JP2017186286A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】すすぎ時の毛髪が滑らかで、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりに優れる毛髪化粧料の提供。【解決手段】成分(A)〜(C)を含有する毛髪化粧料。(A) 主鎖としてオルガノポリシロキサンセグメント(a)を有し、側鎖として不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)を有するオルガノポリシロキサングラフトポリマーであって、前記不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)中に、N,N-ジメチルアクリルアミド由来の繰返し単位を50質量%以上100質量%以下含有し、オルガノポリシロキサングラフトポリマー中におけるオルガノポリシロキサンセグメント(a)と不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)の質量比(a)/(b)が10/90以上70/30以下である、オルガノポリシロキサングラフトポリマー(B) カチオン性界面活性剤(C) 高級アルコール【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料に関する。
毛髪は、ヘアカラー処理、パーマ処理等の化学処理、ヘアドライヤー、アイロン等の熱器具による加熱処理等によって損傷を受ける。その結果、健康な毛髪が本来有している感触の良さや、外観の美しさは損なわれてしまう。この問題を解決するための手段として、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント等の毛髪化粧料が用いられており、様々な技術提案がなされている。
オルガノポリシロキサンは多くの優れた特長を有していることから、様々な形態のものが毛髪化粧料に配合されている。例えば、特許文献1では、N-プロピオニルポリエチレンイミン・メチルポリシロキサン共重合体を、第3級アミン化合物及びポリオキシプロピレンアルキルエーテル型ノニオン界面活性剤と併用した、すすぎ流す形態で用いる毛髪化粧料が、毛髪にすすぎ後及び乾燥後の滑らかさやハリ・コシを付与できることが記載されている。
また、整髪料の分野では、主鎖であるオルガノポリシロキサンセグメントの側鎖にN,N−ジメチルアクリルアミド由来が50質量%以上である不飽和単量体由来の重合体セグメントを特定の比率で有するオルガノポリシロキサングラフトポリマーを含有する毛髪化粧料が、セット性やその持続性に優れることが記載されている(特許文献2〜4参照)。
特開2012-31168号公報 国際公開第2014/002707号パンフレット 特開2015-209407号公報 特開2015-209406号公報
ところで、濡れているダメージ毛は絡まりやすく、洗髪後にドライヤー等による乾燥中に生じる絡まりは、更なるダメージの蓄積と消費者の心理的負担になっている。
しかしながら、特許文献1に記載の毛髪化粧料では、すすぎ終了後及び乾燥後の毛髪への滑らかさや、乾燥後の毛髪へのハリやコシ、ツヤの付与はできるが、毛髪に化粧料を適用した後すすぎ途中の毛髪の滑らかさや、髪の乾燥過程における絡まりに関しては全く示唆されておらず、未だ改善の余地があった。
また、特許文献2〜4に記載の毛髪化粧料は、適用後すすぐことなく整髪することで髪型を強固に固定し、長時間スタイリングを持続することを意図しているものであるため、毛髪に適用後すすぎ流して用いるような使用形態の場合におけるすすぎ時や乾燥過程における絡まりに関しては全く示唆されていない。
したがって本発明は、すすぎ時の毛髪が滑らかで、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりに優れる毛髪化粧料に関する。
本発明者は、特定のオルガノポリシロキサングラフトポリマーとカチオン性界面活性剤と高級アルコールとを併用した毛髪化粧料が、上記課題を全て解決するものであることを見いだし、本発明を完成するに至った。
本発明は、下記成分(A)、(B)及び(C)を含有する毛髪化粧料を提供するものである。
(A) 主鎖としてオルガノポリシロキサンセグメント(a)を有し、側鎖として不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)を有するオルガノポリシロキサングラフトポリマーであって、前記の不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)中に、N,N-ジメチルアクリルアミド由来の繰返し単位を50質量%以上100質量%以下含有し、オルガノポリシロキサングラフトポリマー中におけるオルガノポリシロキサンセグメント(a)と不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)の質量比(a)/(b)が10/90以上70/30以下である、オルガノポリシロキサングラフトポリマー
(B) カチオン性界面活性剤
(C) 高級アルコール
本発明の毛髪化粧料は、すすぎ時の毛髪が滑らかで、乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後の髪のまとまりに優れるものである。
〔成分(A):N,N-ジメチルアクリルアミド由来の繰返し単位を有するオルガノポリシロキサングラフトポリマー〕
成分(A)としては、下記一般式(1)で表されるオルガノポリシロキサングラフトポリマーが好ましい。
Figure 2017186286
〔式中、
1は同一でも異なってもよく炭素数1〜8のアルキル基を示し、
2は同一でも異なってもよく、水酸基、又は炭素数1〜22の炭化水素基を示し、
3はヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基を示し、
4は水素原子又はメチル基を示し、
5は同一でも異なってもよく、水素原子、又は水酸基、アミノ基若しくはモノ若しくはジC1-4アルキルアミノ基が置換していてもよい炭素数1〜8の炭化水素基を示し、
pは50以上2,000以下の数を示し、qは3以上50以下の数を示し、mは10以上100以下の数を示す。
ただし、m個の繰り返し単位中、2つのR5が共にメチル基である繰り返し単位の比率が50質量%以上100質量%以下である。〕
成分(A)は、主鎖であるオルガノポリシロキサンセグメント(a)の側鎖にN,N−ジメチルアクリルアミド由来が50質量%以上である不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)を有し、オルガノポリシロキサンセグメント(a)と不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)の質量比(a)/(b)が10/90以上70/30以下であるオルガノポリシロキサングラフトポリマーである。成分(A)として上記一般式(1)で表されるオルガノポリシロキサングラフトポリマーを用いる場合、上記不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)とは、一般式(1)中のm個のカッコで囲まれた繰り返し単位からなる部分をいい、オルガノポリシロキサンセグメント(a)とは、一般式(1)中の不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)を除く全体をいう。
一般式(1)において、R1は炭素数1〜8のアルキル基であり、アルキル基としては、直鎖、分岐鎖、又は環状のアルキル基が挙げられる。R1としては、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの水分散性の観点から、炭素数1以上6以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましく、炭素数1以上4以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基がより好ましく、炭素数1以上3以下の直鎖又は分岐鎖のアルキル基がより好ましく、メチル基が更に好ましい。
2は、水酸基、又は炭素数1〜22の炭化水素基であり、炭素数1〜22の炭化水素基としては、飽和でも不飽和でもよく、また直鎖でも分岐鎖でもよいが、原料の入手性の観点から、直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましい。R2としてより好ましくは、水酸基、又は炭素数1〜8の炭化水素基であり、炭素数1〜8の炭化水素基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基等が挙げられる。それらの中でも、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマー製造時の原料の入手性の観点から、水酸基、又はメチル基が好ましく、メチル基が更に好ましい。
3は、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基であり、その炭素数は、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマー製造時の原料の入手性の観点から、好ましくは2以上、より好ましくは3以上であり、また、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの水分散性の観点から、好ましくは20以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは8以下である。
本発明において、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基は、酸素原子、硫黄原子、−NH−、−COO−、−NHCO−、及び−NR31CO−から選ばれる1つ以上の原子又は官能基によって分断されていてもよい。すなわち、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基は、「−(アルキレン基部分1)−(上記の原子又は官能基)−(アルキレン基部分2)−」という構造であってもよく、この場合、アルキレン基の炭素数とは、アルキレン基部分1の炭素数及びアルキレン基部分2の炭素数の和、すなわちアルキレン基を分断している上記の原子又は官能基以外の部分の炭素数の和をいう。ここでR31は、炭素数1以上3以下のアルキル基である。ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基が上記原子又は官能基によって分断されている場合は、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの製造の容易さの観点から、−NHCO−によって分断されていることが好ましい。
本発明において、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基は、水酸基、アミノ基、アルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、ジアルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、アミノ基と炭素数2以上4以下の脂肪酸が脱水縮合して得られるアミド基、カルボキシ基、及びアルキル(炭素数1以上3以下)エステル基から選ばれる1つ以上の1価の基が置換していてもよい。この場合、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基の炭素数には、これら置換基の炭素数を含まない。成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマー製造時の原料入手性の容易さの観点から、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基は、アセトアミド基、アルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、及びアミノ基から選ばれる1つ以上の1価の基が置換していることが好ましい。
本発明において、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基は、−O−、−S−、−NH−、−NR32−、及び−COO−から選ばれる、2価のヘテロ原子、又はヘテロ原子を含む2価の基が置換していてもよい。ここでR32はジメチルアミノ基が置換していてもよいアルキル基(炭素数1以上3以下)である。該ヘテロ原子、又はヘテロ原子を含む2価の基は、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基が不飽和単量体由来の重合体セグメントとの連結基として働く場合には、不飽和単量体由来の重合体セグメントと結合している。その他の場合は水素原子と結合している。成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの製造の容易性の観点から、ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基は、−S−が置換していることが好ましい。
ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基(R3)は、該ヘテロ原子、好ましくは窒素原子、酸素原子、又は硫黄原子、より好ましくは硫黄原子を介して不飽和単量体由来の重合体セグメントと結合していることが好ましい。
したがって、R3で表される「ヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基」には、
(ア)無置換のアルキレン基、
(イ)酸素原子、硫黄原子、−NH−、−COO−、−NHCO−、及び−NR31CO−から選ばれる1つ以上の原子又は官能基によって分断されたアルキレン基、
(ウ)水酸基、アミノ基、アルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、ジアルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、アミノ基と炭素数2以上4以下の脂肪酸が脱水縮合して得られるアミド基、カルボキシ基及びアルキル(炭素数1以上3以下)エステル基から選ばれる1つ以上の1価の基が置換しているアルキレン基、
(エ)−O−、−S−、−NH−、−NR32−及び−COO−から選ばれる2価のヘテロ原子、又はヘテロ原子を含む2価の基が置換したアルキレン基
のほか、上記(イ)、(ウ)、(エ)の2以上の組合せからなるアルキレン基が該当する。
3のヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基の具体例としては、下記式(i)〜(xii)が例示される。中でも成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの製造上の容易さの観点から、下記式(xi)及び(xii)が好ましい。
Figure 2017186286
式(i)〜(xii)中、*は、前記一般式(1)におけるケイ素原子に結合する部位を表し、**は、不飽和単量体由来の重合体セグメントに結合する部位を表す。
式(xii)中、X31は−O−、−OCO−、−COO−、−CONH−、−NHCO−から選ばれる一種以上であり、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの製造上の容易さの観点から−CONH−又は−NHCO−が好ましく、−NHCO−がより好ましい。
また、式(xii)中、R33は、水酸基、アミノ基、アルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、ジアルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、アミノ基と炭素数2以上4以下の脂肪酸が脱水縮合して得られるアミド基、カルボキシ基及びアルキル(炭素数1以上3以下)エステル基から選ばれる1つ以上の1価の基が置換していてもよいアルキレン基である。置換基としては、製造時の原料入手性の観点から、アセトアミド基、アルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、及びアミノ基であることが好ましい。R33で表されるアルキレン基の炭素数は、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの製造上の容易さの観点から、好ましくは2以上、より好ましくは3以上であり、また、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの水分散性の観点から、好ましくは10以下、より好ましくは6以下である。
33の具体例としては、下記式(xiii)〜(xv)が挙げられる。
Figure 2017186286
式(xiv)中、X-は塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン、酢酸イオン、アルキル(炭素数1以上3以下)硫酸イオン等のアニオンを表す。
4は、水素原子又はメチル基を示すが、その中でも水素原子が好ましい。
5は同一でも異なってもよく、水素原子、又は水酸基、アミノ基若しくはモノ若しくはジC1-4アルキルアミノ基が置換していてもよい炭素数1〜8の炭化水素基を示す。R5における炭素数1〜8の炭化水素基としては、飽和でも不飽和でもよく、また直鎖でも分岐鎖でもよいが、直鎖又は分岐鎖のアルキル基が好ましい。R5としては、製造時の原料入手性の観点から、水素原子、メチル基、エチル基、イソプロピル基、tert-ブチル基、ヒドロキシメチル基、ヒドロキシエチル基、ジメチルアミノプロピル基が好ましい。このうち水素原子、メチル基、tert-ブチル基がより好ましい。
1〜R5は、R1、R2がメチル基であり、R3が式(xii)であり、R4が水素原子であり、R5が同一でも異なっていてもよい水素原子、メチル基及びtert-ブチル基から選ばれるものであるポリマーがより好ましい。更にはポリシリコーン-28のINCI名を有するポリマーが好ましい。
ただし、一般式(1)中のm個の繰り返し単位中、2つのR5が共にメチル基である繰り返し単位の比率は、成分(A)の良好な水分散性の観点より、50質量%以上、好ましくは70質量%以上、より好ましくは75質量%以上であり、また、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、100質量%以下、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下である。
pは、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点より、50以上、好ましくは80以上、より好ましくは100以上であり、また、2,000以下、好ましくは1,300以下、より好ましくは700以下である。qは、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの水分散性の観点より、3以上、好ましくは5以上であり、また、50以下、好ましくは30以下である。mは、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの良好な水分散性の観点より、10以上、好ましくは15以上、より好ましくは20以上であり、また、100以下、好ましくは70以下、より好ましくは50以下である。
また、成分(A)の水分散性の観点、及びすすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、オルガノポリシロキサンセグメント(a)と不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)の質量比(a)/(b)は、10/90以上であって、好ましくは20/80以上、より好ましくは30/70以上、更に好ましくは35/65以上であり、また、70/30以下であって、好ましくは60/40以下である。
なお、本明細書において、前記質量比(a)/(b)は、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーが後述のラジカル反応性オルガノポリシロキサンから製造される場合には、「製造時に投入されるラジカル反応性オルガノポリシロキサンの総質量(c)」と、「製造時に投入される不飽和単量体の総質量(d)」から「製造時に生成するオルガノポリシロキサンに結合していない不飽和単量体由来の重合体の総質量(e)」を差し引いた値」との比(c)/[(d)−(e)]と同一であるとみなす(下式(I))。
(a)/(b)=(c)/[(d)−(e)] (I)
また、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマー分子において、隣接する不飽和単量体由来の重合体セグメント間におけるオルガノポリシロキサンセグメントの数平均分子量(MNg)(以下、「グラフト点間分子量」ということがある)は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは500以上、より好ましくは700以上、更に好ましくは1,000以上、更に好ましくは1,500以上であり、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの水分散性の観点から、好ましくは1万以下、より好ましくは5,000以下、更に好ましくは3,000以下、更に好ましくは2,500以下である。
ここで、「隣接する不飽和単量体由来の重合体セグメント間におけるオルガノポリシロキサンセグメント」とは、下記式に示すように、不飽和単量体由来の重合体セグメントのオルガノポリシロキサンセグメントに対する結合点(結合点A)から、これに隣接する不飽和単量体由来の重合体セグメントの結合点(結合点B)までの2点間において破線で囲まれた部分であって、1つのR1SiO単位と、1つのR3と、y+1個のR1 2SiO単位とから構成されるセグメントをいう。
Figure 2017186286
式中、R1及びR3は前記一般式(1)と同じ意味を示し、−W−R6は不飽和単量体由来の重合体セグメントを示し、Wは不飽和単量体由来の重合体を示し、R6は重合開始剤の残基又は水素原子を示し、yは正の数を示す。
グラフト点間分子量は、上記式において破線で囲まれた部分の分子量の平均値であって、不飽和単量体由来の重合体セグメント1モル当たりのオルガノポリシロキサンセグメントの質量(g/mol)と解することができる。グラフト点間分子量は、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーが後述のラジカル反応性オルガノポリシロキサンから製造される場合であって、かつすべてのラジカル反応性官能基と不飽和単量体由来の重合体とが結合している場合には、ラジカル反応性オルガノポリシロキサンの単位質量当たりに存在するラジカル反応性官能基モル数(mol/g)の逆数の値と同一とみなされる。
また、主鎖を構成するオルガノポリシロキサンセグメントの重量平均分子量(MWsi)は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは3,000以上、より好ましくは5,000以上、更に好ましくは1万以上、更に好ましくは15,000以上である。MWsiは、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの水分散性の観点から、好ましくは200,000以下、より好ましくは100,000以下、更に好ましくは60,000以下、更に好ましくは50,000以下である。
成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーが後述のラジカル反応性オルガノポリシロキサンから製造される場合には、オルガノポリシロキサンセグメントは、ラジカル反応性オルガノポリシロキサンと共通の骨格を有するため、MWsiはラジカル反応性オルガノポリシロキサンの重量平均分子量(MWra)と略同一であり、本発明においては同一と見なす。なお、MWraは、実施例に記載の測定条件によるゲル浸透クロマトグラフ法(GPC)で測定し、ポリスチレン換算したものである。
成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの重量平均分子量(MWt)は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは10,000以上、より好ましくは14,000以上、更に好ましくは17,000以上、更に好ましくは30,000以上であり、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの水分散性の観点から、好ましくは200,000以下、より好ましくは160,000以下、更に好ましくは130,000以下、更に好ましくは95,000以下である。
本明細書において、MWtは、実施例に記載の測定条件によるGPCで測定し、ポリスチレン換算したものである。
また、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーをラジカル反応性オルガノポリシロキサンから製造する場合に、MWraと前述の質量比(a)/(b)の逆数から下式(II)を用いて得られる成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの計算上の重量平均分子量(MWtcalc)は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは10,000以上、より好ましくは14,000以上、更に好ましくは17,000以上、更に好ましくは30,000以上であり、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの水分散性の観点から、好ましくは200,000以下、より好ましくは160,000以下、更に好ましくは130,000以下、更に好ましくは95,000以下である。
MWtcalc = MWra × {1+質量比(b/a)} (II)
(オルガノポリシロキサングラフトポリマーの製造)
成分(A)のオルガノシロキサングラフトポリマーを製造する方法としては、特許文献2に記載の方法が挙げられる。具体的には、下記一般式(1a)で表されるラジカル反応性オルガノポリシロキサンに、(メタ)アクリルアミド系単量体をラジカル重合させるグラフト−フロム法が挙げられる。
Figure 2017186286
〔式中、R1、R2、p及びqは前記一般式(1)と同じ意味を示し、R7はラジカル反応性官能基を有するアルキル基(以下「ラジカル反応性基含有アルキル基」ともいう)を表す。〕
ここで、ラジカル反応性官能基とは、ラジカルを発生し得る官能基のことをいい、例えば、エチレン性不飽和基、クロロ基やブロモ基等のハロゲノ基、スルファニル基(メルカプト基)等が挙げられる。これらの中では不飽和単量体との反応性、分子量制御の観点から、スルファニル基が好ましい。
一般式(1a)において、R7で示されるラジカル反応性基含有アルキル基の炭素数は、ラジカル反応性オルガノポリシロキサンの入手の容易性の観点から、好ましくは2以上、より好ましくは3以上であり、また、成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの水分散性の観点から、好ましくは20以下、より好ましくは10以下、更に好ましくは8以下である。
なお、本発明において、ラジカル反応性基含有アルキル基の炭素数には、ラジカル反応性官能基が炭素を有する場合であってもラジカル反応性官能基の炭素数は含まれず、またラジカル反応性基含有アルキル基が前述の1価の基が置換したものであった場合も、該1価の基の炭素数は含まれない。
一般式(1a)において、R7で示されるラジカル反応性基含有アルキル基には、水酸基、アミノ基、アルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、ジアルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、アミノ基と炭素数2以上4以下の脂肪酸が脱水縮合して得られるアミド基、カルボキシ基及びアルキル(炭素数1以上3以下)エステル基から選ばれる1つ以上の1価の基が置換していてもよい。これら置換基のうち、ラジカル反応性オルガノポリシロキサンの製造時の原料入手の容易さの観点から、アセトアミド基、アルキル(炭素数1以上3以下)アミノ基、アミノ基が好ましい。
一般式(1a)において、R7で示されるラジカル反応性基含有アルキル基は、酸素原子、硫黄原子、−NH−、−COO−、−NHCO−、及び−NR71CO−から選ばれる1つ以上の原子又は官能基によって分断されていてもよい。ここでR71は、炭素数1以上3以下のアルキル基である。ラジカル反応性基含有アルキル基が上記原子又は官能基によって分断されている場合は、ラジカル反応性オルガノポリシロキサンの入手性又は製造の容易さの観点から、−NHCO−によって分断されていることが好ましい。
本発明におけるラジカル反応性基含有アルキル基の具体例としては、下記式(xvi)〜(xix)で表される基が挙げられ、中でもラジカル反応性オルガノポリシロキサンの製造上、又は入手の容易さの観点から、下記式(xviii)、(xix)が好ましい。式(xix)中のX71及びR72、並びにそれらの好ましい様態は、それぞれ前記式(xii)中のX31及びR32、並びにそれらの好ましい様態と同様である。
Figure 2017186286
ラジカル反応性基がスルファニル基であるラジカル反応性オルガノポリシロキサンは市販品としても入手することができ、例えば「KF-2001」(信越化学工業(株)製)等がある。また、ラジカル反応性オルガノポリシロキサンは、水酸基、アミノ基、カルボキシ基、及びエポキシ基から選ばれる1種以上の反応性官能基を有するオルガノポリシロキサンと、ラジカル反応性付与剤とを反応させて得ることもできる。反応性官能基としては、入手性の観点から、水酸基、アミノ基、及びエポキシ基が好ましく、反応性及び取扱い性の観点から、アミノ基が好ましい。
一般式(1a)で表されるラジカル反応性オルガノポリシロキサンの重量平均分子量(MWra)は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは3,000以上、より好ましくは5,000以上、更に好ましくは10,000以上、更に好ましくは15,000以上であり、また、成分(A)の良好な水分散性の観点から、好ましくは200,000以下、より好ましくは100,000以下、更に好ましくは60,000以下、更に好ましくは50,000以下である。
一般式(1a)で表されるラジカル反応性オルガノポリシロキサンの単位質量当たりに存在するラジカル反応性基のモル数は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは1/500mol/g以下、より好ましくは1/700mol/g以下、更に好ましくは1/1,000mol/g以下であり、また、成分(A)の良好な水分散性の観点から、好ましくは1/10,000mol/g以上、より好ましくは1/5,000mol/g以上、更に好ましくは1/3,000mol/g以上である。
一般式(1a)で表されるラジカル反応性オルガノポリシロキサンとラジカル反応させる(メタ)アクリルアミド系単量体としては、アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N-ジメチルアクリルアミド、N,N-ジエチルアクリルアミド、N-イソプロピルアクリルアミド、N-t-ブチルアクリルアミド、N,N-ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、N-メチロールアクリルアミド、N-ヒドロキシエチルアクリルアミド等が挙げられる。本発明においては、この(メタ)アクリルアミド系単量体のうち、N,N-ジメチル(メタ)アクリルアミドが、成分(A)の良好な水分散性の観点から、50質量%以上であって、好ましくは70質量%以上、より好ましくは75質量%以上であり、また、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、100質量%以下であって、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下である。
ラジカル反応性オルガノポリシロキサンの存在下、不飽和単量体を重合させる方法は特に限定されず、バルク重合法、溶液重合法、懸濁重合法等を採用しうるが、特に溶液重合法が好ましい。
重合開始剤としては、2,2'-アゾビスイソブチロニトリル、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)等のアゾ系開始剤、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル等の過酸化物系開始剤、過硫酸アンモニウム等の過硫酸系開始剤等が挙げられる。また光照射等によりラジカルを発生させることにより重合を開始してもよい。重合開始剤としては、反応性の観点から、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)が好ましい。
本発明の毛髪化粧料中における成分(A)のオルガノポリシロキサングラフトポリマーの含有量は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.008質量%以上、更に好ましくは0.010質量%以上であり、また、すすぎ時の毛髪が滑らかで、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりに優れると共に、乾燥後に毛髪がベタつかない観点から、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1.5質量%以下、更に好ましくは1.0質量%以下、更に好ましくは0.8質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下、更に好ましくは0.20質量%以下、更に好ましくは0.15質量%以下、更に好ましくは0.10質量%以下、更に好ましくは0.08質量%以下、更に好ましくは0.05質量%以下、更に好ましくは0.04質量%以下である。
〔成分(B):カチオン性界面活性剤〕
成分(B)のカチオン性界面活性剤としては、例えば、(i)アルキルトリメチルアンモニウム塩、(ii)アルコキシアルキルトリメチルアンモニウム塩、(iii)ジアルキルジメチルアンモニウム塩、(iv)アルキルジメチルアミン及びその塩、(v)アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩、(vi)アルキルアミドアミン及びその塩等が挙げられる。
(i)アルキルトリメチルアンモニウム塩
アルキルトリメチルアンモニウム塩としては、例えば下記一般式(2)で表されるものが挙げられる。
8−N+(CH3)3- (2)
〔式中、R8は炭素数12〜22のアルキル基を示し、X-は塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン;メトサルフェートイオン、エトサルフェートイオン、メトフォスフェートイオン、エトフォスフェートイオン、メトカーボナートイオン等を示す。〕
具体的には、セチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムメトサルフェート等が挙げられる。
(ii)アルコキシアルキルトリメチルアンモニウム塩
アルコキシアルキルトリメチルアンモニウム塩としては、例えば下記一般式(3)で表されるものが挙げられる。
9−O−R10−N+(CH3)3- (3)
〔式中、R9は炭素数12〜22のアルキル基を示し、R10はヒドロキシ基が置換していてもよいエチレン基又はプロピレン基を示し、X-は塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン;メトサルフェートイオン、エトサルフェートイオン、メトフォスフェートイオン、エトフォスフェートイオン、メトカーボナートイオン等を示す。〕
具体的には、ステアロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアロキシエチルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアロキシヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウムクロリド等が挙げられる。
(iii)ジアルキルジメチルアンモニウム塩
ジアルキルジメチルアンモニウム塩としては、例えば下記一般式(4)で表されるものが挙げられる。
(R11)2+(CH3)2- (4)
〔式中、R11はそれぞれ独立して炭素数12〜22のアルキル基又はベンジル基を示し、X-は塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲン化物イオン;メトサルフェートイオン、エトサルフェートイオン、メトフォスフェートイオン、エトフォスフェートイオン、メトカーボナートイオン等を示す。〕
具体的には、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、ジセチルジメチルアンモニウムクロリド、ジラウリルジメチルアンモニウムクロリド、ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリド等が挙げられる。
(iv)アルキルジメチルアミン及びその塩
アルキルジメチルアミンは、酸と反応して4級アンモニウム塩となり、界面活性剤となる。したがって、ここでは、アルキルジメチルアミン及びその塩をカチオン性界面活性剤と定義する。また、その含有量は、アルキルジメチルアミンの質量で換算する。アルキルジメチルアミン及びその塩としては、例えば下記一般式(5)で表されるもの及びその塩が挙げられる。
12−N(CH3)2 (5)
〔式中、R12は炭素数12〜22のアルキル基を示す。〕
塩としては、有機酸又は無機酸による塩が挙げられる。有機酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸等のモノカルボン酸;マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸等のジカルボン酸;ポリグルタミン酸等のポリカルボン酸;グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等のヒドロキシカルボン酸;グルタミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミノ酸等が挙げられる。無機酸としては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸等が挙げられる。これらの中で、有機酸が好ましく、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、酸性アミノ酸が好ましく、ジカルボン酸としてはマレイン酸、コハク酸がより好ましい。ヒドロキシカルボン酸としてはグリコール酸、乳酸、リンゴ酸がより好ましい。酸性アミノ酸としてはグルタミン酸がより好ましい。
具体的なアルキルジメチルアミン及びその塩としては、N,N-ジメチルベヘニルアミン、N,N-ジメチルステアリルアミン及びそれらの有機酸塩が挙げられ、すすぎ時の毛髪の滑らかさの観点からN,N-ジメチルベヘニルアミンの乳酸塩、N,N-ジメチルステアリルアミンのグリコール酸塩などが好ましい。
(v)アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩
アルコキシアルキルジメチルアミンは、酸と反応して4級アンモニウム塩となり、界面活性剤となる。したがって、ここでは、アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩をカチオン性界面活性剤と定義する。また、その含有量は、アルコキシアルキルジメチルアミンの質量で換算する。アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩としては、例えば下記一般式(6)で表されるもの及びその塩が挙げられる。
13−O−R14−N(CH3)2 (6)
〔式中、R13は炭素素数12〜22のアルキル基を示し、R14はエチレン基又はプロピレン基を示す。〕
塩としては、有機酸又は無機酸による塩が挙げられる。有機酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸等のモノカルボン酸;マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸等のジカルボン酸;ポリグルタミン酸等のポリカルボン酸;グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等のヒドロキシカルボン酸;グルタミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミノ酸等が挙げられる。無機酸としては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸等が挙げられる。これらの中で、有機酸が好ましく、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、酸性アミノ酸が好ましく、ジカルボン酸としてはマレイン酸、コハク酸がより好ましい。ヒドロキシカルボン酸としてはグリコール酸、乳酸、リンゴ酸がより好ましい。酸性アミノ酸としてはグルタミン酸がより好ましい。
具体的なアルコキシジメチルアミン及びその塩としては、N,N-ジメチル-3-ヘキサデシルオキシプロピルアミン、N,N-ジメチル-3-オクタデシルオキシプロピルアミン及びそれらの有機酸塩が挙げられ、すすぎ時の毛髪の滑らかさの観点から、N,N-ジメチル-3-ヘキサデシルオキシプロピルアミンの乳酸塩、N,N-ジメチル-3-オクタデシルオキシプロピルアミンのグリコール酸塩が好ましい。
(vi)アルキルアミドアミン及びその塩
アルキルアミドアミンは、酸と反応して4級アンモニウム塩となり、界面活性剤となる。したがって、ここでは、アルキルアミドアミン及びその塩をカチオン性界面活性剤と定義する。また、その含有量は、アルキルアミドアミンの質量で換算する。アルキルアミドアミン及びその塩としては、例えば下記一般式(7)で表されるもの及びその塩が挙げられる。
15−CONH−(CH2)m−N(CH3)2 (7)
〔式中、R15は炭素数12〜22のアルキル基を示し、mは2〜4の数を示す。〕
これらの中で、R15が炭素数14〜22のアルキル基であるものが好ましい。
塩としては、有機酸又は無機酸による塩が挙げられる。有機酸としては、例えば、酢酸、プロピオン酸等のモノカルボン酸;マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、フマル酸、フタル酸等のジカルボン酸;ポリグルタミン酸等のポリカルボン酸;グリコール酸、乳酸、ヒドロキシアクリル酸、グリセリン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等のヒドロキシカルボン酸;グルタミン酸、アスパラギン酸等の酸性アミノ酸等が挙げられる。無機酸としては、例えば、塩酸、硫酸、リン酸等が挙げられる。これらの中で、有機酸が好ましく、ジカルボン酸、ヒドロキシカルボン酸、酸性アミノ酸が好ましく、ジカルボン酸としてはマレイン酸、コハク酸がより好ましい。ヒドロキシカルボン酸としてはグリコール酸、乳酸、リンゴ酸がより好ましい。酸性アミノ酸としてはグルタミン酸がより好ましい。
具体的なアルキルアミドアミン及びその塩としては、N-(3-(ジメチルアミノ)プロピル)ドコサナミド及びその塩、N-(3-(ジメチルアミノ)プロピル)ステアラミド及びその塩が挙げられる。
これらの中で、(i)アルキルトリメチルアンモニウム塩、(ii)アルコキシアルキルトリメチルアンモニウム塩、(iii)ジアルキルジメチルアンモニウム塩、(v)アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩、(vi)アルキルアミドアミン及びその塩が好ましく、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制する観点から、(iii)ジアルキルジメチルアンモニウム塩、(v)アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩、(vi)アルキルアミドアミン及びその塩が好ましい。更には、N,N-ジメチル-3-ヘキサデシルオキシプロピルアミン及びその塩、N,N-ジメチル-3-オクタデシルオキシプロピルアミン及びその塩、N-(3-(ジメチルアミノ)プロピル)ドコサナミド及びその塩、N-(3-(ジメチルアミノ)プロピル)ステアラミド及びその塩、ジアルキル(C12-18)ジモニウムクロリド、ステアロキシプロピルジメチルアミンが好ましい。
成分(B)のカチオン性界面活性剤は、いずれか1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用することができる。本発明の毛髪化粧料中における成分(B)の含有量は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制する観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上であり、また、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制すると共に、塗布時の毛髪に良好ななめらかさを付与する観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは4質量%以下、更に好ましくは3質量%以下、更に好ましくは2質量%以下である。
〔成分(C):高級アルコール〕
成分(C)の高級アルコールとしては、直鎖及び分岐鎖、また飽和及び不飽和のいずれの脂肪族アルコールでもよく、その炭素数は、好ましくは12以上、より好ましくは14以上、更に好ましくは16以上であり、また、好ましくは22以下、より好ましくは20以下、更に好ましくは18以下である。具体的にはラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール、アラキルアルコール、ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-オクチルドデカノール等が挙げられる。これらのうち、塗布時の塗り広げやすさの観点からステアリルアルコール、セチルアルコール、ミリスチルアルコール、セテアリルアルコールが好ましい。これらの高級アルコールは、いずれか1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の毛髪化粧料中における成分(C)の含有量は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上、更に好ましくは4.0質量%以上、更に好ましくは4.5質量%以上、更に好ましくは5.0質量%以上であり、また、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させると共に、塗布時に毛髪化粧料が良好な塗り広げやすく、乾燥後の毛髪のベタつきを抑制する観点から、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは8質量%以下、更に好ましくは6.5質量%以下である。
また、本発明の毛髪化粧料中における成分(A)に対する成分(B)と成分(C)の総量の質量比率[(B)+(C)]/(A)は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させると共に、乾燥後の毛髪のベタつきを抑制する観点から、好ましくは1以上、より好ましくは7以上、更に好ましくは15以上、更に好ましくは50以上、更に好ましくは80以上、更に好ましくは100以上、更に好ましくは150以上、更に好ましくは200以上、更に好ましくは230以上、更に好ましくは280以上、更に好ましくは300以上であり、また、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりにを向上させる観点から、好ましくは2000以下、より好ましくは1500以下、更に好ましくは1000以下、更に好ましくは800以下、更に好ましくは750以下、更に好ましくは600以下である。
〔成分(D):成分(A)以外のオルガノポリシロキサン〕
本発明の毛髪化粧料には、更に成分(D)として、成分(A)以外のオルガノポリシロキサンを含有することが好ましい。
成分(A)以外のオルガノポリシロキサンとしては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、脂肪酸変性ポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、脂肪族アルコール変性ポリシロキサン、ポリエーテル変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン、フッ素変性シリコーン、環状シリコーン、アルキル変性シリコーン、オキサゾリン変性シリコーン等が挙げられる。これらの中でも、乾燥後のなめらかさの観点からジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、オキサゾリン変性シリコーンが好ましい。これら成分(D)は、いずれか1種を単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明の毛髪化粧料における成分(D)の含有量は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上であり、また、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上さえると共に、乾燥後の毛髪のベタつきを抑制する観点から、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である。
また、本発明の毛髪化粧料中における成分(D)に対する成分(A)の質量比率(D)/(A)は、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりを向上させる観点から、好ましくは0.5以上、より好ましくは5以上、更に好ましくは15以上、更に好ましくは50以上、更に好ましくは100以上であり、また、すすぎ時の毛髪を滑らかにし、すすぎ後の乾燥過程における髪の絡まりを抑制し、乾燥後のまとまりにを向上させると共に、乾燥後の毛髪のベタつきを抑制する観点から、好ましくは1000以下、より好ましくは500以下、更に好ましくは300以下、更に好ましくは200以下、更に好ましくは150以下である。
〔水〕
本発明の毛髪化粧料は、媒体として水を含有することが好ましい。水は、成分(A)〜(C)及びその他の成分の残量となる。また、水の含有量は、毛髪化粧料全体に対し、好ましくは50質量%以上であり、より好ましくは60質量%以上、更に好ましくは75質量%以上であり、また、好ましくは99.4質量%以下であり、より好ましくは98質量%以下、更に好ましくは97質量%以下、更に好ましくは96質量%以下である。
〔その他の任意成分〕
本発明の毛髪化粧料には更に、毛髪化粧料に一般に使用されるその他の成分を、目的に応じて配合することができる。例えば、カチオン化セルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、高重合ポリエチレンオキサイド等の高分子化合物;ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド、アルキルグリコシド等の非イオン性界面活性剤;スクワレン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、シクロパラフィン等の炭化水素;ヒマシ油、カカオ油、ミンク油、アボカド油、オリーブ油等のグリセリド類;ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ等のロウ類;パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ラウリン酸ヘキシル、乳酸セチル、モノステアリン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、2-エチルヘキサン酸ヘキサデシル、イソノナン酸イソノニル、イソノナン酸トリデシル等のエステル;カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、ヤシ油脂肪酸、ラノリン脂肪酸、イソステアリル酸、イソパルミチン酸等の高級脂肪酸;イソステアリルグリセリルエーテル、ポリオキシプロピレンブチルエーテルなどの油剤;エタノール、1-プロパノール、2-プロパノール、ブタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ベンジルアルコール、フェノキシエタノール、2-ベンジルオキシエタノール、メチルカルビトール、エチルカルビトール、プロピルカルビトール、ブチルカルビトール、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリン等のアルコール類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ剤;pH調整剤;ビタミン剤;殺菌剤;抗炎症剤;防腐剤;キレート剤;パンテノール等の保湿剤;染料、顔料等の着色剤;ユーカリの極性溶媒抽出物、真珠層を有する貝殻又は真珠から得られる蛋白質又はその加水分解物、シルクから得られる蛋白質又はその加水分解物、マメ科植物の種子から得られる蛋白含有抽出物、オタネニンジン抽出物、米胚芽抽出物、ヒバマタ抽出物、ツバキ抽出物、アロエ抽出物、月桃葉抽出物、クロレラ抽出物等のエキス類;雲母チタン等のパール粉体;メントール等の清涼剤:香料;色素;紫外線吸収剤;酸化防止剤;その他エンサイクロペディア・オブ・シャンプー・イングリーディエンツ(ENCYCLOPEDIA OF SHAMPOO INGREDIENTS (MICELLE PRESS))に記載されている成分等が挙げられる。
〔pH〕
本発明の毛髪化粧料のpHは、好ましくは2.0以上、より好ましくは2.5以上、更に好ましくは3.0以上であって、また、好ましくは6.0以下、より好ましくは5.5以下、更に好ましくは5.0以下、更に好ましくは4.5以下である。なお、本発明において、毛髪化粧料のpHは、水で20質量倍希釈したときの25℃における値をいう。
〔毛髪化粧料の形態〕
また本発明の毛髪化粧料の形態としては、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック等のヘアコンディショニング組成物が挙げられ、中でも髪に適用後、洗い流して使用されるものが好ましい。
以上述べた実施形態に関し、以下に本発明の好ましい態様を更に開示する。
<1> 下記成分(A)、(B)及び(C)を含有する毛髪化粧料。
(A) 主鎖としてオルガノポリシロキサンセグメント(a)を有し、側鎖として不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)を有するオルガノポリシロキサングラフトポリマーであって、前記の不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)中に、N,N-ジメチルアクリルアミド由来の繰返し単位を50質量%以上100質量%以下含有し、オルガノポリシロキサングラフトポリマー中におけるオルガノポリシロキサンセグメント(a)と不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)の質量比(a)/(b)が10/90以上70/30以下である、オルガノポリシロキサングラフトポリマー
(B) カチオン性界面活性剤
(C) 高級アルコール
<2> オルガノポリシロキサンセグメント(a)と不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)の質量比(a)/(b)が、好ましくは20/80以上、より好ましくは30/70以上、更に好ましくは35/65以上であり、また、好ましくは60/40以下である<1>に記載の毛髪化粧料。
<3> 成分(A)の重量平均分子量(MWt)が、好ましくは10,000以上、より好ましくは14,000以上、更に好ましくは17,000以上、更に好ましくは30,000以上であり、好ましくは200,000以下、より好ましくは160,000以下、更に好ましくは130,000以下、更に好ましくは95,000以下である<1>又は<2>に記載の毛髪化粧料。
<4> 成分(A)が、好ましくは下記一般式(1)で表されるオルガノポリシロキサングラフトポリマーである<1>〜<3>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
Figure 2017186286
〔式中、
1は同一でも異なってもよく、炭素数1〜8のアルキル基を示し、
2は同一でも異なってもよく、水酸基又は炭素数1〜22の炭化水素基示し、
3はヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基を示し、
4は水素原子又はメチル基を示し、
5は同一でも異なってもよく、水素原子、又は水酸基、アミノ基若しくはモノ若しくはジC1-4アルキルアミノ基が置換していてもよい炭素数1〜8の炭化水素基を示し、
pは50以上2000以下の数を示し、qは3以上50以下の数を示し、mは10以上100以下の数を示す。
ただし、m個の繰り返し単位中、2つのR5が共にメチル基である繰り返し単位の比率が50質量%以上100質量%以下である。〕
<5> 一般式(1)中のm個の繰り返し単位中、2つのR5が共にメチル基である繰り返し単位の比率が、好ましくは70質量%以上、より好ましくは75質量%以上であり、また、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下である<4>に記載の毛髪化粧料。
<6> 毛髪化粧料中の成分(A)の含有量が、好ましくは0.001質量%以上、より好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.008質量%以上、更に好ましくは0.010質量%以上であり、また、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1.5質量%以下、更に好ましくは1.0質量%以下、更に好ましくは0.8質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下、更に好ましくは0.20質量%以下、更に好ましくは0.15質量%以下、更に好ましくは0.10質量%以下、更に好ましくは0.08質量%以下、更に好ましくは0.05質量%以下、更に好ましくは0.04質量%以下である<1>〜<5>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<7> 成分(B)が、好ましくは(i)アルキルトリメチルアンモニウム塩、(ii)アルコキシアルキルトリメチルアンモニウム塩、(iii)ジアルキルジメチルアンモニウム塩、(iv)アルキルジメチルアミン及びその塩、(v)アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩、並びに(vi)アルキルアミドアミン及びその塩から選ばれる1種又は2種以上、より好ましくは(i)アルキルトリメチルアンモニウム塩、(ii)アルコキシアルキルトリメチルアンモニウム塩、(iii)ジアルキルジメチルアンモニウム塩、(v)アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩、並びに(vi)アルキルアミドアミン及びその塩から選ばれる1種又は2種以上、更に好ましくは(iii)ジアルキルジメチルアンモニウム塩、(v)アルコキシアルキルジメチルアミン及びその塩、並びに(vi)アルキルアミドアミン及びその塩から選ばれる1種又は2種以上である<1>〜<6>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<8> 成分(B)の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは4質量%以下、更に好ましくは3質量%以下、更に好ましくは2質量%以下である<1>〜<7>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<9> 成分(C)が、直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和の脂肪族アルコールであって、その炭素数が、好ましくは12以上、より好ましくは14以上、更に好ましくは16以上であり、また、好ましくは22以下、より好ましくは20以下、更に好ましくは18以下である<1>〜<8>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<10> 成分(C)の含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2質量%以上、更に好ましくは3質量%以上、更に好ましくは4.0質量%以上、更に好ましくは4.5質量%以上、更に好ましくは5.0質量%以上であり、また、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは8質量%以下、更に好ましくは6.5質量%以下である<1>〜<9>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<11> 成分(A)に対する成分(B)と成分(C)の総量の質量比率[(B)+(C)]/(A)が、好ましくは1以上、より好ましくは7以上、更に好ましくは15以上、更に好ましくは50以上、更に好ましくは80以上、更に好ましくは100以上、更に好ましくは150以上、更に好ましくは200以上、更に好ましくは230以上、更に好ましくは280以上、更に好ましくは300以上であり、また、好ましくは2000以下、より好ましくは1500以下、更に好ましくは1000以下、更に好ましくは800以下、更に好ましくは750以下、更に好ましくは600以下である<1>〜<10>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<12> 好ましくは、更に成分(D)として、成分(A)以外のオルガノポリシロキサンを含有する<1>〜<11>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<13> 成分(D)が、好ましくはジメチルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン及びオキサゾリン変性シリコーンから選ばれる1種又は2種以上である<12>に記載の毛髪化粧料。
<14> 成分(D)の含有量が、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1.0質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3質量%以下である<12>又は<13>に記載の毛髪化粧料。
<15> 成分(A)に対する成分(D)の質量比率(D)/(A)が、好ましくは0.5以上、より好ましくは5以上、更に好ましくは15以上、更に好ましくは50以上、更に好ましくは100以上であり、また、好ましくは1000以下、より好ましくは500以下、更に好ましくは300以下、更に好ましくは200以下、更に好ましくは150以下である<12>〜<14>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<16> イオン交換水で20質量倍に希釈した場合のpHが、好ましくは2.0以上、より好ましくは2.5以上、更に好ましくは3.0以上であって、また、好ましくは6.0以下、より好ましくは5.5以下、更に好ましくは5.0以下、更に好ましくは4.5以下である<1>〜<15>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<17> 好ましくは、ヘアコンディショニング組成物である<1>〜<16>のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
<18> 好ましくは、毛髪に適用した後洗い流して使用される<17>に記載の毛髪化粧料。
合成例1 ポリシリコーン-28(成分(A)の一般式(1)で表されるオルガノポリシロキサングラフトポリマー)の合成
(1) ラジカル反応性オルガノポリシロキサンの合成
還流冷却管、温度計、窒素導入管、撹拌装置を取り付けたセパラブルフラスコに反応性官能基を有するオルガノポリシロキサンとして、側鎖一級アミノプロピル変性オルガノポリシロキサン(重量平均分子量30,000、単位質量当たりのアミノ基のモル数;1/2,030mol/g、東レ・ダウコーニング社製)を100g、N-アセチル-DL-ホモシステインチオラクトンを8g仕込んだ。窒素雰囲気下で、100℃に昇温し、3時間撹拌し、スルファニル基を有するラジカル反応性オルガノポリシロキサンを合成した。電位差滴定測定によりアミノ基の残存量を測定したところ、原料とした側鎖一級アミノイソプロピル変性オルガノポリシロキサンのアミノ基の99%がN-アセチル-DL-ホモシステインチオラクトンと反応していた(アミノ基転化率99%)。したがってラジカル反応性オルガノポリシロキサンの単位質量当たりのスルファニル基のモル数は1/2,210mol/gである。GPC測定により求めたラジカル反応性オルガノポリシロキサンの重量平均分子量(MWra)は、30,000であった。
(2) オルガノポリシロキサングラフトポリマーの合成
還流冷却器、温度計、窒素導入管、撹拌装置を取り付けたセパラブルフラスコにエタノール101.0gを仕込んだ。エタノールを窒素雰囲気下80℃の還流下で撹拌しながら、下記溶液(a)及び溶液(b)をそれぞれ別の滴下ロートに入れ、同時に1時間かけて滴下した。
溶液(a):N,N-ジメチルアクリルアミド(DMAAm)76.8g、N-tert-ブチルアクリルアミド(tBuAAm)19.2g、エタノール96.0gを混合した溶液。
溶液(b):前記(1)にて合成したラジカル反応性オルガノポリシロキサン 64.0g、2,2'-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)「V-65B」(和光純薬工業(株)製、アゾ系重合開始剤)0.03g、エタノール43.0gを混合した溶液。
滴下終了後、反応混合物を80℃で3時間撹拌したのち冷却した。反応時間は計4時間である。反応混合物から室温(25℃)、減圧下(20kPa)で4時間かけてエタノールを除去し、オルガノポリシロキサングラフトポリマーを含む混合物を白色固体として得た。後述の方法でスルファニル基の残存率を測定したところ、3%であった。
得られた混合物について後述する方法に従って、反応終了後のオルガノポリシロキサングラフトポリマーを含む混合物中における、オルガノポリシロキサングラフトポリマーに結合していない不飽和単量体由来の重合体の含有量を測定したところ、29質量%であった(なお、投入された不飽和単量体の総質量に対する、オルガノポリシロキサングラフトポリマーに結合していない不飽和単量体由来の重合体の割合は48質量%である)。オルガノポリシロキサンセグメント(a)と不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)との質量比(a)/(b)を前記数式(I)により算出したところ、56/44であった。また、後述する条件で測定した重量平均分子量(MWt)は63,000、グラフト点間分子量(MNg)は2210であった。また、不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)中、N,N-ジメチルアクリルアミド由来の繰り返し単位の比率は80質量%であった。
なお、このオルガノポリシロキサングラフトポリマーは、一般式(1)において、R1とR2が共にメチル基、R3が式(xii)(X31が−NHCO−で、R33が式(xv)で表されるアルキレン基)で表されるヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基、R4が水素原子、2つのR5が共にメチル基又は片方がtert-ブチル基でもう片方が水素原子であり、pが380、qが15、mが27のものである。
なお、合成例1で用いたラジカル反応性オルガノポリシロキサンの重量平均分子量(MWra)、及び合成例1によって得られたポリマーの重量平均分子量(MWt)は、以下の条件を用いてGPC測定を行うことにより求めた。
<GPC測定条件>
カラム:「K-804L」(東ソー(株)製)2つを直列につないで使用。
溶離液:1mMジメチルドデシルアミン/クロロホルム溶液
流量:1.0mL/min
カラム温度:40℃
検出器:RI
サンプル濃度及びサンプル量:5mg/mL,500μL
また、スルファニル基の残存率は以下の方法で求めた。
10mLのスクリュー管に、オルガノポリシロキサングラフトポリマーの50質量%エタノール溶液を0.6g、N-エチルマレイミド(シグマアルドリッチ製)の10質量%エタノール溶液を0.15g、エタノールを0.55g入れ、室温で2時間撹拌した。撹拌終了後、エタノール1gを加え、その溶液をガスクロマトグラフィーにて分析し、N-メチルマレイミド量を定量した。N-メチルマレイミドの消費率からスルファニル基の残存量を算出し、この値とスルファニル基変性オルガノポリシロキサンの単位質量当たりのスルファニル基のモル数から、スルファニル基の残存率を算出した。
また、反応終了後のオルガノポリシロキサングラフトポリマーに結合していない不飽和単量体由来の重合体の含有量の測定は以下のように行った。
重合反応終了後、溶媒を除去した後のオルガノポリシロキサングラフトポリマーを含む混合液中における該不飽和単量体由来の重合体の含有量(質量%)を液体クロマトグラフィにより測定した。測定条件を以下に示す。
[液体クロマトグラフィの測定条件]
検出器:紫外吸光光度計(測定波長:230nm)
カラム:ODSカラム「L-column ODS」(一般財団法人 化学物質評価研究機構製、サイズ:4.6×150mm、5μm)
カラム温度:30℃付近の一定温度
移動相A:2%リン酸水溶液、移動相B:2%リン酸エタノール溶液
流速:0.5mL/min
サンプル濃度とサンプル量:1〜2mg/mL、10.0μL
合成例2 ポリシリコーン-9の合成
硫酸ジエチル0.77g(0.005モル)と2-エチル-2-オキサゾリン12.9g(0.13モル)を脱水した酢酸エチル28gに溶解し、窒素雰囲気下8時間加熱還流し、末端反応性ポリ(N-プロピオニルエチレンイミン)を合成した。数平均分子量をGPCにより測定したところ、2700であった。ここに、側鎖一級アミノプロピル変性ポリジメチルシロキサン(重量平均分子量100,000、アミン当量20,000)100gの33%酢酸エチル溶液を一括して加え、10時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、N-プロピオニルエチレンイミン・ジメチルシロキサン共重合体を無色固体(108g、収率95%)として得た。最終生成物のオルガノポリシロキサンセグメントの含有率は88質量%、重量平均分子量は114,000であった。溶媒としてメタノールを使用した塩酸による中和滴定の結果アミノ基は残存していないことがわかった。
合成例2によって得られたポリシリコーン-9の重量平均分子量は、以下の条件を用いてGPC測定を行うことにより求めた。
<GPC測定条件>
カラム :Super HZ4000+Super HZ2000(東ソー株式会社製)
溶離液 :1mMトリエチルアミン/THF
流量 :0.35mL/min
カラム温度:40℃
検出器 :UV
サンプル :50μL
実施例1〜9、比較例1〜2
表1に示す組成のヘアコンディショナーを調製し、以下に示す方法に従って、各種評価を行った。
<pH測定方法>
pHは試料を精製水で20質量倍に希釈し、撹拌溶解した後、pH計(東亜ディーケーケー社製、HM-30R型)を用い、25℃にて測定した。
<官能評価方法>
(評価用毛束)
化学的処理履歴の無い日本人直毛で長さ20cm、幅6cm、重さ20gの毛束を作製した。この毛束を、40℃の流水中で30秒濡らした後、以下に処方を示すモデルシャンプー2.0gを塗布して泡立てた後、40℃の温水で30秒、毛束に指を通しながらすすぎ流した。その後、タオルで余分な水分を拭き取り、ドライヤー(キャン社製、Solis TYPE315、設定はhigh/very hot)で3分間乾燥させた後の毛束を評価に用いた。
(モデルシャンプーの組成)
(成分) (質量%)
ポリオキシエチレン(2.5)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 15.5
ラウリン酸ジエタノールアミド 2.28
エデト酸二ナトリウム 0.1
安息香酸ナトリウム 0.5
オキシベンゾン 0.03
リン酸 0.075
ジブチルヒドロキシトルエン 0.01
塩化ナトリウム 0.8
赤色106号 0.00012
香料 0.26
精製水 残量
(合計) 100
(処理方法)
評価用毛束を、40℃の流水中で30秒濡らした後、上記のモデルシャンプー2.0gを塗布して泡立てた後、40℃の温水で30秒、毛束に指を通しながらすすぎ流した。実施例及び比較例のヘアコンディショナー2.0gを塗付した後、40℃の温水で30秒、毛束に指を通しながらすすぎ流した。タオルで余分な水分を拭き取り、ドライヤー(キャン社製、Solis TYPE315、設定はhigh/very hot)で30秒指を通しながら乾かした。その後、タオルで余分な水分を拭き取り、ドライヤーで5秒に1回毛束の根元から毛先に指を通しながら3分間乾燥させた。
(すすぎ中の毛髪の滑らかさ)
上記処理における毛髪化粧料をすすぎ流している際の毛髪の滑らかさについて、7名のパネラーに「滑らかである」/「どちらともいえない」/「滑らかでない」のいずれであるのかを択一的に選択させた。「滑らかである」/「どちらともいえない」/「滑らかでない」と答えたパネラーの人数を順に示す。
(乾燥後の毛髪のまとまり)
乾燥後における毛髪のまとまりについて、7名のパネラーに「まとまっている」/「どちらともいえない」/「まとまっていない」のいずれであるのかを択一的に選択させた。「まとまっている」/「どちらともいえない」/「まとまっていない」と答えたパネラーの人数を順に示す。
<乾燥中の毛髪のクシ通り(コーミングフォース測定)>
(評価用毛束)
6cm×6cm角の範囲に200本/cm2の密度、生え角60°で、長さ25cmの日本人の化学処理履歴のない直毛を植毛した毛束を作製し、ブリーチ処理を1回行った毛束を評価に用いた。
ブリーチ処理は、花王社製リーゼプリティア泡ブリーチを1剤と2剤との混合比が1:2で混合したものを毛束に浴比1:1で塗布した後、ラップで毛束全体を密閉して、室温で20分間放置した後、40℃水道水で30秒すすぎ流すことにより行った。
(評価方法)
上記評価毛束を、40℃の流水中で30秒濡らした後、前記のモデルシャンプー2.0gで洗浄した後、40℃の温水で30秒、毛束に指を通しながらすすぎ流した。その後、実施例及び比較例の毛髪化粧料2.0gを塗付してなじませた後、40℃の温水で30秒、毛束に指を通しながらすすぎ流した。タオルで余分な水分を拭き取り、ドライヤー(キャン社製、Solis TYPE315、設定はhigh/very hot)で5秒に1回毛束の根元から毛先に指を通しながら乾かし、30秒に1回コーミングフォースを測定し、合計3回測定した結果の平均値を算出し、表1に示した。
1回のコーミングフォースの測定値は、歯の長さが2cm、3cm×10cm角の範囲に5mm間隔で合計75本の歯を有する樹脂製のブラシを用いて、速度25cm/秒で毛束の根元から毛先まで10回通した際の荷重をロードセル(NMB社製CB17-2K-11)で測定し、10回の平均値を算出した。
Figure 2017186286
*1:花王社製、ファーミンDM-E80
*2:花王社製、コータミンD-2345P
*3:花王社製、カルコール8098
*4:ジメチコン混合物:重量平均分子量400万:重量平均分子量5000=30:70(重量比)*5:モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン社製、シリコーンXS65-C0032
*6:東レ・ダウコーニング社製、SS-3588
*7:株式会社ダイセル社製、HECダイセル SE850K

Claims (9)

  1. 下記成分(A)、(B)及び(C)を含有する毛髪化粧料。
    (A) 主鎖としてオルガノポリシロキサンセグメント(a)を有し、側鎖として不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)を有するオルガノポリシロキサングラフトポリマーであって、前記の不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)中に、N,N-ジメチルアクリルアミド由来の繰返し単位を50質量%以上100質量%以下含有し、オルガノポリシロキサングラフトポリマー中におけるオルガノポリシロキサンセグメント(a)と不飽和単量体由来の重合体セグメント(b)の質量比(a)/(b)が10/90以上70/30以下である、オルガノポリシロキサングラフトポリマー
    (B) カチオン性界面活性剤
    (C) 高級アルコール
  2. 成分(A)に対する成分(B)と成分(C)の総量の質量比率[(B)+(C)]/(A)が、1以上2000以下である請求項1に記載の毛髪化粧料。
  3. 毛髪化粧料中の成分(A)の含有量が、0.001質量%以上2質量%以下である請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
  4. 更に成分(D)として、成分(A)以外のオルガノポリシロキサンを含有する請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
  5. 成分(A)に対する成分(D)の質量比率(D)/(A)が、0.5以上1000以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
  6. 成分(A)が、下記一般式(1)で表されるオルガノポリシロキサングラフトポリマーである請求項1〜5のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
    Figure 2017186286
    〔式中、
    1は同一でも異なってもよく、炭素数1〜8のアルキル基を示し、
    2は同一でも異なってもよく、水酸基又は炭素数1〜22の炭化水素基示し、
    3はヘテロ原子を含んでいてもよいアルキレン基を示し、
    4は水素原子又はメチル基を示し、
    5は同一でも異なってもよく、水素原子、又は水酸基、アミノ基若しくはモノ若しくはジC1-4アルキルアミノ基が置換していてもよい炭素数1〜8の炭化水素基を示し、
    pは50以上2000以下の数を示し、qは3以上50以下の数を示し、mは10以上100以下の数を示す。
    ただし、m個の繰り返し単位中、2つのR5が共にメチル基である繰り返し単位の比率が50質量%以上100質量%以下である。〕
  7. イオン交換水で20質量倍に希釈した場合のpHが2.0以上6.0以下である請求項1〜6のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
  8. ヘアコンディショニング組成物である請求項1〜7のいずれか1項に記載の毛髪化粧料。
  9. 毛髪に適用した後洗い流して使用される請求項8に記載の毛髪化粧料。
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