JP6669607B2 - トンネル内消火栓設備の点検システム - Google Patents
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本発明は、トンネル内消火栓設備の点検システムに於いて、
ノズル付きのホースが収納されたホース収納部と、ノズル付きのホースに対する消火用水の供給を制御するバルブ類収納部とが分離された消火栓設備と、
ホース収納部側に配置され、携帯電話機を着脱可能な第1電話ジャックと、
バルブ類収納部側に配置され、携帯電話機を着脱可能な第2電話ジャックと、
監視センターの防災受信盤に配置されたセンター側電話機と
第1電話ジャックに接続された携帯電話機、第2電話ジャックに接続された携帯電話機及び防災受信盤のセンター側電話機の間で2者間通話又は3者間以上の通話を行わせる非常電話設備と、
が設けられたことを特徴とする。
非常電話設備を、第1電話ジャックを接続したゲートウェイ装置、第2電話ジャックを接続したゲートウェイ装置、センター側電話機を接続したゲートウェイ装置、及び電話番号管理サーバを、電話回線を介して相互に接続したVoIP電話設備とする。
第1電話ジャック、第2電話ジャックのいずれかに携帯電話機が接続されたことを、防災受信盤にて報知する接続の表示とする。
消火栓設備はトンネル長手方向に沿って所定間隔で複数設置されており、複数の消火栓設備におけるホース収納部側の第1電話ジャック又はバルブ類収納部側の第2電話ジャックのいずれかへの携帯電話機の接続を、センター側電話機と接続するゲートウェイ装置が監視し、監視結果をホース収納部または及びバルブ類収納部にて通知する消火栓設備における接続の表示とする。
非常電話設備を、第1電話ジャック、第2電話ジャック、センター側電話機を接続したゲートウェイ装置、及び電話番号管理サーバを、電話回線を介して相互に接続したVoIP電話設備とし、
第1電話ジャック又は第2電話ジャックに接続される携帯電話機にゲートウェイ装置の機能が設けられる。
本発明は、トンネル内消火栓設備の点検システムに於いて、ノズル付きのホースが収納されたホース収納部と、ノズル付きのホースに対する消火用水に供給を制御するバルブ類収納部とが分離された消火栓設備と、ホース収納部側に配置され、携帯電話機を着脱可能な第1電話ジャックと、バルブ類収納部側に配置され、携帯電話機を着脱可能な第2電話ジャックと、監視センターの防災受信盤に配置されたセンター側電話機と、第1電話ジャックに接続された携帯電話機、第2電話ジャックに接続された携帯電話機及び防災受信盤のセンター側電話機の間で2者間通話又は3者間以上の通話を行わせる非常電話設備とが設けられたため、トンネル内で上下に分離配置された消火栓設備を点検する場合、分離配置された設備部分に設けられている第1及び第2電話ジャックの各々に携帯電話機を接続して呼出し操作を行うことで、上下に分離配置された消火栓設備の間の通話接続が確立され、相互に連絡を取りながら所定の手順に従って効率良く点検作業を進めることを可能とする。
また、非常電話設備を、第1電話ジャックを接続したゲートウェイ装置、第2電話ジャックを接続したゲートウェイ装置、センター側電話機を接続したゲートウェイ装置、及び電話番号管理サーバを、電話回線を介して相互に接続したVoIP電話設備としたため、上下2箇所に分かれた点検場所及び監視センターとの間の2者間通話または3者間以上の通話は、センター側電話機又は携帯電話機の呼出し操作に基づく電話番号を電話番号管理サーバに対する問合せで相手側のIPアドレスを取得し、相手側のゲートウェイ装置に呼出し信号を送信して相手先の電話機を呼出して通話接続し、通話中は、電話機からの音声信号をゲートウェイ装置で圧縮符号化後にIPパケットに変換して電話回線に送信し、これを受け取り側のゲートウェイ装置で受信して音声信号に戻して相手型電話機から出力させることで、通話連絡を十分な品質で行うことが可能となる。
また、第1電話ジャック、第2電話ジャックのいずれかに携帯電話機が接続されたことを、防災受信盤にて報知する接続の表示とするようにしたため、消火栓設備側での携帯電話機のジャック接続を、防災受信盤側での接続の表示により簡単に確認可能とする。
消火栓設備はトンネル長手方向に沿って所定間隔で複数設置されており、複数の消火栓設備におけるホース収納部側の第1電話ジャック又はバルブ類収納部側の第2電話ジャックのいずれかへの携帯電話機の接続を、センター側電話機と接続するゲートウェイ装置が監視し、監視結果をホース収納部または及びバルブ類収納部にて通知する消火栓設備における接続の表示とするようにしたため、消火栓設備における携帯電話機のジャック接続が正常に行われているか否かを接続表示の有無により簡単に確認可能とする。
また、非常電話設備を、第1電話ジャック、第2電話ジャック、センター側電話機を接続したゲートウェイ装置、及び電話番号管理サーバを、電話回線を介して相互に接続したVoIP電話設備とし、第1電話ジャック又は第2電話ジャックに接続される携帯電話機にゲートウェイ装置の機能が設けられたため、第1及び第2電話ジャックに接続される携帯電話機にゲートウェイ装置の機能が設けられたことで、分離配置された消火栓装置側の第1及び第2電話ジャックに対応してゲートウェイ装置を設ける必要がなくなり、VoIP電話設備の構成を簡単にして設備コストを低減可能とする。
図1は自動車専用道路のトンネル内に設置された消火栓設備を示した説明図である。図1に示すように、シールド工法により構築されたトンネル10内は円筒形のトンネル壁面12により覆われ、床版18により仕切られることで道路15が設けられており、この例にあっては、道路15は1方向2車線としている。
図2はトンネル防災設備の概要を示した説明図である。図2に示すように、トンネル10の内部には、トンネル長手方向に、ホース収納部26とバルブ類収納装置28が分離配置された消火栓設備16が50メートル間隔で設置されている。
図3は消火栓設備に対する点検システムの概要を示した説明図、図4は消火設備側の電話ジャックに接続して使用される携帯電話機を示した説明図である。
VoIP電話設備による通話制御は、相手電話機を呼出す呼出し制御と、音声データの送受信制御で構成される。
VoIP電話設備の3者間以上の通話は、点検員A,Bの携帯電話機70A,70Bの通話中に、例えば、点検員Aが携帯電話機70Aからセンター側電話機52の電話番号をダイヤルして呼び出すことで、携帯電話機70A,70B及びセンター側電話機52による3者間以上の通話を行うことができる。
このように消火栓設備16の分離配置されたホース収納部26とバルブ類収納装置28に設けられている電話ジャック60,62の各々に携帯電話機70を接続して呼出し操作を行うことで、上下に分離配置された消火栓設備の間の通話接続が確立され、相互に連絡を取りながら所定の手順に従って効率良く点検作業を進めることができる。
図5はゲートウェイ機能を備えた携帯電話機が使用される消火栓設備に対する点検システムの概要を示した説明図である。
消火栓設備16を点検する場合には、監視員通路14側から点検対象とする消火栓設備16のホース収納部26に点検員が1人つき、また管理用通路20の点検対象とする消火栓設備16のバルブ類収納装置28に別の点検員がつき、それぞれ電話ジャック60,62に携帯電話機70を接続し、何れか一方のダイヤル操作により他方を呼出して通話状態とし、互いに連絡を取りながら点検作業を進める。
その際に、電話応答する必要がある。
上記の実施形態は、監視員通路側にホース収納部を分離配置しているが、床板を挟んで第1電話ジャックと第2電話ジャックを構成するならば、ホース収納部と一体に消火器収納部と給水栓収納部を配置するようにしても良い。
12:トンネル壁面
14:監視員通路
15:道路
16:消火栓設備
18:床版
20:管理用通路
22:ダクト
24:給水本管
26:ホース収納部
28:バルブ類収納装置
30:伝送路
32:防災受信盤
50:電話番号管理サーバ
52:センター側電話機
54,56,58:ゲートウェイ装置
60,62:電話ジャック
64:子扉
70:携帯電話機
80:電話プラグ
82:ゲートウェイ機能
84,86:光変換器
Claims (5)
- ノズル付きのホースが収納されたホース収納部と、前記ノズル付きのホースに対する消火用水に供給を制御するバルブ類収納部とが分離された消火栓設備と、
前記ホース収納部側に配置され、携帯電話機を着脱可能な第1電話ジャックと、
前記バルブ類収納部側に配置され、携帯電話機を着脱可能な第2電話ジャックと、
監視センターの防災受信盤に配置されたセンター側電話機と
前記第1電話ジャックに接続された前記携帯電話機、前記第2電話ジャックに接続された前記携帯電話機及び前記防災受信盤のセンター側電話機の間で2者間通話又は3者間以上の通話を行わせる非常電話設備と、
が設けられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備の点検システム。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備の点検システムに於いて、
前記非常電話設備を、前記第1電話ジャックを接続したゲートウェイ装置、前記第2電話ジャックを接続したゲートウェイ装置、前記センター側電話機を接続したゲートウェイ装置、及び電話番号管理サーバを、電話回線を介して相互に接続したVoIP電話設備としたことを特徴とするトンネル内消火栓設備の点検システム。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備の点検システムに於いて、
前記第1電話ジャック、前記第2電話ジャックのいずれかに前記携帯電話機が接続されたことを、前記防災受信盤にて報知することを特徴とするトンネル内消火栓設備の点検システム。
- 請求項3記載のトンネル内消火栓設備の点検システムに於いて、
前記消火栓設備はトンネル長手方向に沿って所定間隔で複数設置されており、前記複数の消火栓設備における前記ホース収納部側の前記第1電話ジャック又は前記バルブ類収納部側の前記第2電話ジャックのいずれかへの前記携帯電話機の接続を前記センター側電話機と接続するゲートウェイ装置が監視し、前記監視結果を前記ホース収納部または及び前記バルブ類収納部にて通知することを特徴とするトンネル内消火栓設備の点検システム。
- 請求項1記載のトンネル内消火栓設備の点検システムに於いて、
前記非常電話設備を、前記第1電話ジャック、前記第2電話ジャック、前記センター側電話機を接続したゲートウェイ装置、及び電話番号管理サーバを、電話回線を介して相互に接続したVoIP電話設備とし、
前記第1電話ジャック又は前記第2電話ジャックに接続される前記携帯電話機にゲートウェイ装置の機能が設けられたことを特徴とするトンネル内消火栓設備の点検システム。
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JP2016149553A JP6669607B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | トンネル内消火栓設備の点検システム |
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