JP2017178541A - 乗客コンベア - Google Patents

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Abstract

【課題】
地震等により相互に相対変位が生じた場合において乗客コンベアの破損を防止しつつ、相対変位が生じない状態では、スライド床プレートと乗客コンベアの乗降床、或は、スライド床プレートと建築物床との間に段差を有さず平坦化可能な乗客コンベアを提供する。
【解決手段】
乗客コンベア1は、建築物の一方の床と他方の床との間に架設されるトラスフレーム2、建築受梁4aに固定されるトラス支持アングル3又は乗客コンベア支持部、建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間にスライド可能に設けられたスライド床を有する。スライド床は、一端が建築物床10に固定され、上面が建築物床10及び乗降床5の高さに位置するスライド床プレート11を備え、建築物床10と乗降床5との間隙が縮小するよう相対変位する場合、スライド床プレート10の他端が乗降床5の上面に乗り上げる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、エスカレーター又は動く歩道を含む乗客コンベアに係り、特に地震動等に伴う建築物の層間変位或は2つ以上の建物間に生ずる揺れに対応可能な乗客コンベアに関する。
乗客コンベアは、建築物の一方の床と他方の床との間に架設されるトラスを備えており、トラスの両方の終端部には、一方の床の建築受梁にトラス支持アングルが設けられる。地震等が発生し、建築物に揺れが生じた場合、上下の建築受梁間の寸法が変化する。これを層間変位という。トラスの両端におけるトラス支持アングルは、この層間変位に対応するため、建築受梁とトラス支持アングルの間に間隙を設け、長手方向にスライド可能な状態で設置される。このとき、乗客コンベアと建築物床との間には相対的な変位が生じるため、乗客コンベアの乗降床と建築物床とをスライド可能な状態で設置する場合がある。
例えば、特許文献1には、本体枠の少なくとも一方の端部が建造物に対して相対変位可能に支持され、建造物側の床に対してスライド可能に設けられたスライド床を有する乗客コンベアが開示されている。そして、上記スライド床は、利用者の歩行面となる表面プレートと、表面プレートの裏面を支持する補強構造とを備え、補強構造は、本体枠の長手方向において、その両側に第1の隙間と第2の隙間とを有し、本体枠が長手方向に変位する場合に、本体枠側からの押圧力を受けて移動可能に設置される乗客コンベアが記載されている。
特開2015−110454号公報
しかしながら特許文献1では、相互の相対変位の有無にかかわらずスライド床と、建造物床及び乗客コンベアの乗降床との間に段差を有する構造であるため、スライド床に隣接して建造物床の上面に凸部を有する点字ブロック等を配置することは困難となる。
そこで、本発明は、地震等により相互に相対変位が生じた場合において乗客コンベアの破損を防止しつつ、相対変位が生じない状態では、スライド床プレートと乗客コンベアの乗降床、或は、スライド床プレートと建築物床との間に段差を有さず平坦化可能な乗客コンベアを提供する。
上記課題を解決するため、本発明の乗客コンベアは、建築物の一方の床と他方の床との間に架設されるトラスフレームと、前記トラスフレームの一方の終端部に設けられ、前記建築物に設けられた建築受梁に載置される乗客コンベア支持部と、建築物床と乗客コンベアの乗降床との間にスライド可能に設けられたスライド床を有する乗客コンベアにおいて、前記スライド床は、一端が前記建築物床に固定され、上面が前記建築物床及び乗客コンベアの乗降床の高さに位置するスライド床プレートを備え、前記建築物床と前記乗客コンベアの乗降床との間隙が縮小するよう相対変位する場合、前記スライド床プレートの他端が前記乗客コンベアの乗降床の上面に乗り上げることを特徴とする。
本発明によれば、地震等により相互に相対変位が生じた場合において乗客コンベアの破損を防止しつつ、相対変位が生じない状態では、スライド床プレートと乗客コンベアの乗降床、或は、スライド床プレートと建築物床との間に段差を有さず平坦化可能な乗客コンベアを提供することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係る実施例1の乗客コンベアのトラス支持アングル部の側面図である。 実施例1の乗客コンベアであって、建築物床と乗客コンベアの乗降床との間隙が拡大するよう層間変位が生じた場合におけるトラス支持アングル部の側面図である。 実施例1の乗客コンベアであって、建築物床と乗客コンベアの乗降床との間隙が縮小するよう層間変位が生じた場合におけるトラス支持アングル部の側面図である。 乗客コンベアの概略全体構成を示す側面図である。 本発明の他の実施例に係る実施例2の乗客コンベアのトラス支持アングル部の側面図である。 実施例2の乗客コンベアであって、建築物床と乗客コンベアの乗降床との間隙が縮小するよう層間変位が生じた場合におけるトラス支持アングル部の側面図である。 本発明の他の実施例に係る実施例3の乗客コンベアのトラス支持アングル部の側面図及びA−A断面矢視図である。 実施例2の乗客コンベアであって、建築物床と乗客コンベアの乗降床との間隙が縮小するよう層間変位が生じた場合におけるトラス支持アングル部の側面図である。 本発明の他の実施例に係る実施例4の乗客コンベアのトラス支持アングル部の側面図である。 実施例4の乗客コンベアであって、トラス支持アングル部の上面図である。 図10に示すトラス支持アングル部のA−A断面矢視図である。 図11に示すトラス支持アングル部の変形例の上面図である。 本発明の他の実施例に係る実施例5の乗客コンベアのトラス支持アングル部の上面図である。 図13に示すトラス支持アングル部のA−A断面矢視図である。
本発明の乗客コンベアは、建築物(建屋)を含む建築躯体の異なる階床間に架設されるエスカレーター又は、水平或は緩やかな傾斜にて一方の床と他方の床との間に架設される動く歩道等を含む。本明細書では、エスカレーターを乗客コンベアの一例として説明する。図4は、乗客コンベアの概略全体構成を示す側面図である。乗客コンベア1は、建築躯体4のうち下階床側の建築物床10に連なる一方の乗降床5、建築躯体4のうち上階床側の建築物床10に連なる他方の乗降床5、及びこれら一方の乗降床5及び他方の乗降床5との間を無端状に連結されて循環移動する複数の踏段9を備える。また、乗客コンベア1は、一方の乗降床5及び他方の乗降床5との間に架設されるトラスフレーム2、及びトラスフレーム2の長手方向の両端部に設けられる乗客コンベア支持部を有する。
なお、乗客コンベア支持部は、断面略逆L字状のトラス支持アングル3、トラスフレーム2に固定された棒状の部材、トラスフレーム2に固定された平板状の部材、又はトラスフレーム2の上弦材をそのまま延長した構造を含む。以下では、乗客コンベア支持部の一例として、トラス支持アングル3を用いた場合を例に説明する。トラス支持アングル3のうち水平方向に延在する水平面の下面は、建築躯体4に設けられた切り欠き部の底面である建築受梁4aの上面と当接し乗客コンベア1を支持する。
本明細書において、幅方向とは、踏段9の移動方向に対し垂直な踏段9の幅方向と平行な方向であり、長手方向とは、踏段9の幅方向に対し垂直な踏段9の奥行方向と平行な方向である。
本発明の一実施形態に係る乗客コンベア1は、例えば、層間変位(相対変位とも称される)発生時において乗客コンベア1の破損を防止しつつ、層間変位が生じない平常時においてスライド床プレートと乗客コンベア1の乗降床5、或は、スライド床プレートと建築物床10との間に段差を有さず平坦化可能な構造を、少なくとも上階床側及び下階床側のうちいずれか一方に備える。以下では、下階床側に上記構造を有する場合を一例として、図面を用いて本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明の一実施例に係る実施例1の乗客コンベアのトラス支持アングル部の側面図である。図1に示すように、乗客コンベア1は、縦断面が略逆L字状のL字鋼にて構成されるトラス支持アングル3、すなわち、水平方向に建築物床10側へと向かい延在する水平面と鉛直方向下方へと立設する立設部からなるトラス支持アングル3を備え、トラス支持アングル3の水平面の下面が高さ調整部7を介して建築躯体4に設けられた建築受梁4aに設置されている。トラス支持アングル3の立設部が、トラスフレーム2の終端部に取り付けられており、トラスフレーム2の鉛直方向上方に乗客コンベア1の乗降床5が取り付けられている。乗降床5の建築躯体4側の端部には、仕切りのため乗降床仕切り目地6が設けられている。また、乗降床5は、乗客コンベア1の設置形態に応じてトラスフレーム2の終端部から建築躯体4側へ水平に長手方向に延在する構造を有する場合もある。本実施例では、トラスフレーム2の終端部よりも内側に、乗客コンベア1の乗降床5が配置される場合を、一例として以下に説明する。
図1に示すように、乗客コンベア1は、建築躯体4の建築物床10に一端が固定されるスライド床プレート11、及び中空状の鋼製の四角柱にて形成されるスライド床プレート固定部14を備える。スライド床プレート11及びスライド床プレート固定部14は、例えば、ステンレス鋼製である。スライド床プレート固定部14の鉛直方向の上面は、スライド床プレート11の下面に、例えば溶接等により固定されている。また、スライド床プレート固定部14の下面は、建築躯体4の建築受梁4aと、例えば、L字鋼及びボルトにより締結され固定されている。なお、図示しないが、建築受梁4aの上面に鋼板が埋め込まれている場合には、当該鋼板の上面とスライド床プレート固定部14の下面とが溶接等により固定される。そして、図1に示すように、スライド床プレート11の上面は、建築躯体4の建築物床10の高さに位置する。なお、本実施例では、スライド床プレート11を、スライド床プレート固定部14を介して、建築躯体4に形成された切り欠き部のうち、水平方向に延在する建築受梁4aに垂直な面にて固定する構成としたが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、スライド床プレート11を直接、建築躯体4(建築受梁4aに垂直な面)に固定しても良い。これにより、例えば、層間変位(相対変位)が生じた場合、スライド床プレート11は建築躯体4と一体となって動く。なお、図1に示す例では、層間変位(相対変位)が生じない平常時における状態を示しており、乗客コンベア1が設置される一対の建築躯体4(建築受梁4aのトラスフレーム2に対向する側の端部)とトラスフレーム2の終端部との間隙(鉛直方向に対し垂直な水平方向の間隙)はL1である。
また、図1に示すように、乗客コンベア1は、トラス支持アングル3の水平面の上面に下面が固定されるスライド床プレート支持部15を備える。スライド床プレート支持部15は、中空状の鋼製の四角柱にて形成され、例えば、ステンレス鋼製である。なお、スライド床プレート支持部15の下面を、例えば溶接等によりトラス支持アングル3の水平面の上面に固定する構成に代えて、スライド床プレート支持部15を、トラスフレーム2又は乗降床5、或は乗降床仕切り目地6等のトラスフレーム2又はトラスフレーム2に付属する部品に固定する構成としても良い。
スライド床プレート支持部15の上面が、スライド床プレート11の下面と共に滑動面を形成する。従って、本実施例におけるスライド床は、スライド床プレート11及びスライド床プレート支持部15から構成され、スライド床プレート11の上面は、建築躯体4の建築物床10の高さ及び乗客コンベア1の乗降床5の高さに位置する。また、スライド床プレート支持部15の上面は、仮に建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が拡大するよう層間変位(相対変位)が生じた場合に、乗降床5とスライド床プレート11とを繋ぐ、乗客コンベア1を利用する乗客のための床(歩行面)となる。なお、例えば、トラス支持アングル3の水平面の上面がスライド床プレート11の下面に当接するよう、トラス支持アングル3が鉛直方向上方へ配される場合は、トラス支持アングル3の水平面の上面がスライド床プレート11の下面と共に滑動面を形成することから、必ずしもスライド床プレート支持部15を設けなくとも良い。この場合、スライド床は、スライド床プレート11及びトラス支持アングル3により構成されることとなる。換言すれば、スライド床プレート11の滑動面が、乗降床5の上面よりも、スライド床プレート11の厚さ分だけ鉛直方向下方に位置すれば良い。
また、乗客コンベア1は、スライド床プレート支持部15の上面であって、一端が乗降床仕切り目地6に接するよう配されるスライド床プレートエス固定部13を備える。スライド床プレートエス固定部13は、例えばステンレス鋼製であり、乗降床仕切り目地6及び/又はスライド床プレート支持部15の上面に、例えば溶接などにより固定される。スライド床プレートエス固定部13は、乗降床5と同じ高さに取り付けられ、乗客コンベア1の床面を構成する。例えば、層間変位(相対変位)が生じた場合、スライド床プレートエス固定部13は乗客コンベア1と一体となって動く。
図1に示すように、スライド床プレート11の乗降床5側の端部及びスライド床プレートエス固定部13の建築物床10側の端部、すなわちスライド床プレート11及びスライド床プレートエス固定部13の相互に対向する端部に傾斜面を有する。それぞれの傾斜面の傾斜方向は相互に逆向きであり、傾斜角は略同一となっている。換言すれば、スライド床プレート11の乗降床5側の端部は、スライド床プレート11の下面から上面へと向かうに従い乗客コンベア1の乗降床5側へと近づくよう傾斜する傾斜面を有する。一方、スライド床プレートエス固定部13の建築物床10側の端部は、スライド床プレートエス固定部13の下面から上面へと向かうに従い乗客コンベア1の乗降床5側へと近づくよう傾斜する傾斜面を有する。また、相互に対向するスライド床プレート11の端部の傾斜面とスライド床プレートエス固定部13の端部の傾斜面との間に、所定の間隔にて隙間が形成されている。この隙間に、それぞれの傾斜面と当接する長手方向の両端部に傾斜面を備える緩衝体12が配されている。緩衝体12は、例えば、ゴム等の弾性体或はウレタン等の樹脂にて形成される。そして、建築躯体4の建築物床10の上面、スライド床プレート11の上面、緩衝体12の上面、スライド床プレートエス固定部13の上面、乗降床仕切り目地6、及び乗客コンベア1の乗降床5の上面が連なり、平坦面を形成している。
これにより、ステンレス鋼製等の金属製のスライド床プレート11を、建築躯体4の建築物床10から乗降床仕切り目地6に至るよう延伸させる構成(一体構造)とした場合に比べ、本実施例では、ステンレス鋼製等の金属製のスライド床プレート11とスライド床プレートエス固定部13、及び非金属製の緩衝体12に分割することにより、全体として軽量化が図られる。また、スライド床プレート11を小型化できることから製作性を向上することが可能となる。更には、スライド床プレート11の下面をスライド床プレート固定部14の上面に溶接等により固定すると共に、スライド床プレートエス固定部13を乗降床仕切り目地6及び/又はスライド床プレート支持部15の上面に溶接等により固定し、上述の隙間に緩衝体12を嵌め込むことで据え付け作業を完了できることから、作業性が向上される。また、スライド床プレート11、緩衝体12及びスライド床プレートエス固定部13の3つの部品に分割されることから、保守時における交換作業性の向上が図られる。
上述のとおり、緩衝体12は、スライド床プレート11とスライド床プレートエス固定部13との間に生じる隙間を埋めるものであり、スライド床プレート支持部15の上面に固定されることなく載置されている。緩衝体12は、ゴム等の弾性体或はウレタン等の樹脂にて形成されることから、普段使用している場合に生じる微小な層間変位(相対変位)に対して、弾性体の伸縮量の範囲で隙間の調整が行われることから、建築物床10と乗降床5との間の乗客による歩行面を面一に構成することができる。換言すれば、スライド床プレート11とスライド床プレートエス固定部13の上面に対し緩衝体12の上面が連続することで、スライド床プレート11とスライド床プレートエス固定部13との間の段差がゼロとなる(段差を有さない)。これにより、乗客コンベア利用者の安全性を向上できる。
次に、本実施例の動作について説明する。図2は、本実施例の乗客コンベア1であって、建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が拡大するよう層間変位(相対変位)が生じた場合におけるトラス支持アングル部の側面図である。図2では、乗客コンベア1が設置される一対の建築躯体4(建築受梁4aのトラスフレーム2に対向する側の端部)とトラスフレーム2の終端部との間隙L1が、乗客コンベア1の据え付け時点と比較し変位量L2分拡大した状態を示している。
図2に示すように、スライド床プレート11は、建築躯体4と一体となって動くため、スライド床プレート11と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が拡大する。スライド床プレート11は、スライド床プレート支持部15の上面とスライド床プレート11の下面と共に形成される滑動面に沿って摺動する。スライド床プレート11と乗客コンベア1の乗降床5との間隙は、スライド床プレート支持部15が設けられているため、乗客コンベア1の乗客はスライド床プレート支持部15よりも下に落ちることはない。このように、間隙が拡大するように層間変位(相対変位)が生じた場合は、スライド床プレート11と緩衝体12の間に多少の段差が生じるものの、緩衝体12の伸縮量の範囲内の層間変位(装置合変位)又は通常状態では、スライド床プレート11と緩衝体12との間に段差が生じることは無い。
図3は、本実施例の乗客コンベア1であって、建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が縮小するよう層間変位(相対変位)が生じた場合におけるトラス支持アングル部の側面図である。図3では、乗客コンベア1が設置される一対の建築躯体4(建築受梁4aのトラスフレーム2に対向する側の端部)とトラスフレーム2の終端部との間隙L1が、乗客コンベア1の据え付け時点と比較し変位量L3分縮小した状態を示している。
図3に示すように、スライド床プレート11は、建築躯体4と一体となって動くため、スライド床プレート11と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が縮小する。スライド床プレート11は、スライド床プレート支持部15の上面とスライド床プレート11の下面と共に形成される滑動面に沿って摺動する。スライド床プレート11は、乗客コンベア1と一体となって動く部品、ここでは、スライド床プレートエス固定部13と接触する。スライド床プレートエス固定部13に接触した後、スライド床プレート11は滑動面よりも鉛直上方に移動する。より詳細には、スライド床プレート11の端部の傾斜面は、層間変位量(L3)に対応する押圧力で、緩衝体12がスライド床プレートエス固定部13から離脱するよう、スライド床プレート支持部15の上面とスライド床プレート11の下面と共に形成される滑動面を摺動する(スライドする)。その後、スライド床プレート11の端部の傾斜面は、スライド床プレートエス固定部13の端部の傾斜面に当接しつつ摺動し、鉛直方向に上昇しスライド床プレートエス固定部13に乗り上げ、乗降床5側へ進む。
スライド床プレート11は、スライド床プレートエス固定部13に接触した際にスライド床プレート11がその接触力によって、乗客コンベア1の乗客が利用する際に障害となる程度に折れ曲がるような強度であってはならない。但し、例えば、スライド床プレート固定部14の上面と、対応するスライド床プレート11の下面とにヒンジを設ければ、スライド床プレート11を鉛直面に対して回転可能な状態で支持する構成とすることができる。これにより、スライド床プレートエス固定部13に接触したスライド床プレート11は、スライド床プレート支持部15の上面とスライド床プレート11の下面と共に形成される滑動面よりも鉛直上方に移動するために必要な力を小さくすることができることから、スライド床プレート11に要求される強度を小さくすることができる。
なお、層間変位(相対変位)が生じない平常時における、乗客コンベア1が設置される一対の建築躯体4(建築受梁4aのトラスフレーム2に対向する側の端部)とトラスフレーム2の終端部との間隙(鉛直方向に対し垂直な水平方向の間隙)L1は、適宜設定される。例えば、上述の図2に示した建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が拡大するような層間変位(相対変位)が生じた場合の変位量L2、及び図3に示した建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が縮小するような層間変位(相対変位)が生じた場合の変位量L3を予測し、トラス支持アングル3の水平面の長手方向(建築物床10側へと向かう水平方向)の長さに基づき、間隙L1を適宜設定すれば良い。
以上のとおり、本実施例によれば、地震等により相互に相対変位(層間変位)が生じた場合において乗客コンベアの破損を防止しつつ、相対変位(層間変位)が生じない状態では、スライド床プレートと乗客コンベアの乗降床、或は、スライド床プレートと建築物床との間に段差を有さず平坦化可能とし得る簡易な構造を得ることができる。
図5は、本発明の他の実施例に係る実施例2の乗客コンベアのトラス支持アングル部の側面図である。実施例1では、建築躯体4の建築物床10から乗降床仕切り目地6との間に、スライド床プレート11、緩衝体12、及びスライド床プレートエス固定部13を配する分割構成とした。これに対し、本実施例では、乗降床5の建築躯体4側の端部に摺動接触用乗降床仕切り目地16を設け、この摺動接触用乗降床仕切り目地16と建築躯体4の建築物床10との間にスライド床プレート11を配する構成とした点が異なる。実施例1と同様の構成要素に同一の符号を付し、以下では実施例1と重複する説明を省略する。
図5に示すように、本実施例の乗客コンベア1は、縦断面が略逆L字状のL字鋼にて構成されるトラス支持アングル3、すなわち、水平方向に建築物床10側へと向かい延在する水平面と鉛直方向下方へと立設する立設部からなるトラス支持アングル3を備え、トラス支持アングル3の水平面の下面が高さ調整部7を介して建築躯体4に設けられた建築受梁4aに設置されている。トラス支持アングル3の立設部が、トラスフレーム2の終端部に取り付けられており、トラスフレーム2の鉛直方向上方に乗客コンベア1の乗降床5が取り付けられている。乗降床5の建築躯体4側の端部には、摺動接触用乗降床仕切り目地16が設けられている。摺動接触用乗降床仕切り目地16は、上述の実施例1における乗降床仕切り目地6と異なり、長手方向、すなわち乗降床5の建築躯体4側の端部から建築物床10側へと向かう水平方向の寸法を大きくしている。
また、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部(スライド床プレート11の厚さ分に相当する領域)には、傾斜面が形成されている。この傾斜面は、摺動接触用乗降床仕切り目地16の上面から鉛直方向下方に向かうに従い、建築躯体4の建築物床10側へ近づくよう傾斜する。一方、スライド床プレート11の乗降床5側の端部は、スライド床プレート11の下面から上面へと向かうに従い乗客コンベア1の乗降床5側へと近づくよう傾斜する傾斜面を有する。図5に示すように、これら、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部の傾斜面とスライド床プレート11の端部の傾斜面は、層間変位(相対変位)が生じない平常時において相互に当接し、建築躯体4の建築物床10の上面、スライド床プレート11の上面、摺動接触用乗降床仕切り目地16、及び乗客コンベア1の乗降床5の上面が連なり、平坦面を形成している。本実施例におけるスライド床は、スライド床プレート11及びスライド床プレート支持部15から構成される。その他の構成は、上述の実施例1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図6は、本実施例の乗客コンベア1であって、建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が縮小するよう層間変位(相対変位)が生じた場合におけるトラス支持アングル部の側面図である。図6では、乗客コンベア1が設置される一対の建築躯体4(建築受梁4aのトラスフレーム2に対向する側の端部)とトラスフレーム2の終端部との間隙が、乗客コンベア1の据え付け時点と比較し縮小した状態を示している。図6に示すように、スライド床プレート11は、建築躯体4と一体となって動くため、スライド床プレート11と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が縮小する。スライド床プレート11は、スライド床プレート支持部15の上面とスライド床プレート11の下面と共に形成される滑動面に沿って摺動すると共に、スライド床プレート11の端部の傾斜面は、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部の傾斜面に当接しつつ摺動する。そして、スライド床プレート11は、滑動面よりも鉛直方向に上昇し、摺動接触用乗降床仕切り目地16の上面に乗り上げ、乗降床5側へと進む。
図6では、建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が縮小するよう層間変位(相対変位)が生じた場合を示した。仮に、建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が拡大するよう層間変位(相対変位)が生じた場合においては、スライド床プレート11は、建築躯体4と一体となって動くため、スライド床プレート11の端部の傾斜面は、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部の傾斜面から離間する。但し、この場合において、スライド床プレート支持部15の上面が、乗客コンベア1の乗客の歩行面となるため、乗客がスライド床プレート支持部15よりも下に落ちることはない。
本実施例によれば、地震等により相互に相対変位(層間変位)が生じた場合において乗客コンベアの破損を防止しつつ、相対変位(層間変位)が生じない状態では、スライド床プレートと乗客コンベアの乗降床、或は、スライド床プレートと建築物床との間に段差を有さず平坦化可能な構造を得ることができる。
また、本実施例によれば、スライド床プレートの端部の傾斜面が、摺動接触用乗降床仕切り目地の鉛直方向上部の傾斜面と当接しつつ摺動するため、乗降床への層間変位量(相対変位量)に対応する押圧力の影響を低減させることが可能となる。
図7は、本発明の他の実施例に係る実施例3の乗客コンベアのトラス支持アングル部の側面図及びA−A断面矢視図である。実施例1では、建築躯体4の建築物床10から乗降床仕切り目地6との間に、スライド床プレート11、緩衝体12、及びスライド床プレートエス固定部13を配する分割構成とした。これに対し、本実施例では、乗降床5の建築躯体4側の端部に摺動接触用乗降床仕切り目地16を設け、この摺動接触用乗降床仕切り目地16と建築躯体4の建築物床10との間にスライド床プレート11を配すると共に、スライド床プレート支持部15に代えてスライド床プレート勘合支持体を配する構成とした点が実施例1と異なる。実施例1と同様の構成要素に同一符号を付し、以下では実施例1と重複する説明を省略する。
図7の側面図に示すように、本実施例の乗客コンベア1のトラス支持アングル3が据え付けられる建築躯体4に形成された切り欠き部が、上述の実施例1及び実施例2と比較し浅い。換言すれば、建築躯体4に形成された切り欠き部のうち、水平方向に延在する建築受梁4aに垂直な面(上辺が建築物床10となる垂直な面)の高さが低い。このように、建築躯体4に形成された切り欠き部が浅い構造では、寸法の制約条件が厳しい場合、強度条件を満足させることが困難となることが予想される。
図7の側面図に示すように、本実施例の乗客コンベア1は、縦断面が略逆L字状のL字鋼にて構成されるトラス支持アングル3、すなわち、水平方向に建築物床10側へと向かい延在する水平面と鉛直方向下方へと立設する立設部からなるトラス支持アングル3を備え、トラス支持アングル3の水平面の下面が高さ調整部7を介して建築躯体4に設けられた建築受梁4aに設置されている。ここで、高さ調整部7の鉛直方向の高さ寸法は、上述の実施例1及び実施例2の場合と比較し明らかに低い。トラス支持アングル3の立設部は、トラス支持アングル3の水平面の上面がトラスフレーム2の上面よりも上方に位置付けられるよう、トラスフレーム2の終端部及び摺動接触用乗降床仕切り目地16建築物床10側の面に取り付けられている。トラス支持アングル3の立設部は、例えば溶接等により、トラスフレーム2の終端部及び摺動接触用乗降床仕切り目地16建築物床10側の面に固定される。
また、トラスフレーム2の鉛直方向上方に乗客コンベア1の乗降床5が取り付けられている。乗降床5の建築躯体4側の端部には、上述の摺動接触用乗降床仕切り目地16が設けられている。摺動接触用乗降床仕切り目地16は、上述の実施例1における乗降床仕切り目地6と異なり、長手方向、すなわち乗降床5の建築躯体4側の端部から建築物床10側へと向かう水平方向の寸法を大きくしている。本実施例の乗客コンベア1は、トラス支持アングル3の水平面の上面に下面が固定されるスライド床プレート勘合支持体17を備える。スライド床プレート勘合支持体17は、中空状の鋼製の四角柱にて形成され、例えば、ステンレス鋼製である。図7の右図は、図7の側面図におけるA−A断面矢視図である。A−A断面矢視図に示すように、スライド床プレート勘合支持体17は、スライド床プレート11の下面とトラス支持アングル3の水平面の上面との間であって、幅方向に相互に所定の間隔にて離間し2本配されている。よって、スライド床プレート勘合支持体17の幅方向の寸法は、乗降床5の幅方向の寸法よりも小さい。これらスライド床プレート勘合支持体17の上面が、スライド床プレート11の下面と共に滑動面を形成している。従って、本実施例におけるスライド床は、スライド床プレート11及びスライド床プレート勘合支持体17から構成される。なお、図7に示す例では、スライド床プレート勘合支持体17を2本配する例を示すが、スライド床プレート勘合支持体17の本数は2本に限られるものではない。なお、乗客コンベア1の幅方向において、スライド床プレート勘合支持体17は、図示しない乗降床5の端部とスライド床プレート勘合支持体17と間に間隙を有する。この間隙の寸法は、乗客コンベア1を利用する乗客の足が挟まれない程度に小さくする必要がある。図7のA―A断面矢視図に示すように、スライド床プレート勘合支持体17を幅方向に相互に所定の間隔にて離間し複数本配する場合は、幅方向に隣接して配される一対のスライド床プレート勘合支持体17間の隙間の寸法は、乗客コンベアを利用する乗客の足が挟まれない程度に小さい寸法とする必要がある。
また、図7の側面図に示すように、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部には傾斜面が形成されている。この傾斜面は、摺動接触用乗降床仕切り目地16の上面から鉛直方向下方に向かうに従い、建築躯体4の建築物床10側へ近づくよう傾斜する。一方、スライド床プレート11の乗降床5側の端部は、スライド床プレート11の下面から上面へと向かうに従い乗客コンベア1の乗降床5側へと近づくよう傾斜する傾斜面を有する。図7に示すように、これら、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部の傾斜面とスライド床プレート11の端部の傾斜面は、層間変位(相対変位)が生じない平常時において相互に当接し、建築躯体4の建築物床10の上面、スライド床プレート11の上面、摺動接触用乗降床仕切り目地16、及び乗客コンベア1の乗降床5の上面が連なり、平坦面を形成している。
図7の側面図に示すように、スライド床プレート11の厚さは、上述の実施例1及び実施例2と比較し小さい。スライド床プレート11及びスライド床プレート勘合支持体17から構成されるスライド床の鉛直方向の高さをH1とし、乗客コンベア1の乗降床5の鉛直方向の高さをH2としたとき、H1≦H2の関係にある。なお、乗客コンベア1の乗降床5の鉛直方向の高さ(H2)は、トラスフレーム2の上面に溶接等により固定される乗降床5の下面から、乗客コンベア1を利用する乗客の歩行面となる乗降床5の上面までの高さである。
図8は、本実施例の乗客コンベア1であって、建築物床10と乗客コンベア1の乗降床5との間隙が縮小するよう層間変位(相対変位)が生じた場合におけるトラス支持アングル部の側面図である。図8では、乗客コンベア1が設置される一対の建築躯体4(建築受梁4aのトラスフレーム2に対向する側の端部)とトラスフレーム2の終端部との間隙が、乗客コンベア1の据え付け時点と比較し縮小した状態を示している、図8に示すように、スライド床プレート11は、建築躯体4と一体となって動くため、スライド床プレート11と乗降床5との間隙が縮小する。スライド床プレート11は、スライド床プレート勘合支持体17の上面とスライド床プレート11の下面と共に形成される滑動面を摺動すると共に、スライド床プレート11の端部の傾斜面は、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部の傾斜面に当接しつつ摺動する。そして、スライド床プレート11は、滑動面よりも鉛直方向に上昇し、摺動接触用乗降床仕切り目地16の上面に乗り上げ、乗降床5側へと進む。
本実施例によれば、実施例2の効果に加え、スライド床プレート11の下面と共に滑動面を形成するスライド床プレート勘合支持体17の幅方向の寸法を小さくできることから、全体として更に軽量化を図ることが可能となる。
また、本実施例によれば、建築躯体4に形成された切り欠き部が浅い構造であって、寸法の制約条件が厳しい場合においても、乗客コンベア1の据え付け作業を良好に実行することが可能となる。
図9は、本発明の他の実施例に係る実施例4の乗客コンベアのトラス支持アングル部の側面図である。実施例1では、建築躯体4の建築物床10から乗降床仕切り目地6との間に、スライド床プレート11、緩衝体12、及びスライド床プレートエス固定部13を配する分割構成とした。これに対し、本実施例では、乗降床5の建築躯体4側の端部に摺動接触用乗降床仕切り目地16を設け、この摺動接触用乗降床仕切り目地16と建築躯体4の建築物床10との間にスライド床プレート11を配すると共に、スライド床プレート支持部15に代えて、第1スライド床プレート勘合支持体17a及び第2スライド床プレート勘合支持体17bを設け、更に、第1スライド床プレート勘合支持体17aとトラス支持アングル3の水平面との間に支持アングル延長部品(受梁延長部品)8を配する構成とした点が実施例1と異なる。実施例1と同様の構成要素に同一符号を付し、以下では実施例1と重複する説明を省略する。
図9に示すように、本実施例の乗客コンベア1は、縦断面が略逆L字状のL字鋼にて構成されるトラス支持アングル3、すなわち、水平方向に建築物床10側へと向かい延在する水平面と鉛直方向下方へと立設する立設部からなるトラス支持アングル3を備え、トラス支持アングル3の水平面の下面が高さ調整部7を介して建築躯体4に設けられた建築受梁4aに設置されている。ここで、高さ調整部7の鉛直方向の高さ寸法は、上述の実施例3と同様に低い。トラス支持アングル3の立設部は、トラス支持アングル3の水平面の上面がトラスフレーム2の上面とほぼ同一の高さに位置するよう、トラスフレーム2の終端部に取り付けられている。トラス支持アングル3の立設部は、例えば溶接等により、トラスフレーム2の終端部に固定される。また、トラス支持アングル3の水平面の上面には支持アングル延長部品(受梁延長部品)8が配され、支持アングル延長部品(受梁延長部品)8は、例えばステンレス鋼製であって建築躯体4の建築物床10側の端部が、トラス支持アングル3の水平面の建築物床10側の端部及び高さ調整部7の建築物床10の端部よりも、建築物床10側に延在する。
また、図9に示すように、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部(スライド床プレート11の厚さ分に相当する領域)には、傾斜面が形成されている。この傾斜面は、摺動接触用乗降床仕切り目地16の上面から鉛直方向下方に向かうに従い、建築躯体4の建築物床10側へ近づくよう傾斜する。一方、スライド床プレート11の乗降床5側の端部は、スライド床プレート11の下面から上面へと向かうに従い乗客コンベア1の乗降床5側へと近づくよう傾斜する傾斜面を有する。図9に示すように、これら、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部の傾斜面とスライド床プレート11の端部の傾斜面は、層間変位(相対変位)が生じない平常時において相互に当接し、建築躯体4の建築物床10の上面、スライド床プレート11の上面、摺動接触用乗降床仕切り目地16、及び乗客コンベア1の乗降床5の上面が連なり、平坦面を形成している。本実施例におけるスライド床は、スライド床プレート11、詳細後述する第1スライド床プレート勘合支持体17a及第2スライド床プレート勘合支持体17bから構成される。
図10は、本実施例の乗客コンベア1あって、トラス支持アングル部の上面図である。なお、図10では説明の便宜上、スライド床プレート11を省略している。図10に示すように、トラス支持アングル3の水平面の上面に、幅方向に所定の間隔にて離間し2つの支持アングル延長部品(受梁延長部品)8が配され、支持アングル延長部品(受梁延長部品)8の下面とトラス支持アングル3の水平面の上面とは、例えば溶接等により固定されている。また、高さ調整部7は、トラス支持アングル3の水平面の下面と建築受梁4aとの間に配され、幅方向に所定の間隔にて離間し2箇所に設置されている。なお、図10に示す例では、2つの支持アングル延長部品(受梁延長部品)8の幅方向外側の側面が、2つの高さ調整部7の幅方向外側の側面よりも、それぞれ内側に位置する。
図11は、図10に示すトラス支持アングル部のA−A断面矢視図である。図11に示すように、トラス支持アングル3の水平面の上面に、溶接等により固定される支持アングル延長部品(受梁延長部品)8の上面であって、幅方向内側の端部付近に第1スライド床プレート勘合支持体17aの下面が溶接等により固定されている。一方、第2スライド床プレート勘合支持体17bは、支持アングル延長部品(受梁延長部品)8の幅方向の外側の側面に当接するよう配されている。なお、図9に示すように、第2スライド床プレート勘合支持体17bの長手方向の一端が、建築躯体4に形成された切り欠き部のうち、水平方向に延在する建築受梁4aに垂直な面(上辺が建築物床10となる垂直な面)に固定されている。上述のように、支持アングル延長部品(受梁延長部品)8の幅方向の外側の側面に、第2スライド床プレート勘合支持体17bが当接する構成により、トラス支持アングル3の幅方向の変位を規制することが可能となる。換言すれば、乗客コンベア1の幅方向の変位を規制することが可能となる。
図9及び図11に示すように、第2スライド床プレート勘合支持体17bの下面は、トラス支持アングル3の水平面の上面と僅かな間隔を以て離間するが、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、第2スライド床プレート勘合支持体17bの下面をトラス支持アングル3の水平面の上面に当接するよう配する構成としても良い。
図12は、図11に示すトラス支持アングル部の変形例の上面図である。一端が建築躯体4に形成された切り欠き部のうち、水平方向に延在する建築受梁4aに垂直な面(上辺が建築物床10となる垂直な面)に固定される第2スライド床プレート勘合支持体17bは、図9〜図11に示した構成と同様である。図12に示す変形例では、第1スライド床プレート勘合支持体17aを複数配する構成としている。図12に示す例では、26本の第1スライド床プレート勘合支持体17aの一端を、摺動接触用乗降床仕切り目地16に溶接等により固定し櫛歯状に配している。図12において、幅方向両端部に配される2本の第1スライド床プレート勘合支持体17a(ハッチングで示す)が、トラス支持アングル3の水平面の幅方向両側の側面と当接することにより、更に、トラス支持アングル3の幅方向の変位規制の効果を向上できる。換言すれば、乗客コンベア1の幅方向の変位規制効果を更に向上することが可能となる。
本実施例によれば、地震等により相互に相対変位(層間変位)が生じた場合において乗客コンベアの破損を防止しつつ、相対変位(層間変位)が生じない状態では、スライド床プレートと乗客コンベアの乗降床、或は、スライド床プレートと建築物床との間に段差を有さず平坦化可能とし得る簡易な構造を得ることが可能となる。
また、本実施例によれば、例えば既設の乗客コンベアに対し耐震改修工事を行う際、既設の乗客コンベアのトラス支持アングルの水平面の上面に、支持アングル延長部品(受梁延長部品)8を設け、第1スライド床プレート勘合支持体17a及び第2スライド床プレート勘合支持体17bを設けることで、容易に耐震改修工事を行うことが可能となる。
図13は、本発明の他の実施例に係る実施例5の乗客コンベアのトラス支持アングル部の上面図であり、図14は、図13に示すトラス支持アングル部のA−A断面矢視図である。実施例1では、建築躯体4の建築物床10から乗降床仕切り目地6との間に、スライド床プレート11、緩衝体12、及びスライド床プレートエス固定部13を配する分割構成とした。これに対し、本実施例では、乗降床5の建築躯体4側の端部に摺動接触用乗降床仕切り目地16を設け、この摺動接触用乗降床仕切り目地16と建築躯体4の建築物床10との間にスライド床プレート11を配すると共に、スライド床プレート支持部15に代えて、第1スライド床プレート勘合支持体17a、第2スライド床プレート勘合支持体17b、及び第3スライド床プレート勘合支持体17cを設け、更に、第1スライド床プレート勘合支持体17aとトラス支持アングル3の水平面との間に支持アングル延長部品(受梁延長部品)8を配する構成とした点が実施例1と異なる。実施例1と同様の構成要素に同一符号を付し、以下では実施例1と重複する説明を省略する。また、本実施例は、上述の実施例4と比較し、スライド床プレート11の下面と、第1スライド床プレート勘合支持体17a、第2スライド床プレート勘合支持体17b、及び第3スライド床プレート勘合支持体17cの上面と共に形成される滑動面の面積を拡大する構成とした点が異なる。
図13に示すように、本実施例の乗客コンベア1は、縦断面が略逆L字状のL字鋼にて構成されるトラス支持アングル3、すなわち、水平方向に建築物床10側へと向かい延在する水平面と鉛直方向下方へと立設する立設部からなるトラス支持アングル3を備え、図14に示すように、トラス支持アングル3の水平面の下面が高さ調整部7を介して建築躯体4に設けられた建築受梁4aに設置されている。ここで、高さ調整部7の鉛直方向の高さ寸法は、上述の実施例4と同様に低い。また、トラス支持アングル3の水平面の上面には支持アングル延長部品(受梁延長部品)8が配され、支持アングル延長部品(受梁延長部品)8は、例えばステンレス鋼製であって建築躯体4の建築物床10側の端部が、トラス支持アングル3の水平面の建築物床10側の端部及び高さ調整部7の建築物床10の端部よりも、建築物床10側に延在する。
また、図示しないが実施例4と同様に、摺動接触用乗降床仕切り目地16の鉛直方向上部(スライド床プレート11の厚さ分に相当する領域)には、傾斜面が形成されている。この傾斜面は、摺動接触用乗降床仕切り目地16の上面から鉛直方向下方に向かうに従い、建築躯体4の建築物床10側へ近づくよう傾斜する。一方、スライド床プレート11の乗降床5側の端部は、スライド床プレート11の下面から上面へと向かうに従い乗客コンベア1の乗降床5側へと近づくよう傾斜する傾斜面を有する。
図14に示すように、トラス支持アングル3の水平面の上面に、幅方向に所定の間隔にて離間し2つの支持アングル延長部品(受梁延長部品)8が配され、支持アングル延長部品(受梁延長部品)8の下面とトラス支持アングル3の水平面の上面とは、例えば溶接等により固定されている。また、高さ調整部7は、トラス支持アングル3の水平面の下面と建築受梁4aとの間に配され、幅方向に所定の間隔にて離間し2箇所に設置されている。なお、図14に示す例では、2つの支持アングル延長部品(受梁延長部品)8の幅方向外側の側面が、2つの高さ調整部7の幅方向外側の側面よりも、それぞれ内側に位置する。
図13及び図14に示すように、第1スライド床プレート勘合支持体17a及び第3スライド床プレート勘合支持体17cは、C型の断面形状を有する。2つの支持アングル延長部品(受梁延長部品)8に跨るよう、2つの支持アングル延長部品(受梁延長部品)の上面であって、幅方向内側の端部付近に第1スライド床プレート勘合支持体17aの下面が溶接等により固定されている。第2スライド床プレート勘合支持体17bは、支持アングル延長部品(受梁延長部品)8の幅方向の外側の側面に当接するよう配されている。図13に示すように、第2スライド床プレート勘合支持体17bの長手方向の一端が、建築躯体4に形成された切り欠き部のうち、水平方向に延在する建築受梁4aに垂直な面(上辺が建築物床10となる垂直な面)に固定されている。また、2つの第3スライド床プレート勘合支持体17cは、それぞれ2本の第2スライド床プレート勘合支持体17bの幅方向外側に配され、摺動接触用乗降床仕切り目地16及び/又は切り欠き部のうち建築受梁4aに対し垂直な部分にて、固定される。なお、図13及び図14では、第3スライド床プレート勘合支持体17cが、第2スライド床プレート勘合支持体17bに対し僅かな間隙を有するよう離間し配する場合を示しているが、第3スライド床プレート勘合支持体17cの長手方向の側面が、第2スライド床プレート勘合支持体17bの長手方向の側面に当接するよう配する構成としても良い。
スライド床プレート11の下面は、第1スライド床プレート勘合支持体17a及び第2スライド床プレート勘合支持体17b並びに第3スライド床プレート勘合支持体17cの上面と共に滑動面を形成する。図13に示すように、滑動面を形成する、第1スライド床プレート勘合支持体17a、第2スライド床プレート勘合支持体17b、及び第3スライド床プレート勘合支持体17cの上面の面積は、第1スライド床プレート勘合支持体17aが最も大きく、第3スライド床プレート勘合支持体17cは第2スライド床プレート勘合支持体17bよりも大きい。図14に示すように、第1スライド床プレート勘合支持体17aの幅方向両端部の側面と、2本の第2スライド床プレート勘合支持体17bの歯が方向内側の側面との間に形成される間隙が低減される。
本実施例によれば、地震等により相互に相対変位(層間変位)が生じた場合において乗客コンベアの破損を防止しつつ、相対変位(層間変位)が生じない状態では、スライド床プレートと乗客コンベアの乗降床、或は、スライド床プレートと建築物床との間に段差を有さず平坦化可能とし得る簡易な構造を得ることが可能となる。
また、本実施例によれば、第1スライド床プレート勘合支持体17a、第2スライド床プレート勘合支持体17b、及び第3スライド床プレート勘合支持体17cにより形成される幅方向の間隙の面積を減少できると共に、トラス支持アングル部の強度を確保することが可能となる。
また、第2スライド床プレート勘合支持体17bの幅方向の側面が、支持アングル延長部品(受梁延長部品)8の幅方向の側面と当接することにより、トラス支持アングル3の幅方向の変位を規制することが可能となる。換言すれば、乗客コンベア1の幅方向の変位を規制することが可能となる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1・・・乗客コンベア
2・・・トラスフレーム
3・・・トラス支持アングル
4・・・建築躯体
4a・・建築受梁
5・・・乗客コンベア乗降床
6・・・乗降床仕切り目地
7・・・高さ調整部
8・・・支持アングル延長部品(受梁延長部品)
9・・・踏段
10・・・建築物床
11・・・スライド床プレート
12・・・緩衝体
13・・・スライド床プレートエス固定部
14・・・スライド床プレート固定部
15・・・スライド床プレート支持部
16・・・摺動接触用乗降床仕切り目地
17・・・スライド床プレート勘合支持体
17a・・・第1スライド床プレート勘合支持体
17b・・・第2スライド床プレート勘合支持体
17c・・・第3スライド床プレート勘合支持体

Claims (12)

  1. 建築物の一方の床と他方の床との間に架設されるトラスフレームと、前記トラスフレームの一方の終端部に設けられ、前記建築物に設けられた建築受梁に載置される乗客コンベア支持部と、建築物床と乗客コンベアの乗降床との間にスライド可能に設けられたスライド床を有する乗客コンベアにおいて、
    前記スライド床は、一端が前記建築物床に固定され、上面が前記建築物床及び乗客コンベアの乗降床の高さに位置するスライド床プレートを備え、
    前記建築物床と前記乗客コンベアの乗降床との間隙が縮小するよう相対変位する場合、前記スライド床プレートの他端が前記乗客コンベアの乗降床の上面に乗り上げることを特徴とする乗客コンベア。
  2. 請求項1に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記スライド床プレートの他端は、下面から上面へと向かうに従い前記乗客コンベアの乗降床側へと近づくよう傾斜する傾斜面を有することを特徴とする乗客コンベア。
  3. 請求項2に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記乗客コンベアの乗降床は、前記建築物床に対向する側に、前記スライド床プレートの他端の傾斜面と当接するよう傾斜する第2の傾斜面を有することを特徴とする乗客コンベア。
  4. 請求項3に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記スライド床プレートの他端と、前記乗客コンベアの乗降床の前記建築物床に対向する側に形成された第2の傾斜面との間に、緩衝体を有することを特徴とする乗客コンベア。
  5. 請求項4に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記緩衝体は、前記スライド床プレートの他端の傾斜面と当接するよう傾斜する傾斜面と、前記乗客コンベアの乗降床の前記建築物床に対向する側に形成された第2の傾斜面と当接するよう傾斜する傾斜面とを備え、
    前記緩衝体は、ゴム製の弾性体又はウレタンを含む樹脂製であることを特徴とする乗客コンベア。
  6. 請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1項に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記乗客コンベア支持部上に配され、前記スライド床プレートの下面と共に滑動面を形成する上面を有し、前記スライド床プレートを支持するスライド床プレート支持体を有することを特徴とする乗客コンベア。
  7. 請求項6に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記スライド床プレート支持体は、前記乗客コンベア支持部、前記トラスフレーム、又は前記乗客コンベアの乗降床に固定されることを特徴とする乗客コンベア。
  8. 請求項7に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記スライド床は、前記スライド床プレート及び前記スライド床プレート支持体から構成され、
    前記スライド床の鉛直方向の高さ寸法が、前記乗客コンベアの乗降床の鉛直方向の高さ寸法以下であることを特徴とする乗客コンベア。
  9. 請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1項に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記スライド床プレートの下面と共に滑動面を形成する上面を備え、前記スライド床プレートを支持するスライド床プレート支持体を有し、
    前記スライド床プレート支持体は、前記乗客コンベアの乗降床の幅方向に所定の間隔にて離間し複数配されることを特徴とする乗客コンベア。
  10. 請求項9に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記乗客コンベア支持部の上面であって、前記乗客コンベアの乗降床の幅方向に相互に所定の間隔にて離間し配される2つの支持アングル延長部品を備え、
    前記支持アングル延長部品の下面が、前記乗客コンベア支持部の上面に固定され、
    前記スライド床プレートの下面と共に滑動面を形成する上面を備え、前記スライド床プレートを支持すると共に、下面が前記支持アングル延長部品の上面に固定される第1スライド床プレート支持体と、
    前記スライド床プレートの下面と共に滑動面を形成する上面を備え、前記スライド床プレートを支持すると共に、一端が前記建築物床に固定される第2スライド床プレート支持体と、を有し、
    前記第2スライド床プレート支持体の側面が、前記支持アングル延長部品の側面に当接することを特徴とする乗客コンベア。
  11. 請求項9に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記乗客コンベア支持部の上面であって、前記乗客コンベアの乗降床の幅方向に相互に所定の間隔にて離間し配される2つの支持アングル延長部品を備え、
    前記支持アングル延長部品の下面が、前記乗客コンベア支持部の上面に固定され、
    前記スライド床プレートの下面と共に滑動面を形成する上面を備え、前記スライド床プレートを支持すると共に、一端が前記乗客コンベアの乗降床に固定される複数の第1スライド床プレート支持体と、
    前記スライド床プレートの下面と共に滑動面を形成する上面を備え、前記スライド床プレートを支持すると共に、一端が前記建築物床に固定される複数の第2スライド床プレート支持体と、を有し、
    前記第2スライド床プレート支持体の側面が、前記支持アングル延長部品の側面に当接すると共に、前記第1スライド床プレート支持体の側面が前記乗客コンベア支持部の幅方向両端部の側面に当接することを特徴とする乗客コンベア。
  12. 請求項10に記載の乗客コンベアにおいて、
    前記乗客コンベアの乗降床の幅方向であって前記第2スライド床プレート支持体よりも外側に配され、前記スライド床プレートの下面と共に滑動面を形成する上面を備え、前記スライド床プレートを支持すると共に、前記乗客コンベアの乗降床及び/又は前記建築躯体に固定される第3スライド床プレート支持体を備え、
    前記第1スライド床プレート支持体及び前記第3スライド床プレート支持体は、C型の断面形状を有し、前記支持アングル延長部品の上面に固定される前記第1スライド床プレート支持体の下面の面積よりも、前記第1スライド床プレート支持体の上面の面積が大きいことを特徴とする乗客コンベア。
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