JP2017179228A - 粘着テープ - Google Patents

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Abstract

【課題】粘着テープにおいて、手切れ性及び筆記性を確保しつつ、粘着剤層の保持力及びタック性を良好に維持する。【解決手段】粘着テープ10は、ポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムからなる基材11と、基材11の一方の面に設けられた粘着剤層12とを備え、基材表面11Aは、断面先細り形状の溝15が設けられる凹凸面であり、基材背面11Bには、表面粗さ(Ra)が1.4μm以上となるようにシボ模様の凹凸が設けられる。粘着剤層12は、アクリル系重合体(A)と、重合ロジン(B)と、不均化ロジン及びテルペンフェノールからなる群から選択される少なくとも1種である(C)成分とを含有する粘着剤組成物から形成されるとともに、アクリル系重合体(A)100質量部に対して、粘着剤組成物における重合ロジン(B)の含有量が1〜3質量部、(C)成分の含有量が1〜20質量部である。【選択図】図1

Description

本発明は、粘着テープに関し、例えば再剥離が可能な筆記用粘着テープに関する。
粘着テープは、基材と、基材の表面に設けられた粘着剤層とを備えるものであり、例えば、ロール状に巻かれて、巻重体として保管等されることがある。粘着テープは、様々な分野で使用されており、例えば、内装工事で床材等を保護する養生シートを固定するために使用されることがある。また、文具用途でも広く使用されている。これら用途では、作業性等を考慮して、粘着テープの基材に手切れ性が必要とされることがある。基材に手切れ性を持たせるためには、基材が樹脂フィルムからなる場合、例えば、基材表面又は基材背面に、断面V字の溝等により、凹凸を設けることが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
一方で、粘着テープの粘着剤層には、アクリル系重合体を主剤とするアクリル系粘着剤が広く使用されている。アクリル系粘着剤には、タック性、及び粘着剤層による被着体に対する保持力を向上させるために、粘着付与樹脂が配合されることがある。粘着付与樹脂としては、重合ロジン、不均化ロジン、テルペンフェノール、石油系樹脂など様々なものが知られている(例えば、特許文献3〜6参照)。
特許第4213457号公報 特許第2694854号公報 特開2002−129122号公報 特開2008−274243号公報 特開2005−097393号公報 特開2007−091896号公報
ところで、上記のように、養生シート、文具用途等で使用される粘着テープでは、手切れ性に加えて、基材背面への筆記性が求められることがある。そのため、樹脂フィルムからなる基材の背面には、シボ加工等により凹凸を形成することがある。しかし、基材背面にシボ加工により凹凸を設けると、ロール状に巻いて巻重体としたときに、基材背面のシボ模様が、粘着剤層の表面に転写し、粘着剤層のタック性及び保持力を低下させるおそれがある。
したがって、筆記性を得るために基材背面にシボ模様を付した場合には、シボ模様が転写されても、タック性及び保持力が良好に維持される粘着剤が求められる。しかし、アクリル系粘着剤は、上記したような粘着付与樹脂を配合しても、シボ模様が転写され粘着剤層表面に凹凸が形成された場合、タック性及び保持力を良好に維持できないことがある。
さらに、上記のように、筆記性に加えて手切れ性を得るためには、シボ加工とは別に基材に凹凸を設けなければならず、その凹凸に起因して更なるタック性、保持力の低下も懸念される。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、手切れ性及び筆記性を確保しつつ、粘着剤層の保持力及びタック性を良好に維持できる粘着テープを提供することである。
本発明者は、鋭意検討の結果、基材表面、すなわち、基材の粘着剤層が設けられる側の面に、手切れ性を良好にするための凹凸を設け、かつ基材背面に筆記性を確保するためのシボ加工による凹凸を設け、さらに粘着剤組成物を所定の配合とすることで、上記課題を解決できることを見出し、以下の発明を完成させた。
(1)ポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムからなる基材と、前記基材の一方の面に設けられた粘着剤層とを備える粘着テープであって、
前記基材の一方の面は、断面先細り形状の溝が設けられる凹凸面であるとともに、前記基材の反対側の面には、表面粗さ(Ra)が1.4μm以上となるようにシボ模様の凹凸が設けられるとともに、
前記粘着剤層が、アクリル系重合体(A)と、重合ロジン(B)と、不均化ロジン及びテルペンフェノールからなる群から選択される少なくとも1種である(C)成分とを含有する粘着剤組成物から形成されるとともに、
アクリル系重合体(A)100質量部に対して、粘着剤組成物における重合ロジン(B)の含有量が1〜3質量部、(C)成分の含有量が1〜20質量部である、粘着テープ。
(2)前記断面先細り形状の溝が、断面V字形である上記(1)に記載の粘着テープ。
(3)前記アクリル系重合体の質量平均分子量が30万〜100万である上記(1)又は(2)に記載の粘着テープ。
(4)前記粘着剤層のゲル分率が30〜60質量%である上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の粘着テープ。
(5)筆記用粘着テープである上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の粘着テープ。
本発明によれば、手切れ性及び筆記性を確保しつつ、粘着剤層の保持力及びタック性を良好に維持できる粘着テープを提供する。
本発明の一実施形態に係る粘着テープの模式的な断面図である。 粘着テープに使用される基材の表面を示す平面図である。
以下、本発明の粘着テープについてさらに詳細に説明する。
図1に示すように、粘着テープ10は、ポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムからなる基材11と、基材11の一方の面(基材表面)11A上に設けられた粘着剤層12とを備える。粘着テープ10は、ロール状に巻き取られて、巻重体として保管等されることが好ましい。そして、巻重体では、粘着剤層12が設けられない基材11の背面11Bに、粘着剤層12の表面が接触することになる。
[基材]
基材は、ポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムからなる。基材に使用されるポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂;ホモポリプロピレン、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体であって、プロピレンを主成分(通常、モノマーの70質量%以上、好ましくは90質量%以上)とする共重合体等で例示されるポリプロピレン系樹脂;エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ペンテン共重合体、エチレン−へキセン共重合体、エチレン−ヘプテン共重合体、エチレン−オクテン共重合体などのエチレン−α−オレフィン共重合体などが挙げられる。これらの中では、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン及びこれらを適宜混合したポリエチレン系樹脂が好ましい。これらポリオレフィン系樹脂は1種類のみを用いてもよく、あるいは、2種以上のポリオレフィン系樹脂を併用してもよい。
基材は、ポリオレフィン系樹脂以外の成分を含有してもよく、例えば、顔料、染料、紫外線吸収剤、酸化防止剤、光安定剤、柔軟性付与剤、難燃剤、帯電防止剤などの添加剤が適宜配合されてもよい。また、ポリオレフィン系樹脂以外の樹脂成分も、ポリオレフィン系樹脂の特性を損なわない範囲で配合されてもよい。
基材に含まれるポリオレフィン系樹脂の割合は、基材を構成する成分(組成物)中、通常、50質量%以上であり、好ましくは80〜100質量%、さらに好ましくは90〜100質量%である。
ポリオレフィン系樹脂は、必要に応じてその他成分が配合され、かつ混合されたうえで公知の成膜手段によりフィルムに成形される。基材は単層でも良く、あるいは上記したポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムを2層以上積層したものでもよい。
基材の厚さは、特に限定されないが、通常40〜500μm、好ましくは50〜300μmである。
図1に示すように、基材11の粘着剤層12が設けられる面(基材表面11A)には、断面先細り形状の溝15が設けられ、凹凸面とされる。基材11は、溝15が設けられることで、手切れ性が良好となる。溝15は、手切れ性をより良好にするために、図1に示すように断面V字形であることが好ましい。ただし、溝15は、先細り形状であれば、台形形状等、V字形以外の構造を有していてもよい。また、溝15は通常、基材表面11A上に複数本設けられる。
本発明では、溝15を形成した基材表面11A上に、一定の厚さを有する粘着剤層12を設けることで溝15に起因して、粘着剤層12の表面に凹凸が生じることを防止し、若しくは、粘着剤層12の表面に溝15に起因する凹凸が多少生じても、その凹凸によるタック性の低下等は、後述する粘着剤組成物の配合により防止する。
溝15は、より具体的には、図2に示すように、一方の方向に延在する細長形状であり、その溝15が一方の方向に垂直な方向(垂直方向)に沿って複数本一定の間隔Pで並べられることが好ましい。なお、一方の方向は、通常、基材のTD方向であるとともに、垂直方向は基材のMD方向であり、巻重体とされたときに長手方向となる方向である。
このように、溝15が一定の間隔で長手方向(MD方向)に複数並べられると、溝15は、後述するエンボス加工等により容易に成形できるようになる。また、基材11全体が、高い手切れ性を有することが可能になる。
溝15の深さWは、基材11の厚さより浅ければよいが、好ましくは30〜200μm、より好ましくは40〜100μmである。また、垂直方向(MD方向)に隣接する溝15、15の間隔Pは、好ましくは0.5〜5.0mm、より好ましくは0.6〜1.4mmである。深さWおよび間隔Pをこれらの範囲内に調整することで、基材11は、いずれの方向にも手切れ性が良好になる。
溝15は、エンボス加工により成形することが好ましい。具体的には、表面に凸条が設けられかつ回転するローラに、基材を押し当てることにより溝を成形する方法等が挙げられる。
図1に示すように、基材11の粘着剤層12が設けられる面とは反対側の面(基材背面11B)には、シボ模様の凹凸が設けられる。基材11は、シボ模様の凹凸を有することで、基材背面11Bの筆記性が良好となる。すなわち、粘着テープ11の基材背面11Bに油性ペンやボールペンによる筆記を定着させることが可能になる。
基材11の背面11Bの表面粗さ(Ra)は、1.4μm以上である。表面粗さ(Ra)が1.4μm以上とすると、基材背面11B上の油性ペンやボールペン等による筆記が定着して、筆記を擦ったりしても消えなくなる。表面粗さ(Ra)の上限は、特に限定されないが、粘着剤層12表面に転写される凹凸が小さくなるように、10μm以下であることが好ましく、5μm以下がより好ましい。
なお、シボ模様は、例えば公知のシボ加工により成形することが可能である。具体的には、回転するシボローラを基材11の背面11Bに押し当てて成形することが可能である。
[粘着剤層]
(アクリル系重合体(A))
粘着剤層は、粘着剤組成物により形成されるものである。粘着剤組成物は、アクリル系重合体(A)を含有する。アクリル系重合体(A)は、少なくともアクリル系単量体を含む単量体を重合したものである。また、アクリル系重合体は、反応性官能基を含有する重合体であることが好ましい。反応性官能基とは、後述する架橋剤と反応性を有する官能基である。
アクリル系重合体は、反応性官能基を有する官能基含有単量体(a1)と、官能基含有単量体(a1)以外のアクリル系単量体(a2)との共重合体、又は上記単量体(a1)及び(a2)と、(a1)及び(a2)以外のその他の単量体(a3)との共重合体が挙げられる。
反応性官能基としては、活性水素を有し、後述する架橋剤と反応可能な官能基であれば特に限定されず、例えば、水酸基、アミノ基、カルボキシ基等が挙げられる。これらの官能基のなかでは、カルボキシ基が好ましい。カルボキシ基は、後述するアジリジン系架橋剤と反応性が高く、容易に架橋構造を形成することが可能である。
水酸基を有する単量体としては、特に限定されないが、例えば、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、5−ヒドロキシペンチル(メタ)アクリレート、6−ヒドロキシヘキシル(メタ)アクリレート等の水酸基を有する(メタ)アクリレート;アリルアルコール等が挙げられるが、水酸基を有する(メタ)アクリレートが好適に用いられる。なお、(メタ)アクリレートとは、アクリレートおよびメタクリレートの一方又はこれら両方を意味する用語として使用する。
また、カルボキシ基を有する単量体としては、メタアクリル酸、アクリル酸等が挙げられる。
アクリル系単量体(a2)としては、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレート、イソノニル(メタ)アクリレート、イソミリスチル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート等のアルキル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート等の芳香族基含有(メタ)アクリレートが挙げられる。アクリル系単量体(a2)としては、アルキル(メタ)アクリレートが好ましく、アルキル基の炭素数が1〜12のアルキル(メタ)アクリレートがより好ましい。
その他の単量体(a3)としては、アクリル系単量体と共重合可能であれば特に限定されず、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレン、ジビニルベンゼン等のスチレン誘導体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、等のビニルエステル基を持つ化合物;N−ビニルピロリドン、N−ビニルモルフォリン、(メタ)アクリロニトリル、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−ベンジルマレイミド、n−プロピルビニルエーテル、n−ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、tert−ブチルビニルエーテル等が挙げられる。
アクリル系共重合体(A)は、上述の単量体を通常の重合方法、例えば、縣濁重合、乳化重合、溶液重合等により重合することにより得られる。これらの重合方法のうち、高分子量体が得られやすく、粘着物性に影響を及ぼしやすい界面活性剤や分散剤を含まない溶液重合が好ましい。また、重合開始剤としては、パーオキサイド系重合開始剤、アゾ系重合開始剤などが用いられる。
アクリル系重合体(A)は、質量平均分子量が30万〜100万であることが好ましく、40万〜70万であることがより好ましい。質量平均分子量をこれら範囲内とすることで、粘着剤層の保持力、粘着力及びタック性を良好に維持しやすくなる。なお、質量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィ(GPC)により測定した標準ポリスチレン換算の質量平均分子量である。
粘着剤組成物において、アクリル系重合体は、主成分となるものであり、粘着剤組成物全量(固形分基準)に対して、通常、50質量%以上、好ましくは70〜98質量%、より好ましくは75〜97質量%である。
(粘着付与樹脂((B)、(C)成分))
粘着剤組成物は、アクリル系重合体(A)に加えて、重合ロジン(B)及び(C)成分を含有する。(C)成分は、不均化ロジン及びテルペンフェノールから選択される少なくとも1種である。これら(B)、(C)成分は、粘着付与樹脂として配合されるものである。
重合ロジン(B)としては、ロジンを重合した重合ロジン、重合ロジンのエステル化合物、例えば、ジアビエチン酸のエステル化合物等が挙げられる。重合ロジン(B)の市販品としては、ベンセルKK(荒川化学工業社製),ベンセルD160(荒川化学工業社製),ベンセルD135(荒川化学工業社製),ベンセルD125(荒川化学工業社製)等が挙げられる。重合ロジン(B)は、1種単独で使用してもよいが、2種以上を併用してもよい。
(C)成分として使用する不均化ロジンとしては、ロジンを不均化した不均化ロジン、不均化ロジンのエステル化合物、例えば、デヒドロアビエチン酸のエステル化合物等が挙げられる。不均化ロジンの市販品としては、スーパーエステルA125(荒川化学工業社製),スーパーエステルA115(荒川化学工業社製),W125(荒川化学工業社製),W100(荒川化学工業社製)等が挙げられる。また、(C)成分として使用するテルペンフェノールは、テルペン構造とフェノール構造とを有する樹脂である。テルペンフェノールの市販品としては、YSポリスターG150、YSポリスターT130(ヤスハラケミカル社製)等が挙げられる。
(C)成分は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
本発明では、粘着剤組成物に重合ロジン(B)に加えて、上記(C)成分を配合することで、シボ模様の転写等により粘着剤層の表面に凹凸が形成されても、粘着剤層の保持力を高くしつつ、タック性低下を防止することが可能になる。
ここで、アクリル系重合体(A)100質量部に対して、粘着剤組成物における重合ロジン(B)の含有量は1〜3質量部であるとともに、(C)成分の含有量は1〜20質量部である。本発明では、重合ロジン(B)を1質量部以上配合することで、(C)成分を1〜20質量部配合することも相俟って、粘着剤層の保持力及び再剥離性を良好にする。また、重合ロジン(B)を3質量部以下とすることで、基材背面のシボ模様等に起因して、粘着剤層表面に凹凸ができても、タック性が低下することを防止する。さらに、(C)成分を20質量部以下とすることで、タック性、特に初期タック性が良好になる。
重合ロジン(B)の含有量は、好ましくは1.5〜2.8質量部、(C)成分の含有量は、好ましくは1〜10質量部である。
(架橋剤(D))
粘着剤組成物は、架橋剤を含有することが好ましい。すなわち、粘着剤層において、粘着剤組成物は、架橋剤により架橋されたものであることが好ましい。架橋剤としては、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤が好ましく使用される。
イソシアネート系架橋剤は、1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する化合物であれば特に限定されず、例えば、トルイレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化トルイレンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネート付加物等のイソシアネート化合物が挙げられ、また、市販品としては、スミジュールN(住友バイエルウレタン社製)等のビューレットポリイソシアネート化合物、デスモジュールIL、HL(バイエルAG社製)、コロネートEH(日本ポリウレタン社製)等のイソシアヌレート環を有するポリイソシアネート化合物、スミジュールL(住友バイエルウレタン社製)、コロネートHL(日本ポリウレタン社製)等のアダクトポリイソシアネート化合物等が挙げられる。又、上記イソシアネート基がブロックされたブロックイソシアネート化合物が用いられてもよい。
アジリジン系架橋剤としては特に限定されず、例えば、N,N′−ヘキサメチレン−1,6−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネート、N,N′−ジフェニルメタン−4,4′−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチロールプロパン−トリ−β−(2−メチルアジリジン)プロピオネート等が挙げられる。
粘着剤組成物における架橋剤(D)の含有量は、アクリル系重合体(A)100質量部対して0.3〜2.0質量部が好ましく、0.7〜1.2質量部がより好ましい。架橋剤(D)をこれら範囲内とすることで、後述するゲル分率の範囲に調整しやすくなる。
粘着剤層の架橋度を示すゲル分率は、30〜60質量%であることが好ましく、35〜55質量%であることがより好ましい。ゲル分率を上記範囲内とすることで、粘着剤層の保持力、及びタック性を良好に維持しやすくなる。
また、本発明の粘着剤組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で、充填剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、可塑剤、粘度調節剤等がさらに配合されてもよい。
粘着剤層の厚さは、特に限定されないが、通常500μm以下、好ましくは10〜200μm、より好ましくは15〜100μmである。なお、粘着剤層の厚さは、溝が設けられない基材表面から粘着剤層の表面までの厚さをいう。
本発明の粘着テープは、粘着剤組成物を基材に直接塗布し、加熱乾燥することにより粘着剤層を形成し、その後、ロール状に巻き取ることにより製造することが好ましい。このとき、粘着剤組成物は、有機溶剤等により希釈されていてもよい。希釈溶剤は、アクリル系重合体(A)を合成するときに使用した溶媒であってもよいし、アクリル系重合体(A)を合成した後に加えられたものでもよい。
本発明の粘着テープは、各種用途に使用可能であるが、粘着テープの基材背面に文字、図柄等が筆記される筆記用粘着テープであることが好ましい。筆記用粘着テープは、文具用途や、養生シートを固定するための粘着テープ等に使用することがより好ましい。
本発明の粘着テープは、基材背面がシボ模様の凹凸が形成されるとともに、基材表面に溝による凹凸が形成されることで、筆記性及び手切れ性のいずれもが良好となる。また、粘着テープは、上記配合の粘着剤組成物により形成された粘着剤層を有することで、上記凹凸に起因して、粘着剤層表面に凹凸が形成されても、タック性、粘着剤層の保持力が良好に維持される。さらに、粘着剤層は再剥離性を有するため、一旦被着体に貼付した粘着テープを容易に被着体から剥がすことも可能である。
本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定されるものではない。
[評価方法]
本発明においては、各物性の測定、及び評価は以下の要領で行った。
<表面粗さ(Ra)>
表面粗さ(Ra)は、JIS B0601に準拠して測定された算術平均粗さを用いた。
具体的には、表面粗さの測定は、レーザー顕微鏡VK−X100(キーエンス社製)を用いて150μm×150μm四方内での算術平均粗さを1点とし、ランダムで4点測定し、その平均値を表面粗さとした。また、解析は解析アプリケーションVK−H1XAを用いて行った。
<質量平均分子量>
質量平均分子量は、GPC装置「HLC822GPC(東ソー社製)により測定した。
<ゲル分率>
粘着テープを50mm×100mmの平面長方形状に裁断して試験片を作製した。試験片を酢酸エチル中に23℃にて24時間浸漬した後、ステンレスメッシュを用いて濾過し、その後110℃の条件下で1時間乾燥させた。乾燥後の試験片の質量を測定し、下記式を用いてゲル分率を算出した。
ゲル分率(質量%)=100×(W2−W0)/(W1−W0)
(W0:基材の質量、W1:浸漬前の試験片の質量、W2:浸漬、乾燥後の試験片の質量)
<保持力>
24mm×24mmに切り出した粘着テープの試験片を、23℃環境下で、SUS#304試験板に2kgローラを2往復することで圧着させた。その後、SUS#304試験板を垂直に配置し、せん断方向に荷重が作用されるように、粘着テープの下方に1kgの重りを掛けて、重りが落ちるまでの時間を測定した。重りが落ちる時間が24時間以上である場合を“A”と評価し、24時間未満である場合を“B”と評価した。
<タック性>
23℃の環境下で、ボールタック試験により評価した。ボールタック試験は、JISにZ0237に準拠した試験方法で行った。
なお、タック性は、粘着テープ作製直後の初期タックと、粘着テープを巻重体にした状態で40℃、60RH%の環境下、336時間放置した後の経時タックについて評価した。
<筆記性>
粘着テープの基材背面に油性ペン及びボールペンで○を描き、その後、軽く拭いて文字が消えるかどうかにより評価した。アルコール系油性ペン及びボールペンのいずれも文字が消えなかったものを“A”、いずれかもしくは両方が消えたものを“B”とした。
<手切れ性>
得られた粘着テープについて、手で容易に切れたものを“A”,容易に切れなかったものを“B”と評価した。
(アクリル系重合体の調製)
実施例、比較例で使用したアクリル系重合体は以下のように調製した。
温度計、攪拌機、冷却管及び滴下漏斗を備えた反応器にて、n−ブチルアクリレート78.0質量部、2−エチルヘキシルアクリレート(以下、「2EHA」と記す)20.0質量部、アクリル酸0.2質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.2質量部、酢酸ビニル7.0質量部からなるモノマー混合物を酢酸エチル84質量部に溶解し、重合開始剤としてラウロイルパーオキサイド0.3質量部を用いて、沸点下にて10時間反応させてアクリル系重合体溶液を得た。このようにして得られた溶液を冷却した後、メタノールを600質量部加えてポリマーを沈殿させ、上澄み液を分離・除去した。さらにメタノール300質量部を加え、上澄み液を分離・除去した後、トルエンにてアクリル系重合体を再溶解し、アクリル系重合体の55質量%溶液を調製した。アクリル系重合体の質量平均分子量は、51万であった。
(粘着剤組成物の各成分)
実施例、比較例で使用したアクリル系重合体以外の各成分は以下のとおりである。
重合ロジン:荒川化学工業社製、商品名「ペンセルD−135」
テルペンフェノール:ヤスハラケミカル社製、商品名「YSポリスターG150」
不均化ロジン:荒川化学工業社製、商品名「スーパーエステルA125」
酸変性ロジン:ハリマ化成社製、商品名「ハリタック4740」
架橋剤:アジリジン系架橋剤:(安藤パラケミー社製、商品名「HDU」)
[実施例1]
(粘着剤組成物の調製)
上記アクリル共重合体溶液100質量部(固形分換算)に対し、重合ロジン2.4質量部、テルペンフェノール1.2質量部、架橋剤0.9質量部を均一に混合し、粘着剤組成物の溶液を調製した。
(基材の作製)
厚さ100μmの、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンを混合し製膜したポリエチレン系フィルムからなる基材の一方の面に、TD方向に平行な断面V字の直線状の溝(深さW:70μm)を、MD方向に1.0mm間隔で並ぶように、エンボス加工を行った。また、基材の他方の面には、シボ加工により、表面粗さ(Ra)1.4μmのシボ模様の凹凸を設けた。
(粘着テープの作製)
上記基材の一方の面に、粘着剤組成物の溶液を塗布して、110℃で2分間加熱乾燥することで、基材の一方の面の上に厚さ20μmの粘着剤層を形成し、その後、ロール状に巻き取ることにより粘着テープを得た。得られた粘着テープについて、粘着剤層のゲル分率を測定するとともに、保持力、初期タック、経時タック、筆記性、手切れ性について評価した。評価結果を表1に示す。
[実施例2〜5、比較例1〜10]
表1に示すように、基材の他方の面の表面粗さ、及び粘着剤組成物に配合する粘着付与樹脂の少なくともいずれかを変更した以外は、実施例1と同様に実施した。
表1の結果から明らかなように、実施例1〜5では、基材表面にV字溝による凹凸を設け、かつ基材背面の表面粗さ(Ra)を1.4μm以上としたため、手切れ性、及び基材背面の筆記性が良好となった。また、粘着剤組成物に、粘着付与樹脂として、比較的少ない量の重合ロジンに加え、不均化ロジン又はテルペンフェノールを所定の配合量で配合したため、基材の表面及び背面に凹凸を設けたにもかかわらず、粘着剤層の保持力、及びタック性を良好に維持できた。
それに対して、比較例1では、粘着付与樹脂を配合しなかったことで、粘着剤層の保持力が低いものとなった。また、比較例2では、重合ロジンの量が少なく、かつ不均化ロジン及びテルペンフェノールを配合しなかったため、粘着剤層の保持力を向上させることができなかった。
比較例3、4では、重合ロジンの配合量を多くすることで、粘着剤層の保持力を確保できたが、タック性、特に経時タック性が悪化した。すなわち、基材の凹凸に起因して粘着剤層表面に凹凸が形成される場合には、重合ロジンのみでは、配合量を多くしても、タック性を良好に維持することが困難であった。比較例5,6では不均化ロジン及びテルペンフェノールを所定の範囲を超えて配合したが、初期タックが低くなる傾向にあり、経時タック性が悪化した。
比較例7,8では不均化ロジン及びテルペンフェノールを配合したが、添加量が少ないため保持力が低くなった。また、比較例9では、基材背面の表面粗さ(Ra)が小さかったため、筆記性を良好にできなかった。さらに、比較例10では、不均化ロジン及びテルペンフェノール以外のロジン又はテルペン系樹脂を使用したが、比較例3、4と同様にタック性を良好に維持することが困難であった。
10 粘着テープ
11 基材
11A 基材表面
11B 基材背面
12 粘着剤層
15 溝

Claims (5)

  1. ポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムからなる基材と、前記基材の一方の面に設けられた粘着剤層とを備える粘着テープであって、
    前記基材の一方の面は、断面先細り形状の溝が設けられる凹凸面であるとともに、前記基材の反対側の面には、表面粗さ(Ra)が1.4μm以上となるようにシボ模様の凹凸が設けられるとともに、
    前記粘着剤層が、アクリル系重合体(A)と、重合ロジン(B)と、不均化ロジン及びテルペンフェノールからなる群から選択される少なくとも1種である(C)成分とを含有する粘着剤組成物から形成されるとともに、
    アクリル系重合体(A)100質量部に対して、粘着剤組成物における重合ロジン(B)の含有量が1〜3質量部、(C)成分の含有量が1〜20質量部である、粘着テープ。
  2. 前記断面先細り形状の溝が、断面V字形である請求項1に記載の粘着テープ。
  3. 前記アクリル系重合体の質量平均分子量が30万〜100万である請求項1又は2に記載の粘着テープ。
  4. 前記粘着剤層のゲル分率が30〜60質量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘着テープ。
  5. 筆記用粘着テープである請求項1〜4のいずれか1項に記載の粘着テープ。
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