JP2017187891A - トンネル非常用設備 - Google Patents
トンネル非常用設備 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017187891A JP2017187891A JP2016075186A JP2016075186A JP2017187891A JP 2017187891 A JP2017187891 A JP 2017187891A JP 2016075186 A JP2016075186 A JP 2016075186A JP 2016075186 A JP2016075186 A JP 2016075186A JP 2017187891 A JP2017187891 A JP 2017187891A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical
- signal
- optical line
- equipment
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Fire Alarms (AREA)
- Optical Communication System (AREA)
Abstract
Description
本発明は、トンネル方向に所定の設備機器が設置されたトンネル非常用設備に於いて、
防災受信盤からトンネル内に引き出された常用光回線と、
防災受信盤からトンネル内に引き出された予備用光回線と、
防災受信盤に設けられ、通常時は常用光回線により光信号を送受信し、常用光回線の障害時には、予備用光回線に切り替えて光信号を送受信する盤制御部と、
設備機器に対応して設けられ、常用光回線及び予備用光回線に分岐接続されると共に設備機器に信号回線により接続され、通常時は常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換して設備機器に出力すると共に設備機器から入力した電気信号を光信号に変換して常用光回線に送信し、常用光回線の障害時には、予備用光回線から受信した光信号を電気信号に変換して設備機器に出力すると共に設備機器から入力した電気信号を光信号に変換して予備用光回線に送信する光変換器と、
が設けられたことを特徴とする。
トンネル非常用設備は、更に、
常用光回線及び予備用光回線の終端に接続され、防災受信盤から常用光回線及び予備用光回線を介して送信される試験信号を受信した場合に試験応答信号を防災受信盤に送信する終端装置が設けられ、
防災受信盤の盤制御部は、終端装置からの試験応答信号が断たれた場合に常用光回線の回線障害と判断して予備用光回線による光信号の送受信に切替える。
光変換器は、複数の設備機器に対応して設けられ、
常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に常用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第1光送受信部と、
予備用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に予備用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第2光送受信部と、
固有のアドレスが設定され、第1又は第2光送受信部から出力された自己アドレスを含む電気信号から得られた制御信号を設備機器に出力すると共に、設備機器から入力された制御信号に基づき防災受信盤のアドレスを含む電気信号を生成して第1又は第2光送受信部に出力する信号変換部と、
通常時は第1光送受信部と信号変換部を接続し、第1光送受信部からの信号受信が断たれた場合に常用光回線の障害と判断して、第2光送受信部と信号変換部との接続に切り替える切替部と、
が設けられる。
光変換器は、複数の設備機器毎に設けられ、
常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に常用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第1光送受信部と、
予備用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に予備用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第2光送受信部と、
固有のアドレスが設定され、第1又は第2光送受信部から出力された自己アドレスを含む電気信号から得られた制御信号を設備機器に出力するか、又は、設備機器から入力された制御信号に基づき防災受信盤のアドレスを含む電気信号を生成して第1又は第2光送受信部に出力する信号変換部と、
通常時は第1光送受信部と信号変換部を接続し、第1光送受信部からの信号受信が断たれた場合に常用光回線の障害と判断して、第2光送受信部と信号変換部との接続に切り替える切替部と、
が設けられる。
信号変換部は、固有のIPアドレスが設定されたゲートウェイまたはルーターであり、IPプロトコルの信号と所定のLANプロトコルの信号とのプロトコル変換を行う。
トンネル非常用設備に、更に、
監視センターの防災受信盤に配置されたセンター側電話機と
設備機器側に配置され、携帯電話機を着脱可能な電話ジャックと、
電話ジャックに接続された携帯電話機とセンター側電話機の間で予備用光回線を使用して通話を行わせる非常電話設備と、
が設けられる。
非常電話設備を、電話ジャックを接続したゲートウェイ、センター側電話機を接続したゲートウェイ、及び電話番号管理サーバを、光変換部を介して予備用光回線により相互に接続されたVoIP電話設備とする。
非常電話設備を、電話ジャック、センター側電話機を接続したゲートウェイ、及び電話番号管理サーバを、光送受信部を介して予備用光回線により相互に接続されたVoIP電話設備とし、
電話ジャックに接続される携帯電話機にゲートウェイの機能が設けられる。
また、本発明の別の形態にあっては、トンネル方向に所定の設備機器が設置されたトンネル非常用設備に於いて、
防災受信盤からトンネル内に引き出された常用光回線と、
防災受信盤からトンネル内に引き出された予備用光回線と、
常用光回線及び予備用光回線の光信号を中継増幅し、防災受信盤との間の常用光回線の障害発生時に予備用光回線と常用光回線との間で光信号を迂回中継させる光中継増幅器と、
常用光回線及び予備用光回線の終端に設けられ、光中継増幅器との間の常用光回線の障害発生時に予備用光回線と常用光回線との間で光信号を迂回中継させる終端装置と、
防災受信盤に設けられ、常用光回線により光信号を送受信し、常用光回線の障害時には、常用光回線及び予備用光回線に切り替えて光信号を送受信する盤制御部と、
設備機器に対応して設けられ、常用光回線に分岐接続されると共に設備機器に信号回線により接続され、常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換して設備機器に出力すると共に設備機器から入力した電気信号を光信号に変換して前記常用光回線に送信する光変換器と、
が設けられたことを特徴とする。
本発明は、トンネル方向に所定の設備機器が設置されたトンネル非常用設備に於いて、防災受信盤からトンネル内に引き出された常用光回線と、防災受信盤からトンネル内に引き出された予備用光回線と、防災受信盤に設けられ、通常時は常用光回線により光信号を送受信し、常用光回線の障害時には、予備用光回線に切り替えて光信号を送受信する盤制御部と、設備機器に対応して設けられ、常用光回線及び予備用光回線に分岐接続されると共に設備機器に信号回線により接続され、通常時は常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換して設備機器に出力すると共に設備機器から入力した電気信号を光信号に変換して常用光回線に送信し、常用光回線の障害時には、予備用光回線から受信した光信号を電気信号に変換して設備機器に出力すると共に設備機器から入力した電気信号を光信号に変換して予備用光回線に送信する光変換器とが設けられたため、光回線の使用により光増幅なしで50〜80キロメートル程度の長距離通信が可能となり、10キロメートルを超えるトンネルの長大化に対応可能であり、また、電気的ノイズや経年劣化の問題がなく、長期間に亘り安定且つ信頼性の高いトンネル内での通信が可能となる。
また、トンネル非常用設備は、更に、常用光回線及び予備用光回線の終端に接続され、防災受信盤から常用光回線及び予備用光回線を介して送信される試験信号を受信した場合に試験応答信号を防災受信盤に送信する終端装置が設けられ、防災受信盤の盤制御部は、終端装置からの試験応答信号が断たれた場合に常用光回線の回線障害と判断して予備用光回線による光信号の送受信に切替えるようにしたため、通常時に使用している常用光回線の状態が常時監視されており、断線等の回線障害が発生した場合は、これを防災受信盤側で判断して予備用光回線の通信に切り替えることができ、予備用光回線についても、常時監視していることから、常用光回線の回線障害に対し正常に機能している予備用光回線への切替えを可能とし、光回線の障害に対し確実にリカバリが行われ、耐障害性が向上し、通信の信頼性が確保される。
また、光変換器は、複数の設備機器に対応して設けられ、常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に常用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第1光送受信部と、予備用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に予備用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第2光送受信部と、固有のアドレスが設定され、第1又は第2光送受信部から出力された自己アドレスを含む電気信号から得られた制御信号を設備機器に出力すると共に、設備機器から入力された制御信号に基づき防災受信盤のアドレスを含む電気信号を生成して第1又は第2光送受信部に出力する信号変換部と、通常時は第1光送受信部と信号変換部を接続し、第1光送受信部からの信号受信が断たれた場合に常用光回線の障害と判断して、第2光送受信部と信号変換部との接続に切り替える切替部とが設けられたため、例えば消火栓装置には、赤色表示灯、発信機、応答ランプ及び消火栓スイッチといった複数の設備機器が設けられており、これらをまとめて1台の光変換器に接続してスイッチ信号の送信及び制御信号の受信を可能にすることで、設備機器側の構成を簡単にして、光回線の使用に伴う設備コストを低減可能とする。
また、光変換器は、複数の設備機器毎に設けられ、常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に常用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第1光送受信部と、予備用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に予備用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第2光送受信部と、固有のアドレスが設定され、第1又は第2光送受信部から出力された自己アドレスを含む電気信号から得られた制御信号を設備機器に出力するか、又は、設備機器から入力された制御信号に基づき防災受信盤のアドレスを含む電気信号を生成して第1又は第2光送受信部に出力する信号変換部と、通常時は第1光送受信部と信号変換部を接続し、第1光送受信部からの信号受信が断たれた場合に常用光回線の障害と判断して、第2光送受信部と信号変換部との接続に切り替える切替部とが設けられたため、設備機器と1対1に対応した光変換器とすることで、設備機器に光通信機能を実装したと同等の取り扱いが可能となり、光回線を用いた通信システムの構築が容易であり、また、設備機器側の障害に対し、他の設備機器に影響を及ぼすことなく、障害を起こした設備機器を光変換器を含めて必要な修理交換を容易に行うことを可能とする。
また、光変換器の信号変換部は、固有のIPアドレスが設定されたゲートウェイまたはルーターであり、IPプロトコルの信号と所定のLANプロトコルの信号とのプロトコル変換を行うようにしたため、設備機器毎にIPアドレスが割当てられ、防災受信盤はサーバとしての機能をもつことで、トンネル内にインターネットに相当する通信網を形成し、既存のインターネットの通信技術が利用できることで、トンネル非常用設備に新たに光回線を使用した場合にも、使用する機器は汎用性及び信頼性が高く、また、入手が容易でコスト的にも安価な機器を使用できるメリットがある。
また、トンネル非常用設備に、更に、監視センターの防災受信盤に配置されたセンター側電話機と、設備機器側に配置され、携帯電話機を着脱可能な電話ジャックと、電話ジャックに接続された携帯電話機とセンター側電話機の間で予備用光回線を使用して通話を行わせる非常電話設備とが設けられたため、例えば設備機器を点検する場合、設備機器側に設けられている電話ジャックに携帯電話機を接続して呼出し操作を行うことで、防災受信盤に設けられたセンター側電話機との間の通話接続が確立され、相互に連絡を取りながら所定の手順に従って効率良く点検作業を進めることを可能とする。
また、非常電話設備を、電話ジャックを接続したゲートウェイ、センター側電話機を接続したゲートウェイ、及び電話番号管理サーバを、光変換部を介して記予備用光回線により相互に接続されたVoIP電話設備としたため、トンネル内と監視センターの間の通話は、センター側電話機又は携帯電話機の呼出し操作に基づく電話番号を電話番号管理サーバに対する問合せで相手側のIPアドレスを取得し、相手側のゲートウェイに呼出し信号を送信して相手先の電話機を呼出して通話接続し、通話中は、電話機からの音声信号をゲートウェイ装置で圧縮符号化後にIPパケットに変換して電話回線に送信し、これを受け取り側のゲートウェイで受信して音声信号に戻して相手型電話機から出力させることで、通話連絡を十分な品質で行うことが可能となる。
また、非常電話設備を、電話ジャック、センター側電話機を接続したゲートウェイ、及び電話番号管理サーバを、光送受信部を介して予備用光回線により相互に接続されたVoIP電話設備とし、電話ジャックに接続される記携帯電話機にゲートウェイの機能が設けられたため、電話ジャックに接続される携帯電話機にゲートウェイの機能が設けられたことで、設備機器側の電話ジャック毎にゲートウェイを設ける必要がなくなり、VoIP電話設備の構成を簡単にして設備コストを低減可能とする。
また、本発明の別の形態にあっては、トンネル方向に所定の設備機器が設置されたトンネル非常用設備に於いて、防災受信盤からトンネル内に引き出された常用光回線と、防災受信盤からトンネル内に引き出された予備用光回線と、
常用光回線及び予備用光回線の光信号を中継増幅し、防災受信盤との間の常用光回線の障害発生時に予備用光回線と常用光回線との間で光信号を迂回中継させる光中継増幅器と、常用光回線及び予備用光回線の終端に設けられ、光中継増幅器との間の常用光回線の障害発生時に予備用光回線と常用光回線との間で光信号を迂回中継させる終端装置と、防災受信盤に設けられ、常用光回線により光信号を送受信し、常用光回線の障害時には、常用光回線及び予備用光回線に切り替えて光信号を送受信する盤制御部と、設備機器に対応して設けられ、常用光回線に分岐接続されると共に設備機器に信号回線により接続され、常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換して設備機器に出力すると共に設備機器から入力した電気信号を光信号に変換して前記常用光回線に送信する光変換器とが設けられたため、防災受信盤と光中継増幅器との間の常用光回線に断線障害等が起きた場合、光中継増幅器の迂回制御で予備用光回線を経由した光信号の伝送により障害発生箇所の終端側に位置する光変換器と間で光信号の伝送ができ、断線障害により伝送不能に陥ることがなく、耐障害性が向上する。
図1は光回線を用いたトンネル非常用設備の概要を示した説明図である。図1に示すように、トンネル10の内部には、トンネル長手方向に、火災による炎を検知するため火災検知器22が50メートル間隔で設置され、また、火災の消火や延焼防止のためにノズル付きホースを収納した消火栓装置24が50メートル間隔で設置されている。
図2は図1に設けられた防災受信盤と設備機器の実施形態を機能構成により示した説明図である。
図2に示すように、防災受信盤12は盤制御部46を備え、盤制御部46は例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
図2に示すように、火災検知器22及び消火栓装置24が設けられた設備機器側には、光変換器18が設けられる。光変換器18は、常用光回線14−1と予備用光回線14−2に対応した2系統の光送受信部62を備え、その電気信号の送受信側を、切替部64を介して信号変換部として機能するゲートウェイ66に接続している。なお、常用光回線14−1側の光送受信部62は請求項の第1光送受信部に対応し、予備用光回線14−2側の光送受信部62は請求項の第2光送受信部に対応する。
ゲートウェイ66は、光回線側のIPプロトコルと設備機器側のTCPプロトコル、例えば所定のLANプロトコルとなるイーサネット(登録商標)との間のプロトコル変換を行う。ゲートウェイ66はOSI基本参照モデルでの7層全ての接続機能を持つが、ゲートウェイ66をルーターに替えても良い。ルーターは、OSI基本参照モデルの1〜3層までの接続機能を持ち、同様に、光回線側のIPプロトコルと設備機器側の所定のLANプロトコルとの間のプロトコル変換が可能となる。
図4は図2に設けられた終端装置の実施形態を機能構成により示した説明図である。図4に示すように、終端装置20は、常用光回線14−1と予備用光回線14−2に対応して2系統に光送受信部90とゲートウェイ92が設けられ、ゲートウェイ92に続いて終端制御部96が設けられている。
(光回線の直接分岐)
図5は図1に設けられた防災受信盤と設備機器の他の実施形態を機能構成により示した説明図である。
図6は図1に設けられた防災受信盤と設備機器の他の実施形態を機能構成により示した説明図である。
図7は光回線を利用した非常電話設備が設けられたトンネル非常用設備の概要を示した説明図、図8は図7に設けられた防災受信盤と設備機器の実施形態を機能構成により示した説明図、図9は消火栓装置側の電話ジャックに接続して使用される携帯電話機を示した説明図である。
図7に示すように、本実施形態にあっては、図1に示したトンネル非常用設備に対し、更に、トンネル内に設置された消火栓装置24と監視センターに設置された防災受信盤12との間で、消火栓装置24の点検作業を行う点検員が連絡を取り合うため等に使用する非常電話設備が設けられている。
VoIP電話設備による通話制御は、相手電話機を呼出す呼出し制御と、音声データの送受信制御で構成される。例えば電話ジャック108に、点検員が携帯電話機100を接続した場合を例にとって通話制御を説明すると次のようになる。
図8の実施形態は、消火栓装置24側の光変換器18に、携帯電話機100の通話に使用するゲートウェイ106を設けているが、携帯電話機100にはゲートウェイ機能を備えたものがあり、ゲートウェイ機能を備えた携帯電話機100を使用する場合には、光変換器18のゲートウェイ106を取り除き、電話ジャック108を予備用光回線14−2側の光送受信部62に接続する。
図10は光中継増幅器により回線障害を迂回させる光回線を用いたトンネル非常用設備の他の実施形態を示した説明図であり、図10(A)は通常状態を示し、図10(B)は回線障害の発生状態を示す。
(OLTとONU)
上記の実施形態は、防災受信盤12及び設備機器側の光変換器18に、光送受信部50,62の機能を設けているが、防災受信盤12の光変換部50としては、光通信に使用されているOLT(Optical Line Terminal)を使用し、設備機器側の光送受信部62としては、光回線終端装置として知られたONU(Optical Network Unit)を使用しても良い。
上記の実施形態では、設備機器側の光変換器18や終端装置20にゲートウェイ66,92の機能を設けているが、ゲートウェイ66,92としては、市販のゲートウェイ装置を使用しても良い。
上記の実施形態は、光回線により監視制御される設備機器として、火災検知器と消火栓装置に設けられた赤色表示灯、発信機、応答ランプ及び消火栓スイッチを例にとっているが、これ以外の非常用設備の設備機器についても、同様に適用される。
上記の実施形態は、防災受信盤からトンネル内に常用光回線と予備用光回線を引き出して設備機器を接続しているが、これに限定されない。例えば、防災受信盤及びトンネル内の複数の設備機器を、光回線によりリング接続し、通常は、防災受信盤からリング光回線の一方向に光信号を送信し、また、リング光回線に断線障害が発生した場合、防災受信盤からリング光回線の双方向に光信号を送信してリカバリする。また、必要に応じてリング光回線を2重にしても良い。
上記の実施形態は、火災検知器及び消火栓装置に設けられた赤色表示灯、発信機、応答ランプ及び消火栓スイッチ等の設備機器の伝送部にIPアドレスを設定することにより、防災受信盤と設備機器との間で光回線を介してIPプロトコルに従った伝送制御を行っているが、これに限定されない。例えば、端末機器にIPアドレス以外のアドレスを設定し、所定の通信プロトコル、例えばR型火災報知設備で使用されている火災伝送プロトコルによる光回線を介した伝送制御としても良い。
また、本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に、上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12:防災受信盤
14−1:常用光回線
14−2:予備用光回線
15:光分配器
16:電源線
18:光変換器
20:終端装置
22:火災検知器
24:消火栓装置
46:盤制御部
48:伝送部
50,62,90:光送受信部
64:切替部
66,92,104,106:ゲートウェイ
68:LAN回線
70,72:制御器
74:赤色表示灯
76:発信機
78:応答ランプ
80:消火栓スイッチ
82:端末制御部
84:LAN伝送部
86:駆動回路部
88:入力回路部
96:終端制御部
98:センター側電話機
100:携帯電話機
102:電話番号管理サーバ
108:電話ジャック
120:光中継増幅器
Claims (9)
- トンネル方向に所定の設備機器が設置されたトンネル非常用設備に於いて、
防災受信盤からトンネル内に引き出された常用光回線と、
前記防災受信盤からトンネル内に引き出された予備用光回線と、
前記防災受信盤に設けられ、通常時は前記常用光回線により光信号を送受信し、前記常用光回線の障害時には、前記予備用光回線に切り替えて光信号を送受信する盤制御部と、
前記設備機器に対応して設けられ、前記常用光回線及び予備用光回線に分岐接続されると共に前記設備機器に信号回線により接続され、通常時は前記常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換して前記設備機器に出力すると共に前記設備機器から入力した電気信号を光信号に変換して前記常用光回線に送信し、前記常用光回線の障害時には、前記予備用光回線から受信した光信号を電気信号に変換して前記設備機器に出力すると共に前記設備機器から入力した電気信号を光信号に変換して前記予備用光回線に送信する光変換器と、
が設けられたことを特徴とするトンネル非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル非常用設備に於いて、更に、
前記常用光回線及び予備用光回線の終端に接続され、前記防災受信盤から前記常用光回線及び予備用光回線を介して送信される試験信号を受信した場合に試験応答信号を前記防災受信盤に送信する終端装置が設けられ、
前記防災受信盤の盤制御部は、前記終端装置からの試験応答信号が断たれた場合に前記常用光回線の回線障害と判断して前記予備用光回線の送受信に切替えることを特徴とするトンネル非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル非常用設備に於いて、
前記光変換器は、複数の設備機器に対応して設けられ、
前記常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に前記常用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第1光送受信部と、
前記予備用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に前記予備用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第2光送受信部と、
固有のアドレスが設定され、前記第1又は第2光送受信部から出力された自己アドレスを含む電気信号から得られた制御信号を前記設備機器に出力すると共に、前記設備機器から入力された制御信号に基づき前記防災受信盤のアドレスを含む電気信号を生成して前記第1又は第2光送受信部に出力する信号変換部と、
通常時は前記第1光送受信部と前記信号変換部を接続し、前記第1光送受信部からの信号受信が断たれた場合に前記常用光回線の障害と判断して、前記第2光送受信部と前記信号変換部との接続に切り替える切替部と、
が設けられたことを特徴とするトンネル非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル非常用設備に於いて、
前記光変換器は、複数の設備機器毎に設けられ、
前記常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に前記常用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第1光送受信部と、
前記予備用光回線から受信した光信号を電気信号に変換すると共に前記予備用光回線に送信する電気信号を光信号に変換する第2光送受信部と、
固有のアドレスが設定され、前記第1又は第2光送受信部から出力された自己アドレスを含む電気信号から得られた制御信号を前記設備機器に出力するか、又は、前記設備機器から入力された制御信号に基づき前記防災受信盤のアドレスを含む電気信号を生成して前記第1又は第2光送受信部に出力する信号変換部と、
通常時は前記第1光送受信部と前記信号変換部を接続し、前記第1光送受信部からの信号受信が断たれた場合に前記常用光回線の障害と判断して、前記第2光送受信部と前記信号変換部との接続に切り替える切替部と、
が設けられたことを特徴とするトンネル非常用設備。
- (信号変換器)
請求項3又は4記載のトンネル非常用設備に於いて、
前記信号変換部は、固有のIPアドレスが設定されたゲートウェイまたはルーターであり、IPプロトコルの信号と所定のLANプロトコルの信号とのプロトコル変換を行うことを特徴とするトンネル非常用設備。
- 請求項1記載のトンネル非常用設備に於いて、更に、
監視センターの前記防災受信盤に配置されたセンター側電話機と
前記設備機器側に配置され、携帯電話機を着脱可能な電話ジャックと、
前記電話ジャックに接続された前記携帯電話機と前記センター側電話機の間で前記予備用光回線を使用して通話を行わせる非常電話設備と、
が設けられたことを特徴とするトンネル非常用設備。
- 請求項6記載のトンネル非常用設備に於いて、
前記非常電話設備を、前記電話ジャックを接続したゲートウェイ部、前記センター側電話機を接続したゲートウェイ装置、及び電話番号管理サーバを、光変換部を介して前記予備用光回線により相互に接続されたVoIP電話設備としたことを特徴とするトンネル非常用設備。
- 請求項6記載のトンネル内消火栓設備の点検システムに於いて、
前記非常電話設備を、前記電話ジャック、前記センター側電話機を接続したゲートウェイ装置、及び電話番号管理サーバを、光送受信部を介して前記予備用光回線により相互に接続されたVoIP電話設備とし、
前記電話ジャックに接続される前記携帯電話機にゲートウェイ装置の機能が設けられたことを特徴とするトンネル非常用設備。
- トンネル方向に所定の設備機器が設置されたトンネル非常用設備に於いて、
防災受信盤からトンネル内に引き出された常用光回線と、
前記防災受信盤からトンネル内に引き出された予備用光回線と、
前記常用光回線及び予備用光回線の光信号を中継増幅し、前記防災受信盤との間の前記常用光回線の障害発生時に前記予備用光回線と前記常用光回線との間で光信号を迂回中継させる光中継増幅器と、
前記常用光回線及び予備用光回線の終端に設けられ、前記光中継増幅器との間の前記常用光回線の障害発生時に前記予備用光回線と前記常用光回線との間で光信号を迂回中継させる終端装置と、
前記防災受信盤に設けられ、前記常用光回線により光信号を送受信し、前記常用光回線の障害時には、前記常用光回線及び予備用光回線に切り替えて光信号を送受信する盤制御部と、
前記設備機器に対応して設けられ、前記常用光回線に分岐接続されると共に前記設備機器に信号回線により接続され、前記常用光回線から受信した光信号を電気信号に変換して前記設備機器に出力すると共に前記設備機器から入力した電気信号を光信号に変換して前記常用光回線に送信する光変換器と、
が設けられたことを特徴とするトンネル非常用設備。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016075186A JP6715654B2 (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | トンネル非常用設備 |
JP2020099902A JP6965403B2 (ja) | 2016-04-04 | 2020-06-09 | トンネル非常用設備 |
JP2021171397A JP7257481B2 (ja) | 2016-04-04 | 2021-10-20 | トンネル非常用設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016075186A JP6715654B2 (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | トンネル非常用設備 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020099902A Division JP6965403B2 (ja) | 2016-04-04 | 2020-06-09 | トンネル非常用設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017187891A true JP2017187891A (ja) | 2017-10-12 |
JP6715654B2 JP6715654B2 (ja) | 2020-07-01 |
Family
ID=60046447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016075186A Active JP6715654B2 (ja) | 2016-04-04 | 2016-04-04 | トンネル非常用設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6715654B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022009267A (ja) * | 2016-04-04 | 2022-01-14 | ホーチキ株式会社 | 非常用設備 |
KR102660811B1 (ko) * | 2024-01-29 | 2024-04-26 | 주식회사 온품 | 경보신호의 무선출력기능을 구비한 모자국 경보장치, 및 그의 경보신호 출력방법 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05227098A (ja) * | 1992-02-08 | 1993-09-03 | Canon Inc | 光通信障害検出方法及びその方法を用いた光通信システム |
JP2001101554A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-13 | Hochiki Corp | 火災報知システム用電話装置 |
JP2002281035A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Fujikura Ltd | メディアコンバータ |
JP2007257569A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Nohmi Bosai Ltd | トンネルにおける火災検知システム |
JP2010103636A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 防災システム |
-
2016
- 2016-04-04 JP JP2016075186A patent/JP6715654B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05227098A (ja) * | 1992-02-08 | 1993-09-03 | Canon Inc | 光通信障害検出方法及びその方法を用いた光通信システム |
JP2001101554A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-13 | Hochiki Corp | 火災報知システム用電話装置 |
JP2002281035A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Fujikura Ltd | メディアコンバータ |
JP2007257569A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-04 | Nohmi Bosai Ltd | トンネルにおける火災検知システム |
JP2010103636A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-05-06 | Hitachi Kokusai Electric Inc | 防災システム |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022009267A (ja) * | 2016-04-04 | 2022-01-14 | ホーチキ株式会社 | 非常用設備 |
JP7257481B2 (ja) | 2016-04-04 | 2023-04-13 | ホーチキ株式会社 | トンネル非常用設備 |
KR102660811B1 (ko) * | 2024-01-29 | 2024-04-26 | 주식회사 온품 | 경보신호의 무선출력기능을 구비한 모자국 경보장치, 및 그의 경보신호 출력방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6715654B2 (ja) | 2020-07-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8244123B2 (en) | System and method for optical transmission | |
JPS61131921A (ja) | 重要回線ダウン時の無線によるバツクアツプ方式 | |
JP6715654B2 (ja) | トンネル非常用設備 | |
KR101064167B1 (ko) | VoIP 긴급전화 시스템을 포함하는 터널내 응급 방재관리 시스템 | |
JP6965403B2 (ja) | トンネル非常用設備 | |
JP7462086B2 (ja) | 非常用設備 | |
JP2019128626A (ja) | 火災報知設備 | |
JP7257481B2 (ja) | トンネル非常用設備 | |
JP6875932B2 (ja) | 非常警報設備 | |
JP7482609B2 (ja) | 放送用設備 | |
JP7390422B2 (ja) | 伝送路断線位置検出装置 | |
US20010038473A1 (en) | Devices and methods for controlling protection switching in an optical channel shared protection ring | |
JP2019029949A (ja) | トンネル非常用設備 | |
JP7361835B2 (ja) | 非常用設備 | |
KR102141990B1 (ko) | 지하철-철도 방송설비의 비상방송 단락 차단장치 | |
JP6669607B2 (ja) | トンネル内消火栓設備の点検システム | |
JP7390792B2 (ja) | 火災報知設備 | |
JP2023112100A (ja) | 非常用設備 | |
JP2011175554A (ja) | 自動火災報知設備の動作試験装置及び動作試験方法 | |
JP5560443B2 (ja) | ネットワークシステム、及び消費電力制御方法 | |
JP6676803B2 (ja) | 第1の機器用電源装置及び警報システム | |
CN113196347B (zh) | 火灾报警设备和升压器 | |
KR100778297B1 (ko) | 무선통신시스템 | |
JP6208626B2 (ja) | 防災設備 | |
JP2001339411A (ja) | デジタル無線通信監視方式 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200212 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200325 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200520 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200609 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6715654 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |