JP2010275840A - 衛生器具用の排水装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紫外線照射部から照射された紫外線の強度を検知する光検知器を利用して、一定の消毒効果を長期間得ることなどが可能な衛生器具用の排水装置を提供する。
【解決手段】排水が流入する排水口2を備え前記排水を排出する排水管3と接続される排水部1と、該排水部1の内部を消毒する紫外線を照射する紫外線LED4を備えた紫外線照射部5と、を有する衛生器具用の排水装置10である。特に、排水装置10は、紫外線照射部5から排水部1の内部に照射された紫外線の強度を検出する光検出器7を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、細菌の消毒手段として紫外線LEDを備えた衛生器具用の排水装置に関するものである。
現在、ウイルス、細菌などの病原体の感染による感染症の流行や抵抗力の弱い高齢者の増加に伴う感染症の感染対策が社会問題視されている。このような背景から、身近な住空間における衛生環境を改善することは、居住者の健康管理をより高度なものとし、さらには、住空間の維持管理を簡便にできるので、より安心で快適な暮らしを実現することに寄与する。
住空間の中で、台所、洗面所や風呂などの水周りは、衛生環境が悪化しやすい。特に、水周りとなる衛生器具の排水部では、たとえば、台所において食材汚れなど、洗面所や風呂などにおいては皮脂や石鹸垢などが付着し、それらを栄養分としてカビや細菌などが繁殖する。また、排水部には、細菌が自己の乾燥を防ぎ、増殖する際に出すバイオフィルム(ヌメリ)が付着しやすい。バイオフィルムは、内部に種々の雑菌が存在し、雑菌の繁殖などにより悪臭の発生源にもなる。さらには、バイオフィルムは、病原性微生物の温床にもなる。したがって、衛生器具の排水部において、病原性微生物だけでなく、バイオフィルムを産生する細菌などを殺菌・消毒することは、住空間における衛生環境をより好ましいものとすることができる。
この種の細菌の殺菌・消毒手法として、従来から加熱殺菌、塩素などの薬剤を用いた薬剤殺菌や紫外線照射による紫外線消毒などが知られている。このうち紫外線消毒は、紫外線を細菌に照射させ、細菌の遺伝子情報を司る核酸(DNAやRNA)に作用して光化学反応を引き起こさせる。光化学反応は、細菌の核酸の一部に障害を生じさせ、遺伝子からの転写制御が滞ることから新陳代謝異常により細菌が不活化するとされている。そのため、薬剤を用いた細菌の薬剤殺菌と異なり、不要な薬剤残留や耐性菌をつくらない。また、紫外線消毒に用いられる紫外線照射装置は、加熱殺菌に用いられる加熱殺菌装置のような冷却システムが不要で構造が簡易であり、比較的安価に製造できるなどの理由により、広範囲に利用されている。
通常、紫外線照射装置は、紫外線を照射する光源として、低圧水銀ランプ(主となる輝線スペクトル:253.7nm)が用いられている。低圧水銀ランプは、細菌の核酸における吸収スペクトルの吸収帯に合わせて消毒効果の高い紫外線を効率よく発光することができる。
ところで、近年、紫外線を照射する光源として、近紫外線や遠紫外線など紫外域に発光可能な紫外線発光ダイオード(以下、紫外線LEDという)が盛んに研究・開発されている。紫外線LEDの研究・開発は、目覚ましく、光出力の向上にともないその一部が既に実用化されている。このような紫外線LEDは、低圧水銀ランプのように紫外線を効率よく透過する石英管中に水銀を封入する必要がないので、環境に与える負荷が少なく破損などの問題も生じにくい。また、紫外線LEDは、低圧水銀ランプのように高い電圧を必要とすることもない。そのため、紫外線LEDは、小型、軽量且つ低消費電力である利点を生かし、これまで低圧水銀ランプでの設置が困難な小スペースの場所へも利用することができる。
たとえば、紫外線LEDを備えた衛生器具用の排水装置の例として、図3および図4に浴室の洗い場10aの排水溝付近を示す。図3や図4は、排水が流入する排水口2を備え前記排水を排出する排水管と接続される排水部1と、該排水部1の内部を消毒する紫外線を照射する複数個の紫外線LED4からなる紫外線照射部5と、紫外線照射部5を備え排水口2に被せるグレーチング6’や目皿6’’と、を有する衛生器具用の排水装置10’,10’’が提案されている(特許文献1)。なお、排水部1の内底面には、髪の毛などが排水管に流れないようにヘアーキャッチャー21が設けられている。
また、衛生器具の水周りとして、キッチンのシンクの排水口に、紫外線が照射可能な紫外線LEDを備えた紫外線照射部を備えたものも提案されている(特許文献2)。
さらに、小便器や浴室においては、通常、排水管から屋内への悪臭の拡散などを防ぐため、椀状の蓋を利用して排水経路の途中を水で防ぐベル型トラップが設けられている。このベル型トラップの椀状の蓋に、紫外線LEDを備えた衛生器具用の排水装置も提案されている(特許文献3)。
特開2001−95699 特開2006−183241 特開2006−274572
ところで、紫外線LED4は、半導体発光素子であり原理的に低圧水銀ランプのように電極消耗による不灯がない。そのため、紫外線LED4は、低圧水銀ランプなどと比較して寿命が長い。また、紫外線LED4は、パルス点灯による駆動制御も比較的容易であり、さらに長時間にわたって高出力に点灯させることもできる。
しかしながら、紫外線LED4は、使用にともなう劣化により、照射する紫外線の強度が徐々に低下する傾向がある。そのため、衛生器具用の排水装置10’,10’’の紫外線照射部5に紫外線LED4を用いた場合は、紫外線LED4が点灯していても、時間の経過とともに紫外線照射部5の紫外線LED4から排水部1の内部に照射する紫外線の強度が低くなり、細菌などに対して期待する消毒効果を十分得ることができない場合がある、という問題を生ずることがある。
また、紫外線LED4から照射される光は、基本的に発光スペクトルが狭く可視光成分が少ない。また、紫外線LED4から照射される光は、紫外線であるため直接視認することもできない。
そのため使用者は、紫外線照射部5が紫外線LED4の劣化、故障や汚れなどで排水部1の内部に十分な消毒効果のある紫外線が得られているか否かを判断することが難しいという問題もある。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、紫外線照射部から照射された紫外線の強度を検知する光検知器を利用して、一定の消毒効果を長期間得ることなどが可能な衛生器具用の排水装置を提供することにある。
請求項1の発明は、排水が流入する排水口を備え前記排水を排出する排水管と接続される排水部と、該排水部の内部を消毒する紫外線を照射する紫外線LEDを備えた紫外線照射部と、を有する衛生器具用の排水装置であって、前記紫外線照射部から前記排水部の内部に照射された前記紫外線の強度を検出する光検出器を有することを特徴とする。
この発明によれば、紫外線照射部から照射された紫外線の強度を検知する光検出器を利用することで、一定の消毒効果を長期間得ることなどに利用可能な衛生器具用の排水装置とすることができる。より具体的には、前記紫外線照射部の紫外線LEDから排水部の内部に照射された紫外線の強度を検出することで前記紫外線の強度変化を知ることができ、前記紫外線LEDの駆動の制御に利用することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記光検出器によって検出された検出値に基づいて、前記紫外線照射部から前記排水部の内部に照射する光出力が一定となるように前記紫外線LEDをフィードバック制御する制御回路部を有することを特徴とする。
この発明によれば、前記紫外線照射部から照射された前記紫外線の強度が、前記紫外線LEDの劣化などの要因により低下したことを光検出器にて検出し、制御回路部が前記紫外線LEDの光出力をフィードバック制御することで一定の消毒効果が長期間維持可能な衛生器具用の排水装置とすることができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記光検出器によって検出された検出値に基づいて、前記紫外線照射部から前記排水部の内部に照射する前記紫外線が消毒に必要な所定の紫外線照射量となるように前記紫外線LEDの駆動時間をフィードバック制御する制御回路部を有することを特徴とする。
この発明によれば、前記紫外線照射部から照射された紫外線の強度が前記紫外線LEDの劣化などの要因により低下したことを光検出器にて検出し、制御回路部が前記紫外線LEDの駆動時間をフィードバック制御することで一定の消毒効果が長期間維持可能な衛生器具用の排水装置とすることができる。
なお、細菌の消毒は、基本的に紫外線照射量(被照射面での紫外線照度と紫外線照射時間との積)が一定であれば、前記紫外線照射部から照射された紫外線の強度が低下しても、前記紫外線照射部の前記紫外線LEDの駆動時間を長くすることで同程度の消毒効果を維持することができるからである。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記光検出器によって検出された前記紫外線の強度が所定の値以下の場合に、前記紫外線LED4の交換を促すように使用者に通知する通知部を有することを特徴とする。
この発明によれば、通知部は、たとえば、紫外線LEDが過度に劣化した場合や故障して点灯しなくなった場合など、光検出器によって検出された前記紫外線の強度が、所定の値以下にまで低下したことを、使用者に知らせ使用者に前記紫外線LEDの交換を促すことが可能な衛生器具用の排水装置とすることができる。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記通知部は、表示部であることを特徴とする。
この発明によれば、表示部は、使用者に目視により紫外線LEDなどの交換を促すことが可能な衛生器具用の排水装置とすることができる。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の発明において、前記紫外線を遮蔽する遮蔽体を前記排水口に被せてなることを特徴とする。
これによって、前記排水部の前記排水口から前記紫外線が漏れ出ることを抑制し、前記紫外線が前記排水部の内部に閉じ込められることにより、前記排水部の内部における細菌の消毒効果を高めることが可能となる。
請求項1の発明は、紫外線照射部から照射された紫外線の強度を検知する光検知器を利用して、一定の消毒効果を長期間得ることに利用が可能な衛生器具用の排水装置を提供できるという顕著な効果を奏する。
実施形態1の衛生器具用の排水装置を示す模式断面図である。 実施形態2の衛生器具用の排水装置の要部模式断面図である。 従来の衛生器具用の排水装置を示す概略斜視図である。 従来の別の衛生器具用の排水装置を示す概略斜視図である。
(実施形態1)
以下、本実施形態の衛生器具用の排水装置について、図1を用いて説明する。
図1の衛生器具用の排水装置10は、たとえば、浴室の洗い場などの表面排水を目的に設けられるものであり、排水が流入する排水口2を備え前記排水を排出する排水管3と接続される排水部1と、該排水部1の内部を消毒する紫外線を照射する複数個の紫外線LED4を備えた紫外線照射部5と、を有している。本実施形態の排水装置10では、紫外線照射部5から排水部1の内部に照射された前記紫外線の強度を検出する光検出器7が設けられている。また、排水口2には、前記紫外線を遮蔽する遮蔽体6が被せてある。
本実施形態の衛生器具用の排水装置10における排水部1は、排水が流入する排水口2を備え前記排水を排出する排水管3と接続されるものである。排水部1は、たとえば、前記排水を流入できるように上面が開口し下面となる内底面側の中央部に前記排水が排水管3へと流れる貫通孔を備えた長方体状や筒状の容器に形成させることができる。本実施形態の排水部1においては、前記容器における内壁面の一部に後述する紫外線照射部5を収納可能な窪み3aが形成されている。また、排水部1の前記上面には、排水部1の排水口2に被せて紫外線照射部5から照射される前記紫外線が排水部1の内部から外部へ漏れ出ないように遮蔽する矩形板状の遮蔽体6を保持する断面階段状の窪み10bを形成している。排水部1の排水口2は、遮蔽体6よりも部分的に大きく、遮蔽体6で覆われていない排水口2の端部から前記排水が排水部1の内部に流入することになる。排水部1に流入した前記排水は、前記容器における前記内底面側の中央部に設けられた前記貫通孔から排水管3を介して外部に排出される。
このような排水部1は、前記排水が流入する排水口2を備え前記排水を排出する排水管3と接続されることができればよく、浴室の洗い場における排水溝のほか、キッチンのシンク、洗面所の排水穴、ディスポーザー(生ごみ粉砕装置)の本体、キッチン、浴室やトイレのトラップ部などにも利用できる。そのため、排水部1の大きさ、形状や材質は、その用途に応じて種々選択することができる。同様に、排水口2や排水部1の前記内底面側の中央部から延設し排水管3と接続される排水部1の管状部位は、その形状や大きさも適宜設定することができる。なお、図1では排水管3と、該排水管3と接続される排水部1の前記管状部位とは、連続的に一体として図示している。
排水部1の材質としては、腐食性や耐久性などを考慮し、たとえば、陶器、プラスチック、ガラス繊維強化ポリエステル、金属表面にガラス結晶を形成させたホーローなどを用いることができる。また、排水部1は、紫外線照射部5の紫外線LED4から照射された前記紫外線を、排水部1の内部で反射させ有効利用するために、前記紫外線に対して効率よく反射するステンレス鋼などの材質で形成することもできる。
また、排水装置10の排水部1には、排水管3からの悪臭や害虫などを防ぐトラップを設けることもできる。前記トラップは、排水部1自体を利用した非サイフォン式トラップの1種であるベル型トラップで形成してもよい。また、排水管3と接続される排水部1の前記管状部位の一部分をS字形状を横にしたSトラップ、U字形状のUトラップや排水管3を建物の壁面などに向かわせるPトラップなどのサイフォン式トラップなどで構成してもよい。また、排水装置10の排水部1内には、髪の毛などの固定物が排水部1から排水管3へ流れないようにヘアーキャッチャーなどの網形状物を排水口2や前記貫通孔などに適宜設けてもよい。
次に、本実施形態の衛生器具用の排水装置10における紫外線照射部5は、排水部1の内部に前記紫外線を照射させ、排水部1の内部における病原性微生物やバイオフィルムを産生する細菌などを消毒可能なものである。本実施形態では、排水部1の前記内壁面に形成させた窪み3a内に排水部1の前記内壁面の深さ方向に沿って複数個の深紫外の紫外線が発光可能な紫外線LED4を実装配置させている。紫外線照射部5の紫外線LED4は、排水部1の排水口2から流入した前記排水などと直接接しないように、排水部1の前記内壁面における窪み3aを覆う紫外線透過性保護板11(たとえば、石英ガラスや紫外線透過アクリル樹脂など)で密閉保護している。紫外線照射部5は、排水部1の形状や大きさに合わせて、排水部1の内部に複数個設けてもよい。また、紫外線照射部5の位置は、必ずしも排水部1の前記内壁面に設ける必要はなく、排水部1の内部が消毒可能であれば、排水部1の排水口2を覆う遮蔽体6に設けてもよいし、排水部1の前記内底面側に設けてもよい。また、紫外線照射部5の紫外線LED4は、排水部1の内部に前記紫外線が照射できればよく、必ずしも排水部1の内部に設ける必要もない。この場合、紫外線照射部5は、排水部1と別体に形成させ、紫外線照射部5の紫外線LED4と光学的に接続させた光ファイバーを介して排水部1の内部に紫外線を照射させてもよい。
本実施形態の衛生器具用の排水装置10における紫外線照射部5の紫外線LED4は、排水部1の内部に照射する前記紫外線の発光波長が380nm以下のものを用いることができる。紫外線LED4は、細菌をより効率よく消毒するために照射する前記紫外線の発光波長は300nm以下であることが好ましい。紫外線LED4は、前記紫外線の照射により細菌などの消毒するため、菌の種類(大きさや形状など)および排水部1の状態などによって左右されるものの、発光波長が特に250nmから280nmの前記紫外線を発光することがさらに好ましい。
通常、細菌などのDNAの光吸収は、波長260nm付近に吸収ピークを備えている。そのため、細菌に250nmから280nm付近の波長をもった前記紫外線を照射することで、細菌のDNAに光化学反応を効率的に生じさせ、細菌の消毒効果を高めることができると考えられる。
なお、紫外線LED4は、排水部1の大きさ、形状などに応じて、紫外線LED4の個数や設置間隔を適宜設定することができる。また、紫外線照射部5に複数個の紫外線LED4を備えた場合、必ずしも同種の紫外線LED4のみで構成する必要もなく、たとえば、紫外線LED4ごとに照射する前記紫外線の発光波長や光出力を変えてもよい。
このような紫外線LED4は、AlN、AlGaN、AlInGaNなどの窒化物半導体材料を発光層に用いた半導体発光素子やダイヤモンド薄膜を発光層に用いた半導体発光素子を使用することができる。また、紫外線LED4は、前記発光層の組成比で紫外線の発光波長を調整することもできる。紫外線LED4の前記発光層に窒化物半導体材料を用いた場合は、Alの含有量を増やすにつれ、前記紫外線の発光波長を短くすることができる。他方、細菌の消毒作用における分光特性は、約260nm付近において消毒作用が強く約260nmをピークとして細菌の消毒作用が低下する傾向にある。そのため、紫外線LED4が照射する前記紫外線の発光波長を260nmに設定すればよい。
しかしながら、前記発光層に窒化物半導体材料を用いた紫外線LED4では、前記発光層にAlの含有量が増えるにつれ、前記発光層の結晶性が悪くなる傾向にある。そのため、短波長側の紫外線LED4は、より長波長側で発光する紫外線LED4と比較して紫外線LED4から放出される前記紫外線の強度が低下する傾向にある。
紫外線照射部5から照射される前記紫外線の強度を高め消毒作用を強めるためには、260nm付近に発光波長のある紫外線LED4を複数個直列接続させてもよいし、並列接続や直並列接続させて出力を向上させてもよい。また、紫外線LED4は、パルス駆動が比較的容易なため、ダイナミック点灯させることでスタティック点灯した場合と比較し、瞬時値として出力を大きくすることができる。また、紫外線LED4は、パルス駆動することにより消費電力を低減させることもできる。
このような紫外線LED4は、金属製のキャンパッケージやセラミックパッケージ内に前記発光素子を実装させたものを用いてもよいし、ベアチップの前記発光素子を用いてもよい。
なお、紫外線LED4から放出される前記紫外線の主となる発光波長のスペクトルは、一般に低圧水銀ランプなどから放出される水銀の輝線スペクトルよりもスペクトル幅が広い。そのため、紫外線LED4が照射する前記紫外線は、細菌が吸収する紫外線量を多くさせることができる。また、紫外線LED4から照射される発光波長が、たとえば、近紫外域にある355nmから375nm程度の比較的長波長域にあり、細菌に対する消毒作用が低い発光スペクトルの場合であっても、紫外線LED4からの光を凸レンズなどにより集光させることで消毒効果を高めることができる場合もある。
さらに、紫外線LED4から照射される近紫外線をTiO材料やZnO材料などからなる粉体の光触媒の活性化に利用して、該光触媒の酸化作用によって前記光触媒に接した細菌を殺菌することも可能である。また、深紫外域が発光可能なInAlGaNなどを前記発光層に用いた紫外線LED4を用いることで、出力が弱くとも前記光触媒を用いた酸化作用による殺菌ではなく、細菌の光化学反応により消毒効果を高めることもできる。特に、紫外線LED4から照射される前記紫外線の発光波長を250nmから280nmの間にすることで、排水部1の前記内壁面に前記光触媒を設けることなく直接的に細菌などを効率よく消毒することができる。これによって、排水装置10は、紫外線LED4からの前記紫外線の照射により排水部1の内部空間に飛散した細菌に対しても消毒を行うことができる。また、排水装置10は、排水部1内に前記光触媒を用いることなく、より簡易な構成で細菌の消毒を行うことができる。
次に、本実施形態の衛生器具用の排水装置10における遮蔽体6は、紫外線照射部5の紫外線LED4から排水装置10の排水部1の内部に照射した前記紫外線が排水部1の排水口2から外部に漏れ出ることを抑制可能なものである。本実施形態の遮蔽体6においては、矩形板状に形成させており、排水部1の排水口2の周部に形成された断面階段状の窪み10bで保持されている。
このような遮蔽体6は、排水部1の排水口2の形状、大きさや数などによって種々の形状に形成することができる。そのため、遮蔽体6は、たとえば、表面排水を目的に浴室の洗い場などの排水溝に設けられる目皿やグレーチング、ベル型トラップにおける椀状の蓋などとして用いてもよい。
また、遮蔽体6は、紫外線LED4が照射した前記紫外線を反射あるいは吸収する材料で形成することができる。遮蔽体6の材料としては、亜鉛メッキした鉄、ステンレス、アルミニウムやFRP(Fiber Reinforced Plastics)材料を用いることができる。また、遮蔽体6は、排水部1の内部と対向する一表面側に凹凸を形成して紫外線LED4が照射した前記紫外線を排水部1の内部で反射・散乱させて有効利用してもよい。さらに、遮蔽体6の前記一表面側は、前記光触媒として機能するTiOやZnOの微粒子を膜状に形成させてもよい。
なお、遮蔽体6は、排水部1の排水口2に常時設置した状態で使用するものでもよいし、たとえば、遮蔽体6で排水部1の排水口2を完全に塞ぎ前記紫外線の照射時のみに使用するものでもよい。
本実施形態の衛生器具用の排水装置10に用いられる光検出器7は、紫外線照射部5の紫外線LED4から排水部1の内部に照射された前記紫外線の強度を検出することが可能なものであって、Si、GaAsP、ZnOや窒化物半導体材料などを用いたフォトダイオード、フォトトランジスタなどの受光素子によって形成することができる。このような光検出器7は、金属製のキャンパッケージやセラミックパッケージ内に前記受光素子を実装させたものを用いてもよいし、ベアチップの前記受光素子を用いてもよい。本実施形態における光検出器7は、排水部1の前記内壁に設けられた紫外線照射部5内に紫外線LED4と略同一平面で配置させている。光検出器7は、紫外線LED4が排水部1の内部に照射し紫外線LED4と対向する排水部1の前記内壁面で反射した紫外線を検出することができる。
なお、光検出器7は、紫外線照射部5の紫外線LED4から排水部1の内部に照射された前記紫外線の強度を検出できればよい。したがって、光検出器7は、紫外線照射部5内に配置させてもよいし、紫外線照射部5とは別体に設けても良い。光検出器7は、紫外線LED4と光検出器7とを対向配置させることでセンサ感度を高めることもできる。また、複数個の光検出器7を用いてセンサ感度を向上させてもよい。光検出器7は、紫外線LED4と同様に、必ずしも排水部1の前記内壁面に設ける必要はなく、排水部1の排水口2を覆う遮蔽体6に設けてもよいし、排水部1の前記内底面側に設けてもよい。さらに、光検出器7自体は、必ずしも排水部1の内部に設ける必要もない。この場合、光検出器7は、排水部1の外部に別体に設けるとともに排水部1の内部の前記紫外線が検出できるように光ファイバーを配置させ、排水部1の外部に光ファイバーを介して検出を行ってもよい。
本実施形態の衛生器具用の排水装置10は、紫外線照射部5の紫外線LED4が排水部1の内部に照射する前記紫外線の点灯を駆動制御する制御回路部8を備えている。制御回路部8は、商用電源や電池などの電源部9と電気的に接続され電源部9からの電流を制御回路部8を介して紫外線照射部5の紫外線LED4に供給できるように接続している。なお、制御回路部8は、紫外線LED4の点灯を行う点灯回路部を内蔵し、光検出器7によって検出された検出値に基づいて、紫外線LED4の点灯駆動をフィードバック制御可能に構成している。紫外線LED4は、制御回路部8によって、定電圧駆動時における電流量の増減、パルス点灯駆動時における点灯時間の増減や点灯間隔の増減などによってフィードバック制御されることになる。
また、制御回路部8は、紫外線LED4の点灯駆動と同期して光検出器7が前記紫外線の強度の検出を行えるように同期回路を設けても良い。制御回路部8は、光検出器7の検出値に基づいて紫外線LED4の点灯駆動を制御するため比較回路やタイマ回路を備えてもよい。さらに、制御回路部8は、記憶部を内蔵させ、光検出器7が検出する検出値と比較するため予め設定した所定の値を記憶させることもできる。このような制御回路部8は、マイクロコンピュータなどを用いて適宜構成すればよい。
ここで、光検出器7は、排水装置10の紫外線LED4からの前記紫外線の強度を、常時検出する必要はない。そのため、光検出器7は、たとえば、排水装置10の制御回路部8にタイマ回路や同期回路を設け、紫外線LED4が排水部1の内部に前記紫外線を照射中に一定間隔ごとに検出してもよい。また、光検出器7は、紫外線LED4が前記紫外線の照射を所定時間行う場合、前記紫外線の照射開始直後、一定時間照射後、前記紫外線の照射終了間際に個別に前記紫外線の検出を行うことも可能である。
次に、本実施形態の衛生器具用の排水装置10における通知部は、光検出器7によって検出された前記紫外線の強度が所定の値以下の場合に、前記紫外線LED4の交換を促すように使用者に通知するものである。前記通知部は、少なくとも使用者に紫外線照射部5の紫外線LED4から照射された前記紫外線に関連する情報を通知すればよい。前記通知部が通知する情報としては、たとえば、紫外線LED4の点灯、紫外線LED4の劣化、紫外線LED4の故障、紫外線LED4の交換など紫外線LED4の適正な点灯駆動に関する情報などが挙げられる。前記通知部は、音声通知、ブザー、可視光LED、有機EL(Organic Electro Luminescence)、無機EL(InorganicElectro Luminescence)や液晶装置などが挙げられる。前記通知部のうち使用者が目視可能な表示を行う表示部12を用いた場合は、可視光LED、有機EL、無機ELや液晶装置などが挙げられる。表示部12は、遮蔽体6の他表面側など使用者が視認しやすい場所に適宜設ければよい。表示部12として可視光発光体を用いた場合には、可視光LED、有機EL、無機ELやバックライト付液晶装置を用いてもよい。このような表示部12には、使用者に通知する情報に応じて、上述した紫外線LED4の適正な点灯駆動、後述する電源部9に電池を利用した場合における電池残量表示、紫外線照射部5の汚れ、光検出器7の受光面の汚れやエラーモードの表示などを表示させることもできる。
次に、本実施形態の衛生器具用の排水装置10における細菌の消毒について説明する。
本実施形態の排水装置10では、制御回路部8が電源部9から電流が供給され紫外線照射部5の紫外線LED4を点灯駆動させる。紫外線LED4から照射された前記紫外線は、紫外線透過性保護板11を透過して排水部1の内部に照射される。排水部1の内部に照射された前記紫外線は、排水部1の内部の細菌などを消毒するとともに一部が紫外線照射部5と対向する排水部1の前記内壁面で反射して紫外線照射部5側に再び入射する。紫外線照射部5の内部に設けた光検出器7は、排水部1の前記内壁面で反射した前記紫外線を検知することができる。
制御回路部8は、紫外線照射部5の紫外線LED4が排水部1の内部に前記紫外線を照射している間、光検出器7によって検出された検出値をモニタしている。そこで、排水装置10の制御回路部8は、光検出器7が検出した検出値が予め設定した紫外線の強度の設定値と比較して小さい場合、光検出器7によって検出された検出値が予め設定した前記設定値となるまで紫外線照射部5における紫外線LED4の駆動電圧、もしくは駆動電流を増加させている。
すなわち、制御回路部8は、光検出器7が検出した検出値に基づいて、紫外線照射部5の紫外線LED4から照射する前記紫外線の光出力が一定となるように紫外線LED4をフィードバック制御させて一定の消毒効果が長期間得られるように制御してある。
また、制御回路部8は、光検出器7が検出した検出値に基づいて、紫外線照射部5の紫外線LED4から照射する前記紫外線が消毒に必要な所定の紫外線照射量となるように紫外線LED4の駆動時間をフィードバック制御させて一定の消毒効果が長期間得られるように制御することもできる。
細菌の生存率は、有効な紫外線照度および照射時間に指数関数的に比例する。また、大腸菌を消毒するためには、たとえば、波長が253.7nmの紫外線を6.6mW・s/cm照射すればよいことが知られている。したがって、細菌の消毒に必要な前記紫外線照射量は、細菌の種類や排水部1の状態によって種々異なるが、紫外線LED4から発光波長が254nm付近となる深紫外の前記紫外線が上述の程度で照射されればよい。
そのため、排水装置10の制御回路部8は、光検出器7が紫外線LED4から排水部1の内部に照射した前記紫外線の強度が低下したことを検出した場合、予め設定した光出力の設定値と比較する。続いて、制御回路部8は、低下した前記紫外線照射量に相当する割合だけ紫外線LED4の駆動時間を調整し、前記紫外線の照射する時間を長くするように紫外線LED4の駆動を制御することで初期の消毒効果を維持することができる。
また、排水装置10の制御回路部8は、光検出器7によって検出された検出値と、予め設定した所定の値とを比較する。光検出器7の前記検出値が予め設定した前記所定の値以下になった場合、制御回路部8は、紫外線LED4の寿命、電源部9の不良、あるいは紫外線透過保護板11の汚れなどと判断し、通知部である表示部12の可視光発光体(たとえば、赤色光が発光可能な可視光LED)の点灯を制御して使用者に通知させることもできる。
表示部12は、たとえば、紫外線照射部5の紫外線LED4が適正な点灯駆動時には常時赤色点灯させておき、光検出器7の検出値が予め設定した前記所定の値以下になった場合には、赤色の点滅に変えればよい。あるいは、表示部12の可視光発光体に緑色光と赤色光とを発光可能な可視光LEDを用いて、たとえば、紫外線照射部5の紫外線LED4が適正な点灯駆動時には常時緑色点灯させておき、光検出器7の検出値が予め設定した前記所定の値以下になった場合には、赤色に変えるものでもよい。
制御回路部8は、使用者に紫外線LED4の交換を促す表示を表示部12が行うよう制御する場合、紫外線LED4をフィードバック制御させている場合に用いてもよいし、紫外線LED4のフィードバック制御を行っていない場合に用いてもよい。
制御回路部8が光検出器7の検出値に基づいて、紫外線LED4をフィードバック制御させている場合、紫外線LED4は、制御回路部8の制御により紫外線LED4からの光出力が一定になるように制御される。しかしながら、紫外線LED4には、紫外線LED4の劣化が進むとフィードバック制御されて流れる電流量が大きくなりすぎる。この場合、排水装置1は、制御回路部8に予め紫外線LED4に流れる電流量に上限を設けておくことで、制御回路部8がフィードバック制御を行っても紫外線LED4から照射される前記紫外線の強度が所定の値以下にしかならない場合が生ずる。そのため、表示部12は、光検出器7によって検出された検出値に基づいて、紫外線照射部5から照射された前記紫外線の強度が所定の値以下であることを表示することができる。排水装置1は、制御回路部8が紫外線LED4のフィードバック制御を行いつつ、紫外線LED4の交換を使用者に通知することが可能となる。
これにより、排水装置10は、紫外線照射部5の紫外線LED4をフィードバック制御させ、所定の消毒作用を維持させて排水装置10の衛生環境をより好ましいものとすることができる。
なお、制御回路部8の前記記憶部が記憶している前記所定の値は、排水部1の構造、紫外線LED4の配置、消毒の対象となる細菌などにより適宜設定すればよい。
(実施形態2)
本実施形態の衛生器具用の排水装置10における基本構成は、実施形態1と略同一であり、図2に示すように遮蔽体6に紫外線LED4を備えた紫外線照射部5および光検出器7の機能を併せ持たせた点が異なる。なお、実施形態1と同様の構成要素には、同一の符号を付して説明を適宜省略する。また、図2では、図1における排水装置10の排水管3と接続された排水部1に相当する部位を図示していない。
本実施形態においては、衛生器具用の排水装置10における排水が流入する排水口2に被せる排水口用蓋体20として、排水部1の内部を消毒する前記紫外線を照射する紫外線LED4を一表面側に備え前記紫外線を遮光可能な遮蔽体6を有している。また、遮蔽体6の他表面側は、使用者に紫外線LED4の交換などを促すために表示する表示部12(たとえば、白色光が発光可能な可視光LEDや液晶表示装置など)および電池13を収納するための電池ボックス14が内部に配置できるように防水可能なパッケージ形状に形成されている。遮蔽体6における前記他表面側は、前記パッケージ形状の内部に収納された電池13が交換可能なように防水可能な電池収納蓋16が設けられている。
ここで、排水口用蓋体20は、たとえば、キッチンのシンクにおける排水口2に被せることができるように、平面視略円形の遮蔽体6からなっている。遮蔽体6の前記一表面側に設けられた紫外線照射部5は、紫外線LED用実装基板15上に複数個のキャンタイプパッケージで形成された紫外線LED4を平面視において略同心円状に実装している。同様に、遮蔽体6の紫外線照射部5と同一平面側には、紫外線照射部5から排水部1の内部に照射された前記紫外線を検出するキャンタイプパッケージで形成された光検出器7を光検出器用実装基板17に実装配置させて設けている。遮蔽体6は、遮蔽体6における前記一表面側に紫外線LED用実装基板15および光検出器用実装基板17が収納可能なように遮蔽体カバー19で覆い防水可能に封止したパッケージ形状に形成している。遮蔽体カバー19には、複数個の孔19aが形成されている。遮蔽体カバー19の孔19aには、複数個の紫外線LED4および光検出器7がそれぞれ防水可能に挿入固定している。したがって、排水口用蓋体20を排水部1の排水口2に被せると、排水口用蓋体20は、紫外線LED4から排水部1の前記内底面側に前記紫外線を照射し、前記紫外線が排水口1の前記内底面側で反射した反射光を光検知器7で受光することができる。
遮蔽体6の前記一表面側および前記他表面側に設けられた前記パッケージ形状の内部においては、表示部12、紫外線LED用実装基板15および光検出器用実装基板17が、それぞれ配線18,18,18を介して制御回路部8と電気的に接続されている。また、制御回路部8は、電源9となる電池13が収納された電池ボックス14から電力の供給をうけ、表示部12と紫外線LED4の点灯駆動を制御可能に電気的に接続している。
これにより、使用者は、排水口用蓋体20の表示部12の表示により殺菌の消毒が適切に行われているかを判断することができる。また、表示部12の表示に従って、使用者は適切な時期に、紫外線LED4、電池13や排水口用蓋体20自体の交換などを行うこともできる。
なお、本実施形態における排水口用蓋体20の制御回路部8は、実施形態1と同様に光検出器7によって検出された検出値に基づいて、紫外線照射部5から排水部1の内部に照射する光出力が一定となるように紫外線LED4をフィードバック制御することができる。また、排水口用蓋体20の制御回路部8は、光検出器7によって検出された検出値に基づいて、紫外線照射部5から排水部1の内部に照射する前記紫外線が消毒に必要な所定の紫外線照射量となるように紫外線LED4の駆動時間をフィードバック制御することもできる。さらに、排水口用蓋体20の制御回路部8は、光検出器7によって検出された検出値に基づいて、紫外線照射部5から照射される前記紫外線の強度が所定の値以下の場合に、前記紫外線LED4の交換を促すように通知部である表示部12に表示する。
また、本実施形態における排水口用蓋体20を用いた衛生器具用の排水装置10は、排水口用蓋体20だけで使用するものだけでなく、実施形態1の排水装置10と組み合わせることもできる。すなわち、実施形態1における排水装置10の遮蔽体6の代わりに、本実施形態の排水口用蓋体20を設けてもよい。
1 排水部
2 排水口
3 排水管
4 紫外線LED
5 紫外線照射部
6 遮蔽体
7 光検出器
10 排水装置

Claims (6)

  1. 排水が流入する排水口を備え前記排水を排出する排水管と接続される排水部と、該排水部の内部を消毒する紫外線を照射する紫外線LEDを備えた紫外線照射部と、を有する衛生器具用の排水装置であって、
    前記紫外線照射部から前記排水部の内部に照射された前記紫外線の強度を検出する光検出器を有することを特徴とする衛生器具用の排水装置。
  2. 前記光検出器によって検出された検出値に基づいて、前記紫外線照射部から前記排水部の内部に照射する光出力が一定となるように前記紫外線LEDをフィードバック制御する制御回路部を有することを特徴とする請求項1に記載の衛生器具用の排水装置。
  3. 前記光検出器によって検出された検出値に基づいて、前記紫外線照射部から前記排水部の内部に照射する前記紫外線が消毒に必要な所定の紫外線照射量となるように前記紫外線LEDの駆動時間をフィードバック制御する制御回路部を有することを特徴とする請求項1に記載の衛生器具用の排水装置。
  4. 前記光検出器によって検出された前記紫外線の強度が所定の値以下の場合に、前記紫外線LED4の交換を促すように使用者に通知する通知部を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の衛生器具用の排水装置。
  5. 前記通知部は、表示部であることを特徴とする請求項4に記載の衛生器具用の排水装置。
  6. 前記紫外線を遮蔽する遮蔽体を前記排水口に被せてなることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の衛生器具用の排水装置。
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