JPWO2017018294A1 - 紫外線発光ダイオードを用いた水処理用の紫外線照射装置、及び紫外線照射を利用した水処理方法 - Google Patents

紫外線発光ダイオードを用いた水処理用の紫外線照射装置、及び紫外線照射を利用した水処理方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、浄水場や飲料水製造工場などで使用される水処理のための紫外線照射装置に関するものである。紫外線照射装置は、原水が流入する流入口(1A)と、処理された水が流出する流出口(1B)と、流入口(1A)及び流出口(1B)に連通する流路(2)を有する流路構造体(1)と、流路(2)を塞ぐように設置された、複数の通孔(6)を有する多孔部材(5)と、複数の通孔(6)に向かって紫外線を照射する複数の紫外線発光ダイオード(8)と、を備える。

Description

本発明は、浄水場や飲料水製造工場などで使用される水処理のための紫外線照射装置に関する。また、本発明は、紫外線照射を利用した水処理方法に関する。
紫外線発光ダイオード(UV-LED)から紫外線を水に照射して殺菌する技術が知られている。水の殺菌に必要な照射量を確保するためには多数の紫外線発光ダイオード素子が必要となるが、紫外線発光ダイオード素子は高価であるため照射装置も高価になり、装置サイズも大きくなる。また、流入水の流れや滞留時間によって水への照射量が均一ではないため、照射不足や過照射が発生することもある。
従来における紫外線発光ダイオードを用いた紫外線殺菌装置は、以下の特許文献1乃至4に開示されている。
特許文献1には、容器の長手方向に沿って容器内に照射する発光ダイオードを備えた紫外線殺菌装置が開示されている。
特許文献2には、貫通穴を有することで光が照射されずに水の浄化に寄与しない光触媒の存在確率を低くできる装置が開示されている。
特許文献3には、紫外線透過管の外面を払拭する払拭機構として円環状のワイパーが開示されている。
特許文献4には、LEDモジュールの表面を清掃するための両面を清掃する各一対のワイパー及びその上下端部が夫々連結された上下一対のアームとから構成された清掃装置が開示されている。
特開2014−233712号公報 特開2007−319812号公報 特許第4147537号公報 特開2012−115715号公報
前述した特許文献1の紫外線殺菌装置では、流路を流れる水は、部位によって流速は均一ではなく、流入する水に対して均等に紫外線を照射させることが難しい。照射量が足りない場合は水を循環させることが提案されているが、この方法でも均一に照射することは難しく、過照射になる水と、照射が少ない水とが存在してしまう。過照射は紫外線による副生成物の発生など、処理後の水に悪影響を及ぼす問題がある。
特許文献2の装置では、貫通穴が形成されている浄化体が水路の全体を遮っていないため、貫通穴を通過しない水がある。つまり、紫外線が照射されない水が流出することになり、十分、且つ、確実に殺菌効果が得られないという欠点もある。また、貫通穴上に十分な水頭がないと、貫通穴を流れる水量が不均一になり、水頭が大きいと貫通穴まで光量が確保できないことや、光源が水没する可能性がある。
更に、特許文献2の装置では、上方からのみ紫外線が照射されるので、照射量を増やすには照射面積を平面的に増やすことになるため、装置が大きくなる問題もある。貯水容器に収容されている浄化体は、貯水容器とほぼ同じ大きさのため、浄化体の全面に紫外線光を照射する必要があり、LED素子の数が必要以上に多くなり、消費電力の増加、LED素子のコスト増など効率が悪く、効率的に紫外線を照射することが困難であった。
特許文献3、4には紫外線照射装置の紫外線透過管やLEDモジュールの表面を払拭するワイパーが記載されているが、これらの構成では、ワイパーホルダ及び昇降機構や、スライド機構や上下一対のアーム機構などが必要であり構造が複雑であり、より簡単化した構成の払拭装置が望まれていた。
本発明は、上記従来の課題に鑑み成されたものであり、その目的とするところは、紫外線発光ダイオード(UV-LED)を用いて、流入水に対して効率良く均等に紫外線を照射することができ、小型化できる紫外線照射装置を提供することにある。また、本発明は、そのような紫外線照射装置を用いた水処理方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、原水が流入する流入口と、処理された水が流出する流出口と、前記流入口及び前記流出口に連通する流路を有する流路構造体と、前記流路を塞ぐように設置された、複数の通孔を有する多孔部材と、前記複数の通孔に向かって紫外線を照射する複数の紫外線発光ダイオードと、を備えたことを特徴とする紫外線照射装置である。
本発明の好ましい態様は、前記複数の紫外線発光ダイオードは、前記複数の通孔のそれぞれ対応する位置又はその近傍位置に配列されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、1つの通孔あたりに2つ以上の紫外線発光ダイオードが配設されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記流入口を前記流路の周囲に複数設けたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の紫外線発光ダイオードは、前記多孔部材の両側に配置されていることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記流路構造体は、流入側部分と流出側部分とに分割されることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記複数の紫外線発光ダイオードは、前記複数の通孔に向かって保護板を介して紫外線を照射し、前記保護板は、凸レンズ形状を有する複数のガラス板を有しており、前記複数のガラス板は、前記複数の通孔と同位であることを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記保護板の表面上で回転するワイパーをさらに備えたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様は、前記多孔部材の表面上で回転するワイパーをさらに備えたことを特徴とする。
本発明の他の態様は、原水が流れる流路を塞ぐように設置された、複数の通孔を有する多孔部材と、前記複数の通孔に向かって紫外線を照射する複数の紫外線発光ダイオードと、を備え、前記複数の紫外線発光ダイオードは、前記複数の通孔のそれぞれ対応する位置又はその近傍位置に配列されていることを特徴とする紫外線照射装置である。
本発明の他の態様は、原水が流れる流路を塞ぐように設置された多孔部材の複数の通孔に原水を通過させながら、紫外線発光ダイオードにより前記複数の通孔に向けて紫外線を照射し、原水を殺菌処理することを特徴とする水処理方法である。
本発明の他の態様は、原水が流入する流入口と、処理された水が流出する流出口と、前記流入口及び前記流出口に連通する流路を有する流路構造体と、前記流路を塞ぐように設置され、原水が通る通孔を有する通孔部材と、前記通孔に向かって紫外線を照射する紫外線発光ダイオードと、を備えたことを特徴とする紫外線照射装置である。
本発明の他の態様は、原水が流れる流路を塞ぐように設置された通孔部材の通孔に原水を通過させながら、紫外線発光ダイオードにより前記通孔に向けて紫外線を照射し、原水を殺菌処理することを特徴とする水処理方法である。
本発明に係る紫外線発光ダイオード(UV-LED)を光源とする紫外線照射装置及び該装置を用いた水処理方法は、以下の効果を奏する。
1.原水(被処理水)に対して効率良く、均一、且つ確実に紫外線を照射することができる。
2.紫外線発光ダイオード(UV-LED)を用いることで装置が小型化できる。
3.原水に紫外線が照射されなくなる部分や照射ムラを無くせるので、原水殺菌性が向上する。
水処理用の紫外線照射装置の一実施形態を示す断面図である。 ガラス板と支持板とを備えた保護板の一実施形態を示す断面図である。 保護板の他の実施形態を示す断面図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 原水の流れと、通孔を流れる原水に紫外線が照射される様子を示す図である。 紫外線発光ダイオードの配列の一例を示す図である。 多孔部材の通孔の配列の一例を示す図である。 多孔部材の通孔の配列の他の例を示す図である。 複数の流入口が設けられた実施形態を示す図である。 保護板の表面に付着する異物や汚れなどを払拭するためのワイパーが設けられた紫外線照射装置の実施形態を示す断面図である。 図11のC−C線断面図である。 流路構造体が流入側部分と流出側部分とに分割される実施形態を示す図である。 複数の紫外線照射装置が直列に接続された一例を示す図である。 紫外線照射装置の一実施形態を示す断面図である。
本発明の一実施形態に係る紫外線発光ダイオード(UV-LED)を用いた水処理紫外線照射装置及びその方法の第1の特徴は、原水(被処理水)の通水経路に流路を塞ぐように設けられた多孔部材に形成された紫外線の指向性に合わせた大きさの多数の通孔に、原水を通水し、原水が通水される各通孔、又は通孔の周囲に向けて夫々紫外線を照射することにある。また、第2の特徴は、原水が流入する流入口と、処理水が流出する流出口を有する流路構造体と、その流路構造体内に向かって紫外線を照射するUV-LEDを配設した照射板と、照射板に対向して流路を塞ぐように設置された多孔部材と、を備えたことにある。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に示すように、水処理用の紫外線照射装置は、流入口1Aと流出口1Bとを有する流路構造体1と、流路構造体1の内部に形成されている流路2を2分割する多孔部材5とを備えている。流路構造体1は円筒形状を有しており、その内部に形成されている流路2は、流入口1A及び流出口1Bに連通している。多孔部材5は、流路2を完全に塞いでおり、流路2は多孔部材5によって流入側流路2Aと流出側流路2Bとに仕切られている。原水(被処理水)は、流入口1Aを通って流入側流路2Aに流入し、多孔部材5の複数の通孔6を通じて流出側流路2Bに流れ、さらに流出口1Bを通って外部に流出する。
多孔部材5および流路2を挟む様に間隔をあけて、流入側と、流出側とにLEDユニット7が配置されている。各LEDユニット7は、複数の紫外線発光ダイオード(UV−LED)8が照射板12上に設置され、更に紫外線発光ダイオード8の前面側には保護板15が設けられた構成を有している。そして、各紫外線発光ダイオード8は電源19に接続されており、この電源19から各紫外線発光ダイオード8に紫外線を発するための電力が供給される。紫外線発光ダイオード8には、砲弾型、表面実装型のいずれも用いることが可能である。
紫外線発光ダイオード8は、照射板12と保護板15との間に形成された密閉空間内に配置されている。保護板15は、流路構造体1内の流路2に面しており、流路2を流れる原水は保護板15に接するが、原水の紫外線発光ダイオード8への接触は保護板15によって阻止されている。紫外線発光ダイオード8は、流路構造体1内の流路2を向いて配置されており、流路2を流れる原水に保護板15を介して紫外線を照射する。
多孔部材5は、図示の例では円形の多孔板であり、複数の通孔6が整列して設けられている。多孔部材5の外周縁の全体は、流路構造体1の内周面に接続されており、通孔6以外に原水が通過できないようになっている。本実施形態では、これら通孔6は、同じ形状及び同じ大きさを有しているが、形状及び/又は大きさが異なってもよい。各通孔6は、円形の場合、直径が10mm〜80mmが好適である。この多孔部材5の厚さは、2mm〜200mm程度、流路構造体1の大きさに応じて形成されるが、図示の板状に限定されるものではない。多孔部材5は、金属、または石英ガラスから構成されている。尚、多孔部材5は、鏡面にすることで反射した紫外線による照射が可能であり、また石英ガラスにすることで透過した紫外線による照射が可能となる。
照射板12は、複数の紫外線発光ダイオード8を配列して設置するためのものであり、照射板12と多孔部材5との間隔は10mm〜100mmが好適である。
保護板15は、紫外線発光ダイオード8が発した紫外線の通過を許容しつつ、紫外線発光ダイオード8を原水から保護するためのものである。本実施形態では、保護板15は、紫外線を通過させる透明なガラス板16と、ガラス板16を支える支持板17とを備えている。保護板15の全体がガラス板16から構成されてもよい。図2、図3に示す様に、ガラス板16はパッキンなどのシール材21を介して支持板17に取り付けられ、ガラス板16と支持板17との間の隙間は、シール材21によって封止されている。使用する紫外線発光ダイオード8の照射特性に応じて、通孔6に対して最適な照射角、指向特性となる様に、ガラス板16は、平面レンズ、凹レンズ、凸レンズの形状を有してもよい。紫外線発光ダイオード8は、ガラス板16の背面側に配置されており、ガラス板16を介して紫外線を原水に照射する。尚、防塵・防水LEDを適用した場合には、保護板15を省略する構成も可能である。図2、図3は、保護板15にガラス板16が組み込まれた実施形態を示しているが、レンズをガラス板16とは別に設けてもよい。
図3に示す実施形態では、ガラス板16は凸レンズ形状であり、凸位置は多孔部材5の通孔6と同位である。このように、保護板15のガラス板16を集光レンズにすることで、拡散する光を通孔6に集め、指向性を高めて、通孔6を通過する原水への照射強度をより向上させることができる。
図4は、図1のA−A線断面図である。図4に示すように、ガラス板16は、複数の紫外線発光ダイオード8の前面側に配置されている。
図5は、図1のB−B線断面図である。図5に示すように、紫外線発光ダイオード8は、多孔部材5の通孔6の位置に対応した位置に配置されている。すなわち、紫外線発光ダイオード8は、それぞれ通孔6を向いており、通孔6を通過する原水に紫外線を照射するように配置されている。
尚、図示してないが、紫外線発光ダイオード8は、前記複数の通孔のそれぞれ対応する対向位置、又はその近傍位置、つまり、通孔6の対向位置と少しずれた通孔6の外周位置に、それぞれ通孔6の周囲を向けるように配置し、通孔6を通過する原水に紫外線を照射するように配置しても良い。
これは、紫外線の必要な照射量が多く、水量が少なくて、通孔6が大きい場合、各通孔6に均一に原水が流れないことがあり、この対策として、原水の流れを均一にするため小さい通孔6にして通孔6の周囲に紫外線発光ダイオード8を配置することで効果的に照射量を確保することが可能になる。
図6は、原水の流れと、通孔6を流れる原水に紫外線が照射される様子を示す図である。図6に示すように、原水は流入口1Aから流入側流路2Aに流れ込み、通孔6を通って流出側流路2Bに流れる。通孔6を通過しているときの原水には紫外線が照射され、これにより原水が殺菌処理される。処理された水は、流出側流路2Bから流出口1Bを通って外部に排出される。
多孔部材5は、流路2を完全に塞ぐように設置されているため、原水は必ず多孔部材5の通孔6を通過する。多孔部材5によって原水が整流され、短絡流や滞留が少ない均一な流れにすることができる。紫外線発光ダイオード8は、多孔部材5の通孔6と同じ位置に配列されているので、多孔部材5の通孔6に向けて紫外線を照射することで、通孔6を通過する水に均一に確実に紫外線を照射することができる。また、それぞれの通孔6に対応して紫外線発光ダイオード8が配置されるので、通孔6を通過する原水の流速が高い場合でも、照射量を確保することができる。しかも、紫外線発光ダイオード8は、通孔6に対応して配置すればよいので、紫外線発光ダイオード8の全体の設置数を従来よりも少なくすることができる。
紫外線発光ダイオード8は、高温環境下ではエネルギー効率が低下するため、紫外線発光ダイオード8から発生する熱を放熱することは重要である。紫外線発光ダイオード8を密に配置すると、紫外線照射装置が小型化できるものの、放熱性が劣る。本実施形態では、多孔部材5の通孔6に対応して紫外線発光ダイオード8を配置すればよいので、これら紫外線発光ダイオード8同士をある程度離して配置することができ、放熱性が向上する。したがって、紫外線発光ダイオード8は、効率よく均一に紫外線を水に照射することができる。
紫外線発光ダイオード8は、流入側と流出側の両方に配置されているので、水を殺菌するのに十分な紫外線の照射量を確保することができ、また、装置の小型化が可能である。本実施形態では、多孔部材5の両側(すなわち、流入側及び流出側)に紫外線発光ダイオード8が配置されているが、本発明はこの実施形態に限らず、流入側又は流出側のいずれかのみに紫外線発光ダイオード8を配置してもよい。例えば、処理すべき水の流量が少ない場合には、流入側又は流出側のいずれかのみに紫外線発光ダイオード8を配置してもよい。また、本実施形態では、1つの通孔6に対して4つの紫外線発光ダイオード8が配置されているが、本発明はこの実施形態に限らず、1つの通孔6に対して1つの紫外線発光ダイオード8を配置してもよいし、または1つの通孔6に対して2つ以上の紫外線発光ダイオード8を配置してもよい。
図7に示すように、1つの通孔6あたりの紫外線発光ダイオード8の配置密度を、流入口1Aからの通孔6の距離に従って低くしてもよい。この実施形態によれば、水の流速が高い通孔6では紫外線発光ダイオード8の配置密度が高く、流速が低い通孔6では紫外線発光ダイオード8の配置密度が低くなるので、過照射や照射不足を生じさせることなく、紫外線発光ダイオード8の設置数を減らすことができる。
図8に示すように、通孔6の大きさ(直径)を、流入口1Aからの通孔6の距離に従って増加させてもよい。この実施形態によれば、それぞれの通孔6を通過する水の流量は概ね同じくなるので、全ての通孔6において紫外線の照射量を等しくすることができる。
図9に示すように、多孔部材5の通孔6は水平方向に延びる長穴であってもよい。本実施形態によれば、処理すべき水量が大きい場合、多孔部材5の開口率を大きくすることができ、圧損上昇を防ぐことができる。
図10に示すように、流入口1Aを流路2の周囲に複数設けてもよい。本実施形態では、4つの流入口1Aが流路2の周方向に沿って等間隔に配列されている。本実施形態によれば、水は4つの流入口1Aを通じて多方向から同時に流路2に流入するので、それぞれの通孔6を概ね等しい流量で通過する。したがって、均一な照射量が確保できる。
図11及び図12に示すように、保護板15(ガラス板16を含む)の表面に付着する異物や汚れなどを払拭するためのワイパー24を設けてもよい。ワイパー24の駆動装置は、モータ25と、照射板12、保護板15、及び多孔部材5の中心を貫通する回転軸26とを備えており、回転軸26にワイパー24が取り付けられている。ワイパー24は、モータ25によって回転軸26とともに回転する。本実施形態では、ワイパー24は、流入側流路2A及び流出側流路2Bの両方に配置されており、流入側の保護板15と流出側の保護板15の両方から異物を払拭することができる。ワイパー24によって保護板15から汚れを除去することで、汚染物質が混入した液に対しても照射量を確保できる。
保護板15に接触するワイパー24の先端部は、紫外線に耐性があるテフロン(登録商標)などの材料から構成されることが望ましい。多孔部材5と保護板15との間にワイパー24が配置されるため、多孔部材5と保護板15との間の距離はある程度大きくする必要がある。そのため、多孔部材5の通孔6で必要な紫外線の強度が確保できるように、保護板15のガラス板16を図3に示すような集光レンズにすることが望ましい。ワイパー24は間欠で回転するのが好適であり、図12に示すように、紫外線発光ダイオード8に被らない位置でワイパー24が停止するようにワイパー24の動作を制御することが望ましい。図11、図12は、ワイパー24が保護板15の表面上で回転する例を示しているが、多孔部材5の表面上で回転するワイパーを設けてもよい。
図13は、流路構造体1が流入側部分1Cと流出側部分1Dとに分割される実施形態を示す図である。流入側部分1Cと流出側部分1Dは同一の構成を有しており、それぞれにLEDユニット7,7が連結されている。流路2内には、2つの多孔部材5が配置され、これらの多孔部材5の間には中間流路2Cが形成される。2つの多孔部材5のうちの一方は流入側部分1Cに固定され、他方の多孔部材5は流出側部分1Dに固定されている。この実施形態では、流入側部分1Cと流出側部分1Dを同じ部品にできるため、製作が容易になりコストダウンが可能となる。
流入側部分1Cと流出側部分1Dは、それらの端部に形成されたフランジ30,31を互いに当接させた状態で図示しないボルトにより互いに固定される。流入側部分1Cと流出側部分1Dとの取り付け角度は変更可能であり、流入口1Aに対する流出口1Bの角度(方向)を変更することができる。したがって、図14に示すように、複数の紫外線照射装置40を直列に接続する場合、様々なレイアウトに対応できるのでスペースに合わせて自由に配置ができる。
図15は、1つの通孔6のみを有する通孔部材41を備えた紫外線照射装置の一実施形態を示す断面図である。本実施形態の基本的構成は、図1に示す実施形態と同じであるので、その重複する説明を省略する。通孔部材41は、流路2を完全に塞いでおり、流路2は通孔部材41によって流入側流路2Aと流出側流路2Bとに仕切られている。原水(被処理水)は、流入口1Aを通って流入側流路2Aに流入し、通孔部材41の通孔6を通じて流出側流路2Bに流れ、さらに流出口1Bを通って外部に流出する。
通孔部材41および流路2を挟む様に間隔をあけて、流入側と、流出側とにLEDユニット7が配置されている。各LEDユニット7は、複数の紫外線発光ダイオード8を有する。なお、各LEDユニット7は1つの紫外線発光ダイオード8を有してもよい。流路2の両側に配置された紫外線発光ダイオード8は、通孔6を通過する原水に紫外線を照射し、原水を殺菌処理することができる。
通孔部材41は、図1に示す多孔部材5よりも厚みがある。紫外線照射量は、紫外線照度と照射時間との積であるため、厚みのある通孔部材41を使用する、つまり通孔6を長くすることにより、照射時間が長くなり、紫外線発光ダイオード8の数を減らすことができる。
これまで本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術思想の範囲内において、種々の異なる形態で実施されてよいことは勿論である。
本発明は、浄水場や飲料水製造工場などで使用される水処理のための紫外線照射装置に利用可能である。
1 流路構造体
1A 流入口
1B 流出口
2 流路
5 多孔部材
6 通孔
7 LEDユニット
8 紫外線発光ダイオード(UV−LED)
12 照射板
15 保護板
16 ガラス板
17 支持板
19 電源
21 シール材
24 ワイパー
25 モータ
26 回転軸
30,31 フランジ
40 紫外線照射装置
41 通孔部材
上述した目的を達成するために、本発明の一態様は、原水が流入する流入口と、処理された水が流出する流出口と、前記流入口及び前記流出口に連通する流路を有する流路構造体と、前記流路を塞ぐように設置された、互いに離間する複数の通孔を有する多孔部材と、前記複数の通孔を通過する前記原水に紫外線を照射する複数の紫外線発光ダイオードと、を備えたことを特徴とする紫外線照射装置である。
本発明の他の態様は、原水が流れる流路を塞ぐように設置された、互いに離間する複数の通孔を有する多孔部材と、前記複数の通孔を通過する前記原水に紫外線を照射する複数の紫外線発光ダイオードと、を備え、前記複数の紫外線発光ダイオードは、前記多孔部材の両側に配置されており、かつ前記複数の通孔のそれぞれ対応する位置又はその近傍位置に配列されていることを特徴とする紫外線照射装置である。
本発明の他の態様は、原水が流れる流路を塞ぐように設置され、前記流路を流入側流路と流出側流路に仕切る多孔部材の互いに離間する複数の通孔に原水を通過させながら、前記多孔部材および前記流路を挟むように間隔をあけて流入側と流出側に配置された紫外線発光ダイオードにより前記複数の通孔を通過する前記原水に紫外線を照射し、原水を殺菌処理することを特徴とする水処理方法である。
本発明の他の態様は、原水が流入する流入口と、処理された水が流出する流出口と、前記流入口及び前記流出口に連通する流路を有する流路構造体と、前記流路を塞ぐように設置され、原水が通る通孔を有する通孔部材と、前記通孔、又は前記通孔の周囲に向かって紫外線を照射する紫外線発光ダイオードと、を備え、前記通孔は前記紫外線の指向性に合わせた大きさを有することを特徴とする紫外線照射装置である。
本発明の他の態様は、原水が流れる流路を塞ぐように設置された通孔部材の、互いに離間する通孔に原水を通過させながら、紫外線発光ダイオードにより前記通孔を通過する前記原水に紫外線を照射し、原水を殺菌処理することを特徴とする水処理方法である。

Claims (13)

  1. 原水が流入する流入口と、処理された水が流出する流出口と、前記流入口及び前記流出口に連通する流路を有する流路構造体と、
    前記流路を塞ぐように設置された、複数の通孔を有する多孔部材と、
    前記複数の通孔に向かって紫外線を照射する複数の紫外線発光ダイオードと、を備えたことを特徴とする紫外線照射装置。
  2. 前記複数の紫外線発光ダイオードは、前記複数の通孔のそれぞれ対応する位置又はその近傍位置に配列されていることを特徴とする請求項1に記載の紫外線照射装置。
  3. 1つの通孔あたりに2つ以上の紫外線発光ダイオードが配設されていることを特徴とする請求項2に記載の紫外線照射装置。
  4. 前記流入口を前記流路の周囲に複数設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
  5. 前記複数の紫外線発光ダイオードは、前記多孔部材の両側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
  6. 前記流路構造体は、流入側部分と流出側部分とに分割されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
  7. 前記複数の紫外線発光ダイオードは、前記複数の通孔に向かって保護板を介して紫外線を照射し、前記保護板は、凸レンズ形状を有する複数のガラス板を有しており、前記複数のガラス板は、前記複数の通孔と同位であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
  8. 前記保護板の表面上で回転するワイパーをさらに備えたことを特徴とする請求項7に記載の紫外線照射装置。
  9. 前記多孔部材の表面上で回転するワイパーをさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の紫外線照射装置。
  10. 原水が流れる流路を塞ぐように設置された、複数の通孔を有する多孔部材と、
    前記複数の通孔に向かって紫外線を照射する複数の紫外線発光ダイオードと、を備え、
    前記複数の紫外線発光ダイオードは、前記複数の通孔のそれぞれ対応する位置又はその近傍位置に配列されていることを特徴とする紫外線照射装置。
  11. 原水が流れる流路を塞ぐように設置された多孔部材の複数の通孔に原水を通過させながら、紫外線発光ダイオードにより前記複数の通孔に向けて紫外線を照射し、原水を殺菌処理することを特徴とする水処理方法。
  12. 原水が流入する流入口と、処理された水が流出する流出口と、前記流入口及び前記流出口に連通する流路を有する流路構造体と、
    前記流路を塞ぐように設置され、原水が通る通孔を有する通孔部材と、
    前記通孔に向かって紫外線を照射する紫外線発光ダイオードと、を備えたことを特徴とする紫外線照射装置。
  13. 原水が流れる流路を塞ぐように設置された通孔部材の通孔に原水を通過させながら、紫外線発光ダイオードにより前記通孔に向けて紫外線を照射し、原水を殺菌処理することを特徴とする水処理方法。
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