JP2017180027A - 建具及び錠装置 - Google Patents

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    • E05B65/06Locks or fastenings for special use for swing doors or windows, i.e. opening inwards and outwards

Abstract

【課題】戸体と枠体の係合状態の解除操作と、戸体の開閉操作とを分離した新規の建具及び錠装置を提供すること。
【解決手段】建物の開口部の四周に沿って設けられる枠体3と、前記開口部を開閉可能に設けられる戸体2と、を備える建具1であって、前記枠体3が、前記戸体2に係合するよう付勢される係合部(例えば、ラッチボルト41A)と、前記枠体3に前記係合部が係合しない状態を保持する第1保持部49と、を備える建具1を提供する。
【選択図】図5

Description

本発明は、建具及び錠装置に関する。
従来、戸体から戸体操作用のハンドルを取り除き、戸体を一面フラットな形状として見栄えを良くした意匠性の高い建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−58826号公報
しかしながら、ラッチ錠はハンドルに連動して取り付けられるのが一般的であるところ、ハンドルを備えていない特許文献1の建具にはラッチ錠が設けられていなかった。そのため、例えば外開きの戸体である場合には、デッド錠が解錠された状態で戸体の内側から人が寄り掛かると、戸体が開いてしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、戸体と枠体の係合状態の解除操作と、戸体の開閉操作とを分離した新規の建具及び錠装置を提供することを目的とする。
本発明では、建物の開口部の四周に沿って設けられる枠体(例えば、後述する枠体3、203)と、前記開口部を開閉可能に設けられる戸体(例えば、後述する戸体2、202)と、を備える建具(例えば、後述する建具1、201)であって、前記戸体又は前記枠体の一方の部材が、他方の部材に係合するよう付勢される係合部(例えば、後述するラッチボルト41A、シャッター部材263)と、前記他方の部材に前記係合部が係合しない状態を保持する保持部(例えば、後述する第1保持部49、第2保持部268)と、を備える建具を提供する。
また、本発明では、前記保持部は、前記係合部と係止することによって前記係合部を保持可能であることが好ましい。
また、本発明では、前記他方の部材に前記係合部が係合しない状態は、前記戸体が閉じた際に解除されることが好ましい。
また、本発明では、前記戸体は、屋外側に向かって開くことが好ましい。
また、本発明では、前記建具は、前記他方の部材が、前記係合部に係合しない状態へ移行させる操作部(例えば、後述する操作レバー46、266、サムターン機構11、211、シリンダ13、213)をさらに備えることが好ましい。
また、本発明では、前記建具は、前記建具を施錠する錠(例えば、後述する上部デッド部20、220及び下部デッド部30、230)をさらに備え、前記操作部は、所定方向に駆動させた場合に、前記錠を施錠可能な第1の位置と、前記錠を解錠可能な第2の位置と、前記係合部を前記保持部に保持させる第3の位置と、を有することが好ましい。
また、本発明では、前記建具は、前記建具を施錠する錠(例えば、後述する上部デッド部20、220及び下部デッド部30、230)をさらに備え、所定方向に駆動させた場合に前記錠を施錠可能な操作機構(例えば、サムターン機構11、211、シリンダ13、213)と、前記操作部と、をそれぞれ備えることが好ましい。
また、本発明では、前記枠体には前記戸体側に設けられる被係合部(例えば、後述する突起261)を挿通可能な切欠き部(例えば、後述する切欠き部262A)が設けられ、前記切欠き部に前記係合部が設けられることが好ましい。
また、本発明では、枠体(例えば、後述する枠体3、203)または戸体(例えば、後述する戸体2、202)の一方の部材から他方の部材に向けて付勢され、前記一方の部材から突出した状態で前記他方の部材に係合する係合部(例えば、後述するラッチボルト41A、突起261)と、前記係合部を前記一方の部材の内部に没入した状態で保持する保持部(例えば、後述する第1保持部49、第2保持部268)と、を備えることが好ましい。
また、本発明では、前記錠装置は、前記保持部による保持を解除させるトリガー(例えば、後述するトリガー45)をさらに備えることが好ましい。
本発明によれば、戸体と枠体の係合状態の解除操作と、戸体の開閉操作とを分離した新規の錠装置及び該錠装置を備える建具を提供することができる。
第1実施形態に係る建具を示す斜視図である。 第1実施形態に係る錠装置を示す正面図である。 第1実施形態に係る錠装置を示す背面図である。 図2のA−A線断面図である。 第1実施形態に係るシリンダによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 第1実施形態に係るシリンダによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 第1実施形態に係るトリガーによる仮施錠動作を説明するための図である。 第1実施形態に係るトリガーによる仮施錠動作を説明するための図である。 第1実施形態に係る操作レバーによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 従来の建具を模式的に示す図である。 第1実施形態に係る建具を模式的に示す図である。 第2実施形態に係る建具を示す図である。 第2実施形態に係る錠装置の構成要部を示す図である。 第2実施形態に係るシリンダによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 第2実施形態に係るシリンダによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 第2実施形態に係るシリンダによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 第2実施形態に係るシリンダによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 第2実施形態に係る操作レバーによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 第2実施形態に係る操作レバーによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 第2実施形態に係る操作レバーによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。 第2実施形態に係る操作レバーによる仮施錠の解除動作を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、第2実施形態以降の説明において、第1実施形態と共通する構成については、同一の符号又は共通の規則性を持って符号を付し、適宜その説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る建具1を示す斜視図である。図2は、第1実施形態に係る錠装置10を示す正面図である。また、図3は、第1実施形態に係る錠装置10を示す背面図である。図4は、図2のA−A線断面図である。
図1〜図4に示す建具1は建物の玄関用として設けられる。ここで、建具1は、戸体2と、枠体3と、錠装置10と、を含んで構成される。該戸体2は枠体3に対して、屋内側から屋外側に向けて回動する所謂外開きで取り付けられる。そして、戸体2と枠体3にそれぞれ錠装置10の一部が取り付けられる。これにより、建具1は施錠及び仮施錠が可能になる。
ここで、本発明で説明する「仮施錠」は戸体または枠体のいずれか一方の部材が、他方の部材に係止されていることを意味し、後述するデッド部による施錠とは相違する。
戸体2は、戸体2の外観であるデザインスペースDS(図10参照)が設けられる表面部2Aと、枠体3内に収容可能に設けられる側面部2Bと、表面部2Aと側面部2Bの間で形成される段差2Cと、戸体2の開閉を行うための手掛け部2Dと、から構成される。
戸体2の表面部2Aの一部に形成される段差2Cにより、表面部2Aと枠体3との間には、操作者の指が挿入可能な程度の隙間が形成される。操作者は、この表面部2Aと隙間とにより形成される手掛け部2Dを戸体2の開閉動作に利用できる。
枠体3は、建物の開口部の四周に沿って設けられる戸先枠3Aと、戸体固定側枠3Bと、不図示の上枠と、下枠と、により構成される。図1に示すように枠体3の戸先枠3Aの一部及び戸体固定側枠3Bは、戸体2の表面部2Aによって覆い隠されるため、それら覆われた部分は外観には表れることがない。また、枠体3の戸先枠3Aの中央付近には錠装置10の一部が配置される。
ここで、該戸先枠3Aの屋内側には、後述するサムターン機構11の摘みレバー11Aが設けられる。また、該戸先枠3Aの屋外側には、後述するシリンダ13及び操作レバー46がそれぞれ設けられる。
図1〜図4に示すように錠装置10は、サムターン機構11と、シリンダ13を有する鍵機構12と、上部デッド部20と、下部デッド部30と、ラッチ錠ユニット40と、によって構成される。各デッド部は建具1の施錠を行うための部材である。
そして、本実施形態に係る各デッド部は、一度の施錠動作によって、同時に2か所の部材が動作する所謂多点ロック式となっている。
また、ラッチ錠ユニット40は建具1の仮施錠及びその解錠の動作を行う部材である。
なお、上部デッド部20と、下部デッド部30は、ラッチ錠ユニット40を挟んで上下方向に配置されており、上部デッド部20と、下部デッド部30の構成は、上下方向で反転している以外は共通している。以下、上部デッド部20の構成についてのみ説明し、下部デッド部30の構成についての説明は省略する。
サムターン機構(操作機構)11は、戸先枠3Aの略中央付近において、後述するラッチ錠ユニット40のラッチ錠ケース42内から戸先枠3Aの屋内側に貫通して設けられる。また、サムターン機構11は、該ラッチ錠ケース42に対して回動可能に設けられる。該サムターン機構11の回動操作に基づいて、後述するデッドボルト21、31、及びラッチボルト41Aの進退操作が行われる。
また、サムターン機構11の屋内側には、該サムターン機構11の回動操作を直接行うための摘みレバー11Aが取り付けられる。
鍵機構(操作機構)12はサムターン機構11の屋外側に隣接して設けられる。鍵機構12は操作者の鍵の操作に基づきサムターン機構11の回動の阻止動作及び開放動作を行うものである。操作者による施錠及び解錠のための鍵操作は鍵機構12が備えるシリンダ13に対して行われる。鍵機構12が有するシリンダ13は屋外側に貫通した状態で設けられ、該シリンダ13の開口部13Aより鍵が挿入される。
また、鍵機構12にはデッドボルト21、31の進退動作のための駆動力を伝えるための押圧プレート12A、12Bが、それぞれ接続される。また、鍵機構12にはラッチボルト41Aの進退操作を行うための回転羽根12Cが形成されている。
鍵機構12の押圧プレート12A、12Bは、それぞれデッドボルト21、31の各操作部まで延設して設けられる。押圧プレート12A、12Bは、それぞれサムターン機構11の摘みレバー11Aの回動動作、又はシリンダ13内に挿入される鍵の動作に合わせて、上下方向に駆動する。
回転羽根12Cは、鍵機構12に対して連続して設けられる円弧状の部材である。回転羽根12Cは、鍵機構12の動作に合わせて回動する。該回転羽根12Cはサムターン機構11の摘みレバー11Aの回動動作、又はシリンダ13内に挿入される鍵の回動動作に合わせて回動する。
上部デッド部20は、デッドボルト21と、デッドボルト21を収容するデッド錠ケース22と、デッドボルト21が挿通可能なデッドストライク23と、不図示の付勢手段であるバネと、を含んで構成される。
上部デッド部20は、該デッドボルト21と、デッドストライク23との着脱操作を行うことにより、戸体2の施錠を行う。
デッドボルト21は、デッド錠ケース22内においてデッドボルト軸21Aを中心に回動自在に設置される。またデッドボルト21の先端部21Bには、デッドストライク23に係合するための凸部21Cと、鍵機構12の押圧プレート12Aが接続される操作部21Dと、が設けられている。デッドボルト21の操作部21Dは該押圧プレート12Aの上下動に併せて、デッドボルト21を回動させる。
デッド錠ケース22は、枠体3の戸先枠3A内に配置される。デッド錠ケース22は、デッドボルト21を内蔵する部材であり、該デッド錠ケース22の内側面22Aの一部に、デッドボルト21の進退方向にそれぞれ圧を付勢する不図示のバネが取り付けられる。
デッドストライク23は、戸体2の側面部2B内において、戸先枠3A内のデッド錠ケース22に対向して設けられる。デッドストライク23には、回動するデッドボルト21の先端部21Bが挿通可能な開口23Aが形成されている。該開口23Aに、デッドボルト21の凸部21Cが係合されることにより、戸体2は枠体3に施錠される。
また、上述の上部デッド部20又は下部デッド部30には、例えば、鎌錠を代用することができる。この場合、上記デッドボルトを、鎌の形状を有するかんぬきに交換することにより、デッド部を鎌錠に置き換えることができる。
図1〜図4に示すようにラッチ錠ユニット40は、ラッチ部材41を構成するラッチボルト(係合部)41Aと、ラッチボルト41Aを収容するラッチ錠ケース42と、ラッチボルト41Aの挿通が可能なラッチストライク43と、ラッチボルト41Aを所定位置に固定するストッパー44、該ストッパー44によるラッチボルト41Aの固定を解除するトリガー45と、ラッチボルト41Aの進退を直接操作可能な操作レバー46と、付勢手段であるバネ47と、を含んで構成される。ラッチ錠ユニット40は、ラッチボルト(係合部)41Aが戸体2側に係合されることで、この戸体2の開閉を規制する仮施錠を行う一方で、ストッパー44により該ラッチボルト(係合部)41Aが戸体2に係合しない状態を保持する。
ラッチ部材41は、ラッチ錠ケース42の内方に進退自在に設けられる。また、ラッチ部材41は戸体2側から、ラッチボルト41Aと、中間部41Bと、後端部41Cにより構成される。
ラッチ部材41のラッチボルト41Aには、戸体2側に向かうに従い、屋内側に傾斜する傾斜面411Aが形成されている。
また、ラッチボルト41Aの下端面412Aと、中間部41Bの下端面411Bとにより形成される段差は、ストッパー44が係合する第1係合部413Aとして利用される(図5参照)。
ラッチ部材41の中間部41Bの下端面411Bの略中央部分には、ストッパー44が係合する第2係合部412Bが設けられる。
ラッチ部材41の後端部41Cの戸体2側には、後述する操作レバー46のアーム部46Bの嵌め込みが可能な凹部411Cが設けられる。ラッチボルト41Aの退避方向側の後端部41Cには、鍵機構12の回転羽根12Cが当接し、該回転羽根12Cにより押圧される凹部412Cが形成されている。そして、ラッチ部材41の後端部41Cの退避方向側端部413Cには、バネ47が取り付けられる。
ラッチ錠ケース42は、戸先枠3A内の略中央に設けられ、該ラッチ錠ケース42内部には、ラッチ錠ユニット40の各部材の他に、上述したサムターン機構11、及び鍵機構12が配置される。
ラッチ錠ケース42には、ラッチ錠ケース42の内方から戸体2側に進退自在になるよう、ラッチ部材41のラッチボルト41A及びトリガー45が、それぞれ取り付けられる。
ラッチストライク43は、戸体2の側面部2B内において、戸先枠3A内のラッチ錠ケース42に対向して設けられる。ラッチストライク43には、ラッチボルト41Aが挿通可能な切欠き部43Aが形成される。
ラッチストライク43の切欠き部43Aにラッチ錠ケース42から延出状態のラッチボルト41Aが引っかかることにより、戸体2は枠体3に仮施錠された状態となる。
ストッパー44は、ストッパー44の上端部44Aがラッチボルト41Aに当接し、また、ストッパー44の下端部44Bがトリガー45に接続するように設けられる。
仮施錠解除の状態では、ストッパー44の上端部44Aが、ラッチボルト41Aの第1係合部413Aに係合することにより、ラッチボルト41Aはラッチ錠ケース42内に保持されると共に、ラッチボルト41Aの進退動作が規制される。該ストッパー44は、鍵機構12の回転羽根11Cの動作及び後述する操作レバー46の動作からラッチボルト41Aの進退の動作を分離させる。
他方で、ストッパー44は、下端部44Bを介して、後述するトリガー45の動きに連動して、ストッパー44による仮施錠解除から再度仮施錠状態に移行するよう設計されている。該仮施錠の状態では、ストッパー44の上端部44Aは第2係合部412Bに係合する。
上述したようにストッパー44は、仮施錠の解除状態において、ラッチボルト41Aの移動を規制する。ストッパー44の上端部44Aと、ラッチボルト41Aの第1係合部413Aと、によって、第1保持部49が形成される(例えば、図5参照)。
トリガー45は、ストッパー44の下方において、ラッチ錠ケース42内に押し込み可能に設置される。また、トリガー45は、テーパ形状に形成される先端部45Aと、ストッパー44の下端部44Bに嵌み込まれることで接続する接続部45Bと、付勢手段であるバネ45Cと、により構成される。
トリガー45の先端部45Aは、戸体2が枠体3の開口部を閉じる時には、該戸体2との接触面から応力を受け、ラッチ錠ケース42内に押し込まれる。トリガー45は、該押し込みに応じて、接続部45Bを介して、ストッパー44を駆動させ、ストッパー44によるラッチボルト41Aの保持を解除させる。
トリガー45のバネ45Cは、トリガー45の先端部45Aに対して、常に、戸体2側に向けて圧をかけるように設けられる。トリガー45のバネ45Cは、戸体2が開かれた際に、トリガー45の先端部45Aを戸体2側に押し出す。
操作レバー46は、把手部46Aと、アーム部46Bと、不図示の付勢手段であるバネと、により構成される。
操作レバー46の把手部46Aは戸先枠3Aの屋外側に設置される。また、操作レバー46のアーム部46Bはラッチ錠ケース42内に設置される。操作レバー46の把手部46Aと、アーム部46Bの下方の端部46Cは連動して動くように結合されている。操作レバー46のアーム部46Bの上端部461Bは、ラッチボルト41Aの凹部411Cに嵌合している。
操作レバー46の把手部46Aを回動させることにより、操作レバー46のアーム部46Bからラッチ部材41に直接圧力が加わり、ラッチボルト41Aをラッチ錠ケース42内に退避させることができる。
また、操作レバー46の不図示のバネはアーム部46Bに接続され、操作レバー46が初期位置に戻るように所定方向に圧を加える。
以上の構成を備える錠装置10を使用する戸体2の仮施錠の解除から仮施錠までの動作について、(1)シリンダ13を使用した例を、図5〜図8を参照して説明し、(2)操作レバー46を使用した例を、図9を参照して説明する。
図5〜図6は、第1実施形態に係るシリンダ13による仮施錠の解除動作を説明するための図である。図7〜図8は、第1実施形態に係るトリガー45による仮施錠の動作を説明するための図である。図9は第1実施形態に係る操作レバー46よる仮施錠の解除動作を説明するための図である。
なお、仮施錠の解除動作は、シリンダ13に差し込んだ鍵14の回動動作または室内側のサムターン機構11の摘みレバー11Aの回動操作により、上部デッド部20及び下部デッド部30が解錠された状態から開始される。
(1)シリンダ13を使用した仮施錠の解除動作
鍵14によってシリンダ13を鍵14Aの位置から鍵14Bの位置まで時計回りに回転させる(所謂、オーバーターンさせる)ことで、鍵機構12の回転羽根12Cが時計回りに旋回し、回転羽根12Cが、ラッチボルト41Aを退避方向に押圧する。回転羽根12Cの旋回により、所定の位置にまで押圧されたラッチボルト41Aにはストッパー44が作用し、ラッチ錠ケース42内に保持される。
これにより、ラッチ部材41のラッチボルト41Aはラッチ錠ケース42内でその動作が規制されると共に、ラッチ錠ユニット40による戸体2の仮施錠が解除される。また、図7に示すように、鍵14を鍵14Bから鍵14Aの位置に戻したとしても、仮施錠の解除は維持される。このようにして、仮施錠のためのラッチボルト41Aはサムターン機構の回動動作から分離できる。
従って、各デッド部による施錠・解錠操作と、ラッチ錠ユニット40による仮施錠・解錠操作とはシリンダ13の回転角度の違いによって操作を分離することができる。また、屋外側にいる操作者はこの仮止め解除された手掛け部2Dを手前に向けて引くことにより、戸体2を開けることができる。
なお、屋内側に設けられたサムターン機構11の摘みレバー11Aをオーバーターンさせることで、同様の仮施錠の解錠動作を行うことができる。
本実施例では、シリンダ13を鍵14Aの位置から鍵14Bの位置まで時計回りに回転させることで、ラッチ錠ユニット40の仮施錠を解除可能としてが、他の位置に回転(例えば、シリンダ13を鍵14Aの位置から反時計回りに半回転させるなど)させることでラッチ錠ユニット40の仮施錠を解除可能としてよい。
(2)操作レバー46を使用した仮施錠の解除動作
図7に示すように、操作レバー46の把手部46Aを押し下げることにより、操作レバー46のアーム部46Bはラッチボルト41Aを退避方向に押圧する。所定の位置にまで押圧されたラッチボルト41Aにはストッパー44が作用し、ラッチ錠ケース42内に保持される。
従って、操作レバー46は上述した(1)と同様の効果を奏する。
そして、一度開いた戸体2が枠体3に収容される際には、トリガー45がラッチ錠ケース42内に押し込まれる。この動きに連動して、トリガー45はストッパー44を反時計方向に回動させ、ストッパー44によるラッチボルト41Aの固定が解除させる。これにより、ラッチ部材41のラッチボルト41Aがラッチストライク43の切欠き部43A内に挿通した状態になり、戸体2は枠体3に仮施錠された状態に戻る。
従って、該戸体2に屋内側から人が寄り掛かったとしても、簡単に開くことはない。
以上説明した、本実施形態に係る建具1及び錠装置10によれば、以下の効果が奏される。
本発明では、建具1は、建物の開口部の四周に沿って設けられる枠体3と、この開口部を開閉可能に設けられる戸体2と、を備える建具1であって、枠体3が、戸体2に係合するよう付勢されるラッチボルト41Aと、戸体2にラッチボルト41Aが係合しない状態を保持する第1保持部49と、を備える構成にした。
より具体的には、本実施形態においては、第1保持部49がラッチボルト41Aを枠体3内の所定の位置で保持し、戸体2に係合しないことで、仮施錠の解除状態を保持させる。
これにより、本実施形態に係る建具1は、ラッチ錠ユニット40による仮施錠の解錠に係る操作と、建具1の開閉に係る操作とを分離することが可能な新規な建具1を提供することができる。
従って、上記ラッチ錠ユニット40を有する錠装置10を建具1に取り付けることにより、戸体2の開閉操作を容易にすることが可能な新規な錠装置10を備える建具1を提供することができる。
また、本発明では、第1保持部49は、ラッチボルト41Aと係止することによってラッチボルト41Aを保持可能な構成にした。
より具体的には、ラッチボルト41Aの第1係合部413Aを、第1保持部49のストッパー44が係止することにより、ラッチボルト41Aは仮施錠の解除状態に保持される。
これにより、本実施形態に係る建具1によれば、上記仮施錠の解除を一層具体的に実施し得る。
また、本発明では、戸体2にラッチボルト41Aが係合しない状態は、戸体2が閉じた際に解除される構成にした。
より具体的には、戸体2が閉じた際に、ストッパー44の係合による、仮施錠状態が解除される。
これにより、ラッチボルト41Aは上記バネ45Cによって、ラッチストライク43の切欠き部43Aにラッチボルト41Aが引っかかり、戸体2は枠体3に仮施錠された状態となる。
従って、本実施形態に係る建具1によれば、戸体2に対して、操作者が寄り掛かったとしても、開くことが無い。
また、本発明では、戸体2は、屋外側に向かって開く構成にした。
これにより、本実施形態に係る建具1によれば、外開きが主流の日本家屋の玄関に、問題なく適用させることができるとともに、例えばテラスの出入り口に取り付けるドア等にも使用できる。
また、本発明では、建具1は、屋外側に配置され、第1保持部49による保持を解除可能なトリガー45をさらに備える構成にした。
より具体的には、トリガー45の動作により、ストッパー44の第1係合部413Aの係止が解除される。
これにより、本実施形態に係る建具1によれば、第1保持部49によるラッチボルト41Aの保持の解除が屋外側で行うことが可能となる。
また、本発明では、建具1は、前記他方の部材が、前記係合部に係合しない状態へ移行させる操作部として、操作レバー46、サムターン機構11や、シリンダ13による鍵機構12が利用可能な構成にした。
これにより、本実施形態に係る建具1によれば、種々の操作部によって、建具1の仮施錠・解錠を行うことができる。その結果、室内側及び屋外側のいずれからも、保持部の操作が可能となる。
また、本発明では、建具1は、建具1を施錠する錠(上部デッド部20及び下部デッド部30)をさらに備える構成にした。
より詳細には、操作部(サムターン機構11や鍵機構12)は、所定方向に駆動させた場合に、錠を施錠可能な第1の位置と、錠を解錠可能な第2の位置と、ラッチボルト41Aを第1係合部413Aに保持させる第3の位置と、を有する構成にした。
これにより、本実施形態に係る建具1によれば、鍵機構12を駆動させることにより、各デッド部の施錠・解錠が行われると共に、保持部による係合操作とを分離して行うことが可能になる。その結果、戸体2の動きはラッチボルト41Aにより規制されるため、各デッド部または鎌錠が効いていない状態の戸体2に対して、操作者が寄り掛かったとしても、開くことが無い。
また、本発明では、建具1は、建具1を施錠する錠(上部デッド部20及び下部デッド部30)をさらに備え、所定方向に駆動させた場合に錠を施錠可能な操作機構(サムターン機構11や鍵機構12)と、操作部(操作レバー46)と、をそれぞれ備える構成にした。
これにより、本実施形態に係る建具1によれば、戸体2の動きはラッチボルト41Aによる規制解除は操作レバー46によって行われる。従って、鍵を持たずに屋外に出たとしても、該操作レバー46による規制解除を行うことができる。
また、本発明では、錠装置10は、枠体3から戸体2に向けて付勢され、枠体3から突出した状態で戸体2に係合するラッチボルト41Aと、ラッチボルト41Aを枠体3の内部に没入した状態で保持する第1保持部49と、を備えることが好ましい。
これにより、本実施形態に係る錠装置10によれば、ラッチボルト41Aが係合することで建具1が仮施錠される仮施錠状態と、ラッチボルト41Aを枠体の内部に没入した状態で保持する仮施錠の解錠状態と、を切り替え可能にできる。その結果、ラッチ錠ユニット40の仮施錠の解錠に係る操作と、建具1の開閉に係る操作とを分離することが可能な新規な錠装置10を提供することができる。
また、本発明では、錠装置10は、第1保持部49による保持を解除させるトリガー45をさらに備えることが好ましい。
これにより、本実施形態に係る錠装置10によれば、ラッチボルト41Aに対するストッパー44の係合は、トリガー45によって解除され、建具1は再度、仮施錠の状態に移行する。このため、操作者がこの状態の戸体2に寄り掛かったとしても、戸体2の動きはラッチボルト41Aにより規制される。
そして、本実施形態の建具1による、その他の効果について、図10及び図11を用いてより具体的に説明する。図10は従来のプッシュプルハンドル104を備える建具101を模式的に示す図である。図11は本願の第1実施形態に係る建具1を模式的に示す図である。
図10に示すように、従来の建具101では、(A)戸体102が枠体103内に収納され、また(B)大型のプッシュプルハンドル104及びシリンダ113などの意匠上の制約スペース(RS)により、戸体102の表面102Aのデザインスペース(DS)は極めて限られるものとなっていた。
これに対し、図11に示す本実施形態に係る建具1では、枠体3の戸先枠3Aの屋外に露出されている部分に、錠装置10を取り付けるようにし、且つ戸体2の開閉には、手掛け部2Dを設けた。
これにより、戸体2の表面部2A上のすべてをデザインスペースDSに利用することができる。また、戸体2のデザインスペースDSは、従来のようにハンドルとの統一感を考慮する必要が無い。
従って、本実施形態によれば建具1の戸体2の表面部2Aの意匠性を向上できる。
また、従来の建具101においては、プッシュプルハンドル104や錠前等のシリンダ113は消耗品であり、特にプッシュプルハンドル104は数年単位のメンテナンスの時に、パーツの入手が困難になりやすい。
これに対し、本実施形態の建具1によれば、一般的な錠装置10が使用できるためメンテナンス時にパーツの入手が容易であるため、メンテナンス性を向上できる。
また、従来、建物の新築工事等において建具101の施工工事は、初期段階で行われるため、上記プッシュプルハンドル104の存在が、その後の施工工事において邪魔になる。
これに対し、本実施形態の建具1によれば、それらハンドルを気にすることなく施工工事を行うことが可能であり、施工性を向上できる。
また、本実施形態の建具1によれば、プッシュプルハンドル104の購入及び取付コストがかからないため、購入者等の経済的負担を軽減することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、上述の錠装置10において、ラッチボルト41Aは、不図示の上枠に取り付け、重力を加圧手段として、上枠からラッチボルト41Aを下方に向けて進出させたり、ラッチボルト41Aを下枠に取り付けた場合に、ラッチボルト41Aを下枠の内部に退避させることができる。これにより、重力を付勢手段の一種として利用した錠装置を提供できる。
[第2実施形態]
図12は、本発明の第2実施形態に係る建具201の斜視図である。図13は、第2実施形態に係る錠装置の構成要部を示す図である。図14〜図17は、第2実施形態に係るシリンダによる仮施錠の解除動作を示す図である。図18〜図21は、第2実施形態に係る操作レバーによる仮施錠の解除動作を示す図である。
ここで、図12及び図13に示すように、本実施形態に係る建具201が備える錠装置210は錠ユニット260の構成が第1実施形態のラッチ錠ユニット40と相違する以外は、第1実施形態と同一の構成である。
図12に示すように、本実施形態では、錠ユニット260によって、建具201の戸体202の開閉を規制する仮施錠及び仮施錠の解除が行われる。錠ユニット260は、戸体202の側面202Bから常に延出した状態で設けられる突起(係合部)261と、該突起261を収容可能なストライク262と、によって構成される。その結果、戸体202と、突起261とは、一体になって動作するため、突起261は戸体202の一部として利用される。
図13及び図14に示すように錠ユニット260は、突起261の動きをストライク262内に規制する。錠ユニット260は、突起261を該ストライク262内に保持させることにより、戸体202を仮施錠状態にさせる。また、図15に示すように錠ユニット260は、ストライク262を屋外と連通させ、突起261のリリースを可能にすることにより、戸体202の仮施錠の解除を行う。
ストライク262は、戸体202の戸先枠203A内において、下部デッド部230の上方に設けられる。ストライク262には、上下動によりストライク262の切欠き部262Aを開口・閉口にするシャッター部材(係合部)263と、シャッター部材263を上方に向け押圧する押圧部264と、ストライク262の奥側に配置され、シャッター部材263を支持するストッパー265と、ストライク262内から屋外側に延出する操作レバー266と、該操作レバー266の底面部266Bの下限位置として設置される凸部267と、ストッパー265によるシャッター部材263の支持を解除する不図示のトリガーと、によって構成される。
また、ストライク262には、シャッター部材263と、ストッパー265によって、戸体202の開閉を規制する規制部269が形成される。
シャッター部材(係合部)263は、戸先枠203A内に配置される。シャッター部材263は略矩形状の箱状部材であり、ストライク262の切欠き部262A側の側面263Aの下方には、突起(被係合部)261が挿通可能な切欠が形成されている。また、シャッター部材263の下端部263Cにおいて、側面263Aに対向する他方の側面263B側には、ストッパー265の一部が嵌合する凹部263Dが形成されている。
押圧部264は、戸先枠203A内において、シャッター部材263の下方に配置される。該押圧部264は、サムターン機構211又はシリンダ213の動作に連動して上下動するように形成されている。具体的には、押圧部264はシリンダ213を戸体202の解錠方向に回転させることで上方に移動する。これとは対照に、押圧部264は、施錠方向に回転させると下方に移動する。
ストッパー265は、戸先枠203A内において、シャッター部材263の高さを所定高さで固定支持するよう配置される。
ストッパー265は、シャッター部材263の一部に当接される支持板265Aと、該支持板265Aの下方に設けられ、シャッター部材263の凹部263Dに嵌合する支持凸部265Bと、支持板265Aに対しシャッター部材263側に圧を加える付勢部材265Cと、該付勢部材265Cを保持する保持部材265Dと、を含んで構成される(図11参照)。この支持凸部265Bと、上述の凹部263Dとは、戸体202の開閉規制を解除した状態で保持する第2保持部268として利用される。
操作レバー266は、戸先枠203A内において、シャッター部材263の下端部263Cの一部を支持するように配置される。
操作レバー266は、戸先枠203A内から屋外に延出するレバー操作部266Aと、シャッター部材263の下端部263Cに当接し、該下端部263Cを介してシャッター部材263を下方から上方に押圧する底面部266Bと、から構成される(図14参照)。
操作レバー266は、レバー操作部266Aの下端側の一部が、シャッター部材263側に折れ曲がるように底面部266Bが形成される断面視略L字状の形状を有している。底面部266Bは、仮施錠時には、レバー操作部266Aの下端部263Cと、凸部267との間に配置される。
そして、操作レバー266には、不図示のガイドが取り付けられており、操作レバー266の昇降時には、該ガイドによって、所定位置に案内される。
トリガー(不図示)は、上記第1実施形態と同様に、戸体202が枠体203に収容される際に、ストッパー265によるシャッター部材263の支持を解除させ、戸体202を仮施錠状態にさせる。
そして、本実施形態において、突起(被係合部)261が係合するストライク262は、上述のストライク262及び上述のシャッター部材(係合部)263によって構成される。
以下に、本実施形態のロック制御部を使用する戸体202の仮施錠解除動作について、(3)シリンダ213(又はサムターン機構211)を使用した場合、(4)操作レバー266を使用した場合、をそれぞれ説明する。
(3)シリンダ213を使用した戸体202の仮施錠解除動作
図11〜図12に示すように、操作者はシリンダ213に差し込んだ鍵214を、位置214Aから位置214Bに回転させることにより、該シリンダ213の動きに連動して押圧部244はシャッター部材263の下端部263Cに配置される。図12〜図14に示すように、鍵214を位置214Bから位置214Cに回転させることにより、シャッター部材263は上方に押し出され、所定位置に到達したシャッター部材263の凹部263Dにストッパー265の支持凸部265Bが引っかかり、支持される。突起261は切欠き部262Aに対して挿通可能になり、戸体202の開閉の規制が解除される。
これにより、錠ユニット260は仮施錠解除の状態となり、該シャッター部材263は不図示のトリガーが動作されるまでの間、上記ストッパー265に支持されたままになる。
また、図11〜図14に示すように、屋内から屋外へ出る際には、屋内側に設けられるサムターンを使用することで、上記仮施錠解除が行われる。
(4)操作レバー266を使用した戸体202の仮施錠解除動作
図15〜図18に示すように、操作レバー266のレバー操作部266Aを押し上げることにより、操作レバー266の底面部266Bはシャッター部材263を上方に押圧する。これにより、所定の位置にまで押圧されたシャッター部材263は、ストッパー265に支持される。
従って、操作レバー266は上述した(3)と同様の効果を奏する。
以上、本実施形態に係る建具201では、建物の開口部の四周に沿って設けられる枠体203と、この開口部を開閉可能に設けられる戸体202と、を備える建具201であって、戸体202が、枠体203に係合するよう付勢されるシャッター部材263と、枠体203にシャッター部材263が係合しない状態を保持する第2保持部268と、を備える構成にした。
より詳細には、建具201は、戸体202が枠体203に係合可能となるようシャッター部材263が設けられると共に、このシャッター部材263に係合することで、戸体202の規制を解除した状態で保持する第2保持部268を備える。
これにより、本実施形態に係る建具201によれば、錠ユニット260は、上記第1実施形態の建具1が備えるラッチ錠ユニット40と同様の効果が発揮される。
また、本実施形態に係る建具201では、戸体202にシャッター部材263が係合しない状態は、戸体202が閉じた際に解除される構成にした。
これにより、本実施形態に係る建具201によれば、上記第1実施形態の建具1が備える、上記第1実施形態と同様に、戸体202が閉じた際には、その規制が解除される。
また、本実施形態に係る建具201では、枠体203には戸体202側に設けられる突起261が挿通可能な切欠き部262Aが設けられ、切欠き部262Aにシャッター部材263が設けられる構成にした。
これにより、本実施形態に係る錠装置210によれば、上記第1実施形態の錠装置10と同様の効果が発揮される。
また、本実施形態に係る錠装置210では、戸体202から枠体203に付勢され、戸体202から突出した状態で枠体203に係合する突起261と、突起261を枠体203の内部に没入した状態で保持する第2保持部268と、を備える構成にした。
これにより、本実施形態に係る錠装置210によれば、上記第1実施形態の錠装置10と同様の効果が発揮される。
また、本実施形態に係る錠装置210では、第2保持部268による保持を解除させる不図示のトリガーをさらに備える構成にした。
これにより、本実施形態に係る錠装置210によれば、上記第1実施形態の錠装置10と同様の効果が発揮される。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
例えば、本発明において、屋内側に設けられるサムターン機構の操作部は、上記摘みレバーに限られるものではなく、ダイヤル式や、プッシュボタン式に変更してもよい。例えば、摘みレバーをプッシュボタン式に変更することにより、戸体の規制解除が容易になる。
また、本発明の錠装置の内部には、駆動モータ、歯車、クラッチ部等を配設し、所謂電気錠にすることも可能である。この場合、サムターン機構及び鍵機構は、合鍵の回転操作による操作力のみならず、駆動モータの駆動力によっても回転する。
また、本発明の錠装置においては、一つのシリンダ13、213の回動動作により、各デッド部の施錠・解錠動作を行うように設計したが、各デッド部にそれぞれシリンダを設置するよう、その設計を変更してもよい。これにより、防犯性を高めることができる。
また、第2実施形態の突起261の形状は、切欠き部262Aに挿通可能であればよく、その形状は、図12に記載の矩形状に限定されない。その形状を例えば、第1実施形態のテーパ―形状などに適宣変更することができる。
また、上記各実施形態において屋外側に設けられる操作部は、操作レバーを用いた例で説明したが、前記操作部は、ダイヤル式や、プッシュボタン式に変更してもよい。特に、プッシュボタン式とすることで、仮施錠の解除を容易に行い得る。
1、201…建具
2、202…戸体
3、203…枠体
10、210…錠装置
11、211…サムターン機構(操作部、操作機構)
13、213…シリンダ(操作部、操作機構)
20、220…上部デッド部
30、230…下部デッド部
41…ラッチ部材
41A…ラッチボルト(係合部)
45…トリガー
46、266…操作レバー(操作部)
49…第1保持部
260…錠ユニット(錠装置)
261…突起(被係合部)
262A…切欠き部
263…シャッター部材(係合部)
268…第2保持部
269…規制部

Claims (10)

  1. 建物の開口部の四周に沿って設けられる枠体と、
    前記開口部を開閉可能に設けられる戸体と、を備える建具であって、
    前記戸体又は前記枠体の一方の部材が、他方の部材に係合するよう付勢される係合部と、
    前記他方の部材に前記係合部が係合しない状態を保持する保持部と、を備える建具。
  2. 前記保持部は、前記係合部と係止することによって前記係合部を保持可能である請求項1に記載の建具。
  3. 前記他方の部材に前記係合部が係合しない状態は、前記戸体が閉じた際に解除される請求項1〜2のいずれかに記載の建具。
  4. 前記戸体は、屋外側に向かって開く請求項1〜3のいずれかに記載の建具。
  5. 前記建具は、前記他方の部材が、前記係合部に係合しない状態へ移行させる操作部をさらに備える請求項1〜4のいずれかに記載の建具。
  6. 前記建具は、前記建具を施錠する錠をさらに備え、
    前記操作部は、
    所定方向に駆動させた場合に、前記錠を施錠可能な第1の位置と、
    前記錠を解錠可能な第2の位置と、
    前記係合部を前記保持部に保持させる第3の位置と、を有する請求項5に記載の建具。
  7. 前記建具は、前記建具を施錠する錠をさらに備え、
    所定方向に駆動させた場合に前記錠を施錠可能な操作機構と、
    前記操作部と、をそれぞれ備えた請求項5に記載の建具。
  8. 前記枠体には前記戸体側に設けられる被係合部を挿通可能な切欠き部が設けられ、前記切欠き部に前記係合部が設けられる請求項1〜7のいずれかに記載の建具。
  9. 枠体または戸体の一方の部材側から他方の部材に向けて付勢され、前記一方の部材から突出した状態で前記他方の部材に係合する係合部と、
    前記係合部を前記一方の部材の内部に没入した状態で保持する保持部と、を備える錠装置。
  10. 前記錠装置は、前記保持部による保持を解除させるトリガーをさらに備える請求項9に記載の錠装置。

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