JP2017189428A - 圧力型炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】内鍋内の圧力を比較的高く維持して、自動炊飯を行う圧力型炊飯器において、ご飯の甘みを十分引き出すことができ、炊き上げ後に、ご飯のべたつき・軟化が抑制され、食感が良く、「食味レベル」が高いご飯を得ることができる圧力型炊飯器を得る。
【解決手段】圧力調整手段により、内鍋内の圧力が大気圧より高い中圧と、当該中圧より高い高圧とに調整可能に構成し、炊飯制御手段による圧力調整手段を介する圧力制御に関し、中ぱっぱ工程である昇温工程S2から沸騰維持工程S3への移行において、沸騰により内鍋内の圧力が大気圧p0から上昇し、沸騰維持工程S3に、内鍋内の圧力を中圧pmに維持する沸騰維持前期工程S3−1と、当該沸騰維持前期工程S3−1の後、内鍋内の圧力を高圧phに維持する沸騰維持後期工程S3−2とを実施する。
【選択図】図5

Description

本発明は、内鍋内の圧力を大気圧より高い加圧状態に調整する圧力調整手段を備え、
炊飯制御において、前記内鍋内の温度を予熱温度から沸騰温度まで昇温する昇温工程を実行した後、前記内鍋内の沸騰状態を維持する沸騰維持工程を実行する炊飯制御手段を備えた圧力型炊飯器に関する。
例えば、閉姿勢において内鍋を密閉する蓋体を備え、この蓋体の内鍋側に圧力調整手段を備え、炊飯制御において内鍋内を大気圧より高い圧力に維持し炊飯を行う圧力型炊飯器がよく知られている(特許文献1、特許文献2、特許文献3)。
この種の圧力型炊飯器は、所定の炊飯フローに従って炊飯を行う炊飯制御手段を備え、炊飯に際しては、米に吸水させる吸水工程、内鍋内を予熱する予熱工程、予熱後に行われる昇温工程(中ぱっぱ工程)、昇温工程に引き続く沸騰維持工程、むらし工程を経て炊飯する。ここで、昇温工程にあっては、内鍋内の温度が予熱温度から沸騰温度まで昇温され、沸騰維持工程で、この沸騰状態が維持される。昇温工程は中ぱっぱ工程とも呼ばれる。
この種の圧力型炊飯器は、内鍋内を比較的高圧に保ち、高温で炊飯することでご飯の甘みや弾力を伸ばすことができるとされている。
特許文献1に開示の技術では、当該明細書の図4に示される圧力炊飯工程(処理1:本願の沸騰維持工程に相当する)において、内鍋内の圧力を1.16atmに保ち炊飯を行っている。後続の工程において内鍋内の圧力が、この圧力より高くされることはない(段落〔0039〕)。
特許文献2の開示の技術では、当該明細書の図3に示されるように、内鍋内の温度が一旦、95℃に到達した後の工程(本願の沸騰維持工程に相当する)において、内鍋内の圧力を最高圧力1.15atmに保ち、炊飯が進められる。この例の場合も、後続の工程において、内鍋内の圧力がこの圧力より高くなることはない。
一方、特許文献3に開示の技術では、内鍋内の圧力を、工程に応じて、常圧(大気圧)、中圧、高圧の三段階の圧力にそれぞれ保ち、澱粉のα化を促進する一方、ご飯のべたつきや水っぽさを抑えてふっくらしたご飯を得ようとしている。
この文献に開示の技術では、中圧は約1.03〜1.1atmとされ、高圧は約1.2〜1.4atmとされる(段落〔0040〕)。また、内鍋内の圧力は、昇温工程の後半部及び沸騰維持工程の前半部において高圧に保たれている(図11、13、15)。
特開2001−137114号公報 特開2000−316715号公報 特開2012−254131号公報
しかしながら、特許文献1、特許文献2に開示の技術は、圧力炊飯の最大圧力が比較的低い(特許文献3に開示の技術の中圧に相当)ため、圧力炊飯の利点を十分に生かせているとは言い難く、改善の余地がある。
一方、特許文献3に開示の技術では、圧力炊飯(昇温工程の後半及び沸騰維持工程の前半)において高圧とするため、ご飯の甘みを増すことはできるが、ご飯のべたつき・軟化が進み、食感が悪くなる。結果、ご飯の総合的な評価である「食味レベル」が低下するという問題があることが判明した。
ここで本願にいう「食味レベル」とは、後述する段落〔0060〕〜〔0063〕で説明するように、「香り」「外観」「硬さ」「粘り」「甘み」の点について、それらを総合して評価した場合に、評価点が高いことを意味する。上述のべたつき・軟化は主に、食感に大きく関わる「硬さ」に関連する。
本発明の主たる目的は、内鍋内の圧力を比較的高く維持して、自動炊飯を行う圧力型炊飯器において、ご飯の甘みを十分引き出すことができ、炊き上げ後に、ご飯のべたつき・軟化が抑制され、食感が良く、「食味レベル」が高いご飯を得ることができる圧力型炊飯器を得ることにある。
上記目的を達成するための本発明に係る圧力型炊飯器の特徴構成は、
内鍋内の圧力を大気圧より高い加圧状態に調整する圧力調整手段を備え、
炊飯制御において、前記内鍋内の温度を予熱温度から沸騰温度まで昇温する昇温工程を実行した後、前記内鍋内の沸騰状態を維持する沸騰維持工程を実行する炊飯制御手段を備えた圧力型炊飯器であって、
前記圧力調整手段により、前記内鍋内の圧力が前記大気圧より高い中圧と、当該中圧より高い高圧とに調整可能に構成され、
前記炊飯制御手段による前記圧力調整手段を介する圧力制御に関し、
前記昇温工程から前記沸騰維持工程への移行において、沸騰により前記内鍋内の圧力が前記大気圧から上昇し、
前記沸騰維持工程に、前記内鍋内の圧力を前記中圧に維持する沸騰維持前期工程と、当該沸騰維持前期工程の後、前記内鍋内の圧力を前記高圧に維持する沸騰維持後期工程とを有する点にある。
本構成によれば、沸騰維持工程に入る沸騰維持前期工程において内鍋内の圧力を中圧に保つ。この工程は、昇温工程を経て内鍋内で沸騰が始まる工程であり、昇温工程、沸騰維持前期工程では共に、内鍋内に水分(遊離水)が大量に残存している。従って、沸騰維持前期工程への移行段階及び沸騰維持前期工程を高圧で行うと、ご飯の甘みを増すことは可能であるが、同時にご飯のべたつき・軟化が促進される。そこで、本発明に係る炊飯制御では、昇温工程から沸騰維持工程への移行において、沸騰により内鍋内の圧力が大気圧から上昇するものとし、引き続く沸騰維持前期工程を中圧に維持することで、大気圧から中圧までの圧力に内鍋内の圧力を抑える。すなわち、遊離水が多く残る工程での加圧量を比較的低く抑えることで、ご飯の甘みを十分引き出しながら、ご飯のべたつき・軟化を抑えることができる。
そして、実質的に遊離水が無くなる沸騰維持後期工程には、内鍋内の圧力を高圧に上昇させて、澱粉のα化を一層促進させる。この沸騰維持後期工程では、遊離水の量が減少しているため、ご飯粒が過度に水分を吸収することはなく、ご飯のべたつき・軟化が起こることはない。
この炊飯制御を行うと、圧力炊飯の本来の目的である、澱粉のα化により糖等の甘み成分を十分に引き出しながら、ご飯のべたつき・軟化を抑えることができる。
従って、昇温工程の後半及び沸騰維持前期工程において高圧で炊飯を行う高圧利用の技術に対して、ご飯のべたつき・軟化を格段に抑制できる。
一方、中圧のみで圧力炊飯を行う技術に対し、十分な甘みを引き出すことができる上に、適度な粘りを得ることができる。
結果、総合的な観点から食味レベルを評価した場合、本発明に係る炊飯制御を行うことで高評価のご飯を得ることができる。
本発明に係る圧力型炊飯器の特徴構成は、
前記炊飯制御手段による炊飯制御に関し、前記沸騰維持工程の後に炊き上げ工程を実行する構成で、前記沸騰維持後期工程に引き続く前記炊き上げ工程において前記内鍋内の圧力を前記大気圧より高く前記高圧より低い中圧に維持する点にある。
本構成によれば、沸騰維持工程に引き続く炊き上げ工程において、内鍋内の圧力を高圧から前記大気圧より高く前記高圧より低い中圧に戻すことにより、内鍋内で適度な圧力(温度)を保ちながら炊き上げることができ、ご飯表面のおねば付着層を濃縮し、甘みを感じやすく、適度な粘りと食感を持つご飯へと鍋全体を均一に仕上げることができる。
従って、先の沸騰維持工程で、昇温工程から沸騰維持前期工程への移行段階及び沸騰維持前期工程において高圧で炊飯を行う技術に対して得られる有利な効果である、ご飯のべたつき、軟化を格段に軽減できる効果とともに、食味レベルを高く維持できる。
この炊き上げ工程で、内鍋内の圧力を大気圧まで下げてしまうと、先に説明した甘み・粘り増加分の効果が失われ、結果、中圧のみで圧力炊飯を行う技術からの食味上昇効果が相殺される。一方、高圧にするとα化が過度に進行するため、ご飯のべたつき・軟化が起き、水分の多い炊き上がりとなり、食味レベルが低下する欠点が発生しやすい。
本発明に係る圧力型炊飯器の特徴構成は、
前記炊飯制御手段による炊飯制御に関し、前記炊き上げ工程の後にむらし工程を実行する構成で、当該むらし工程で前記炊き上げ工程で維持する前記中圧から大気圧まで減圧する当該むらし工程で、前記中圧から大気圧まで減圧する点にある。
本構成によれば、余分な水分を鍋内から追い出し、鍋内に残る水分の偏りと、炊き上がりを均一に仕上げることができる。
本発明に係る圧力型炊飯器の特徴構成は、
前記沸騰維持前期工程から前記沸騰維持後期工程への移行を、前記炊飯制御手段が、前記昇温工程から前記沸騰維持前期工程への移行後の経過時間又は前記昇温工程から前記沸騰維持前期工程への移行後の加熱量に基づいて判定する点にある。
本構成によれば、沸騰維持前期工程から沸騰維持後期工程への移行を、炊飯負荷である炊飯量等に基づいた沸騰維持工程への移行後の経過時間として、或いは加熱量として、合理的に判定できる。
本発明においては、これまでも説明してきたように、内鍋内に存在する遊離水の量を基準に沸騰維持前期工程から沸騰維持後期工程への移行を制御するため、沸騰維持工程に続く、炊き上げ工程、むらし工程も、各工程への移行後の経過時間又は加熱量に基づいて制御することが合理的であり、有用な手法である。
本発明に係る圧力型炊飯器により、内鍋内の圧力を比較的高く維持して、自動炊飯を行う圧力型炊飯器において、ご飯の甘みを十分引き出すことができるとともに、炊き上げ後において、ご飯のべたつき・軟化が抑制され、食感が良く、「食味レベル」が高いご飯を得ることができた。
本発明に係る実施形態の圧力型炊飯器を示す部分断面図 蓋体を開き内蓋及び内蓋カバーを外した状態の分解図 内蓋カバー装着状態にある内蓋の断面図 炊飯制御に係る機能部のブロック図 本発明及び比較例の炊飯パターンを示す図
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
説明に際しては、本発明に係る圧力型炊飯器100のハード構成に関して先ず説明し、その後、炊飯制御に係るソフト側の構成に関して説明する。
図1に、本発明に係る圧力型炊飯器100の断面構成を示した。
炊飯器100は、上端開口の有底筒状をなす内鍋10を着脱自在に収容する炊飯器本体11と、炊飯器本体11に開閉可能に取り付けられた蓋体50とを備えて構成される。
蓋体50は、外蓋51と、当該外蓋51の内鍋10に臨む側に装着可能に構成され、内鍋10の上端開口を密閉する内蓋52とを備え、さらに内蓋52の内鍋10に臨む側に着脱自在な内蓋カバー53を備えている。
従って、この実施形態に示す炊飯器100の蓋体50は、内鍋10側から、内蓋カバー53、内蓋52及び外蓋51を有する構成とされ、内蓋カバー53と内蓋52との間に、「貯留空間Rs」を備え、内蓋52と外蓋51との間に、「蒸気流通空間Rv」を備えている。
図2は、前記蓋体50を開き、内蓋52及び内蓋カバー53をそれぞれ外した状態を示した分解図である。
炊飯器本体
図1に示すように、炊飯器本体11は、上下端を開口した筒状をなす胴体12と、胴体12の下端開口を閉塞する底体13と、胴体12の上端開口を覆うように取り付けた肩体14とからなる外装体を備えて構成されている。
肩体14の略中央には開口部が設けられ、この開口部の下側に、内鍋10の収容部を構成する内胴15と非導電性材料からなる保護枠16とが配設されている。
保護枠16の外面には、内鍋10の底を誘導加熱する加熱手段である誘導加熱コイル17が固定されている。
また、保護枠16の底側外周部には、内鍋10の温度を検出する温度検出手段である温度センサStが配設されている。
外蓋
図1に示すように、外蓋51は、上板20と下板21とを有する外装体を備え、炊飯器本体11の上部を覆うものである。
上板20の正面側には、外蓋51を開放するための開放操作部材22が配設され、その内部に炊飯器本体11への閉塞状態を維持するためのロック機構(図示せず)が配設されている。
下板21は、炊飯器本体11の背部に形成されたヒンジ接続部23に回転可能に装着されている。閉塞状態で内鍋10の側に位置する下板21の下(内)側面には放熱板24が配設されている。
この外蓋51の下部には、内鍋10内の圧力を検出する圧力センサSpが設けられるとともに、後述する第2の調圧弁43Bの調圧圧力を調整するためのステッピングモータMが備えられている。ただし、図2には、これらの機器Sp、Mの位置を明確にするため、内蓋52上に描いている。
内蓋
図1、図3に示すように、内鍋10を臨む放熱板24の内面側には、内鍋10の上端開口を閉塞する内蓋52が着脱自在に構成されている。この内蓋52は放熱板24より大きい金属板からなり、外周部に内鍋10の上端開口の内周部を密閉するシール部材28が枠部材29を介して固定されている。図2に示すように、この枠部材29に、外蓋51に備えられる下板21に形成した被係合部30A,30Bに係合される係合部31A,31Bが設けられている。
内蓋カバー
図2、図3に示すように、内蓋カバー53は、内蓋52における内鍋10内を臨む側に着脱自在に構成されている。この内蓋カバー53はステンレス製であり、平面視において放熱板24と略同一直径の円板状に形成されている。
内蓋カバー53の外周部には、円環状をなすカバーリング69が配設されている。このカバーリング69は樹脂製であり、内蓋カバー53を内蓋52に装着した装着状態で上端縁が内蓋52に当接する外壁部70を備え、この外壁部70には、内蓋52との間である内部に連通する複数の通気部71が設けられている(図2参照)。この通気部71は、外壁部70の上端部を下向きに窪ませることにより形成され、内蓋52との間に隙間を形成する。従って、この通気部71が、内鍋10内の空間と、先に説明した貯留空間Rsとを連通接続する連通部として構成されている。
図3に示すように、内蓋カバー53の内蓋52への着脱に関しては、内蓋52に装着される被係合部材80A,80B及び内蓋カバー53に設けられる係合部81A,81Bにより着脱される(図1、図2参照)。
貯留空間
図3に示すように、内蓋カバー53と内蓋52との間に形成される空間が、内鍋10の内部で発生した蒸気が最初に流入する貯留空間Rsとされている。
ここで、蒸気、液状物質のこの空間Rsへの流入は、内蓋カバー53に備えられる通気部71を介するものであり、貯留空間Rsから蒸気流通空間Rvへの流入は、圧力調整手段Pcとしての調圧弁43A,43Bを介するものである。
蒸気流通空間
先にも示したように、内蓋52と外蓋51との間に形成される空間が、内鍋10の内部で発生した蒸気が貯留空間Rsから流入する蒸気流通空間Rvとされている。
ここで、この空間Rvへの蒸気の流入は、内蓋52に配設した第1及び第2の調圧弁43A,43Bの連通孔46A,46Bを介するものであり、これら連通孔46A,46Bを通過した蒸気は、調圧弁43A,43B内を通って、外蓋51に備えられる下板21下に形成した弁収容部33内に流入する。この弁収容部33は、これまで説明してきた蒸気流通空間Rvの一部である上流側空間Rv1ともされており、この上流側空間Rv1から下流側空間Rv2を介して蒸気出口Ovに至り外部Gへ排出される。
圧力調整手段
図2及び図3に示すように、内蓋52には、放熱板24の露出孔(図示省略)との対応位置に露出孔42が設けられ、この露出孔42を介して、圧力センサSpにより内鍋10内の圧力を検出可能とされている。また、内蓋52には、上面側に第1及び第2の調圧弁43A,43Bが配設され、これらによって内鍋10内を大気圧より高い設定圧力に昇圧可能としている。
図3に示すように、調圧弁43A,43Bは、内蓋52の弁収容部33との対応位置に挿通孔44A,44Bが設けられ、その上部に配設されている。調圧弁43A,43Bは、内蓋52に対して内鍋10の側である下側から配設される弁座45A,45Bを備えている。弁座45A,45Bには、蒸気流通空間Rvの入口となる連通孔46A,46Bが設けられている。
各弁座45A,45Bは、挿通孔44A,44Bを挿通させた上部にカバー48A,48Bを配設することにより、内蓋52に固定される。各カバー48A,48Bには、弁収容部33に連通させる通気孔49A,49Bが設けられている。
第1の調圧弁
第1の調圧弁43Aには、連通孔46Aを開放可能に閉塞する球状部材55が転動可能に配置されている。球状部材55としては、内鍋10内の圧力が、例えば、約0.152MPa(1.5atm)に上昇すると、その蒸気の圧力で連通孔46A上から転動することにより離れる重量のものを使用している。この球状部材55は、図示しないソレノイドにより連通孔46Aから離脱されることにより、球状部材55は、連通孔46Aから離れた開放状態と、連通孔46A上に位置する閉塞状態とに、姿勢切り換え可能とされている。従って、前記開放状態において内鍋10内の圧力はこの調圧弁43Aの影響を受けることはなく、前記閉塞状態において内鍋10内の圧力はその設定圧(この例の場合は1.5atm)に調整される。
第2の調圧弁
第2の調圧弁43Bには、連通孔46Bを閉塞するための弁体56と、この弁体56をその閉塞位置(図3に示す位置から下降した位置)に移動させる作動受部材58と、これらの間に配置したスプリング59と、を備えて構成されている。さらに、第2の調圧弁43Bに付属する形態でステッピングモータM(図1、図2参照)が設けられ、このステッピングモータMの駆動により作動受部材58が下降移動すると、弁体56がスプリング59の付勢力を付加された状態で、連通孔46Bを閉塞する。この構成にあっては、作動受部材58の移動量(図3の上下方向位置)を調整することにより、約0.101〜0.132MPa(1.00〜1.3atm)の範囲で、内鍋10内の圧力を調整することができる。以下、圧力はatmで記載する。
上述の第1の調圧弁43Aの設定圧を1.5atmとする場合、第2の調圧弁43Bの設定圧は、例えば1.15atmとすることができる。
従って、本発明に係る圧力型炊飯器100では、圧力調整手段Pcを成す、第1の調圧弁43A及び第2の調圧弁43Bを備えることにより、内鍋10内の圧力を大気圧より高い中圧「1.00atmより高く、1.3atm以下の圧力」(本実施形態では第2の調圧弁43Bで調整される)と、当該中圧より高い高圧「1.3atmより高く、1.5atm以下の圧力」(本実施形態では第1の調圧弁43Aで調整される)とに調整可能に構成されている。この実施形態の場合、高圧設定値は球状部材55により決まる固定値である。
以上が、本発明に係る圧力型炊飯器100のハード構成の説明であるが、以下、本発明独特の炊飯制御を実行する炊飯制御側の構成(ソフト側の構成)に関して説明する。
図4に、この炊飯制御を実行する制御システムの構成を機能ブロック図で示した。
同図に示すように、この制御システムはマイコンCを主体として構成され、このマイコンCに、温度検出手段としての温度センサSt、圧力検出手段としての圧力センサSp、加熱手段としての誘導加熱コイル17、圧力調整手段Pcとしての第1の調圧弁43Aに備えられるソレノイド及び第2の調圧弁43Bに備えられるステッピングモータMが接続され、炊飯器使用者との間のインターフェイスとして働く入力手段I、表示手段Dが接続して構成されている。
入力手段I、表示手段Dは、炊飯器使用者からの炊飯器100の作動に働く様々な入力(炊飯予約・炊飯指令・保温指令)を受付け、表示手段Dは、入力手段Iで受付けた入力情報を表示したり、現在の炊飯器100の作動状態を表示出力する。
一方、温度センサSt、圧力センサSpの検出情報は、マイコンCに取り込まれ、これら検出情報に基づいて、記憶手段mとしてのメモリーに記憶された所定のシーケンスに基づいて、炊飯を行うように構成されている。
炊飯制御は、記憶手段m内に記憶されている炊飯制御パターンに従うものであり、各工程での誘導加熱コイル17への給電パターン、各工程での内鍋10内の圧力設定として実行される。
本発明では、内鍋10内の圧力は「大気圧」「中圧」「高圧」に制御されるが、「大気圧」は、第1の調圧弁43A(ソレノイドが作動する開放状態)及び第2の調圧弁43Bを非作動状態として実現され、「中圧」は、第2の調圧弁43BのステッピングモータMの位相を調整することで実現され、「高圧」は、第1の調圧弁43Aのソレノイドを働かせない閉塞状態で実現される。
以下、本発明独特の炊飯制御に関して図5を参照して説明を進める。
同図において、(a)は本発明に係る圧力型炊飯器100における圧力炊飯制御の炊飯制御パターンを示している。一方、(b−1)(b−2)(b−3)は、比較例とした圧力型炊飯器における圧力炊飯制御の炊飯制御パターンである。
図5には、各炊飯制御パターンにおける加温制御のための給電状態、圧力を示しており、影付領域の高さ及び連続・断続頻度で給電状態(「電力」と記載)を、実線で内鍋10内の圧力(「圧力」と記載)を示している。また、図5(a)には、本発明に係る圧力型炊飯器100における内鍋10の温度(「温度」と記載)を破線で示した。
炊飯制御パターンは、予熱工程S1、中ぱっぱ工程(昇温工程)S2、沸騰維持工程S3、炊き上げ工程S4及びむらし・2度炊き工程S5を経るパターンとされており、それぞれの工程S1〜S5に適合して、誘導加熱コイル17に所定のパターンで電力が供給されるように構成されている。
簡単に各炊飯制御パターンの特徴を説明すると、(a)は、本発明に言う沸騰維持前期工程S3−1で内鍋10内の圧力を中圧pmとし、沸騰維持後期工程S3−2で高圧phとする炊飯制御パターンである。(b−1)は、沸騰維持工程S3及び炊き上げ工程S4において中圧のみを使用する炊飯制御パターンであり、(b−2)は、沸騰維持前期工程S3−1で高圧とし、沸騰維持後期工程S3−2で中圧とする炊飯制御パターンである。そして(b−3)は、沸騰維持工程S3においては中圧とし、炊き上げ工程S4の終期に高圧とする炊飯制御パターンである。
各工程での加熱給電に関して簡単に説明しておくと、予熱工程S1では、その初期に高電力で通電率の高い給電を行い、その後、通電率の低い給電としている。引き続く中ぱっぱ工程(昇温工程)S2では、高電力での連続給電とする。沸騰維持工程S3では高電力での断続給電とし(沸騰維持前期工程S3−1及び沸騰維持後期工程S3−2で同一)、炊き上げ工程S4では、その前半を低電力での断続給電とし、その後半を中電力での断続給電としている。むらし・2度炊き工程S4では、2度炊き時に中電力で2回断続給電を行っている。この給電は中電力である。
以上説明した各工程における給電形態は、各炊飯制御パターン(a)(b−1)(b−2)(b−3)全てで、同一とした。
工程移行条件
以下に、各工程の移行条件に関して説明しておく。
工程移行は基本的には、温度センサStにより検出される内鍋10の温度に基づいた制御となるが、中ぱっぱ工程(昇温工程)S2等において現在の炊飯負荷(基本的には炊くご飯及び水の量)を推定することが可能となるため、その炊飯負荷に応じた各工程の工程移行後の時間を割り出し、それら時間の経過とともに工程の移行を行うものとしている。この移行判定に関してはマイコンCに備えられる計時手段(図示省略)が働くこととなる。
予熱工程S1から中ぱっぱ工程S2への移行条件は、予熱完了温度(例えば45℃)に基づくものとしている。
中ぱっぱ工程S2から沸騰維持工程S3への移行条件も、沸騰温度(例えば95℃)に基づくものとしている。
沸騰維持工程S3における沸騰維持前期工程S3−1から沸騰維持後期工程S3−2への移行条件は、沸騰維持工程S3への移行後の経過時間(例えば3分)に基づくものとしている。
沸騰維持工程S3(沸騰維持後期工程S3−2)から炊き上げ工程S4への移行条件は温度センサStの温度(例えば到達温度120℃)に基づくものとしている。この炊き上げ工程S4における加熱給電量の切換え(低電力から中電力への切換)は、炊き上げ工程S4への移行後の経過時間(例えば3分)に基づくものとしている。
炊き上げ工程S4からむらし・2度炊き工程S5への移行条件は、炊き上げ工程S4への移行後の経過時間(例えば3分)に基づくものとしている。2度炊きのタイミングに関しても同様である。
内鍋内の圧力
図5(a)に示すように、予熱工程S1及び中ぱっぱ工程S2は大気圧p0に、沸騰維持工程S3の沸騰維持前期工程S3−1にあっては中圧pmに、沸騰維持後期工程S3−2にあって高圧phとしている。そして、炊き上げ工程S4を中圧pmとし、むらし・2度炊き工程を大気圧p0としている。
このように、各工程の給電状態及び圧力を制御設定することで、ご飯のべたつき、軟化が抑制され、甘みが強く食感の良好なご飯を炊けるようになった。
食味テスト評価
以下、本発明の発明者が行った食味テストの結果に関して説明する。
下記する表1に各炊飯制御パターン(a)(b−1)(b−2)(b−3)の評価結果を示した。
表2は、表1に示す評価結果の評価基準を示しており、この評価に際しては、炊飯制御パターン(b−1)を基準(評価「□」)とした。
Figure 2017189428
Figure 2017189428
表1の結果からも明らかなように、本発明に係る、中ぱっぱ工程(昇温工程)S2を「大気圧」、沸騰維持工程S3において、沸騰維持前期工程S3−1を「中圧」とし、沸騰維持後期工程S3−2において「高圧」とする炊飯パターンを採用することで、硬さの点で評価基準に比して劣ることなく、粘り、甘みの点ですぐれたご飯を炊くことができる。従って、食味レベル評価として採用できる「総合」の点で最も優れたご飯を得ることができた。
〔別実施形態〕
なお、本発明の圧力型炊飯器は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
(1)上記の実施形態では、工程間の移行を、所定の設定温度、経過時間に基づくものとしたが、予め炊飯負荷がわかる場合は、全ての工程間の移行を経過時間基準としてもよい。
(2)上記の実施形態は、沸騰維持前期工程から沸騰維持後期工程への移行を、沸騰維持工程への移行からの経過時間で判断することとしたが、このような経過時間を加熱量とすることも可能である。ここでいう加熱量は、炊飯負荷に対応する各工程で必要となる加熱量であり、誘電加熱コイルへの給電量とその給電時間との積算値が対応する。給電値と給電パターン(連続とするか断続とするか、或は断続とする場合の断続時間形態)を予め工程毎に設定する場合、この設定形態は任意に設定でき、対応して適切な給電時間を各行程で必要とする炊飯負荷に対応して設定できる。
本発明では、内鍋内の圧力が制御可能であるため、上記の経過時間、加熱量を、この圧力に対応して適切に設定することができ、好ましい。
(3)上記の実施形態では、内鍋内の圧力の調整に第1の調圧弁、第2の調圧弁を使用する例を示したが、調圧弁として、大気圧から高圧まで任意の圧力に調整可能な調圧弁であれば一の調圧弁を採用してもよい。
(4)上記の実施形態では、沸騰維持前期工程における内鍋内の圧力と、炊き上げ工程での圧力とを同一圧力(中圧pm)としたが、異なる圧力(前者を中圧で比較的低い圧力とし、後者を比較的高い圧力)としてもよい。
(5)さらに、炊き上げ工程での給電量を、前半で低く、後半で高くしたが、時間経過とともに高くしてもよい。さらに、むらし工程で・2度炊きを行う例を示したが、2度炊きをしなくてもよい。
(6)上記の実施形態では、内蓋カバーを備える例を示したが、この内蓋カバーを備えなくてもよい。
内鍋内の圧力を比較的高く維持して、自動炊飯を行う圧力型炊飯器において、ご飯の甘みを十分引き出すことができ、炊き上げ後に、ご飯のべたつき・軟化が抑制され、食感が良く、「食味レベル」が高いご飯を得ることができる圧力型炊飯器を得ることができた。
10 内鍋
11 炊飯器本体
17 誘導加熱コイル
33 弁収容室
43A,43B 調圧弁(圧力調整手段)
46A,46B 連通孔
50 蓋体
51 外蓋
52 内蓋
G 外部
Ov 蒸気出口
S1 予熱工程
S2 中ぱっぱ工程(昇温工程)
S3 沸騰維持工程
S3−1沸騰維持前期工程
S3−2沸騰維持後期工程
S4 炊き上げ工程
S5 むらし・2度炊き工程(むらし工程)

Claims (4)

  1. 内鍋内の圧力を大気圧より高い加圧状態に調整する圧力調整手段を備え、
    炊飯制御において、前記内鍋内の温度を予熱温度から沸騰温度まで昇温する昇温工程を実行した後、前記内鍋内の沸騰状態を維持する沸騰維持工程を実行する炊飯制御手段を備えた圧力型炊飯器であって、
    前記圧力調整手段により、前記内鍋内の圧力が前記大気圧より高い中圧と、当該中圧より高い高圧とに調整可能に構成され、
    前記炊飯制御手段による前記圧力調整手段を介する圧力制御に関し、
    前記昇温工程から前記沸騰維持工程への移行において、沸騰により前記内鍋内の圧力が前記大気圧から上昇し、
    前記沸騰維持工程に、前記内鍋内の圧力を前記中圧に維持する沸騰維持前期工程と、当該沸騰維持前期工程の後、前記内鍋内の圧力を前記高圧に維持する沸騰維持後期工程とを有する圧力型炊飯器。
  2. 前記炊飯制御手段による炊飯制御に関し、前記沸騰維持工程の後に炊き上げ工程を実行する構成で、前記沸騰維持後期工程に引き続く前記炊き上げ工程で前記内鍋内の圧力を前記大気圧より高く前記高圧より低い中圧に維持する請求項1記載の圧力型炊飯器。
  3. 前記炊飯制御手段による炊飯制御に関し、前記炊き上げ工程の後にむらし工程を実行する構成で、当該むらし工程で前記炊き上げ工程で維持する前記中圧から大気圧まで減圧する請求項2記載の圧力型炊飯器。
  4. 前記沸騰維持前期工程から前記沸騰維持後期工程への移行を、前記炊飯制御手段が、前記昇温工程から前記沸騰維持前期工程への移行後の経過時間、又は前記昇温工程から前記沸騰維持前期工程への移行後の加熱量に基づいて判定する請求項1〜3の何れか一項記載の圧力型炊飯器。


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