JP2017176558A - 眼科用レーザ治療装置 - Google Patents
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Abstract
Description
(1) 患者眼にレーザ光を照射し、治療を行う眼科用レーザ治療装置は、治療レーザ光源から出射される治療レーザ光を患者眼に照射するレーザ照射光学系と、前記レーザ照射光学系に設けられ、前記治療レーザ光のスポットを前記患者眼の組織上で2次元的に走査する走査手段と、前記レーザ照射光学系と前記走査手段を用いて、所定パターンのスポットを形成するパターン照射手段と、前記患者眼の動き検出する動き検出手段と、前記所定パターンのスポットの形成途中に、前記動き検出手段の検出結果に基づき前記所定パターンのスポットの形成を継続するか否かを決定する決定手段と、を備えたことを特徴とする。
本実施形態のレーザ光源ユニット10は、治療レーザ光を出射する治療レーザ光源11、可視の照準レーザ光(エイミング光)を出射するエイミング光源12、治療レーザ光とエイミング光を合波するビームスプリッタ13(コンバイナ)、および集光レンズ14を備える(図2参照)。ビームスプリッタ13は、治療レーザ光の大部分を反射してエイミング光の一部を透過する。ビームスプリッタ13で合波されたレーザ光は、集光レンズ14により集光され、レーザ照射光学系40へと導光する光ファイバー20の入射端面に入射される。治療レーザ光源11とビームスプリッタ13の間には、治療レーザ光を遮断するシャッター15が設けられている。エイミング光又は治療レーザ光が導光される光路にはシャッター16(第2のシャッター)が設けられている。シャッター16は、異常時に閉じられる安全シャッターであるが、エイミング光が走査されるときに、エイミング光の照射と遮断を行うために使用しても良い。シャッター15を、治療レーザ光の照射と遮断を行うために使用しても良い。各シャッターを、光路を切換える機能を有するガルバノミラーに置き換えてもよい。
次いで、本実施形態のレーザ照射光学系40を説明する。本実施形態のレーザ照射光学系40は、治療レーザ光源11から出射される治療レーザ光を患者眼Eに照射するために用いられる。本実施形態では、光ファイバー20を出射したレーザ光(治療レーザ光又はエイミング光)は、レンズ41、レーザ光のスポットサイズを変更するために光軸方向に移動可能なズームレンズ42、ミラー43を介した後、走査部50(走査手段)、レンズ46、レンズ47、ダイクロイックミラー91、対物レンズ45、反射ミラー49、コンタクトレンズCLを経て眼底Erに照射される。なお、コンタクトレンズCLは術者が把持する。
本実施形態の観察光学系30は、患者眼Eを観察するために用いられる。本実施形態の観察光学系30は、対物レンズ、変倍光学系、保護フィルタ、正立プリズム群、視野絞り、接眼レンズ等を備える。術者は観察光学系30の接眼レンズを覗いて、眼底Er、エイミング光、および治療レーザ光により光凝固された眼底Erの箇所(照射済みスポット)を確認できる。
本実施形態の照明光学系60は、患者眼Eに照明光を投光するために用いられる。本実施形態の照明光学系60は、光源61、コンデンサーレンズ62、投影レンズ64等を有する(図2参照)。本実施形態の照明光学系60は更に、スリット63を備える。本実施形態の照明光学系60は、患者眼Eにスリット光を投光できる。本実施形態では、照明光学系60により照明された眼底Erを、撮影光学系90を用いて撮像する。しかし、照明光学系60を用いずに、眼底Erを撮像してもよい。例えば、撮影光学系90に照明光源を設けて、撮像用の照明光を患者眼Eに投光してもよい。
次いで、本実施形態の撮影光学系90を説明する。本実施形態の撮影光学系90は、ターゲット面(治療レーザ光の照射予定位置であり、本実施形態では眼底Er)を撮像するために用いられる。本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は患者眼Eの動きを検出する動き検出手段を備える。本実施形態では、撮影光学系90と制御部70により動き検出手段が構成される。本実施形態では、ターゲット面と受光素子93とが光学的に共役な位置関係にある。眼底Erからの散乱光は、コンタクトレンズCLを介した後、対物レンズ45によって平行光になる。対物レンズ45を透過した光(平行光)は、ダイクロイックミラー91によって反射(偏向)して、光路が90°に折り曲げられる。ダイクロイックミラー91で反射された光(平行光)は、レンズ92によって受光素子93上に結像(集光)する。つまり、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、患者眼の撮影画像を得るための撮影手段を備えている。
本実施形態のデリバリー部2にはモーションセンサー94が収容されている(図2参照)。詳細には、本実施形態のモーションセンサー94は、レーザ照射光学系40の光学素子を支持する支持部材(シャーシ)に組み付けられている。前述したように、本実施形態の細隙灯顕微鏡部3は変位機構8を備えており、変位機構8は、本体部5を、上下方向、左右方向、または前後方向に移動できる。変位機構8は更に、上下方向に伸びる軸を回動中心として、デリバリー部2が接続された観察光学系30を水平方向にも回動できる。本実施形態の制御部70は、モーションセンサー94の出力信号を用いて、レーザ照射光学系40の変位(移動,回動)を検出できる。つまり、本実施形態の眼科用レーザ治療装置1は、レーザ照射光学系40の変位を検出する変位検出手段を備えている。本実施形態の制御部70は、パターン照射中のレーザ照射光学系40の変位を検出して、治療レーザ光の照射を制御できる。
本実施形態の制御部70は、CPU71(プロセッサ)、ROM72、RAM73、および不揮発性メモリ74等を備える(図2参照)。CPU71は、眼科用レーザ治療装置1における各部の制御を司る。ROM72には、各種プログラム、初期値等が記憶されている。RAM73は、各種情報を一時的に記憶する。不揮発性メモリ74は、電源の供給が遮断されても記憶内容を保持できる非一過性の記憶媒体である。例えば、制御部70に着脱可能に装着されるUSBメモリ、フラッシュROM等を、不揮発性メモリ74として使用してもよい。
以上のような構成を備える装置において、治療レーザ光のスポットが走査部50によって走査されるモード(パターン照射モード)が設定されている場合の動作を説明する。以降ではパターン照射の一例として、図5で示したスポットSを照射する場合を説明する。詳細には、図5の各スポット(スポット位置SP1〜スポット位置SP9)を、照射間隔500msで、各スポットに400mWの治療レーザ光が20ms間照射する場合として説明する。
図8は、治療レーザ光の照射制御に関する、変容例のフローチャートである。図8のフローチャートは、先に説明した図6のフローチャートに対して、破線で示した枠内が主に異なる。図8で示す変容例の制御では、制御部70は、モーションセンサー94の出力信号を用いる。詳細には、ステップS202にて制御部70は、検出した視神経乳頭ODの位置と共に、モーションセンサー94の出力信号を基準位置としてRAM73に記憶する。
患者眼EにコンタクトレンズCLを押し当てて、エイミング光を観察しながら、所望の位置に治療レーザ光を照射する。この際、患者眼Eが予期せず動くと、治療レーザ光が意図しない位置に照射される可能性がある。このため、術者は、患者眼Eが動かないようにコンタクトレンズCLなどで抑える必要がある(コンタクトレンズCLは眼底Erを見るために使用するが、このように患者眼Eを押さえる作用もあると考えられる)。患者眼EにコンタクトレンズCLを押し当てることは、術者、患者共に負担となり得る。本開示の眼科用レーザ治療装置1は、治療レーザ光のパターン照射時に患者眼Eが動いた場合に治療レーザ光の照射を止めて、予期しない眼底Er位置への治療レーザの照射を止める誤照射防止制御(誤照射防止手段)を有する。本実施形態であれば制御用のコンピュータが比較的低性能でよい。また、パターン照射を途中で止める制御を行うだけであるため、眼科用レーザ治療装置1の構成を簡素化できる。したがって、低コストで、安全性をより高めた眼科用レーザ治療装置1を提供できる。
11:治療レーザ光源
40:レーザ照射光学系
50:走査部
70:制御部
S:パターン
E:患者眼
Claims (6)
- 治療レーザ光源から出射される治療レーザ光を患者眼に照射するレーザ照射光学系と、
前記レーザ照射光学系に設けられ、前記治療レーザ光のスポットを前記患者眼の組織上で2次元的に走査する走査手段と、
前記レーザ照射光学系と前記走査手段を用いて、所定パターンのスポットを形成するパターン照射手段と、
前記患者眼の動き検出する動き検出手段と、
前記所定パターンのスポットの形成途中に、前記動き検出手段の検出結果に基づき前記所定パターンのスポットの形成を継続するか否かを決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 請求項1に記載の眼科用レーザ治療装置は、
撮影光学系と受光素子を有し、前記撮影光学系と前記受光素子を用いて前記患者眼の撮影画像を得る撮影手段を備え、
前記動き検出手段は前記撮影画像を解析して前記患者眼の動きを検出する、
ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 請求項2に記載の眼科用レーザ治療装置は、
前記レーザ照射光学系と前記撮影光学系とで少なくとも一部の光路を共用する、
ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の眼科用レーザ治療装置は、
前記パターン照射手段による前記所定パターンのスポットの形成途中において前記レーザ照射光学系の変位を検出する変位検出手段を備え、
前記決定手段は更に、前記変位検出手段の検出結果を用いて前記継続するか否かを決定する、
ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 請求項4に記載の眼科用レーザ治療装置は、
前記レーザ照射光学系の少なくとも一部を支持する支持部材にはモーションセンサーが組み付けられており、
前記変位検出手段は前記モーションセンサーの出力信号を用いて前記レーザ照射光学系の変位を検出する、
ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載の眼科用レーザ治療装置は、
前記治療レーザ光により前記患者眼の眼底に光凝固のスポットを形成する、
ことを特徴とする眼科用レーザ治療装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016069882A JP2017176558A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 眼科用レーザ治療装置 |
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Family Applications (1)
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JP2016069882A Pending JP2017176558A (ja) | 2016-03-31 | 2016-03-31 | 眼科用レーザ治療装置 |
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Cited By (2)
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JP2020185025A (ja) * | 2019-05-09 | 2020-11-19 | 株式会社ニデック | 眼科用レーザ治療装置 |
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2016
- 2016-03-31 JP JP2016069882A patent/JP2017176558A/ja active Pending
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