JP2017175708A - 車両用電源システム - Google Patents

車両用電源システム Download PDF

Info

Publication number
JP2017175708A
JP2017175708A JP2016056938A JP2016056938A JP2017175708A JP 2017175708 A JP2017175708 A JP 2017175708A JP 2016056938 A JP2016056938 A JP 2016056938A JP 2016056938 A JP2016056938 A JP 2016056938A JP 2017175708 A JP2017175708 A JP 2017175708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiring
battery
main
converter
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016056938A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6724455B2 (ja
Inventor
学 半田
Manabu Handa
学 半田
尭志 野澤
Takashi Nozawa
尭志 野澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016056938A priority Critical patent/JP6724455B2/ja
Publication of JP2017175708A publication Critical patent/JP2017175708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6724455B2 publication Critical patent/JP6724455B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】 メインバッテリからサブバッテリ側にDC−DCコンバータを介して電力を供給する際に、システムメインリレーが溶着する事態を回避することが可能な技術を提供する。
【解決手段】 ECU60は、ハイブリッド車2が停車中にメインバッテリ4の電力をサブバッテリ22側に供給すべき際に、システムメインリレー20a、20b及びコンバータ側リレー76が非通電状態である間にDC−DCコンバータ30によってサブバッテリ22の電圧を昇圧させてコンデンサ76に蓄電させた後、コンバータ側リレー76と、システムメインリレー20bと、を非通電状態から通電状態に切り換える。
【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、車両に搭載される車両用電源システムに関する。なお、本明細書における「車両」には、エンジンを備えず走行用のモータだけを備える電気自動車と、走行用のモータとエンジンを共に備えるハイブリッド車の双方を含む。
特許文献1に、メインバッテリと、メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、メインバッテリに接続されたメイン電源配線と、メイン電源配線に接続されている昇圧コンバータ及びインバータと、メインバッテリと昇圧コンバータの間に配置されているシステムメインリレーと、メインバッテリとサブバッテリとの間で電圧を変換するDC−DCコンバータと、を備える車両用電源システムが開示されている。
メイン電源配線は、メインバッテリの正極に接続されている正極側配線と、メインバッテリの負極に接続されている負極側配線と、を備える。システムメインリレーは、メインバッテリと電力制御ユニットの間で、正極側配線と負極側配線のそれぞれに配置されている。DC−DCコンバータは、システムメインリレーよりもメインバッテリ側において、正極側配線と負極側配線のそれぞれに接続されている。
メインバッテリとDC−DCコンバータとの間には、スイッチ回路が配置されている。メインバッテリからサブバッテリに電力を供給してサブバッテリを充電する際には、スイッチ回路をオフからオンに切り換えて、DC−DCコンバータを駆動する。
特開2007−244034号公報
DC−DCコンバータがメインバッテリの電圧を降圧するとともに、サブバッテリの電圧を昇圧する、いわゆる双方向DC−DCコンバータである場合、メインバッテリ側の平滑用のコンデンサが配置される。このコンデンサに蓄電されていない状態で、メインバッテリとDC−DCコンバータとを接続すると、メインバッテリとコンデンサとの電位差によって、コンデンサに突入電流が流れる。メインバッテリとDC−DCコンバータとを接続する際に電磁式のリレーが用いられる場合、リレーにアーク放電が発生し、溶着する可能性がある。本明細書では、メインバッテリからサブバッテリ側にDC−DCコンバータを介して電力を供給する際に、リレーが溶着する事態を回避することが可能な技術を提供する。
本明細書が開示する車両用電源システムは、車両に搭載される。車両用電源システムは、メインバッテリと、メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、メインバッテリの正極に接続されている正極側配線と、メインバッテリの負極に接続されている負極側配線と、を有するメイン電源配線と、メイン電源配線に接続されている電力制御ユニットと、メインバッテリと電力制御ユニットの間で、正極側配線と負極側配線のそれぞれに配置されている電磁式のシステムメインリレーと、メインバッテリとサブバッテリとの間に配置され、メインバッテリ側に配置されるコンデンサを備え、メインバッテリの電圧を降圧し、サブバッテリの電圧を昇圧するDC−DCコンバータと、正極側配線とDC−DCコンバータとを接続する第1配線と、負極側配線とDC−DCコンバータとを接続する第2配線と、第1配線と第2配線のうちの一方の配線に配置されている電磁式のコンバータ側リレーと、制御装置と、を備える。第1配線と第2配線のうちの半導体リレーが配置されている一方の配線はシステムメインリレーよりもメインバッテリ側のメイン電源配線に接続されており、第1配線と第2配線とのうちの他方の配線はシステムメインリレーよりも電力制御ユニット側のメイン電源配線に接続されている。制御装置は、メインバッテリから電力制御ユニットに電力が供給されていない状態で、メインバッテリの電力をサブバッテリ側に供給すべき際に、システムメインリレー及びコンバータ側リレーが非通電状態である間にDC−DCコンバータによってサブバッテリの電圧を昇圧させてコンデンサに蓄電させた後、コンバータ側リレーと、正極側配線と負極側配線のうち、上記の他方の配線に接続されている配線のシステムメインリレーと、を非通電状態から通電状態に切り換える。
上記の車両用電源システムでは、メインバッテリの電力をサブバッテリ側に供給すべき際に、メインバッテリとDC−DCコンバータとを接続する前に、サブバッテリを用いてDC−DCコンバータのコンデンサを蓄電する。これにより、メインバッテリとコンデンサとの電位差を低減させることができる。この結果、メインバッテリとDC−DCコンバータとが接続される際にコンデンサに流れる突入電流を抑制することができる。このため、システムメインリレーやコンバータ側リレーがアーク放電によって溶着することを回避することができる。
本明細書が開示する技術の詳細およびさらなる改良は発明を実施するための形態の欄において詳細に説明する。
第1実施例のハイブリッド車の電気系統のブロック図である。 実施例のDC−DCコンバータの構成を示す図である。 第1実施例のサブバッテリ充電処理のフローチャートである。 第1実施例のサブバッテリ充電処理における車両用電源システムのタイムチャートである。 第2実施例のハイブリッド車の電気系統のブロック図である。
(第1実施例)
図1に、ハイブリッド車2の電気系統のブロック図を示す。本実施例のハイブリッド車2は、エンジン(図示せず)の動力を利用して走行することもできるし、メインバッテリ4の電力を利用して走行することもできる。エンジンの動力を利用して走行する場合には、エンジンが発生させた動力の一部を駆動輪(図示せず)に伝達する一方、エンジンの動力の残りを用いて第1モータ6で発電し、第1モータ6で発電した電力で第2モータ8を駆動することで、駆動輪を回転させる。なお、エンジンを始動させる際には、電源システム1のメインバッテリ4からの電力を第1モータ6に供給し、第1モータ6をセルモータとして機能させる。メインバッテリ4の電力を利用して走行する場合には、メインバッテリ4からの電力で第2モータ8を駆動することで、駆動輪を回転させる。
電源システム1は、メインバッテリ4と、サブバッテリ22と、電力制御ユニット(PCU)12と、DC−DCコンバータ30と、メイン電源配線10と、システムメインリレー(SMR)20a,20bと、サブ電源配線24と、コンバータ側配線72,70と、コンバータ側リレー76と、電子制御ユニット(ECU)60を備える。メインバッテリ4は、ニッケル水素電池やリチウムイオン電池等の二次電池である。本実施例では、メインバッテリ4の電圧は300V程度である。メインバッテリ4の電圧は、図示省略した電圧センサ52で計測されている。ハイブリッド車2は、エンジンの動力を用いて第1モータ6で発電し、第1モータ6で発電した電力をメインバッテリ4に充電することができる。また、走行中のハイブリッド車2が減速する際に、第2モータ8で回生発電し、第2モータ8で発電した電力をメインバッテリ4に充電することもできる。
メインバッテリ4は、メイン電源配線10を介して、PCU12に接続されている。メイン電源配線10は、メインバッテリ4の正極端子に接続された正極側配線10aと、メインバッテリ4の負極端子に接続された負極側配線10bを備えている。
PCU12は、メインバッテリ4と第1モータ6および第2モータ8の間に設けられている。PCU12は、平滑コンデンサ14と、コンバータ16と、インバータ18を備えている。平滑コンデンサ14は、メイン電源配線10の電圧を平滑化する。コンバータ16は、メインバッテリ4から供給される電力の電圧を、必要に応じて第1モータ6や第2モータ8の駆動に適した電圧まで昇圧する。また、コンバータ16は、第1モータ6や第2モータ8が発電した電力の電圧を、メインバッテリ4への充電に適した電圧まで降圧することもできる。本実施例では、第1モータ6や第2モータ8の駆動に用いる電圧は600V程度である。インバータ18は、メインバッテリ4から供給される直流電力を、第1モータ6や第2モータ8の駆動のための三相交流電力に変換する。また、インバータ18は、第1モータ6や第2モータ8が発電した三相交流電力を、メインバッテリ4へ充電するための直流電力に変換することもできる。
メインバッテリ4とPCU12の間には、SMR20a、20bが設けられている。SMR20aは、オフとオンに切り換えられることによって、メイン電源配線10の正極側配線10aの導通と非導通を切り換える。SMR20bは、オフとオンに切り換えられることによって、メイン電源配線10の負極側配線10bの導通と非導通を切り換える。すなわち、SMR20a,20bは、メイン電源配線10の導通と非導通を切り換える。SMR20a,20bは、可動鉄片と電磁コイルとによって構成されるいわゆる電磁式のリレーである。SMR20a,20bでは、電磁コイルに電流が流れておらず可動鉄片と電磁コイルとが離間している非通電状態(即ちオフ状態)と、電磁コイルに電流が流れて電磁コイルの磁力によって可動鉄片が電磁コイルに接触している通電状態(即ちオン状態)と、に切り換わる。
ハイブリッド車2は、メインバッテリ4よりも低電圧のサブバッテリ22を備えている。サブバッテリ22は、鉛電池等の二次電池である。本実施例では、サブバッテリ22の電圧は13V〜14.5V程度である。サブバッテリ22の電圧は、電圧センサ54で計測されている。サブバッテリ22は、サブ電源配線24を介して、パワーステアリングやエアコン等の補機26に接続されている。
メインバッテリ4とサブバッテリ22との間には、DC−DCコンバータ30が配置されている。DC−DCコンバータ30は、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給する降圧動作を行うこともできるし、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給する昇圧動作を行うこともできる。DC−DCコンバータ30は、いわゆる双方向DC−DCコンバータであり、昇降圧DC−DCコンバータということができる。
図2に、DC−DCコンバータ30の構成を示す回路図を示す。DC−DCコンバータ30は、メイン側回路31と、サブ側回路41と、トランス38を備える。メイン側回路31とサブ側回路41とトランス38は、1個の筐体に収容されている。メイン側回路31は、コンバータ側配線72、70を介して、メイン電源配線10に接続されている。図1に示すように、コンバータ側配線70は、SMR20aよりもメインバッテリ4側の正極側配線10aに接続されている。コンバータ側配線70上には、コンバータ側リレー76が配置されている。コンバータ側リレー76は、SMR20a,20bと同様に、電磁式のリレーである。コンバータ側配線72は、SMR20bよりもPCU12側の負極側配線10bに接続されている。
図2に示すように、メイン側回路31は、コンデンサ32と、スイッチング回路34と、を備える。コンデンサ32は、メイン電源配線10側でのノイズの発生を抑制するフィルタ機能を有する。コンデンサ32の電圧は、電圧センサ56で計測されている。
スイッチング回路34は、スイッチング素子34a、34b、34c、34dと、それぞれのスイッチング素子34a、34b、34c、34dに並列に接続された還流ダイオード34e、34f、34g、34hを備えている。スイッチング素子34aとスイッチング素子34bは直列に接続されており、スイッチング素子34cとスイッチング素子34dは直列に接続されている。
スイッチング回路34は、トランス38に接続されている。トランス38は、2個のコイル36、40を備える。コイル36は、スイッチング回路34に接続されている。即ち、メイン側回路31は、メイン電源配線10とコイル36を接続する。コイル40は、サブ側回路41のスイッチング回路42に接続されている。トランス38では、コイル36からコイル40へ降圧して電力を供給することもできるし、コイル40からコイル36へ昇圧して電力を供給することもできる。
コイル36の一端は、スイッチング素子34aとスイッチング素子34bの間に接続されており、コイル36の他端は、スイッチング素子34cとスイッチング素子34dの間に接続されている。
スイッチング回路34では、スイッチング素子34a、34b、34c、34dのそれぞれのオンオフが所定のタイミングで切り換えられることによって、メイン電源配線10からスイッチング回路34に供給される直流電力を交流電力へと変換する。また、スイッチング回路34では、ダイオード34e、34f、34g、34hによって、トランス38から供給される交流電力を直流電力に変換する。
コイル40に接続されているサブ側回路41は、サブ電源配線24に接続されている。即ち、サブ側回路41は、サブ電源配線24とコイル40を接続する。サブ側回路41は、フィルタ48と、スイッチング回路42と、を備える。フィルタ48は、インダクタ48aとコンデンサ48bを備えている。フィルタ48は、サブ電源配線24側でのノイズの発生を抑制する。
スイッチング回路42は、スイッチング素子42a、42bと、それぞれのスイッチング素子42a、42bに並列に接続された還流ダイオード42c、42dと、インダクタ42eと、コンデンサ42fと、を備えている。スイッチング素子42aとスイッチング素子42bは直列に接続されている。コイル40の一端は、スイッチング素子42aに接続されており、コイル40の他端は、スイッチング素子42bに接続されている。コイル40の中間位置は、接地されている。
スイッチング回路42では、スイッチング素子42a、42bのそれぞれのオンオフが所定のタイミングで切り換えられることによって、サブ電源配線24からスイッチング回路42に供給される直流電力を交流電力へと変換する。また、スイッチング回路42では、ダイオード42c、42dによって、トランス38から供給される交流電力を直流電力に変換する。
スイッチング回路34、42は、制御回路43によって制御される。具体的には、制御回路43は、スイッチング回路34のスイッチング素子34a、34b、34c、34dと、スイッチング回路42のスイッチング素子42a、42bの動作を制御する。
次いで、DC−DCコンバータ30の動作について説明する。最初に、DC−DCコンバータ30が降圧動作を実行する場合を説明する。降圧動作を実行する際には、メイン側回路31のスイッチング回路34においてスイッチング素子34a、34b、34c、34dが動作して、メイン電源配線10から供給される直流電力を交流電力へと変換する。そして、変換された交流電圧をトランス38において降圧して、サブ側回路41のスイッチング回路42が交流電力から直流電力へと変換する。この場合には、スイッチング回路42では、還流ダイオード42c、42dによる整流と、インダクタ42eおよびコンデンサ42fによる平滑化がなされる。これによって、メイン電源配線10からサブ電源配線24へ降圧して電力を供給することができる。
次いで、DC−DCコンバータ30が昇圧動作を実行する場合を説明する。昇圧動作を実行する際には、サブ側回路41のスイッチング回路42においてスイッチング素子42a、42bが動作してサブ電源配線24から供給される直流電力から交流電力へと変換する。そして、変換された交流電圧をトランス38において昇圧して、メイン側回路31のスイッチング回路34が交流電力から直流電力へと変換する。この場合には、スイッチング回路34では、還流ダイオード34e、34f、34g、34hによる整流がなされ、コンデンサ44において平滑化がなされる。これによって、サブ電源配線24からメイン電源配線10へ昇圧して電力を供給することができる。
制御回路43は、ECU60によって制御される。ECU60は、CPUとメモリを含む。ECU60は、電源システム1の各部12、20a、20b、43に接続され、メモリに格納されたプログラムに従って、各部12、20a、20b、43を制御する。
ハイブリッド車2では、長期間に亘ってハイブリッド車2が使用されずにサブバッテリ22が自己放電することによって、サブバッテリ22の蓄電量が低下する場合、あるいは、SMR20a、20bが非通電である状態(即ち、メインバッテリ4からPCU12に電力が供給されていない状態)で、エアコン等の補機26を利用することによってサブバッテリ22が放電される場合に、メインバッテリ4からサブバッテリ22に電力を供給する充電処理が実行される。充電処理では、DC−DCコンバータ30は、降圧動作を実行する。例えば、DC−DCコンバータ30のコンデンサ32に蓄電されていない状態で、DC−DCコンバータ30にメインバッテリ4から電力が供給されると、コンデンサ32に突入電流が流れる。コンバータ側リレー76及びSMR20bは、電磁式のリレーであるため、オフからオンに切り換えられるタイミングで、突入電流が流れると、可動鉄片と電磁コイルとが接触する前に、可動鉄片と電磁コイルとの間にアーク放電が発生し、可動鉄片と電磁コイルとが溶着する可能性がある。本実施例の充電処理では、オフからオンに切り換えられるタイミングで突入電流が流れることを回避することによって、コンバータ側リレー76とSMR20bの溶着が回避されている。
図3、図4を参照して、ECU60が実行するサブバッテリ充電処理を説明する。サブバッテリ充電処理は、ハイブリッド車2が駐車されている期間と、SMR20a、20bが非通電である状態で、エアコン等の補機26を利用している期間と、において、定期的に実行される。これらの期間では、ハイブリッド車2は停車されており、SMR20a、20bは、非通電状態で維持されている。また、コンバータ側リレー76も、非通電状態で維持されている。サブバッテリ充電処理では、まず、S12において、ECU60は、電圧センサ54を用いて、サブバッテリ22の電圧VSが基準電圧Vx未満であるか否かを判断する。基準電圧Vxは、例えば、サブバッテリ22に接続される補機26を作動させるために必要な最低電圧(例えば8V)と、コンデンサ32を蓄電するために必要な電圧(例えば2V)と、の合計の電圧である。
サブバッテリ22の電圧VSが基準電圧Vx以上であると判断される場合(S12でNO)、ECU60は、サブバッテリ充電処理を終了する。一方、サブバッテリ22の電圧Vsが基準電圧Vx未満であると判断される場合(S12でYES)、S14において、ECU60は、DC−DCコンバータ30が昇圧動作を実行するための信号を、制御回路43に送信する。これにより、サブバッテリ22の電力を利用してコンデンサ32に蓄電される。図4に示すように、時刻T1において、DC−DCコンバータ30が昇圧動作を開始すると、サブバッテリ22の電圧は低下する一方、コンデンサ32の電圧は上昇する。
次いで、S16では、ECU60は、電圧センサ52、56を用いて、メインバッテリ4の電圧VBとコンデンサ32の電圧VCとを差が、所定値Vy未満であるか否かを判断する。所定値Vyは、SMR20b及びコンバータ側リレー76において、突入電流による溶着が生じない程度の電位差となる値である。あるいは、所定値Vyは、SMR20b及びコンバータ側リレー76に接点荒れが生じない程度の電位差となる値(例えば15V)である。
ECU60は、メインバッテリ4の電圧VBとコンデンサ32の電圧VCとを差が所定値Vy未満となるまで、S16の処理を繰り返し実行する。メインバッテリ4の電圧とコンデンサ32の電圧とを差が所定値Vy未満となる場合(S16でYES、図4の時刻T2)、S18において、ECU60は、DC−DCコンバータ30が昇圧動作を停止するための信号を、制御回路43に送信する。次いで、S20において、ECU60は、SMR20b及びコンバータ側リレー76を非通電状態から通電状態に切り換える(図4の時刻T2)。次いで、S22において、ECU60は、DC−DCコンバータ30が降圧動作を実行するための信号を、制御回路43に送信する。これにより、メインバッテリ4の電力を利用してサブバッテリ22に充電される。図4に示すように、時刻T2において、DC−DCコンバータ30が降圧動作を開始する。
次いで、S24では、ECU60は、サブバッテリ22の電圧値が予め決められた所定電圧Vzよりも大きいか否かを判断する。所定電圧Vzは、例えば、車両が長期間に亘って停車される場合に必要な電力に対応する電圧(例えば13V)である。ECU60は、サブバッテリ22の電圧VSが所定電圧Vzよりも大きくなるまで、S24の処理を繰り返し実行する。サブバッテリ22の電圧VSが所定電圧Vzよりも大きい場合(S24でYES、図4の時刻T3)、S26において、ECU60は、DC−DCコンバータ30が降圧動作を停止するための信号を、制御回路43に送信する。次いで、S28において、ECU60は、SMR20b及びコンバータ側リレー76を通電状態から非通電状態に切り換えて、充電処理を終了する。なお、上記の電圧Vx、Vy、Vzは、予め実験又はシミュレーションによって特定し、ECU60に格納されている。
上記の充電処理では、DC−DCコンバータ30がメインバッテリ4に接続される前に、コンデンサ32に予め蓄電される。この結果、メインバッテリ4とコンデンサ32との電位差を低減させ、突入電流を抑制することができる。この構成によれば、SMR20b及びコンバータ側リレー76が突入電流によるアーク放電によって溶着される事態を回避することができる。
(第2実施例)
図5を参照して、第1実施例と異なる点を説明する。第2実施例の電源システム1は、DC−DCコンバータ30と、メイン電源配線10との接続態様が、第1実施例の電源システム1と異なる。
本実施例のDC−DCコンバータ30は、コンバータ側配線70を介して、SMR20aよりもPCU12側の正極側配線10aに接続されている。また、DC−DCコンバータ30は、コンバータ側配線72を介して、SMR20bよりもメインバッテリ4側の負極側配線10bに接続されている。また、コンバータ側リレー76は、コンバータ側配線72に配置されている。
本実施例では、図3の充電処理において、S20では、ECU60は、SMR20a及びコンバータ側リレー76を非通電状態から通電状態に切り換える。また、S28では、ECU60は、SMR20a及びコンバータ側リレー76を通電状態から非通電状態に切り換える。その他の処理は、第1実施例と同様である。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1 :電源システム
2 :ハイブリッド車
4 :メインバッテリ
6 :第1モータ
8 :第2モータ
10 :メイン電源配線
10a :正極側配線
10b :負極側配線
12 :電力制御ユニット
30 :DC−DCコンバータ
31 :メイン側回路
32 :コンデンサ
34 :スイッチング回路
36 :コイル
38 :トランス
40 :コイル
41 :サブ側回路
42 :スイッチング回路
42e :インダクタ
42f :コンデンサ
43 :制御回路
60 :ECU
70 :コンバータ側配線
72 :コンバータ側配線
76 :コンバータ側リレー

Claims (1)

  1. 車両に搭載される車両用電源システムであって、
    メインバッテリと、
    前記メインバッテリより低電圧のサブバッテリと、
    前記メインバッテリの正極に接続されている正極側配線と、前記メインバッテリの負極に接続されている負極側配線と、を有するメイン電源配線と、
    前記メイン電源配線に接続されている電力制御ユニットと、
    前記メインバッテリと前記電力制御ユニットの間で、前記正極側配線と前記負極側配線のそれぞれに配置されている電磁式のシステムメインリレーと、
    前記メインバッテリと前記サブバッテリとの間に配置され、前記メインバッテリ側に配置されるコンデンサを備え、前記メインバッテリの電圧を降圧し、前記サブバッテリの電圧を昇圧するDC−DCコンバータと、
    前記正極側配線と前記DC−DCコンバータとを接続する第1配線と、
    前記負極側配線と前記DC−DCコンバータとを接続する第2配線と、
    前記第1配線と前記第2配線のうちの一方の配線に配置されている電磁式のコンバータ側リレーと、
    制御装置と、を備え、
    前記第1配線と前記第2配線のうちの前記半導体リレーが配置されている前記一方の配線は前記システムメインリレーよりも前記メインバッテリ側の前記メイン電源配線に接続されており、前記第1配線と前記第2配線とのうちの他方の配線は前記システムメインリレーよりも前記電力制御ユニット側の前記メイン電源配線に接続されており、
    前記制御装置は、前記メインバッテリから電力制御ユニットに電力が供給されていない状態で、前記メインバッテリの電力を前記サブバッテリ側に供給すべき際に、前記システムメインリレー及び前記コンバータ側リレーが非通電状態である間に前記DC−DCコンバータによって前記サブバッテリの電圧を昇圧させて前記コンデンサに蓄電させた後、前記コンバータ側リレーと、前記正極側配線と前記負極側配線のうち、前記他方の配線に接続されている配線の前記システムメインリレーと、を前記非通電状態から通電状態に切り換える、車両用電源システム。
JP2016056938A 2016-03-22 2016-03-22 車両用電源システム Expired - Fee Related JP6724455B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016056938A JP6724455B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 車両用電源システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016056938A JP6724455B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 車両用電源システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017175708A true JP2017175708A (ja) 2017-09-28
JP6724455B2 JP6724455B2 (ja) 2020-07-15

Family

ID=59973390

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016056938A Expired - Fee Related JP6724455B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 車両用電源システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6724455B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019088170A (ja) * 2017-11-10 2019-06-06 株式会社豊田中央研究所 車載用電力変換装置
WO2023130630A1 (zh) * 2022-01-10 2023-07-13 宁德时代新能源科技股份有限公司 电源系统及电动车

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009159755A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Honda Motor Co Ltd モータ駆動回路
JP2009225587A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Toyota Motor Corp 電動車両
JP2012186980A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Honda Motor Co Ltd 電動車両
JP2013003138A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Horiba Ltd 電気自動車又はハイブリッド電気自動車用試験システム
JP2013099069A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Sharp Corp Dc/dcコンバータ、ソーラー充電システム、及び移動体
JP2015154713A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 パロ・アルト・リサーチ・センター・インコーポレーテッドPalo Alto Research Center Incorporated Dc/dcコンバータおよび方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009159755A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Honda Motor Co Ltd モータ駆動回路
JP2009225587A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Toyota Motor Corp 電動車両
JP2012186980A (ja) * 2011-03-08 2012-09-27 Honda Motor Co Ltd 電動車両
JP2013003138A (ja) * 2011-06-16 2013-01-07 Horiba Ltd 電気自動車又はハイブリッド電気自動車用試験システム
JP2013099069A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Sharp Corp Dc/dcコンバータ、ソーラー充電システム、及び移動体
JP2015154713A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 パロ・アルト・リサーチ・センター・インコーポレーテッドPalo Alto Research Center Incorporated Dc/dcコンバータおよび方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019088170A (ja) * 2017-11-10 2019-06-06 株式会社豊田中央研究所 車載用電力変換装置
JP7051377B2 (ja) 2017-11-10 2022-04-11 株式会社豊田中央研究所 車載用電力変換装置
WO2023130630A1 (zh) * 2022-01-10 2023-07-13 宁德时代新能源科技股份有限公司 电源系统及电动车

Also Published As

Publication number Publication date
JP6724455B2 (ja) 2020-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6201967B2 (ja) 電気自動車
JP6330822B2 (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP5264949B2 (ja) 電動車両
JP2017022805A (ja) 電気自動車
JP6428524B2 (ja) 車両用電源システム
JP6228059B2 (ja) Dc/dcコンバータおよびバッテリシステム
JP6394368B2 (ja) 電気自動車
JP6965813B2 (ja) 電源システム
JP2016181943A (ja) 電源システム
JP6394355B2 (ja) 電気自動車
JP6724455B2 (ja) 車両用電源システム
JP2017171005A (ja) 車両用電源システム
JP2017028773A (ja) 電気自動車
JP5808707B2 (ja) 電気自動車
JP2012175819A (ja) 車両の電源システム
JP2016144308A (ja) 電気自動車
JP2016189650A (ja) 電源システム
JP6718138B2 (ja) 車両用電源システム
JP6718150B2 (ja) ハイブリッド車
JP2016197958A (ja) 電源システム
JP6690573B2 (ja) 電気自動車
JP2007306778A (ja) Dc/dcコンバータ及びdc/dcコンバータの電源切替え方法
JP6477342B2 (ja) 自動車
JP6350258B2 (ja) 電気自動車
JP2012210085A (ja) 電源制御装置およびそれを備えたモータ駆動システムならびに電動制御装置の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200608

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6724455

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees