JP2013043849A - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Abstract

【課題】毛髪の水分保持力を高めながらも、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができ、かつ低湿度下でのパサツキ防止とうるおい感に優れた毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】25℃における動粘度が5,000〜20,000mm2/sのアミノ変性シリコーン、アミノポリエーテル変性シリコーン、25℃における動粘度が5,000,000〜30,000,000mm2/sのジメチルポリシロキサン、下記式(I)の脂肪酸アミドアミン及び炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールを含有する毛髪化粧料。
1−CO−NH−(CH2n−N(R22 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料に関し、詳しくは毛髪の水分保持力を高めながらも、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができ、かつ低湿度下でのパサツキ防止とうるおい感に優れた毛髪化粧料に関する。
女性のヘアスタイルは、流行に伴って求められる髪の仕上がりや感触も変化している。最近では、シャギーやレイヤーカットなどの毛先のボリュームを落としたヘアスタイルが一般的である。その一方で、カラーリングやパーマ等の施術により、しなやかでしっとりした仕上がり感のみならず、指どおり滑らかにボリュームが出る質感が求められている。さらに冬場の低湿度環境下においても、それらの機能が持続することが望まれている。従来のヘアリンスやヘアトリートメント等の毛髪化粧料においては、毛髪を柔軟にして櫛通りを良くする目的で、カチオン性界面活性剤やシリコーン等が配合されたり、しっとりとした感触を与えるために液状や固形状の油剤が配合されたりしている。しかし、これら従来の技術では、近年のヘアスタイルにおいて要求されているニーズを満足させることは困難であり、しっとりとした仕上がり感と使用時の指どおりの改善を両立することが課題であった。
これらの課題を解決する方法として、例えば、特定の脂肪酸アミドプロピルアミン誘導体と酸性アミノ酸を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献1参照。)、特定のアミドアミン化合物と特定のグリコールを組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献2参照。)、特定のアミドアミン、酸、高融点化合物、油性化合物及び水を特定量含み、さらにアミドアミンと酸のモル比を特定した四級アンモニウム化合物を実質的に含まないヘアコンディショニング組成物(例えば、特許文献3参照。)などや、特定のヒドロキシエーテルアミン化合物と、無機酸及び/又は有機酸と、高級アルコールと油性成分を組み合わせた毛髪用組成物(例えば、特許文献4参照。)などのように、毛髪に滑らかさや柔軟性を付与するヘアリンス組成物が提案されている。また本発明者らは、毛髪へうるおい感や滑らかさを付与することを目的として、ステアリルPGトリモニウムクロリドやベヘニルPGトリモニウムクロリドなどのヒドロキシエーテル型カチオンと、特定の高級アルコールと毛髪補修剤を組み合わせた毛髪化粧料(例えば、特許文献5参照。)を提案している。
また毛髪へ艶感や滑らかさを付与することを目的として、アミノ変性シリコーンを配合すること(例えば、特許文献6又は7参照。)が知られている。
また、アミノポリエーテル変性シリコーンを毛髪にツヤやまとまりを付与することを目的として毛髪化粧料に配合すること(例えば、特許文献8参照。)は知られているが、特定の25℃における動粘度の範囲にあるアミノ変性シリコーンと特定の脂肪酸アミドアミンとを組み合わせてヘアリンスに配合することによって、毛髪の水分保持力を高めてしなやかでしっとりとした仕上がりを与えることは知られていなかった。
特開平9−71515号公報 特開2000−53537号公報 特表2000−501430号公報 特開2004−323495号公報 特開2010−13405号公報 特開平1−203314号公報 特開平11−240822号公報 特開2010−100543号公報
本発明の目的は、毛髪の水分保持力を高めながらも、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができ、かつ低湿度下でのパサツキ防止とうるおい感に優れた毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者等は、本発明の目的を達成するために鋭意研究した結果、特定の動粘度範囲にあるアミノ変性シリコーンと、アミノポリエーテル変性シリコーンと、特定の動粘度範囲にあるジメチルポリシロキサンと、特定の脂肪酸アミドアミンと、特定の高級アルコールを組み合わせた毛髪化粧料が上記目的を達成できることを見出し、本発明を完成した。すなわち、本発明は下記(A)〜(E)成分を含有する毛髪化粧料である。
(A)25℃における動粘度が5,000〜20,000mm2/sの範囲にあるアミノ変性シリコーン
(B)アミノポリエーテル変性シリコーン
(C)25℃における動粘度が5,000,000〜30,000,000mm2/sの範囲にあるジメチルポリシロキサン
(D)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
1−CO−NH−(CH2n−N(R22 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
(E)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
本発明によれば、毛髪の水分保持力を高めながらも、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができ、かつ、低湿度下でのパサツキ防止とうるおい感に優れた毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の毛髪化粧料について詳細に説明する。
本発明の毛髪化粧料に配合される(A)25℃における動粘度が5,000〜20,000mm2/sの範囲にあるアミノ変性シリコーンとしては、例えば、アミノエチルアミノプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体、アミノエチルアミノイソブチルメチルシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体、アミノエチルアミノイソプロピルメチルシロキサンとジメチルシロキサンの共重合体等が挙げられる。この共重合体は、表示名称アモジメチコン(例えば、「日本化粧品表示名称辞典第2版」薬事日報社、を参照。)として知られた成分である。
本発明では、25℃における動粘度が5,000〜20,000mm2/sの範囲にあるアミノ変性シリコーンの配合量は特に限定されるものではないが、毛髪化粧料全体に対して0.01〜5質量%(以下、単に%と示す。)が好ましく、特に0.02〜3%が好ましい。この配合量の範囲であれば毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に配合される(B)アミノポリエーテル変性シリコーンはアミノ変性ポリシロキサン鎖とポリオキシアルキレン鎖とのブロック共重合体である。このようなア
ミノポリエーテル変性シリコーンとしては、市販品を用いることができ、例えばアミノ・ポリエーテル変性直鎖ABnタイプであるSILSTYLE104、201、401(東レ・ダウコーニング社製)が特に好ましい。
本発明では、アミノポリエーテル変性シリコーンの配合量は特に限定されるものではないが、毛髪化粧料全体に対して0.05〜3%が好ましく、特に0.1〜2%が好ましい。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に配合される(C)25℃における動粘度が5,000,000〜30,000,000mm2/sの範囲にあるジメチルポリシロキサンの配合量は特に限定されるものではないが、毛髪化粧料全体に対して0.5〜10%が好ましく、特に1〜5%が好ましい。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明のヘアリンス組成物に配合される(D)脂肪酸アミドアミンは、例えば、下記一般式(I)
1−CO−NH−(CH2n−N(R22 ・・・(I)
(式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)で表される。具体例を示すと、ラウリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジメチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノエチルアミド、オレイン酸ジエチルアミノエチルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノエチルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ラウリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプロピルアミド、オレイン酸ジエチルアミノプロピルアミド、ヤシ脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、パーム脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、牛脂脂肪酸ジエチルアミノプロピルアミド、イソステアリン酸ジエチルアミノプロピルアミド等の脂肪酸アミドアミンが挙げられる。これらの中でもR1が炭素数17〜21、R2がメチル基、nが3の整数であるベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミドが特に好ましい。本発明では、これらの脂肪酸アミドアミンの中から1種又は2種以上を任意に用いることができ、その配合量は、好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは、0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に配合される(E)炭素数14〜22の長鎖のアルキル基を有する高級アルコールは、好ましいものとしては、炭素数16〜22の長鎖高級アルコール、例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールである。これらの高級アルコールは1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その配合量は、好ましくは1〜20%、更に好ましくは、3〜10%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時の指どおりを改善し、しなやかでしっとりとした仕上がり感を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料に配合される(F)ベヘニルPGトリモニウムクロリドはヒドロキシエーテル型カチオン系界面活性剤であり、その配合量は、好ましくは0.1〜10%、更に好ましくは、0.5〜5%の範囲である。この配合量の範囲であれば、毛髪に対して、使用時のぬめり感や乾燥後のうるおい効果を与えることができるため好ましい。
本発明の毛髪化粧料は、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアパック、ヘアクリーム、リーブオントリートメント等に用いることができる。また本発明の毛髪化粧料は、常法により製造することができる。
また、本発明の毛髪化粧料には、上記成分以外にも、効果を損なわない範囲で公知の成分を適宜配合することができる。公知の成分としては、例えば、ラウリル硫酸塩、ポリオキシエチレンラウリルーテル硫酸塩、ラウリルベンゼンスルホン酸塩、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等のアニオン性界面活性剤;2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾニウムベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油アルキルN−カルボキシエチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインナトリウム等の両性界面活性剤:ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤;カチオン化セルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリ(塩化ジアリルジメチルアンモニウム)、高重合ポリエチレングリコール等の高分子化合物;グリセリン、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジプロピレングリコール等の湿潤剤;ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸;ミリスチン酸イソプロピル等のエステル油;流動イソパラフィン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ジメチルポリシロキサン、高重合シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等のシリコーン類;ジンクピリチオン、塩化ベンザルコニウム等の抗フケ成分;エタノール、メタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール等の低級アルコール;L−アスパラギン酸、L−アスパラギン酸ナトリウム、DL−アラニン、L−アルギニン、グリシン、L−グルタミン酸、L−システイン、Lスレオニン等のアミノ酸;その他紫外線吸収剤、防腐剤、糖類、香料、色剤、金属イオン封鎖剤、酸化防止剤、各種薬剤等が挙げられる。
次に本発明の毛髪化粧料について実施例を用いて詳細に説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。実施例に先立ち、各実施例で採用した試験法、評価法を説明する。
(1)毛髪の水分保持力試験法
各試料で処理した毛束を、温度25℃、湿度90%の条件下で24時間放置後、その質量を測定する。その後、温度25℃、湿度30%の条件下で24時間放置後、質量を測定し、湿度90%の条件下での質量を1としたときの相対値を求め、水分保持力とする。値が大きいほど水分保持力が高いことを示す。
(2)使用時の感触試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用時の指通りについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
(3)使用後の毛髪の仕上がり感試験法
20名のパネルが試料を使用し、使用後の毛髪のしっとり感、しなやかさについて「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
(4)低湿度環境でのパサツキのなさ、うるおい感
市販の黒色毛髪(10g,15cm、ビューラックス社製)を10%濃度のポリオキシエチレン(2E.O.)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム2gでシャンプー洗浄し、湯で充分に洗い流した。その後、本発明の毛髪化粧料2gを塗布し、湯で充分に洗い流し、タオルドライを行い、25℃湿度60%の環境下において6時間乾燥させた。次に、低湿度環境下(25℃湿度30%)に12時間放置し、パサツキのなさ及びうるおい感の項目について、20名のパネルにより「良い」、「普通」、「悪い」の3段階で判定し、判定結果を「良い」と回答した人数により判断した。
判断基準は以下の通りである。
◎:大変優れている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が16名以上
○:優れている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が11〜15名
△:劣っている ・・・「良い」と答えた試験対象者の数が6〜10名
×:大変劣っている・・・「良い」と答えた試験対象者の数が5名以下
実施例1〜4及び比較例1〜8(毛髪化粧料)
表1に記載の配合組成による毛髪化粧料を調製し、毛髪の水分保持力、使用時の感触(指通り)、使用後の仕上がり感(しっとり感、しなやかさ)、低湿度下でのパサツキのなさ、うるおい感について調べ、その結果を表1に示した。なお、以下の実施例の組成における配合量は質量%である。
Figure 2013043849
表1より明らかなように、本発明の成分を用いた実施例1〜4の毛髪化粧料は比較例1〜8の組成物に比べていずれも優れた性能を見出した。
以下、本発明の毛髪化粧料のその他の処方例を実施例として挙げる。なお、これらの実施例の毛髪化粧料についても、上記の毛髪の水分保持力、使用時の感触(指通り)、使用後の仕上がり感(しっとり感、しなやかさ)、低湿度下でのパサツキのなさ、うるおい感の各項目を検討したところ、いずれの実施例においても、優れた特性を有しており良好であった。
実施例5(ヘアコンディショナー)
配合量(%)(1)ステアリルアルコール 5.5
(2)ベヘニルアルコール 0.5
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.5
(4)乳酸 0.5
(5)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(6)ジメチルポリシロキサン(1500万mm2 /s) 1.0
(7)ジメチルポリシロキサン(300mm2 /s) 3.0
(8)アミノ変性シリコーン(10000mm2 /s) 0.5
(9)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.1
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社製)
(10)メチルフェニルポリシロキサン 0.1
(11)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(12)パラフィン 1.0
(13)PEG−80水添ヒマシ油 0.5
(14)セテス−6 0.5
(15)ローズヒップ油 0.1
(16)グレープシード油 0.1
(17)ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル) 0.1
(18)アミノエチルアミノプロピルシロキサン
・ジメチルシロキサン共重合体乳化重合エマルジョン 2.0
(SM8904、東レダウコーニング社製)
(19)プロピレングリコール 0.5
(20)ソルビトール 2.0
(21)グリセリン 0.5
(22)グリコシルトレハロース 1.0
(23)メチルパラベン 0.1
(24)桃葉エキス 0.5
(25)海藻エキス 0.1
(26)セリシン 0.1
(27)アロエベラ葉エキス 0.1
(28)D−パントテニルアルコール 0.1
(29)加水分解コラーゲン液 0.5
(30)ヒアルロン酸ナトリウム 0.1
(31)シルクエキス 0.5
(32)加水分解コムギ 0.1
(33)L−アルギニン 0.1
(34)グルタミン酸ナトリウム 0.5
(35)L−プロリン 0.1
(36)ポリクオタニウムー64 0.1
(37)加水分解カラスムギタンパク 0.2
(38)海水 0.5
(39)フェノキシエタノール 0.3
(40)香料 0.5
(41)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(17)を80℃にて均一に混合溶解し、80℃に加温した(41)に(19)〜(23)を分散したものをプロペラで攪拌しながら加え、乳化を行う。徐々に冷却を行い、60℃にて(18)、(24)〜(40)を添加し、室温まで冷却して、ヘアコンディショナーを調製した。
実施例6 ヘアトリートメント
配合量(%)(1)セトステアリルアルコール 7.0
(2)ベヘニルアルコール 3.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0
(4)ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(5)べヘニルPGトリモニウムクロリド 2.0
(6)ジメチルポリシロキサン(100mm2 /s) 5.0
(7)ジメチルポリシロキサン(500万mm2 /s) 1.0
(8)アミノ変性シリコーン(10000mm2 /s) 0.5
(9)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.4
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社製)
(10)メチルフェニルポリシロキサン 0.4
(11)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(12)アジピン酸ジグリセリル混合脂肪酸エステル 1.0
(混合脂肪酸:カプリル酸、カプリン酸、イソステアリン酸、
ステアリン酸、ヒドロキシステアリン酸)
(13)セバシン酸ジエチル 1.0
(14)ジステリン酸ペンタエリスリチル 2.0
(15)乳酸 1.0
(16)パラフィン 1.0
(17)白色ワセリン 1.0
(18)N−アセチルグルコサミン 1.0
(19)1,3−ブチレングリコール 1.0
(20)ソルビトール液 2.0
(21)グリコシルトレハロース 1.0
(22)グリセリン 1.0
(23)プロピレングリコール 1.0
(24)ジプロピレングリコール 1.0
(25)ヒドロキシエチルセルロース 1.0
(26)アミノ変性シリコーン(900mm2 /s)エマルジョン 5.0
(シリコーン純分60%を有するアミノ変性シリコーン
/ジメチルポリシロキサン(100000mm2/s)
=1/10の機械的エマルジョン)
(27)ムクロジエキス 0.1
(28)ヒオウギエキス 0.1
(29)ツバキエキス 0.1
(30)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(31)コメヌカエキス 0.1
(32)コメ胚芽油 0.1
(33)ゴマ油 0.5
(34)加水分解コメタンパク 0.5
(35)加水分解ダイズタンパク 0.1
(36)防腐剤(ケーソンCG) 0.1
(37)フェノキシエタノール 0.2
(38)香料 0.7
(39)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(17)を80℃にて均一に混合溶解し油相とする。(18)〜(25)及び(39)を80℃にて均一に混合攪拌し水相とする。水相に油相を加えて乳化したのち、ホモミキサーを用いて均一に混合する。混合しながら徐々に冷却を行い、60℃にて(26)〜(38)を添加し、室温まで冷却して、ヘアトリートメントを調製した。
実施例7 ヘアパック
配合量(%)(1)ベヘニルアルコール 3.0
(2)ステアリルアルコール 7.0
(3)ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミド 2.0
(4)エルカ酸ジメチルアミノプロピルアミド 0.5
(5)べヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
(6)コメヌカ油脂肪酸フィトステリル 1.0
(7)クオタニウム−80 0.5
(アビルコート3474、エボニック社製)
(8)ジメチルポリシロキサン(20mm2 /s) 5.0
(9)ジメチルポリシロキサン(2500万mm2 /s) 0.5
(10)アミノ変性シリコーン(10000mm2 /s) 0.5
(11)アミノポリエーテル変性シリコーン 0.6
(SILSTYLE104、東レ・ダウコーニング社製)
(12)メチルフェニルポリシロキサン 0.6
(13)セバシン酸ジエチル 1.0
(14)コハク酸ジエチルヘキシル 1.0
(15)パルミチン酸オクチル 2.0
(16)ジカプリン酸ネオペンチルグリコール 2.0
(17)ジステアリン酸ペンタエリスリチル 1.0
(18)乳酸 1.0
(19)N−アセチルグルコサミン 0.5
(20)ヒドロキシエチルウレア 1.0
(21)プロピレングリコール 3.0
(22)ジグリセリン 1.0
(23)グリコシルトレハロース 3.0
(24)ジメチコン水性エマルジョン 3.0
(シリコンKM−910、信越化学工業社製)
(25)ジメチコノール水性エマルジョン 3.0
(シリコンXS65−C2173、モメンティブ社製)
(26)アミノ変性シリコーンエマルジョン(900mm2 /s) 3.0
(シリコーン純分を20%有する機械乳化マイクロエマルジョン)
(27)メチルパラベン 0.2
(28)フェノキシエタノール 0.2
(29)ムクロジエキス 0.5
(30)ヒオウギエキス 0.1
(31)ツバキエキス 0.1
(32)黒米エキス(商品名:黒米エキス−PC〔オリザ油化製〕) 0.1
(33)コメヌカエキス 0.1
(34)コメ胚芽油 0.1
(35)加水分解コメタンパク 0.5
(36)香料 0.6
(37)精製水 全量を100とする
(製法)(1)〜(18)を80℃にて均一に混合溶解させ、(19)〜(27)及び(37)を60℃にて混合したものを加えて乳化し、ホモミキサーで混合分散を行いながら、50℃で(28)〜(36)を加えて、室温まで冷却して、ヘアパックを調製した。

Claims (2)

  1. 下記(A)〜(E)成分を含有することを特徴とする毛髪化粧料。
    (A)25℃における動粘度が5,000〜20,000mm2/sの範囲にあるアミノ変性シリコーン
    (B)アミノポリエーテル変性シリコーン
    (C)25℃における動粘度が5,000,000〜30,000,000mm2/sの範囲にあるジメチルポリシロキサン
    (D)下記一般式(I)で表される脂肪酸アミドアミン
    1−CO−NH−(CH2n−N(R22 ・・・(I)
    (式中、R1は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R2は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
    (E)炭素数14〜24の長鎖のアルキル基を有する高級アルコール
  2. 更に、(F)ベヘニルPGトリモニウムクロリドを含有する請求項1記載の毛髪化粧料
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