JP2007255452A - 無励磁作動形電磁ブレーキ - Google Patents

無励磁作動形電磁ブレーキ Download PDF

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亮一 福▲崎▼
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Abstract

【課題】 外径を大きくすることなくブレーキトルクを増加させ、あるいは、ブレーキトルクを保ちつつ、小型軽量化することができる無励磁作動形電磁ブレーキを提供すること。
【解決手段】 無励磁作動形電磁ブレーキ20は、ハブ21を介して被制動回転軸1に対して一体に回転するよう固定された回転軸に垂直な平板状のディスク22と、ディスク22の一方側に配置されたヨーク23と、ディスク22とヨーク23との間で軸方向に移動可能かつ回転不能に配置されたアーマチュア24と、ディスク22及びアーマチュア24を覆ってヨーク23の外周に嵌合するよう配置されたカップ状のシェル25とを備えている。ヨーク23には、励磁コイル23cとコイルスプリング23eとが設けられている。シェル25は、頭部端面がヨークの外周面より突出しないよう締め付けられたピン26によりヨークに固定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、小型軽量で、主としてモータと組み合わせて利用される無励磁作動形電磁ブレーキの構造に関する。
モータと組み合わせて利用される電磁ブレーキは、各種産業の機械装置の重要な制御要素となっている。従来から用いられている無励磁作動形電磁ブレーキの一例を図10〜図12に示す。図10は被制動回転軸1に垂直な面内の平面図、図11及び図12は被制動回転軸1に平行な面内の断面図であり、それぞれ図10のXI-XI線、XII-XII線に沿う断面図である。
図示されるように、従来の無励磁作動形電磁ブレーキ10は、ハブ11を介して被制動回転軸1に対して一体に回転するよう固定された回転軸に垂直な平板状のディスク12と、ディスク12の一方側に配置されたヨーク13と、ディスク12とヨーク13との間で軸方向に移動可能かつ回転不能に配置されたアーマチュア14と、ヨーク13との間にディスク12及びアーマチュア14を挟んでヨーク13に固定されたプレート15とを備えている。
ヨーク13には、アーマチュア14に対向して軸回りにリング状の励磁コイル13aが設けられると共に、アーマチュア14をディスク12側に付勢するコイルスプリング13bが設けられている。また、ヨーク13には、図10に示すように120度間隔で3箇所に取付穴13cが形成されており、図11に示すように、これらの取付穴13cに取付ボルト13dを挿入してモータ等の固定部2に螺合させることにより、ヨーク13が固定部2に固定される。プレート15及びアーマチュア14には、取付穴13cに対応する位置に、取付ボルト13dを挿入するための切欠15a、14aが形成されている。取付ボルト13dは、頭部に六角穴が形成された六角穴付きボルトであり、六角レンチを用いて締め付けられる。
一方、プレート15には、図10に示すように120度間隔で3箇所に皿ねじ15bが取り付けられている。皿ねじ15bは、図11に示すように、カラー15cを通してヨーク13に螺合しており、これにより、プレート15は、ヨーク13に対して所定の間隔をもって固定されている。
励磁コイル13aへの非通電時には、コイルスプリング13bの付勢力でアーマチュア14をディスク12に押し付けることにより、被制動回転軸1に対して制動をかけ、励磁コイル13aへの通電時には、励磁コイル13aに発生する電磁力により、コイルスプリング13bの付勢力に抗してアーマチュア14をヨーク13側に移動させ、制動を解除する。このような構造の無励磁作動形電磁ブレーキ10は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2002−106618号公報 図1
しかしながら、上述した従来の無励磁作動形電磁ブレーキ10では、プレート15をヨーク13に固定するための皿ねじ15bがディスク12の外側の空間を軸方向に貫通しており、かつ、取付ボルト13dの頭部端面が制動時にアーマチュア14の摩擦面よりディスク12側に位置するため、被制動回転軸1と共に回転するディスク12がこれらの皿ねじ15bや取付ボルト13dの頭部と干渉しないように、プレート15やヨーク13よりディスク12の外径を小さくしなければならない。
ブレーキのトルクは摩擦面の半径が大きくなるほど大きくなるが、従来の構造では摩擦面となるディスク12の半径が上記のように制限されるため、ブレーキの外径が大きい割にブレーキトルクが小さいという問題点があった。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、外径を大きくすることなくブレーキトルクを増加させ、あるいは、ブレーキトルクを保ちつつ、小型軽量化することができる無励磁作動形電磁ブレーキを提供することを目的とする。
本発明の請求項1にかかる無励磁作動形電磁ブレーキは、上記の目的を達成させるため、被制動回転軸に対して一体に回転するよう固定された回転軸に垂直な平板状のディスクと、ディスクの一方側に配置され励磁コイル及びスプリングを内蔵するヨークと、ディスクとヨークとの間で軸方向に移動可能かつ回転不能に配置されたアーマチュアと、ディスク及びアーマチュアを覆ってヨークの外周に嵌合するよう配置されたカップ状のシェルとを備え、励磁コイルへの非通電時にはスプリングの付勢力でアーマチュアをディスクに押し付けることにより被制動回転軸に対して制動をかけ、励磁コイルへの通電時には励磁コイルに発生する電磁力により、スプリングの付勢力に抗してアーマチュアをヨーク側に移動させ、制動を解除することを特徴とする。
ディスクは、制動時シェルとアーマチュアとの間で挟まれるようにしてもよいし、請求項2に記載のように、シェルの内側にディスクに対向する円板状のプレートを固定し、このプレートとアーマチュアとの間で挟まれるようにしてもよい。
なお、請求項3に記載のように、シェルを形成する板材の板厚は5mm以下であることが望ましく、3mm以下とすることが、より望ましい。このように板材の板厚が薄い場合には、請求項4に記載のように、シェルをプレス加工あるいは焼結により容易に製作することができる。
また、シェルのヨークに対する固定手段は、請求項5に記載のように、シェルの外周面より突出しないよう構成されていることが望ましい。
ヨークを固定するための取付ボルトをシェル側から軸方向に挿入させる場合には、請求項6に記載のように、シェル、アーマチュア、ディスクにそれぞれ切欠を形成することが望ましい。
この場合、請求項7に記載のように、取付ボルトの頭部端面が、アーマチュアの摩擦面よりヨーク側に位置するよう設定することが望ましい。
請求項1の構成によれば、シェルをヨークの外周に嵌合させて固定することにより、従来のようにディスクの外側の空間を軸方向に貫通するねじを排除することができ、ディスクの外径をヨークと同程度まで拡大して摩擦半径を拡大することができる。
したがって、外径を大きくすることなくブレーキトルクを増加させ、あるいは、ブレーキトルクを保ちつつ、小型軽量化することができる。例えば、外径約80mmのブレーキでは、平均摩擦半径は従来構造の1.25倍となる。増加の割合はブレーキの外径により異なるが、より小さい外径のブレーキにおいては、摩擦半径を1.5倍程度にすることができる。
また、シェルをカップ状に形成することにより、平板状のプレートより構造的な強度を高めることができるため、シェルの板厚を薄くすることができる。
このため、ディスクをシェルとアーマチュアとの間で挟む場合には、軸方向のサイズ、外径を小さくすることができる。
なお、請求項1の構成は、シェルが、請求項2のプレートの機能を兼用するため、請求項2の構成に比べ、部品点数を、少なくすることができる。
一方、請求項2の構成によれば、請求項1と同等の機能を有し、且つ、ディスクに接触するプレートをシェルとは別部品で設けることにより、シェルに要求される強度を低くして、シェルの板厚を請求項1のものに比べ、薄くすることができる。
また、請求項3の構成によれば、外径をより小さくすることが可能となる。
また、請求項4の構成によれば、加工面でシェルの製作が容易となる。
さらに、請求項5の構成によれば、固定手段により外径が拡大するのを防ぐことができる。
また、請求項6の構成によれば、ブレーキとして組立後に取付ボルトを通すことができ、請求項7の構成によれば、ディスク外径より内側に取付ボルトが取り付けられる場合にも、取付ボルトがディスクと干渉するのを防ぎ、取付ボルトがディスク外径の制限となるのを避けることができる。
以下、本発明にかかる無励磁作動形電磁ブレーキの各実施例及び変形例を各図面に基づいて説明する。
実施例1:
図1〜図4は、本発明の実施例1の無励磁作動形電磁ブレーキ20を示し、図1は被制動回転軸1に垂直な面内の平面図、図2〜図4は被制動回転軸1に平行な面内の断面図であり、図2は図1のII-II線に沿う制動時の断面図、図3は図1のIII-III線に沿う制動時の断面図、図4は制動解除時の図3と同様の断面図である。
図1〜図4に示すように、実施例1の無励磁作動形電磁ブレーキ20は、ハブ21を介して被制動回転軸1に対して一体に回転するよう固定された回転軸に垂直な平板状のディスク22と、ディスク22の一方側に配置されたヨーク23と、ディスク22とヨーク23との間で軸方向に移動可能かつ回転不能に配置されたアーマチュア24と、ディスク22及びアーマチュア24を覆ってヨーク23の外周に嵌合するよう配置されたカップ状のシェル25とを備えている。
この場合、シェル25の内面は、直接ディスク22に対向しており、従来のプレートの機能をシェル25が担っている。
ハブ21は、被制動回転軸1を保持するキー溝付き孔21aが中央に形成された平面形状がほぼ正方形の角柱状であり、ディスク22の中央部に形成された角形の開口22aに嵌合している。
ヨーク23には、中心部に被制動回転軸1が貫通する開口23aが形成されると共に、アーマチュア24に対向する面にリング状に溝23bが形成されている。この溝23b内には、アーマチュア24を吸着させるための励磁コイル23cが設けられている。
また、ヨーク23のアーマチュア24に対向する面には、図3に示すように、溝23bの外側に収納穴23dが形成されており、この収納穴23d内にはアーマチュア24をディスク22側に付勢するコイルスプリング23eが設けられている。なお、収納穴23dは、円周上に120度間隔で3箇所に形成されている。
アーマチュア24は、中心部に被制動回転軸1が貫通する開口24a(図4参照)が形成された円板状の部材である。シェル25は、回転軸に対して垂直な円板部25aと回転軸に対して平行な円筒部25bとを組み合わせてカップ状に形成されている。また、アーマチュア24が回転しないようにするため、アーマチュア24には回り止め用の孔24c(図2参照)が円周方向の3箇所に形成され、ヨーク23には、この孔24cに挿入されてアーマチュア24の回り止めをするピンTが植設されている。アーマチュア24は、このピンTをガイドにして軸方向に移動可能に、かつ、回転方向には回らないよう保持されている。
シェル25を形成する板材の板厚は5mm以下であり、プレス加工により製作される。円板部25aの中心部には、ハブ21を貫通させる大径の開口25cが形成されている。シェル25は、ヨーク23の外周に嵌合しており、固定手段によりヨーク23に固定されている。
固定手段は、この例では、図1及び図2に示すように、円筒部25bの外方から回転軸に向けて半径方向に圧入された3本のピン26により構成されている。ピン26の頭部端面は、円筒部25bの外周面より突出しないよう圧入されている。組立の際には、ヨーク23にアーマチュア24、ディスク22、シェル25を取り付け、この状態でシェル25の外側から半径方向にピン穴を形成し、ピン26を圧入する。
なお、ヨーク23には、図1に示すように120度間隔で3箇所に取付穴23fが形成されており、図2に示すように、これらの取付穴23fに取付ボルト27を挿入してモータ等の固定部2に螺合させることにより、ヨーク23が固定部2に固定され、無励磁作動形電磁ブレーキ20全体が固定部2に固定される。なお、取付ボルト27は、頭部に六角穴が形成された六角穴付きボルトであり、六角レンチを用いて締め付けられる。
シェル25、ディスク22、及びアーマチュア24には、図1及び図2に示すように、取付穴23fに対応する位置に、取付ボルト27を挿入するための切欠25d、22b、24bが形成されている。これにより、無励磁作動形電磁ブレーキ20を組み立てた後に取付ボルト27を取付穴23fに挿入して固定部2にねじ止めすることができる。
取付ボルト27を挿入する際には、切欠25d、22b、24bを取付穴23fの位置に合わせる必要がある。アーマチュア24は、回り止め孔24cにピンTに合わせてヨーク23に取り付けることにより、切り欠き24bは取付穴23fの位置に合うように形成されている。シェル25は、ヨーク23への取付時に切り欠き25dが取付穴23fに合うように位置合わせする必要がある。一方、ディスク22はヨーク23に対して回転可能であるため、取付時、あるいは、取付後にディスク22の切欠22bが取付穴23fに合うように調整すればよい。
なお、ヨーク23に形成された取付穴23fは、取付ボルト27の頭部が一部埋没するような段付穴として形成されており、これにより、図4に示すようにアーマチュア24がヨーク23側に移動した際にも、取付ボルト27の頭部端面がアーマチュア24の摩擦面よりヨーク23側に位置するよう設定されている。
実施例1の無励磁作動形電磁ブレーキ20は、励磁コイル23cへの非通電時には、コイルスプリング23eの付勢力でアーマチュア24をディスク22に押し付けることにより、図2及び図3に示すように、ディスク22をシェル25とアーマチュア24とにより挟み込み、被制動回転軸1に対して制動をかける。
また、励磁コイル23cへの通電時には、励磁コイル23cに発生する電磁力により、図4に示すようにコイルスプリング23eの付勢力に抗してアーマチュア24をヨーク23側に移動させ、制動を解除する。
実施例1の構成によれば、シェル25をヨーク23の外周に嵌合させて固定し、かつ、取付ボルト27の頭部端面をアーマチュア24の摩擦面よりヨーク側に位置するよう設定しているため、従来のようにディスク22の外径をヨーク23より小さく制限する要素がなく、ディスク22の外径をヨーク23と同程度まで拡大することができる。
したがって、外径を大きくすることなくブレーキトルクを増加させ、あるいは、ブレーキトルクを保ちつつ、小型軽量化することができる。
また、シェル25をカップ状に形成することにより、平板状のプレートより構造的な強度を高めることができるため、シェル25の板厚を従来のプレートより薄くすることにより、ブレーキの軸方向のサイズ、外径を小さくすることができる。
さらに、固定手段であるピン26はシェル25の外周面より突出しないよう構成されているため、固定手段によりブレーキの外径が大きくなるのを防ぐことができる。
なお、実施例1では、無励磁作動形電磁ブレーキ20側から取付ボルト27を挿入して固定部2に固定するため、シェル25、ディスク22、及びアーマチュア24に切欠25d、22b、24bを形成しているが、固定部2側からボルトを挿入して固定する場合には、これらの切欠は不要である。
実施例2:
次に、図5に基づいて本発明の実施例2にかかる無励磁作動形電磁ブレーキ20Aについて説明する。図5は、実施例2にかかる無励磁作動形電磁ブレーキ20Aの被制動回転軸に平行な面内の断面図である。実施例1と同等の要素には同一の符号を付して重複した説明を省略する。
実施例2では、シェル25の内側にディスク22に対向する円板状のプレート28が固定されている。実施例2の構成では、励磁コイル23cへの非通電時には、コイルスプリング23eの付勢力でアーマチュア24をディスク22に押し付けることにより、ディスク22をプレート28とアーマチュア24とにより挟み込み、被制動回転軸1に対して制動をかける。
実施例2のように、シェル25の内側にプレート28を設けることにより、摩擦面としての作用をプレート28が担うことになり、実施例1よりシェル25にかかる負担が小さくなり、シェル25を形成する板材の板厚を実施例1より薄くすることができる。例えば、板厚を3mm以下とすることができる。このため、実施例1よりも容易にシェル25をプレス加工により製作することができる。
変形例:
次に、シェル25をヨーク23に固定するための固定手段の変形例を図6〜図9に基づいて説明する。図6〜図9は、それぞれ固定手段の変形例1〜4を示すヨークとシェルの一部を拡大して示した断面図である。
(変形例1)
図6は変形例1を示し、同図に示すように、ヨーク23に固定用の穴23gが形成され、シェル25の対応部分に開口25eが形成され、これらを通して皿ねじ29を螺合させることにより、シェル25をヨーク23に固定している。
(変形例2)
図7は変形例2を示し、同図に示すように、ヨーク23に固定用の穴23hが形成され、シェル25の対応部分を打ち抜いて形成された筒状の部分25fを穴23hに挿入してかしめることによりシェル25をヨーク23に固定している。
(変形例3)
図8は変形例3で、図7の変形例2と同様にしてかしめた穴に、栓30を打ち込んで補強したものである。
(変形例4)
図9は変形例4を示すもので、これは、変形例1で用いた皿ねじ29より頭部の大きな皿ねじ31を用いており、ヨーク23にテーパ面23iを形成し、シェル25の周辺部分をテーパ面23iに沿って内側に陥没させることにより、皿ねじ31の頭部がシェル25の外周面より突出しないようにシェル25をヨーク23に固定している。
これらの変形例1〜4のいずれの場合でも、固定手段はシェル25の外周面から突出せず、固定手段によりブレーキの外径が大きくなるのを防ぐことができる。なお、固定手段としては、上記の示した各例の他、接着や溶接等の手段を用いてもよい。
なお、本願発明の無励磁作動形電磁ブレーキのアーマチュアとヨーク間の空隙の設定は、設定空隙相当の厚さの間隔ゲージ(図示せず)を用いることにより、次のように行うことができる。
(1)先ず、励磁コイル23cを収納したヨーク23、その上に間隔ゲージ、その上にアーマチュア24、その上にシェル25という順序で、ヨーク23とアーマチュア24の間に間隔ゲージを挟み、これらを所定の対向位置にして積み重ねた状態で、径方向からピン26を打ち込むことで電磁ブレーキを組み立てる。
(2)次に、被制動回転軸1が取り付けられる軸心部の空間、あるいは、シェル25に形成した半径方向の開口部(図示せず)から間隔ゲージを抜き取ることで、本願発明の無励磁作動形電磁ブレーキのアーマチュアとヨーク間の空隙の設定を適正に行うことができる。
なお、実施例2の場合や変形例の場合も、アーマチュアとヨーク間の空隙の設定を同様に行えばよい。
本発明の実施例1にかかる無励磁作動形電磁ブレーキの被制動回転軸に垂直な面内の平面図である。 本発明の実施例1にかかる無励磁作動形電磁ブレーキの被制動回転軸に平行な面内の断面図であり、図1のII-II線に沿う制動時の断面図である。 本発明の実施例1にかかる無励磁作動形電磁ブレーキの被制動回転軸に平行な面内の断面図であり、図1のIII-III線に沿う制動時の断面図である。 本発明の実施例1にかかる無励磁作動形電磁ブレーキの被制動回転軸に平行な面内の断面図であり、制動解除時の図3と同様の断面図である。 本発明の実施例2にかかる無励磁作動形電磁ブレーキの被制動回転軸に平行な面内の断面図である。 本発明の無励磁作動形電磁ブレーキの固定手段の変形例1を示す一部拡大断面図である。 本発明の無励磁作動形電磁ブレーキの固定手段の変形例2を示す一部拡大断面図である。 本発明の無励磁作動形電磁ブレーキの固定手段の変形例3を示す一部拡大断面図である。 本発明の無励磁作動形電磁ブレーキの固定手段の変形例4を示す一部拡大断面図である。 従来の無励磁作動形電磁ブレーキの被制動回転軸に垂直な面内の平面図である。 従来の無励磁作動形電磁ブレーキの被制動回転軸に平行な面内の断面図であり、図10のXI-XI線に沿う制動時の断面図である。 従来の無励磁作動形電磁ブレーキの被制動回転軸に平行な面内の断面図であり、図10のXII-XII線に沿う制動時の断面図である。
符号の説明
1 被制動回転軸
2 固定部
20、20A 無励磁作動形電磁ブレーキ
21 ハブ
22 ディスク
23 ヨーク
23c 励磁コイル
23e コイルスプリング
24 アーマチュア
25 シェル
26 ピン(固定手段)
27 取付ボルト

Claims (7)

  1. 被制動回転軸に対して一体に回転するよう固定された回転軸に垂直な平板状のディスクと、
    前記ディスクの一方側に配置され励磁コイル及びスプリングを内蔵するヨークと、
    前記ディスクとヨークとの間で軸方向に移動可能かつ回転不能に配置されたアーマチュアと、
    前記ディスク及び前記アーマチュアを覆って前記ヨークの外周に嵌合するよう配置されたカップ状のシェルとを備え、
    前記励磁コイルへの非通電時には前記スプリングの付勢力で前記アーマチュアを前記ディスクに押し付けることにより前記被制動回転軸に対して制動をかけ、前記励磁コイルへの通電時には前記励磁コイルに発生する電磁力により、前記スプリングの付勢力に抗して前記アーマチュアを前記ヨーク側に移動させ、制動を解除することを特徴とする無励磁作動形電磁ブレーキ。
  2. 被制動回転軸に対して一体に回転するよう固定された回転軸に垂直な平板状のディスクと、
    前記ディスクの一方側に配置され励磁コイル及びスプリングを内蔵するヨークと、
    前記ディスクとヨークとの間で軸方向に移動可能かつ回転不能に配置されたアーマチュアと、
    前記ディスク及び前記アーマチュアを覆って前記ヨークの外周に嵌合するよう配置されたカップ状のシェルと、
    このカップ状のシェルの内側に、前記ディスクに挟着されるよう配置された円板状のプレートとを備え、
    前記励磁コイルへの非通電時には前記スプリングの付勢力で前記アーマチュアを前記ディスクに押し付けることにより前記被制動回転軸に対して制動をかけ、前記励磁コイルへの通電時には前記励磁コイルに発生する電磁力により、前記スプリングの付勢力に抗して前記アーマチュアを前記ヨーク側に移動させ、制動を解除することを特徴とする無励磁作動形電磁ブレーキ。
  3. 前記シェルを形成する板材の板厚は5mm以下、望ましくは3mm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。
  4. 前記シェルは、プレス加工あるいは焼結により製作されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。
  5. 前記シェルの前記ヨークに対する固定手段は、シェルの外周面より突出しないよう構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。
  6. 前記ヨークを固定するための取付ボルトを前記シェル側から軸方向に挿入させるため、前記シェル、アーマチュア、ディスクにそれぞれ切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。
  7. 前記取付ボルトの頭部端面が、前記アーマチュアの摩擦面より前記ヨーク側に位置することを特徴とする請求項6に記載の無励磁作動形電磁ブレーキ。
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