JP5025003B2 - ゲーム機能を備えたカラオケシステム - Google Patents
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Description
すなわち、本発明のゲーム機能を備えたカラオケシステムは、任意のカラオケ演奏端末にシステムログインした複数の利用者間で、当該カラオケ演奏端末で演奏される楽曲に関連するゲームを実行可能なゲーム機能を備えたものである。このカラオケシステムは、利用者ID取得手段と、利用者別演奏度数管理手段と、対戦者選定手段とを備えている。
m>n ・・・ (1)
n≧2 ・・・ (2)
但し、
m:利用者数
n:対戦者数
また、相対的差異が所定の範囲内のとは、例えば、演奏度数に関する基準(例えば、演奏度数の最大値と最小値との差)が所定値(例えば、10回)以下の場合をいう。
本発明の実施形態に係るカラオケシステムは、任意のカラオケ演奏端末にシステムログインした複数の利用者間で、当該カラオケ演奏端末で演奏される楽曲に関連するゲームを実行可能な機能を備えている。
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケシステムの構成を示すもので、図1(a)は通信ネットワークを用いてカラオケシステムを構成した場合の模式図、図1(b)はホスト装置の概略構成を示すブロック図である。
ホスト装置11は、図1(b)に示すように、送受信部21、制御手段22、データ処理手段23、及び顧客データベース24(利用者別演奏度数管理テーブル25を含む)を備えている。これらの構成要素のうち、データ処理手段23、利用者別演奏度数管理テーブル25及びカラオケ演奏端末13により本発明の実施形態に係るカラオケシステムが構成される。なお、本実施形態では、データ処理手段23及び利用者別演奏度数管理テーブル25が利用者別演奏度数管理手段として機能する。
送受信部21は、各カラオケ演奏端末13との間でデータの送受信を行うための手段であり、通信ネットワーク12における通信方式の整合性を保つための通信回路やソフトウェアにより構成される。制御手段22は、ホスト装置11を統括的に制御するための手段であり、CPU及びその周辺機器を含んで構成され、CPU等がROM等に格納されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより制御機能を発揮するようになっている。
データ処理手段23は、顧客データベース24にアクセスして、データの抽出、変更、追加を処理するためのプログラムからなる。顧客データベース24は、利用者毎に利用者情報が登録されたデータベースである。この顧客データベース24は、利用者毎に、利用者ID、氏名、セカンドネーム(例えば愛称)、住所、電話番号、年齢、性別、職業等が関連付けて構成されている。さらに、この顧客データベース24には、利用者別演奏度数管理テーブル25が含まれており、その機能として、任意のカラオケ演奏端末13において各利用者がシステムログインする毎に、各々ログアウトするまでの間に演奏された楽曲の演奏度数が、現にシステムログインしている各利用者の利用者IDに紐付けて利用者毎に格納される。
なお、顧客データベース24に利用者別演奏度数管理テーブル25を含ませるのではなく、利用者別演奏度数管理テーブル25を別個のデータベースにおいて管理してもよい。
次に、カラオケ演奏端末13について説明する。図2は、カラオケ演奏端末13の構成を示すブロック図である。
カラオケ演奏端末13は、図2に示すように、カラオケ本体31、遠隔入出力端末32、利用者ID取得手段34、ミキシングアンプ36、スピーカ37、マイクロホン38、及び表示手段39を備えると共に、通信ネットワーク12を介してホスト装置11と接続されている。カラオケ本体31と表示手段39とは、有線方式又は無線方式により接続されている。また、ホスト装置11からカラオケ演奏端末13に対して、楽曲データ、更新楽曲データ、顧客データ、楽曲別演奏度数データ等が送信される。
遠隔入出力端末32は、ユーザインタフェース機能を備えており、カラオケ本体31のローカル送受信手段49に対して有線方式又は無線方式によりデータの送受信を行うようになっており、データの送受信を行うための回路基板及びプログラムと、楽曲検索手段33として機能させるためのプログラムと、一時記憶領域であるフラッシュメモリとを備えている。ここで利用される無線方式としては、例えば近接無線通信技術であるirDAやbluetooth(登録商標)等を挙げることができる。また、ユーザインタフェース機能として、例えば液晶ディスプレイとタッチセンサとを積層した入出力用表示部(図示せず)を備えており、入出力用表示部に表示されるアイコンや文字列にタッチすることにより、楽曲の選択やデータの入力を行うようになっている。
カラオケ本体31は、バス41、ネットワーク送受信手段42、中央制御手段43、ROM44、RAM45、HDD46、楽曲データベース47、映像データベース48、ローカル送受信手段49、予約管理手段50、対戦者選定手段51、音楽曲出力手段52、再生制御手段53を備えている。なお、楽曲データベース47及び映像データベース48は、HDD46に格納されている。
中央制御手段43は、カラオケ演奏端末13を総合的に制御するための手段であり、例えばCPU及びその周辺機器により構成されており、CPU等がROM44等に記憶されたアプリケーションプログラムに従って動作することにより、制御機能を発揮することができるようになっている。
ROM44は、カラオケ演奏端末13を構成する各機器を制御するためのアプリケーションプログラムデータや数値データを記憶するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。また、RAM45は、アプリケーションプログラムや種々のデータを一時的に読み込む一時記憶領域として機能するための機器で、例えば半導体メモリ等で構成される。なお、物理的な半導体メモリによりRAM45を構成するのではなく、ハードディスク記憶装置等を用いて仮想的なRAM45を構成してもよい。本実施形態では、RAM45に、予約待ち行列及び対戦者選定用テーブルが格納されている。
楽曲データベース47及び映像データベース48は、大容量記憶装置であるHDD46に格納されている。大容量記憶装置としては、HDDの他に、データを書き替え可能なDVD等を用いることができる。
映像データベース48は、演奏される楽曲に対応した背景映像を、当該楽曲の楽曲IDに対応させた映像ファイルとして所定数格納したデータベースである。
音楽曲出力手段52は、楽曲IDに基づいて楽曲データベース47から抽出された演奏データをデジタル再生すると共にアナログ変換してミキシングアンプ36に出力するための電子回路である。ミキシングアンプ36は、マイクロホン38から入力された歌唱者の歌唱音声と、音楽曲出力手段52から送出される演奏データとをミキシングすると共に、アンプ機能により増幅してスピーカ37より出力させるための装置である。なお、マイクロホン38の数は1本に限られず、2本以上であってもよい。
再生制御手段53は、カラオケ演奏中に、楽曲データベース47から抽出された楽曲データのうちの歌詞テロップデータ(歌詞文字データ)を当該楽曲の演奏データに同期させて表示手段39に出力するための電子回路である。さらに、再生制御手段53は、遠隔入出力端末32を介した利用者からの操作指示による予約楽曲リストの表示等を表示手段39に表示させる機能も有している。
表示手段39は、カラオケ演奏時の映像、歌詞テロップ等を表示するための装置で、例えばCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等により構成される。
利用者ID取得手段34は、利用者がカラオケ演奏端末13にシステムログインする際に、利用者が所持するID媒体35から利用者IDを取得するための電子回路及びプログラムからなる。利用者ID取得手段34で取得した利用者IDは、RAM45に一時的に記憶される。ID媒体35は、例えば、非接触型のICカード、携帯電話、携帯情報端末等からなり、利用者IDを記憶して、利用者ID取得手段34との間でデータの送受信を行うことができるようになっている。
予約管理手段50は、利用者により遠隔入出力端末32における楽曲検索手段33の機能を用いて選曲され、ローカル送受信手段49を介して送信された当該選曲者の利用者ID、及び選曲された楽曲IDを対応付けて予約待ち行列としてRAM45に格納し、管理するためのプログラムである。なお、楽曲選択の表示や予約待ち行列の表示は、遠隔入出力端末32の入出力用表示部及び表示手段39のいずれか一方、あるいは双方で行うことができる。
ローカル送受信手段49は、遠隔入出力端末32との間でデータの送受信を行うための電子回路及びプログラムからなる。ネットワーク送受信手段42は、通信ネットワーク12を介してホスト装置11との間でデータの送受信を行う際に、通信ネットワーク12における通信方式の整合性を保つための電子回路及びプログラムからなる。
対戦者選定手段51は、演奏楽曲に関連するゲームを実行するカラオケ演奏端末において、予め設定された対戦パターンの基準に従い、システムログインした利用者数及びゲームに参加する対戦者数が所定の条件式を満足することを条件として、システムログインしたすべての利用者の利用者IDに基づいて利用者別演奏度数管理手段で管理された楽曲の演奏度数を取得すると共に、複数の利用者に共通して演奏度数が取得された楽曲につき、当該楽曲の演奏度数における利用者間の相対的差異が所定の範囲内の利用者を抽出し、対戦者として選定するためのプログラムからなる。
条件式は以下の通りである。
m>n ・・・ (1)
n≧2 ・・・ (2)
但し、
m:利用者数
n:対戦者数
条件式(1)は、システムログインした利用者数が対戦者数よりも多いことを規定したものである。具体的には、対戦者数を「2」とする(マッチプレイ)の場合には、システムログインした利用者数が「3」以上であることが条件となる。また、対戦者数を「3」とする場合には、システムログインした利用者数が「4」以上であることが条件となる。すなわち、対戦者数よりも利用者数が少なければ対戦を行うことができず、対戦者数と利用者数とが同じならば、システムログインした利用者全員について任意の出題曲を選択するか否かの判断を行うだけとなり、楽曲の演奏度数における利用者間の相対的差異が所定の範囲内の利用者を抽出する意味がなくなるため、条件式(1)を満足する必要がある。
まず、対戦者選定処理の第1の実施形態について説明する。図4は、第1の実施形態に係る対戦者選定処理の手順を示すフローチャートである。
続いて、設定課題曲の中から一の楽曲を特定し(S6)、特定された一の楽曲について、対戦者選定用テーブルを参照し、相対的差異が所定の範囲内の利用者の有無を確認する(S7)。そして、相対的差異が所定の範囲内の利用者がいるか否かを判断し(S8)、相対的差異が所定の範囲内の利用者がいる場合には、当該利用者を対戦者として選定する(S9)。
この際、対戦者選定用テーブルは、図5に示す構成となっていたとする。図5は、対戦者選定用テーブル及びこの対戦者選定用テーブルを用いて対戦者を選定する第1の実施形態を示す説明図である。図5に示す対戦者選定用テーブルでは、各利用者における楽曲の演奏度数(左欄)が利用者別演奏度数管理テーブル25から抽出されると共に、演奏度数に基づいて各利用者間の演奏度数の差(相対的差異/右欄)が演算され、データとして展開される。
次に、対戦者選定処理の第2の実施形態について説明する。
上述した第1の実施形態では、取得した楽曲の演奏度数における利用者間の相対的差異が所定の範囲内の利用者を対戦者として選定している。この場合、ゲームを行うのに十分な数の対戦パターンを選定することができればよいが、利用者間の相対的差異に関する範囲の設定によっては、ゲームを行うのに十分な数の対戦パターンを選定することができない場合も想定される。一方、利用者間の相対的差異に関する範囲の設定によっては、抽出された対戦パターン数が多すぎて、毎回同じ対戦パターンとなってしまう場合も想定される。
例えば、抽出する対戦パターンの下限を8パターン以上とすると共に、利用者間の相対的差違に関するデフォルトの基準として、演奏度数の差が「10」以下であるという条件が設定されていたとする。この場合、図7に示す例では、先に説明したように、選定される対戦パターンは、ID「***2」の楽曲についてA対B、ID「***3」の楽曲についてB対C、ID「***4」の楽曲についてC対A、ID「***7」の楽曲についてB対C、ID「***9」の楽曲についてC対A、ID「**10」の楽曲についてA対Bとなり、合計は6パターンで、対戦パターンの下限値を満足しない。
上述した実施形態では、対戦者が2人(マッチプレイ)となる対戦パターンについて説明したが、本発明では他の対戦パターンを採用することも可能である。すなわち、3人、4人、5人、あるいはそれ以上の対戦者間でクイズに答える対戦パターンを採用することができる。このように対戦者数が3人以上の場合には、相対的差異の基準として、各利用者における演奏度数の最大値と最小値との差を用いればよい。
上述した手順により選定された利用者を対戦者とする楽曲を用いて、イントロ当てクイズが行われる。本実施形態において、イントロ当てクイズの態様はどのようなものであってもよい。一例を挙げると、遠隔入出力端末32の入出力用表示部に表示された「イントロ当てクイズ」ボタンに利用者がタッチすると、イントロ当てクイズが実行される。そして、選定された出題曲のイントロ部分が所定の順序で演奏される。
なお、イントロ当てクイズについては、例えば、特開平10−78785号公報や特開2002−41071号公報に詳細に記載されている。
本発明のゲーム機能を備えたカラオケシステムを構成する機器や手段は上述したものに限定されず、カラオケシステムの利用目的等に応じて、必要な機器や手段のみの構成としたり、適宜他の機器や手段を付加したりすることができる。また、各手段をそれぞれ別個のものとして構成するのではなく、複数の機能を統合した手段として構成してもよい。
12 通信ネットワーク
13 カラオケ演奏端末
21 送受信部
22 制御手段
23 データ処理手段
24 顧客データベース
25 利用者別演奏度数管理テーブル
31 カラオケ本体
32 遠隔入出力端末
33 楽曲検索手段
34 利用者ID取得手段
35 ID媒体
36 ミキシングアンプ
37 スピーカ
38 マイクロホン
39 表示手段
41 バス
42 ネットワーク送受信手段
43 中央制御手段
44 ROM
45 RAM
46 HDD
47 楽曲データベース
48 映像データベース
49 ローカル送受信手段
50 予約管理手段
51 対戦者選定手段
52 音楽曲出力手段
53 再生制御手段
Claims (2)
- 任意のカラオケ演奏端末にシステムログインした複数の利用者間で、当該カラオケ演奏端末で演奏される楽曲に関連するゲームを実行可能なゲーム機能を備えたカラオケシステムであって、
利用者ID取得手段と、利用者別演奏度数管理手段と、対戦者選定手段とを備え、
前記利用者ID取得手段は、任意のカラオケ演奏端末にシステムログインした利用者の利用者IDを取得し、
前記利用者別演奏度数管理手段は、任意のカラオケ演奏端末において各利用者がシステムログインする毎に、各々ログアウトするまでの間に演奏された楽曲の演奏度数を、現にシステムログインしている各利用者の利用者IDに紐付けして管理し、
前記対戦者選定手段は、演奏楽曲に関連するゲームを実行するカラオケ演奏端末において、予め設定された対戦パターンの基準に従い、システムログインした利用者数及び対戦者数が下記条件式(1)及び(2)を満足することを条件として、システムログインしたすべての利用者の利用者IDに基づいて前記利用者別演奏度数管理手段で管理された楽曲の演奏度数を取得すると共に、複数の利用者に共通して演奏度数が取得された楽曲につき、当該楽曲の演奏度数における利用者間の相対的差異が所定の範囲内の利用者を抽出し、対戦者として選定する、
ことを特徴とするゲーム機能を備えたカラオケシステム。
m>n ・・・ (1)
n≧2 ・・・ (2)
但し、
m:利用者数
n:対戦者数 - 前記対戦者選定手段は、利用者間の相対的差異に関する範囲を変更設定可能であることを特徴とする請求項1に記載のゲーム機能を備えたカラオケシステム。
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