JP6648605B2 - イベント管理サーバ、及びプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、カラオケ装置における利用客が目標を達成する参加型イベントを提供するイベント管理サーバ、及びプログラムに関する。
カラオケ装置において、利用客の歌唱技術を得点化する採点アプリケーションを利用して、他の利用客と歌唱得点を競い合う楽しみを提供する機能が搭載されたものが知られている。例えば、特許文献1には、複数のチームでカラオケの歌唱採点結果を競うチーム対抗歌合戦を楽しめるカラオケシステムが記載されている。また、全国の利用客による歌唱得点をリアルタイムでランキングし、ランキングの成績に応じて利用客に特典を付与するサービスも提供されている。このように、利用客に対して多様な楽しみ方を提供することで、利用客のカラオケ店舗への来店意欲を高める工夫がなされている。
特開2003−255964号公報
ところで、利用客のカラオケ店舗への来店意欲を高め、カラオケサービスの利用を促進するために、カラオケサービスの利用実績に応じて特典を付与する参加型のイベントを開催することが考えられる。例えば、特定の課題曲を設定し、課題曲を歌唱した利用客に対する採点結果等の評価が基準を満たしたことを条件に特典を付与する。
このような参加型イベントを開催することで、利用客に対する訴求力が高まり、利用客の増加やカラオケサービスの稼働率の向上による収益の増加を見込むことができる。このような参加型イベントにおいては、管理者が、目標条件の達成を審査するための基準を一定にするために、審査の対象となる特定の課題曲や、利用客が達成すべき目標条件を任意に設定するといった運用が考えられる。
ところが、特定の楽曲が課題曲に設定されたときに、その課題曲が、ある利用客にとっては歌唱が容易な楽曲である一方、別の利用客にとっては歌唱が容易ではない楽曲であるといった具合に、利用客の間で課題曲との親和性が異なる場合がある。なお、課題曲と利用客との親和性(すなわち、相性のよさ)を測る要素として次のようなものが考えられる。例えば、楽曲のオリジナルアーティストと利用客との性別の一致不一致や、利用客が出せる音域と楽曲の音域との適合不適合、利用客が自ら得意と認める楽曲であるか否か等である。
課題曲との親和性が低い利用客にとっては、目標条件を達成するのは難しいと感じられる。そのような利用客においては、たとえ参加しても目標条件を達成できない可能性が高いため、参加型イベントに対する意欲を向上させることが難しくなる。ひいては、参加型イベントによる利用客の増加やカラオケサービスの稼働率の向上を見込めなくなるおそれがある。
そこで、参加型イベントに対する利用者の意欲を向上させるためには、参加型イベントの対象となる課題曲を適切に設定することが肝要となる。しかしながら、その時々によって変化する客層を的確に把握し、適切な課題曲を臨機応変に設定することは、管理者にとって負担が大きいという問題がある。
そこで、本開示は、カラオケ装置の利用客が目標条件を達成する参加型イベントのための課題曲を臨機応変的に設定するための技術を提供する。
本開示の一態様に係るイベント管理サーバは、少なくとも1つのカラオケ装置の利用客が目標条件を達成する参加型イベントを管理するように構成されている。このイベント管理サーバは、属性情報取得部と、候補決定部と、課題曲決定部と、通知部と、難易度判断部とを備える。
属性情報取得部は、利用客の少なくとも1つの属性を表す情報である属性情報を取得するように構成されている。候補決定部は、所与の複数のカラオケの楽曲の中から、参加型イベントにおいて利用客が歌唱すべき楽曲である課題曲の候補を決定するように構成されている。具体的には、候補決定部は、属性情報取得部により取得された属性情報で表される利用客の属性に適合する複数のカラオケの楽曲の中から、適合する属性の内容に応じて分類される複数段階の難易度ごとに課題曲の候補を決定する。
課題曲決定部は、参加型イベントが開催される期間である開催期間の進捗に応じて、候補決定部によって決定された複数段階の難易度ごとの課題曲の候補の中から、参加型イベントに適用する課題曲を決定するように構成されている。通知部は、課題曲決定部によって決定された課題曲を表す情報をカラオケ装置に対して通知するように構成されている。評価情報取得部は、通知部によって課題曲を通知されたカラオケ装置から、利用客が課題曲を歌唱したときの歌唱の評価を表す情報である評価情報を取得するように構成されている。
達成判断部は、評価情報取得部により取得された評価情報に基づいて、参加型イベントにおいて利用客が達成すべき評価の条件である目標条件が達成されたか否かを判断するように構成されている。難易度判断部は、達成判断部において目標条件が達成されていないと判断されている条件下において、開催期間における所定のタイミングで利用客の歌唱の評価が判定基準値に達しているか否かを判断するように構成されている。判定基準値とは、課題曲の難易度を変更するか否かを決定するための基準である。
また、課題曲決定部は、開催期間の最初期に対応する課題曲として、複数段階の難易度ごとの課題曲の候補の中から最も高い難易度に該当する候補を課題曲に決定するように構成されている。さらに、課題曲決定部は、難易度判断部により利用客の歌唱の評価が判定基準値に達していないと判断されたときに、複数段階の難易度ごとの課題曲の候補の中から従前の難易度より低い難易度に該当する候補を課題曲に決定するように構成されている。さらに、通知部は、課題曲決定部により新たな課題曲が決定された場合、新たに決定された課題曲を表す情報をカラオケ装置に対して通知するように構成されている。
本開示において、イベント管理サーバが利用客の属性に適合するカラオケの楽曲の中から選んだ楽曲が、参加型イベントにおいて利用客が歌唱すべき課題曲である。このように構成されたイベント管理サーバによれば、利用客の属性に適合するカラオケの楽曲の中から、適合する属性の内容に応じて分類される複数段階の難易度に応じた課題曲を設定することができる。利用客の属性に適合する課題曲が設定された参加型イベントであれば、参加型イベントへの利用客の積極的な参加が見込まれ、利用客の増加やカラオケサービスの稼働率の向上による収益の向上に貢献できる。また、このような臨機応変的な参加型イベントを自動で作成することができるので、管理者の負担が軽減される。
さらに、参加型イベントの開催期間中において目標条件が未達成で、かつ歌唱の評価が判定基準値にも満たない場合、参加型イベントの開催期間の経過に応じて課題曲を難易度の低いものに変更することができる。このようにすることで、たとえ当初の課題曲において目標条件の達成が難しい状況だったとしても、状況に応じて課題曲が難易度の低いものに替わることにより、利用客が目標条件を達成しやすくなる。これにより、利用客を途中であきらめさせず、利用客の参加意欲を高めて滞在時間を向上させることができる。
上記構成において、更に次のようにしてもよい。すなわち、属性情報取得部は、利用客の属性情報として、利用客が関心を持つ楽曲として予め登録されている情報、利用客が歌唱することができる音域(すなわち、音高の範囲)を表す情報、利用客の年齢を表す情報、利用客の性別を表す情報、又は利用客が特定の曲を歌唱した回数を表す情報の少なくとも何れかを含む情報を取得するように構成されている。
利用客が関心を持つ楽曲(例えば、利用客が得意であると自認している、いわゆる十八番の楽曲)や、歌唱した回数が多い楽曲、利用客の年齢層と関連する楽曲は、楽曲に対する利用客の理解が深く、利用客によって歌唱しやすい相性のよい課題曲として適していると考えられる。また、利用客が歌唱することができる音域や性別が、楽曲を構成する音域やオリジナルアーティストの性別に適合していれば、その楽曲は利用客にとって歌唱しやすい課題曲として適していると考えられる。したがって、上述のような利用客の属性に基づいて課題曲を決定することで、利用客によって歌唱しやすい相性のよい課題曲を提示できる。
上記構成において、更に次のようにしてもよい。すなわち、難易度判断部は、開催期間における複数のタイミングそれぞれにおいて、利用客の歌唱の評価が、複数のタイミングごとに個別に設定されている判定基準値に達しているか否かを判断するように構成されている。また、判定基準値は、複数のタイミングのうち早いタイミングほど低く、遅いタイミングほど高くなるように設定されている。
このような構成によれば、開催期間の早い段階においては課題曲の難易度が下がりにくく、開催時間の残り時間が少なくなるほど課題曲の難易度が下がりやすくなる。それにより、開催期間の初期には課題曲の難易度が過度に高い場合を除いて、なるべく高い難易度の課題曲に挑戦してもらうことができる。そうすることで、参加型イベントを利用者にとってやりがいのあるものにすることができる。その一方で、開催時間の残り時間が少なくなるほど目標条件を達成しやすくなるので、利用客を最後まであきらめさせないようにすることができる。
上記構成において、更に次のようにしてもよい。すなわち、属性情報取得部は、利用客の属性情報として、利用客が関心を持つ楽曲として予め登録されている情報、利用客が歌唱することができる音域を表す情報、及び、利用客の年齢を表す情報を少なくとも含む情報を取得するように構成されている。
候補決定部は、利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ利用客の年齢を含む年齢層に関連付けられた楽曲を、高程度の難易度である第1難易度に該当する課題曲の候補として決定する。また、利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ利用客が関心を持つ楽曲を、低程度の難易度である第2難易度に該当する課題曲の候補として決定する。
課題曲決定部は、開催期間の最初期に対応する課題曲として、第1難易度に該当する候補を課題曲に決定する。そして、難易度判断部により利用客の歌唱の評価が判定基準値に達していないと判断されたときに、第2難易度に該当する候補を課題曲に決定する。
このような構成によれば、利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であることを前提に、利用客と同じ年齢層に関連付けられた楽曲を高難易度の課題曲とし、利用客が関心を持つ楽曲を低難易度の課題曲とすることができる。これは、利用客の年齢層に合った楽曲は利用客との相性がそれなりによいが、それよりも利用客が関心を持つ楽曲の方が更に利用客との相性がよいという観点に基づく。
あるいは、次のように構成してもよい。すなわち、属性情報取得部は、利用客の属性情報として、利用客が関心を持つ楽曲として予め登録されている情報、利用客が関心を持つ楽曲を当該利用客が歌唱した回数、利用客が歌唱することができる音域、及び、利用客の年齢を少なくとも含む情報を取得するように構成されている。
候補決定部は、利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ利用客の年齢を含む年齢層の人々に歌唱された回数が順位付された所与のランキングにおいて比較的下位に該当する楽曲を、最も高い難易度である第1難易度に該当する課題曲の候補として決定する。また、利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ前記ランキングにおいて比較的上位に該当する楽曲を、2番目に高い難易度である第2難易度に該当する課題曲の候補として決定する。
また、利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ利用客が関心を持つ楽曲のうち当該利用客が歌唱した回数が比較的少ない楽曲を、3番目に高い難易度である第3難易度に該当する課題曲の候補として決定する。また、利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ利用客が関心を持つ楽曲のうち当該利用客が歌唱した回数が比較的多い楽曲を、最も低い難易度である第4難易度に該当する課題曲の候補として決定する。
そして、難易度判断部は、達成判断部において目標条件が達成されていないと判断されている条件下において、所定の第1タイミング、第2タイミング及び第3タイミングの順に、利用客の歌唱の評価が判定基準値に達しているか否かを判断するように構成されている。
課題曲決定部は、開催期間の最初期に対応する課題曲として、第1難易度に該当する候補を課題曲に決定する。さらに、第1タイミングにおいて難易度判断部により利用客の歌唱の評価が判定基準値に達していないと判断されたときに、第2難易度に該当する候補を課題曲に決定する。あるいは、第2タイミングにおいて難易度判断部により利用客の歌唱の評価が判定基準値に達していないと判断されたときに、第3難易度に該当する候補を課題曲に決定する。あるいは、第3タイミングにおいて難易度判断部により利用客の歌唱の評価が判定基準値に達していないと判断されたときに、第4難易度に該当する候補を課題曲に決定する。
このような構成によれば、利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であることを前提に、利用客と同じ年齢層に関連付けられた楽曲を高難易度の課題曲とし、利用客が関心を持つ楽曲を低難易度の課題曲とすることができる。これは、利用客の年齢層に合った楽曲は利用客との相性がよいが、それよりも利用客が関心を持つ楽曲の方が更に利用客との相性がよいという観点に基づく。それに加え、歌唱された回数が多い楽曲ほど利用客の理解が深いとの観点に基づき、歌唱回数が比較的少ない楽曲を難易度の高い課題曲に設定し、歌唱回数が比較的多い楽曲を難易度の低い課題曲に設定することができる。
なお、本開示は、コンピュータにおいて実行されるプログラム、あるいはプログラムを記憶する記憶媒体の形態で実現することもできる。
カラオケシステムの全体構成を表すブロック図。 図2Aは、イベント管理サーバの構成を表すブロック図、図2Bは、カラオケ装置の構成を表すブロック図。 第1実施形態のイベント処理の手順を表すフローチャート。 第1実施形態の課題曲更新処理の手順を表すフローチャート。 第2実施形態のイベント処理の手順を表すフローチャート。 第2実施形態の課題曲更新処理の手順を表すフローチャート。 課題曲の難易度に関する概念を説明するための図。
以下、本開示の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本開示は下記の実施形態に限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケシステムの構成の説明]
図1に例示されるとおり、カラオケシステム1は、カラオケ店舗内のLAN50に接続されたイベント管理サーバ10、及び複数のカラオケ装置20a,20b,20c,20dを有する。また、イベント管理サーバ10及び複数のカラオケ装置20a,20b,20c,20dは、インターネット100を介してカラオケ店舗外に設置されたセンタサーバ30と通信するように構成されている。
なお、図1においては、カラオケ店舗に設けられた各カラオケ装置20それぞれの符号の後に「a」、「b」、「c」又は「d」を付記している。そして、以下の説明においては、カラオケ装置20a,20b,20c,20dを特に区別しない場合、単にカラオケ装置20と表記する。その場合は「a」、「b」、「c」,「d」の何れのカラオケ装置も含んで説明しているものとする。なお、図1では、4台のカラオケ装置20が記載されているが、それより多くのカラオケ装置20がLAN50に接続されていてもよい。また、また、図1においては、インターネット100に接続されたLAN50を1つだけ記載した。ただし、実際には多数のカラオケ店舗にそれぞれ設置された複数のLANがインターネット100に接続され、それぞれのLANにカラオケ装置が設置された態様で実施されるものとする。
イベント管理サーバ10は、サーバ装置からなり、コンピュータシステムを構成している。このイベント管理サーバ10は、参加型イベントの進行を統括する機能を有する。この参加型イベントとは、カラオケ装置20の利用客が達成すべき目標条件と、目標条件の評価の対象となる楽曲である課題曲とを設定し、各カラオケ装置20において課題曲が歌唱されたときの評価結果が目標条件を達成できるかどうかを競うものである。このような参加型イベントを利用して、例えば、目標条件が達成された場合にカラオケ店舗の管理者が利用客に対して特典を提供するといった運用をすることが考えられる。
図2Aに例示されるとおり、イベント管理サーバ10は、制御部11、記憶部12、操作部13、表示部14、及び通信インタフェース部15を備える。制御部11は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、入出力インタフェース等を中心に構成された情報処理装置である。制御部11の機能は、CPUがROMや半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。記憶部12は、各種情報を記憶する記憶装置である。この記憶部12には、イベント管理サーバ10の動作を制御するためのプログラムや各種データ等が記憶される。操作部13は、カラオケ店舗の管理者による操作を入力するための入力装置である。表示部14は、画像情報を表示するための出力装置である。通信インタフェース部15は、イベント管理サーバ10をLAN50に接続し、LAN50を介した通信を制御する通信装置である。
カラオケ装置20は、カラオケ店舗に設置される業務用のカラオケ装置で具現化される。このカラオケ装置20は、利用客からリクエストされたカラオケ楽曲を演奏する機能や、利用客の歌唱を所定の評価基準に基づいて評価し、その採点結果を算出する採点機能を有する。また、カラオケ装置20は、上述の参加型イベントに関する通信機能やユーザインターフェース機能を有する。図2Bに例示されるとおり、カラオケ装置20は、制御部21、通信インタフェース部22、記憶部23、操作部24、音声入出力部25を備える。また、カラオケ装置20には、ディスプレイ26、マイク27、スピーカ28等の周辺機器が接続されている。
制御部21は、図示しないCPU、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、入出力インタフェース等を中心に構成された情報処理装置である。制御部21の機能は、CPUがROMや半導体メモリ等の非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより実現される。通信インタフェース部22は、カラオケ装置20をLAN50に接続し、LAN50を介した通信を制御する通信装置である。カラオケ装置20は、通信インタフェース部22を介してイベント管理サーバ10やセンタサーバ30との間で通信を行う。
記憶部23は、例えばハードディスクドライブや半導体メモリ等の記憶装置である。記憶部23には、カラオケ楽曲を演奏するための楽曲データを多数収録したカラオケデータベースや、カラオケ装置20の動作を制御するためのプログラム等が記憶される。操作部24は、使用者による操作を入力するための入力装置であり、カラオケ装置20本体に備えられたタッチパネルやキー・スイッチ等からなる。
音声入出力部25は、音声の入出力を制御するデバイスである。音声入出力部25の入力側にはマイク27が接続される。これにより音声入出力部25は、利用客の歌唱音声を取得する。音声入出力部25の出力側にはスピーカ28が接続される。これにより音声入出力部25は、制御部21による演奏処理において再生された楽曲の演奏音及び利用客の歌唱音声の音源信号をスピーカ28に出力する。スピーカ28は、音声入出力部25から出力される音源信号を音に換えて出力する。
ディスプレイ26は、制御部21から送られてくる映像データに基づいて映像の表示を行う表示装置である。制御部21は、カラオケの伴奏の演奏処理と併せて、背景画像や歌詞テロップをディスプレイ26に表示させる。また、制御部21は、参加型イベントに関する各種演出画像をディスプレイ26に表示させる。
また、カラオケ装置20は、利用客がログインをしてカラオケの会員向けサービスを自己のアカウントに対応付けて利用可能な機能を有する。カラオケの会員向けサービスを利用するための所定のアカウントを有する利用客がログインすることで、カラオケ装置20が、カラオケの演奏予約や歌唱の採点、歌唱履歴の保存等のカラオケに関する会員向けサービスを個々の利用客に対応付けて実行する。なお、カラオケ装置20のその他の機能や構成については公知技術に従っているので、ここでは詳細な説明を省略する。
センタサーバ30は、サーバ装置からなり、コンピュータシステムを構成している。このセンタサーバ30は、カラオケの会員向けサービスを利用するためのアカウントを有する利用客に関する情報を一元的に管理する機能を有する。センタサーバ30は、利用客の性別及び年齢を表す利用客情報と、利用客が過去に行ったカラオケの歌唱の履歴に関する楽曲利用履歴情報とを含む属性情報を、利用客の識別情報(例えば、ユーザID)に対応付けて蓄積するデータベースを備える。
楽曲利用履歴情報には、利用客が関心を持つ楽曲として登録した楽曲(以下、登録楽曲という)や、過去に歌唱した楽曲の曲名やアーティスト、歌唱した回数に関する情報が含まれる。登録楽曲には、例えば、利用客のお気に入りの楽曲や十八番の楽曲等が登録されることを想定している。また、楽曲利用履歴情報には、カラオケ装置20の採点機能を利用して行われた歌唱の採点結果を表す情報、利用客が歌唱することができる音高の範囲である音域(以下、利用者の音域という)を表す情報、利用客が歌唱をしたときに楽曲のキーを調節した内容を表す情報等が含まれる。
カラオケ装置20は、ログインした利用客に対応付けてカラオケの演奏を行った場合、演奏された楽曲の識別情報や、歌唱の採点結果、キー設定、歌唱時の音声から特定された利用者の音域を表す情報を、利用客の識別情報に対応付けてセンタサーバ30にアップロードする。センタサーバ30は、カラオケ装置20から受信した情報を、当該利用客の楽曲利用履歴情報としてデータベースに保存する。これにより、全国各地のカラオケ店舗を利用する多くの利用客に関する楽曲利用履歴情報がセンタサーバ30に蓄積される。また、センタサーバ30は、蓄積された利用客情報及び楽曲利用履歴情報を用いて、全国の利用客について年齢層ごとに演奏回数が多い楽曲を順位付した全国ランキングを作成し、イベント管理サーバ10に配信する機能を有する。この全曲ランキングの情報は、利用客の年齢層に関連付けられた楽曲を表す情報である。
〈第1実施形態〉
以下、イベント管理サーバ10が参加型イベントに関して実行する処理の第1実施形態について説明する。
《イベント処理の説明》
イベント管理サーバ10の制御部11が実行するイベント処理(第1実施形態)の手順について、図3のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、イベント管理サーバ10が設置されているカラオケ店舗の営業期間における所定のタイミング(例えば、管理者が指定したタイミング)で実行される。
S100では、制御部11は、現時点において各カラオケ装置20にログインしている利用客の属性情報を取得する。具体的には、制御部11は、各カラオケ装置20に問い合わせてログイン中の利用客を特定し、特定された利用客の識別情報に対応する属性情報の取得をセンタサーバ30に要求する。センタサーバ30は、イベント管理サーバ10からの要求に対応する利用客に関する属性情報をデータベースから読み出して、要求元のイベント管理サーバ10に送信する。利用客の属性情報には、上述した利用客情報と楽曲利用履歴情報とが含まれる。あるいは、制御部11は、各カラオケ装置20がセンタサーバ30から取得して保有している属性情報を、各カラオケ装置20から直接取得してもよい。
S102では、制御部11は、S100において取得された属性情報で示される利用客の年齢、及びセンタサーバ30から配信される年齢層別の全国ランキングに基づいて、「第1難易度」に該当する課題曲候補を特定する。「第1難易度」は、本第1実施形態において比較的高い難易度に相当する。具体的には、制御部11は、利用客の年齢層に対応する全国ランキングに含まれる楽曲(以下、年齢別ランキング楽曲という)の中から、当該利用客の音域と適合する楽曲を「第1難易度」の課題曲候補に特定する。ここでいう利用客の音域と適合する楽曲とは、歌唱パートのメロディが利用客の音域の範囲に含まれる音で構成されている楽曲である。
例えば、制御部11は、年齢別ランキング楽曲の歌唱パートを構成する音域を表す情報と利用客の音域とを比較し、年齢別ランキング楽曲と利用客の音域とが適合するか否かを判断する。なお、利用客の音域と適合する年齢別ランキング楽曲がない場合、属性情報で示される利用客の性別と、年齢別ランキング楽曲のアーティストの性別とを比較し、一致する楽曲を「第1難易度」の課題曲候補に特定してもよい。あるいは、利用客の音域と適合する年齢別ランキング楽曲がない場合、年齢別ランキング楽曲のキーを調節して利用客の音域に適合させるためのキー設定を特定し、その年齢別ランキング楽曲とキー設定とを併せて「第1難易度」の課題曲候補に特定してもよい。
S104では、制御部11は、S100において取得された属性情報に基づいて、「第2難易度」に該当する課題曲候補を特定する。「第2難易度」は、本第1実施形態において比較的低い難易度に相当する。具体的には、制御部11は、属性情報に含まれる楽曲利用履歴情報で示される利用客の登録楽曲の中から、当該利用客の音域と適合する楽曲を「第2難易度」の課題曲候補に特定する。例えば、制御部11は、登録楽曲の歌唱パートを構成する音域を表す情報と利用客の音域とを比較し、登録楽曲と利用客の音域とが適合するか否かを判断する。なお、利用客の音域と適合する登録楽曲がない場合、属性情報で示される利用客の性別と、登録楽曲のアーティストの性別とを比較し、一致する楽曲を「第2難易度」の課題曲候補に特定してもよい。あるいは、利用客の音域と適合する登録楽曲がない場合、過去に利用客が登録楽曲を歌唱したときにキーを調節した内容を取得し、登録楽曲と利用客が当該登録楽曲を歌唱したときのキー設定とを併せて「第2難易度」の課題曲候補に特定してもよい。
利用客がお気に入りや十八番として登録している登録楽曲は、登録されていない楽曲よりも利用客との親和性が高い(すなわち、相性がよい)ことが予想される。また、利用客と同年代の年齢別ランキング楽曲もある程度は利用客との相性がよいが、それよりも利用客が関心を持つ楽曲の方が更に利用客との相性がよいと考えられる。そのような観点に基づき、本第1実施形態では、全国ランキングの中から選定される課題曲よりも登録楽曲の中から選定される課題曲の方が、利用客にとって難易度が低くなると想定している。
なお、S102及びS104においては、「第1難易度」及び「第2難易度」それぞれの難易度ついて複数の楽曲を課題曲候補として特定してもよい。また、利用客がログインしているカラオケ装置20が複数存在する場合、各カラオケ装置20にログインしている利用客の属性情報に基づいて、カラオケ装置20ごとに個別に「第1難易度」及び「第2難易度」の課題曲候補を特定するように構成してもよい。
S106では、制御部11は、S102において特定された「第1難易度」の課題曲候補を、参加型イベントにおける初期の課題曲に設定する。すなわち、S102及びS104において特定された各難易度の課題曲候補のうち、難易度が高い方の課題曲候補が最初の課題曲に設定される。
S108では、制御部11は、参加型イベントの構成要件である目標条件及び開催期間を設定する。本実施形態における目標条件とは、利用客が課題曲を歌唱したときの個々の採点結果に対して目標達成の成否を判定する基準となる点数である。つまり、利用客が課題曲を歌唱したときの採点結果が目標条件以上になった場合、目標条件が達成されたと判定される。開催期間は、参加型イベントが開催される時間帯(すなわち、開始時刻から終了時刻まで)である。制御部11は、例えば、管理者から目標条件及び開催期間の各情報の入力を受付けることで、参加型イベントに適用する目標条件及び開催期間を設定する。あるいは、制御部11は、課題曲の採点結果の平均値等を基準にして目標条件を設定してもよい。
S110では、制御部11は、各カラオケ装置20に対して参加型イベントの開催通知を送信する。参加型イベントの開催通知には、設定された課題曲、目標条件、及び開催期間を表す情報や、目標条件が達成された場合に提供される特典の内容等の情報が含まれる。なお、複数のカラオケ装置20それぞれについて個別に課題曲を設定した場合、制御部11は、各課題曲の情報を含む参加型イベントの開催通知を、その課題曲に対応するカラオケ装置20に対して送信する。
一方、参加型イベントの開催通知を受信した各カラオケ装置20では、参加型イベントに参加する動作モードを設定する。このとき、カラオケ装置20の制御部21は、参加型イベントの開催通知に含まれる課題曲、目標条件、特典の内容、及び開催期間等を表す情報をディスプレイ26に表示させ、利用客に参加型イベントの内容を告知する。
S112では、制御部11は、開催期間における経過時間の計測を開始する。一方、カラオケ装置20では、参加型イベントの動作モードが設定されることにより、以降、設定された開催期間において、参加型イベントの課題曲に関する評価情報をイベント管理サーバ10に送信する。具体的には、カラオケ装置20の制御部21は、課題曲の演奏のリクエストを受付けた場合、課題曲の演奏時に行われた利用客の歌唱を所定の採点機能を用いて採点する。そして、制御部21は、採点結果の点数を表す情報と自カラオケ装置20の識別情報とを含む評価情報をイベント管理サーバ10に送信する。
S114では、制御部11は、各カラオケ装置20から送信される評価情報を取得する。そして、S116では、制御部11は、各カラオケ装置20から取得した評価情報に含まれる採点結果と目標条件とを比較し、カラオケ装置20ごとに目標条件を達成した否かを判定する。ここでは、採点結果が目標条件以上であることを条件に、目標条件を達成したと判定する。
S118では、制御部11は、参加型イベントを終了するか否かを判定する。具体的には、制御部11は、参加型イベントの開催期間が満了した場合に、参加型イベントを終了すると判定する。参加型イベントを終了しない場合(S118:NO)、制御部11はS114に戻る。一方、参加型イベントを終了する場合(S118:YES)、制御部11はS120に進む。
S120では、制御部11は、制御部11は、参加型イベントの目標条件達成の成否を表す情報であるイベント結果通知を、各カラオケ装置20に対して送信する。具体的には、制御部11は、S116において目標条件を達成したと判定されたカラオケ装置20に対して、目標条件を達成したことを表すイベント結果通知を送信する。一方、参加型イベントの開催期間が満了するまでに目標条件を達成したと判定されなかったカラオケ装置20に対しては、目標条件を達成できなかったことを表すイベント結果通知を送信する。S120の後、制御部11はイベント処理を終了する。
一方、参加型イベントの結果通知を受信した各カラオケ装置20制御部21は、結果通知の内容を表す情報をディスプレイ26に表示させ、利用客に参加型イベントの結果を告知する。
《課題曲更新処理の説明》
イベント管理サーバ10の制御部11が実行する課題曲更新処理(第1実施形態)の手順について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。この課題曲更新処理は、上述のイベント処理(図3参照)において参加型イベントが開催されたときに、S116で目標条件が達成されていないと判定されている条件下においてイベント処理と並行して実行される。また、複数のカラオケ装置20が参加型イベントに参加している場合、制御部11は、個々のカラオケ装置20ごと(以下、当該カラオケ装置という)に課題曲更新処理を実行する。
S200では、制御部11は、イベント処理のS112において計時が開始されてから、開催期間の50%に相当する時間が経過したか否かを判定する。開催期間の50%に相当する時間を経過していない場合(S200:NO)、制御部11はS200の処理を繰返す。一方、開催期間の50%に相当する時間が経過した場合(S200:YES)、制御部11はS202に進む。
S202では、制御部11は、参加型イベントが開始されてから現時点までに当該カラオケ装置20から取得した評価情報について、評価情報に含まれる歌唱の評価結果が所定の難易度基準点を達成したか否かを判定する。難易度基準点は、開催期間の途中段階で課題曲の難易度を下げる必要があるか否かを判断するための基準となる点数である。難易度基準点は、本開示における判定基準値に相当する。
なお、難易度基準点は目標条件より低い点数に設定されているものとする。例えば、目標条件から開催期間の残り時間の割合に応じた値を差引いた点数を難易度基準点として適用することが考えられる。これにより、開催期間中の所定のタイミング(第1実施形態では、開催期間の50%が経過した時点)において利用客が難易度基準点を達成できていない場合、現行の課題曲のままでは開催期間が終了するまでに利用客が目標条件を達成することが困難であると推定することができる。
現時点までの歌唱の評価結果が難易度基準点を達成した場合(S202:YES)、制御部11は課題曲更新処理を終了する。一方、現時点までの歌唱の評価結果が難易度基準点を達成していない場合(S202:NO)、制御部11はS204に進む。
S204では、制御部11は、イベント処理のS104において当該カラオケ装置20について特定された「第2難易度」の課題曲候補を新たな課題曲に設定する。S206では、制御部11は、S204において新たに設定された「第2難易度」の課題曲を当該カラオケ装置20に対して通知する。S206の後、制御部11は課題曲更新処理を終了する。
一方、各カラオケ装置20の制御部21は、イベント管理サーバ10から新たな課題曲が通知された場合、新たな課題曲を表す情報をディスプレイ26に表示させ、課題曲が更新されたことを利用客に告知する。それと共に、制御部21は、従前の課題曲の設定を破棄し、新たな課題曲に従って参加型イベントに関する動作モードを継続する。
《第1実施形態の効果》
第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
利用客の音域と適合する楽曲であることを前提に、利用客と同じ年齢層に関連付けられた楽曲である年齢別ランキング楽曲を高難易度の課題曲とし、利用客が関心を持つ楽曲である登録楽曲を低難易度の課題曲とすることができる。これは、図7に例示されるように、利用客がお気に入りや十八番として登録している登録楽曲は、登録されていない楽曲よりも利用客との親和性が高く、課題曲としての難易度が低いとの観点に基づく。また、利用客と同年代の年齢別ランキング楽曲についても利用客との相性がよいが、それよりも利用客が関心を持つ楽曲の方が更に利用客との相性がよいと考えられる。
そして、参加型イベントの開催期間中の所定のタイミングにおいて、歌唱の評価が難易度基準点に満たない場合、課題曲を難易度の低いものに変更することができる。このようにすることで、図7に例示されるとおり、参加型イベントの開催期間が経過するにつれて課題曲の難易度が下がり、それに伴い利用客と課題曲との親和性が向上するため、利用客が目標条件を達成しやすくなる。これにより、たとえ当初の課題曲において目標条件の達成が難しい状況だったとしても、状利用客を途中であきらめさせず、利用客の参加意欲を高めて滞在時間を向上させることができる。
また、利用客の登録楽曲や、音域、年齢といった属性に基づいて課題曲が設定された参加型イベントが開催されることで、利用客の積極的な参加が見込まれ、ひいては利用客の増加やカラオケサービスの稼働率の向上による収益の向上に貢献できる。また、臨機応変的な課題曲を自動で設定できるので、管理者の負担が軽減される。
〈第2実施形態〉
以下、上述の第1実施形態とは別の実施形態として、イベント管理サーバ10が参加型イベントに関して実行する処理の第2実施形態について説明する。本第2実施形態は、課題曲の難易度の設定が第1難易度から第4難易度まで更に細分化されている点で、上述の第1実施形態と相違する。なお、以下の説明において上述の第1実施形態と共通する事項については、その旨を示した上で説明を省略する場合がある。
《イベント処理の説明》
イベント管理サーバ10の制御部11が実行するイベント処理(第2実施形態)の手順について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、イベント管理サーバ10が設置されているカラオケ店舗の営業期間における所定のタイミング(例えば、管理者が指定したタイミング)で実行される。
S300では、制御部11は、現時点において各カラオケ装置20にログインしている利用客の属性情報を取得する。取得する属性情報の内容については、上述の第1実施形態のS100と同様である。
S302では、制御部11は、S300において取得された属性情報で示される利用客の年齢、及びセンタサーバ30から配信される年齢層別の全国ランキングに基づいて、「第1難易度」に該当する課題曲候補を特定する。「第1難易度」は、本第2実施形態において最も高い難易度に相当する。具体的には、制御部11は、利用客の年齢層に対応する全国ランキングに含まれる年齢別ランキング楽曲の中から、当該利用客の音域と適合し、かつ、当該全国ランキングにおいて比較的「下位」の楽曲を「第1難易度」の課題曲候補に特定する。利用客の音域と適合する楽曲を特定する方法については、上述の第1実施形態と同様である。
S304では、制御部11は、年齢別ランキング楽曲の中から「第2難易度」に該当する課題曲候補を特定する。「第2難易度」は、本第2実施形態において2番目に高い難易度に相当する。具体的には、制御部11は、年齢別ランキング楽曲の中から、当該利用客の音域と適合し、かつ、当該全国ランキングにおいて比較的「上位」の楽曲を「第2難易度」の課題曲候補に特定する。なお、S302及びS304において、利用客の音域と適合する年齢別ランキング楽曲がない場合、属性情報で示される利用客の性別と適合する年齢別ランキング楽曲の中から比較的下位又は上位の楽曲を「第1難易度」又は「第2難易度」の課題曲候補に特定してもよい。
S306では、制御部11は、S300において取得された属性情報に基づいて、「第3難易度」に該当する課題曲候補を特定する。「第3難易度」は、本第2実施形態において3番目に高い難易度に相当する。具体的には、制御部11は、属性情報に含まれる楽曲利用履歴情報で示される利用客の登録楽曲の中から、当該利用客の音域と適合し、かつ、当該利用者が歌唱した回数が登録楽曲の中で比較的「少ない」楽曲を「第3難易度」の課題曲候補に特定する。
S308では、制御部11は、利用客の登録楽曲の中から「第4難易度」に該当する課題曲候補を特定する。「第4難易度」は、本第2実施形態において最も低い難易度に相当する。具体的には、制御部11は、利用客の登録楽曲の中から、当該利用客の音域と適合し、かつ、当該利用者が歌唱した回数が登録楽曲の中で比較的「多い」楽曲を「第4難易度」の課題曲候補に特定する。なお、S306及びS308において、利用客の音域と適合する登録楽曲がない場合、属性情報で示される利用客の性別と適合する登録楽曲の中から、歌唱された回数が比較的多い又は少ない楽曲を「第3難易度」又は「第4難易度」の課題曲候補に特定してもよい。
本第2実施形態では、上述の第1実施形態と同様に、全国ランキングの中から選定される課題曲よりも登録楽曲の中から選定される課題曲の方が、利用客にとって難易度が低くなると想定している。さらに、本第2実施形態では、登録楽曲なかでも利用者が歌唱した回数が多い楽曲ほど利用客との親和性が高くなるとの観点から、歌唱回数が多い登録楽曲を比較的低い難易度の課題曲に設定し、歌唱回数が少ない登録楽曲を比較的難易度の高い課題曲に設定している。また、登録楽曲ではない楽曲の中でも利用客と同年代の人々に人気のある楽曲ほど利用客が聴く機会が多く、利用客との親和性が高くなるとの観点から、全国ランキングの順位が高い楽曲を低い難易度の課題曲に設定し、順位が低い楽曲を高い難易度の課題曲に設定している。
なお、S302〜S308においては、「第1難易度」〜「第4難易度」それぞれの難易度ついて複数の楽曲を課題曲候補として特定してもよい。また、利用客がログインしているカラオケ装置20が複数存在する場合、各カラオケ装置20にログインしている利用客の属性情報に基づいて、カラオケ装置20ごとに個別に「第1難易度」〜「第4難易度」に該当する課題曲候補を特定するように構成してもよい。
S310では、制御部11は、S302において特定された「第1難易度」の課題曲候補を、参加型イベントにおける初期の課題曲に設定する。すなわち、S302〜S308において特定された各難易度の課題曲候補のうち、最も難易度の高い課題曲候補が最初の課題曲に設定される。
以降、S312〜S324の処理内容については、上述の第1実施形態におけるS108〜S120の処理内容と同様である。S324の後、制御部11はイベント処理を終了する。一方、参加型イベントの結果通知を受信した各カラオケ装置20制御部21は、結果通知の内容を表す情報をディスプレイ26に表示させ、利用客に参加型イベントの結果を告知する。
《課題曲更新処理の説明》
イベント管理サーバ10の制御部11が実行する課題曲更新処理(第2実施形態)の手順について、図6のフローチャートを参照しながら説明する。この課題曲更新処理は、上述のイベント処理(図5参照)において参加型イベントが開催されたときに、S320で目標条件が達成されていないと判定されている条件下においてイベント処理と並行して実行される。また、複数のカラオケ装置20が参加型イベントに参加している場合、制御部11は、個々のカラオケ装置20ごと(以下、当該カラオケ装置という)に課題曲更新処理を実行する。
なお、本第2実施形態では、上述の第1実施形態における難易度基準点が、第1難易度基準点〜第3難易度基準点の3段階に細分化されている点で、上述の第1実施形態と相違する。第1難易度基準点〜第3難易度基準点は何れも目標条件より低い点数であり、大小関係は、目標条件>第3難易度基準点>第2難易度基準点>第1難易度基準点となっている。
S400では、制御部11は、イベント処理のS316において計時が開始されてから、開催期間の25%に相当する時間が経過したか否かを判定する。開催期間の25%に相当する時間を経過していない場合(S400:NO)、制御部11はS400の処理を繰返す。一方、開催期間の25%に相当する時間が経過した場合(S400:YES)、制御部11はS402に進む。
S402では、制御部11は、参加型イベントが開始されてから現時点までに当該カラオケ装置20から取得した評価情報について、評価情報に含まれる歌唱の評価結果が第1難易度基準点を達成したか否かを判定する。第1難易度基準点は、目標条件より低い点数であり、かつ、第1〜第3難易度基準点の中で最も低い点数となっている。現時点までの歌唱の評価結果が第1難易度基準点を達成した場合(S402:YES)、制御部11はS408に進む。一方、現時点までの歌唱の評価結果が第1難易度基準点を達成していない場合(S402:NO)、制御部11はS404に進む。
S404では、制御部11は、イベント処理のS304において当該カラオケ装置20について特定された「第2難易度」の課題曲候補を新たな課題曲に設定する。S406では、制御部11は、S404において新たに設定された「第2難易度」の課題曲を当該カラオケ装置20に対して通知する。
次のS408では、制御部11は、計時が開始されてから開催期間の50%に相当する時間が経過したか否かを判定する。開催期間の50%に相当する時間を経過していない場合(S408:NO)、制御部11はS408の処理を繰返す。一方、開催期間の50%に相当する時間が経過した場合(S408:YES)、制御部11はS410に進む。
S410では、制御部11は、参加型イベントが開始されてから現時点までに当該カラオケ装置20から取得した評価情報について、評価情報に含まれる歌唱の評価結果が第2難易度基準点を達成したか否かを判定する。第2難易度基準点は、目標条件より低い点数であり、かつ、第1〜第3難易度基準点の中で2番目に低い点数となっている。現時点までの歌唱の評価結果が第2難易度基準点を達成した場合(S410:YES)、制御部11はS416に進む。一方、現時点までの歌唱の評価結果が第2難易度基準点を達成していない場合(S410:NO)、制御部11はS412に進む。
S412では、制御部11は、イベント処理のS306において当該カラオケ装置20について特定された「第3難易度」の課題曲候補を新たな課題曲に設定する。S414では、制御部11は、S412において新たに設定された「第3難易度」の課題曲を当該カラオケ装置20に対して通知する。
次のS416では、制御部11は、計時が開始されてから開催期間の75%に相当する時間が経過したか否かを判定する。開催期間の75%に相当する時間を経過していない場合(S416:NO)、制御部11はS416の処理を繰返す。一方、開催期間の75%に相当する時間が経過した場合(S416:YES)、制御部11はS420に進む。
S420では、制御部11は、参加型イベントが開始されてから現時点までに当該カラオケ装置20から取得した評価情報について、評価情報に含まれる歌唱の評価結果が第3難易度基準点を達成したか否かを判定する。第3難易度基準点は、目標条件より低い点数であり、かつ、第1〜第3難易度基準点の中で最も高い点数となっている。現時点までの歌唱の評価結果が第3難易度基準点を達成した場合(S420:YES)、制御部11は課題曲更新処理を終了する。一方、現時点までの歌唱の評価結果が第3難易度基準点を達成していない場合(S420:NO)、制御部11はS422に進む。
S422では、制御部11は、イベント処理のS308において当該カラオケ装置20について特定された「第4難易度」の課題曲候補を新たな課題曲に設定する。S424では、制御部11は、S422において新たに設定された「第4難易度」の課題曲を当該カラオケ装置20に対して通知する。S424の後、制御部11は課題曲更新処理を終了する。
一方、各カラオケ装置20の制御部21は、イベント管理サーバ10から新たな課題曲が通知された場合、その都度、新たな課題曲を表す情報をディスプレイ26に表示させ、課題曲が更新されたことを利用客に告知する。それと共に、制御部21は、従前の課題曲の設定を破棄し、新たな課題曲に従って参加型イベントに関する動作モードを継続する。
《第2実施形態の効果》
第2実施形態によれば、上述の第1実施形態の効果に加え、更に以下の効果を奏する。
図7に例示されるように、登録楽曲の中でも利用者が歌唱した回数が多い楽曲ほど利用客との親和性が高くなるとの観点から、歌唱回数が多い登録楽曲を比較的低い難易度の課題曲に設定し、歌唱回数が少ない登録楽曲を比較的高い難易度の課題曲に設定することができる。また、登録楽曲ではない楽曲の中でも利用客と同年代の人々に人気のある楽曲ほど利用客が聴く機会が多く、利用客との親和性が高くなるとの観点から、全国ランキングにおいて上位の楽曲を比較的低い難易度の課題曲に設定し、下位の楽曲を比較的高い難易度の課題曲に設定することがきる。
そして、開催期間中の複数のタイミング(例えば、25%、50%、75%の時間が経過した時)において、それぞれのタイミングに応じた難易度基準点の達成の成否に応じて、課題曲の難易度を段階的に下げることができる。
また、難易度基準点は、複数のタイミングのうち早いタイミングほど低く、遅いタイミングほど高くなるように設定されている。それにより、開催期間の初期には課題曲の難易度が過度に高い場合を除いて、なるべく高い難易度の課題曲に挑戦してもらうことができる。そうすることで、参加型イベントを利用者にとってやりがいのあるものにすることができる。その一方で、開催時間の残り時間が少なくなるほど目標条件を達成しやすくなるので、利用客を最後まであきらめさせないようにすることができる。さらに、参加型イベントの開催期間の途中から参加した利用客に対しても、開催期間の残り時間に応じた難易度の課題曲を設定できるため、開催期間の途中からであっても利用客が挑戦しやすい参加型イベントを開催することができる。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態の各構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。
イベント管理サーバ10の制御部11が実行するS100,S300の処理が、属性情報取得部としての処理に相当する。制御部11が実行するS102,S104,S302,S304,S306,S308の処理が、候補決定部としての処理に相当する。制御部11が実行するS106,S204,S310,S404,S412,S422の処理が、課題曲決定部としての処理に相当する。制御部11が実行するS110,S206,S314,S406,S414,S424の処理が、通知部としての処理に相当する。制御部11が実行するS114,S318の処理が、評価情報取得部としての処理に相当する。制御部11が実行するS116,S320の処理が、達成判断部としての処理に相当する。制御部11が実行するS202,S402,S410,S420の処理が、難易度判断部としての処理に相当する。
[変形例]
上記各実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素に分担させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に発揮させたりしてもよい。また、上記各実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記各実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が、本開示の実施形態である。例えば、上述の実施形態では、参加型イベントにおける目標条件として、個々の歌唱に関する採点結果について達成基準を設定した事例について説明した。それ以外にも、例えば、参加型イベントに参加する全てのカラオケ装置20における採点結果の合計点数について達成基準を設定してもよいし、個々のカラオケ装置20評価結果の小計点数について個別に達成基準を設定してもよい。
上述したイベント管理サーバ10の制御部11としてコンピュータを機能させるためのプログラム、このプログラムを記録した半導体メモリ等の非遷移的実態的記録媒体等、種々の形態で本開示を実現することもできる。
1…カラオケシステム、10…イベント管理サーバ、11…制御部、12…記憶部、13…操作部、14…表示部、15…通信インタフェース部、20…カラオケ装置、21…制御部、22…通信インタフェース部、23…記憶部、24…操作部、25…音声入出力部、26…ディスプレイ、27…マイク、28…スピーカ、30…センタサーバ、50…LAN、100…インターネット。

Claims (6)

  1. 少なくとも1つのカラオケ装置の利用客が目標条件を達成する参加型イベントを管理するイベント管理サーバであって、
    前記利用客の少なくとも1つの属性を表す情報である属性情報を取得するように構成された属性情報取得部と、
    所与の複数のカラオケの楽曲のうち、前記属性情報取得部により取得された属性情報で表される利用客の属性に適合する複数のカラオケの楽曲の中から、適合する属性の内容に応じて分類される複数段階の難易度ごとに、前記参加型イベントにおいて前記利用客が歌唱すべき楽曲である課題曲の候補を決定するように構成された候補決定部と、
    前記参加型イベントが開催される期間である開催期間の進捗に応じて、前記候補決定部によって決定された前記複数段階の難易度ごとの課題曲の候補の中から、前記参加型イベントに適用する課題曲を決定するように構成された課題曲決定部と、
    前記課題曲決定部によって決定された課題曲を表す情報を前記カラオケ装置に対して通知するように構成された通知部と、
    前記通知部によって課題曲を通知されたカラオケ装置から、前記利用客が前記課題曲を歌唱したときの歌唱の評価を表す情報である評価情報を取得するように構成された評価情報取得部と、
    前記評価情報取得部により取得された評価情報に基づいて、前記参加型イベントにおいて利用客が達成すべき評価の条件である目標条件が達成されたか否かを判断するように構成された達成判断部と、
    前記達成判断部において前記目標条件が達成されていないと判断されている条件下において、前記開催期間における所定のタイミングで、前記開催期間の開始から現時点までに前記評価情報取得部により取得された評価情報で表される前記利用客の歌唱の評価が、課題曲の難易度を変更するか否かを決定するための基準である判定基準値に達しているか否かを判断するように構成された難易度判断部と、
    を備え、
    前記課題曲決定部は、前記開催期間の最初期に対応する課題曲として、前記複数段階の難易度ごとの課題曲の候補の中から最も高い難易度に該当する候補を前記課題曲に決定し、さらに、前記難易度判断部により前記利用客の歌唱の評価が前記判定基準値に達していないと判断されたときに、前記複数段階の難易度ごとの課題曲の候補の中から従前の難易度より低い難易度に該当する候補を前記課題曲に決定するように構成されており、
    前記通知部は、前記課題曲決定部により新たな課題曲が決定された場合、新たに決定された前記課題曲を表す情報を前記カラオケ装置に対して通知するように構成されている、イベント管理サーバ。
  2. 請求項1に記載のイベント管理サーバにおいて、
    前記属性情報取得部は、前記利用客の属性情報として、前記利用客が関心を持つ楽曲として予め登録されている情報、前記利用客が歌唱することができる音域を表す情報、前記利用客の年齢を表す情報、前記利用客の性別を表す情報、又は前記利用客が特定の曲を歌唱した回数を表す情報の少なくとも何れかを含む情報を取得するように構成されている、イベント管理サーバ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のイベント管理サーバにおいて、
    前記難易度判断部は、前記開催期間における複数のタイミングそれぞれにおいて、前記利用客の歌唱の評価が、前記複数のタイミングごとに個別に設定されている前記判定基準値に達しているか否かを判断するように構成されており、
    前記判定基準値は、前記複数のタイミングのうち早いタイミングほど低く、遅いタイミングほど高くなるように設定されている、イベント管理サーバ。
  4. 請求項1に記載のイベント管理サーバにおいて、
    前記属性情報取得部は、前記利用客の属性情報として、前記利用客が関心を持つ楽曲として予め登録されている情報、前記利用客が歌唱することができる音域を表す情報、及び、前記利用客の年齢を表す情報を少なくとも含む情報を取得するように構成されており、
    前記候補決定部は、前記利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ前記利用客の年齢を含む年齢層に関連付けられた楽曲を、高程度の難易度である第1難易度に該当する課題曲の候補として決定し、また、前記利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ前記利用客が関心を持つ楽曲を、低程度の難易度である第2難易度に該当する課題曲の候補として決定するように構成されており、
    前記課題曲決定部は、前記開催期間の最初期に対応する課題曲として、前記第1難易度に該当する候補を前記課題曲に決定し、さらに、前記難易度判断部により前記利用客の歌唱の評価が前記判定基準値に達していないと判断されたときに、前記第2難易度に該当する候補を前記課題曲に決定するように構成されている、イベント管理サーバ。
  5. 請求項1又は請求項3に記載のイベント管理サーバにおいて、
    前記属性情報取得部は、前記利用客の属性情報として、前記利用客が関心を持つ楽曲として予め登録されている情報、前記利用客が関心を持つ楽曲を当該利用客が歌唱した回数を表す情報、前記利用客が歌唱することができる音域を表す情報、及び、前記利用客の年齢を表す情報を少なくとも含む情報を取得するように構成されており、
    前記候補決定部は、前記利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ前記利用客の年齢を含む年齢層の人々に歌唱された回数が順位付された所与のランキングにおいて比較的下位に該当する楽曲を、最も高い難易度である第1難易度に該当する課題曲の候補として決定し、また、前記利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ前記ランキングにおいて比較的上位に該当する楽曲を、2番目に高い難易度である第2難易度に該当する課題曲の候補として決定し、また、前記利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ前記利用客が関心を持つ楽曲のうち当該利用客が歌唱した回数が比較的少ない楽曲を、3番目に高い難易度である第3難易度に該当する課題曲の候補として決定し、また、前記利用客が歌唱することができる音域と適合する音域で構成されている楽曲であり、かつ前記利用客が関心を持つ楽曲のうち当該利用客が歌唱した回数が比較的多い楽曲を、最も低い難易度である第4難易度に該当する課題曲の候補として決定するように構成されており、
    難易度判断部は、前記達成判断部において前記目標条件が達成されていないと判断されている条件下において、前記開催期間における所定の第1タイミング、前記第1タイミングより後の所定の第2タイミング、及び前記第2タイミングより後の所定の第3タイミングそれぞれにおいて、前記利用客の歌唱の評価が前記判定基準値に達しているか否かを判断するように構成されており、
    前記課題曲決定部は、前記開催期間の最初期に対応する課題曲として、前記第1難易度に該当する候補を前記課題曲に決定し、さらに、前記第1タイミングにおいて前記難易度判断部により前記利用客の歌唱の評価が前記判定基準値に達していないと判断されたときに、前記第2難易度に該当する候補を前記課題曲に決定し、前記第2タイミングにおいて前記難易度判断部により前記利用客の歌唱の評価が前記判定基準値に達していないと判断されたときに、前記第3難易度に該当する候補を前記課題曲に決定し、前記第3タイミングにおいて前記難易度判断部により前記利用客の歌唱の評価が前記判定基準値に達していないと判断されたときに、前記第4難易度に該当する候補を前記課題曲に決定するように構成されている、イベント管理サーバ。
  6. 少なくとも1つのカラオケ装置の利用客が目標条件を達成する参加型イベントを管理するイベント管理サーバを構成するコンピュータにおいて実行されるプログラムであって、
    前記利用客の少なくとも1つの属性を表す情報である属性情報を取得する属性情報取得手順と、
    所与の複数のカラオケの楽曲のうち、前記属性情報取得手順において取得された属性情報で表される利用客の属性に適合する複数のカラオケの楽曲の中から、適合する属性の内容に応じて分類される複数段階の難易度ごとに、前記参加型イベントにおいて前記利用客が歌唱すべき楽曲である課題曲の候補を決定する候補決定手順と、
    前記参加型イベントが開催される期間である開催期間の進捗に応じて、前記候補決定手順において決定された前記複数段階の難易度ごとの課題曲の候補の中から、前記参加型イベントに適用する課題曲を決定する課題曲決定手順と、
    前記課題曲決定手順において決定された課題曲を表す情報を前記カラオケ装置に対して通知する通知手順と、
    前記通知手順において課題曲を通知されたカラオケ装置から、前記利用客が前記課題曲を歌唱したときの歌唱の評価を表す情報である評価情報を取得する評価情報取得手順と、
    前記評価情報取得手順において取得された評価情報に基づいて、前記参加型イベントにおいて利用客が達成すべき評価の条件である目標条件が達成されたか否かを判断する達成判断手順と、
    前記達成判断手順において前記目標条件が達成されていないと判断されている条件下において、前記開催期間における所定のタイミングで、前記開催期間の開始から現時点までに前記評価情報取得手順において取得された評価情報で表される前記利用客の歌唱の評価が、課題曲の難易度を変更するか否かを決定するための基準である判定基準値に達しているか否かを判断する難易度判断手順と、
    を前記コンピュータに実行させ、
    前記課題曲決定手順では、前記開催期間の最初期に対応する課題曲として、前記複数段階の難易度ごとの課題曲の候補の中から最も高い難易度に該当する候補を前記課題曲に決定し、さらに、前記難易度判断手順において前記利用客の歌唱の評価が前記判定基準値に達していないと判断されたときに、前記複数段階の難易度ごとの課題曲の候補の中から従前の難易度より低い難易度に該当する候補を前記課題曲に決定し、
    前記通知手順では、前記課題曲決定手順において新たな課題曲が決定された場合、新たに決定された前記課題曲を表す情報を前記カラオケ装置に対して通知するように構成されている、プログラム。
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