、紫外光の放射強度が前記第一空間より高い第二空間とを含み、
    前記流路空間のうち単位時間単位体積当たりの前記粒子の通過数が平均より多い空間である第三空間と、前記第二空間とが重なりを有する殺菌装置。
  2. 前記第一空間は、前記照射角度の外側の空間であり、
    前記第二空間は、前記照射角度の内側の空間である請求項1に記載の殺菌装置。
  3. 前記少なくとも一つの紫外光放射部は、複数の紫外光放射部を備え、
    前記第二空間は、複数の前記紫外光放射部の前記照射角度の内側の空間が重なった空間である請求項1に記載の殺菌装置。
  4. 前記流路空間のうち単位時間単位体積当たりの前記粒子の通過数が最大になる空間と、前記第二空間とが重なりを有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  5. 前記第三空間は、前記流路空間のうち前記流体の流速が平均より高い空間である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  6. 前記第三空間は、前記流路空間のうち前記粒子の数密度が平均より高い空間である請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  7. 前記流体が前記流路空間内で旋回し、
    前記第二空間は、前記流路空間の中心から外周側へ偏った位置にある請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  8. 前記少なくとも一つの紫外光放射部は、前記流体が流れる方向に垂直な平面に対して斜めになっている光軸を有する紫外光放射部を備える請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  9. 前記少なくとも一つの紫外光放射部は、放射する紫外光のピーク波長または中心波長が異なる複数のLED光源を備える請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の殺菌装置。
  10. 前記複数のLED光源は、第一LED光源と、前記第一LED光源より長いピーク波長または中心波長を有する第二LED光源とを備え、
    前記第一LED光源から紫外光が放射される空間の、前記流体の流速または単位時間単位体積当たりの前記粒子の通過数は、前記第二LED光源から紫外光が放射される空間の、前記流体の流速または単位時間単位体積当たりの前記粒子の通過数に比べて、大きい請求項9に記載の殺菌装置。
  11. 前記複数のLED光源は、第一LED光源と、前記第一LED光源より長いピーク波長または中心波長を有する第二LED光源とを備え、
    前記流路空間内の前記流体の流量または前記粒子の通過量が基準に比べて大きい場合には前記第一LED光源を点灯して前記第二LED光源を消灯し、そうでない場合には前記第一LED光源を消灯して前記第二LED光源を点灯する制御手段を備える請求項9に記載の殺菌装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の殺菌装置を備える空調装置。
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