JP2017180317A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シンプルな構成の蒸発燃料処理装置を実現する。
【解決手段】蒸発燃料処理装置20は、燃料タンク14内で蒸発した蒸発燃料を吸着するキャニスタ19と、キャニスタ19から吸気経路34に送られるパージガスが通過するパージ通路22aと、パージ通路22a上に設けられているとともに開度が可変の制御弁110と、制御弁110の上流側と下流側の圧力差を検出する差圧センサ70を備えている。
【選択図】 図1

Description

本明細書は、蒸発燃料処理装置に関する技術を開示する。特に、燃料タンク内で発生した蒸発燃料を、内燃機関の吸気経路にパージして処理する蒸発燃料処理装置を開示する。
特許文献1に、蒸発燃料処理装置が開示されている。特許文献1では、キャニスタに導入される空気の流体密度を検出するセンサと、キャニスタから内燃機関に送られるパージガスの流体密度を検出するセンサを配置し、両者の流体密度の比または差に基づいてパージ通路を通過するパージガスの濃度を算出している。また、算出したガス濃度に基づいて吸気経路に導入するパージガスの流量を決定し、デューティ制御されるパージ弁を用いて内燃機関に送られるパージガスの流量を調整している。
特開平6−101534号公報
内燃機関の空燃比(A/F)を安定させるためには、パージガスの濃度を正確に検出し、吸気経路に導入するガス流量を正確に調整することが必要である。特許文献1は、種々の部品を用いてガス濃度の検出,ガス流量の調整を行っている。しかしながら、蒸発燃料処理装置の部品数が増えるに伴い、新たな問題が生じる。例えば、流体密度を検出するセンサを用いると、パージ通路の流路抵抗が増大し、パージガスの導入量が制限されることがある。また、デューティ制御されるパージ弁を用いると、パージ弁のオン・オフ(開弁、閉弁)に伴う振動を低減するための手段を設けることが必要となり、さらに部品数が増えることがある。本明細書は、蒸発燃料処理装置の構造を見直し、シンプルな構成で内燃機関に送られるパージガスの流量が調整可能な蒸発燃料処理装置を実現するための技術を提供する。
本明細書で開示する蒸発燃料処理装置は、キャニスタと、パージ通路と、制御弁と、差圧センサを備えている。キャニスタは、燃料タンク内で蒸発した蒸発燃料を吸着する。パージ通路は、内燃機関の吸気経路とキャニスタとの間に接続されている。キャニスタから吸気経路に送られるパージガスは、パージ通路を通過する。制御弁は、パージ通路上に設けられている。制御弁は、開度が可変であり、開度を変化させることにより吸気経路へのパージガスの導入量を制御する。差圧センサは、制御弁の上流側と下流側の圧力差を検出する。
上記蒸発燃料処理装置では、差圧センサで制御弁の上流側と下流側の差圧を測定することにより、パージ通路を通過するパージガスのガス濃度を検出することができる。すなわち、制御弁と差圧センサが、パージガスの濃度を測定するための濃度センサを構成している。また、制御弁の開度を調整することにより、吸気経路へのパージガスの導入量を調整することができる。上記蒸発燃料処理装置の制御弁は、従来の蒸発燃料処理装置におけるパージ弁の機能と濃度センサの機能の両方を兼ねている。上記蒸発燃料処理装置は、シンプルな構成でありながら、パージ通路を通過するパージガスのガス濃度を直接検出することができるとともに、吸気経路へのパージガスの導入量を調整することができる。また、上記蒸発燃料処理装置は、オン・オフを繰りかえしてパージガスの導入量を調整するパージ弁を用いる必要がなく、オン・オフに伴う振動に対策する必要もない。
第1実施例の蒸発燃料処理装置を用いた車両の燃料供給システムを示す。 第1実施例の蒸発燃料処理装置を示す。 第2実施例の蒸発燃料処理装置を用いた車両の燃料供給システムを示す。 第2実施例の蒸発燃料処理装置を示す。 蒸発燃料供給システムを示す。 パージガスの濃度、流量の検出方法のフローチャートを示す。 パージガス供給量の調整方法のフローチャートを示す。 パージガス供給量の調整方法のフローチャートを示す。 パージガス供給量の調整方法のフローチャートを示す。 パージガス供給量の調整方法のフローチャートを示す。 パージガス供給量の調整方法のフローチャートを示す。 パージガス供給量の調整工程のタイミングチャートを示す。 パージガス供給量の調整工程のタイミングチャートを示す。 パージガス供給量の調整方法のフローチャートを示す。 パージガス供給量の調整方法のフローチャートを示す。 パージガス供給量の調整方法のフローチャートを示す。 パージガス供給量の調整工程のタイミングチャートを示す。 パージガス供給量の調整工程のタイミングチャートを示す。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記する。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものである。
(特徴1)本明細書に開示の蒸発燃料処理装置では、パージ通路上に開度が可変の制御弁が配置されており、制御弁の上流側と下流側の圧力差を検出する差圧センサが設けられている。蒸発燃料処理装置は、キャニスタから吸気経路にパージガスを送り出すポンプを備えていてもよい。ポンプは、パージ通路上に配置されていてよい。ポンプは、制御弁とキャニスタの間でパージ通路上に配置されていてよい。ポンプを備えることにより、吸気経路内の圧力の状態(正圧、負圧、常圧)に依らず、吸気経路にパージガスを導入することができる。例えば、過給機を有する車両において、吸気経路内が正圧の状態のときであっても、吸気経路にパージガスを導入することができる。
(特徴2)蒸発燃料処理装置は、キャニスタと吸気経路とをパージ通路を介して連通する連通状態と、キャニスタと吸気経路とをパージ通路上で遮断する遮断状態とに切替わる電磁弁を備えていてもよい。また、電磁弁とともに、分岐経路を備えていてもよい。分岐経路は、一端が制御弁と電磁弁の間でパージ経路に接続されており、他端がポンプよりキャニスタ側でパージ通路に接続されていてよい。すなわち、分岐経路は、制御弁と並列に接続されていてよい。この場合、ポンプが駆動している状態で電磁弁が遮断状態に切替ると、パージガスはパージ通路と分岐経路を循環し、制御弁の上流側と下流側の差圧を検出し、パージガスの濃度を算出することができる。
(特徴3)蒸発燃料処理装置は、制御弁,電磁弁,ポンプの動作を制御する制御装置を備えていてもよい。この場合、制御装置は、パージガスを吸気経路に導入しているときにパージガスの濃度変化が所定値を超えた場合に、電磁弁を遮断状態に切替えてよい。これにより、A/Fが大きく乱れることを防止することができる。また、制御装置は、電磁弁を遮断状態に切替えた後に、制御弁を通過するパージガスの濃度を検出してもよい。また、制御装置は、検出したパージガスの濃度に基づいて、制御弁の開度,ポンプの出力等を再度調整してもよい。
(第1実施例)
図1を参照し、蒸発燃料処理装置20を備える燃料供給システム6について説明する。燃料供給システム6は、燃料タンク14内に貯留されている燃料をエンジン2に供給するためのメイン供給経路10と、燃料タンク14内で発生した蒸発燃料をエンジン2に供給するためのパージ供給経路22を備えている。
メイン供給経路10には、燃料ポンプユニット16と、供給管12と、インジェクタ4が設けられている。燃料ポンプユニット16は、燃料ポンプ、プレッシャレギュレータ、制御回路等を備えている。燃料ポンプユニット16は、ECU(図示省略)から供給される信号に応じて燃料ポンプを制御する。燃料ポンプは、燃料タンク14内の燃料を昇圧して吐出する。燃料ポンプから吐出される燃料は、プレッシャレギュレータで調圧され、燃料ポンプユニット16から供給管12に供給される。供給管12は、燃料ポンプユニット16とインジェクタ4に接続されている。供給管12に供給された燃料は、供給管12を通過してインジェクタ4に達する。インジェクタ4は、ECUによって開度がコントロールされる弁(図示省略)を有している。インジェクタ4の弁が開かれると、供給管12内の燃料が、エンジン2に接続されている吸気管34に供給される。
なお、吸気管34は、エアクリーナ30に接続されている。エアクリーナ30は、吸気管34に流入する空気の異物を除去するフィルタを備えている。吸気管34内に、スロットルバルブ32が設けられている。スロットルバルブ32が開くと、エアクリーナ30からエンジン2に向けて吸気が行われる。スロットルバルブ32は、吸気管34の開度を調整し、エンジン2に流入する空気量を調整する。スロットルバルブ32は、インジェクタ4より上流側(エアクリーナ30側)に設けられている。
パージ供給経路22は、蒸発燃料処理装置20と、燃料タンク14と蒸発燃料処理装置20と連通する連通管18を備えている。蒸発燃料処理装置20は、キャニスタ19と、パージ通路22aと、制御弁110と、差圧センサ70を備えている。また、蒸発燃料処理装置20は、ポンプ52も備えている。連通管18は、燃料タンク14とキャニスタ19を接続している。キャニスタ19,制御弁110及びポンプ52は、パージ通路22a上に配置されている。パージ通路22aは、キャニスタ19と吸気管34を接続している。キャニスタ19に吸着された蒸発燃料(パージガス)は、パージ通路22aを通過して吸気管34に導入される。ポンプ52は、キャニスタ19と制御弁110の間に配置されており、吸気管34にパージガスを圧送する。制御弁110は、開度を変化することによってパージガスの流路面積を調整することが可能な弁である。制御弁110の開度を変化させることにより、パージ中に吸気管34に導入するパージガスの流量を調整することができる。制御弁の一例として、ステッピングモータ式の流量制御弁が挙げられる。
なお、典型的に、エンジン2が駆動している場合、吸気管34内は負圧である。そのため、キャニスタ19に吸着された蒸発燃料は、吸気管34とキャニスタ19の圧力差によって吸気管34に導入することができる。そのため、ポンプ52は省略することもできる。蒸発燃料処理装置20は、パージ通路22aにポンプ52を配置することにより、吸気管34内の圧力がパージガスを引き込むために十分でない圧力の場合(過給時の正圧、あるいは、負圧であるがその圧力の絶対値が小さい)であっても、キャニスタ19に吸着された蒸発燃料を吸気管34に供給することができる。また、ポンプ52を配置することにより、吸気管34に所望量の蒸発燃料を供給することができる。
図2に示すように、キャニスタ19は、大気ポート19a,パージポート19b及びタンクポート19cを備えている。大気ポート19aは、連通管17を介して、エアフィルタ15に接続されている。パージポート19bは、パージ通路22aに接続されている。タンクポート19cは、連通管18を介して、燃料タンク14に接続されている。キャニスタ19内に、活性炭19dが収容されている。活性炭19dに面するキャニスタ19の壁面のうちの、1つの壁面にポート19a,19b及び19cが設けられている。活性炭19dと、ポート19a,19b及び19cが設けられているキャニスタ19の内壁との間には、空間が存在する。ポート19a,19b及び19cが設けられている側のキャニスタ19の内壁に、第1仕切板19eと第2仕切板19fが固定されている。第1仕切板19eは、大気ポート19aとパージポート19bの間において、活性炭19dとキャニスタ19の内壁の間の空間を分離している。第1仕切板19eは、ポート19a,19b及び19cが設けられている側と反対側の空間まで伸びている。第2仕切板19fは、パージポート19bとタンクポート19cの間において、活性炭19dとキャニスタ19の内壁の間の空間を分離している。
活性炭19dは、燃料タンク14から連通管18,タンクポート19cを通じてキャニスタ19の内部に流入する気体から蒸発燃料を吸着する。蒸発燃料が吸着された後の気体は、大気ポート19a,連通管17及びエアフィルタ15を通過して大気に放出される。キャニスタ19は、燃料タンク14内の蒸発燃料が大気に放出されることを防止することができる。活性炭19dで吸着された蒸発燃料は、パージポート19bよりパージ通路22aに供給される。第1仕切板19eは、大気ポート19aが接続されている空間と、パージポート19bが接続されている空間を分離している。第1仕切板19eは、蒸発燃料を含んだ気体が大気に放出されることを防止している。第2仕切板19fは、パージポート19bが接続されている空間と、タンクポート19cが接続されている空間を分離している。第2仕切板19fは、タンクポート19cからキャニスタ19に流入する気体が直接パージ通路22aに移動することを防止している。
上記したように、制御弁110は、開度を変化させることにより、パージ中に吸気管34に導入するパージガスの流量を調整する。そのため、制御弁110の上流側と下流側の間に圧力差が生じる。差圧センサ70は、制御弁110の上流側と下流側に接続されており、制御弁110の上流側と下流側の差圧を検出することができる。制御弁110の上流側と下流側の差圧を検出すれば、ベルヌーイの式よりバージガスの密度(バージガス濃度)を算出することができる。制御弁110は、パージ通路22aを通過するパージガスのガス濃度を検出するための濃度センサの一部を構成している。
(第2実施例)
図3及び図4を参照し、蒸発燃料処理装置20aについて説明する。蒸発燃料処理装置20aは蒸発燃料処理装置20の変形例である。具体的には、蒸発燃料処理装置20aは、パージ通路22aに電磁弁126及び分岐通路22bが接続されている点が、蒸発燃料処理装置20と異なる。また、蒸発燃料処理装置20aでは、パージ通路22aに切替弁90も設けられている。なお、蒸発燃料処理装置20aについて、蒸発燃料処理装置20と同じ部品には同じ参照番号を付し、説明を省略することがある。
蒸発燃料処理装置20aは、キャニスタ19と、パージ通路22aと、ポンプ52と、制御弁110と、電磁弁126と、差圧センサ70と、分岐通路22bと、切替弁90及び大気導入管92を備えている。切替弁90,ポンプ52,制御弁110及び電磁弁126は、パージ通路22a上に配置されている。電磁弁126は、制御弁110より下流(吸気管34側)でパージ通路22a上に配置されている。分岐通路22bは、制御弁110に対して並列に接続されている。具体的には、分岐通路22bの一端は、制御弁110と電磁弁126の間でパージ経路22aに接続されている。分岐通路22bの他端は、ポンプ52よりキャニスタ19側であり、ポンプ52と切替弁90の間でパージ通路22aに接続されている。電磁弁126は、キャニスタ19と吸気管34をパージ通路22aを介して連通する連通状態と、キャニスタ19と吸気管34をパージ通路22a上で遮断する遮断状態に切替わる電磁弁である。電磁弁126のオン・オフ(連通状態・遮断状態)は、ECUによってコントロールされる。
電磁弁126がオン状態(連通状態)のときは、ポンプ52によって矢印60方向に引き込まれたパージガスは、吸気管34に向けて矢印66方向に押し出される。電磁弁126がオフ状態(遮断状態)のときは、ポンプ52によって矢印60方向に引き込まれたパージガスは、矢印62方向に移動し、パージ通路22aと分岐通路22bを循環する。このときに、制御弁110と差圧センサ70で構成される濃度センサによって、パージガスの濃度が検出される。蒸発燃料処理装置20aは、電磁弁126がオフ状態のときも、パージ通路22a内のパージガスの濃度を検出することができる。蒸発燃料処理装置20aは、吸気管34にパージガスを導入しない場合であっても、パージガスの濃度を検出することができる。たとえば、パージ実行中にパージガスの濃度が急変した場合、ポンプ52を駆動したまま電磁弁126をオフ状態に切替えることにより、吸気管34にパージガスを導入することなくパージガスの濃度を検出することができる。
また、上記したように、パージ通路22aに、切替弁90が設けられている。切替弁90はポンプ52の上流側に配置されている。切替弁90には、大気導入管92が接続されている。切替弁90は、パージ通路22aがキャニスタ19に接続されている状態(第1状態)と、パージ通路22aが大気導入管92に接続されている状態(第2状態)とを切替えることができる。切替弁90を切替えることにより、パージ通路22aを空気が通過するときの制御弁110の上流側と下流側の差圧と、パージ通路22aをパージガスが通過するときの制御弁110の上流側と下流側の差圧を比較することができる。両者の差圧を比較することにより、ポンプ52の特性(所定の回転数においてポンプを通過する流量)を算出することができる。ポンプ52の出力(回転数)が同一であっても、ポンプ52を通過する流体の流量は、通過する流体の密度(濃度)によって変化する。切替弁90を設け、制御弁110を通過する空気の差圧とパージガスの差圧とを比較することにより、ポンプ52の流量特性を得ることができ、パージガス濃度の検出精度が向上するので、より正確な量のパージガスを吸気管34に導入することができる。なお、切替弁90及び大気導入管92は、パージガス濃度の検出精度を向上させるために寄与するものであり、切替弁90及び大気導入管92を省略してもパージガスの濃度を検出することはできる。
図5を参照し、パージガスを吸気管34に供給するときのパージ供給経路22の動作について説明する。エンジン2が始動すると、ECU100の制御により、ポンプ52が駆動を開始し、制御弁110が開閉する。このときに、電磁弁126はオン状態(連通状態)である。ECU100は、差圧センサ70で検出した差圧より得られるパージガスの濃度に基づいて、制御弁110の開度及びポンプ52の出力を制御する。なお、ECU100は、スロットルバルブ32の開度,電磁弁126のオン・オフも制御する。キャニスタ19には、燃料タンク14の蒸発燃料が吸着されている。ポンプ52が始動すると、キャニスタ19に吸着されていたパージガス及びエアクリーナ30を通過した空気が、エンジン2に導入される。以下に、パージガスの濃度を検出する方法について幾つか説明する。
図6は、パージガスの濃度、及び、パージガスの流量の検出方法を説明するフローチャートを示している。この方法は、ポンプ52の流量特性を算出し、ポンプ52が所定の回転数のときにポンプ52を通過するパージガスの流量を検出するために行われる。この方法は、電磁弁126を閉じた(パージガスが吸気管34に導入されない)状態で行われる。なお、この方法は、蒸発燃料処理装置20aのように、切替弁90及び大気導入管92を備えている蒸発燃料処理装置で実行することができる。
まず、ECU100から出力される制御信号により、ポンプ52を所定の回転数で駆動する(ステップS2)。次に、ECU100の制御信号により、切替弁90がパージ通路22aと大気導入管92を接続するように切り替わる(ステップS4)。これにより、パージ通路22aには大気が導入される。パージ通路22aに導入された大気は、分岐通路22bを通過する。すなわち、ポンプ52を駆動することにより、大気が、パージ通路22aと分岐通路22bを循環する。パージガスが制御弁110を通過するときに、制御弁110の上流側と下流側に差圧が生じる。差圧センサ70を用いて、制御弁110の前後の差圧P0を検出する(ステップS6)。差圧P0の検出が終了した後、ECU100の制御信号により、切替弁90がパージ通路22aとキャニスタ19を接続するように切り替わる(ステップS8)。これにより、パージ通路22aにパージガスが導入される。パージガスが、パージ通路22aと分岐通路22bを循環する。差圧センサ70を用いて、制御弁110の前後の差圧P1を検出する(ステップS10)。差圧P1を検出した後、パージガスの濃度,流量を算出し(ステップS12)、ポンプ52の駆動を停止する(ステップS14)。
大気中には、パージガスが含まれていない。すなわち、大気の密度は既知である。そのため、差圧P0,P1を検出することにより、パージガスの濃度を検出することができる。例えば、P1/P0を計算することにより、パージガスの濃度を算出することができる。また、パージガスの流量は、ベルヌーイの式より算出することができる。そのため、ガス(パージガス,大気)の濃度より、制御弁110を通過するガスの流量を正確に算出することができる。ポンプ52を所定の回転数で駆動したときのパージガスと大気の流量の相違を比較することにより、ポンプ52の流量特性を得ることができ、パージを行っているときのパージガスの供給量をより正確に調整することができる。なお、上記方法(ステップS2〜S14)を行うことにより、ポンプ52の流量特性が得られ、パージガス濃度の検出精度を向上させることができる。そのため、必要に応じて、パージ通路22aに大気を導入してセンサ前後の差圧P0を測定する工程(ステップS4〜S8)を省略してもよい。ステップS4〜S8を省略しても、パージガスの濃度を検出することができる。
次に、図7を参照し、パージガスの供給量を調整する方法について説明する。なお、この方法は、蒸発燃料処理装置20aのように、電磁弁126とポンプ52と分岐通路22bを備えている蒸発燃料処理装置で行うことができる。まず、パージが開始されると(電磁弁126オン)、ECU100は、記憶しているパージガスのガス濃度(記憶濃度)Cmを読み込み(ステップS120)、記憶濃度Cmに基づいてポンプ52の出力,制御弁110の開度を調整する制御を行う(ステップS122)。これにより、吸気管34に所望量のパージガスを導入することができる。なお、パージを停止してからの期間が長く、記憶濃度Cmが存在しない場合(エンジン2始動後初回のパージ等)、仮の記憶濃度Cmとして定値(例えば50%)を用いてもよい。
パージ実行中、差圧センサ70を用いて制御弁110の前後差圧を測定する(ステップS124)。測定された差圧に基づき、パージ通路22aを通過しているパージガスの濃度(測定濃度)Cdを算出する(ステップS126)。測定濃度Cdを算出した後、記憶濃度Cmと測定濃度Cdの比較を行う。記憶濃度Cmと測定濃度Cdの差が所定値αより小さい場合(ステップS128:YES)、パージガスの濃度変化が小さいので、制御弁110の開度等を微調整するだけで吸気管34へのパージガスの導入量を適量に保つことができる。そのため、記憶濃度Cmと測定濃度Cdの差が所定値αより小さい場合(ステップS128:YES)、記憶濃度Cmを測定濃度Cdの値に更新し、ステップ122に戻り、新たな記憶濃度Cm(直前に測定された測定濃度Cd)に基づいてポンプ52の出力,制御弁110の開度を調整し、パージを継続する。
記憶濃度Cmと測定濃度Cdの差が所定値αより大きい場合(ステップS128:NO)、パージを継続すると、A/Fが大きく乱れることがある。そのため、記憶濃度Cmと測定濃度Cdの差が所定値αより大きい場合、電磁弁126を閉じ(ステップS140)、パージを停止した状態でパージガスの濃度検出を行う。電磁弁126を閉じた後、記憶濃度Cmを測定濃度Cdに更新する(ステップS142)。その後、更新された記憶濃度Cmを読み込み(ステップS144)、記憶濃度Cmに基づいてポンプ52の出力,制御弁110の開度を調整し(ステップS146)、差圧センサ70を用いて制御弁110の前後差圧を測定し(ステップS148)、パージ通路22aと分岐通路22bの間を循環しているパージガスの濃度(測定濃度)Cdを算出する(ステップS150)。
ステップS144で読み込んだ記憶濃度CmとステップS150で測定された測定濃度Cdの差が所定値βより小さい場合(ステップS152:YES)、ステップS146で設定した条件を微調整するだけで吸気管34へのパージガスの導入量を適量に保つことができる。そのため、記憶濃度Cmと測定濃度Cdの差が所定値βより小さい場合(ステップS152:YES)、パージガスの濃度測定を終了し、パージを継続する。記憶濃度Cmと測定濃度Cdの差が所定値βより大きい場合(ステップS152:NO)、ステップS142に戻り、ポンプ52の出力,制御弁110の開度を調整、パージガスの濃度測定を繰り返す。
次に、図8を参照し、パージ中にパージガスの濃度が変化したときに、パージガスの供給量を調整する方法について説明する。この方法は、上記した蒸発燃料処理装置20aのように、分岐通路22bを備えており、吸気管34へのパージガスの供給を停止した状態でパージガスの濃度を検出することが可能な蒸発燃料処理装置で行うことができる。
ECU100は、差圧センサ70で検出した差圧に基づいて算出したパージガスの濃度C1を記憶し、濃度C1に基づいて、ポンプ52を所定回転数で駆動し、さらに制御弁110の開度を制御して吸気管34へのパージ量を調整する。なお、ECU100は、ポンプ52を所定回転数で駆動するときに供給される電流値I1も記憶している。以下、濃度C1を記憶濃度C1と称し、電流値I1を記憶電流値I1と称することがある。ステップS20で現在の測定濃度C2を算出し、ステップS21で記憶濃度C1と測定濃度C2の比較を行う。記憶濃度C1と測定濃度C2の差が所定値αより小さい場合(ステップS21:NO)、パージガスの濃度変化が許容範囲内であるとして、記憶濃度C1に基づいて吸気管34へのパージを継続する。記憶濃度C1と測定濃度C2の差が所定値αより大きい場合(ステップS21:YES)、ステップS22に進み、ポンプ52に供給されている現在の測定電流値I2を測定する。その後、ポンプ52に供給されている測定電流値I2と記憶電流値I1の比較を行う(ステップS23)。測定電流値I2と電流値I1の差が所定値βより小さい場合(ステップS23:NO)、パージガスの濃度変化が許容範囲内であるとして、記憶濃度C1に基づいて吸気管34へのパージを継続する。
電流値I2と記憶電流値I1の差が所定値βより大きい場合(ステップS23:YES)、ECU100は、電磁弁126を閉じ、吸気管34へのパージガスの供給を停止する(ステップS24)。その後、電磁弁126を閉じた状態でパージガスの濃度測定を行い(ステップS25)、ステップS25で得たパージガスの濃度に応じて制御弁110の開度(開口面積)を決定する(ステップS26)。その後、パージを再開する(ステップS27)。なお、ステップS25におけるパージガスの測定は、上述した測定方法を用いることができる。
上記方法では、測定濃度C2と測定電流値I2の双方の変化が大きい場合に、パージガスの濃度変化が許容範囲を超えているとして、パージガスの濃度を再度検出する。上記したように、ポンプ52の流量は、パージガスの濃度に依存する。すなわち、パージガスの濃度が増加すると、ガスの粘性が増加し、ポンプ52を所定回数で駆動するための電流値が増加する。ポンプ52の電流値の変化が所定値βを超えることは、パージガスの濃度変化が大きいことを示している。この場合、このままパージを継続していると、A/Fが制御値から大きく乱れる。そのため、電磁弁126を閉じた状態で再度パージガスの濃度を測定することにより、A/Fが乱れることを抑制することができる。
なお、図9に示すように、測定濃度C2と測定電流値I2の一方の変化が大きい場合に、パージガスの濃度変化が許容範囲を超えているものとして、パージガスの濃度を再度検出してもよい。この場合、ステップS20aで測定濃度C2を検出し、ステップS22aで測定電流値I2を測定する。その後、記憶濃度C1と測定濃度C2の比較、及び、定電流値I2と記憶電流値I1の比較を行う(ステップS23a)。記憶濃度C1と測定濃度C2の差が所定値αより大きいか、電流値I2と記憶電流値I1の差が所定値βより大きい場合に、電磁弁126を閉じ(ステップS24a)、パージガスの濃度測定を行い(ステップS25a)、制御弁110の開度を決定し(ステップS26a)、パージを再開する(ステップS27a)。この場合、パージガスの濃度が変化したときに、より確実にその変化を検出することができる。
図10から図13を参照し、パージ中にパージガスの濃度が変化したときに、パージガスの供給量を調整する方法について説明する。この方法は、上記した蒸発燃料処理装置20aで行うことができる。すなわち、分岐通路22bを備えており、吸気管34へのパージガスの供給を停止した状態でパージガスの濃度を検出するタイプの蒸発燃料処理装置で行うことができる。この方法では、吸気管34にパージを行う前に、パージ通路内に残存しているガス(前回のパージを終了した際に残存しているパージガス)を掃気する(すなわち、吸気管34に排出する)。なお、パージ通路内に残存しているガスを掃気すると、キャニスタ19に吸着されている蒸発燃料がパージ通路内に導入される。図12及び図13は、パージを行うタイミングと、ポンプ52及び電磁弁126のオン・オフ状態を示すタイミングチャートである。ポンプ52及び電磁弁126は、ECU100の制御信号によってオン・オフ状態が制御される。
タイミングt0は、車両が走行可能な状態になったタイミングを示している。例えば、エンジン2が始動した時がタイミングt0に相当する。タイミングt0では、パージ通路内にガスが残存しており、ECU100はパージ通路内のガスが掃気されていないことを記憶している。タイミングt0では、ECU100は、ガス掃気完了履歴がOFF状態であることを記憶している。タイミングt0では、ポンプ52及び電磁弁126がオフしている。エンジン2を始動(ステップS30)した後、電磁弁126を閉じたまま(オフの状態のまま)ポンプ52を駆動する(ステップS31:タイミングt1)。電磁弁126をオフしたまま、タイミングt1からタイミングt2の間にパージガスの濃度を測定する(ステップS32)。パージガスの濃度の測定方法は、上述した方法を用いることができる。
ステップS32で検出したパージガス濃度C11が所定値より薄い場合(ステップS33:YES)、ステップS34に進み、ポンプ52をオンしたまま、電磁弁126を所定時間オンする(タイミングt2〜t3)。これにより、パージ通路内に滞留していたガス(前回パージを終了した際に残存していたパージガス)を、パージ通路内から掃気することができる。なお、電磁弁126をオンする期間(タイミングt2〜t3)は、タイミングt1〜t2の間に検出したパージガス濃度C11に基づいて決定する。これにより、吸気管34内に掃気されるパージガスにより、A/Fが大きく乱れることを抑制することができる。
残存ガスの掃気が完了すると、ガス掃気完了履歴をオン状態にする(ステップS35,タイミングt3)。ガス掃気完了履歴は、エンジン2が駆動している間オン状態に維持し続ける。また、残存ガスの掃気が完了した後、ポンプ52を駆動したまま、電磁弁126をオフする(ステップS36,タイミングt3)。その後、パージ通路内のパージガス濃度C12を検出する(ステップS37)。パージガス濃度C12を検出した後、ポンプ52をオフする(ステップS38,タイミングt4)。タイミングt3〜t4の間に検出したガス濃度C12の値は、ECU100がパージオン信号を出力するとき(実際にパージを開始するとき:ステップS39,タイミングt5)に用いる。すなわち、パージを開始する際は、ガス濃度C12の値に基づき、制御弁110の開度、ポンプ52の出力等を決定する。
なお、ステップS33でパージ通路内のパージガスの濃度C11が所定値より濃い場合(ステップS33:NO)、図13に示すように、タイミングt2で電磁弁126をオンしない。また、実際にはパージ通路内の掃気が終わっていないが、ステップS35に進み、ガス掃気完了履歴をオン状態にする。この場合、実際にパージを開始するとき(タイミングt5)は、ガス濃度C11の値に基づき、制御弁110の開度、ポンプ52の出力等を決定する。パージ通路内のガス濃度(残存ガスの濃度)が濃い場合、そのガスを吸気管34に掃気すると、A/Fがリッチになる傾向がある。その場合、排気ガス中に窒素酸化物が生じやすい傾向がある。そのため、パージ通路内の残存ガスの濃度が所定値より濃い場合、パージ通路内の掃気を行わず、ガス濃度C11に基づいて、制御弁110の開度、ポンプ52の出力等を決定する。
図11は、図12のタイミングt5以降のパージガスの供給量を調整方法を示している。タイミングt5でパージが開始されると、タイミングt5〜t6の間、ポンプ52が駆動し、電磁弁126がオンし、吸気管34にパージガスが供給される。ステップS40では、タイミングt5以降に、パージオフの信号が出力された否かを判定する。パージオフの信号が出力されると(ステップS40:YES)、電磁弁126をオフする(ステップS41,タイミングt6)。タイミングt6では、ポンプ52の駆動を維持する(タイミングt6〜t7)。タイミングt6〜t7の間に、パージ通路内のガス濃度C13を検出する(ステップS42)。ガス濃度C13を検出後、ポンプ52をオフする(ステップS43,タイミングt7)。その後、パージオンの信号が出力されたときに(タイミングt8)、電磁弁126をオンし、ポンプ52をオンする(ステップS44)。
タイミングt8〜t9の間、ガス濃度C13に基づいて、制御弁110の開度、ポンプ52の出力等を決定する。タイミングt9〜t11では、タイミングt6〜t8と同じ動作を行う。すなわち、パージがオフの状態(t9〜t11)で所定時間ポンプ52を駆動(t9〜t10)し、ガス濃度C14を検出する。
上記方法は、パージオフ(電磁弁126閉)の状態でパージガスの濃度を検出し、そのガス濃度に基づいてパージオン(電磁弁126開)のときの制御弁110の開度,ポンプ52の出力を制御する。パージを開始するときにパージガスの濃度が既知であるので、より正確にパージガスの供給量を調整することができる。また、エンジン2が始動してパージを開始するまでの間にパージ通路内を掃気するので、パージが開始されるときには、キャニスタ19から供給されるパージガスの濃度を、パージ供給量によく反映させることができる。また、パージ通路内を掃気する際も、掃気前にパージ通路内に残留しているパージガスの濃度を検出するので、掃気の際にA/Fが大きく乱れることも防止することができる。
図14から図18を参照し、パージ中にパージガスの濃度が変化したときに、パージガスの供給量を調整する他の方法について説明する。この方法は、分岐通路22bを備えており、吸気管34へのパージガスの供給を停止した状態でパージガスの濃度を検出することができるタイプの蒸発燃料処理装置(例えば、蒸発燃料処理装置20a)で実行することができる。この方法では、エンジン2の温度変化に基づいて、パージガスの濃度を補正しながら、吸気管34にパージガスを供給する。図17及び図18は、パージを行うタイミングと、電磁弁126のオン・オフ状態を示すタイミングチャートである。電磁弁126は、ECU100の制御信号によってオン・オフ状態が制御される。
典型的に、エンジンを始動した後、エンジンの温度が上昇する。エンジンの温度が上昇すると、パージ通路の温度も上昇し、パージ通路内のパージガスの濃度が変化する。エンジンの温度変化に基づいてパージガスの濃度を検出することにより、パージガスの濃度を正確に検出することができ、A/Fが大きく乱れることを防止することができる。なお、エンジンの駆動に伴い、エンジン水温(冷却水の温度)は上昇する。本方法では、エンジン水温が所定値を超えているか否かにより、パージガス濃度の検出方法を変更する。
図14のステップS50では、エンジン水温が第1所定値(例えば15℃)を超えたか否かを判断する。エンジン水温が第1所定値を超えていない場合(ステップS50:NO)、エンジン水温が第1所定値を超えるまでエンジン水温の計測を繰り返す。エンジン水温が第1所定値を超えた後(ステップS50:YES)、ECU100にパージガスのガス濃度履歴が記憶されていない場合(ステップS51:YES)、電磁弁126を閉じた状態で、パージガスの濃度の測定を開始する(ステップS52,タイミングt20〜t21)。電磁弁126を閉じた状態でのパージガスの濃度の測定は、上述した方法で行うことができる。パージガスの濃度が安定したときのガス濃度C15を、ガス濃度履歴としてECU100に記憶し、ガス濃度記憶履歴をオン状態にする(ステップS53,タイミングt21)。
ガス濃度記憶履歴をオン状態にした後、電磁弁126をオンし、パージを開始する(ステップS54,タイミングt22)。パージを開始する際、ガス濃度C15に基づいて、制御弁110の開度及びポンプ52の流量(出力)を決定する。なお、ECU100にパージガスのガス濃度が記憶されている場合(ステップS51:NO)、記憶されているガス濃度に基づいてパージを開始する。すなわち、ガス濃度が記憶されていない状態(ガス濃度記憶履歴OFF)の場合は、パージ(エンジン始動後の最初のパージ)を開始しないで、ガス濃度を測定し、パージを開始する。パージ中は、エンジン水温が第2所定値(例えば60℃)未満か(ステップS55:YES)、第2所定値以上(ステップS55:NO)かを測定する。本方法では、エンジン水温が第2所定値未満か否かにより、パージガス濃度の補正方法が異なる。第2所定値未満の場合、図15のステップ56の処理に進む。ステップS56でパージオン(電磁弁126オン)の場合(ステップS56:YES)、A/Fセンサからのフィードバックずれ量が所定値A1以下の場合(ステップS57:NO)は、パージを継続する(ステップS58)。A/Fセンサからのフィードバックずれ量が所定値A1より大きい場合(ステップS57:YES)については後述する。なお、A/Fセンサからのフィードバックずれ量を利用し、パージを停止することなく(パージを継続したまま)、フィードバックずれ量に基づいてECU100に記憶されているパージガスの濃度を補正してもよい。ガス濃度を補正することによって、より正確にパージガスの供給量を調整することができる。
ステップS56において、パージがオフの場合(タイミングt23,ステップS56:NO)、ステップS59に進み、パージオフの期間(タイミングt23〜t24)が所定時間T1より長いか否かを判断する。期間t23−t24が所定時間T1より長い場合(ステップS59:YES)、パージオフの状態でパージガスの濃度を測定する(ステップS60)。パージガスの濃度が安定したときのガス濃度C16をECU100に記憶し(ステップS61)、次のパージ開始のタイミングt24において、図14のステップS54に戻り、濃度C16に基づいて、制御弁110の開度及びポンプ52の流量を制御し、パージを継続する。
ステップS59において、例えば期間t25−t26のように、パージオフの期間が所定時間T1より短い場合(ステップS59:NO)、パージオフ中にパージガスの濃度を検出することができない。この場合、パージをオフした時(タイミングt25)のときにECU100に記憶されているガス濃度C16(前回パージオフしたときに測定したガス濃度)を、次のパージのタイミング(タイミングt26)で用いるガス濃度C17として記憶する(ステップS62)。その後、図14のステップS54に戻り、ガス濃度C17(ガス濃度C16)に基づいて、制御弁110の開度及びポンプ52の流量を制御し、パージを継続する。
ここで、図18を参照し、図15のステップS57にてA/Fセンサからのフィードバックずれ量が所定値A1より大きい場合(ステップS57:YES)について説明する。この場合、パージオン状態であっても(タイミングt22〜t23)、所定時間電磁弁126をオフし(ステップS63,タイミングt22a)、パージガスの濃度C19を測定する(ステップS64)。すなわち、実質的にパージをオフする。パージガスの濃度が安定したときのガス濃度C19をECU100に記憶し(ステップS65)、パージを再開(電磁弁126をオン)する(ステップS66,タイミングt22b)。タイミングt22bで図14のステップS54に戻り、ガス濃度C19に基づいて、電磁弁126の開度及びポンプ52の流量を制御し、パージを継続する。
次に、図16及び図17を参照し、図14のエンジン水温が第2所定値以上(ステップS55:NO)の場合について説明する。典型的に、車両では、エンジン水温が第2所定値(例えば60℃)以上になると、A/F学習を開始する。エンジン水温が第2所定値以上(ステップS55:NO)になると、電磁弁126をオフしてパージを停止する(ステップS70,タイミングt27)。パージを停止した状態で、パージガス濃度の測定及びA/F学習を開始する(ステップS71)。パージガスの濃度が安定しない場合(ステップS72:NO)、パージガスの濃度が安定するまで検出を続ける。パージガスの濃度が安定した後(ステップS72:YES)、検出したガス濃度C18をECU100に記憶する(ステップS73)。その後、A/F学習が完了しているか否かを判定する(ステップS74)。A/F学習が完了している場合(ステップS74:YES)、電磁弁126をオンし(ステップS75,タイミングt28)し、ガス濃度C18をA/Fフィードバックにより補正した濃度に基づいて、制御弁110の開度及びポンプ52の流量を制御し、パージを継続する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2:内燃機関
14:燃料タンク
19:キャニスタ
20:蒸発燃料処理装置
22a:パージ通路
34:吸気経路
70:差圧センサ
110:制御弁

Claims (7)

  1. 燃料タンク内で蒸発した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
    内燃機関の吸気経路とキャニスタとの間に接続されており、キャニスタから吸気経路に送られるパージガスが通過するパージ通路と、
    パージ通路上に設けられており、開度が可変であり、開度を変化させることにより吸気経路へのパージガスの導入量を制御する制御弁と、
    制御弁の上流側と下流側の圧力差を検出する差圧センサと、
    を備えている蒸発燃料処理装置。
  2. 制御弁とキャニスタの間でパージ通路上に配置されており、キャニスタから吸気経路にパージガスを送り出すポンプが配置されている請求項1に記載の蒸発燃料処理装置。
  3. 制御弁より吸気経路側でパージ通路上に配置されており、キャニスタと吸気経路とをパージ通路を介して連通する連通状態と、キャニスタと吸気経路とをパージ通路上で遮断する遮断状態とに切替わる電磁弁と、
    一端が制御弁と電磁弁の間でパージ経路に接続されており、他端がポンプよりキャニスタ側でパージ通路に接続されている分岐経路と、を備えており、
    電磁弁を遮断状態にした状態でポンプを駆動したときに、パージガスが制御弁を循環するように構成されている請求項2に記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 電磁弁の動作を制御する制御装置を備えており、
    制御装置は、パージガスを吸気経路に導入しているときにパージガスの濃度変化が所定値を超えた場合に、電磁弁を遮断状態に切替える請求項3に記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 制御装置は、電磁弁を遮断状態にした後、変化後のパージガスの濃度に応じて制御弁の開度を調整した後に電磁弁を連通状態にする制御を行う請求項4に記載の蒸発燃料処理装置。
  6. 電磁弁の動作を制御する制御装置を備えており、
    制御装置は、パージガスを吸気経路に導入しているときにポンプの出力変化が所定値を超えた場合に、電磁弁を遮断状態に切替える請求項3に記載の蒸発燃料処理装置。
  7. 制御装置は、電磁弁を遮断状態にした後、パージガスの濃度を再度検出する制御を行う請求項4から6のいずれか一項に記載の蒸発燃料処理装置。
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