JP2004341451A - 光源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置や印刷用製版装置の書き込み装置に用いられる光源装置は、主要部品としてレンズと、レーザー光源などの発光素子が用いられる。従来の組付け方では、光軸合わせをしながら両者をホルダに接着するため、何かの不具合が生じたとき、再調整ができず、光源装置自体を交換するしかなかった。
【解決手段】発光素子1は光源ホルダ2のほぼ中央部の座ぐり部2bに基底部を接着されている。レンズ3はレンズホルダ4のほぼ中央部に開けられた貫通穴4aの段差部4bに当接して接着されている。レンズホルダ4と光源ホルダ2の間に中央圧縮スプリング5を挟んで所定の間隔を空けて、少なくとも3本の止めネジ6で締め込まれている。レンズ3や発光素子1の接着誤差等で発光点PLの集光位置スポットPF1が目標位置PF0に一致しないとき、3本の止めネジ6の締め方を変えることによってスポットPF1を移動させることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】発光素子1は光源ホルダ2のほぼ中央部の座ぐり部2bに基底部を接着されている。レンズ3はレンズホルダ4のほぼ中央部に開けられた貫通穴4aの段差部4bに当接して接着されている。レンズホルダ4と光源ホルダ2の間に中央圧縮スプリング5を挟んで所定の間隔を空けて、少なくとも3本の止めネジ6で締め込まれている。レンズ3や発光素子1の接着誤差等で発光点PLの集光位置スポットPF1が目標位置PF0に一致しないとき、3本の止めネジ6の締め方を変えることによってスポットPF1を移動させることができる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、印刷用製版装置、あるいは画像形成装置の書き込み部に用いられる光源装置の、レンズと発光素子の間の焦点調整、および光軸調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図22は印刷用製版装置の画像書き込み装置の一例を示す図である。
同図において符号501は版用ドラム、502は版、503はドラム回転用モータ、504は書き込み用のマルチレーザビームユニット、505は送り台、506はユニット送りモータ、507は支持部材、508はユニット送りねじ、509は送り台支持部材、510は左側板、511は右側板、512はマルチレーザ制御部、513はマルチレーザビーム、514はドラム回転用モータ制御部、515はユニット送りモータ制御部をそれぞれ示す。
【0003】
装置の概要を説明する。
版用ドラム501に、未露光の版502を所定の方法で巻き付ける。版用ドラム501は、必要に応じて版用ドラム回転用モータ503により図の矢印Aの方向に回転される。マルチレーザビームユニット504は、例えば40個のレーザ光源装置(以下単に光源装置と呼ぶ)が一列に並べられたユニットであり、送り台505の上に設置され、ユニット送りモータ506に接続されたユニット送りねじ508によって、図の矢印B方向に移動する。
【0004】
マルチレーザ制御部512からの、レーザ毎の個別の画像情報によって変調された信号により、マルチレーザビームユニット504はマルチレーザビーム513を発する。マルチレーザビーム513は回転する版用ドラム上の版502を露光する。版用ドラム501の回転により、いわゆる主走査が行われ、送り台505の移動によっていわゆる副走査が行われる。
【0005】
光源装置が1個の場合は、版用ドラムの軸方向に関する版の幅(以下単に版の幅という)の分だけ送り台を移動させなければ、版全体を露光することができないが、例えば版の幅を40等分するような間隔で40個の光源装置を配置したマルチレーザビームユニットであれば、副走査のための移動距離は版の幅の40分の1の移動で、版全体を露光完了することができる。
【0006】
光源装置は、版用ドラムから所定の距離を保って置かれ、レーザ発光素子(以下単に発光素子と呼ぶ)とレンズを有し、版面の所定の位置に焦点を結ぶよう、レンズと発光素子の相互の位置関係を定めてある。レンズはレンズホルダに接着等で固定され、発光素子は光源ホルダに接着等で固定されており、レンズホルダと光源ホルダの相互位置関係を調整することでレンズと発光素子相互の位置関係を調整していた(例えば、特許文献1 参照。)。
従来、この調整は、製造時点において治具等を用いて所定の誤差範囲に収まるよう定め、調整が完了した時点で、レンズホルダと、光源ホルダを互いに接着して、以後、相対的な位置変化が生じないようにしていた。このようにして、光源装置単体として完成させたものを、書き込み装置の所定位置に取り付ける手順を踏んでいた。
【0007】
しかしながら、光源装置を取り付けるための書き込み装置の所定位置にも、製造上の誤差が含まれる可能性があるため、版用ドラムと光源装置取り付け位置との間の距離等の精度を高く保たねばならなかった。書き込み装置の側の誤差と光源装置の側の誤差との組合せによって、所望の結像関係を満たさない場合が発生したとき、従来の方法では、光源装置を取り替えるしか解決手段がなかった。
【0008】
光源装置のほかに光路上に別のレンズ系を置いて、そのレンズを、止めネジの締め込み具合で上下方向に移動させることによって、光源装置取り付け後に光軸調整する例がある(例えば、特許文献2 参照。)。ただし、この例は、複数の光源装置の光軸を上下方向だけ合わせるものであって、光軸の倒れや、焦点位置のずれの補正は行えない。
製版装置を例にとって説明したが、画像形成装置においても同様の問題を抱えている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−231237号公報(請求項1、第1図)
【特許文献2】
特開2001−337283号公報(第4頁、第3図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
治具等による光源装置単体での、光軸倒れ補正や、焦点距離調整が可能で、且つ、書き込み装置に組み付け後も、同様の調整が可能な、調整機構を有する光源装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、レンズと、該レンズをほぼ中央に保持し、該レンズの光軸方向に光束が透過可能な貫通穴を有するレンズホルダと、発光素子と、該発光素子をほぼ中央に保持し、該発光素子からの光束を前記レンズに透過させるよう、止めネジによって前記レンズホルダに取り付け可能な光源ホルダとからなる光源装置において、前記止めネジを3本以上用い、前記レンズホルダと前記光源ホルダを互いに離間させる方向に圧力をかける少なくとも1つの加圧手段を設け、前記各止めネジの締め込み量の大きさと相互の差によって、前記発光素子の焦点合わせと、前記レンズに対する前記発光素子の光軸を調整することを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明では、請求項1に記載の光源装置において、前記貫通穴の少なくとも前記光源ホルダに向いた側の穴径は、前記発光素子の発光部外周の最大径より大きい径に形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または2に記載の光源装置において、前記貫通穴は中間で穴径が異なる段差部を有し、該段差部から一方の穴径は前記レンズの外径より大きく、他方の穴径は前記レンズの外径より小さく形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項3に記載の光源装置において、前記レンズは前記段差部に接着されていることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の光源装置において、前記光源ホルダは、前記発光素子の基底面を受ける座ぐり部が形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明では、請求項5に記載の光源装置において、前記発光素子は前記座ぐり部に接着されていることを特徴とする。
請求項7の発明では、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の光源装置において、前記止めネジと前記光源ホルダとの間に、少なくとも前記光源ホルダに向いた面が球面状をなすスペーサを介在させることを特徴とする。
【0014】
請求項8の発明では、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の光源装置において、前記加圧手段は前記光源ホルダのほぼ中央部に設けた中央加圧手段であることを特徴とする。
請求項9の発明では、請求項8に記載の光源装置において、前記中央加圧手段は、前記発光素子の周りを囲むように前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させた中央板ばねであることを特徴とする。
請求項10の発明では、請求項8に記載の光源装置において、前記中央加圧手段は、前記発光素子の周りを囲むように前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させたコイル型の中央圧縮スプリングであることを特徴とする。
【0015】
請求項11の発明では、請求項10に記載の光源装置において、前記レンズホルダと前記光源ホルダの少なくともいずれか一方に、前記中央圧縮スプリングの端部が挿入できる大きさの座ぐり部を設けたことを特徴とする。
請求項12の発明では、請求項11に記載の光源装置において、前記中央圧縮スプリングは前記座ぐり部に接着されていることを特徴とする。
請求項13の発明では、請求項8に記載の光源装置において、前記中央加圧手段は、前記レンズと前記発光素子との間に介在させたコイル型の中央圧縮スプリングであることを特徴とする。
【0016】
請求項14の発明では、請求項13に記載の光源装置において、前記中央圧縮スプリングと前記レンズの間にスペーサを介在させたことを特徴とする。
請求項15の発明では、請求項1ないし14のいずれか1つに記載の光源装置において、前記加圧手段は、前記止めネジ部に設けたネジ部加圧手段であることを特徴とする。
請求項16の発明では、請求項15に記載の光源装置において、前記ネジ部加圧手段は、前記止めネジを挿通させて、前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させたネジ部板ばねであることを特徴とする。
【0017】
請求項17の発明では、請求項15に記載の光源装置において、前記ネジ部加圧手段は、前記止めネジを挿通させて、前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させたコイル型のネジ部圧縮スプリングであることを特徴とする。
請求項18の発明では、請求項17に記載の光源装置において、前記レンズホルダの前記止めネジが螺入されるネジ穴の入り口に、前記ネジ部圧縮スプリングの一部を受け入れる受け孔を設けたことを特徴とする。
請求項19の発明では、請求項1ないし18のいずれか1つに記載の光源装置において、前記加圧手段は、前記レンズホルダの前記止めネジ部と前記貫通穴との中間部に3カ所以上設けたコイル型の中間圧縮スプリングであることを特徴とする。
【0018】
請求項20の発明では、請求項19に記載の光源装置において、前記レンズホルダの前記中間圧縮スプリングの一部を受け入れる受け孔を設けたことを特徴とする。
請求項21の発明では、請求項19または20に記載の光源装置において、前記中間圧縮スプリングと前記光源ホルダとの間に、前記中間圧縮スプリングの内径より大きい直径の球状部を有する部材を介在させたことを特徴とする。
請求項22の発明では、請求項21に記載の光源装置において、前記球状部を有する部材はスチールボールであることを特徴とする。
【0019】
請求項23の発明では、請求項21に記載の光源装置において、前記球状部を有する部材は頂部が半球状に形成され、下部が前記中間圧縮スプリング内径より細い棒状部を有する球頭鋲であることを特徴とする。
請求項24の発明では、請求項21ないし23のいずれか1つに記載の光源装置において、前記球状部を有する部材は、前記中間圧縮スプリングの一方の端部近傍で接着されていることを特徴とする。
請求項25の発明では、請求項1ないし24のいずれか1つに記載の光源装置において、前記発光素子は半導体レーザであることを特徴とする。
【0020】
請求項26の発明では、請求項1ないし25のいずれか1つに記載の光源装置を用いた画像書き込み装置を特徴とする。
請求項27の発明では、請求項26に記載の画像書き込み装置において、前記光源装置を複数並べてマルチレーザビーム方式としたことを特徴とする。
請求項28の発明では、請求項26または27に記載の画像書き込み装置を用いた印刷用製版装置を特徴とする。
請求項29の発明では、請求項26または27に記載の画像書き込み装置を用いた画像形成装置を特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1、2は本発明の光源装置の実施形態を説明するための図である。図1は分解斜視図、図2は(a)左側面図、(b)縦断面図、(c)右側面図である。
両図において符号1はレーザダイオード等の発光素子、2は光源ホルダ、3はレンズ、4はレンズホルダ、5は中央加圧手段としての中央圧縮スプリング、6は止めネジをそれぞれ示す。図2の断面図はそれぞれの要素が分かりやすくなるように断面している。
【0022】
発光素子1は、3本の接続端子1aを有し基底面となる大径部1bと、光束出射面を有する小径部1cとからなる。光源ホルダ2は板状部材で構成され、ほぼ中央部には、発光素子1の3本の接続端子が貫通できる穴2aと、その穴の周囲の片面側に、発光素子1の基底面である大径部1bが丁度落とし込める大きさの座ぐり部2bが形成されている。発光素子1は大径部1bをこの座ぐり部2bに落とし込むに当たって、両者の嵌め合いで止めることもできるが、精度的に難しい面もあるので接着剤で固定するのがよい。その結果、発光素子の出射光の光軸は、光源ホルダ2の板の面にほぼ垂直に固定される。
光源ホルダ2の端部付近には少なくとも3カ所に止めネジ6用の止め穴2cが開けてある。
【0023】
レンズホルダ4は樹脂、または金属のブロック状の部材からなり、その1面には、光源ホルダ2を取り付けるため、前記止め穴に対応した位置に、ネジ穴4cが開けられている。同様に、発光素子用の座ぐり部に対応したほぼ中央の位置には、光束を通すための貫通穴4aが開けられている。貫通穴4aの、発光素子に向いた面側の穴径は、発光素子の最大径よりやや大きめで、光源ホルダの座ぐり部2bの径にほぼ等しくしてある。貫通穴4aは穴の途中に段差部4bを有し、そこから穴径を異ならせてある。大きい方の穴径はレンズの外径よりやや大きくしてあり、小さい方の穴径はレンズの外径よりやや小さくしてある。発光素子に向いた面側の穴径の方を大きくしても、その逆にしても良い。小さい方の穴径は、発光素子からの光束を無駄に遮らない程度の径を確保するものとする。
レンズ3はレンズホルダ4の貫通穴4aの内、大径側から段差部4bまで落とし込み、その位置で接着する。これによって、レンズ光軸の向きは貫通穴の方向にほぼ一致する。
【0024】
コイル形状の中央圧縮スプリング5は、その一方の端面を、発光素子の光束出射面を囲むような位置で光源ホルダに接触させ、他端面をレンズホルダの貫通穴4aの周囲に接触させるように配置し、加圧手段を構成する。この加圧手段は、レンズホルダのほぼ中央部に位置するので、中央加圧手段と呼ぶ。
この状態で、レンズホルダ4の貫通穴4aに、発光素子1の光束出射面が一致するように光源ホルダ2を向き合わせ、3カ所の止め穴2cから止めネジ6をそれぞれ挿入し、レンズホルダ4のネジ穴4cに螺入する。中央圧縮スプリング5の反発力に抗して所定の位置まで止めネジ6を締め込むと、光源ホルダ2は、レンズホルダ4から離間する向きに圧力を受け、止め穴2c部で止めネジ6に当接した状態で静止している。
【0025】
中央圧縮スプリング5の位置を決めやすいように、レンズホルダ4の貫通穴4aの周囲、もしくは、光源ホルダ2の発光素子1の周囲の、中央圧縮スプリング5が接触する位置に、中央圧縮スプリング5のコイル径が丁度入るくらいの座ぐり部を形成しておくと良い。図ではレンズホルダ4の側に座ぐり部4dを設けた例で示してある。光源ホルダ2側に形成する場合は座ぐり部が2段形成になる。中央圧縮スプリング5は、座ぐり部に接着しておくと光源装置の組み立てが楽になる。
【0026】
図3は図1、2に示した光源装置の調整方法を説明するための拡大図である。同図における傾き等は理解の容易のため誇張して示してある。
本実施形態の調整方法を説明する。本光源装置では、1種類の調整方法で、焦点合わせとレンズ光軸合わせの双方を調整することができる。治具を用いて、光源装置単体で基準状態に調整する場合と、書き込み装置に取り付けて、版用ドラムの版の上にできる光束の集光状況を見ながら調整する場合とがあるが、調整の操作そのものは基本的に同じである。ここでは書き込み装置に取り付けた場合の例で説明する。
発光素子1に臨時の配線をして発光状態にし、3本の止めネジ6をほぼ均等に締め込んでいくと、初めは、光束が版に到達するより前側で一度収束をしてから発散し、円形の発散光として版面に達する。光源ホルダ2は、中央圧縮スプリング5の反発力によって、止めネジ6の方向に押され、止め穴部2cが止めネジ6の頭部の大径部のいわゆる首下に当接する。
【0027】
3本の止めネジ6をほぼ均等に、或るところまで締め込むと、版の上に生じている光束が最小スポット径を示すところがある。この位置が焦点位置である。しかし、通常の締め方では、スポット位置が目標の収束点PF0に一致するとは限らない。例えば、同図において、スポットPF1のように、目標の焦点位置PF0より上方に焦点を結んだとする。ここでは、版面上で光束を最小スポット径にするよう調整することを焦点合わせと呼び、スポットPF1を目標の焦点位置PF0に一致させるよう調整することを光軸合わせと呼ぶ。
【0028】
このとき、発光素子の発光点PLは目標の収束点PF0とレンズ3の中心を結ぶ線の延長線より下側に位置していることになる。上記延長線が光源ホルダ2のレンズ3に向いた面に達した点をOとする。点Oの位置を変えないような調整、すなわち、上側のネジ6を緩めたら必ず下側のネジ6をほぼ同量締めるという動作を繰り返すと、発光点PLは点Oを中心として上方に回動し、上記延長線に一致するまで移動が可能である。この動作によって、版面においては、スポットPF1が下方へ移動するので、収束点PF0に一致させることができる。このとき、もし、スポットPF1が最小スポット径から外れてしまった場合は、3本の止めネジ6を均等に同方向に回すことによって、最小スポット径の位置を探すことができる。スポットPF1が上方にずれた場合で説明したが、下方にずれた場合でも、また、左右にずれた場合でも、調整の基本原理は同じである。
【0029】
一般に最初の組み付け時点でのスポットPF1のずれる方向は定まっていないので、一般的な調整の場合について述べる。3本の止めネジ6のいずれか1つだけを締めるとスポットPF1は、ほぼその締めたネジの位置する方向に移動する。この原理を用いて、3本の止めネジ6を適宜回動させることによって、スポットPF1を任意の位置に移動させることができる。逆に、どんな位置にできたスポットPF1も目標の収束点PF0に一致させることができる。すなわち、スポットPF1が目標の収束点PF0からずれているときは、ずれている方向に対応する止めネジを緩めるよう回動すればよい。このとき、止めネジ6の回転量によっては、版面において最小スポット径から外れることがある。その場合は、前記と同様、3本の止めネジ6を均等に同方向に回すことによって、再度最小スポット径を得ることができる。この状態が調整完了の状態である。
【0030】
基本的には、光源装置はこの状態で放置して構わないが、止めネジ6には中央スプリング5からの圧力が常時かかっているため、書き込み装置が受ける外部からの衝撃や振動によって、止めネジ6が緩むおそれがないとは言えない。この可能性を排除するためには、例えば一般に用いられるラッカー止めなどの手法を利用すればよい。すなわち、ラッカーのように、使用時は液状であり、乾けばある程度の強度を有する固形状になる材料を、止めネジ6の頭とその周囲の光源ホルダにかけて塗布する。或る程度の強度とは、書き込み装置の振動や衝撃ではラッカーの破壊は生ぜず、工具を使って止めネジ6を外す目的で回したときの力では、ラッカーが破壊して止めネジ6が回せるようになる強度のことを言う。この用途に使える材料はラッカーに限らない。例えば、ある種の接着材は金属や樹脂の接着に関して、ラッカーと類似の性質を示す。ただし、速乾性が求められる場合にはラッカーが適している。
【0031】
図4は中央加圧手段の他の実施形態を示す図である。
同図において符号5’は中央板ばねを示す。
中央板ばね5’は中央圧縮スプリング5と置き換えた状態で使用する。レンズホルダ4と光源ホルダ2の精度が高い場合は、焦点合わせや光軸合わせのための調整代をあまり大きく取らないで済むので、中央板ばね5’の変形能の範囲で調整可能な場合はこの方がコスト的に安くなる。
中央板ばね5’を用いる場合は、圧縮変形量があまり大きくとれないので、このばねのための座ぐり部はない方がよい。同図において、板ばねの代表として波形の板ばねを示しているが、通常使われている板ばねであればその種類は問わない。
【0032】
図5、6は中央加圧手段のさらに他の実施形態を説明するための図である。図5は分解斜視図、図6は縦断面図である。
両図において符号5”は中央加圧手段としてのコイル型の中央圧縮スプリングを示す。
中央圧縮スプリング5”は中央圧縮スプリング5より長く形成されている。中央圧縮スプリング5”は光源ホルダ側に向いた貫通穴4aの穴径より少し小さい外径を有し、レンズ3の面と発光素子1の大径部1bの面に、それぞれ端部が当接するするよう組み付けられる。中央圧縮スプリング5”は直接には発光素子1を押圧する形になっているが、発光素子1は光源ホルダ2と接着等により一体となっているので、結果的に光源ホルダ2がレンズホルダから離間する方向に加圧力を受ける。中央圧縮スプリングを長くすることによって、光源ホルダの移動量に対する加圧力の変化率が小さくなり、光源ホルダの位置が安定し、微調整がしやすくなる。
【0033】
図7は本発明の加圧手段の他の実施形態を説明するための部分分解図である。
同図において符号7はスペーサを示す。
レンズ3は合成樹脂もしくは光学ガラスが用いられるが、いずれにしても比較的柔らかい材料でできているため、コイルスプリング5の端部ような硬い材料が直接部分的に当たると傷が付きやすい。そこで硬い材料ではあっても、平面性が良く、レンズ3にほぼ均等に当たるスペーサ7を介在させることによって、レンズ3に生ずる傷を未然に防ぐことができる。
【0034】
図8、9は光源装置の加圧手段の他の実施形態を説明するための図である。図8は分解斜視図、図9は縦断面図である。
両図において符号8はネジ部加圧手段としてのコイル型のネジ部圧縮スプリングを示す。
ネジ部圧縮スプリング8は、止めネジ6の本数と同じ本数あり、レンズホルダ4と光源ホルダ2との間で、各止めネジ6を挿通させた状態で使用される。これによって、光源ホルダ2は、常時レンズホルダ4から離間する方向に加圧力を受け、光源ホルダ2の止め穴部2cが止めネジ6の首下に圧接するので、位置が安定し、止めネジ6の回転移動に即応して光源ホルダ2が移動する。本実施形態における光軸調整方法は、図3において説明したのと全く同じである。
このとき、中央部の加圧手段、すなわち、中央圧縮スプリング5、あるいは中央板ばね5’は、有っても無くても良い。
【0035】
図10はネジ部加圧手段の他の実施形態を示す拡大図である。
同図において符号8’はネジ部板ばねを示す。
ネジ部板ばね8’はネジ部圧縮スプリング8と置き換えた状態で使用する。最終的な調整量はネジの移動量にして1mm以下になるので、板ばねでも十分対応可能である。
同図では波形板ばねを示しているが、中央板ばねと同様、その種類は問わない。
【0036】
図11、12は本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。図11は分解斜視図、図12は縦断面図である。
両図において符号8”はコイル型のネジ部圧縮スプリングを示す。
ネジ部圧縮スプリング8”はネジ部圧縮スプリング8より長く形成されている。レンズホルダ4のネジ穴4cのネジ挿入側入り口に、ネジ部圧縮スプリング8”の外径より大きい直径の受け孔部4c’が所定の深さで形成されており、ネジ部圧縮スプリング8”の端部が受け孔部4c’の底部に当接するまで一部が挿入され、他がレンズホルダの面から突出した状態に置かれる。この状態で光源ホルダ2が組み付けられ、止めネジ6が光源ホルダ、ネジ部圧縮スプリング8”に挿通されネジ穴4cに螺入されると、ネジ部圧縮スプリング8”の端部が光源ホルダ2に接したところからは、光源ホルダ2に対し加圧力が働き、図5、6と同様な状態になる。ネジ部圧縮スプリング8”を長くすることで、光源ホルダ2の移動量に対する加圧力の変化率が小さくなり、光源ホルダ2の位置が安定し、微調整がしやすくなる。
【0037】
図13、14は本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。図13は分解斜視図、図14は縦断面図である。
両図において符号9はコイル型の中間圧縮スプリングを示す。
レンズホルダ4の、貫通穴4aとネジ穴4cのほぼ中間位置に中間圧縮スプリング9の外径よりやや大きい直径の受け孔4eが所定の深さ穿ってある。中間圧縮スプリング9は受け孔4eの孔底に当接するように一部を挿入され、他はレンズホルダ4の面より外に出ている。この状態で、光源ホルダ2を止めネジ6でレンズホルダ4に取り付けると、中間圧縮スプリング9の端面が光源ホルダに当接し、以後圧縮を受けながら中間圧縮スプリング9は受け孔4eに押し込まれていく。このようにして、光源ホルダ2はレンズホルダ4から離間する向きに加圧力を受け、位置が安定する。
【0038】
中間圧縮スプリング9とその受け孔4eは、光源ホルダの位置の安定のためには、3個以上設けるのが望ましい。図では貫通穴4aより上に2カ所、下に1カ所設けた例を示しているが、上下の個数が逆であっても構わない。
このとき、中央部の加圧手段、すなわち、中央圧縮スプリング5、あるいは中央板ばね5’は、有っても無くても良い。同様に、止めネジ6の位置におけるネジ部圧縮スプリング8等も、有ってもなくても良い。
【0039】
図15、16は図13、14の構成の変型例を示す図である。図15は部分分解斜視図、図16は縦断面図である。
両図において符号10は球面部材を示す。
球面部材10は、中間圧縮スプリング9の内径より大きい直径を有する球状部を有する部材とする。例えば、スチールボールなどを用いることができる。球面部材10は中間圧縮スプリング9の端部と光源ホルダ2との間に介在させる。一般に、コイルスプリングの端部は形状が安定化しにくいので、このように構成することにより、中間圧縮スプリング9からの加圧力が光源ホルダ2に安定的に伝達できる。
球面部材10の直径は、受け孔4eの孔径より小さくしておけば、光源ホルダによる押し込み量が大きいときでも、球面部材10が受け孔4eの入り口に当たって止まってしまうようなことがない。
【0040】
図17は球面部材の他の実施形態を示す図である。同図(a)は部分分解斜視図、同図(b)は部分断面図である。
同図において符号10’は球面部材としての頂部が半球状の球頭鋲を示す。
球頭鋲10’の半球状の頭部10’aは外径が少なくとも中間圧縮スプリング9の内径よりは大きく形成され、受け孔4eの孔径よりは小径に形成される。その頂部は、光源ホルダ2に接触する可能性のある範囲だけ球面状になっていれば、その他の部分の形状は球面にこだわらなくても良い。棒状部10’bは中間圧縮スプリング9の内径より細い外径を有し、中間圧縮スプリング9に軸部10’bを挿入してから光源ホルダ2を組み付ける。
前述のスチールボールの場合も、球頭鋲の場合も、球面部材を中間圧縮スプリング9の端部に接着しておくと組み付け作業がやりやすくなる。
【0041】
図18、19は本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。図18は部分分解斜視図、図19は縦断面図である。
両図において符号11はスペーサとしてのネジ部球面部材を示す。
ネジ部球面部材11は中心に止めネジ6が挿入できる貫通穴を有し、外径はほぼ球面に形成される。球面の直径は光源ホルダ2の止め穴2cの穴径より大きめにし、球面部が止め穴2cの周縁部に接触できる大きさにしておく。
ネジ部球面部材11は光源ホルダ2と止めネジ6の首部の間に介在させる。図3に示した拡大図でも分かるように、光源ホルダ2がレンズホルダ4に対して傾きをもって止められたとき、止めネジ6の首部は光源ホルダ2に対して一点だけ接触して、その他は隙間が空く状態になる。この状態で止めネジ6を回動させると、光源ホルダ2の側の接触点はほとんど動かないが、止めネジ側の接触点は回動に伴って変わっていくことになり、止めネジの首部のバリや傷等の影響が直接出る危険性がある。
【0042】
ネジ部球面部材11は、上端部は貫通穴に対して垂直な端面を有するので、止めネジ6の首部に対して均等に接触し、下端部は球面状になっているので、傾きのある光源ホルダ2に対しても、止め穴2cの周縁部全体に均等に接触する。したがって、どこにも不安定な接触状態が存在せず、安定的に微調整を行うことができる。
目的だけを考えればネジ部球面部材11としては、円筒状のスペーサの下端部を球面状に形成したり、単なる半球状のスペーサに形成しても使用し得るが、組み立て現場の利便性のためには、上下対称形、すなわち、穴部を有するほぼ全球状のスペーサにしておくのがよい。
本実施形態においては、加圧手段は、図では中央圧縮スプリング5の例で示したが、これに限定されるものではなく、これまでに説明したどの加圧手段も、単独、もしくは組合せで、使用し得る。
【0043】
図20、21は複数の実施形態を複合して適用した光源装置を示す図である。
図の光源装置は、中央加圧手段として中央圧縮スプリング5”とスペーサ7を用い、ネジ部加圧手段としてネジ部圧縮スプリング8”を用い、中間圧縮スプリング9には球状部材10としてスチールボールを付加し、止めネジ6には球面状スペーサ11を挿入している。この図は組合せの一例を示すものであって、加圧手段や球状部材は交換可能な他の加圧手段や球状部材に置き換えても良いし、加圧手段のどれか、あるいは球状部材、球面状スペーサ等を省略しても良い。
以上に述べた種々の実施形態を有する光源装置は、画像書き込み装置に組み込んで用いれば、焦点合わせや光軸合わせが非常に容易になる。この画像書き込み装置は、印刷用製版装置のみならず、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に組み込んでも非常にに有用である。画像形成装置に適用する場合は、これまでの説明における版用ドラムの代わりに感光体ドラムが用いられる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、レンズホルダと光源ホルダとを、少なくとも3本の止めネジで組み付け、ねじ込むという簡単な構成で、ねじ込み量の大きさと、止めネジ相互のねじ込み量の差によって、発光素子の焦点合わせと、レンズに対する発光素子の光軸を調整することができる。
レンズホルダと光源ホルダとの間に加圧手段を設け、光源ホルダがレンズホルダから離間する向きに加圧力を受けるため、光源ホルダをレンズホルダに安定的に保持することができる。
特に多数の光源装置を用いるマルチレーザビーム方式の書き込み装置に組み込む光源装置として用いれば、組み付け状態で簡単に調整ができるので、製造が容易になり、ひいてはコストダウンにもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光源装置の実施形態を説明するための図である。
【図2】本発明の光源装置の実施形態を説明するための図である。
【図3】図1、2に示した光源装置の調整方法を説明するための拡大図である。
【図4】中央加圧手段の他の実施形態を示す図である。
【図5】中央加圧手段のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図6】中央加圧手段のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図7】光源装置の加圧手段の他の実施形態を説明するための部分分解図である。
【図8】光源装置の加圧手段の他の実施形態を説明するための図である。
【図9】光源装置の加圧手段の他の実施形態を説明するための図である。
【図10】ネジ部加圧手段の他の実施形態を示す拡大図である。
【図11】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図13】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図14】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図15】図13、14の構成の変型例を示す図である。
【図16】図13、14の構成の変型例を示す図である。
【図17】球面部材の他の実施形態を示す図である。
【図18】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図19】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図20】複数の実施形態を複合して適用した光源装置を示す図である。
【図21】複数の実施形態を複合して適用した光源装置を示す図である。
【図22】印刷用製版装置の画像書き込み装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 発光素子
2 光源ホルダ
3 レンズ
4 レンズホルダ
5 中央圧縮スプリング
6 止めネジ
7 スペーサ
8 ネジ部圧縮スプリング
9 中間圧縮スプリング
10 球面部材
11 ネジ部球面部材
【産業上の利用分野】
本発明は、印刷用製版装置、あるいは画像形成装置の書き込み部に用いられる光源装置の、レンズと発光素子の間の焦点調整、および光軸調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
図22は印刷用製版装置の画像書き込み装置の一例を示す図である。
同図において符号501は版用ドラム、502は版、503はドラム回転用モータ、504は書き込み用のマルチレーザビームユニット、505は送り台、506はユニット送りモータ、507は支持部材、508はユニット送りねじ、509は送り台支持部材、510は左側板、511は右側板、512はマルチレーザ制御部、513はマルチレーザビーム、514はドラム回転用モータ制御部、515はユニット送りモータ制御部をそれぞれ示す。
【0003】
装置の概要を説明する。
版用ドラム501に、未露光の版502を所定の方法で巻き付ける。版用ドラム501は、必要に応じて版用ドラム回転用モータ503により図の矢印Aの方向に回転される。マルチレーザビームユニット504は、例えば40個のレーザ光源装置(以下単に光源装置と呼ぶ)が一列に並べられたユニットであり、送り台505の上に設置され、ユニット送りモータ506に接続されたユニット送りねじ508によって、図の矢印B方向に移動する。
【0004】
マルチレーザ制御部512からの、レーザ毎の個別の画像情報によって変調された信号により、マルチレーザビームユニット504はマルチレーザビーム513を発する。マルチレーザビーム513は回転する版用ドラム上の版502を露光する。版用ドラム501の回転により、いわゆる主走査が行われ、送り台505の移動によっていわゆる副走査が行われる。
【0005】
光源装置が1個の場合は、版用ドラムの軸方向に関する版の幅(以下単に版の幅という)の分だけ送り台を移動させなければ、版全体を露光することができないが、例えば版の幅を40等分するような間隔で40個の光源装置を配置したマルチレーザビームユニットであれば、副走査のための移動距離は版の幅の40分の1の移動で、版全体を露光完了することができる。
【0006】
光源装置は、版用ドラムから所定の距離を保って置かれ、レーザ発光素子(以下単に発光素子と呼ぶ)とレンズを有し、版面の所定の位置に焦点を結ぶよう、レンズと発光素子の相互の位置関係を定めてある。レンズはレンズホルダに接着等で固定され、発光素子は光源ホルダに接着等で固定されており、レンズホルダと光源ホルダの相互位置関係を調整することでレンズと発光素子相互の位置関係を調整していた(例えば、特許文献1 参照。)。
従来、この調整は、製造時点において治具等を用いて所定の誤差範囲に収まるよう定め、調整が完了した時点で、レンズホルダと、光源ホルダを互いに接着して、以後、相対的な位置変化が生じないようにしていた。このようにして、光源装置単体として完成させたものを、書き込み装置の所定位置に取り付ける手順を踏んでいた。
【0007】
しかしながら、光源装置を取り付けるための書き込み装置の所定位置にも、製造上の誤差が含まれる可能性があるため、版用ドラムと光源装置取り付け位置との間の距離等の精度を高く保たねばならなかった。書き込み装置の側の誤差と光源装置の側の誤差との組合せによって、所望の結像関係を満たさない場合が発生したとき、従来の方法では、光源装置を取り替えるしか解決手段がなかった。
【0008】
光源装置のほかに光路上に別のレンズ系を置いて、そのレンズを、止めネジの締め込み具合で上下方向に移動させることによって、光源装置取り付け後に光軸調整する例がある(例えば、特許文献2 参照。)。ただし、この例は、複数の光源装置の光軸を上下方向だけ合わせるものであって、光軸の倒れや、焦点位置のずれの補正は行えない。
製版装置を例にとって説明したが、画像形成装置においても同様の問題を抱えている。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−231237号公報(請求項1、第1図)
【特許文献2】
特開2001−337283号公報(第4頁、第3図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
治具等による光源装置単体での、光軸倒れ補正や、焦点距離調整が可能で、且つ、書き込み装置に組み付け後も、同様の調整が可能な、調整機構を有する光源装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、レンズと、該レンズをほぼ中央に保持し、該レンズの光軸方向に光束が透過可能な貫通穴を有するレンズホルダと、発光素子と、該発光素子をほぼ中央に保持し、該発光素子からの光束を前記レンズに透過させるよう、止めネジによって前記レンズホルダに取り付け可能な光源ホルダとからなる光源装置において、前記止めネジを3本以上用い、前記レンズホルダと前記光源ホルダを互いに離間させる方向に圧力をかける少なくとも1つの加圧手段を設け、前記各止めネジの締め込み量の大きさと相互の差によって、前記発光素子の焦点合わせと、前記レンズに対する前記発光素子の光軸を調整することを特徴とする。
【0012】
請求項2の発明では、請求項1に記載の光源装置において、前記貫通穴の少なくとも前記光源ホルダに向いた側の穴径は、前記発光素子の発光部外周の最大径より大きい径に形成されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項1または2に記載の光源装置において、前記貫通穴は中間で穴径が異なる段差部を有し、該段差部から一方の穴径は前記レンズの外径より大きく、他方の穴径は前記レンズの外径より小さく形成されていることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項3に記載の光源装置において、前記レンズは前記段差部に接着されていることを特徴とする。
【0013】
請求項5の発明では、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の光源装置において、前記光源ホルダは、前記発光素子の基底面を受ける座ぐり部が形成されていることを特徴とする。
請求項6の発明では、請求項5に記載の光源装置において、前記発光素子は前記座ぐり部に接着されていることを特徴とする。
請求項7の発明では、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の光源装置において、前記止めネジと前記光源ホルダとの間に、少なくとも前記光源ホルダに向いた面が球面状をなすスペーサを介在させることを特徴とする。
【0014】
請求項8の発明では、請求項1ないし7のいずれか1つに記載の光源装置において、前記加圧手段は前記光源ホルダのほぼ中央部に設けた中央加圧手段であることを特徴とする。
請求項9の発明では、請求項8に記載の光源装置において、前記中央加圧手段は、前記発光素子の周りを囲むように前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させた中央板ばねであることを特徴とする。
請求項10の発明では、請求項8に記載の光源装置において、前記中央加圧手段は、前記発光素子の周りを囲むように前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させたコイル型の中央圧縮スプリングであることを特徴とする。
【0015】
請求項11の発明では、請求項10に記載の光源装置において、前記レンズホルダと前記光源ホルダの少なくともいずれか一方に、前記中央圧縮スプリングの端部が挿入できる大きさの座ぐり部を設けたことを特徴とする。
請求項12の発明では、請求項11に記載の光源装置において、前記中央圧縮スプリングは前記座ぐり部に接着されていることを特徴とする。
請求項13の発明では、請求項8に記載の光源装置において、前記中央加圧手段は、前記レンズと前記発光素子との間に介在させたコイル型の中央圧縮スプリングであることを特徴とする。
【0016】
請求項14の発明では、請求項13に記載の光源装置において、前記中央圧縮スプリングと前記レンズの間にスペーサを介在させたことを特徴とする。
請求項15の発明では、請求項1ないし14のいずれか1つに記載の光源装置において、前記加圧手段は、前記止めネジ部に設けたネジ部加圧手段であることを特徴とする。
請求項16の発明では、請求項15に記載の光源装置において、前記ネジ部加圧手段は、前記止めネジを挿通させて、前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させたネジ部板ばねであることを特徴とする。
【0017】
請求項17の発明では、請求項15に記載の光源装置において、前記ネジ部加圧手段は、前記止めネジを挿通させて、前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させたコイル型のネジ部圧縮スプリングであることを特徴とする。
請求項18の発明では、請求項17に記載の光源装置において、前記レンズホルダの前記止めネジが螺入されるネジ穴の入り口に、前記ネジ部圧縮スプリングの一部を受け入れる受け孔を設けたことを特徴とする。
請求項19の発明では、請求項1ないし18のいずれか1つに記載の光源装置において、前記加圧手段は、前記レンズホルダの前記止めネジ部と前記貫通穴との中間部に3カ所以上設けたコイル型の中間圧縮スプリングであることを特徴とする。
【0018】
請求項20の発明では、請求項19に記載の光源装置において、前記レンズホルダの前記中間圧縮スプリングの一部を受け入れる受け孔を設けたことを特徴とする。
請求項21の発明では、請求項19または20に記載の光源装置において、前記中間圧縮スプリングと前記光源ホルダとの間に、前記中間圧縮スプリングの内径より大きい直径の球状部を有する部材を介在させたことを特徴とする。
請求項22の発明では、請求項21に記載の光源装置において、前記球状部を有する部材はスチールボールであることを特徴とする。
【0019】
請求項23の発明では、請求項21に記載の光源装置において、前記球状部を有する部材は頂部が半球状に形成され、下部が前記中間圧縮スプリング内径より細い棒状部を有する球頭鋲であることを特徴とする。
請求項24の発明では、請求項21ないし23のいずれか1つに記載の光源装置において、前記球状部を有する部材は、前記中間圧縮スプリングの一方の端部近傍で接着されていることを特徴とする。
請求項25の発明では、請求項1ないし24のいずれか1つに記載の光源装置において、前記発光素子は半導体レーザであることを特徴とする。
【0020】
請求項26の発明では、請求項1ないし25のいずれか1つに記載の光源装置を用いた画像書き込み装置を特徴とする。
請求項27の発明では、請求項26に記載の画像書き込み装置において、前記光源装置を複数並べてマルチレーザビーム方式としたことを特徴とする。
請求項28の発明では、請求項26または27に記載の画像書き込み装置を用いた印刷用製版装置を特徴とする。
請求項29の発明では、請求項26または27に記載の画像書き込み装置を用いた画像形成装置を特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1、2は本発明の光源装置の実施形態を説明するための図である。図1は分解斜視図、図2は(a)左側面図、(b)縦断面図、(c)右側面図である。
両図において符号1はレーザダイオード等の発光素子、2は光源ホルダ、3はレンズ、4はレンズホルダ、5は中央加圧手段としての中央圧縮スプリング、6は止めネジをそれぞれ示す。図2の断面図はそれぞれの要素が分かりやすくなるように断面している。
【0022】
発光素子1は、3本の接続端子1aを有し基底面となる大径部1bと、光束出射面を有する小径部1cとからなる。光源ホルダ2は板状部材で構成され、ほぼ中央部には、発光素子1の3本の接続端子が貫通できる穴2aと、その穴の周囲の片面側に、発光素子1の基底面である大径部1bが丁度落とし込める大きさの座ぐり部2bが形成されている。発光素子1は大径部1bをこの座ぐり部2bに落とし込むに当たって、両者の嵌め合いで止めることもできるが、精度的に難しい面もあるので接着剤で固定するのがよい。その結果、発光素子の出射光の光軸は、光源ホルダ2の板の面にほぼ垂直に固定される。
光源ホルダ2の端部付近には少なくとも3カ所に止めネジ6用の止め穴2cが開けてある。
【0023】
レンズホルダ4は樹脂、または金属のブロック状の部材からなり、その1面には、光源ホルダ2を取り付けるため、前記止め穴に対応した位置に、ネジ穴4cが開けられている。同様に、発光素子用の座ぐり部に対応したほぼ中央の位置には、光束を通すための貫通穴4aが開けられている。貫通穴4aの、発光素子に向いた面側の穴径は、発光素子の最大径よりやや大きめで、光源ホルダの座ぐり部2bの径にほぼ等しくしてある。貫通穴4aは穴の途中に段差部4bを有し、そこから穴径を異ならせてある。大きい方の穴径はレンズの外径よりやや大きくしてあり、小さい方の穴径はレンズの外径よりやや小さくしてある。発光素子に向いた面側の穴径の方を大きくしても、その逆にしても良い。小さい方の穴径は、発光素子からの光束を無駄に遮らない程度の径を確保するものとする。
レンズ3はレンズホルダ4の貫通穴4aの内、大径側から段差部4bまで落とし込み、その位置で接着する。これによって、レンズ光軸の向きは貫通穴の方向にほぼ一致する。
【0024】
コイル形状の中央圧縮スプリング5は、その一方の端面を、発光素子の光束出射面を囲むような位置で光源ホルダに接触させ、他端面をレンズホルダの貫通穴4aの周囲に接触させるように配置し、加圧手段を構成する。この加圧手段は、レンズホルダのほぼ中央部に位置するので、中央加圧手段と呼ぶ。
この状態で、レンズホルダ4の貫通穴4aに、発光素子1の光束出射面が一致するように光源ホルダ2を向き合わせ、3カ所の止め穴2cから止めネジ6をそれぞれ挿入し、レンズホルダ4のネジ穴4cに螺入する。中央圧縮スプリング5の反発力に抗して所定の位置まで止めネジ6を締め込むと、光源ホルダ2は、レンズホルダ4から離間する向きに圧力を受け、止め穴2c部で止めネジ6に当接した状態で静止している。
【0025】
中央圧縮スプリング5の位置を決めやすいように、レンズホルダ4の貫通穴4aの周囲、もしくは、光源ホルダ2の発光素子1の周囲の、中央圧縮スプリング5が接触する位置に、中央圧縮スプリング5のコイル径が丁度入るくらいの座ぐり部を形成しておくと良い。図ではレンズホルダ4の側に座ぐり部4dを設けた例で示してある。光源ホルダ2側に形成する場合は座ぐり部が2段形成になる。中央圧縮スプリング5は、座ぐり部に接着しておくと光源装置の組み立てが楽になる。
【0026】
図3は図1、2に示した光源装置の調整方法を説明するための拡大図である。同図における傾き等は理解の容易のため誇張して示してある。
本実施形態の調整方法を説明する。本光源装置では、1種類の調整方法で、焦点合わせとレンズ光軸合わせの双方を調整することができる。治具を用いて、光源装置単体で基準状態に調整する場合と、書き込み装置に取り付けて、版用ドラムの版の上にできる光束の集光状況を見ながら調整する場合とがあるが、調整の操作そのものは基本的に同じである。ここでは書き込み装置に取り付けた場合の例で説明する。
発光素子1に臨時の配線をして発光状態にし、3本の止めネジ6をほぼ均等に締め込んでいくと、初めは、光束が版に到達するより前側で一度収束をしてから発散し、円形の発散光として版面に達する。光源ホルダ2は、中央圧縮スプリング5の反発力によって、止めネジ6の方向に押され、止め穴部2cが止めネジ6の頭部の大径部のいわゆる首下に当接する。
【0027】
3本の止めネジ6をほぼ均等に、或るところまで締め込むと、版の上に生じている光束が最小スポット径を示すところがある。この位置が焦点位置である。しかし、通常の締め方では、スポット位置が目標の収束点PF0に一致するとは限らない。例えば、同図において、スポットPF1のように、目標の焦点位置PF0より上方に焦点を結んだとする。ここでは、版面上で光束を最小スポット径にするよう調整することを焦点合わせと呼び、スポットPF1を目標の焦点位置PF0に一致させるよう調整することを光軸合わせと呼ぶ。
【0028】
このとき、発光素子の発光点PLは目標の収束点PF0とレンズ3の中心を結ぶ線の延長線より下側に位置していることになる。上記延長線が光源ホルダ2のレンズ3に向いた面に達した点をOとする。点Oの位置を変えないような調整、すなわち、上側のネジ6を緩めたら必ず下側のネジ6をほぼ同量締めるという動作を繰り返すと、発光点PLは点Oを中心として上方に回動し、上記延長線に一致するまで移動が可能である。この動作によって、版面においては、スポットPF1が下方へ移動するので、収束点PF0に一致させることができる。このとき、もし、スポットPF1が最小スポット径から外れてしまった場合は、3本の止めネジ6を均等に同方向に回すことによって、最小スポット径の位置を探すことができる。スポットPF1が上方にずれた場合で説明したが、下方にずれた場合でも、また、左右にずれた場合でも、調整の基本原理は同じである。
【0029】
一般に最初の組み付け時点でのスポットPF1のずれる方向は定まっていないので、一般的な調整の場合について述べる。3本の止めネジ6のいずれか1つだけを締めるとスポットPF1は、ほぼその締めたネジの位置する方向に移動する。この原理を用いて、3本の止めネジ6を適宜回動させることによって、スポットPF1を任意の位置に移動させることができる。逆に、どんな位置にできたスポットPF1も目標の収束点PF0に一致させることができる。すなわち、スポットPF1が目標の収束点PF0からずれているときは、ずれている方向に対応する止めネジを緩めるよう回動すればよい。このとき、止めネジ6の回転量によっては、版面において最小スポット径から外れることがある。その場合は、前記と同様、3本の止めネジ6を均等に同方向に回すことによって、再度最小スポット径を得ることができる。この状態が調整完了の状態である。
【0030】
基本的には、光源装置はこの状態で放置して構わないが、止めネジ6には中央スプリング5からの圧力が常時かかっているため、書き込み装置が受ける外部からの衝撃や振動によって、止めネジ6が緩むおそれがないとは言えない。この可能性を排除するためには、例えば一般に用いられるラッカー止めなどの手法を利用すればよい。すなわち、ラッカーのように、使用時は液状であり、乾けばある程度の強度を有する固形状になる材料を、止めネジ6の頭とその周囲の光源ホルダにかけて塗布する。或る程度の強度とは、書き込み装置の振動や衝撃ではラッカーの破壊は生ぜず、工具を使って止めネジ6を外す目的で回したときの力では、ラッカーが破壊して止めネジ6が回せるようになる強度のことを言う。この用途に使える材料はラッカーに限らない。例えば、ある種の接着材は金属や樹脂の接着に関して、ラッカーと類似の性質を示す。ただし、速乾性が求められる場合にはラッカーが適している。
【0031】
図4は中央加圧手段の他の実施形態を示す図である。
同図において符号5’は中央板ばねを示す。
中央板ばね5’は中央圧縮スプリング5と置き換えた状態で使用する。レンズホルダ4と光源ホルダ2の精度が高い場合は、焦点合わせや光軸合わせのための調整代をあまり大きく取らないで済むので、中央板ばね5’の変形能の範囲で調整可能な場合はこの方がコスト的に安くなる。
中央板ばね5’を用いる場合は、圧縮変形量があまり大きくとれないので、このばねのための座ぐり部はない方がよい。同図において、板ばねの代表として波形の板ばねを示しているが、通常使われている板ばねであればその種類は問わない。
【0032】
図5、6は中央加圧手段のさらに他の実施形態を説明するための図である。図5は分解斜視図、図6は縦断面図である。
両図において符号5”は中央加圧手段としてのコイル型の中央圧縮スプリングを示す。
中央圧縮スプリング5”は中央圧縮スプリング5より長く形成されている。中央圧縮スプリング5”は光源ホルダ側に向いた貫通穴4aの穴径より少し小さい外径を有し、レンズ3の面と発光素子1の大径部1bの面に、それぞれ端部が当接するするよう組み付けられる。中央圧縮スプリング5”は直接には発光素子1を押圧する形になっているが、発光素子1は光源ホルダ2と接着等により一体となっているので、結果的に光源ホルダ2がレンズホルダから離間する方向に加圧力を受ける。中央圧縮スプリングを長くすることによって、光源ホルダの移動量に対する加圧力の変化率が小さくなり、光源ホルダの位置が安定し、微調整がしやすくなる。
【0033】
図7は本発明の加圧手段の他の実施形態を説明するための部分分解図である。
同図において符号7はスペーサを示す。
レンズ3は合成樹脂もしくは光学ガラスが用いられるが、いずれにしても比較的柔らかい材料でできているため、コイルスプリング5の端部ような硬い材料が直接部分的に当たると傷が付きやすい。そこで硬い材料ではあっても、平面性が良く、レンズ3にほぼ均等に当たるスペーサ7を介在させることによって、レンズ3に生ずる傷を未然に防ぐことができる。
【0034】
図8、9は光源装置の加圧手段の他の実施形態を説明するための図である。図8は分解斜視図、図9は縦断面図である。
両図において符号8はネジ部加圧手段としてのコイル型のネジ部圧縮スプリングを示す。
ネジ部圧縮スプリング8は、止めネジ6の本数と同じ本数あり、レンズホルダ4と光源ホルダ2との間で、各止めネジ6を挿通させた状態で使用される。これによって、光源ホルダ2は、常時レンズホルダ4から離間する方向に加圧力を受け、光源ホルダ2の止め穴部2cが止めネジ6の首下に圧接するので、位置が安定し、止めネジ6の回転移動に即応して光源ホルダ2が移動する。本実施形態における光軸調整方法は、図3において説明したのと全く同じである。
このとき、中央部の加圧手段、すなわち、中央圧縮スプリング5、あるいは中央板ばね5’は、有っても無くても良い。
【0035】
図10はネジ部加圧手段の他の実施形態を示す拡大図である。
同図において符号8’はネジ部板ばねを示す。
ネジ部板ばね8’はネジ部圧縮スプリング8と置き換えた状態で使用する。最終的な調整量はネジの移動量にして1mm以下になるので、板ばねでも十分対応可能である。
同図では波形板ばねを示しているが、中央板ばねと同様、その種類は問わない。
【0036】
図11、12は本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。図11は分解斜視図、図12は縦断面図である。
両図において符号8”はコイル型のネジ部圧縮スプリングを示す。
ネジ部圧縮スプリング8”はネジ部圧縮スプリング8より長く形成されている。レンズホルダ4のネジ穴4cのネジ挿入側入り口に、ネジ部圧縮スプリング8”の外径より大きい直径の受け孔部4c’が所定の深さで形成されており、ネジ部圧縮スプリング8”の端部が受け孔部4c’の底部に当接するまで一部が挿入され、他がレンズホルダの面から突出した状態に置かれる。この状態で光源ホルダ2が組み付けられ、止めネジ6が光源ホルダ、ネジ部圧縮スプリング8”に挿通されネジ穴4cに螺入されると、ネジ部圧縮スプリング8”の端部が光源ホルダ2に接したところからは、光源ホルダ2に対し加圧力が働き、図5、6と同様な状態になる。ネジ部圧縮スプリング8”を長くすることで、光源ホルダ2の移動量に対する加圧力の変化率が小さくなり、光源ホルダ2の位置が安定し、微調整がしやすくなる。
【0037】
図13、14は本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。図13は分解斜視図、図14は縦断面図である。
両図において符号9はコイル型の中間圧縮スプリングを示す。
レンズホルダ4の、貫通穴4aとネジ穴4cのほぼ中間位置に中間圧縮スプリング9の外径よりやや大きい直径の受け孔4eが所定の深さ穿ってある。中間圧縮スプリング9は受け孔4eの孔底に当接するように一部を挿入され、他はレンズホルダ4の面より外に出ている。この状態で、光源ホルダ2を止めネジ6でレンズホルダ4に取り付けると、中間圧縮スプリング9の端面が光源ホルダに当接し、以後圧縮を受けながら中間圧縮スプリング9は受け孔4eに押し込まれていく。このようにして、光源ホルダ2はレンズホルダ4から離間する向きに加圧力を受け、位置が安定する。
【0038】
中間圧縮スプリング9とその受け孔4eは、光源ホルダの位置の安定のためには、3個以上設けるのが望ましい。図では貫通穴4aより上に2カ所、下に1カ所設けた例を示しているが、上下の個数が逆であっても構わない。
このとき、中央部の加圧手段、すなわち、中央圧縮スプリング5、あるいは中央板ばね5’は、有っても無くても良い。同様に、止めネジ6の位置におけるネジ部圧縮スプリング8等も、有ってもなくても良い。
【0039】
図15、16は図13、14の構成の変型例を示す図である。図15は部分分解斜視図、図16は縦断面図である。
両図において符号10は球面部材を示す。
球面部材10は、中間圧縮スプリング9の内径より大きい直径を有する球状部を有する部材とする。例えば、スチールボールなどを用いることができる。球面部材10は中間圧縮スプリング9の端部と光源ホルダ2との間に介在させる。一般に、コイルスプリングの端部は形状が安定化しにくいので、このように構成することにより、中間圧縮スプリング9からの加圧力が光源ホルダ2に安定的に伝達できる。
球面部材10の直径は、受け孔4eの孔径より小さくしておけば、光源ホルダによる押し込み量が大きいときでも、球面部材10が受け孔4eの入り口に当たって止まってしまうようなことがない。
【0040】
図17は球面部材の他の実施形態を示す図である。同図(a)は部分分解斜視図、同図(b)は部分断面図である。
同図において符号10’は球面部材としての頂部が半球状の球頭鋲を示す。
球頭鋲10’の半球状の頭部10’aは外径が少なくとも中間圧縮スプリング9の内径よりは大きく形成され、受け孔4eの孔径よりは小径に形成される。その頂部は、光源ホルダ2に接触する可能性のある範囲だけ球面状になっていれば、その他の部分の形状は球面にこだわらなくても良い。棒状部10’bは中間圧縮スプリング9の内径より細い外径を有し、中間圧縮スプリング9に軸部10’bを挿入してから光源ホルダ2を組み付ける。
前述のスチールボールの場合も、球頭鋲の場合も、球面部材を中間圧縮スプリング9の端部に接着しておくと組み付け作業がやりやすくなる。
【0041】
図18、19は本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。図18は部分分解斜視図、図19は縦断面図である。
両図において符号11はスペーサとしてのネジ部球面部材を示す。
ネジ部球面部材11は中心に止めネジ6が挿入できる貫通穴を有し、外径はほぼ球面に形成される。球面の直径は光源ホルダ2の止め穴2cの穴径より大きめにし、球面部が止め穴2cの周縁部に接触できる大きさにしておく。
ネジ部球面部材11は光源ホルダ2と止めネジ6の首部の間に介在させる。図3に示した拡大図でも分かるように、光源ホルダ2がレンズホルダ4に対して傾きをもって止められたとき、止めネジ6の首部は光源ホルダ2に対して一点だけ接触して、その他は隙間が空く状態になる。この状態で止めネジ6を回動させると、光源ホルダ2の側の接触点はほとんど動かないが、止めネジ側の接触点は回動に伴って変わっていくことになり、止めネジの首部のバリや傷等の影響が直接出る危険性がある。
【0042】
ネジ部球面部材11は、上端部は貫通穴に対して垂直な端面を有するので、止めネジ6の首部に対して均等に接触し、下端部は球面状になっているので、傾きのある光源ホルダ2に対しても、止め穴2cの周縁部全体に均等に接触する。したがって、どこにも不安定な接触状態が存在せず、安定的に微調整を行うことができる。
目的だけを考えればネジ部球面部材11としては、円筒状のスペーサの下端部を球面状に形成したり、単なる半球状のスペーサに形成しても使用し得るが、組み立て現場の利便性のためには、上下対称形、すなわち、穴部を有するほぼ全球状のスペーサにしておくのがよい。
本実施形態においては、加圧手段は、図では中央圧縮スプリング5の例で示したが、これに限定されるものではなく、これまでに説明したどの加圧手段も、単独、もしくは組合せで、使用し得る。
【0043】
図20、21は複数の実施形態を複合して適用した光源装置を示す図である。
図の光源装置は、中央加圧手段として中央圧縮スプリング5”とスペーサ7を用い、ネジ部加圧手段としてネジ部圧縮スプリング8”を用い、中間圧縮スプリング9には球状部材10としてスチールボールを付加し、止めネジ6には球面状スペーサ11を挿入している。この図は組合せの一例を示すものであって、加圧手段や球状部材は交換可能な他の加圧手段や球状部材に置き換えても良いし、加圧手段のどれか、あるいは球状部材、球面状スペーサ等を省略しても良い。
以上に述べた種々の実施形態を有する光源装置は、画像書き込み装置に組み込んで用いれば、焦点合わせや光軸合わせが非常に容易になる。この画像書き込み装置は、印刷用製版装置のみならず、複写機、ファクシミリ、プリンタなどの画像形成装置に組み込んでも非常にに有用である。画像形成装置に適用する場合は、これまでの説明における版用ドラムの代わりに感光体ドラムが用いられる。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、レンズホルダと光源ホルダとを、少なくとも3本の止めネジで組み付け、ねじ込むという簡単な構成で、ねじ込み量の大きさと、止めネジ相互のねじ込み量の差によって、発光素子の焦点合わせと、レンズに対する発光素子の光軸を調整することができる。
レンズホルダと光源ホルダとの間に加圧手段を設け、光源ホルダがレンズホルダから離間する向きに加圧力を受けるため、光源ホルダをレンズホルダに安定的に保持することができる。
特に多数の光源装置を用いるマルチレーザビーム方式の書き込み装置に組み込む光源装置として用いれば、組み付け状態で簡単に調整ができるので、製造が容易になり、ひいてはコストダウンにもつながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光源装置の実施形態を説明するための図である。
【図2】本発明の光源装置の実施形態を説明するための図である。
【図3】図1、2に示した光源装置の調整方法を説明するための拡大図である。
【図4】中央加圧手段の他の実施形態を示す図である。
【図5】中央加圧手段のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図6】中央加圧手段のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図7】光源装置の加圧手段の他の実施形態を説明するための部分分解図である。
【図8】光源装置の加圧手段の他の実施形態を説明するための図である。
【図9】光源装置の加圧手段の他の実施形態を説明するための図である。
【図10】ネジ部加圧手段の他の実施形態を示す拡大図である。
【図11】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図12】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図13】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図14】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図15】図13、14の構成の変型例を示す図である。
【図16】図13、14の構成の変型例を示す図である。
【図17】球面部材の他の実施形態を示す図である。
【図18】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図19】本発明のさらに他の実施形態を説明するための図である。
【図20】複数の実施形態を複合して適用した光源装置を示す図である。
【図21】複数の実施形態を複合して適用した光源装置を示す図である。
【図22】印刷用製版装置の画像書き込み装置の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 発光素子
2 光源ホルダ
3 レンズ
4 レンズホルダ
5 中央圧縮スプリング
6 止めネジ
7 スペーサ
8 ネジ部圧縮スプリング
9 中間圧縮スプリング
10 球面部材
11 ネジ部球面部材
Claims (29)
- レンズと、該レンズをほぼ中央に保持し、該レンズの光軸方向に光束が透過可能な貫通穴を有するレンズホルダと、発光素子と、該発光素子をほぼ中央に保持し、該発光素子からの光束を前記レンズに透過させるよう、止めネジによって前記レンズホルダに取り付け可能な光源ホルダとからなる光源装置において、前記止めネジを3本以上用い、前記レンズホルダと前記光源ホルダを互いに離間させる方向に圧力をかける少なくとも1つの加圧手段を設け、前記各止めネジの締め込み量の大きさと相互の差によって、前記発光素子の焦点合わせと、前記レンズに対する前記発光素子の光軸を調整することを特徴とする光源装置。
- 請求項1に記載の光源装置において、前記貫通穴の少なくとも前記光源ホルダに向いた側の穴径は、前記発光素子の発光部外周の最大径より大きい径に形成されていることを特徴とする光源装置。
- 請求項1または2に記載の光源装置において、前記貫通穴は中間で穴径が異なる段差部を有し、該段差部から一方の穴径は前記レンズの外径より大きく、他方の穴径は前記レンズの外径より小さく形成されていることを特徴とする光源装置。
- 請求項3に記載の光源装置において、前記レンズは前記段差部に接着されていることを特徴とする光源装置。
- 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の光源装置において、前記光源ホルダは、前記発光素子の基底面を受ける座ぐり部が形成されていることを特徴とする光源装置。
- 請求項5に記載の光源装置において、前記発光素子は前記座ぐり部に接着されていることを特徴とする光源装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1つに記載の光源装置において、前記止めネジと前記光源ホルダとの間に、少なくとも前記光源ホルダに向いた面が球面状をなすスペーサを介在させることを特徴とする光源装置。
- 請求項1ないし7のいずれか1つに記載の光源装置において、前記加圧手段は前記光源ホルダのほぼ中央部に設けた中央加圧手段であることを特徴とする光源装置。
- 請求項8に記載の光源装置において、前記中央加圧手段は、前記発光素子の周りを囲むように前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させた中央板ばねであることを特徴とする光源装置。
- 請求項8に記載の光源装置において、前記中央加圧手段は、前記発光素子の周りを囲むように前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させたコイル型の中央圧縮スプリングであることを特徴とする光源装置。
- 請求項10に記載の光源装置において、前記レンズホルダと前記光源ホルダの少なくともいずれか一方に、前記中央圧縮スプリングの端部が挿入できる大きさの座ぐり部を設けたことを特徴とする光源装置。
- 請求項11に記載の光源装置において、前記中央圧縮スプリングは前記座ぐり部に接着されていることを特徴とする光源装置。
- 請求項8に記載の光源装置において、前記中央加圧手段は、前記レンズと前記発光素子との間に介在させたコイル型の中央圧縮スプリングであることを特徴とする光源装置。
- 請求項13に記載の光源装置において、前記中央圧縮スプリングと前記レンズの間にスペーサを介在させたことを特徴とする光源装置。
- 請求項1ないし14のいずれか1つに記載の光源装置において、前記加圧手段は、前記止めネジ部に設けたネジ部加圧手段であることを特徴とする光源装置。
- 請求項15に記載の光源装置において、前記ネジ部加圧手段は、前記止めネジを挿通させて、前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させたネジ部板ばねであることを特徴とする光源装置。
- 請求項15に記載の光源装置において、前記ネジ部加圧手段は、前記止めネジを挿通させて、前記レンズホルダと前記光源ホルダとの間に介在させたコイル型のネジ部圧縮スプリングであることを特徴とする光源装置。
- 請求項17に記載の光源装置において、前記レンズホルダの前記止めネジが螺入されるネジ穴の入り口に、前記ネジ部圧縮スプリングの一部を受け入れる受け孔を設けたことを特徴とする光源装置。
- 請求項1ないし18のいずれか1つに記載の光源装置において、前記加圧手段は、前記レンズホルダの前記止めネジ部と前記貫通穴との中間部に3カ所以上設けたコイル型の中間圧縮スプリングであることを特徴とする光源装置。
- 請求項19に記載の光源装置において、前記レンズホルダの前記中間圧縮スプリングの一部を受け入れる受け孔を設けたことを特徴とする光源装置。
- 請求項19または20に記載の光源装置において、前記中間圧縮スプリングと前記光源ホルダとの間に、前記中間圧縮スプリングの内径より大きい直径の球状部を有する部材を介在させたことを特徴とする光源装置。
- 請求項21に記載の光源装置において、前記球状部を有する部材はスチールボールであることを特徴とする光源装置。
- 請求項21に記載の光源装置において、前記球状部を有する部材は頂部が半球状に形成され、下部が前記中間圧縮スプリング内径より細い棒状部を有する球頭鋲であることを特徴とする光源装置。
- 請求項21ないし23のいずれか1つに記載の光源装置において、前記球状部を有する部材は、前記中間圧縮スプリングの一方の端部近傍で接着されていることを特徴とする光源装置。
- 請求項1ないし24のいずれか1つに記載の光源装置において、前記発光素子は半導体レーザであることを特徴とする光源装置。
- 請求項1ないし25のいずれか1つに記載の光源装置を用いたことを特徴とする画像書き込み装置。
- 請求項26に記載の画像書き込み装置において、前記光源装置を複数並べてマルチレーザビーム方式としたことを特徴とするの画像書き込み装置。
- 請求項26または27に記載の画像書き込み装置を用いたことを特徴とする印刷用製版装置。
- 請求項26または27に記載の画像書き込み装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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