JP2017184411A - ワイヤレス給電装置、ワイヤレス受電装置およびワイヤレス電力伝送システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワイヤレス給電装置1は、ワイヤレス受電装置2にワイヤレスで電力を送信する給電コイルL1と、ワイヤレス受電装置2の共鳴周波数で駆動するためのパルス電力を給電コイルL1に出力する駆動回路12と、ワイヤレス受電装置2に生じた整流電圧Vaに係る整流電圧情報を、無線通信路を介して受信する第1の無線モジュールM1と、第1の無線モジュールM1が受信した整流電圧情報に基づき、ゲート信号G1〜G4を生成して駆動回路12を制御する制御回路11とを備える。
【選択図】図1
Description
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
図1は、本実施形態におけるワイヤレス電力伝送システムSの概略を示す構成図である。
ワイヤレス電力伝送システムSは、ワイヤレス給電装置1がワイヤレス受電装置2に対して磁界結合により電力を伝送するシステムである。以下、給電側と受電側それぞれの構成について説明する。
駆動回路12は、例えばPMOS(Q1,Q2)とNMOS(Q3,Q4)で構成されたフルブリッジ回路であり、ワイヤレス受電装置2側の共鳴周波数で駆動するためのパルス電力を給電コイルL1に出力する。この駆動回路12は、直流電源18に接続されており、直流電圧Vdcが印加されて動作する。給電コイルL1は、ワイヤレス受電装置2にワイヤレスで電力を送信する。なお、駆動回路12は、全てNMOSで構成してもよい。
なお、無線信号送受信回路16と無線信号送受信回路26との間の通信は、電波通信に限られず、可視光通信や赤外線通信や超音波通信などの無線通信であってもよく、限定されない。
整流回路22は、入力された交流を直流に整流するダイオードブリッジDBと、整流した電圧を平滑化する整流コンデンサC2とを含んで構成される。これにより整流電圧Vaの電力が出力され、DC/DCコンバータ23、整流電圧検出回路24、レギュレータRe2に供給される。2次側電源部28は、共鳴回路21と整流回路22を含んで構成される。
無線信号送受信回路26は、ワイヤレス給電装置1との間で無線通信路を介して信号を送受信する機能を有する。信号情報処理回路27は、例えば記憶部と処理装置とを備えたマイクロコンピュータであり、不図示の受電制御プログラムを実行してDC/DCコンバータ23を制御する。更に信号情報処理回路27は、検出電圧V3を計測して検出信号(整流電圧情報)Svを生成し、この検出信号Svを無線信号送受信回路26によってワイヤレス給電装置1に送信する。更に信号情報処理回路27は、制御信号S4をDC/DCコンバータ23に出力して、このDC/DCコンバータ23を起動または停止させる。
整流電圧検出回路24は、分圧抵抗R3,R4を含んで構成され、整流電圧Vaを分圧した検出電圧V3を、第2の無線モジュールM2の信号情報処理回路27に印加する。
制御回路11は、レギュレータ111、オペアンプ112,113、比較器114、ロジック回路115、発振回路116を含んで構成される。この制御回路11は、電源端子VDC、グランド端子GND、定電圧Vregを出力する定電圧端子VREGと、入力側の端子FB1,FB2および端子SDと、出力側の端子G1,G2,G3,G4と、を含んでいる。
電源端子VDCには直流電圧Vdcが印加され、グランド端子GNDはグランドに接続される。
オペアンプ113と抵抗R7とは、端子FB2に第1の無線モジュールM1の信号情報処理回路17から制御信号S1が入力されたとき、基準電圧Vref2と制御信号S1の電位差に応じた出力信号S1Cを出力する。
ロジック回路115は、入力側に比較器114の出力端子と、三角波信号Stと、端子SDとが接続され、出力側にゲート信号の出力端子が接続される。このロジック回路115は、三角波信号Stの上限ピーク、下限ピークと比較器114から入力されたパルス信号の立ち下がりからゲート信号G1,G2とゲート信号G3,G4とをそれぞれ生成する。ロジック回路115は、端子SDに第1の無線モジュールM1の信号情報処理回路17から制御信号S3が入力されると、ゲート信号G1〜G4の出力動作を停止する。
発振回路116は、抵抗R5とコンデンサC3に接続されて発振し、三角波を出力する。
図3(a)は、発振回路116から出力されて比較器114の非反転入力端子に入力される三角波信号Stの波形である。三角波信号Stは常に、周期T0でランプ波形を繰り返す。この周期T0は、2倍して、その逆数を計算すると受電側の共鳴周波数となるように設定されている。図3(a)の横軸方向の最も細かい破線は、起動直後におけるオペアンプ112の出力信号SsCの電圧を示している。この出力信号SsCの電圧は、比較器114の反転入力端子に印加される。このとき、整流回路22から出力される整流電圧Vaは、第1の所定電圧Va1(例えば、5V)となる。
横軸方向の最も粗い破線は、負荷が重い場合のオペアンプ113の出力信号S1Cbの電圧を示している。この出力信号S1Cbの電圧は、比較器114の反転入力端子に印加される。このとき、整流回路22から出力される整流電圧Vaは、第2の所定電圧Va2(例えば、12V)となる。
細かい破線は、起動直後におけるゲート信号G1を示している。粗い破線は、例えば負荷が軽い場合のゲート信号G1を示している。実線は、負荷が重い場合のゲート信号G1を示している。三角波信号Stの上限ピークの2回の1回ごとにゲート信号G1が立ち上がり、三角波信号Stが比較器114の反転入力端子の電圧を超えた所定時間経過後にゲート信号G1が立ち下がる。このゲート信号G1がLowレベルのときに、PMOS(Q1)がオンする。
細かい破線は、起動直後におけるゲート信号G2を示している。粗い破線は、例えば負荷が軽い場合のゲート信号G2を示している。実線は、負荷が重い場合のゲート信号G2を示している。三角波信号Stの上限ピークの2回の1回ごとにゲート信号G2が立ち上がり、三角波信号Stが比較器114の反転入力端子の電圧を超えた所定時間経過後にゲート信号G2が立ち下がる。このゲート信号G2がLowレベルのときに、PMOS(Q2)がオンする。
細かい破線は、起動直後におけるゲート信号G3を示している。粗い破線は、例えば負荷が軽い場合のゲート信号G3を示している。実線は、負荷が重い場合のゲート信号G3を示している。このゲート信号G3は、ゲート信号G1と同様である。三角波信号Stの下限ピークの2回の1回ごとにゲート信号G3が立ち上がり、三角波信号Stが比較器114の反転入力端子の電圧を超えたときにゲート信号G3が立ち下がる。このゲート信号G3がHighレベルのときに、NMOS(Q3)がオンする。
細かい破線は、起動直後におけるゲート信号G4を示している。粗い破線は、例えば負荷が軽い場合のゲート信号G4を示している。実線は、負荷が重い場合のゲート信号G4を示している。このゲート信号G4は、ゲート信号G2と同様である。三角波信号Stのピークの2回の1回ごとにゲート信号G4が立ち上がり、三角波信号Stが比較器114の反転入力端子の電圧を超えたときにゲート信号G4が立ち下がる。このゲート信号G4がHighレベルのときに、NMOS(Q4)がオンする。
このコイル電圧Vlは、正のパルスと零電圧と負のパルスとが周期的に繰り返す波形である。細かい破線は、起動直後におけるコイル電圧Vlを示している。粗い破線は、例えば負荷が軽い場合のコイル電圧Vlを示している。実線は、負荷が重い場合のコイル電圧Vlを示している。ゲート信号G1がLowレベルでゲート信号G4がHighレベルならばコイル電圧Vlは正のパルス、ゲート信号G2がLowレベルでゲート信号G3がHighレベルならばコイル電圧Vlは負のパルスとなる。
粗い破線は、例えば負荷が軽い場合のコイル電圧Vlを示している。コイル電圧Vlは、正のパルスを期間T3に亘って出力したのち零電圧となり、負のパルスを期間T4に亘って出力したのち零電圧となり、これを繰り返す。期間T3と期間T4とは等しい。
図3(f)に示すようにコイル電圧Vlの波形は、正のパルスと負のパルスとが対称性(シンメトリー)を保って出力されている。これにより、受電側の共鳴回路21に生じる共鳴電圧に対称性を持たせることができる。
図4は、第1の無線モジュールM1と第2の無線モジュールM2の通信設定までの動作を示すフローチャートであり、図5は、電力調整の動作を示すフローチャートである。図6は、出力電圧異常時の動作を示すフローチャートであり、図7は、無線モジュール間の通信路確立エラー時の動作を示すフローチャートであり、図8は、DC/DCコンバータ23の制御動作を示すフローチャートである。
次いで第1の無線モジュールM1と第2の無線モジュールM2とは、両者間の通信設定を行い(ステップS18)、以降は図5に示す電力調整を行う。
ステップS15にて2次側電源部28が整流電圧Vaの電力を供給するので、ワイヤレス受電装置2の第2の無線モジュールM2には、整流電圧Vaを分圧抵抗R3,R4で分圧した検出電圧V3が印加されている。第2の無線モジュールM2は、この検出電圧V3を計測し、整流電圧Vaに係る整流電圧情報である検出信号Svを生成し、この検出信号Svを無線通信路により送信する(ステップS20)。
この検出信号Svを、ワイヤレス給電装置1の第1の無線モジュールM1が無線通信路を介して受信したならば(ステップS21→Yes)、制御信号(第2の制御信号)S2を初期電圧設定解除回路15に出力する(ステップS22)。これにより初期電圧制御回路13は、動作を停止する(ステップS23)。同時に第1の無線モジュールM1は、この検出信号Svに基づく制御信号(第1の制御信号)S1を、制御回路11に出力する(ステップS24)。
ワイヤレス受電装置2の第2の無線モジュールM2は、検出信号Svにより、整流電圧Vaが第2の所定電圧Va2の近傍の値であるか否かを判定する(ステップS40)。第2の無線モジュールM2は、整流電圧Vaが第2の所定電圧Va2を所定値以上超えるか(例えば、24V以上)、または第2の所定電圧Va2の所定値未満(例えば、5V未満)ならば出力電圧が異常状態であると判定し、この状態が所定時間に亘って継続するか否かを判定する(ステップS41)。
第2の所定電圧Va2を所定値以上超えるか、または第2の所定電圧Va2の所定値未満の状態が所定時間に亘って継続した場合(ステップS41→Yes)、第2の無線モジュールM2は、出力エラー信号を第1の無線モジュールM1に送信する(ステップS42)。第1の無線モジュールM1は、この出力エラー信号を受信すると(ステップS43)、制御回路11の端子SDに制御信号S3を出力する(ステップS44)。これにより制御回路11はシャットダウンし(ステップS45)、ワイヤレス給電装置1は、電力の伝送を停止する。
ワイヤレス給電装置1の第1の無線モジュールM1は、所定時間が経過していないならば(ステップS50→No)、この判定を繰り返し、所定時間が経過したならば(ステップS50→Yes)、制御回路11の端子SDに制御信号S3を出力する(ステップS51)。これにより制御回路11はシャットダウンし(ステップS52)、ワイヤレス給電装置1は、電力の伝送を停止する。
ワイヤレス給電装置1の第1の無線モジュールM1は、例えば不図示の上位装置などの指示を受けて、DC/DCコンバータ23の起動信号または停止信号を送信する(ステップS60)。
この起動信号または停止信号を、ワイヤレス受電装置2の第2の無線モジュールM2が受信すると(ステップS61)、DC/DCコンバータ23に対して起動/停止を指示する制御信号S4を出力する(ステップS62)。これによりDC/DCコンバータ23は、起動または停止を行う(ステップS63)。
受電側共鳴のみの磁界結合型のワイヤレス電力伝送システムSが起動し、直流電源18が、レギュレータRe1、制御回路11などに対して直流電圧Vdcの電力の供給を開始する(シーケンスQ10)。これにより、制御回路11は動作を開始し(シーケンスQ11)、レギュレータRe1は、直流電圧Vdcを駆動電圧V1に変換して、第1の無線モジュールM1に供給し(シーケンスQ12)、第1の無線モジュールM1を起動させる(シーケンスQ13)。制御回路11は、定電圧Vregの電力を生成して初期電圧制御回路13に供給する。初期電圧制御回路13は、初期電圧設定回路14の分圧抵抗R1,R2で分圧した電圧を初期駆動制御信号Ssとして、制御回路11の端子FB1に印加する(シーケンスQ14)。この初期駆動制御信号Ssは、ワイヤレス受電装置2の2次側電源部28から出力される整流電圧Vaが第1の所定電圧Va1(例えば、5V)となるように予め設定されている。
整流電圧検出回路24は、整流電圧Vaを分圧抵抗R3,R4で分圧した検出電圧V3を生成する。この検出電圧V3は、第2の無線モジュールM2の信号情報処理回路27(マイコン)によって計測されて検出信号Svが生成される(シーケンスQ21)。第2の無線モジュールM2は、整流電圧Vaに係る整流電圧情報である検出信号Svをフィードバック信号として、第1の無線モジュールM1に送信する(シーケンスQ22)。
同時に第1の無線モジュールM1は、検出信号Svに基づく制御信号S1を生成し、この制御信号S1を制御回路11の端子FB2に出力(フィードバック)する(シーケンスQ25)。制御回路11は、制御信号S1と基準電圧Vref2との比較結果で決定したパルス幅(オンデューティ)の矩形波を出力して駆動回路12を制御する(シーケンスQ26)。フルブリッジ構成の駆動回路12は、給電コイルL1を受電側の共鳴周波数の矩形波で駆動し、電力を伝送する(シーケンスQ27)。この共鳴周波数は、例えば100kHzである。
以降は、シーケンスQ25〜Q30の処理が繰り返されて、整流電圧Vaは第2の所定電圧Va2(例えは、12V)に収束する。
ワイヤレス電力伝送システムSの起動の際、上位装置3は、第1の無線モジュールM1にDC/DCコンバータ23の起動信号を送信する(シーケンスQ40)。
この第1の無線モジュールM1は、ワイヤレス受電装置2の第2の無線モジュールM2にDC/DCコンバータ23の停止信号を転送する(シーケンスQ51)。第2の無線モジュールM2は、制御信号S4をDC/DCコンバータ23に出力して(シーケンスQ52)、このDC/DCコンバータ23を停止させる(シーケンスQ53)。
また、給電側の直流電圧Vdcをオフすることで、ワイヤレス給電装置1を一方的に停止してもよい。
第1の無線モジュールM1は、第2の無線モジュールM2と相互通信状態に設定して、通信路を確立しようとする(シーケンスQ60)。
その後、第1の無線モジュールM1は、通信路が確立しないタイムアウトを検知する(シーケンスQ61)と、第1の無線モジュールM1は、制御回路11の端子SDに制御信号S3を出力する(シーケンスQ62)。これにより制御回路11は動作を停止し(シーケンスQ63)、ワイヤレス給電装置1は、電力の伝送を停止する。これにより、ワイヤレス電力伝送システムSを停止させることができる。
なお、第1の無線モジュールM1と第2の無線モジュールM2との無線通信路が確立後、何らかの要因で無線通信路が遮断された場合、第1の無線モジュールM1は、上記と同様に、制御回路11の端子SDに制御信号S3を出力して、ワイヤレス電力伝送システムSを停止させることができる。
第2の無線モジュールM2は、整流電圧Vaのエラーを検知し(シーケンスQ71)、エラー信号を第1の無線モジュールM1に送信する(シーケンスQ72)。第1の無線モジュールM1は、このエラー信号を受けて、制御回路11の端子SDに制御信号S3を出力する(シーケンスQ73)。これにより制御回路11は動作を停止し(シーケンスQ74)、ワイヤレス給電装置1は、電力の伝送を停止する。これにより、例えば、ワイヤレス給電装置1とワイヤレス受電装置2とが想定以上に離された際、ワイヤレス電力伝送システムSを停止させることができる。
本発明は、上記実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更実施が可能であり、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a) ワイヤレス受電装置2にDC/DCコンバータ23は必須ではなく、負荷29が直接に接続されていてもよい。
(b) ワイヤレス給電装置1の上位装置3から制御する対象は、DC/DCコンバータ23に限られず、例えば負荷29を制御してもよい。
(c) ワイヤレス給電装置1とワイヤレス受電装置2との間の無線通信は、電波通信に限定されず、適切な無線通信路を確立できれば、例えば赤外線通信、可視光通信、超音波通信などの無線方式であってもよく、限定されない。
(d) フィードバック制御は、図5に示した比例制御(古典制御)に限定されず、PI制御やPID制御などの古典制御、または現代制御であってもよく、限定されない。
1 ワイヤレス給電装置
11 制御回路
111 レギュレータ
112,113 オペアンプ
114 比較器
115 ロジック回路
116 発振器
12 駆動回路
13 初期電圧制御回路
14 初期電圧設定回路
15 初期電圧設定解除回路
M1 第1の無線モジュール
16 無線信号送受信回路
17 信号情報処理回路
18 直流電源
L1 給電コイル
Re1 レギュレータ
G1〜G4 ゲート信号
2 ワイヤレス受電装置
21 共鳴回路
L2 受電コイル
C1 共鳴コンデンサ
22 整流回路
DB ダイオードブリッジ
C2 整流コンデンサ
23 DC/DCコンバータ(直流変換回路;負荷の一例)
24 整流電圧検出回路
M2 第2の無線モジュール
26 無線信号送受信回路
27 信号情報処理回路
28 2次側電源部
29 負荷
Re2 レギュレータ
S1 制御信号(第1の制御信号)
S2 制御信号(第2の制御信号)
S3 制御信号(第3の制御信号)
S4 制御信号(第4の制御信号)
Va 整流電圧
Va1 第1の所定電圧
Va2 第2の所定電圧
Vout 出力電圧
V1,V2 駆動電圧
V3 検出電圧
Ss 初期駆動制御信号
St 三角波信号
SsC 出力信号
S1C 出力信号
S1Ca 出力信号
S1Cb 出力信号
Sv 検出信号(整流電圧情報)
Claims (18)
- 受電装置にワイヤレスで電力を送信する給電コイルと、
前記受電装置の共鳴周波数で駆動するためのパルス電力を前記給電コイルに出力する駆動回路と、
前記受電装置に生じた整流電圧に係る整流電圧情報を、無線通信路を介して受信する第1の無線モジュールと、
前記第1の無線モジュールが受信した前記整流電圧情報に基づき、駆動制御信号を生成して前記駆動回路を制御する制御回路と、
を備えることを特徴とするワイヤレス給電装置。 - 前記駆動回路は、フルブリッジ回路であって、前記給電コイルに前記パルス電力を印加してパルス駆動し、
前記制御回路は、前記整流電圧情報に基づき、前記パルス電力のオンデューティを可変制御する、
ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤレス給電装置。 - 前記駆動回路のハイサイドスイッチング素子同士およびローサイドスイッチング素子同士のゲート信号のパルス幅は等しい、
ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤレス給電装置。 - 直流電源から直流電圧が印加されたときに、前記整流電圧が、前記受電装置が備える第2の無線モジュールが動作可能な第1の所定電圧となるための初期電圧制御信号を生成して前記制御回路に出力する初期電圧制御回路を備え、
前記制御回路は、前記初期電圧制御信号に基づいて、前記整流電圧が前記第1の所定電圧となるように前記駆動制御信号を生成する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のワイヤレス給電装置。 - 前記直流電源から印加された前記直流電圧を第1の駆動電圧に変換し、当該第1の駆動電圧を前記第1の無線モジュールに供給する第1のレギュレータを備える、
ことを特徴とする請求項4に記載のワイヤレス給電装置。 - 前記受電装置は、前記第1の所定電圧よりも高い第2の所定電圧が印加されて動作する負荷を備えており、
前記制御回路は、前記整流電圧が前記第1の所定電圧に設定された後、前記整流電圧情報に基づき、前記受電装置に生じた前記整流電圧が、前記第2の所定電圧となるように前記駆動回路を制御する、
ことを特徴とする請求項4に記載のワイヤレス給電装置。 - 前記初期電圧制御回路は、前記第1の無線モジュールからの制御信号に基づき、前記初期電圧制御信号の出力を停止する、
ことを特徴とする請求項6に記載のワイヤレス給電装置。 - 前記第1の無線モジュールは、前記受電装置からエラー信号を受信したときには、前記制御回路に停止信号を出力して前記駆動制御信号の生成を停止させる、
ことを特徴とする請求項1ないし6のうちいずれか1項に記載のワイヤレス給電装置。 - 給電装置からワイヤレスで電力を受信する受電コイルと、コンデンサと、を含み、共鳴電圧を生成する共鳴回路と、
前記共鳴電圧を整流して整流電圧を出力する整流回路と、
前記整流電圧をもとに整流電圧情報を生成して前記給電装置が備える第1の無線モジュールに送信する第2の無線モジュールと、
を備えるワイヤレス受電装置。 - 前記第2の無線モジュールが動作可能な第1の所定電圧よりも高い第2の所定電圧が印加されて動作する負荷を備え、
前記負荷は、前記第2の無線モジュールが出力する制御信号により、起動または停止する、
ことを特徴とする請求項9に記載のワイヤレス受電装置。 - 前記第2の無線モジュールは、前記整流電圧が前記第2の所定電圧に達した際、前記第1の無線モジュールからの起動指令情報に基づき、起動指令信号を前記負荷に出力して当該負荷を起動させる、
ことを特徴とする請求項10に記載のワイヤレス受電装置。 - 前記第2の無線モジュールは、前記第1の無線モジュールからの停止指令情報に基づき、停止指令信号を前記負荷に出力して当該負荷を停止させる、
ことを特徴とする請求項11に記載のワイヤレス受電装置。 - 前記第2の無線モジュールは、基準電圧が第2の所定電圧に達してから所定時間経過後、起動指令信号を前記負荷に出力して当該負荷を起動させる、
ことを特徴とする請求項11に記載のワイヤレス受電装置。 - 前記整流回路が出力する前記整流電圧を第2の駆動電圧に変換し、当該第2の駆動電圧を前記第2の無線モジュールに供給する第2のレギュレータを備える、
ことを特徴とする請求項9ないし13のいずれか1項に記載のワイヤレス受電装置。 - 請求項1ないし請求項8のうちいずれか1項に記載のワイヤレス給電装置と、
請求項9ないし請求項14のうちいずれか1項に記載のワイヤレス受電装置と、
を備えることを特徴とするワイヤレス電力伝送システム。 - 前記ワイヤレス受電装置が備える整流回路が出力する整流電圧が、第1の所定電圧から第2の所定電圧に変化したのちに、当該第2の所定電圧を含む範囲から外れる状態が所定時間継続した場合、前記ワイヤレス受電装置が備える第2の無線モジュールはエラー信号を前記第1の無線モジュールに送信し、前記第1の無線モジュールは当該エラー信号を受けて、前記制御回路に停止信号を出力して電力伝送を停止させる、
ことを特徴とする請求項15に記載のワイヤレス電力伝送システム。 - 前記第1の無線モジュールと、前記第2の無線モジュールとは無線通信路を介して通信する、
ことを特徴とする請求項16に記載のワイヤレス電力伝送システム。 - 前記第1の無線モジュールの電界強度と、前記第2の無線モジュールの電界強度とは、いずれも35μV/m以下である、
ことを特徴とする請求項17に記載のワイヤレス電力伝送システム。
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