JP6769725B2 - 粘着テープ - Google Patents
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Description
さらに、上記のように、筆記性に加えて手切れ性を得るためには、シボ加工とは別に基材に凹凸を設けなければならず、その凹凸に起因して更なるタック性、保持力の低下も懸念される。
(1)ポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムからなる基材と、前記基材の一方の面に設けられた粘着剤層とを備える粘着テープであって、
前記基材の一方の面は、断面先細り形状の溝が設けられる凹凸面であるとともに、前記基材の反対側の面には、表面粗さ(Ra)が1.4μm以上となるようにシボ模様の凹凸が設けられるとともに、
前記粘着剤層が、アクリル系重合体(A)と、重合ロジン(B)と、不均化ロジン及びテルペンフェノールからなる群から選択される少なくとも1種である(C)成分とを含有する粘着剤組成物から形成されるとともに、
アクリル系重合体(A)100質量部に対して、粘着剤組成物における重合ロジン(B)の含有量が1〜3質量部、(C)成分の含有量が1〜20質量部である、粘着テープ。
(2)前記断面先細り形状の溝が、断面V字形である上記(1)に記載の粘着テープ。
(3)前記アクリル系重合体の質量平均分子量が30万〜100万である上記(1)又は(2)に記載の粘着テープ。
(4)前記粘着剤層のゲル分率が30〜60質量%である上記(1)〜(3)のいずれか1項に記載の粘着テープ。
(5)筆記用粘着テープである上記(1)〜(4)のいずれか1項に記載の粘着テープ。
図1に示すように、粘着テープ10は、ポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムからなる基材11と、基材11の一方の面(基材表面)11A上に設けられた粘着剤層12とを備える。粘着テープ10は、ロール状に巻き取られて、巻重体として保管等されることが好ましい。そして、巻重体では、粘着剤層12が設けられない基材11の背面11Bに、粘着剤層12の表面が接触することになる。
基材は、ポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムからなる。基材に使用されるポリオレフィン系樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどのポリエチレン系樹脂;ホモポリプロピレン、プロピレンと他のオレフィンとの共重合体であって、プロピレンを主成分(通常、モノマーの70質量%以上、好ましくは90質量%以上)とする共重合体等で例示されるポリプロピレン系樹脂;エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン共重合体、エチレン−ペンテン共重合体、エチレン−へキセン共重合体、エチレン−ヘプテン共重合体、エチレン−オクテン共重合体などのエチレン−α−オレフィン共重合体などが挙げられる。これらの中では、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン及びこれらを適宜混合したポリエチレン系樹脂が好ましい。これらポリオレフィン系樹脂は1種類のみを用いてもよく、あるいは、2種以上のポリオレフィン系樹脂を併用してもよい。
基材に含まれるポリオレフィン系樹脂の割合は、基材を構成する成分(組成物)中、通常、50質量%以上であり、好ましくは80〜100質量%、さらに好ましくは90〜100質量%である。
ポリオレフィン系樹脂は、必要に応じてその他成分が配合され、かつ混合されたうえで公知の成膜手段によりフィルムに成形される。基材は単層でも良く、あるいは上記したポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムを2層以上積層したものでもよい。
基材の厚さは、特に限定されないが、通常40〜500μm、好ましくは50〜300μmである。
本発明では、溝15を形成した基材表面11A上に、一定の厚さを有する粘着剤層12を設けることで溝15に起因して、粘着剤層12の表面に凹凸が生じることを防止し、若しくは、粘着剤層12の表面に溝15に起因する凹凸が多少生じても、その凹凸によるタック性の低下等は、後述する粘着剤組成物の配合により防止する。
このように、溝15が一定の間隔で長手方向(MD方向)に複数並べられると、溝15は、後述するエンボス加工等により容易に成形できるようになる。また、基材11全体が、高い手切れ性を有することが可能になる。
溝15の深さWは、基材11の厚さより浅ければよいが、好ましくは30〜200μm、より好ましくは40〜100μmである。また、垂直方向(MD方向)に隣接する溝15、15の間隔Pは、好ましくは0.5〜5.0mm、より好ましくは0.6〜1.4mmである。深さWおよび間隔Pをこれらの範囲内に調整することで、基材11は、いずれの方向にも手切れ性が良好になる。
溝15は、エンボス加工により成形することが好ましい。具体的には、表面に凸条が設けられかつ回転するローラに、基材を押し当てることにより溝を成形する方法等が挙げられる。
基材11の背面11Bの表面粗さ(Ra)は、1.4μm以上である。表面粗さ(Ra)が1.4μm以上とすると、基材背面11B上の油性ペンやボールペン等による筆記が定着して、筆記を擦ったりしても消えなくなる。表面粗さ(Ra)の上限は、特に限定されないが、粘着剤層12表面に転写される凹凸が小さくなるように、10μm以下であることが好ましく、5μm以下がより好ましい。
なお、シボ模様は、例えば公知のシボ加工により成形することが可能である。具体的には、回転するシボローラを基材11の背面11Bに押し当てて成形することが可能である。
(アクリル系重合体(A))
粘着剤層は、粘着剤組成物により形成されるものである。粘着剤組成物は、アクリル系重合体(A)を含有する。アクリル系重合体(A)は、少なくともアクリル系単量体を含む単量体を重合したものである。また、アクリル系重合体は、反応性官能基を含有する重合体であることが好ましい。反応性官能基とは、後述する架橋剤と反応性を有する官能基である。
アクリル系重合体は、反応性官能基を有する官能基含有単量体(a1)と、官能基含有単量体(a1)以外のアクリル系単量体(a2)との共重合体、又は上記単量体(a1)及び(a2)と、(a1)及び(a2)以外のその他の単量体(a3)との共重合体が挙げられる。
反応性官能基としては、活性水素を有し、後述する架橋剤と反応可能な官能基であれば特に限定されず、例えば、水酸基、アミノ基、カルボキシ基等が挙げられる。これらの官能基のなかでは、カルボキシ基が好ましい。カルボキシ基は、後述するアジリジン系架橋剤と反応性が高く、容易に架橋構造を形成することが可能である。
また、カルボキシ基を有する単量体としては、メタアクリル酸、アクリル酸等が挙げられる。
粘着剤組成物において、アクリル系重合体は、主成分となるものであり、粘着剤組成物全量(固形分基準)に対して、通常、50質量%以上、好ましくは70〜98質量%、より好ましくは75〜97質量%である。
粘着剤組成物は、アクリル系重合体(A)に加えて、重合ロジン(B)及び(C)成分を含有する。(C)成分は、不均化ロジン及びテルペンフェノールから選択される少なくとも1種である。これら(B)、(C)成分は、粘着付与樹脂として配合されるものである。
(C)成分は、1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
ここで、アクリル系重合体(A)100質量部に対して、粘着剤組成物における重合ロジン(B)の含有量は1〜3質量部であるとともに、(C)成分の含有量は1〜20質量部である。本発明では、重合ロジン(B)を1質量部以上配合することで、(C)成分を1〜20質量部配合することも相俟って、粘着剤層の保持力及び再剥離性を良好にする。また、重合ロジン(B)を3質量部以下とすることで、基材背面のシボ模様等に起因して、粘着剤層表面に凹凸ができても、タック性が低下することを防止する。さらに、(C)成分を20質量部以下とすることで、タック性、特に初期タック性が良好になる。
重合ロジン(B)の含有量は、好ましくは1.5〜2.8質量部、(C)成分の含有量は、好ましくは1〜10質量部である。
粘着剤組成物は、架橋剤を含有することが好ましい。すなわち、粘着剤層において、粘着剤組成物は、架橋剤により架橋されたものであることが好ましい。架橋剤としては、イソシアネート系架橋剤、アジリジン系架橋剤が好ましく使用される。
イソシアネート系架橋剤は、1分子中に2個以上のイソシアネート基を有する化合物であれば特に限定されず、例えば、トルイレンジイソシアネート、4,4−ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート、メタキシリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート、水素化トルイレンジイソシアネート、水素化キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、テトラメチルキシレンジイソシアネート、トリメチロールプロパンのトリレンジイソシアネート付加物等のイソシアネート化合物が挙げられ、また、市販品としては、スミジュールN(住友バイエルウレタン社製)等のビューレットポリイソシアネート化合物、デスモジュールIL、HL(バイエルAG社製)、コロネートEH(日本ポリウレタン社製)等のイソシアヌレート環を有するポリイソシアネート化合物、スミジュールL(住友バイエルウレタン社製)、コロネートHL(日本ポリウレタン社製)等のアダクトポリイソシアネート化合物等が挙げられる。又、上記イソシアネート基がブロックされたブロックイソシアネート化合物が用いられてもよい。
アジリジン系架橋剤としては特に限定されず、例えば、N,N′−ヘキサメチレン−1,6−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチロールプロパン−トリ−β−アジリジニルプロピオネート、N,N′−ジフェニルメタン−4,4′−ビス(1−アジリジンカルボキシアミド)、トリメチロールプロパン−トリ−β−(2−メチルアジリジン)プロピオネート等が挙げられる。
粘着剤組成物における架橋剤(D)の含有量は、アクリル系重合体(A)100質量部対して0.3〜2.0質量部が好ましく、0.7〜1.2質量部がより好ましい。架橋剤(D)をこれら範囲内とすることで、後述するゲル分率の範囲に調整しやすくなる。
また、本発明の粘着剤組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で、充填剤、酸化防止剤、紫外線防止剤、可塑剤、粘度調節剤等がさらに配合されてもよい。
粘着剤層の厚さは、特に限定されないが、通常500μm以下、好ましくは10〜200μm、より好ましくは15〜100μmである。なお、粘着剤層の厚さは、溝が設けられない基材表面から粘着剤層の表面までの厚さをいう。
本発明の粘着テープは、基材背面がシボ模様の凹凸が形成されるとともに、基材表面に溝による凹凸が形成されることで、筆記性及び手切れ性のいずれもが良好となる。また、粘着テープは、上記配合の粘着剤組成物により形成された粘着剤層を有することで、上記凹凸に起因して、粘着剤層表面に凹凸が形成されても、タック性、粘着剤層の保持力が良好に維持される。さらに、粘着剤層は再剥離性を有するため、一旦被着体に貼付した粘着テープを容易に被着体から剥がすことも可能である。
本発明においては、各物性の測定、及び評価は以下の要領で行った。
<表面粗さ(Ra)>
表面粗さ(Ra)は、JIS B0601に準拠して測定された算術平均粗さを用いた。
具体的には、表面粗さの測定は、レーザー顕微鏡VK−X100(キーエンス社製)を用いて150μm×150μm四方内での算術平均粗さを1点とし、ランダムで4点測定し、その平均値を表面粗さとした。また、解析は解析アプリケーションVK−H1XAを用いて行った。
<質量平均分子量>
質量平均分子量は、GPC装置「HLC822GPC(東ソー社製)により測定した。
<ゲル分率>
粘着テープを50mm×100mmの平面長方形状に裁断して試験片を作製した。試験片を酢酸エチル中に23℃にて24時間浸漬した後、ステンレスメッシュを用いて濾過し、その後110℃の条件下で1時間乾燥させた。乾燥後の試験片の質量を測定し、下記式を用いてゲル分率を算出した。
ゲル分率(質量%)=100×(W2−W0)/(W1−W0)
(W0:基材の質量、W1:浸漬前の試験片の質量、W2:浸漬、乾燥後の試験片の質量)
24mm×24mmに切り出した粘着テープの試験片を、23℃環境下で、SUS#304試験板に2kgローラを2往復することで圧着させた。その後、SUS#304試験板を垂直に配置し、せん断方向に荷重が作用されるように、粘着テープの下方に1kgの重りを掛けて、重りが落ちるまでの時間を測定した。重りが落ちる時間が24時間以上である場合を“A”と評価し、24時間未満である場合を“B”と評価した。
<タック性>
23℃の環境下で、ボールタック試験により評価した。ボールタック試験は、JISにZ0237に準拠した試験方法で行った。
なお、タック性は、粘着テープ作製直後の初期タックと、粘着テープを巻重体にした状態で40℃、60RH%の環境下、336時間放置した後の経時タックについて評価した。
<筆記性>
粘着テープの基材背面に油性ペン及びボールペンで○を描き、その後、軽く拭いて文字が消えるかどうかにより評価した。アルコール系油性ペン及びボールペンのいずれも文字が消えなかったものを“A”、いずれかもしくは両方が消えたものを“B”とした。
<手切れ性>
得られた粘着テープについて、手で容易に切れたものを“A”,容易に切れなかったものを“B”と評価した。
実施例、比較例で使用したアクリル系重合体は以下のように調製した。
温度計、攪拌機、冷却管及び滴下漏斗を備えた反応器にて、n−ブチルアクリレート78.0質量部、2−エチルヘキシルアクリレート(以下、「2EHA」と記す)20.0質量部、アクリル酸0.2質量部、2−ヒドロキシエチルメタクリレート0.2質量部、酢酸ビニル7.0質量部からなるモノマー混合物を酢酸エチル84質量部に溶解し、重合開始剤としてラウロイルパーオキサイド0.3質量部を用いて、沸点下にて10時間反応させてアクリル系重合体溶液を得た。このようにして得られた溶液を冷却した後、メタノールを600質量部加えてポリマーを沈殿させ、上澄み液を分離・除去した。さらにメタノール300質量部を加え、上澄み液を分離・除去した後、トルエンにてアクリル系重合体を再溶解し、アクリル系重合体の55質量%溶液を調製した。アクリル系重合体の質量平均分子量は、51万であった。
実施例、比較例で使用したアクリル系重合体以外の各成分は以下のとおりである。
重合ロジン:荒川化学工業社製、商品名「ペンセルD−135」
テルペンフェノール:ヤスハラケミカル社製、商品名「YSポリスターG150」
不均化ロジン:荒川化学工業社製、商品名「スーパーエステルA125」
酸変性ロジン:ハリマ化成社製、商品名「ハリタック4740」
架橋剤:アジリジン系架橋剤:(安藤パラケミー社製、商品名「HDU」)
(粘着剤組成物の調製)
上記アクリル共重合体溶液100質量部(固形分換算)に対し、重合ロジン2.4質量部、テルペンフェノール1.2質量部、架橋剤0.9質量部を均一に混合し、粘着剤組成物の溶液を調製した。
(基材の作製)
厚さ100μmの、低密度ポリエチレンと高密度ポリエチレンを混合し製膜したポリエチレン系フィルムからなる基材の一方の面に、TD方向に平行な断面V字の直線状の溝(深さW:70μm)を、MD方向に1.0mm間隔で並ぶように、エンボス加工を行った。また、基材の他方の面には、シボ加工により、表面粗さ(Ra)1.4μmのシボ模様の凹凸を設けた。
(粘着テープの作製)
上記基材の一方の面に、粘着剤組成物の溶液を塗布して、110℃で2分間加熱乾燥することで、基材の一方の面の上に厚さ20μmの粘着剤層を形成し、その後、ロール状に巻き取ることにより粘着テープを得た。得られた粘着テープについて、粘着剤層のゲル分率を測定するとともに、保持力、初期タック、経時タック、筆記性、手切れ性について評価した。評価結果を表1に示す。
表1に示すように、基材の他方の面の表面粗さ、及び粘着剤組成物に配合する粘着付与樹脂の少なくともいずれかを変更した以外は、実施例1と同様に実施した。
それに対して、比較例1では、粘着付与樹脂を配合しなかったことで、粘着剤層の保持力が低いものとなった。また、比較例2では、重合ロジンの量が少なく、かつ不均化ロジン及びテルペンフェノールを配合しなかったため、粘着剤層の保持力を向上させることができなかった。
比較例3、4では、重合ロジンの配合量を多くすることで、粘着剤層の保持力を確保できたが、タック性、特に経時タック性が悪化した。すなわち、基材の凹凸に起因して粘着剤層表面に凹凸が形成される場合には、重合ロジンのみでは、配合量を多くしても、タック性を良好に維持することが困難であった。比較例5,6では不均化ロジン及びテルペンフェノールを所定の範囲を超えて配合したが、初期タックが低くなる傾向にあり、経時タック性が悪化した。
比較例7,8では不均化ロジン及びテルペンフェノールを配合したが、添加量が少ないため保持力が低くなった。また、比較例9では、基材背面の表面粗さ(Ra)が小さかったため、筆記性を良好にできなかった。さらに、比較例10では、不均化ロジン及びテルペンフェノール以外のロジン又はテルペン系樹脂を使用したが、比較例3、4と同様にタック性を良好に維持することが困難であった。
11 基材
11A 基材表面
11B 基材背面
12 粘着剤層
15 溝
Claims (5)
- ポリオレフィン系樹脂を含有するフィルムからなる基材と、前記基材の一方の面に設けられた粘着剤層とを備える粘着テープであって、
前記基材の一方の面は、断面先細り形状の溝が設けられる凹凸面であるとともに、前記基材の反対側の面には、表面粗さ(Ra)が1.4μm以上となるようにシボ模様の凹凸が設けられるとともに、
前記粘着剤層が、アクリル系重合体(A)と、重合ロジン(B)と、不均化ロジン及びテルペンフェノールからなる群から選択される少なくとも1種である(C)成分とを含有する粘着剤組成物から形成されるとともに、
アクリル系重合体(A)100質量部に対して、粘着剤組成物における重合ロジン(B)の含有量が1.5〜2.8質量部であり、(C)成分が不均化ロジンでありその含有量が3〜8質量部、または(C)成分がテルペンフェノールでありその含有量が1.2〜2.4質量部である、粘着テープ。 - 前記断面先細り形状の溝が、断面V字形である請求項1に記載の粘着テープ。
- 前記アクリル系重合体の質量平均分子量が30万〜100万である請求項1又は2に記載の粘着テープ。
- 前記粘着剤層のゲル分率が30〜60質量%である請求項1〜3のいずれか1項に記載の粘着テープ。
- 筆記用粘着テープである請求項1〜4のいずれか1項に記載の粘着テープ。
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