JP2017176035A - 扱胴 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明に係る扱胴においては、扱胴軸に固着された前側及び後側プレートに周方向に分割された複数の分割遮蔽板が巻き付けられた状態で、複数の扱歯フレームが前記分割遮蔽板を挟んだ状態で前記前側及び後側プレートに着脱自在に固着されている。前記扱歯フレームの本数が前記分割遮蔽板の枚数より大とされ、前記複数の分割遮蔽板の各々の外表面上に複数の扱歯フレームが配置されている。
【選択図】図10
Description
脱穀処理に際し前記扱歯には大きな負荷が掛かる為、前記扱歯のメンテナンス及び/又は交換を行う必要が生じ得る。
前記特許文献11に記載の脱穀装置においては、前記前側プレート、前記後側プレート及び前記支持バーがフレーム体(扱胴本体)を形成しており、前記遮蔽板は、前記フレーム体に着脱自在に連結されている。
即ち、前記特許文献11に記載の構成においては、前記支持バー自体が扱胴本体を形成しており、前記支持バーを取り外すことは非常に厄介な作業となる。
この場合、一の扱歯フレームは前記遮蔽板の一の平坦面上に位置され、前記一の扱歯フレームから前記扱胴軸の周方向一方側に隣接する次の扱歯フレームは、前記一の平坦面から前記扱胴軸の周方向一方側へ2番目に隣接する平坦面上に位置される。
前記第1及び第2中間プレートは、前記扱胴軸に固着された中間径方向延在部及び前記扱胴軸の周方向に延びる中間周方向延在部を有するものとされる。
まず、本実施の形態に係る扱胴600が適用されるコンバイン1について説明する。
図1〜図4に、それぞれ、前記コンバイン1の左側面図、右側面図、平面図及び伝動模式図を示す。
なお、本実施の形態においては、機体幅方向一方側及び他方側は、それぞれ、前記コンバイン1の前進方向を向いて右側及び左側を意味する。
なお、本実施の形態においては、前記HST35のポンプ軸が前記トランスミッション入力軸32として作用する。
なお、前記昇降用油圧シリンダ装置60へは、前記エンジン25に付設される油圧ポンプ28(図4参照)から作動油が供給される。
前記刈刃140によって刈り取られた刈取穀稈は、前記掻込オーガ125によって前記穀物ヘッダー120内において前記フィーダハウス110の前端開口付近へ集約され、前記供給コンベア115によって前記フィーダハウス110の前端開口から後端開口へ向けて搬送され、前記扱口から前記扱室201内に投入される。
前記扱胴600の詳細については後述する。
一方、前記受網230の網目開口より大きい藁屑等の脱穀物は、前記扱胴220の搬送作用によって前記扱室201の後方に設けられた排塵口205から排出される。
前記揺動選別盤265は、グレンパン、チャフシーブ、グレンシーブ及びストローラック等を含む。
図4に示すように、前記エンジン25の前記第2及び第3出力軸27b、27cは、それぞれ、前記油圧ポンプ28及び冷却ファン29を駆動する。
前述の通り、前記コンバイン1は前記フロントロータ機構160を有しており、前記作業系伝動軸540から前記刈取装置100へは前記フロントロータ駆動軸161を介して動力伝達されている。
そして、前記刈取伝動軸105と前記刈取入力軸116との間に前記正逆転切換機構170が介挿されている。
詳しくは、前記掻込軸122は第1リール駆動チェーン465を介して中間軸466に作動連結され、前記中間軸466は第2リール駆動チェーン467を介して前記リール軸131に作動連結されている。
図4に示すように、前記作業系伝動軸540は、プーリー伝動機構等の第5作業系無端体伝動機構450を介して前記唐箕軸281にも作動連結されている。
図5及び図6に、それぞれ、前記扱胴600の側面図及び斜視図を示す。
図7〜図9に、それぞれ、図5におけるVII-VI線、VIII-VIII線及びIX-IX線に沿った断面図を示す。
さらに、図10及び図11に、前記扱胴600の分解斜視図を示す。
本実施の形態においては、前記前側周方向延在部625は、前記前側径方向延在部621の後面に溶接等によって固着されている。
本実施の形態においては、前記後側周方向延在部635は、前記後側径方向延在部621の前面に溶接等によって固着されている。
本実施の形態においては、前記遮蔽板650は前記扱胴軸210の周方向に略2分割された第1及び第2遮蔽板650(1)、650(2)を有している。
図10〜図12等に示すように、前記支持バー710は、前記複数の扱歯730が固着される長尺のバー本体711と、互いに対して前記バー本体711の長手方向に離間されるように前記バー本体711に設けられた複数の取付ブラケット715とを有している。
即ち、前記バー本体711は、前記扱胴600に装着された状態において、前記扱胴軸210の径方向内方及び外方にそれぞれ位置する低壁及び上壁711a、711bと、前記扱胴軸210の周方向一方側及び他方側にそれぞれ位置する第1及び第2側壁711c、711dとを有している。
図13に示すように、前記複数の扱歯730は、下端部が前記バー本体711の低壁711aから前記扱胴軸210の径方向内方へ延在され且つ上端部が前記バー本体711の上壁711bから前記扱胴軸210の径方向外方へ延在された状態で前記バー本体711の前記低壁711a及び前記上壁711bに溶接等によって固着されている。
前記第2中間取付ブラケット715C(2)及び下記第1中間取付ブラケット715C(1)は、前記前側取付ブラケット715F及び前記後側取付ブラケット715Rと同一構成を有している。
この場合、各分割遮蔽板650(1)、650(2)の外表面上に3本の前記扱歯フレーム700が配置される。
本実施の形態においては、前記遮蔽板650を構成する前記複数の分割遮蔽板650(1)、650(2)の各々の外表面上に複数(図示の形態においては3本)の前記扱歯フレーム700が配置され、前記複数(図示の形態においては3本)の扱歯フレーム700によって一枚の分割遮蔽板650(1)、650(2)が前記前側プレート620及び前記後側プレート630に締結部材720を介して着脱自在に固着されている。
従って、扱歯730を有する扱歯フレーム700のメンテナス及び/又は交換作業を容易に行うことができる。
斯かる構成によれば、前記扱胴600の内部空間にアクセスする必要が生じた際の作業性を向上させることができる。
本実施の形態においては、前記前側周方向延在部625、前記後側周方向延在部635及び前記遮蔽板650は前記扱胴軸210の軸線方向に沿って視た際に12面の前記平坦面800が周方向に配列されてなる12角形状を有している。
即ち、前述の通り、本実施の形態においては、前記扱歯フレーム700は、前記遮蔽板650の外表面上に位置された状態で、前記取付ブラケット715を介して前記遮蔽板650と共に前記前側プレート620及び前記後側プレート630に固着されている。
この場合、前記遮蔽板650を構成する前記複数の分割遮蔽板650(1)、650(2)は、前記前側周方向延在部625及び前記後側周方向延在部635に加えて、前記第1及び第2中間プレート640(1)、640(2)の前記中間週方向延在部645にも巻き付けられる。
本実施の形態においては、図5〜図11等に示すように、前記掻込部600Aは、前記扱胴軸210に相対回転不能に支持され且つ後端面において前記前側プレート620に締結部材を介して連結される切頭円錐状のドラム体750を備えており、前記複数の螺旋羽根760は前記ドラム体750の外周面に設けられている。
600 扱胴
620 前側プレート
621 前側径方向延在部
625 前側周方向延在部
630 後側プレート
631 後側径方向延在部
635 後側周方向延在部
640(1)、640(2) 第1及び第2中間プレート
641 中間径方向延在部
645 中間周方向延在部
650 遮蔽板
650(1)、650(2) 第1及び第2分解遮蔽板
700 扱歯フレーム
710 支持バー
711 バー本体
715 取付ブラケット
717 取付片
720 締結部材
730 扱歯
765 隙間
800 平坦面
Claims (5)
- 扱胴軸に固着された前側及び後側プレートと、前記前側及び後側プレートと共働して前記扱胴軸の回りを覆う内部空間を形成するように前記前側及び後側プレートに巻き付けられた遮蔽板と、長尺の支持バー及び前記支持バーの長手方向に沿って間隙を存しつつ配置された複数の扱歯を含む複数の扱歯フレームとを備え、
前記遮蔽板は前記扱胴軸の周方向に分割された複数の分割遮蔽板を有し、
前記複数の扱歯フレームは、当該複数の扱歯フレームの支持バーが前記扱胴軸に略平行な状態で前記扱胴軸の周方向に間隔を存しつつ配置され且つ前記複数の扱歯が径方向外方へ延びる姿勢で、前記遮蔽板を挟んだ状態で前記前側及び後側プレートに着脱自在に固着され、
前記扱歯フレームの本数が前記分割遮蔽板の枚数より大とされ、前記複数の分割遮蔽板の各々の外表面上に複数の扱歯フレームが配置されていることを特徴とする扱胴。 - 前記前側プレートは、前記扱胴軸に固着された前側径方向延在部及び前記扱胴軸の周方向に延びる前側周方向延在部を有し、
前記後側プレートは、前記前側径方向延在部と対向するように前記扱胴軸に固着された後側径方向延在部及び前記扱胴軸の周方向に延びる後側周方向延在部を有し、
前記複数の分割遮蔽板は、前記前側周方向延在部及び前記後側周方向延在部に巻き付けられており、
前記支持バーは、前記複数の扱歯が固着される長尺のバー本体と、互いに対して前記バー本体の長手方向に離間されるように前記バー本体に固着された複数の取付ブラケットとを有し、
前記複数の分割遮蔽板の各々の外表面上に配置された複数の扱歯フレームは、当該分割遮蔽板が前記取付ブラケットと前記前側周方向延在部及び前記後側周方向延在部との間に挟まれた状態で前記複数の取付ブラケットに装着される締結部材を介して前記前側周方向延在部及び前記後側周方向延在部に着脱可能に固着されていることを特徴とする請求項1に記載の扱胴。 - 扱胴軸に固着された前側及び後側プレートと、前記前側及び後側プレートと共働して前記扱胴軸の回りを覆う内部空間を形成するように前記前側及び後側プレートに巻き付けられた遮蔽板と、長尺の支持バー及び前記支持バーの長手方向に沿って間隙を存しつつ配置された複数の扱歯を含む複数の扱歯フレームとを備え、
前記前側プレートは、前記扱胴軸に固着された前側径方向延在部及び前記扱胴軸の周方向に延びる前側周方向延在部を有し、
前記後側プレートは、前記前側径方向延在部と対向するように前記扱胴軸に固着された後側径方向延在部及び前記扱胴軸の周方向に延びる後側周方向延在部を有し、
前記遮蔽板は、前記扱胴軸の周方向に分割された複数の分割遮蔽板を有し、前記前側周方向延在部及び前記後側周方向延在部に巻き付けられており、
前記支持バーは、前記複数の扱歯が固着される長尺のバー本体と、互いに対して前記バー本体の長手方向に離間されるように前記バー本体に固着された複数の取付ブラケットとを有し、
前記前側周方向延在部、前記後側周方向延在部及び前記遮蔽板は、径方向外方を向く複数の平坦面が前記扱胴軸の周方向に配列されるように、前記扱胴軸の軸線方向に沿って視た際に多角形状を有し、
前記複数の扱歯フレームは、前記バー本体が前記遮蔽板の平坦面上に位置された状態で前記遮蔽板を挟んで前記前側周方向延在部及び前記後側周方向延在部の対応する平坦面に着脱可能に固着されていることを特徴とする扱胴。 - 前記前側周方向延在部、前記後側周方向延在部及び前記遮蔽板の前記平坦面は、前記複数の扱歯フレームの本数の2倍の面数とされており、
一の扱歯フレームは前記遮蔽板の一の平坦面上に位置され、前記一の扱歯フレームから前記扱胴軸の周方向一方側に隣接する次の扱歯フレームは、前記一の平坦面から前記扱胴軸の周方向一方側へ2番目に隣接する平坦面上に位置されていることを特徴とする請求項3に記載の扱胴。 - 前記前側及び後側プレートの間において前記扱胴に固着された第1中間プレートと、前記第1中間プレート及び前記後側プレートの間において前記扱胴に固着された第2中間プレートとを有し、
前記第1及び第2中間プレートは、前記扱胴軸に固着された中間径方向延在部及び前記扱胴軸の周方向に延びる中間周方向延在部を有し、
前記複数の分割遮蔽板の各々の外表面上に配置された前記複数の扱歯フレームは、当該分割遮蔽板が前記取付ブラケットと前記中間周方向延在部との間に挟まれた状態で締結部材を介して前記第1及び第2中間プレートの中間周方向延在部にも着脱可能に固着されていることを特徴とする請求項2から4の何れかに記載の扱胴。
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