JP2017173426A - レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置 - Google Patents

レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017173426A
JP2017173426A JP2016057164A JP2016057164A JP2017173426A JP 2017173426 A JP2017173426 A JP 2017173426A JP 2016057164 A JP2016057164 A JP 2016057164A JP 2016057164 A JP2016057164 A JP 2016057164A JP 2017173426 A JP2017173426 A JP 2017173426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens barrel
moving cylinder
fixed
cam
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016057164A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6659166B2 (ja
Inventor
大地 加茂
Daichi Kamo
大地 加茂
賢大朗 ▲高▼野
賢大朗 ▲高▼野
Kentaro Takano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016057164A priority Critical patent/JP6659166B2/ja
Priority to US15/453,303 priority patent/US10241291B2/en
Publication of JP2017173426A publication Critical patent/JP2017173426A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6659166B2 publication Critical patent/JP6659166B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/023Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses permitting adjustment
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/021Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses for more than one lens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

【課題】 コイルバネの移動群からの離脱防止と、メンテナンス時の作業性の向上を両立する構造で、カムとカムフォロア間のガタ抑制を実現するレンズ装置のレンズ鏡筒を提供する【解決手段】 光軸方向に延在する直線溝を有する固定筒と、固定筒に対し光軸周りで回転可能であり、第1及び第2カム溝が形成されたカム環と、第1光学素子を保持する鏡筒が着脱可能に固定され、直線溝と第1カム溝とに摺接する第1カムフォロアを有する第1移動筒と、第2光学素子を保持し、直線溝と前記第2カム溝とに摺接する第2カムフォロアを有する第2移動筒と、第1移動筒に鏡筒が固定された状態において、第1及び第2移動筒の間に配置され、第1及び第2移動筒を光軸方向において反対方向に付勢する弾性部材と、第1移動筒に鏡筒が固定された状態において、弾性部材を鏡筒に固定することなく、弾性部材の一端の第1移動筒に対する位置を規制する端規制機構と、を有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、レンズ装置のレンズ鏡筒に関し、特にカム機構によって光軸方向に移動する鏡筒を含むレンズ鏡筒、及び、それを有するレンズ装置及び撮像装置に関するものである。
カムとカムフォロアによって光学系を光軸方向に移動する機構において、カムとカムフォロア間にあるガタを抑制する構造として、移動する光学系の間に弾性部材を挿入してカムフォロアを溝の一方へ片寄せする構造が提案されている。特許文献1に記載の構造は、移動群間にコイルバネを挿入して、移動群を互いに反対方向に付勢し、ガタを抑制している。
特開2009−244585号公報
しかし、上記の特許文献1に開示されているような従来技術では、コイルバネの端面が移動群から離脱し、コイルバネが光路上に侵入する可能性がある。これに対しては、コイルバネを移動群に接着することで、コイルバネの端面が移動群から離脱して光路上へ侵入しまうことを防ぐ方法が一般的である。ここで、移動群はカムフォロアでカムに支持される移動筒と、移動筒に取り付けられ、レンズを保持する鏡筒部で構成され、コイルバネは移動筒あるいは鏡筒部に接着される。(上記の特許文献1では、移動筒と鏡筒部が一体となっている。)
しかしながら、コイルバネを移動筒へ直接接着する構成とした場合、バネで移動筒を付勢した状態でカムフォロアを組付けるため、バネの力により移動筒が動いてしまい、カムフォロアの取付けが困難となる課題がある。一方、レンズを保持する鏡筒部にコイルバネを直接接着する構成とした場合、メンテナンス時における鏡筒部着脱の作業性低下が課題となる。
上記課題を解決するために、本発明のレンズ鏡筒は、光軸方向に延在する直線溝を有する固定筒と、前記固定筒に対し光軸周りで回転可能であり、第1のカム溝と第2のカム溝が形成されたカム環と、第1の光学素子を保持する鏡筒が着脱可能に固定され、前記直線溝と前記第1のカム溝とに摺接する第1のカムフォロアを有する第1の移動筒と、第2の光学素子を保持し、前記直線溝と前記第2のカム溝とに摺接する第2のカムフォロアを有する第2の移動筒と、前記第1の移動筒に前記鏡筒が固定された状態において、前記第1の移動筒と前記第2の移動筒の間に配置され、前記第1の移動筒と前記第2の移動筒を光軸方向において互いに反対方向に付勢する弾性部材と、前記第1の移動筒に前記鏡筒が固定された状態において、前記弾性部材を前記鏡筒に固定することなく、前記弾性部材の一端の前記第1の移動筒に対する位置を規制する端規制機構と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、コイルバネの移動群からの離脱防止と、メンテナンス時の作業性の向上を両立する構造で、カムとカムフォロア間のガタ抑制を実現するレンズ装置のレンズ鏡筒、及び、それを有するレンズ装置及び撮像装置を提供するものである。
実施例1のレンズ鏡筒の部分断面図である。 実施例1のレンズ鏡筒の部分断面斜視図である。 実施例1のレンズ鏡筒の図1のA−A断面図である。 実施例1の後側移動環の右視図である。 実施例1のコイルバネの右視図である。 実施例1の後側鏡筒の左視図である。 実施例2のレンズ鏡筒の部分断面図である。 実施例2のレンズ鏡筒の部分断面斜視図である。 実施例2のレンズ鏡筒の図7のA−A断面図である。 実施例3のレンズ鏡筒の部分断面図である。 実施例3のレンズ鏡筒の部分断面斜視図である。 実施例4のレンズ鏡筒の部分断面図である。
以下に、添付図面を参照して、本発明の実施例について説明する。
図1は本実施例におけるレンズ鏡筒1の部分断面図であり、図2は図1に対して部分断面斜視図を、図3は図1のA−A断面図を示したものである。
図1を参照して、レンズ鏡筒1のカム構造について説明する。レンズ鏡筒1は、鏡筒と複数の光学系と、複数の光学系のうちの幾つかの光学系を駆動する駆動系を有する。本実施例の駆動系はいわゆるカム機構を利用して、レンズや絞りなどの光学系(光学素子)を光軸方向に移動させ、レンズ鏡筒1の光学性能の調整を行うものである。前側移動群8は、前側光学系20aを、押え環やカシメなどのレンズ保持構造によって前側移動環2に固定し、構成される。後側光学系20bは同様のレンズ保持構造で、後側鏡筒4(鏡筒)に固定されている。また、後側鏡筒4は固定ネジ70を挿入するためのネジ挿入穴71を有している。後側移動群9は、後側移動環3(移動筒)のタップ穴72に固定ネジ70を締付けることによって、後側鏡筒4を後側移動環3に着脱可能に固定し、構成される。カムフォロア(第2のカムフォロア)32aは前側移動環(第2の移動筒)2に固定され、カムフォロア(第1のカムフォロア)32bは後側移動環(第1の移動筒)3に固定される。カムフォロア32aは、回転するカム環30にあるカム溝31aと、ベース環(固定筒)40上に光軸方向に延在する直線溝部41に摺接する。カムフォロア32bは、カム環30にあるカム溝31bと、ベース環40にある直線溝部41に摺接する。ここで、カムフォロア32a、32b、カム溝31a、31b、直線溝部41は、光軸周りで略等分割した3か所に配置することで、前側移動環2、後側移動環3の姿勢を保持している。カム環30は、ベース環40の内径部にカム押え43によって光軸周りに回転可能な状態で保持されている。カム環30が回転すると、カムフォロア32a、32bは、カム溝31a、31bに沿って、光軸方向50a、50bに移動するため、前側光学系20a、後側光学系20bの間隔が変化することでレンズ鏡筒1の光学性能が変化する。
カムフォロア32a、32bと、カム溝31a、31bとの間には、部品精度によりガタが存在するが、光学性能への影響を抑制する為に、ガタを抑制することが求められる。以下、図1から図6を参照して、カムフォロアのガタ抑制構造について説明する。
レンズ鏡筒1は、前側移動環2と後側鏡筒4の間に、弾性部材であるコイルバネ5を有しており、前側移動環2と後側鏡筒4の間でバネ力を発生する。その力は、前側移動環2と後側鏡筒4を光軸方向において互いに反対方向(離間する方向)に付勢する力として前側移動環2と後側鏡筒4に作用する。前側移動環2と後側鏡筒4に作用する力は、カムフォロア32aには光軸方向50a、カムフォロア32bは光軸方向50bに作用することで、カム溝31a、31bに対し発生するガタを抑制する。
図4に後側移動環3の、図5にコイルバネ5の右視図を、図6に後側鏡筒4の左視図を示す。コイルバネ5は、その一端を径方向に折り曲げた折り曲げ部55が形成されている。また、後側移動環3は、後側鏡筒4との取付面の一部に凹部35を有する。後側移動環3に後側鏡筒4が取付けられると、前記コイルバネ5の折り曲げ部55の少なくとも一部が、凹部35と後側鏡筒4の取付面によって形成された光軸方向の隙間に収容される。本実施例においては、コイルバネ5の折り曲げ部55と、後側移動環3の後側鏡筒4との取付面の一部に形成された凹部35と、後側鏡筒4の後側移動環3との取付面の一部とによって、コイルバネ5の端の位置を規制する端規制機構を構成する。
図2は、後側鏡筒4を後側移動環3に固定する前の状態を示している。コイルバネ5の前側移動環2側の端56は、前側移動環2に接着されている。図1、2に示すように後側鏡筒4を後側移動環3に固定すると、コイルバネ5の折り曲げ部55は、後側移動環3に設けられた凹部35と後側鏡筒4によって形成されるバネ収め部7に収まる。この時、コイルバネ5は前側移動環2と後側鏡筒4の間で、常に光軸方向において互いに反対方向にバネ力を発生しており、折り曲げ部55は、後側鏡筒4を付勢した状態で、バネ収め部7に収まる。また、折り曲げ部55の長さは、後側鏡筒4の外径部45の半径と後側移動環3の内径部36の半径の差より十分長い。上記構成により、後側鏡筒4が取り付けられた状態では、折り曲げ部55は、バネ収め部7から脱落しない。よって、コイルバネ5の後側移動環3および後側鏡筒4への接着を行わずに、コイルバネ5の端面の後側移動群9からの離脱を防止できる。
折り曲げ部55は、カムフォロア32bを固定する後側移動環3とは別体の後側鏡筒4の後側移動環3への取付により離脱不可となる構成としている。そのため、本発明のレンズ鏡筒1組立時には、後側鏡筒4とコイルバネ5がない状態で、後側移動環3は、バネ力を受けていない状態で、カムフォロア32bを容易に固定(組立)できる。
本実施例においては、凹部35を後側移動環3の後側鏡筒4との取付面の一部に構成したが、後側鏡筒4と後側移動環3とを互いに対して固定する際の取付面のうちの少なくとも一方の取付面の一部に形成されていればよい。その構成によっても他方の取付面との間に光軸方向の隙間を形成することができるので、本発明の効果を享受することができる。
上記の実施例においては、弾性部材であるコイルバネ5は、隣接する2つの移動群間で圧縮されて2つの移動群を互いに離間する方向に付勢する構成であった。しかし、本発明はこれに限定されることはなく、隣接する2つの移動群を互いに接近する方向に付勢する構成としてもよい。その際は、コイルバネ5の折り曲げ部55は後側移動環3を隣接する移動群と接近する方向に付勢する。
図7は本実施例におけるレンズ鏡筒1の部分断面図であり、図8は図7に対して部分断面斜視図を、図9は図7のA−A断面図を示したものである。
図7を参照して、レンズ鏡筒1のカム構造について説明する。
レンズ鏡筒1は、鏡筒と複数の光学系と、複数の光学系のうちの幾つかの光学系を駆動する駆動系を有する。本実施例の駆動系はいわゆるカム機構を利用して光学系を光軸方向に移動させ、レンズ鏡筒1の光学性能の調整を行うものである。前側光学系20aは、押え環やカシメなどのレンズ保持構造によって前側移動環2に固定される。後側光学系20bは同様のレンズ保持構造で、後側鏡筒4a(鏡筒部)に固定されている。また、後側鏡筒4aは固定ネジ70aを挿入するためのネジ挿入穴71aを有している。後側鏡筒4aは、後側移動環3a(移動筒)のタップ穴72aに固定ネジ70aを締付けることによって、後側鏡筒4aを後側移動環3aに着脱可能に固定し、構成される。カムフォロア32aは前側移動環2に固定され、カムフォロア32bは後側移動環3aに固定される。カムフォロア32aは、回転するカム環(カム部材)30にあるカム溝31aと、ベース環40上に光軸方向に延在する直線溝部41に摺接する。カムフォロア32bは、カム環30にあるカム溝31bと、ベース環40にある直線溝部41に摺接する。ここで、カムフォロア32a、32b、カム溝31a、31b、直線溝部41は、光軸周りで略等分割した3か所に配置することで、前側移動環2、後側移動環3aの姿勢を保持している。カム環30は、ベース環40の内径部にカム押え43によって光軸周りに回転可能な状態で保持されている。カム環30が回転すると、カムフォロア32a、32bは、カム溝31a、31bに沿って、光軸方向50a、50bに移動するため、前側光学系20a、後側光学系20bの間隔が変化することでレンズ鏡筒1の光学性能が変化する。
カムフォロア32a、32bと、カム溝31a、31bとの間には、部品精度によりガタが存在するが、光学性能への影響を抑制する為に、ガタを抑制することが求められる。以下、図7から図9を参照して、カムフォロアのガタ抑制構造について説明する。レンズ鏡筒1は、前側移動環2とバネ押え環(固定部材)6の間に、弾性部材であるコイルバネ5aを有しており、前側移動環2とバネ押え環6の間でバネ力を発生する。その力は、前側移動環2とバネ押え環6を光軸方向において互いに反対方向(離間する方向)に付勢する力として前側移動環2とバネ押え環6に作用する。バネ押え環6の外径部はネジ加工され、後側移動環3a内径部のネジ部との螺合により後側移動環3aに固定される。よって、前側移動環2とバネ押え環6に作用する力は、カムフォロア32aには光軸方向50a、カムフォロア32bは光軸方向50bに作用することで、カムフォロア32a、32bとカム溝31a、31bの間に発生するガタを抑制する。ここで、バネ押え環6を後側移動環3aにネジ結合する際の回転螺合する回転方向85は、コイルバネ5aの巻き方向とは逆になっている。そのため、バネ押え環6の回転固定時にコイルバネ5aとの間で負荷は発生せず、コイルバネ5aの変形を抑えるものである。また、バネ押え環6には回転用の工具と係合するためのスリワリ部75を有している。光軸方向に貫通する部分を含むスリワリ部75からコイルバネ5aの端部の一部が見え、バネ押え環6を後側移動環3aに固定した後、スリワリ部75より接着剤を塗布(注入)してコイルバネ5aとバネ押え環6とを接着により固定する。そのため、作業者はスリワリ部75より作業状態を目視確認できる。なお、コイルバネ5aと前側移動環2との間についても、バネ端面と前側移動環2を接着可能である。このように、本実施例においては、バネ押え環6がコイルバネ5aの一端の位置の自由度を規制する端規制機構となる。
以上のように、本発明によれば、コイルバネ5aの一端はカムフォロアを固定している後側移動環3aに直接固定していないために、カムフォロア固定時にバネ力の影響を受けることはない。また、コイルバネ5aの一端をバネ押え環6に固定しているため、バネの接着を剥がすことなく、後側鏡筒4aの着脱が可能である。バネ押え環6は、外径ネジ部により後側移動環3aに保持されているが、コイルバネ5aの作用する力の方向(光軸方向50b)を受ける面を有していれば、ネジ機構による保持構造に限定する必要はない。
図10、図11は、それぞれ図7、図8における後側移動環3aを後側移動環3bに、後側鏡筒4aを後側鏡筒4bとしたものである。後側鏡筒4bは固定ネジ70bを挿入するためのネジ挿入穴71bを有している。後側光学系20bは、後側移動環3b(移動筒)のタップ穴72bに固定ネジ70bを締付けることによって、後側鏡筒4bを後側移動環3bに着脱可能に固定し、構成される。
本実施例は実施例2と異なり、コイルバネ5aの一端をバネ押え板(固定部材)95に接着固定している。バネ押え板95には固定ネジ80aを通すためのネジ挿入穴81aがあり、固定ネジ80aを介して後側移動環3bに固定する。バネ押え板95には光軸方向に貫通するスリット10があり、コイルバネ5aの端部の一端が見え、スリット10より接着剤を塗布することで、コイルバネ5aとバネ押え板95との間を接着することができる。そのため、バネ押え板95のコイルバネ5aの接着箇所は、スリット10において接着するものであり、作業者が接着状態を容易に目視確認できる構造である。このように、本実施例においては、バネ押え板95及び固定ネジ80aがコイルバネ5aの一端の位置の自由度を規制する端規制機構となる。
以上のように、本実施例によれば、コイルバネ5aの一端はカムフォロアを固定している後側移動環3bに直接固定していないために、カムフォロア固定時にバネ力の影響を受けることはない。また、コイルバネ5aの一端をバネ押え板95に固定しているため、バネの接着を剥がすことなく、後側鏡筒4bの着脱が可能である。
図12は、図10における後側移動環3bを後側移動環3cに、後側鏡筒4bを後側鏡筒4cに、コイルバネ5aをコイルバネ5bとしたものである。後側鏡筒4cは固定ネジ70cを挿入するためのネジ挿入穴71cを有している。後側光学系20bは、後側移動環3c(移動筒)のタップ穴72cに固定ネジ70cを締付けることによって、後側鏡筒4cを後側移動環3cに着脱可能に固定し、構成される。
本実施例は実施例3と異なり、コイルバネ5bは後側移動環3c側へ向かって巻き径が大きくなる円錐コイルバネである。コイルバネ5bの一端はバネ押え(固定部材)11に接着固定している。バネ押え11には固定ネジ80bを通すためのネジ挿入穴81bがあり、固定ネジ80bを介して後側移動環3cに固定する。バネ押え11には、コイルバネ5bへの不要な光線が到達しないためのコイルバネ遮光部(スカート部)12がコイルバネ5bの内径に沿うように延出している。このように、バネの受け部を後側移動環3cや後側鏡筒4cと一体としないバネ押え11とすることで、コイルバネ5bの円錐に沿うといった複雑な形状に対しての自由度が増える。このように、本実施例においては、バネ押え11及び固定ネジ80bがコイルバネ5bの一端の位置の自由度を規制する端規制機構となる。
以上のように、本実施例によれば、コイルバネ5bの一端はカムフォロアを固定している後側移動環3cに直接固定していないために、カムフォロア固定時にバネ力の影響を受けることはない。また、コイルバネ5bの一端をバネ押え11に固定しているため、バネの接着を剥がすことなく、後側鏡筒4cの着脱が可能である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲で種々の変形及び変更が可能である。
また、本発明のレンズ鏡筒を有するレンズ装置、及び該レンズ装置を有する撮像装置を実現することにより、本発明の効果を奏するレンズ装置及び撮像装置を実現することができる。
1 レンズ鏡筒
2 前側移動環(第2の移動筒)
3、3a、3b、3c 後側移動環(第1の移動筒)
35 凹部(端規制機構)
4、4a、4b、4c 後側鏡筒(鏡筒)
5、5a、5b コイルバネ(弾性部材)
55 折り曲げ部(端規制機構)
30 カム環
31a カム溝(第2のカム溝)
31b カム溝(第1のカム溝)
32a カムフォロア(第2のカムフォロア)
32b カムフォロア(第1のカムフォロア)
40 ベース環(固定筒)
6 バネ押え環(端規制機構)
11 バネ押え(端規制機構)
95 バネ押さえ板(端規制機構)
20a 前側光学系(光学素子)
20b 後側光学系(光学素子)
41 直線溝部(直線溝)

Claims (12)

  1. 光軸方向に延在する直線溝を有する固定筒と、
    前記固定筒に対し光軸周りで回転可能であり、第1のカム溝と第2のカム溝が形成されたカム環と、
    第1の光学素子を保持する鏡筒が着脱可能に固定され、前記直線溝と前記第1のカム溝とに摺接する第1のカムフォロアを有する第1の移動筒と、
    第2の光学素子を保持し、前記直線溝と前記第2のカム溝とに摺接する第2のカムフォロアを有する第2の移動筒と、
    前記第1の移動筒に前記鏡筒が固定された状態において、前記第1の移動筒と前記第2の移動筒の間に配置され、前記第1の移動筒と前記第2の移動筒を光軸方向において互いに反対方向に付勢する弾性部材と、
    前記第1の移動筒に前記鏡筒が固定された状態において、前記弾性部材を前記鏡筒に固定することなく、前記弾性部材の一端の前記第1の移動筒に対する位置を規制する端規制機構と、
    を有することを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記弾性部材は前記一端が径方向に折り曲げられた折り曲げ部を有するコイルバネであり、
    前記端規制機構は、前記折り曲げ部と、該折り曲げ部の少なくとも一部を収容する前記第1の移動筒と前記鏡筒の間に設けられた前記光軸方向の隙間と、から構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記隙間は、前記第1の移動筒と前記鏡筒とを互いに対して固定する際の取付面のうちの少なくとも一方の取付面の一部に形成された凹部と、他方の前記取付面の一部と、によって構成される、ことを特徴とする請求項2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記端規制機構は、前記第1の移動筒に着脱可能で、前記弾性部材の一端が固定される固定部材である、ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記光軸方向において前記固定部材と前記第2の移動筒との間に前記第1の移動筒を配置するように、前記固定部材は前記第1の移動筒に着脱可能に固定され、
    前記光軸方向において前記第1の移動筒と前記鏡筒との間に前記固定部材を配置するように、前記鏡筒は前記第1の移動筒に着脱可能に固定される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記弾性部材はコイルバネであることを特徴とする請求項4又は5に記載のレンズ鏡筒。
  7. 前記固定部材は、該固定部材が前記第1の移動筒と螺合して固定されることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  8. 前記固定部材は、該固定部材が前記第1の移動筒と、前記コイルバネの巻き方向とは逆の方向に回転螺合して固定されることを特徴とする請求項7に記載のレンズ鏡筒。
  9. 前記固定部材は、前記光軸方向に貫通する切り欠き部を有することを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  10. 前記固定部材は、前記弾性部材の少なくとも一部と前記光軸との間に延出するスカート部を有することを特徴とする請求項4乃至9のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  11. 請求項1乃至10のいずれか1項に記載のレンズ鏡筒を有するレンズ装置。
  12. 請求項11に記載のレンズ装置を有する撮像装置。
JP2016057164A 2016-03-22 2016-03-22 レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置 Active JP6659166B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016057164A JP6659166B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置
US15/453,303 US10241291B2 (en) 2016-03-22 2017-03-08 Lens barrel, and lens apparatus and image pickup apparatus including same

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016057164A JP6659166B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017173426A true JP2017173426A (ja) 2017-09-28
JP6659166B2 JP6659166B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=59897870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016057164A Active JP6659166B2 (ja) 2016-03-22 2016-03-22 レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10241291B2 (ja)
JP (1) JP6659166B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019109394A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 キヤノン株式会社 撮像装置およびこの撮像装置を有する監視カメラ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10564381B2 (en) * 2016-07-14 2020-02-18 Mitsubishi Electric Corporation Illumination device
CN111983768B (zh) * 2020-08-21 2022-03-01 中国科学院国家天文台南京天文光学技术研究所 用于天文光谱仪的精密调节兼高稳定的镜筒结构
US11994735B2 (en) 2020-11-03 2024-05-28 Samyang Optics Co., Ltd Camera lens assembly having linear guide

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11167066A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 Olympus Optical Co Ltd 顕微鏡用対物レンズ
JP2004341451A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Tohoku Ricoh Co Ltd 光源装置
US7019913B1 (en) * 2005-03-07 2006-03-28 Nucam Corporation Zoom lens barrel
JP2007033957A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nidec Copal Corp レンズ駆動装置
JP2008224795A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Ricoh Co Ltd レンズ鏡胴および携帯型情報端末装置
JP2009244585A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujinon Corp レンズ鏡筒
JP2010145432A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Fujinon Corp レンズ鏡筒
JP2011027817A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Hoya Corp レンズ鏡筒の付勢部材支持構造
JP2012048159A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Olympus Imaging Corp レンズ鏡筒および撮像装置
CN202305967U (zh) * 2011-11-14 2012-07-04 深圳市宏天顺电子有限公司 一种调焦镜头
JP2013080080A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Canon Inc カム機構およびそれを利用したレンズ鏡筒
JP2015158629A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11167066A (ja) * 1997-12-03 1999-06-22 Olympus Optical Co Ltd 顕微鏡用対物レンズ
JP2004341451A (ja) * 2003-05-19 2004-12-02 Tohoku Ricoh Co Ltd 光源装置
US7019913B1 (en) * 2005-03-07 2006-03-28 Nucam Corporation Zoom lens barrel
JP2007033957A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Nidec Copal Corp レンズ駆動装置
JP2008224795A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Ricoh Co Ltd レンズ鏡胴および携帯型情報端末装置
JP2009244585A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Fujinon Corp レンズ鏡筒
JP2010145432A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Fujinon Corp レンズ鏡筒
JP2011027817A (ja) * 2009-07-22 2011-02-10 Hoya Corp レンズ鏡筒の付勢部材支持構造
JP2012048159A (ja) * 2010-08-30 2012-03-08 Olympus Imaging Corp レンズ鏡筒および撮像装置
JP2013080080A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Canon Inc カム機構およびそれを利用したレンズ鏡筒
CN202305967U (zh) * 2011-11-14 2012-07-04 深圳市宏天顺电子有限公司 一种调焦镜头
JP2015158629A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019109394A (ja) * 2017-12-19 2019-07-04 キヤノン株式会社 撮像装置およびこの撮像装置を有する監視カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
US20170276896A1 (en) 2017-09-28
JP6659166B2 (ja) 2020-03-04
US10241291B2 (en) 2019-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2017173426A (ja) レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置
EP2905890B1 (en) Linear vibration-wave motor
CN106199898B (zh) 透镜筒、光学装置以及制造透镜筒的方法
JP2007133262A (ja) レンズ駆動装置
JP6410568B2 (ja) 振動波モータ及びそれを用いた光学機器
JP2011095617A (ja) レンズ装置
JP2017116729A (ja) 偏芯調整構造及び光学機器
JP6146960B2 (ja) レンズ鏡筒、それを用いた光学機器
JP4343569B2 (ja) レンズ鏡筒
JP4666995B2 (ja) レンズ駆動装置および撮像装置
US10203473B2 (en) Lens barrel
JP5945399B2 (ja) プリズムブロック締結構造、およびそれを用いた光学機器
JP5567987B2 (ja) レンズの倒れ調整装置およびレンズ鏡筒
US7684135B2 (en) Lens device
JP2015158629A (ja) レンズ鏡筒及びそれを有するレンズ装置及び撮像装置
JP6759281B2 (ja) レンズ装置およびそれを備える撮像装置
US8606096B2 (en) Lens barrel that moves lens unit using vibration actuator and camera system having the same
JP2014230118A (ja) 撮像素子の傾き調整装置及び撮像素子の傾き調整方法
US10845568B2 (en) Lens-group moving apparatus and optical equipment
JP2020064150A (ja) 撮像ユニット
JP2023074047A (ja) 撮像装置
JP2013122485A (ja) レンズ鏡筒およびレンズユニット
JP7282209B2 (ja) 鏡筒、鏡筒の光学調整方法及びレンズ装置
JP7380876B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP7505280B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170831

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20171214

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180425

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190702

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191002

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20191009

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200204

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6659166

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151