JP2017181792A - カラオケシステム、管理サーバ、及びカラオケ装置 - Google Patents

カラオケシステム、管理サーバ、及びカラオケ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】カラオケ装置の利用客が協力して目標を達成する参加型機能において、利用客の意欲を高め滞在時間を向上させる。【解決手段】管理サーバは、参加型機能における目標条件と開催期間とを設定し、カラオケ装置20の参加を受付ける。参加を決定したカラオケ装置20である参加端末は、カラオケの歌唱の評価結果を表す採点情報を管理サーバに送信する。管理サーバ10は、受信した採点情報を集計し、開催期間が満了する前に目標条件を達成することが可能か否かを推定する。目標条件を達成することが不可能と推定された場合、管理サーバは、採点情報の集計結果の進捗に応じて開催期間を延長する延長開催期間を設定し、その延長開催期間を参加端末に通知する。参加端末は、受信した延長開催期間を利用客に対して提示する。【選択図】図1

Description

本開示は、カラオケ装置における利用客が協力して目標を達成する参加型機能を提供するカラオケシステム、管理サーバ、及びカラオケ装置に関する。
カラオケ装置において、利用客の歌唱技術を得点化する採点アプリケーションを利用して、他の利用客と歌唱得点を競い合う楽しみを提供する機能が搭載されたものが知られている。例えば、特許文献1には、複数のチームでカラオケの歌唱採点結果を競うチーム対抗歌合戦を楽しめるカラオケシステムが記載されている。また、全国の利用客による歌唱得点をリアルタイムでランキングし、ランキングの成績に応じて利用客に特典を付与するサービスも提供されている。このように、利用客に対して多様な楽しみ方を提供することで、利用客のカラオケ店舗への来店意欲を高める工夫がなされている。
特開2003−255964号公報
ところで、利用客のカラオケ店舗への来店意欲を高め、カラオケサービスの利用を促進するために、カラオケサービスの利用実績に応じて特典を付与することが考えられる。例えば、特定の開催期間を設定し、その開催期間中に歌唱得点等の累積が基準を満たしたことを条件に特典を付与する。これにより、開催期間中に特典を得るために利用客が熱心に歌唱を繰返し行うことになり、利用客の滞在時間が増加することが期待される。さらに、このような特典を付与するサービスを、複数の利用客が協力して共通の目標を達成する参加型のイベントとして実施することで、多くの利用客の来店を見込むことができる。また、そのような参加型のイベントを来客が少ない時間帯に開催することで、カラオケルームの利用率を高め、カラオケ店舗の収益を伸ばすことができると考えられる。
このような参加型のイベントにおいては、管理者が、利用客の数や利用客の歌唱の技量を推測して開催期間の長さや利用客が達成すべき目標の高さを設定するといった運用が考えられる。しかしながら、推測に基づいて開催期間や目標を適切に設定することは難しい。例えば、利用客の技量や開催期間の長さに対して目標が過度に高く設定されてしまった場合、開催期間の間に目標を達成することが困難になってしまう可能性がある。このような場合、目標を達成することをあきらめた利用客が、開催期間の満了を待たずに早期に退店してしまい、利用客の滞在時間を思うように延ばすことができないおそれがある。そのため、より多くの利用客に目標を達成した上で開催期間が満了するまで滞在してもらうための工夫が求められる。
そこで、本開示は、複数のカラオケ装置における利用客が協力して目標を達成する参加型機能において、利用客の意欲を高め滞在時間を向上するための技術を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係るカラオケシステムは、ネットワークに接続された複数のカラオケ装置を有する。このカラオケシステムは、目標設定部と、作成部と、取得部と、集計部と、達成判断部と、達成提示部と、推定部と、延長設定部と、延長情報送信部と、延長情報提示部とを備える。
目標設定部は、複数のカラオケ装置の利用客が共通の目標条件を達成する参加型機能について、開催期間と、開催期間において利用客が達成すべき目標条件とを設定するように構成されている。開催期間は、参加型機能が開催される時間帯である。また、目標条件は、利用客によるカラオケの歌唱の実績に関する条件を含む。
作成部は、参加型機能への参加を決定したカラオケ装置である参加端末それぞれにおいて、利用客が行ったカラオケの歌唱に関する評価を表す評価情報を作成するように構成されている。取得部は、参加端末それぞれにおいて作成された評価情報を取得するように構成されている。集計部は、取得部により取得された評価情報で表される評価を集計するように構成されている。
達成判断部は、集計部により集計された集計値に基づいて、開催期間が満了する前に目標設定部により設定された目標条件が達成されたか否かを判断するように構成されている。達成提示部は、達成判断部により目標条件が達成されたと判断された場合、目標条件が達成されたことを表す情報を、所定の情報提示部を介して管理者に提示するように構成されている。
推定部は、開催期間の途中において達成判断部により目標条件が達成されていないと判断された場合、集計部により集計された集計値と開催期間との進捗状況に応じて、開催期間が満了するまでに目標条件を達成することが可能か否かを推定するように構成されている。延長設定部は、推定部において目標条件を達成することが不可能と推定された場合、集計部により集計された集計値の進捗状況に応じて開催期間を延長する時間である延長開催期間を設定するように構成されている。延長情報送信部は、延長設定部によって設定された延長開催期間を表す延長情報を、参加端末に送信するように構成されている。
延長情報提示部は、延長情報送信部により送信された延長情報に基づき、参加端末それぞれにおいて、延長開催期間を表す情報を所定の情報提示部を介して利用客に提示するように構成されている。さらに、達成判断部は、延長設定部によって延長開催期間が設定された場合、延長開催期間が満了する前に目標条件が達成されたか否かを判断するように構成されている。
上記構成によれば、参加型機能について設定された目標条件を開催期間の間に達成することが不可能と推定された場合、歌唱の評価の集計値の進捗状況に応じて延長開催期間を自動的に設定し、その延長開催期間を利用客に通知できる。これにより、たとえ時間内に目標条件を達成することが困難な状況になったとしても、延長開催期間が新たに設定されることで利用客をあきらめさせず、利用客の参加意欲を高めて滞在時間を向上させることができる。
上記構成において、更に次のようにしてもよい。すなわち、推定部は、開催期間の中の予め定められた時点において、その時点における集計値が予め定められた水準に到達していない場合、開催期間が満了するまでに目標条件を達成することが不可能であると推定するように構成されている。このような構成によれば、開催期間の中予め定められた時点において、延長開催期間の設定の要否を判断することができる。
あるいは、次のように構成してもよい。すなわち、推定部は、開催期間の終了時刻における評価の集計値を予測した値である予測集計値を算出し、算出された予測集計値と目標条件との差に応じて、目標条件を達成することが可能か否かを推定するように構成されている。なお、予測集計値は、現在の集計値と、開催期間が満了するまでの残り時間において参加端末で行われる歌唱の回数を推定した推定回数と、評価情報で表される評価から統計的に算出した歌唱1回あたりの推定評価とに基づいて算出される。このような構成によれば、予測集計値に基づいて、延長開催期間の設定の要否を随時判断することができる。
上記構成において、更に次のようにしてもよい。すなわち、延長設定部は、現在の集計値と開催期間における時間の経過状況とに基づいて、集計部によって集計される集計値が目標条件に到達するために要する所要時間を予測し、予測された所要時間を基準に延長開催期間を設定するように構成されている。このようにすることで、利用客が目標条件を達成できる程よい頃合いまで開催期間を延長することができる。それにより、利用客が目標条件の達成を途中であきらめないようにすることができる。
本開示の一態様に係る管理サーバは、複数のカラオケ装置とネットワークを介して通信するものであって、上述のカラオケシステムにおける目標設定部と、取得部と、集計部と、達成判断部と、達成提示部と、推定部と、延長設定部と、延長情報送信部とを備える。この管理サーバを、参加型機能に参加する複数のカラオケ装置を有するカラオケシステムに適用することで、本開示のカラオケシステムについて上述した効果を得られる。
本開示の一態様に係るカラオケ装置は、参加決定部と、評価情報送信部と、延長情報受信部と、延長情報提示部とを備える。参加決定部は、複数のカラオケ装置の利用客が共通の目標条件を達成する参加型機能への参加の有無を決定するように構成されている。この参加型機能は、参加型機能が開催される時間帯である開催期間と、開催期間において利用客が達成すべき目標条件であって利用客によるカラオケの歌唱の実績に関する目標条件が設定されている。評価情報送信部は、参加決定部により参加が決定されている場合、利用客が行ったカラオケの歌唱に関する評価を表す評価情報を作成し、作成された評価情報を管理サーバに送信するように構成されている。
延長情報受信部は、開催期間を延長する時間である延長開催期間を表す延長情報を管理サーバから受信するように構成されている。延長開催期間は、開催期間の途中で目標条件を達成することが不可能と管理サーバによって推定された場合に、管理サーバによって設定される。延長情報提示部は、延長情報受信部により受信された延長情報に基づき、延長開催期間を表す情報を所定の情報提示部を介して利用客に提示するように構成されている。このカラオケ装置を複数有するカラオケシステムを構築することで、本開示のカラオケシステムについて上述した効果を得られる。
カラオケシステムの全体構成を表すブロック図。 図2Aは、管理サーバの構成を表すブロック図、図2Bは、カラオケ装置の構成を表すブロック図。 管理サーバ処理の手順を表すフローチャート。 管理テーブルの具体例を表す説明図。 延長判定処理(第1実施形態)の手順を表すフローチャート。 延長開催期間の設定方法の一例を表す説明図。 延長判定処理(第2実施形態)の手順を表すフローチャート。 カラオケ装置処理の手順を表すフローチャート。 演出画像の表示例を表す説明図。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本開示は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケシステムの構成の説明]
図1に例示されるとおり、カラオケシステム1は、カラオケ店舗内のLAN50に接続された管理サーバ10、及び複数のカラオケ装置20a,20b,20c,20dを有する。なお、図1においては、カラオケ店舗に設けられた101〜104号室の各個室(すなわち、カラオケルーム)に設置されているカラオケ装置20それぞれの符号の後に「a」、「b」、「c」又は「d」を付記している。そして、以下の説明においては、カラオケ装置20a,20b,20c,20dを特に区別しない場合、単にカラオケ装置20と表記する。その場合は「a」、「b」、「c」,「d」の何れのカラオケ装置も含んで説明しているものとする。なお、図1では、4台のカラオケ装置20が記載されているが、それより多くのカラオケ装置20がLAN50に接続されていてもよい。
管理サーバ10は、参加型イベント(本開示における参加型機能に相当する)の進行を統括するサーバ装置である。この参加型イベントとは、複数のカラオケ装置20の利用者が達成すべき共通の目標条件を設定し、各カラオケ装置20おけるカラオケの歌唱の採点結果の集計結果が目標条件を達成できるかどうかを競うものである。このような参加型イベントを利用して、例えば、目標条件が達成された場合にカラオケ店舗の管理者が利用者に対して特典を与えるといった運用をすることが考えられる。
図2Aに例示されるとおり、管理サーバ10は、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、及び通信インタフェース部15を備える。制御部11は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、入出力インタフェース等を中心に構成された情報処理装置である。制御部11の機能は、CPUがROMや半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。記憶部12は、各種情報を記憶する記憶装置である。この記憶部12には、管理サーバ10の動作を制御するためのプログラムや各種データ等が記憶される。また、記憶部12には、カラオケ店舗内に設置された各カラオケ装置20の識別情報と、各カラオケ装置20が設置されている部屋の識別情報(例えば、部屋番号)とを対応付けた情報が記憶されている。操作部13は、カラオケ店舗の管理者による操作を入力するための入力装置である。表示部14は、画像情報を表示するための出力装置である。通信インタフェース部15は、管理サーバ10をLAN50に接続し、LAN50を介した通信を制御する通信装置である。
カラオケ装置20は、例えば、カラオケ店舗に設置される業務用のカラオケ装置で具現化される。このカラオケ装置20は、利用客からリクエストされたカラオケ楽曲を演奏する機能や、利用客の歌唱を所定の評価基準に基づいて評価し、その採点結果を算出する機能を有する。また、カラオケ装置20は、上述の参加型イベントに関する通信機能やユーザインターフェース機能を有する。図2Bに例示されるとおり、カラオケ装置20は、制御部21、通信インタフェース部22、記憶部23、操作部24、音声入出力部25を備える。また、カラオケ装置20には、ディスプレイ26、マイク27、スピーカ28等の周辺機器が接続されている。
制御部21は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、入出力インタフェース等を中心に構成された情報処理装置である。制御部21の機能は、CPUがROMや半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。通信インタフェース部22は、カラオケ装置20をLAN50に接続し、LAN50を介した通信を制御する通信装置である。カラオケ装置20は、通信インタフェース部22を介して管理サーバ10との間で通信を行う。
記憶部23は、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等の記憶装置である。記憶部23には、カラオケ楽曲を演奏するための楽曲データを多数収録したカラオケデータベースや、カラオケ装置20の動作を制御するためのプログラム等が記憶される。操作部24は、使用者による操作を入力するための入力装置であり、カラオケ装置20本体に備えられたタッチパネルやキー・スイッチ等からなる。
音声入出力部25は、音声の入出力を制御するデバイスである。音声入出力部25の入力側にはマイク27が接続される。これにより音声入出力部25は、利用客の歌唱音声を取得する。音声入出力部25の出力側にはスピーカ28が接続される。これにより音声入出力部25は、制御部21による演奏処理において再生された楽曲の演奏音及び利用客の歌唱音声の音源信号をスピーカ28に出力する。スピーカ28は、音声入出力部25から出力される音源信号を音に換えて出力する。
ディスプレイ26は、制御部21から送られてくる映像データに基づいて映像の表示を行う表示装置である。制御部21は、カラオケの伴奏の演奏処理と併せて、背景画像や歌詞テロップをディスプレイ26に表示させる。また、制御部21は、参加型イベントに関する各種演出画像をディスプレイ26に表示させる。なお、カラオケ装置20のその他の機能や構成については公知技術に従っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
[管理サーバ処理の説明]
管理サーバ10の制御部11が実行する処理の手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、管理サーバ10の稼動中において所定の制御周期で繰返し実行される。
S100では、制御部11は、参加型イベントにおける目標条件を設定する操作指示を受付けたか否かを判定する。目標条件を設定する操作指示を受付けた場合(S100:YES)、制御部11はS102に進む。一方、目標条件を設定する操作指示を受付けていない場合(S100:NO)、制御部11はS100を繰返す。S102では、制御部11は、メモリにおいて管理している管理テーブルの内容を初期化する。
ここで、管理テーブルの構成について、図4Aを参照しながら説明する。図4Aに例示されるとおり、管理テーブルには、参加型イベントの構成要件を表す情報として、目標条件、開催期間、目標達成特典といった情報項目が記述されている。目標条件の情報項目には、参加型イベントにおいて店舗内の複数のカラオケ装置20の利用者が共同で達成すべき共通の目標条件が記述されている。図4Aの事例では、目標条件として合計点数が設定されている。この合計点数の目標条件は、当該目標条件の下で参加を決定した全てのカラオケ装置20(以下、参加端末とも称する)において行われる歌唱の採点結果を全て合計した点数に関する達成基準である。また、開催期間の情報項目には、上記目標条件に基づく参加型イベントが開催される時間帯(すなわち、開始時刻から終了時刻まで)を表す情報が記述されている。
また、目標達成特典の情報項目には、目標条件が達成された場合に参加端末の利用客に対して付与される特典の内容が記述されている。これらの目標条件、開催期間、目標達成特典の各情報は、例えばカラオケ店舗の管理者によって企画され、管理サーバ10に登録されるようになっている。また、管理テーブルには、各部屋に設置されている複数のカラオケ装置20それぞれについて、目標条件に関する集計結果等を表す情報項目が設けられている。図4Aの事例では、各カラオケ装置20が設置された部屋ごとに「小計点数」、「参加有無」の情報項目が設けられている。
小計点数は、対応するカラオケ装置20において当該目標条件の下で参加しているときに行われた歌唱の採点結果の点数を合計した値である。参加有無は、対応するカラオケ装置20が当該目標条件の下で参加型イベントに参加しているか否かを表す情報であり、「1」は参加を表し、「0」は不参加を表す。これらの小計点数及び参加有無の情報は、各カラオケ装置20からの通知される情報に基づいて管理サーバ10により自動的に更新される情報である。また、管理テーブルには、参加型イベントに参加している各カラオケ装置20の小計点数を合計した合計点数が記録される。
S102における初期化では、制御部11は、管理者により入力された目標条件、開催期間、及び目標達成特典の各情報を、管理テーブルにおける対応する情報項目に登録する。また、管理テーブルにおける各部屋の小計点数及び参加有無の値を「0」にリセットする。すなわち、図4Aに例示される初期状態にセットされる。
図3のフローチャートの説明に戻る。S104では、制御部11は、LAN50に接続されている複数のカラオケ装置20に対して参加型イベントへの参加勧誘を通知する。この参加勧誘は、参加型イベントの開催をカラオケ装置20に対して通知し、各カラオケ装置20に対して参加の有無を問合せるための情報であり、S102において登録された目標条件を表す情報等が含まれる。
S106では、制御部11は、カラオケ装置20から参加有無通知を受信したか否かを判定する。参加有無通知は、後述するカラオケ装置処理(図8参照)のS406及びS426において送信される情報である。この参加有無通知には、送信元のカラオケ装置20の識別情報と、参加型イベントへ参加することを表す「参加有」の情報、又は退店により参加アプリケーションへの参加を解除することを表す「参加無」の情報とが含まれる。参加有無通知を受信した場合(S106:YES)、制御部11はS108に進む。一方、参加有無通知を受信していない場合(S106:NO)、制御部11はS110に進む。
S108では、制御部11は、参加有無通知の送信元であるカラオケ装置20に対応する部屋番号について、管理テーブルにおける「参加有無」の内容を更新する。具体的には、制御部11は、参加有を表す情報を含む参加有無通知を受信した場合、管理テーブルにおける当該部屋番号に対応する「参加有無」の値を「1」に更新する。参加通知の送受信に伴い管理テーブルにおける「参加有無」の値が「1」に変更されることにより、当該カラオケ装置20は管理サーバ10において参加端末として扱われる。
なお、参加有を表す情報を送信していないカラオケ装置20については、管理テーブルにおける「参加有無」の値が「0」のままとなり、管理サーバ10において非参加端末として扱われる。一方、制御部11は、参加無を表す情報を含む参加有無通知を受信した場合、管理テーブルにおける当該部屋番号に対応する「参加有無」の値を「0」に更新する。ただし、小計点数の情報項目については、更新せずに維持する。
S110では、制御部11は、参加端末から採点情報を受信したか否かを判定する。採点情報は、後述するカラオケ装置処理(図8参照)のS418において送信される情報である。この採点情報は、送信元の参加端末において行われた歌唱の採点結果の点数を表す情報である。採点情報を受信した場合(S110:YES)、制御部11はS112に進む。一方、採点情報を受信していない場合(S110:NO)、制御部11はS114に進む。S112では、制御部11は、採点情報の送信元である参加端末に対応する部屋番号について、管理テーブルにおける「小計点数」の値に採点情報で表される点数を加算し、合計点数を更新する。
ここで、参加型イベントの途中経過における管理テーブルの状態について、図4B及び図4Cを参照しながら説明する。まず、図4Bの事例は、図4Aに例示される初期状態から目標条件の達成状況がある程度進捗した状態を表している。この図4Bの事例では、部屋番号101,102,103について参加有無の値が「1」となっており、それぞれの部屋のカラオケ装置20が参加型イベントに参加している状態を表している。そして、参加型イベントに参加している各カラオケ装置20において行われた歌唱の採点結果の点数が、それぞれの小計点数の欄に加算されている。一方、部屋番号104については参加有無の値が「0」のままであり、104号室のカラオケ装置20が参加型イベントに参加していない状態を表している。図4Bの事例では、合計点数の目標条件が未達成となっている。
つぎに、図4Cの事例は、図4Bに例示される状態から目標条件の達成状況がある程度進捗した状態を表している。図4Cの事例では、部屋番号101について、参加有無の値が「1」から「0」に変わっており、参加型イベントの開催期間の途中で利用客が退店した状態を表している。一方、部屋番号102,103について参加有無の値が「1」となっており、それぞれの部屋のカラオケ装置20が参加型イベントに参加している状態が継続していることを表している。そして、参加型イベントに現に参加している各カラオケ装置20、及び途中て利用客が退店したカラオケ装置20において行われた歌唱の採点結果の点数が、それぞれの小計点数の欄に加算されている。一方、部屋番号104については参加有無の値が「0」のままであり、104号室のカラオケ装置20が参加型イベントに参加していない状態を表している。図4Cの事例では、合計点数の目標条件が未達成となっている。
図3のフローチャートの説明に戻る。S114では、制御部11は、カラオケ装置20から管理テーブルの送信要求を受付けたか否かを判定する。この送信要求は、後述するカラオケ装置処理(図8参照)のS412において送信される情報である。管理テーブルの送信要求を受付けた場合(S114:YES)、制御部11はS116に進む。一方、管理テーブルの送信要求がない場合(S114:NO)、制御部11はS118に進む。S116では、制御部11は、要求元のカラオケ装置20に管理テーブルのデータを送信する。
S118では、制御部11は、管理テーブルに基づいて目標条件が達成されたか否かを判定する。具体的には、制御部11は、管理テーブルにおける各部屋(途中で退店した部屋も含む)の小計点数を合計した合計点数が、目標条件の合計点数以上になったことを条件に、目標条件が達成されたと判定する。目標条件が達成されていない場合(S118:NO)、制御部11はS120に進む。S120では、制御部11は、現在時刻と管理テーブルに登録されている開催期間とを比較し、開催期間が満了したか否かを判定する。開催期間が満了していない場合(SS120:NO)、制御部11はS122に進む。
S122では、制御部11は、延長判定処理を実行する。この延長判定処理では、制御部11は、管理テーブルの合計点数と開催期間との進捗状況に応じて、開催期間が満了するまでに目標条件を達成することが可能か否かを推定する。そして、目標条件を達成することが不可能と推定された場合、制御部11は、開催期間を延長する時間である延長開催期間を設定する。
ここで、S122で実行される延長判定処理の第1実施形態について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。S200では、制御部11は、現在時刻が判定時刻に該当するかを判定する。判定時刻は、開催期間中の任意の時刻(例えば、開催期間の50〜75パーセントを消化した時刻)に設定されている時刻である。現在時刻が判定時刻に該当しない場合(S200:NO)、制御部11はS206に進む。一方、現在時刻が判定時刻に該当する場合(S200:YES)、制御部11はS202に進む。
S202では、制御部11は、管理テーブルにおける現時点の合計点数と、判定時刻における達成水準値との大小を比較する。達成水準値は、開催期間が満了するまでに目標条件を達成することが可能か否かを推定するための基準である。例えば、合計点数が時間に比例する条件の下に、開催期間の終了時刻における合計点数が目標条件を基準とする一定範囲内に到達する関数のモデルを想定し、このモデルから判定時刻における合計点数を導出した値を達成水準値として適用することが考えられる。
S204では、制御部11は、S202における比較結果に基づいて、開催期間が満了するまでに目標条件を達成することが可能であるか否かを推定する。具体的には、制御部11は、現時点の合計点数が達成水準値以上である場合、目標条件を達成することが可能であると推定する。一方、現時点の合計点数が達成水準値未満である場合、目標条件を達成することが不可能であると推定する。目標条件を達成することが可能であると推定された場合(S204:YES)、制御部11はS206に進む。S206では、制御部11は、開催期間を延長しない決定をして延長判定処理を終了する。
一方、S204において目標条件を達成することが不可能であると推定された場合(S204:NO)、制御部11はS208に進む。S208では、制御部11は、現在の開催期間の終了時刻を延長した延長開催期間を算出する。具体的には、制御部11は、現在の合計点数と開催期間の経過状況とに基づいて、今度の合計点数が目標条件に到達するために要する所要時間を予測し、その所要時間を基準に延長開催期間を設定する。
延長開催期間の具体的な算出方法について、図6のグラフを参照しながら説明する。図6に例示されるグラフにおいて、横軸は参加型イベントの開催期間に対応する時間を表し、縦軸は各参加端末において行われた歌唱の採点結果の合計点数を表している。
図6において、実線TAは、101,102,103号室の参加端末において行われた歌唱の採点結果の合計点数の推移を表すグラフである。図6の事例では、時刻10:00から11:00までの初期の開催期間に対して、時刻10:45の時点で目標条件を達成することが不可能であると推定された状況を想定している。なお、101〜103号室のうち、101号室の利用客は既に退店しているものとする。第1実施形態の延長判定処理においては、判定時刻10:45時点での合計点数TAaが、この判定時刻に対応する達成水準値TR未満である場合、目標条件を達成することが不可能であると推定される。
なお、本実施形態では、合計点数の推移を直線で表して目標条件の達成の可否について推定しているが、合計点数の推移が直線でない場合でも、例えば、移動平均法などの周知の予測手法を用いればよい。また、S200での判定時刻の判断を、開始時間から一定時間後(本実施例では10:00開始に対して45分後)とすることで、開始直後の合計点数の少ない(データが少ない)場合に生じる推定誤差の影響を小さくしている。
目標条件を達成することが不可能であると推定された時点で、制御部11は、参加が継続している各部屋について、今後取得されると予測される合計点数を加味して、合計点数が目標条件に到達するまでに要する所要時間を推定する。制御部11は、推定された所要時間を基準にして延長開催期間を設定する。具体的には、現時刻から推定された所要時間をそのまま加算した延長開催期間を設定してもよいし、推定された所要時間に所定の重みを付与して加算した延長開催期間を設定してもよい。
図6の事例では、判定時刻10:45の時点で参加が継続している102号室及び103号室について、開催期間の開始時刻から判定時刻までの単位時間あたりの小計点数の増加率を算出する。そして、目標条件と判定時刻における合計点数TAaとの差分を、102号室及び103号室の増加率で除算することで、合計点数TAが目標条件に到達するための所要時間を予測できる。この場合の合計点数TAの推移は、グラフの破線部分で表されるとおりである。したがって、制御部11は、その予測された所要時間を基準にして延長開催期間を設定する。図6の事例では、開催期間の終了時刻が11:00から11:40まで延長された状況を想定している。
さらに、上述の第1実施形態とは別の実施形態として、S122で実行される延長判定処理の第2実施形態について、図7のフローチャートを参照しながら説明する。S300では、制御部11は、開催期間の終了時刻における合計点数の予測値を算出する。具体的には、制御部11は、現時点で参加が継続している各部屋について、開催期間の残り時間において取得されると予測される小計点数を現時点の合計点数に加算して、終了時刻における合計点数の予測値を算出する。なお、現時点における各部屋の小計点数の実績を開始時刻から現在時刻までの時間で除した値を、単位時間あたりの小計点数の増加率とし、この増加率を残り時間で乗算することで、各部屋において残り時間の間に取得される小計点数を予測できる。
S302では、制御部11は、S300において算出された予測値に基づいて、開催期間が満了するまでに目標条件を達成することが可能であるか否かを推定する。具体的には、合計点数の予測値が目標条件を基準とする所定範囲の点数に到達している場合、制御部11は、目標条件を達成可能と推定する。一方、合計点数の予測値が目標条件を基準とする所定範囲の点数に到達していない場合、制御部11は、目標条件を達成不可能と推定する。目標条件を達成することが可能であると推定された場合(S302:YES)、制御部11はS304に進む。S304では、制御部11は、開催期間を延長しない決定をして延長判定処理を終了する。
一方、S302において目標条件を達成することが不可能であると推定された場合(S302:NO)、制御部11はS306に進む。S306では、制御部11は、現在の開催期間の終了時刻を延長した延長開催期間を算出する。具体的には、制御部11は、現在の合計点数と開催期間の経過状況とに基づいて、今度の合計点数が目標条件に到達するために要する所要時間を予測し、その予測された所要時間を基準に延長開催期間を設定する。なお、延長開催期間の算出方法については、上述の第1実施形態(図5参照)のS208と同様である。
図3のフローチャートの説明に戻る。S124では、制御部11は、S122の延長判定処理における判定結果に応じて処理を分岐する。延長判定処理において延長開催期間が算出された場合(S124:YES)、制御部11はS126に進む。一方、延長判定処理において開催期間を延長しないと決定された場合(S124:NO)、制御部11はS106に戻る。
S126では、制御部11は、S122の延長判定処理において算出された延長開催期間に従って、管理テーブルの「開催期間」を更新する。ここで、開催期間が延長されたときの管理テーブルの状態について、図4Dを参照しながら説明する。図4Dの事例は、図4Cに例示される状態から更に時間が経過し、制御部11によって開催期間が延長された状態を表している。この図4Dの事例では、開催期間の終了時刻が当初の11:00から11:40に延長されている。
図3のフローチャートの説明に戻る。S128では、制御部11は、開催期間が延長されたことを表す情報(延長開催期間通知)を各参加端末に対して通知する。この延長開催期間通知には、開催期間が延長されたことを表す情報、及びS122において設定された延長開催期間が反映された管理テーブルを表す情報が含まれる。S128の後、制御部11はS106に戻る。
一方、S118において目標条件が達成されたと判定された場合(S118:YES)、制御部11はS130に進む。S130では、制御部11は、目標条件が達成されたことを表す情報を管理者に対して報知する。例えば、制御部11は、目標条件が達成された旨の表すメッセージや、参加端末に対応する部屋番号、参加端末に対応する部屋の利用客に提供する特典の内容等を表す等の画像情報を表示部14に表示する。S132では、制御部11は、目標条件が達成されたことを表す情報(目標条件達成通知)を各参加端末に対して通知する。S132の後、制御部11はS100に戻り、次の参加型イベントのための目標条件の設定を待ち受ける。
一方、S120において開催期間が満了したと判定された場合(S120:YES)、制御部11はS134に進む。S134では、制御部11は、参加型イベントが終了したことを表す情報を各カラオケ装置20に対して通知する。これにより、今回の参加型イベントは終了する。S134の後、制御部11はS100に戻り、次の参加型イベントのための目標条件の設定を待ち受ける。
[カラオケ装置処理の説明]
カラオケ装置20の制御部21が実行する処理の手順について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、カラオケ装置20の稼動中において所定の制御周期で繰返し実行される。
S400では、制御部21は、管理サーバ10から参加型イベントへの参加勧誘通知を受付けたか否かを判定する。この参加勧誘通知は、上述の管理サーバ処理(図3参照)のS104において送信される情報である。参加勧誘通知を受付けた場合(S400:YES)、制御部21はS402に進む。一方、参加勧誘通知を受付けていない場合(S400:NO)、制御部21はS400を繰返す。
S402では、制御部21は、受信した参加勧誘通知に基づく参加受付画面をディスプレイ26に表示する。この参加受付画面には、例えば、参加型イベントの目標条件を表す画像情報や、参加型イベントへの参加の有無を決定する操作を受付ける機能が割当てられたグラフィカルユーザインタフェース(GUI)が含まれる。S404では、制御部21は、参加を決定する操作指示が利用者によって入力されたか否かを判定する。この操作指示は、例えば、操作部24やリモコン端末(不図示)を介して利用者によって入力されるものとする。参加を決定する操作指示が入力された場合(S404:YES)、制御部21はS406に進む。一方、参加型イベントに参加しないことを決定する操作指示が入力された場合(S404:NO)、制御部21はS400に戻る。
S406では、制御部21は、自カラオケ装置20の識別情報と、参加型イベントへ参加することを表す「参加有」の情報とを含む参加有無通知を管理サーバ10に送信する。この参加有無通知が管理サーバ10に受理されることにより、管理サーバ10において当該カラオケ装置20が参加端末として扱われる。
S408では、制御部21は、管理サーバ10から目標条件達成通知を受信したか否かを判定する。目標条件達成通知は、管理サーバ処理(図3参照)のS130において送信される情報である。目標条件達成通知を受信した場合(S408:YES)、制御部21はS410に進む。S410では、制御部21は、目標条件達成に関する演出画像をディスプレイ26に表示させる。この演出画像には、例えば、目標条件が達成されたことを利用者に通知するメッセージ等の画像情報が含まれる。S410の後、制御部21はS400に戻る。
一方、S408において目標条件達成通知を受信していないと判定された場合(S408:NO)、制御部21はS412に進む。S412では、制御部21は、管理サーバ10に対して管理テーブルの送信を要求し、管理テーブル(図4参照)のデータを取得する。S414では、制御部21は、S412で取得した管理テーブルに基づき、利用者に対して目標条件の達成を奨励する演出画像をディスプレイ26に表示させる。
ここで、目標条件の達成を奨励する演出画像の具体例について、図9Aを参照しながら説明する。図9Aの事例は、カラオケ楽曲の演奏処理において表示される背景画像に重畳して、初期の目標条件の達成を奨励する演出画像30aが表示された状況を表したものである。この演出画像30aには、演奏中の楽曲に対応する歌詞テロップの表示領域以外のスペースを利用して、30b,30c,30dの各画像情報が描画されている。30bは、自カラオケ装置20が参加型イベントに参加中であることを表す画像情報である。
30cは、目標条件の達成状況を表す画像情報である。図9Aの事例では、画像情報30cとして、各部屋における歌唱の採点結果の小計点数が記述されている。30dは、目標条件達成のために必要な残りの合計点数と、目標条件を達成することで得られる特典とを表す画像情報である。
図8のフローチャートの説明に戻る。S416では、制御部21は、自カラオケ装置20において新規の歌唱採点結果が作成されたか否かを判定する。歌唱採点結果が作成された場合(S416:YES)、制御部21はS418に進む。S418では、制御部21は、自カラオケ装置20の識別情報と歌唱採点結果の点数とを含む採点情報を管理サーバ10に送信する。一方、歌唱採点結果が作成されていない場合(S416:NO)、制御部21はS420に進む。
S420では、制御部21は、管理サーバ10から延長開催期間通知を受信したか否かを判定する。目標条件再設定通知は、管理サーバ処理(図3参照)のS128において送信される情報である。延長開催期間通知を受信した場合(S420:YES)、制御部21はS422に進む。S422では、制御部21は、延長開催期間通知に含まれる管理テーブルに基づき、延長開催期間を反映した演出画像をディスプレイ26に表示させる。一方、S420において延長開催期間通知を受信していない場合(S420:NO)、制御部21はS424に進む。
ここで、S422において表示される、延長開催期間を反映した演出画像の具体例について、図9Bを参照しながら説明する。図9Bの事例は、カラオケ楽曲の演奏処理において表示される背景画像に重畳して、延長開催期間を反映した演出画像31aが表示された状況を表したものである。この演出画像31aには、演奏中の楽曲に対応する歌詞テロップの表示領域以外のスペースを利用して、31b,31c,31dの各画像情報が描画されている。31bは、参加型イベントの開催期間が延長されたことを通知する画像情報である。
31cは、目標条件の達成状況を表す画像情報である。図9Bの事例では、画像情報31cとして、各部屋における歌唱の採点結果の小計点数が記述されている。31dは、目標条件達成のために必要な残りの合計点数と、目標条件を達成することで得られる追加特典とを表す画像情報である。
図8のフローチャートの説明に戻る。S424では、制御部21は、利用客が退店することを表す指示を受付けたか否かを判定する。利用客が退店することを表す指示を受付けた場合(S424:YES)、制御部21はS426に進む。S426では、制御部21は、自カラオケ装置20の識別情報と、参加型イベントへの参加を解除することを表す「参加無」の情報とを含む参加有無通知を管理サーバ10に送信する。この参加有無通知が管理サーバ10に受理されることにより、管理サーバ10において当該カラオケ装置20の利用客が退室したものとして扱われる。S426の後、制御部21はS400に戻る。
一方、S424において退店指示を受付けていない場合(S424:NO)、制御部21はS428に進む。S428では、制御部21は、管理サーバ10からイベント終了通知を受信したか否かを判定する。イベント終了通知は、管理サーバ処理(図3参照)のS134において送信される情報である。イベント終了通知を受信した場合(S428:YES)、制御部21はS400に戻る。一方、イベント終了通知を受信していない場合(S428:NO)、制御部21はS408に戻る。
[効果]
実施形態のカラオケシステム1によれば、次の効果を奏する。
開催期間が設定された参加型イベントにおいて目標条件を開催期間の間に達成することが不可能と推定された場合、歌唱の評価の合計点数の進捗状況に応じて延長開催期間を自動的に設定し、その延長開催期間を利用客に通知できる。これにより、たとえ時間内に目標条件を達成することが困難な状況になったとしても、延長開催期間が新たに設定されることで利用客をあきらめさせず、利用客の参加意欲を高めて滞在時間を向上させることができる。
また、開催期間における所定の判定時刻において、その判定時刻における合計点数が達成水準値に到達しているか否かに基づいて、開催期間が満了するまでに目標条件を達成することが可能であるか否かを推定することができる。あるいは、開催期間の終了時刻における合計点数を予測した値である予測値を算出し、算出された予測値と目標条件との差に応じて、目標条件を達成することが可能か否かを推定することができる。
また、現在の合計点数と開催期間における時間の経過状況とに基づいて、今後取得される合計点数が目標条件に到達するために要する所要時間を予測し、予測された所要時間を基準に延長開催期間を設定することができる。このようにすることで、利用客が目標条件を達成できる程よい頃合いまで開催期間を延長することができる。それにより、利用客が目標条件の達成を途中であきらめないようにすることができる。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態の各構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。
管理サーバ10の制御部11が実行するS102の処理が、目標設定部としての処理に相当する。また、制御部11が実行するS110の処理が、取得部としての処理に相当する。また、制御部11が実行するS112の処理が、集計部としての処理に相当する。また、制御部11が実行するS118の処理が、達成判断部としての処理に相当する。また、制御部11が実行するS132の処理が、達成提示部としての処理に相当する。また、制御部11が実行するS122の処理が、推定部及び延長設定部としての処理に相当する。また、制御部11が実行するS128の処理が、延長情報送信部としての処理に相当する。
カラオケ装置20の制御部21が実行するS406の処理が、参加決定部としての処理に相当する。また、制御部21が実行するS418の処理が、作成部及び評価情報送信部としての処理に相当する。また、制御部21が実行するS420の処理が、延長情報受信部としての処理に相当する。また、制御部21が実行するS422の処理が、延長情報提示部としての処理に相当する。
[変形例]
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が、本開示の実施形態である。例えば、上述の実施形態では、参加型イベントにおける目標条件として、歌唱採点結果の合計点数を適用した事例について説明した。それ以外にも、例えば、個々の参加端末における歌唱評価結果の小計点数について、個別に達成基準を設定してもよい。
上述した管理サーバ10やカラオケ装置20としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…カラオケシステム、10…管理サーバ、11…制御部、12…記憶部、13…操作部、14…表示部、15…通信インタフェース部、20…カラオケ装置、21…制御部、22…通信インタフェース部、23…記憶部、24…操作部、25…音声入出力部、26…ディスプレイ、27…マイク、28…スピーカ。

Claims (6)

  1. ネットワークに接続された複数のカラオケ装置を有するカラオケシステムであって、
    前記複数のカラオケ装置の利用客が共通の目標条件を達成する参加型機能について、前記参加型機能が開催される時間帯である開催期間と、前記開催期間において利用客が達成すべき目標条件であって利用客によるカラオケの歌唱の実績に関する目標条件を設定するように構成された目標設定部と、
    前記参加型機能への参加を決定したカラオケ装置である参加端末それぞれにおいて、利用客が行ったカラオケの歌唱に関する評価を表す評価情報を作成するように構成された作成部と、
    前記参加端末それぞれにおいて作成された前記評価情報を取得するように構成された取得部と、
    前記取得部により取得された評価情報で表される評価を集計するように構成された集計部と、
    前記集計部により集計された集計値に基づいて、前記開催期間が満了する前に前記目標設定部により設定された目標条件が達成されたか否かを判断するように構成された達成判断部と、
    前記達成判断部により前記目標条件が達成されたと判断された場合、前記目標条件が達成されたことを表す情報を、所定の情報提示部を介して管理者に提示するように構成された達成提示部と、
    前記開催期間の途中において前記達成判断部により前記目標条件が達成されていないと判断された場合、前記集計部により集計された集計値と前記開催期間との進捗状況に応じて、前記開催期間が満了するまでに前記目標条件を達成することが可能か否かを推定するように構成された推定部と、
    前記推定部において前記目標条件を達成することが不可能と推定された場合、前記集計部により集計された集計値の進捗状況に応じて前記開催期間を延長する時間である延長開催期間を設定するように構成された延長設定部と、
    前記延長設定部によって設定された延長開催期間を表す延長情報を、前記参加端末に送信するように構成された延長情報送信部と、
    前記延長情報送信部により送信された延長情報に基づき、前記参加端末それぞれにおいて、前記延長開催期間を表す情報を所定の情報提示部を介して利用客に提示するように構成された延長情報提示部と、
    を備え、
    前記達成判断部は、前記延長設定部によって前記延長開催期間が設定された場合、前記延長開催期間が満了する前に前記目標条件が達成されたか否かを判断するように構成されている、カラオケシステム。
  2. 請求項1に記載のカラオケシステムにおいて、
    前記推定部は、前記開催期間の中の予め定められた時点において、その時点における前記集計値が予め定められた水準に到達していない場合、前記開催期間が満了するまでに前記目標条件を達成することが不可能であると推定するように構成されている、カラオケ装置。
  3. 請求項1に記載のカラオケシステムにおいて、
    前記推定部は、前記集計部により集計された集計値と、前記開催期間が満了するまでの残り時間において前記参加端末で行われる歌唱の回数を推定した値である推定回数と、前記評価情報で表される評価から統計的に算出した歌唱1回あたりの評価である推定評価とに基づいて、前記開催期間の終了時刻における評価の集計値を予測した値である予測集計値を算出し、算出された前記予測集計値と前記目標条件との差に応じて、前記目標条件を達成することが可能か否かを推定するように構成されている、カラオケシステム。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のカラオケシステムにおいて、
    前記延長設定部は、現在の前記集計値と前記開催期間における時間の経過状況とに基づいて、前記集計部によって集計される集計値が前記目標条件に到達するために要する所要時間を予測し、予測された前記所要時間を基準に前記延長開催期間を設定するように構成されている、カラオケシステム。
  5. 複数のカラオケ装置とネットワークを介して通信するように構成された管理サーバであって、
    前記複数のカラオケ装置の利用客が共通の目標を達成する参加型機能について、前記参加型機能が開催される時間帯である開催期間と、前記開催期間において利用客が達成すべき目標条件であって利用客によるカラオケの歌唱の実績に関する目標条件を設定するように構成された目標設定部と、
    前記参加型機能への参加を決定したカラオケ装置である参加端末それぞれから、利用客が行ったカラオケの歌唱に関する評価を表す評価情報を取得するように構成された取得部と、
    前記取得部により取得された評価情報で表される評価を集計するように構成された集計部と、
    前記集計部により集計された集計値に基づいて、前記開催期間が満了する前に前記目標設定部により設定された目標条件が達成されたか否かを判断するように構成された達成判断部と、
    前記達成判断部により前記目標条件が達成されたと判断された場合、前記目標条件が達成されたことを表す情報を、所定の情報提示部を介して管理者に提示するように構成された達成提示部と、
    前記開催期間の途中において前記達成判断部により前記目標条件が達成されていないと判断された場合、前記集計部により集計された集計値と前記開催期間との進捗状況に応じて、前記開催期間が満了するまでに前記目標条件を達成することが可能か否かを推定するように構成された推定部と、
    前記推定部において前記目標条件を達成することが不可能と推定された場合、前記集計部により集計された集計値の進捗状況に応じて前記開催期間を延長する時間である延長開催期間を設定するように構成された延長設定部と、
    前記延長設定部によって設定された延長開催期間を表す延長情報を、前記参加端末に送信するように構成された延長情報送信部と、
    を備え、
    前記達成判断部は、前記延長設定部によって前記延長開催期間が設定された場合、前記延長開催期間が満了する前に前記目標条件が達成されたか否かを判断するように構成されている、管理サーバ。
  6. 前記複数のカラオケ装置の利用客が共通の目標条件を達成する参加型機能であって、前記参加型機能が開催される時間帯である開催期間と、前記開催期間において利用客が達成すべき目標条件であって利用客によるカラオケの歌唱の実績に関する目標条件が設定されている参加型機能への参加の有無を決定するように構成された参加決定部と、
    前記参加決定部により参加が決定されている場合、利用客が行ったカラオケの歌唱に関する評価を表す評価情報を作成し、作成された評価情報を管理サーバに送信するように構成された評価情報送信部と、
    前記開催期間の途中で前記目標条件を達成することが不可能と前記管理サーバによって推定された場合に前記管理サーバによって設定された、前記開催期間を延長する時間である延長開催期間を表す延長情報を、前記管理サーバから受信するように構成された延長情報受信部と、
    前記延長情報受信部により受信された延長情報に基づき、前記延長開催期間を表す情報を所定の情報提示部を介して利用客に提示するように構成された延長情報提示部と、
    を備えるカラオケ装置。
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