JP2017187127A - 電磁ブレーキ - Google Patents

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Abstract

【課題】オイルダンパーのオリフィスを容易に高い精度で形成できる電磁ブレーキを提供する。【解決手段】フィールドコア4と、アーマチュアと、アーマチュアを付勢する制動ばね(ばね部材)と、アーマチュアの移動に伴って摩擦抵抗が選択的に付与されるブレーキディスク(被制動部材)と、フィールドコアとアーマチュアとに連結されたオイルダンパー17とを備える。オイルダンパー17は、フィールドコア4に設けられたシリンダ31と、アーマチュアに設けられてシリンダ31内を第1の油室65と第2の油室66とに分けるピストン21とを備える。ピストン21は、第1の油室65と第2の油室66とを連通する第4の貫通孔71と、第4の貫通孔71にすきまばめとなる状態に嵌合したピン72とを有している。【選択図】 図4

Description

本発明は、制動開始時および制動解除時の衝突音を低減するオイルダンパーを備えた電磁ブレーキに関する。
従来、無励磁作動ディスクブレーキや無励磁作動ドラムブレーキなどの無励磁作動ブレーキは、励磁コイルへの通電が遮断されると、アーマチュアに固着されたブレーキライニングが制動ばねのばね力で被制動部材に押し付けられる。この被制動部材は、ブレーキディスクやブレーキドラムである。一方、励磁コイルが通電されると、アーマチュアが制動ばねのばね力に抗してヨークに磁気吸着される。
この種の電磁ブレーキにおいては、制動開始時にブレーキライニングが被制動部材に衝突することにより衝突音が発生し、制動解除時にアーマチュアがヨークに衝突することにより衝突音が発生する。
このような衝突音を低減可能な従来の電磁ブレーキとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1に開示された電磁ブレーキは、ブレーキドラムと対向するブレーキライニングを有するアーマチュアと、このアーマチュアがブレーキドラムから離れる方向に移動して磁気吸着されるヨークと、アーマチュアをブレーキドラムに向けて付勢する制動ばねと、上述した衝突音を低減するためのオイルダンパーとを備えている。
オイルダンパーは、作動油で満たされたシリンダと、このシリンダに移動自在に嵌合したピストンと、シリンダに接続された作動油通路などによって構成されている。シリンダは、ヨークとアーマチュアとのうちいずれか一方の部材に設けられ、ピストンは、他方の部材に設けられている。このピストンは、アーマチュアがヨークに磁気吸着される制動解除時と、アーマチュアが制動ばねのばね力でヨークから離れる制動開始時にシリンダに対して移動する。このようにピストンがシリンダに対して移動することにより、作動油が作動油通路を通ってシリンダに対して出入りする。
作動油通路におけるシリンダに接続される端部には、オリフィスプレートが設けられている。
特許文献1に示すオイルダンパーの作動油は、制動開始時あるいは制動解除時にアーマチュアの動作に伴ってピストンがシリンダに対して移動することにより、オリフィスプレートの貫通孔を通過する。このとき、ピストンの移動、言い換えればアーマチュアの動作に抵抗が付与される。このため、アーマチュアがヨークに磁気吸着されるときの衝突音や、ブレーキライニングがブレーキドラムに押し付けられるときの衝突音が低減される。
特開2011−190846号公報
特許文献1に記載された電磁ブレーキでは、衝突音の大きさが製品毎に異なるおそれがあった。この理由は、オイルダンパーに設けられているオリフィスプレートの貫通孔の孔径がきわめて小さいからである。きわめて小径の貫通孔は、加工が難しく、複数のオリフィスプレートを製造するにあたって製品毎に孔径にばらつきが生じ易い。このため、従来の電磁ブレーキでは、衝突音が低減された品質を維持しながら生産することが難しいという問題があった。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、オイルダンパーのオリフィスを容易に高い精度で形成できる電磁ブレーキを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係る電磁ブレーキは、励磁コイルを有するフィールドコアと、前記フィールドコアに接離可能なアーマチュアと、前記アーマチュアを前記フィールドコアとは反対側に付勢するばね部材と、前記フィールドコアに対する前記アーマチュアの移動に伴って摩擦抵抗が選択的に付与される被制動部材と、前記フィールドコアと前記アーマチュアとに連結されたオイルダンパーとを備え、前記オイルダンパーは、前記フィールドコアに前記アーマチュアの移動方向と平行な方向を軸線方向として設けられ、作動油が封入されたシリンダと、前記アーマチュアに設けられ、前記シリンダに移動自在に嵌合して前記シリンダ内を第1の油室と第2の油室とに分けるピストンとを備え、前記ピストンは、前記第1の油室と第2の油室とを連通する貫通孔と、前記貫通孔にすきまばめとなる状態に嵌合したピンとを有しているものである。
本発明は、前記電磁ブレーキにおいて、前記アーマチュアは、前記ばね部材のばね力によって摩擦部材を介して前記被制動部材に押し付けられるものであってもよい。
本発明は、前記電磁ブレーキにおいて、前記ピンの軸線方向は、前記アーマチュアの移動方向と平行な方向であり、前記ピンの両端部は前記貫通孔から突出していてもよい。
本発明は、前記電磁ブレーキにおいて、前記シリンダは、前記フィールドコアに前記アーマチュアとは反対方向に向けて開口する形状に形成された円形凹部と、有底円筒状に形成されて底壁に貫通孔が設けられ、開口部が前記円形凹部の底を指向する状態で前記円形凹部の周壁に螺着されたオイルケースと、貫通孔を有する円板状に形成され、前記オイルケースの開口部内に液密となる状態に保持されて前記オイルケースの底壁との間に油室を形成するオイルカバーとを備え、前記ピストンは、前記油室に収容されて前記オイルケースの内周部に液密となる状態で移動自在に嵌合した円板状のピストン本体と、前記ピストン本体に突設され、前記オイルケースの底壁の貫通孔に液密となる状態で移動自在に嵌合した第1の支軸と、前記ピストン本体に突設され、前記オイルカバーを液密となる状態で移動自在に貫通するとともに前記円形凹部の底を移動自在に貫通して前記アーマチュアに固定された第2の支軸とを有し、前記ピンは、前記ピストン本体に設けられていてもよい。
本発明に係るオイルダンパーにおいては、アーマチュアにフィールドコアに対して接近あるいは離間する方向に推力が作用すると、ピストンが第1の油室内の作動油と第2の油室内の作動油とのいずれか一方を押し、一方の油室内の圧力が上昇する。この一方の油室内の作動油は、ピストンの貫通孔とピンとの間の微細な隙間を通過して他方の油室に流出する。作動油が第1の油室から第2の油室に流れたり、第2の油室から第1の油室に流れることによって、ピストンがシリンダに対して移動し、アーマチュアがシリンダに対して移動する。
このため、ピストンの貫通孔とピンとの間の微細な隙間が実質的にオリフィスの貫通孔を構成し、移動するアーマチュアに抵抗が付与される。この結果、制動開始時や制動解除時に生じる衝突音が低減される。
ピストンの貫通孔は、特許文献1に記載されているオリフィスプレートの貫通孔と較べて孔径が大きいために容易に高い精度で形成することができる。ピンは、外径公差が規定された外径の市販品を用いることができる。このため、本発明によれば、オイルダンパーのオリフィスを容易に高い精度で形成可能な電磁ブレーキを提供することができる。
本発明に係る電磁ブレーキの縦断面図である。 要部の制動状態の断面図である。 要部の非制動状態の断面図である。 オイルダンパーの断面図である。 オイルダンパーの構成部品を分解して示す断面図である。 シリンダ組立体の断面図である。 シリンダ組立体と止めナットをフィールドコアに組付ける工程を示す断面図である。 ピストンをアーマチュアに取付ける工程を示す断面図である。
以下、本発明に係る電磁ブレーキの一実施の形態を図1〜図8によって詳細に説明する。
図1に示す電磁ブレーキ1は、エレベータ(図示せず)のかごが減速して停止した後に巻上用の回転軸2の回転を止める無励磁作動ブレーキである。回転軸2は、エレベータ巻上機3のハウジング3aから突出している。電磁ブレーキ1は、回転軸2の突出部分が貫通する状態でハウジング3aに支持されている。以下においては、回転軸2がハウジング3aから突出する方向を単に前方といい、この方向とは反対方向を単に後方という。
電磁ブレーキ1は、回転軸2の軸線方向に並ぶ複数の機能部品を備えている。これらの機能部品とは、ハウジング3aに隣接するフィールドコア4と、このフィールドコア4に隣接するアーマチュア5と、このアーマチュア5に隣接するブレーキディスク6と、このブレーキディスク6に隣接するサイドプレート7である。
フィールドコア4は、磁性材料によって円環状に形成されており、回転軸2と同一軸線上に位置する状態でハウジング3aに固定されている。このフィールドコア4の径方向の中央部には、前方に向けて開口する環状溝11が形成されている。この環状溝11の中には、励磁コイル12が挿入され、絶縁樹脂13が充填されている。フィールドコア4における環状溝11より径方向の内側には、前方に向けて開口する穴14が形成されている。
この穴14は、フィールドコア4を周方向において複数に分割する位置にそれぞれ形成されている。この実施の形態による穴14は、フィールドコア4を周方向に3等分する位置にそれぞれ設けられている。これらの穴14には、アーマチュア5を前方に向けて付勢する制動ばね15がそれぞれ挿入されている。この実施の形態においては、この制動ばね15が本発明でいう「ばね部材」に相当する。
フィールドコア4の径方向の外側には、固定用ボルト16が螺着されているとともに、後述するオイルダンパー17が設けられている。
固定用ボルト16は、フィールドコア4にサイドプレート7を固定するためのもので、フィールドコア4を周方向において複数に分割する位置にそれぞれ設けられている。この実施の形態による固定用ボルト16は、フィールドコア4を周方向に3等分する位置にそれぞれ設けられている。これらの固定用ボルト16は、それぞれサイドプレート7の貫通孔7aと、このサイドプレート7とフィールドコア4との間に位置する円筒状のカラー18の中空部とに通されてフィールドコア4に螺着されている。
サイドプレート7は、円環板状に形成されており、カラー18の全長分だけフィールドコア4から前方に離間して設置されている。カラー18の全長は、後述するブレーキディスク6とアーマチュア5とがサイドプレート7に重ねられた状態でアーマチュア5とフィールドコア4との間に所定のエアギャップGが形成される長さである。
アーマチュア5は、磁性材料によって円環板状に形成されており、上述した複数のカラー18によって保持されている。カラー18は、アーマチュア5の外周部に形成された複数の切欠き19の中にそれぞれ通されている。この切欠き19は、前方から見て径方向の外側に向けて開くU字状であって、カラー18の外周面に摺接する形状に形成されている。アーマチュア5は、この切欠き19とカラー18とからなる保持構造によって、回転軸2の軸線方向(フィールドコア4に対して接近する方向または離間する方向)へ移動自在に保持されている。
アーマチュア5の外周部であって、周方向において切欠き19とは離間する部位には、後述するオイルダンパー17のピストン21(図2参照)が連結用ボルト22によって取付けられている。連結用ボルト22は、アーマチュア5のボルト孔5aに前方から挿通され、ピストン21に螺着されている。
ブレーキディスク6は、円環板状に形成され、回転軸2のハブ23に軸線方向へ移動自在に保持されている。ハブ23は、円筒状に形成され、回転軸2が貫通しかつキー24によって相対回転が規制された状態で回転軸2に支持されている。このハブ23の外周部と、ブレーキディスク6の内周部とは、スプライン25によって周方向への相対移動が規制されかつ軸線方向への相対移動が許容された状態で互いに連結されている。
ブレーキディスク6の外周部には、このブレーキディスク6に摩擦抵抗を付与するために摩擦部材26が固着されている。摩擦部材26は、ブレーキディスク6におけるアーマチュア5と対向する後面と、サイドプレート7と対向する前面とに設けられている。摩擦抵抗は、アーマチュア5が摩擦部材26を介してブレーキディスク6を押したときにブレーキディスク6に付与される。ブレーキディスク6がアーマチュア5によって押される状態が解消された場合には、摩擦抵抗がブレーキディスク6に付与されることはない。このため、ブレーキディスク6には、フィールドコア4に対するアーマチュア5の移動に伴って摩擦抵抗が選択的に付与される。
この実施の形態においては、このブレーキディスク6が本発明でいう「被制動部材」に相当する。
オイルダンパー17は、フィールドコア4とアーマチュア5とに連結されている。この実施の形態によるオイルダンパー17は、図4に示すように、フィールドコア4に設けられたシリンダ31と、このシリンダ31の中に移動自在に嵌合したピストン21とを備えている。
シリンダ31は、フィールドコア4の円形凹部32と、この円形凹部32の中に収容されたオイルケース33と、このオイルケース33の中に設けられたオイルカバー34とによって構成されている。
円形凹部32は、図1に示すように、フィールドコア4の外周部にアーマチュア5とは反対方向(後方)に向けて開口し、アーマチュア5の移動方向と平行な方向に延びる形状に形成されている。このため、シリンダ31は、フィールドコア4にアーマチュア5の移動方向と平行な方向を軸線方向として形成されている。
円形凹部32の周壁32aには、図4に示すように、雌ねじ35が形成されている。円形凹部32の底壁32bには、後述するピストン21の一部を通すために第1の貫通孔36が設けられている。
オイルケース33は、図5に示すように、筒状壁33aと底壁33bとを有する有底円筒状に形成されている。筒状壁33aの外周部には、円形凹部32の雌ねじ35と螺合する雄ねじ37が形成されている。このオイルケース33は、開口部が円形凹部32の底壁32bを指向する状態で円形凹部32の周壁32aに螺着されている。
筒状壁33aの内周部には、オイルケース33の開口縁を含む大径穴38と、この大径穴38と底壁33bとの間に位置するシリンダ孔39とが形成されている。大径穴38とシリンダ孔39の開口形状は円形である。シリンダ孔39の孔径は、大径穴38の穴径より小さい。大径穴39には、第1のOリング41が装着されている。
オイルケース33の底壁33bには、筒状壁33aより径が小さい円柱状の軸部42が設けられている。軸部42には、工具(図示せず)が係合する締め上げ用穴43が形成されている。この工具は、オイルケース33を円形凹部32にねじ込むときにオイルケース33を回すためのものである。この締め上げ用穴43は、後方(筒状壁とは反対方向)に向けて開口しており、軸部42を周方向に4等分する位置にそれぞれ設けられている。
この軸部42の外周部分は、後述する止めナット44と嵌合する形状に形成されている。止めナット44は、オイルケース33を円形凹部32内に固定するためのもので、外周部に円形凹部32の雌ねじ35に螺合する雄ねじ45が形成されている。また、止めナット44の外周部には、工具(図示せず)が係合する締め上げ用穴46が形成されている。この工具は、止めナット44を円形凹部32にねじ込むときに止めナット44を回すためのものである。この締め上げ用穴46は、オイルケース33とは反対方向に向けて開口しており、止めナット44を周方向に4等分する位置にそれぞれ設けられている。止めナット44の軸心部には、オイルケース33の軸部が嵌合する穴47が形成されている。
オイルケース33の底壁33bには、第2の貫通孔48が穿設されている。この第2の貫通孔48の孔径は、シリンダ孔39の孔径より小さい。この第2の貫通孔48の一端はシリンダ孔39内に開口し、他端はオイルケース33の外面に開口している。この第2の貫通孔48の孔壁には第2のOリング49が装着されている。
オイルカバー34は、円板状に形成されている。このオイルカバー34の外径は、オイルケース33の大径穴38に挿入可能な外径である。オイルカバー34の外周部には、第1のOリング41と接触するシール面51が形成されている。第1のOリング41は、オイルカバー34のシール面51に接触し、このシール面51とオイルケース33の筒状壁33aとの間を液密にシールする。このため、オイルカバー34は、オイルケース33の開口部内に液密となる状態に保持されることになる。このようにオイルケース33内にオイルカバー34が挿入されることにより、オイルカバー34とオイルケース33の底壁33bとの間に油室52(図4参照)が形成される。
オイルカバー34の軸心部には第3の貫通孔53が形成されている。この第3の貫通孔53の孔壁には第3のOリング54が装着されている。
オイルカバー34におけるオイルケース33の底壁33bとは反対側の端部には、工具(図示せず)が係合する締め上げ用穴55が形成されている。この工具は、オイルカバー34をオイルケース33の筒状壁33a内に挿入するときにオイルカバー34を保持するためのものである。この締め上げ用穴55は、オイルカバー34を周方向に4等分する位置にそれぞれ設けられている。
ピストン21は、軸線方向に並ぶ3つの機能部によって構成されている。これらの機能部とは、後側となる一端部に位置する第1の支軸56と、他端部に位置する第2の支軸57と、これらの第1および第2の支軸56,57の間に位置する円板状のピストン本体58である。これらの第1および第2の支軸56,57と、ピストン本体58とは、一つの母材(図示せず)に機械加工を施すことによって、一体に形成されている。また、第1および第2の支軸56,57と、ピストン本体58とは、同一軸線上に位置付けられている。
このピストン21の軸心部には、ねじ孔59が形成されている。このねじ孔59は、ピストン21を軸線方向に貫通している。このねじ孔59には、アーマチュア5側から連結用ボルト22が螺着される。
第1の支軸56は、ピストン本体58から後方(アーマチュア5とは反対方向)に向けて突出する円柱状に形成されている。この第1の支軸56の外周面は、第2のOリング49が接触するシール面61を構成している。第2のOリング49は、第1の支軸56のシール面61(外周面)に摺動自在に接触し、このシール面61とオイルケース33の第2の貫通孔48との間を液密にシールする。このため、第1の支軸56は、第2の貫通孔48に液密となる状態で移動自在に嵌合することになる。
第2の支軸57は、ピストン本体58から前方(アーマチュア5を指向する方向)に向けて突出する円柱状に形成されている。第2の支軸57の外径は、第1の支軸56の外径と等しい。この第2の支軸57の外周面は、第3のOリング54が接触するシール面62を構成している。第3のOリング54は、第2の支軸57のシール面62(外周面)に摺動自在に接触し、このシール面62とオイルカバー34の第3の貫通孔53との間を液密にシールする。このため、第2の支軸57は、オイルカバー34の第3の貫通孔53を液密となる状態で移動自在に貫通することになる。
第2の支軸57の先端部(前端部)は、図2および図3に示すように、オイルカバー34から突出し、円形凹部32の第1の貫通孔36内を通されてアーマチュア5のフィールドコア側端面63に当接した状態でアーマチュア5に連結用ボルト22によって固定されている。円形凹部32の第1の貫通孔36の孔径は、第2の支軸57の外径より大きい。このため、ピストン21は、円形凹部32の底壁32bを移動自在に貫通してアーマチュア5に設けられることになる。
ピストン本体58は、オイルケース33のシリンダ孔39内に嵌合可能な形状に形成されている。このピストン本体58の外周部には、第4のOリング64が装着されている。第4のOリング64は、シリンダ孔39の孔壁面に摺動自在に接触し、この孔壁面とピストン本体58との間を液密にシールする。このため、ピストン本体58は、オイルケース33の内周部に液密となる状態で移動自在に嵌合することになる。
オイルケース33内の油室52は、ピストン本体58がシリンダ孔39内に嵌合した状態において、ピストン21によって第1の油室65と第2の油室66とに分けられる。この実施の形態においては、ピストン本体58とオイルケース33の底壁33bとの間を第1のオイル室65とし、ピストン本体58とオイルカバー34との間を第2のオイル室66とした。これらの第1および第2の油室65,66には作動油が充填されている。この作動油は、第1〜第3のOリング41,49,54によってシリンダ31内から漏洩できない状態に封入されている。
ピストン本体58は、図4に図示した中立位置からオイルケース33の底壁33bに向けてストロークAだけ移動可能であり、中立位置からオイルカバー34に向けてストロークBだけ移動可能である。
ピストン本体58には、第4の貫通孔71が穿設されている。この第4の貫通孔71は、ピストン21の軸線方向(アーマチュア5の移動方向と平行な方向)に延びており、第1の油室65と第2の油室66とを連通している。第4の貫通孔71は、例えばリーマ加工によって予め定めた公差を有する所定の孔径に形成されている。
この第4の貫通孔71には、ピン72が挿通されている。このピン72は、第4の貫通孔71にすきまばめとなる状態に嵌合している。すなわち、ピン72は、第4の貫通孔71に移動可能に嵌合している。ピン72の軸線方向は、ピストン21の移動方向と平行な方向である。このピン72の両端部は、第4の貫通孔71から第1および第2の油室65,66内に突出している。ピン72は、例えば市販のものを用いることができる。市販のピンは、外径が同一でも外径公差の異なるものが存在する。
次に、このピストン21とシリンダ31とを含むオイルダンパー17を組立てて電磁ブレーキ1に組み込む手順を図6〜図8によって説明する。
オイルダンパー17を組立てるにあたっては、先ず、図6に示すように、オイルケース33にピストン21とオイルカバー34とがこの順序で挿入され、シリンダ組立体73が作られる。ピストン21をオイルケース33内に挿入する作業は、シリンダ孔39内に作動油を満たすオイル充填作業と同時に行われる。
次に、図7に示すように、シリンダ組立体73がフィールドコア4の円形凹部32内に挿入され、オイルケース33の雄ねじ37が円形凹部32の雌ねじ35に螺合される。すなわち、シリンダ組立体73が円形凹部32内にねじ込まれる。このねじ込み作業は、円形凹部32の底壁32bにオイルカバー34が当接するまで行われる。
その後、止めナット44が円形凹部32にねじ込まれ、オイルケース33と協働してダブルナットとなる状態に締め付けられる。
このようにシリンダ組立体73をフィールドコア4に固定する作業は、フィールドコア4にサイドプレート7、アーマチュア5およびブレーキディスク6などの付属部品が組付けられた状態で行われる場合と、これらの付属部品がフィールドコア4に取付られていない状態で行われる場合とがある。
止めナット44が円形凹部32に締め付けられた後、図8に示すように、アーマチュア5のボルト孔5aに連結用ボルト22が通され、この連結用ボルト22がピストン21のねじ孔59に螺着される。この連結用ボルト22がピストン21に締め付けられることによって、オイルダンパー17の組立、組付け作業が終了する。この実施の形態によるオイルダンパー17のピストン本体58は、アーマチュア5が制動ばね15のばね力でブレーキディスク6に押し付けられている状態、言い換えれば、図2に示すように、エアギャップGが形成される状態において、シリンダ孔39の略中央部に配置される。
このように構成された電磁ブレーキ1において、励磁コイル12が通電されていない場合は、図2に示すように、アーマチュア5が制動ばね15のばね力でブレーキディスク6に押し付けられ、ブレーキディスク6がアーマチュア5とサイドプレート7によって挟まれた制動状態になる。この制動状態においては、ブレーキディスク6の回転が規制され、回転軸2が停止する。
一方、この電磁ブレーキ1において、励磁コイル12が通電されている場合は、図3に示すように、アーマチュア5が制動ばね15のばね力に抗してフィールドコア4に磁気吸着され、ブレーキディスク6がアーマチュア5とサイドプレート7とによる挟圧状態から解放されて非制動状態になる。この非制動状態においては、回転軸2がブレーキディスク6とともに回転可能になる。
この実施の形態による電磁ブレーキ1において、上述した制動状態から非制動状態に切り替わるときや、非制動状態から制動状態に切り替わるときには、オイルダンパー17が作動する。ここで、制動状態から非制動状態に切り替わるときのオイルダンパー17の動作を説明する。
制動状態で励磁コイル12に通電されると、アーマチュア5に磁気吸引力からなる推力が作用し、アーマチュア5がフィールドコア4に接近する方向へ付勢される。これとともに、アーマチュア5に接続されているピストン21のピストン本体58が上述した推力によってオイルケース33の底壁33bに向けて押される。
このようにピストン本体58に推力が作用すると、ピストン本体58が第1の油室65の作動油を押し、第1の油室65内の油圧が上昇するとともに、第2の油室66の油圧が低下する。このように第1の油室65の油圧が第2の油室66の油圧より高くなると、第1の油室65内の作動油が第4の貫通孔71とピン72との間の微細な隙間を通過して第2の油室66に流出する。ピストン本体58は、第1の油室65から流出した作動油の体積に相当する移動量だけ底壁33bに向けて移動する。
このオイルダンパー17においては、第4の貫通孔71とピン72との間の微細な隙間が実質的にオリフィスの貫通孔を構成するから、作動油の粘性に基づく抵抗が付与された状態でピストン本体58(アーマチュア5)がシリンダ31(フィールドコア4)に対して移動することになる。ピストン本体58は、図3に示すように、アーマチュア5がフィールドコア4に磁気吸着されることにより停止する。このとき、アーマチュア5は、作動油の粘性に基づく抵抗が付与されて移動速度が低下した状態でフィールドコア4に接触する。このため、制動解除時にアーマチュア5がフィールドコア4に衝突することによる衝突音が低減される。
ピストン本体58がシリンダ31に対して停止すると、第1の油室65と第2位の油室66との圧力差分だけ作動油が上述した微細な隙間を流れ、第1の油室65内の油圧と第2の油室66内の油圧とが等しくなる。このため、アーマチュア5が停止した後にピストン本体58に軸線方向の一方または他方へ押すような力が加えられることはない。
アーマチュア5に移動時に抵抗が付与される上記の現象は、非制動状態から制動状態に切り替わるときにも同様に生じる。非制動状態から制動状態に切り替わる場合は、移動速度が低下した状態でアーマチュア5がブレーキディスク6(摩擦部材26)に接触するから、これら両部材が互いに衝突するときの衝突音が低減される。
ピストン本体58の第4の貫通孔71は、特許文献1に記載されているオリフィスプレートの貫通孔と較べて孔径が大きいために容易に高い精度で形成することができる。ピン72は、外径公差が規定された外径の市販品を用いることができる。このため、この実施の形態によれば、オイルダンパーのオリフィスを容易に高い精度で形成可能な電磁ブレーキを提供することができる。
第4の貫通孔71にピン72が嵌合する条件である「すきまばめ」は、容易に実現可能であるから、作動油の流れを抑制する能力、換言すればアーマチュア5の動作を緩和する能力を充分に得ることができる。このため、制音効果は、制動開始時と制動解除時との両方において、容易にかつ確実に得られる。また、制動状態や非制動状態でピストン21が油圧によって押されることはないから、弾性部材を使って衝撃を緩和する場合と較べると、プリセット荷重がアーマチュア5に作用することはない。
この実施の形態においては、市販品のピン72を使用しているから、外径公差の異なるピン72を適宜選択または組替えることよって、以下に説明するようにオイルダンパー17に特別な付加価値を付けることができる。
(1)実際に発生した個別の衝突音に合わせてオイルダンパー17のダンパー荷重をチューニングすることができる。ここでいうダンパー荷重とは、オイルダンパー17によって付与される抵抗の大きさに相当する。電磁ブレーキ1を構成する部品や、オイルダンパー17を構成する部品には公差があり、アーマチュア5の移動に伴う衝突音が著しく大きい電磁ブレーキ1が製造されることがある。このような場合は、外径公差が小さく、第4の貫通孔71とピン72との間の隙間が相対的に狭くなるピン72を使用することにより、衝突音が小さくなる。
(2)ダンパー製品として、ダンパー荷重を振り分けたシリーズ化が可能になる。すなわち、外径公差の異なるピン72を使用することにより、ダンパー荷重の異なる複数種類の電磁ブレーキ1を製造することができる。
(3)ダンパー荷重の個体差を縮小した荷重精度の向上が可能になる。すなわち、外径公差の異なるピン72を使用して部品の製造誤差に起因するダンパー荷重の個体差を解消し、品質が一定となるように電磁ブレーキ1を製造することができる。
この実施の形態によるアーマチュア5は、制動ばね15(ばね部材)のばね力によって摩擦部材26を介してブレーキディスク6(被制動部材)に押し付けられる。このため、この実施の形態によれば、オイルダンパー17の性能が高く品質が安定した無励磁作動ディスクブレーキを提供できる。
この実施の形態によるピン72の軸線方向は、アーマチュア5の移動方向と平行な方向である。ピン72の両端部は、第4の貫通孔71から突出している。
このため、ピストン本体58の第4の貫通孔71とピン72との間の隙間からなる作動油通路の全長を容易に高い精度で規定することができるから、オイルダンパーの性能がより一層高い電磁ブレーキを製造することができる。
この実施の形態によるシリンダ31は、フィールドコア4の円形凹部32と、この円形凹部32の周壁32aに螺着された有底円筒状のオイルケース33と、このオイルケース33の開口部内に保持されたオイルカバー34とを備えている。この実施の形態によるピストン21は、オイルケース33のシリンダ孔39(内周部)に嵌合した円板状のピストン本体58と、このピストン本体58に突設されてオイルケース33の第2の貫通孔48に嵌合した第1の支軸56と、ピストン本体58に突設されてオイルカバー34と円形凹部32の底壁32bとを貫通してアーマチュア5に固定された第2の支軸57とを有している。ピン72はピストン本体58に設けられている。
このため、油圧シリンダ31とピストン21とがそれぞれ機械加工によって形成されるから、ダンパー荷重を設定するうえで自由度が高い電磁ブレーキを製造できる。
上述した実施の形態においては、無励磁作動ディスクブレーキに本発明を適用する場合の一例を示した。しかし、本発明は、このような限定にとらわれることはなく、無励磁作動ドラムブレーキや、励磁作動ブレーキなどにも適用することができる。
1…電磁ブレーキ、4…フィールドコア、5…アーマチュア、6…ブレーキディスク(被制動部材)、12…励磁コイル、15…制動ばね(ばね部材)、17…オイルダンパー、21…ピストン、22…連結用ボルト、26…摩擦部材、31…シリンダ、32…円形凹部、32a…周壁、32b,33b…底壁、33…オイルケース、34…オイルカバー、35…雌ねじ、36…第1の貫通孔、45…雄ねじ、48…第2の貫通孔、52…油室、53…第3の貫通孔、56…第1の支軸、57…第2の支軸、58…ピストン本体、65…第1の油室、66…第2の油室、71…第4の貫通孔、72…ピン。

Claims (4)

  1. 励磁コイルを有するフィールドコアと、
    前記フィールドコアに接離可能なアーマチュアと、
    前記アーマチュアを前記フィールドコアとは反対側に付勢するばね部材と、
    前記フィールドコアに対する前記アーマチュアの移動に伴って摩擦抵抗が選択的に付与される被制動部材と、
    前記フィールドコアと前記アーマチュアとに連結されたオイルダンパーとを備え、
    前記オイルダンパーは、
    前記フィールドコアに前記アーマチュアの移動方向と平行な方向を軸線方向として設けられ、作動油が封入されたシリンダと、
    前記アーマチュアに設けられ、前記シリンダに移動自在に嵌合して前記シリンダ内を第1の油室と第2の油室とに分けるピストンとを備え、
    前記ピストンは、
    前記第1の油室と第2の油室とを連通する貫通孔と、
    前記貫通孔にすきまばめとなる状態に嵌合したピンとを有している電磁ブレーキ。
  2. 請求項1記載の電磁ブレーキにおいて、
    前記アーマチュアは、前記ばね部材のばね力によって摩擦部材を介して前記被制動部材に押し付けられるものであることを特徴とする電磁ブレーキ。
  3. 請求項1または請求項2記載の電磁ブレーキにおいて、
    前記ピンの軸線方向は、前記アーマチュアの移動方向と平行な方向であり、
    前記ピンの両端部は前記貫通孔から突出していることを特徴とする電磁ブレーキ。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載の電磁ブレーキにおいて、
    前記シリンダは、
    前記フィールドコアに前記アーマチュアとは反対方向に向けて開口する形状に形成された円形凹部と、
    有底円筒状に形成されて底壁に貫通孔が設けられ、開口部が前記円形凹部の底を指向する状態で前記円形凹部の周壁に螺着されたオイルケースと、
    貫通孔を有する円板状に形成され、前記オイルケースの開口部内に液密となる状態に保持されて前記オイルケースの底壁との間に油室を形成するオイルカバーとを備え、
    前記ピストンは、
    前記油室に収容されて前記オイルケースの内周部に液密となる状態で移動自在に嵌合した円板状のピストン本体と、
    前記ピストン本体に突設され、前記オイルケースの底壁の貫通孔に液密となる状態で移動自在に嵌合した第1の支軸と、
    前記ピストン本体に突設され、前記オイルカバーを液密となる状態で移動自在に貫通するとともに前記円形凹部の底を移動自在に貫通して前記アーマチュアに固定された第2の支軸とを有し、
    前記ピンは、前記ピストン本体に設けられていることを特徴とする電磁ブレーキ。
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