JP2009098542A - マルチビーム走査装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 光軸調整を可能としつつ、光軸調整及びビームピッチ調整の作業が容易であると共にその調整に多くの時間を要しないマルチビーム走査装置を提供する。
【解決手段】 マルチビーム走査装置は、複数の発光点から射出された複数の光を略平行光として射出する光源ユニットを備えたマルチビーム走査装置であって、光源ユニットが、光源を保持した光源保持部材と、コリメータレンズを保持したレンズ保持部材と、コリメータレンズの光軸上であって光源保持部材とレンズ保持部材との間に配置された調整部材と、光源における所定の軸を光軸に対して位置調整可能に、光源保持部材を調整部材に取り付けるための第1の取付手段と、光源保持部材が取り付けられた調整部材の光軸回りにおける回転位置調整が可能であるように、調整部材をレンズ保持部材に取り付けるための第2の取付手段と、を備える構成にした。
【選択図】 図2
【解決手段】 マルチビーム走査装置は、複数の発光点から射出された複数の光を略平行光として射出する光源ユニットを備えたマルチビーム走査装置であって、光源ユニットが、光源を保持した光源保持部材と、コリメータレンズを保持したレンズ保持部材と、コリメータレンズの光軸上であって光源保持部材とレンズ保持部材との間に配置された調整部材と、光源における所定の軸を光軸に対して位置調整可能に、光源保持部材を調整部材に取り付けるための第1の取付手段と、光源保持部材が取り付けられた調整部材の光軸回りにおける回転位置調整が可能であるように、調整部材をレンズ保持部材に取り付けるための第2の取付手段と、を備える構成にした。
【選択図】 図2
Description
この発明は、複数の発光点を有する光源から射出された複数の光をコリメータレンズにより略平行光にして複数のビームとして射出する光源ユニットを備えたマルチビーム走査装置に関する。
近年、複数の発光点を有する半導体レーザ光源(以下、単に光源という)と、当該光源を保持するホルダと、光源から射出された複数のレーザ光をそれぞれ略平行光とするコリメータレンズとを有する光源ユニットを備えるマルチビーム走査装置が開発されている。
マルチビーム走査装置は、光源ユニットから射出された複数のレーザ光をそれぞれ走査して被走査面(例えば感光体)上に結像させる走査結像手段を有する。マルチビーム走査装置は、被走査面上に、複数のレーザ光がそれぞれ主走査方向と副走査方向において一定の間隔を置いて入射するよう構成されている。この主走査方向の間隔、副走査方向の間隔のそれぞれをビームピッチという。
例えば、特許文献1,2に記載のマルチビーム走査装置は、その光源ユニットに、ビームピッチを調整するためのビームピッチ調整機構を備えている。ビームピッチの調整は、光源をその光軸周りに回転させることによりなされる。光源は、複数の発光点を、主走査方向及び副走査方向を含む2次元平面内に配列したものである。当該2次元平面内に垂直なある軸を中心に光源を回転させれば、光源における各発光点間の主走査方向及び副走査方向の間隔が変化する。よって、光源を回転させることによりビームピッチを調整することができる。
上記特許文献1,2に記載のマルチビーム走査装置においては、光源ユニットを組み立てる際に、光源とコリメータレンズとの間の光軸合わせが行われる。光源を保持するホルダとコリメータレンズの鏡枠とは、光軸合わせ後、接着剤等により固定される。よって、一度、光源を保持するホルダとコリメータレンズの鏡枠とを組み付けると、光軸調整を行うことができない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、光軸調整を可能としつつ、光軸調整及びビームピッチ調整の作業が容易であると共にその調整に多くの時間を要しないマルチビーム走査装置を提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明では、複数の発光点を有する光源から射出された複数の光をコリメータレンズにより略平行光にして複数のビームとして射出する光源ユニットを備えたマルチビーム走査装置であって、光源ユニットが、光源を保持した光源保持部材と、コリメータレンズを保持したレンズ保持部材と、コリメータレンズの光軸上であって光源保持部材とレンズ保持部材との間に配置された調整部材と、光源における所定の軸を光軸に対して位置調整可能に、光源保持部材を調整部材に取り付けるための第1の取付手段と、光源保持部材が取り付けられた調整部材の光軸回りにおける回転位置調整が可能であるように、調整部材をレンズ保持部材に取り付けるための第2の取付手段と、を備えたことを特徴とするマルチビーム走査装置を提供する。
この構成によれば、調整部材をレンズ保持部材に取り付けた状態で光源保持部材を移動可能な構成であるため、光軸調整を行うことができる。また、光軸調整後、光源保持部材を調整部材に取り付けた状態で当該調整部材を回転させることにより、先に軸合わせされた光軸の位置を変化させることなくビームピッチ調整を行うことができる。光軸調整と、ビームピッチ調整をそれぞれ独立して行うことができるため、光軸調整及びビームピッチ調整の作業が容易となり、調整時間を短縮することができる。
また、本発明のマルチビーム走査装置においては、調整部材は、その回転中心を中心とし且つレンズ保持部材側へ延びる環状の凸部を有し、レンズ保持部材は、光軸を中心とし且つ凸部に係合する円形のガイド穴を有し、調整部材は、凸部がガイド穴に係合した状態でレンズ保持部材に取り付けられている。また、レンズ保持部材が、コリメータレンズを保持する管状の鏡枠と、鏡枠を保持する鏡枠保持部材とを含む場合において、鏡枠保持部が、鏡枠を保持する貫通孔を備え、ガイド穴が貫通孔の一部であってもよい。或いは、レンズ保持部材が、コリメータレンズを保持する管状の鏡枠と、鏡枠を保持する鏡枠保持部材とを含む場合において、ガイド穴が鏡枠の内周部分の一部であってもよい。
また、本発明のマルチビーム走査装置においては、レンズ保持部材は、光軸を中心とし且つ調整部材側へ延びる環状の凸部を有し、調整部材は、その回転中心を中心とし且つ凸部に係合する円形のガイド穴を有し、調整部材は、ガイド穴が凸部に係合した状態で、レンズ保持部材に取り付けられている。また、レンズ保持部材が、コリメータレンズを保持する管状の鏡枠と、鏡枠を保持する鏡枠保持部材とを含む場合において、鏡枠保持部が、鏡枠を保持する貫通孔を備え、凸部が、貫通孔から突出して配置された鏡枠の突出部分であってもよい。
また、上記第1の取付手段は、光源保持部材を、光軸に垂直な面内における光源の位置調整が可能であるように、調整部材に取り付けることができる。
また、上記第1の取付手段は、光源保持部材を調整部材に取り付けるための第1のネジ部材を含む。そして、光源保持部材には、光軸方向に第1のネジ部材を挿通させると共に所定量の遊びを持たせた円形の孔が設けられており、調整部材には、第1のネジ部材を螺合させる第1のネジ孔が形成されている。また、当該孔は、光源を挟んだ両側に1つずつ形成され、第1のネジ孔も、孔に対応するよう2つ形成され、2つの第1のネジ部材を用いて光源保持部材を取り付けてもよい。
また、光源ユニットは、光源を備え且つ光源保持部材に固定された光源を駆動させる駆動回路基板を有し、駆動回路基板に、第1のネジ部材を回すための治具を通す部分を設けている。
また、上記第2の取付手段は調整部材をレンズ保持部材に取り付けるための第2のネジ部材を含む。そして、調整部材には、光軸から離れた位置において、光軸方向に第2のネジ部材を挿通させると共に光軸を中心とした円の円弧状の長孔が設けられており、レンズ保持部材には、第2のネジ部材を螺合させる第2のネジ孔が形成されている。また、調整部材は、光源保持部材を調整部材に取り付けた際に、光源保持部材よりも光軸から離れる方向に突出する突出部位を有しており、上記長孔は、突出部位に形成されている。
また、調整部材は、その回転中心に、光源から射出された複数の光を通過させるための貫通した孔を有する。また、当該マルチビーム走査装置の筐体にレンズ保持部材が固定されている。
また、調整部材には、その回転中心から離れた位置において、当該回転中心の半径方向に沿って延びた細溝が形成されており、レンズ保持部材には、調整部材が取り付けられた状態において細溝に対向する位置に、光軸と略同一方向に沿って延びる円形の貫通孔部が形成されており、貫通孔部の直径は、少なくとも前記細溝の幅より大きく、貫通孔部には、貫通孔部の直径に略等しい外径を有するシャフト部と、シャフト部の先端から突出する突出部であって、シャフト部の中心軸から偏芯した位置に形成され且つ細溝の幅より小さいものを備えた、調整部材の回転位置を調整するための治具を挿通可能である。また、貫通孔部は、大径部と、大径部よりも調整部材側に位置する小径部とを有している。そして、シャフト部は、小径部と略等しい外形を有しており、治具は、小径部よりも大きく大径部よりも小さい径を有し且つシャフト部をその先端に備えた大径シャフト部をさらに有する。
また、調整部材には、その回転中心から離れた位置において、当該回転中心の半径方向に沿って延びた細溝が形成され、当該マルチビーム走査装置の筐体には、光源ユニットが筐体内に取り付けられた状態において細溝に対向する筐体の側壁に、光軸と略同一方向に沿って円形の貫通孔部が形成され、貫通孔部の直径は、少なくとも細溝の幅より大きく、貫通孔部には、貫通孔部の直径に略等しい外径を有するシャフト部と、シャフト部の先端から突出する突出部であって、シャフト部の中心軸から偏芯した位置に形成され且つ細溝の幅より小さいものを備えた、調整部材の回転位置を調整するための治具が挿通可能である。
また、調整部材は、その回転中心付近に位置する環状部と、当該環状部から、当該回転中心から放射状に延びる延出部を有し、環状部及び延出部には、それぞれ、調整部材がレンズ保持部材に取り付けられた際にレンズ保持部材の所定の面に当接する当接面が形成されており、延出部は、延出部に形成された当接面が、レンズ保持部材の所定の面のうちの対応する部分よりもその面積が広くなるように形成されている。
別の観点から、本発明は、複数の発光点を有する光源から射出された複数の光をコリメータレンズにより略平行光にして複数のビームとして射出する光源ユニットを備えたマルチビーム走査装置であって、光源ユニットが、光源を保持した光源保持部材と、コリメータレンズを保持したレンズ保持部材と、コリメータレンズの光軸上であって光源保持部材とレンズ保持部材との間に配置され、レンズ保持部材に取り付けられると共に光源保持部材を保持する調整部材と、を備え、光源保持部材は、光軸に対する光源における所定の軸の位置調整が可能であるように調整部材に保持されており、光源保持部材が保持された調整部材は、光軸回りにおける調整部材の回転位置調整が可能であるようにレンズ保持部材に取り付けられていることを特徴とするマルチビーム走査装置を提供する。
なお、上述した光源における所定の軸は、具体的には、複数の発光点の配置における略中心位置を通ると共に、各発光点の光軸に略平行した軸である。
したがって、本発明によれば、光軸調整を可能としつつ、光軸調整及びビームピッチ調整の作業が容易であると共にその調整に多くの時間を要しないマルチビーム走査装置を提供することができる。
まず初めに、図14及び図15を参照して、マルチビーム走査装置に備えられる光源ユニットであって、光軸調整及びビームピッチ調整を可能としたものの参考例について説明する。
図14は、参考例としての光源ユニット1100の斜視図である。図14(a)は光源ユニット1100を略正面方向から見た図であり、図14(b)は略裏面方向から見た図である。図15は、光源ユニット1100の各構成部材を説明するための分解斜視図である。図15(a)は図14(a)と同様の視点から見た図であり、図15(b)は図14(b)と同様の視点から見た図である。
光源ユニット1100は、複数の発光点を持つ半導体レーザ素子(以下、LDという)1101と、LD1101を駆動するための回路等を備えるLD駆動基板1110と、LD1101が圧入されるLD圧入板1120と、コリメータレンズ保持部材1140と、コリメータレンズ鏡枠1150とを有する。
LD1101には、2つの発光点が、主走査方向及び副走査方向を含む2次元平面内に配列されている。また、LD1101は、LD駆動基板1110の中央付近の所定位置に半田付け等の手段により固定されている。LD1101は、LD駆動基板1110に固定された状態でLD圧入板1120の中央部に形成された圧入孔1121に圧入されている。LD駆動基板1110とLD圧入板1120とは、LD1101が圧入孔1121に圧入された状態で、2つのネジ1111を用いて固定されている。ネジ1111は、LD駆動基板1110におけるLD1101の固定位置の上下に1つずつ形成された貫通孔1112を介して、LD圧入板1120における圧入孔1121の上下に1つずつ形成されたネジ穴1122に螺合されている。
LD圧入板1120は、2つのネジ1123を用いて、コリメータレンズ保持部材1140に固定されている。ネジ1123は、LD圧入板1120において圧入孔1121の左右に1つずつ形成された貫通孔1124を介して、貫通孔1124に対向する位置に設けられたコリメータレンズ保持部材1140の2つのネジ孔1141に螺合されている。貫通孔1124は、ネジ1123の径よりも大きな径を有するように形成されている。よって、LD圧入板1120は、ネジ1123に対する貫通孔1124の遊びの分だけ、コリメータレンズ保持部材1140に対する固定位置を変化させることができる。
コリメータレンズ保持部材1140の当て付け面1140aは、コリメータレンズの光軸に対して直交した面となるように形成されている。よって、ネジ1123を仮締めした状態において、LD圧入板1120をコリメータレンズ保持部材1140の当て付け面1140aに対して摺動させることにより、LD1101を、コリメータレンズの光軸に対して直交する面内に沿ってネジ1123と貫通孔1124の遊びの範囲内で移動させることができる。また、当該遊びの範囲内であれば、LD圧入板1120をコリメータレンズの光軸回りに回転させることも可能である。
光軸調整は、LD1101における所定の軸(例えば、2つの発光点の中心を通り、各光の光軸に略平行な軸)とコリメータレンズの光軸を一致させることにより行われる。ビームピッチ調整は、LD1101を、発光点が備えられた平面に直交する軸(例えば上記所定の軸)を中心に回転することにより行われる。したがって、光源ユニット1100の構成によれば、LD圧入板1120をコリメータレンズ保持部材1140に固定する際に、その固定位置を調整することにより、光軸調整及びビームピッチ調整を行うことができる。
上記構成では、光軸調整の際、ネジ1123を緩めてネジ1123と貫通孔1124の間の遊びを利用してLD1101を移動させるが、この時、LD1101の回転位置も同時に変化してしまう可能性が高い。LD1101の回転はビームピッチの変化を引き起こす。また、上記構成では、ビームピッチ調整の際にも、ネジ1123を緩めて調整を行うので、LD1101の回転位置調整だけではなく、同時に、LD1101における所定の軸の位置が変化してしまう可能性が高い。つまり、上記構成では、光軸調整及びビームピッチ調整を行うことができるが、それらの調整の際には、互いの調整作業が干渉しあうため、作業が複雑となり、調整に多大な時間がかかってしまっていた。
本発明は、光軸調整を可能としつつも、光軸調整及びビームピッチ調整の作業を容易にすると共に調整に多くの時間を必要としないマルチビーム走査装置を提供するものである。以下、図面を参照して、本発明に係るマルチビーム走査装置の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態におけるマルチビーム走査装置1の概略図である。マルチビーム走査装置1は、ハウジング11内に、光源ユニット100と、ポリゴンミラー20と、fθレンズを構成する第1レンズ31及び第2レンズ32、窓部40を備えている。マルチビーム走査装置1は、感光ドラムを備える画像形成装置に組み込まれる。
光源ユニット100は、後に詳述するが、描画データに基いて各々変調された複数のレーザ光を射出する機能を備える。光源ユニット100から射出された複数のレーザ光は、シリンドリカルレンズ33により、各々が副走査方向に収束した光束とされ、ポリゴンミラー20の偏向面20aに入射する。
ポリゴンミラー20は、図示しないモータにより回転駆動される。ポリゴンミラー20の偏向面20aに入射した複数のレーザ光は、ポリゴンミラー20の回転により、主走査方向に偏向される。ポリゴンミラー20により偏向された複数のレーザ光は、第1レンズ31、第2レンズ32を経た後、窓部40を透過して、ハウジング11外へ出射する。
ハウジング11から射出された複数のレーザ光は、第1レンズ31及び第2レンズの機能により、感光ドラム上にそれぞれ結像すると共に、ポリゴンミラー20の回転に応じて感光ドラム上において主走査方向に等速度で走査される。
図2は、光源ユニット100の斜視図である。図2(a)は光源ユニット100を略正面方向から見た図であり、図2(b)は略裏面方向から見た図である。図3は、光源ユニット100の各構成部材を説明するための分解斜視図である。図3(a)は図2(a)と同様の視点から見た図であり、図3(b)は図2(b)と同様の視点から見た図である。
光源ユニット100は、複数の発光点を持つ半導体レーザ素子(LD)101と、LD101を駆動するための回路等を備えるLD駆動基板110と、LD101が圧入されるLD圧入板120と、LD101の回転位置を調整するための回転調整板130と、コリメータレンズ保持部材140と、コリメータレンズ鏡枠150とを有する。
LD101は、2つの発光点を、主走査方向及び副走査方向を含む2次元平面内に配列したものである(図4において詳述する)。また、LD101は、LD駆動基板110の中央付近の所定位置に半田付け等の手段により固定されている。LD101は、LD駆動基板110に固定された状態でLD圧入板120の中央部に形成された圧入孔121に圧入されている。LD駆動基板110とLD圧入板120とは、LD101が圧入孔121に圧入された状態で、ネジ111,111を用いて固定されている。ネジ111,111は、LD駆動基板110におけるLD101の固定位置の上下に1つずつ形成された貫通孔112,112を介して、LD圧入板120における圧入孔121の上下に1つずつ形成されたネジ穴122,122に螺合されている。
LD圧入板120は、ネジ123,123を用いて、回転調整板130に固定されている。ネジ123,123は、LD圧入板120において圧入孔121の左右に1つずつ形成された貫通孔124,124を介して、貫通孔124,124に対向する位置に設けられた回転調整板130のネジ孔131,131に螺合されている。貫通孔124,124は、ネジ123,123の径よりも大きくなるように形成されている。よって、LD圧入板120は、回転調整板130に対して、ネジ123,123の遊びの分だけ、LD圧入板120自身の位置を変化させることができる。
ここで、ネジ111,111の締結により一体化したLD101、LD駆動基板110、LD圧入板120を、LDコンポーネントC1というものとする。LDコンポーネントC1は、ネジ123,123を用いて回転調整板130に固定されている。LD駆動基板110には、LD101の固定位置の左右の位置であって、LD圧入板120の貫通孔124,124に対向する位置に、ネジ123,123を回すためのドライバー等を通すための、ネジ回し用穴113,113が設けられている。ネジ回し用穴113,113を介してドライバー等によりネジ123,123を緩めることで、LDコンポーネントC1と回転調整板130との相対的な位置を、ネジ123,123の遊びの範囲内でずらすことができる。この構成により、LD101の光軸調整を行う。
回転調整板130は、環状部130aと、環状部130aからその半径方向に延びる2本の延出部130b、130bを有する。ネジ孔131,131は、環状部130aと延出部130b、130bの境界付近に形成されている。環状部130aには、コリメータレンズ保持部材140の当て付け面140aに形成された環状凸部141に嵌合する円形の貫通穴であるガイド穴132が形成されている。回転調整板130は、ガイド穴132に環状凸部141を嵌合させることにより、その当て付け面130cとコリメータレンズ保持部材140の当て付け面140aを密接させることができる。なお、コリメータレンズ保持部材140の当て付け面140aは、後述するコリメータレンズの光軸に垂直となるように形成されている。回転調整板130における、LD圧入板120と接する面130dは、当て付け面130cと平行となるように形成されている。LD圧入板120に保持されているLD101は、面130dに平行な面に沿って移動可能である。つまりは、LD101は、コリメータレンズの光軸に垂直な平面内で移動可能である。よって、LD101の光軸調整は、コリメータレンズの光軸に垂直な平面に沿った移動により行われる。
回転調整板130の延出部130b、130bには、回転調整板130をコリメータレンズ保持部材140に固定するためのネジ133,133を通す貫通溝134,134が形成されている。貫通溝134,134は、ガイド穴132に同心の円弧状に所定量延びるように形成された溝である。貫通溝134,134の幅は、ネジ133,133の径よりもわずかに大きい。貫通溝134,134は、ガイド穴132を中心として対称な位置、形状となるように形成されている。すなわち、回転調整板130は、貫通溝134,134の長さ分だけ、コリメータレンズ保持部材140に対する回転が許容される。ネジ133,133の締結により、貫通溝134,134の長さ範囲内の任意の位置で固定することができる。
ここで、ネジ123,123の締結により一体化したLDコンポーネントC1と回転調整板130を、LDコンポーネントC2というものとする。LDコンポーネントC2は、ネジ133,133を用いてコリメータレンズ保持部材140に固定されている。LD駆動基板110には、LD101の固定位置の左右の位置であって、ネジ回し用穴113,113よりもLD101からさらに離れた位置において、回転調整板130の貫通溝134,134に対向する位置に、ネジ133,133を回すためのドライバー等を通すための、ネジ回し用長穴114,114が設けられている。LDコンポーネントC2は、ネジ回し用長穴114,114を介してドライバー等によりネジ133,133を緩めることで、コリメータレンズ保持部材140との相対的な回転位置を、回転が許容される範囲内でずらすことができる。この構成を用いて、後述するビームピッチ調整を行う。
コリメータレンズ保持部材140は、筒状部142と、筒状部142からその半径方向両側に延びる板状部分である延出板状部143,143とが一体的に形成された形状を有する。コリメータレンズ保持部材140の後方側(LD101側)端面は、回転調整部材130の当て付け面130cに当接する当て付け面140aとなっている。コリメータレンズ保持部材140は、ハウジング11の一部として形成されコリメータレンズ保持部材140を位置決め及び固定するための固定位置11aにネジ144,144を用いて固定されている。
また、コリメータレンズ保持部材140の筒状部142の内部には、コリメータレンズを有するコリメータレンズ鏡枠150が前方(LD101から離れた方向)から挿入されている。コリメータレンズ鏡枠150は、接着剤等を用いて、筒状部142内部に固定されている。LD101から射出された複数のレーザ光は、回転調整部材130のガイド穴132、コリメータレンズ保持部材140の環状凸部141中央の開口部を通って、コリメータレンズに入射する。コリメータレンズを透過した複数のレーザ光は、それぞれ平行光となって、光源ユニット100から射出される。なお、図2においては、光源ユニット100から射出されたレーザ光をそれぞれL1,L2として図示している。
また、コリメータレンズ保持部材140の延出板状部143,143は、その厚みが、回転調整部材130の延出部130b、130bの幅(回転に対する略円周方向)よりも小さくなるように形成されている。言い換えれば、回転調整部材130の当て付け面130cのうちの延出部130b、130bに対応する部分の面積が、コリメータレンズ保持部材140の当て付け面140aのうちの延出板状部143,143に対応する部分の面積より広くなるように構成されているとも言うことができる。
固定位置11aには、ネジ144,144を螺合するためのネジ穴11b、11bと、コリメータレンズ保持部材140の延出板状部143,143の所定位置に係合する突出部11c、11cと、コリメータレンズ保持部材140の筒状部142を配置させるためのスペースである凹部11dとが設けられている。
次に、図4を用いて、光源ユニット100における光軸調整及びビームピッチ調整について説明する。図4は、光源ユニット100を、正面(LD101の射出位置を見る方向)から見た図である。
LD101の発光点をそれぞれL1,L2(説明を簡単にするため、レーザ光に付した符号と同様のものを用いている)とする。ここで、LD101の回転中心Oを定義する。回転中心Oは、L1,L2の中間位置である。また、言い換えれば、L1,L2は、回転中心Oから主走査方向、副走査方向にそれぞれ逆方向にずれた位置に設けられている。また、「光軸調整(又は光軸合わせ)」とは、コリメータレンズ鏡枠150内に備えられたコリメータレンズ151の光軸とLD101の回転中心Oを一致させることをいうものとする。また、L1,L2間の副走査方向の距離をビームピッチPというものとする(なお、「ビームピッチ」は、感光ドラム上のレーザ光のスポットの間隔のことをいう場合もあるが、本明細書中では、上記の定義のようにも用いる)。
光軸調整は例えば以下の手順で実行される。まず光軸調整を行うに先立って、ネジ123,123(図3)を緩めておく。ここで、コリメータレンズ151の光軸は、該レンズ151がコリメータレンズ鏡枠150を介して光源ユニット100に配設されることにより、自動的に固定された状態にある。そこで、光源ユニット100に配設されたコリメータレンズ151を透過した軸上光を、結像面に相当する感光ドラム配設予定位置に配設されたCCDカメラ等によって受光する。これにより得られた撮像画像において、上記軸上光が形成する光点の位置をマーキングする。該光点位置は、光路を展開した状態においてCCDカメラ等の受光面とコリメータレンズ151の光軸との交点、つまり調整基準点となる。次いで、二本のレーザ光L1、L2を照射することにより撮像画像に現れる2つの交点(つまりLD101の回転中心O)を検出する。この2つの交点間の中点が上記調整基準点と一致するように、作業者は、LDコンポーネントC1をXY面内において微小移動させる。例えば、作業者はLD駆動基板110を掴んでLDコンポーネントC1を動かすことができる。コリメータレンズ151の光軸が回転中心Oに一致した状態で、ネジ123,123を締めれば光軸調整は完了する。
図4(a)〜図4(c)は、ビームピッチ調整時の光源ユニット100の状態を示した図である。ビームピッチ調整は、LDコンポーネントC2を回転させることにより行われる。
ビームピッチ調整は、まずネジ134,134(図3)を緩めてから行われる。作業者は、コンポーネントC2を回転中心Oを中心に回転させる。例えば、作業者はLD駆動基板110を掴んでLDコンポーネントC2を回転させることができる。或いは、作業者は、回転調整板130の延出部130b、130bを掴んだり押し下げたりすることによりLDコンポーネントC2を回転させることができる。延出部130b、130bの少なくとも一方は必ず、コリメータレンズ保持部材140よりも上側にはみ出すので、作業者は、延出部130b、130bを押下げることができる。
図4(a)は初期状態を示す図である。初期状態におけるビームピッチをP1とする。図4(b)は、LDコンポーネントC2を図中反時計回りに回転させた状態を示す図である。図4(b)に示す状態では、初期状態よりもビームピッチが狭くなる(P2<P1)。図4(c)は、LDコンポーネントC2を図中時計回りに回転させた状態を示す図である。図4(c)に示す状態では、初期状態よりもビームピッチは広くなる(P3>P1)。つまり、LDコンポーネントC2を回転させることにより、L1,L2の相対位置が変化し、その結果、ビームピッチPが変化する。なお、このビームピッチPは、上記回転中心Oとコリメータレンズ151の光軸の一致の際と同様の手法で求められる。具体的には、ビームピッチPは、結像面に相当する感光ドラム配設予定位置に配設されたCCDカメラ等による撮像画像における2点のビーム像間距離を計測することにより求めることができる。
所望のビームピッチPとなったら、ネジ123,123を締めて、ビームピッチ調整を終了する。なお、このビームピッチ調整は、光軸調整後に行われるものである。すなわち、ビームピッチ調整後に、光軸調整を行うと、ビームピッチPがずれてしまう可能性がある。光軸調整は、LD101を含むLDコンポーネントC1を、貫通孔124,124(図3)とネジ123,123の遊びの範囲内で移動させるものだからである。つまり、LD圧入板120を回転調整板130に対して傾けるようなこともできるからである。よって、ビームピッチ調整は、光軸調整後に行う。
光源ユニット100によれば、まずは、ビームピッチを気にすることなく光軸調整を行うことができ、光軸調整後に、ビームピッチを単独で調整することができるので、互いの調整が干渉することがない。よって、マルチビーム走査装置において、光軸調整及びビームピッチ調整の作業を容易にすると共にその調整時間を短縮することができる。
なお、LD101は、発光点を2つ備えるものとしたが、発光点は3つ以上であってもよい。その際、発光点は、そのマルチビーム走査装置の実施の状況に応じて、1列やアレイ状(格子状)に配列される。また、LD101の回転中心は、発光点の配列に応じて適宜設定される。
図5は、本発明の第2実施形態におけるマルチビーム走査装置の光源ユニット200の分解斜視図である。図5(a)、図5(b)は、それぞれ図3(a)、図3(b)に対応する視点から見た図である。この実施形態におけるマルチビーム装置は、上述のマルチビーム走査装置1の光源ユニット100を光源ユニット200に置き換えたものである。光源ユニット200は、光源ユニット100の構成と類似しており、同一の部材を含むため、光源ユニット100の構成部材と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
光源ユニット200は、光源ユニット100の回転調整板130とコリメータレンズ保持部材140をそれぞれ、回転調整板230とコリメータレンズ保持部材240に置換した構成を有する。
コリメータレンズ保持部材240は、光源ユニット100のコリメータレンズ保持部材140と類似の構成をもつ。その異なる点は、コリメータレンズ保持部材140の当て付け面140aに形成された環状凸部141に対応する位置に、円形状の貫通穴(ガイド穴241)が形成されている点のみである。このガイド穴241の中心は、コリメータレンズ保持部材240内部にコリメータ鏡枠150を介して固定されるコリメータレンズ151の光軸と略一致するように形成されている。また、ガイド穴241の直径は、コリメータ鏡枠150の直径よりも小さい。
回転調整板230は、環状部230aと、環状部230aからその半径方向に延びる2本の延出部230b、230bを有する。延出部230b、230bの形状は、回転調整部材130と同様であるので、その説明は省略する。環状部230aの当て付け面230cには、コリメータレンズ保持部材240の当て付け面240a(コリメータレンズ保持部材140における当て付け面140aに対応する)に形成された環状凹部241に嵌合する環状凸部232が形成されている。環状凸部232は、その中心が、回転調整板230(環状部230a)の回転中心に一致するように形成されている。また、環状凸部232の中心付近には、回転調整板230を貫通する貫通穴233が形成されている。
回転調整板230は、その環状凸部232がコリメータレンズ保持部材240のガイド穴241に嵌合された状態で且つ当て付け面230cとコリメータレンズ保持部材240の当て付け面240aとが密接した状態で、ネジ133,133によりコリメータレンズ保持部材240に固定される。
このような構成により、作業者は、光源ユニット200において、ネジ123,123を緩めて光軸調整のみを行うことができ、ネジ133,133を緩めてビームピッチ調整のみを行うことができる。
図6は、本発明の第3実施形態におけるマルチビーム走査装置の光源ユニット300の分解斜視図である。図6(a)、図6(b)は、それぞれ図3(a)、図3(b)に対応する視点から見た図である。この実施形態におけるマルチビーム装置は、上述のマルチビーム走査装置1の光源ユニット100を光源ユニット300に置き換えたものである。光源ユニット300は、光源ユニット100の構成と類似しており、同一の部材を含むため、光源ユニット100の構成部材と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
光源ユニット300は、光源ユニット100の回転調整板130とコリメータレンズ保持部材140をそれぞれ、回転調整板330とコリメータレンズ保持部材340に置換した構成を有する。
コリメータレンズ保持部材340は、光源ユニット100のコリメータレンズ保持部材140と類似の構成をもつ。その異なる点は、コリメータ鏡枠150を挿入、保持するための筒状部内部が前後方向に貫通している形状を有する点である。コリメータ鏡枠150は、図6(b)に示されているように、コリメータレンズ保持部材340の当て付け面340aから所定量突出するように配置され、接着剤等を用いて固定されている。
回転調整板330は、環状部330aと、環状部330aからその半径方向に延びる2本の延出部330b、330bを有する。延出部330b、330bの形状は、回転調整部材130における延出部130b、130bと同様であるので、その説明は省略する。環状部330aには、コリメータレンズ保持部材340の当て付け面340aから突出したコリメータレンズ鏡枠150に嵌合する円形のガイド穴332が形成されている。ガイド穴332は、その中心が、回転調整板330(環状部330a)の回転中心に一致するように形成されている。
回転調整板330は、そのガイド穴332がコリメータレンズ保持部材340から突出したコリメータレンズ鏡枠150に嵌合した状態で且つ当て付け面330cとコリメータレンズ保持部材340の当て付け面340aとが密接した状態で、ネジ133,133によりコリメータレンズ保持部材340に固定される。
このような構成により、作業者は、光源ユニット300において、ネジ123,123を緩めて光軸調整のみを行うことができ、ネジ133,133を緩めてビームピッチ調整のみを行うことができる。
図7は、本発明の第4実施形態におけるマルチビーム走査装置の光源ユニット400の分解斜視図である。図7(a)、図7(b)は、それぞれ図3(a)、図3(b)に対応する視点から見た図である。この実施形態におけるマルチビーム装置は、上述のマルチビーム走査装置1の光源ユニット100を光源ユニット400に置き換えたものである。光源ユニット400は、光源ユニット100の構成と類似しており、同一の部材を含むため、光源ユニット100の構成部材と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
光源ユニット400は、光源ユニット100の回転調整板130を回転調整板430に置換し、さらに、コリメータレンズ保持部材140を光源ユニット300に用いたコリメータレンズ保持部材340に置換した構成を有する。
コリメータレンズ保持部材340には、コリメータレンズ鏡枠150が、図7(b)に示されているように、その後端面150aが、コリメータレンズ保持部材340の当て付け面340aに揃えられて配置され、接着剤等を用いて固定されている。なお、コリメータレンズ鏡枠150は、その後端面150aが当て付け面340aよりもわずかに後方側(LD101側)に位置するように配置されてもよい。すなわち、コリメータレンズ鏡枠150が、当て付け面340aよりも前方にわずかにでも突出すると、回転調整板430の当て付け面430cとコリメータレンズ保持部材340の当て付け面340aとが密接することができなくなるため、実際には、コリメータレンズ鏡枠150の後端面150aは当て付け面340aよりもわずかに前方側に位置することが好ましい。
ここで、コリメータレンズ鏡枠150とコリメータレンズ保持部材340の位置関係を図8を用いて説明する。図8は、コリメータレンズ鏡枠150、コリメータレンズ151、及びコリメータレンズ保持部材340の断面図であって、コリメータレンズ151の光軸を含む位置を見たものである。図8に示すように、コリメータ鏡枠150には、その内部にコリメータレンズ151が配置されている。コリメータレンズ151は、コリメータレンズ鏡枠150の後端面150aから、距離X1の位置にその表面151aが位置するように配置されている。一方、コリメータレンズ鏡枠150は、コリメータレンズ保持部材340の当て付け面340aから距離X2の位置に後端面150aが位置するように配置されている。なお、距離X2が0の場合もあり得る。
図7に戻って説明を続ける。回転調整板430は、環状部430aと、環状部430aからその半径方向に延びる2本の延出部430b、430bを有する。延出部430b、430bの形状は、回転調整部材130と同様であるので、その説明は省略する。環状部430aの当て付け面430cには、コリメータレンズ鏡枠150の内周面に嵌合する環状凸部432が形成されている。環状凸部432は、その中心が、回転調整板430(環状部430a)の回転中心に一致するように形成されている。また、環状凸部432の中心付近には、回転調整板430を貫通する貫通穴433が形成されている。また、環状凸部432は、その高さをHとすると、X2<H<X1+X2を満たすように形成される。すなわち、H>X2であれば、回転調整部材430の環状凸部432が、コリメータレンズ鏡枠150の内周面に嵌合し得る。また、H≧X1+X2となると、回転調整部材430の環状凸部432の先端がコリメータレンズ151に接触するため、回転調整部材430の当て付け面430cとコリメータレンズ保持部材340の当て付け面340aとの間に隙間が生じてしまう。当て付け面430cと当て付け面340aとの間に隙間が生じてしまうと、ネジ133,133の締め付けのバランスによっては、回転調整部材430が、当て付け面340aに対して非平行となってしまう。この場合、LDコンポーネントC2(LD101、LD駆動基板110、LD圧入板120、回転調整板430)が全体として、当て付け面340aに対して非平行となってしまい、レーザ光L1,L2(図2)の射出角度がずれてしまうため、好ましくない。また、回転調整部材430の環状凸部432がコリメータレンズ151に接触することにより、コリメータレンズ151に傷がついたり、コリメータレンズ151に位置ずれが生じたりし得るため、好ましくない。
回転調整板430は、その環状凸部432がコリメータレンズ鏡枠150の内周面に嵌合された状態で且つ当て付け面430cとコリメータレンズ保持部材340の当て付け面340aとが密接した状態で、ネジ133,133によりコリメータレンズ保持部材340に固定される。
このような構成により、作業者は、光源ユニット400において、ネジ123,123を緩めて光軸調整を行うことができ、ネジ133,133を緩めてビームピッチ調整を行うことができる。
なお、光源ユニット400においては、回転調整部材430の環状凸部432が、コリメータレンズ鏡枠150の内周面に嵌合するものとしたが、コリメータレンズ151に環状凸部432が嵌合する部分を設けてもよい。
図9は、本発明の第5実施形態におけるマルチビーム走査装置の光源ユニット500の分解斜視図であり、図3(a)に対応する視点から見た図である。また、図10は、光源ユニット500の正面図である。この実施形態におけるマルチビーム装置は、上述のマルチビーム走査装置1の光源ユニット100を光源ユニット500に置き換えたものである。光源ユニット500は、光源ユニット100の構成と類似しており、同一の部材を含むため、光源ユニット100の構成部材と同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
光源ユニット500は、光源ユニット100の回転調整板130とコリメータレンズ保持部材140をそれぞれ、回転調整板530とコリメータレンズ保持部材540に置換した構成を有する。
コリメータレンズ保持部材540は、光源ユニット100のコリメータレンズ保持部材140と類似の構成をもつ。異なる点は、コリメータレンズ保持部材140の延出板状部143,143の一方が、さらに延出した形状を持つ延出板状部545として形成されている点である。延出板状部545は、ネジ144を挿通するための孔の他に、コリメータレンズの光軸と略平行な方向に形成され、回転調整板530の回転量を調整する治具を挿通するための、治具挿通穴546が形成されている。治具挿通穴546は、大径部546aと小径部546bにより形成されている。小径部546bは、回転調整板530側に形成されており、さらにその中心軸が大径部546aと等しくなるように形成されている。大径部546aと小径部546bの境界位置には、挿通方向に垂直な壁面546cが形成されている。使用される治具の詳細については、図10以降において詳述する。
回転調整板530は、環状部530aと、環状部530aからその半径方向両側に延びた2本の延出部530b、530dを有する。延出部530bの形状は、回転調整部材130のものと同様であるので、その説明は省略する。延出部530dは、延出部530bの形状にさらに延びた部分を形成したものである。回転調整部材530には、ガイド穴532、貫通溝534,534、ネジ孔531,531が形成されている。これらが形成される位置は、回転調整部材130における、ガイド穴132、貫通溝134,134、ネジ孔131,131の位置に対応する。延出部530dには、貫通溝134よりも、回転中心から見て外側に、回転調整板530の回転量を調整する治具を係合させる溝である調整溝535が形成されている。調整溝535は、回転調整板530の回転に対する半径方向に延びるように形成されている。また、調整溝535は、回転調整部材530をコリメータレンズ保持部材540に取り付けたときに、治具挿通穴546に対向する位置に形成されている。また、調整溝535の幅は、治具挿通穴546の直径よりも狭くなるように形成されている。
図11は、光源ユニット500において、回転調整板530の回転量を調整するための調整用治具600の外観を示す図である。
調整用治具600は、把持部610と、挿入部620とにより構成されている。挿入部620は、把持部610に結合された大径シャフト部630と、シャフト部630の先端から突出した小径シャフト部640と、小径シャフト部640の先端から突出した偏芯ピン650からなる。大径シャフト部630は、その径が、治具挿通穴546の大径部546aの直径よりもわずかに小さくなるように形成されている。小径シャフト部640は、治具挿通穴546の小径部546bに対して、進退移動及び回転が許容されつつぴったりと嵌るような径となるように形成されている。小径シャフト部640は、その回転軸が大径シャフト部630のものと一致するように形成されている。また、小径シャフト部640は、その長さが、治具挿通穴546の小径部546bの長さと略一致するように形成されている。大径シャフト部630と小径シャフト部640の境界には、当該回転軸に垂直な断面631が形成されている。偏芯ピン650は、小径シャフト部640の回転軸から外れた位置に形成されている。好ましくは、偏芯ピン650は、小径シャフト部640の周面に近い位置に形成されている。また、偏芯ピン650は、回転調整部材530の調整溝535に挿入可能なサイズに形成されている。好ましくは、偏芯ピン650は、円柱形状である。
図12は、調整用治具600を用いた光源ユニット500における調整方法を示す図である。
図12(a)は、調整用治具600の挿入部620を治具挿通穴546に挿入すると共に、偏芯ピン650を、回転調整板530の調整溝535に係合させた状態を示す図である。また、図12(a)には、治具挿通穴546の小径部546bと、回転調整板530の調整溝535と、調整用治具600の偏芯ピン650の位置関係を示す模式図を同時に示す。
調整用治具600の挿入部620を治具挿通穴546に挿入する際には、調整用治具600側の断面631と治具挿通穴546側の壁面546cが当接する位置まで、挿入部620を押し込む。この際、図12(a)の模式図に示すように、偏芯ピン650の位置(調整用治具600を回転させることにより変化する)が調整溝535に対応して初めて、断面631及び壁面546cが当接する。なお、図12(a)に示す光源ユニット600の状態(LDコンポーネントC2の回転位置の状態)を初期状態とする。
図12(b)は、初期状態から、図中反時計回りに、LDコンポーネントC2を回転させる場合を示す図である。また、対応する模式図も同時に示す。LDコンポーネントC2を回転させる際には、ネジ111,111(図9)は緩められている。
調整治具600は、その挿入部620が、治具挿通穴546に嵌合しているため、作業者は、調整治具600の回転軸を固定したまま、いずれかの方向に回転させることができる。初期状態から、調整用治具600を図中反時計回り(図中矢印の方向)に回転させると、偏芯ピン650が移動する。偏芯ピン650は、調整治具600の回転軸の同心円上の軌跡をもって移動する。
調整治具600の上記回転により、偏芯ピン650は、当該同心円上を図中反時計回りに移動しようとする。その際、偏芯ピン650は、調整溝535の下部を押圧する。調整溝535の下部が押圧されると、ある圧力を越えれば、回転調整板530は図中反時計回りに回転を始める。すなわち、回転調整板530は、調整治具600の回転により回転する。これは非常に微小に回転させることができるので有効である。つまり、調整治具600の回転量に対して、回転調整板530の回転量はごく微小なものとなる。回転調整後、ネジ111,111を締めることにより、その回転位置が固定される。
図12(c)は、初期状態から、図中時計回り(図中矢印の方向)に、LDコンポーネントC2を回転させる場合を示す図である。また、対応する模式図も同時に示す。LDコンポーネントC2を回転させる際には、ネジ111,111(図9)は緩められている。
初期状態から、調整治具600を図中反時計回りに回転させると、偏芯ピン650は、調整用治具600の回転軸の同心円上の軌跡をもって移動しようとする。その際、偏芯ピン650は、調整溝535の上部を押圧する。調整溝535の上部が押圧されると、ある圧力を超えれば、回転調整板530は図中時計回りに回転を始める。すなわち、回転調整板530は、調整治具600の回転により回転する。これは非常に微小に回転させることができるので有効である。回転調整後、ネジ111,111を締めることにより、その回転位置が固定される。
図13は、光源ユニット500におけるその他の調整方法について説明する図である。ハウジング11’は、ハウジング11とほぼ同一形状であり、光源ユニット500を配置する付近の側壁に幾つかの貫通穴が形成されている点で異なる。すなわち、ハウジング11’には、調整治具600の挿入部620を挿通及び支持するための治具挿通支持穴12と、ネジ123,123及びネジ133,133を回すためのドライバーを通すためのネジ回し用穴13,13及びネジ回し用長穴14,14とが形成されている。
ネジ回し用穴13,13は、LD駆動基板110に設けられたネジ回し用穴113,113に対向する位置に、それらと同様の大きさで形成されている。ネジ回し用長穴14,14は、ネジ回し用長穴114,114に対向する位置に、それらと同様の大きさで形成されている。
治具挿通支持穴12は、回転調整板530の調整溝535に対向する位置に設けられている。また、治具挿通支持穴12は、調整治具600の大径シャフト部630にぴったり嵌るような径に形成されている。よって、調整治具600は、治具挿通支持穴12を支持位置として、その回転軸を固定しつつ回転させることができる。
光軸調整をする際、作業者は、まず、ネジ回し用穴13,13、ネジ回し用穴113,113を介してネジ123,123を緩める。そして、作業者は、例えばLD駆動基板110がハウジング11’から露出した部分110Aを持って動かすことにより、LDコンポーネントC1を移動させて、光軸調整を行う。光軸調整後、ネジ123,123を締める。
その後、ビームピッチ調整をする際、作業者は、まず、ネジ回し用長穴14,14、ネジ回し用長穴114,114を介してネジ133,133を緩める。次に、調整治具600の挿入部620を治具挿通支持穴12に通し、偏芯ピン650を回転調整板530の調整溝535に挿入する。この状態は、調整溝535への偏芯ピン650の挿入の方向は異なるが、図12に示したようにコンポーネントC2の回転位置、すなわちビームピッチを調整することができる。ビームピッチ調整後、ネジ133,133を締める。
図13に示した構成によれば、光源ユニット500をハウジング11’に組み込んだまま、光軸調整、ビームピッチ調整を行うことができる。これは、それらの作業を一層容易にするものである。
したがって、本発明によれば、調整部材をレンズ保持部材に取り付けた状態で光源保持部材を移動させることにより、光軸調整を行うことができる。その後、光源保持部材を調整部材に固定した状態で当該調整部材を回転させることにより、先に軸合わせされた光軸の位置を変化させることなくビームピッチ調整を行うことができる。よって、光軸調整と、ビームピッチ調整をそれぞれ独立して行うことができるため、光軸調整及びビームピッチ調整の作業が容易となり、調整時間を短縮することができる。
1 マルチビーム走査装置
11,11’ ハウジング
20 ポリゴンミラー
100,200,300,400,500,600 光源ユニット
101 LD
110 LD駆動基板
120 LD圧入板
130 回転調整板
140 コリメータレンズ保持部材
150 コリメータレンズ鏡枠
L1,L2 レーザ光(発光点)
11,11’ ハウジング
20 ポリゴンミラー
100,200,300,400,500,600 光源ユニット
101 LD
110 LD駆動基板
120 LD圧入板
130 回転調整板
140 コリメータレンズ保持部材
150 コリメータレンズ鏡枠
L1,L2 レーザ光(発光点)
Claims (20)
- 複数の発光点を有する光源から射出された複数の光をコリメータレンズにより略平行光にして複数のビームとして射出する光源ユニットを備えたマルチビーム走査装置であって、
前記光源ユニットが、
前記光源を保持した光源保持部材と、
前記コリメータレンズを保持したレンズ保持部材と、
前記コリメータレンズの光軸上であって前記光源保持部材と前記レンズ保持部材との間に配置された調整部材と、
前記光源における所定の軸を前記光軸に対して位置調整可能であるように、前記光源保持部材を前記調整部材に取り付ける第1の取付手段と、
前記光源保持部材が取り付けられた調整部材の前記光軸回りにおける回転位置調整が可能であるように、前記調整部材を前記レンズ保持部材に取り付ける第2の取付手段と、を備えたことを特徴とするマルチビーム走査装置。 - 前記調整部材は、その回転中心を中心とし且つ前記レンズ保持部材側へ延びる環状の凸部を有し、
前記レンズ保持部材は、前記光軸を中心とし且つ前記凸部に係合する円形のガイド穴を有し、
前記調整部材は、前記凸部が前記ガイド穴に係合した状態で、前記レンズ保持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のマルチビーム走査装置。 - 前記レンズ保持部材が、前記コリメータレンズを保持する管状の鏡枠と、前記鏡枠を保持する鏡枠保持部材とを含み、
前記鏡枠保持部が、前記鏡枠を保持する貫通孔を備え、
前記ガイド穴が、前記貫通孔の一部であることを特徴とする請求項2に記載のマルチビーム走査装置。 - 前記レンズ保持部材が、前記コリメータレンズを保持する管状の鏡枠と、前記鏡枠を保持する鏡枠保持部材とを含み、
前記ガイド穴が、前記鏡枠の内周部分の一部であることを特徴とする請求項2に記載のマルチビーム走査装置。 - 前記レンズ保持部材は、前記光軸を中心とし且つ前記調整部材側へ延びる環状の凸部を有し、
前記調整部材は、その回転中心を中心とし且つ前記凸部に係合する円形のガイド穴を有し、
前記調整部材は、前記ガイド穴が前記凸部に係合した状態で、前記レンズ保持部材に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のマルチビーム走査装置。 - 前記レンズ保持部材が、前記コリメータレンズを保持する管状の鏡枠と、前記鏡枠を保持する鏡枠保持部材とを含み、
前記鏡枠保持部が、前記鏡枠を保持する貫通孔を備え、
前記凸部が、前記貫通孔から突出して配置された前記鏡枠の突出部分であることを特徴とする請求項5に記載のマルチビーム走査装置。 - 前記第1の取付手段は、前記光源保持部材を、前記光軸に垂直な面内における前記光源の位置調整が可能であるように、前記調整部材に取り付けることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のマルチビーム走査装置。
- 前記第1の取付手段は、前記光源保持部材を前記調整部材に取り付けるための第1のネジ部材を含み、
前記光源保持部材には、前記光軸方向に前記第1のネジ部材を挿通させると共に所定量の遊びを持たせた円形の孔が設けられており、
前記調整部材には、前記第1のネジ部材を螺合させる第1のネジ孔が形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のマルチビーム走査装置。 - 前記孔は、前記光源を挟んだ両側に1つずつ形成されており、
前記第1のネジ孔も、前記孔に対応するよう、2つ形成されており、
2つの前記第1のネジ部材を用いて前記光源保持部材を取り付けることを特徴とする請求項8に記載のマルチビーム走査装置。 - 前記光源ユニットは、前記光源を備え且つ前記光源保持部材に固定された、前記光源を駆動させる駆動回路基板を有し、
前記駆動回路基板に、前記第1のネジ部材を回すための治具を通す部分を設けたことを特徴とする請求項8または9に記載のマルチビーム走査装置。 - 前記第2の取付手段は、前記調整部材を前記レンズ保持部材に取り付けるための第2のネジ部材を含み、
前記調整部材には、前記光軸から離れた位置において、前記光軸方向に前記第2のネジ部材を挿通させると共に前記光軸を中心とした円の円弧状の長孔が設けられており、
前記レンズ保持部材には、前記第2のネジ部材を螺合させる第2のネジ孔が形成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のマルチビーム走査装置。 - 前記調整部材は、前記光源保持部材を前記調整部材に取り付けた際に、前記光源保持部材よりも前記光軸から離れる方向に突出する突出部位を有し、
前記長孔は、前記突出部位に形成されていることを特徴とする請求項11に記載のマルチビーム走査装置。 - 前記調整部材は、その回転中心に、前記光源から射出された複数の光を通過させるための貫通した孔を有することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載のマルチビーム走査装置。
- 当該マルチビーム走査装置の筐体に前記レンズ保持部材が固定されていることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載のマルチビーム走査装置。
- 前記調整部材には、その回転中心から離れた位置において、当該回転中心の半径方向に沿って延びた細溝が形成されており、
前記レンズ保持部材には、調整部材が取り付けられた状態において前記細溝に対向する位置に、前記光軸と略同一方向に沿って延びる円形の貫通孔部が形成され、
前記貫通孔部の直径は、少なくとも前記細溝の幅より大きく、
前記貫通孔部には、前記貫通孔部の直径に略等しい外径を有するシャフト部と、前記シャフト部の先端から突出する突出部であって、前記シャフト部の中心軸から偏芯した位置に形成され且つ前記細溝の幅より小さいものを備えた、前記調整部材の回転位置を調整するための治具を挿通可能であることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のマルチビーム走査装置。 - 前記貫通孔部は、大径部と、前記大径部よりも前記調整部材側に位置する小径部とを有し、
前記シャフト部は、前記小径部と略等しい外形を有しており、
前記治具は、前記小径部よりも大きく前記大径部よりも小さい径を有し且つ前記シャフト部をその先端に備えた大径シャフト部をさらに有することを特徴とする請求項15に記載のマルチビーム走査装置。 - 前記調整部材には、その回転中心から離れた位置において、当該回転中心の半径方向に沿って延びた細溝が形成され、
当該マルチビーム走査装置の筐体には、前記光源ユニットが前記筐体内に取り付けられた状態において前記細溝に対向する前記筐体の側壁に、前記光軸と略同一方向に沿って円形の貫通孔部が形成され、
前記貫通孔部の直径は、少なくとも前記細溝の幅より大きく、
前記貫通孔部には、前記貫通孔部の直径に略等しい外径を有するシャフト部と、前記シャフト部の先端から突出する突出部であって、前記シャフト部の中心軸から偏芯した位置に形成され且つ前記細溝の幅より小さいものを備えた、前記調整部材の回転位置を調整するための治具が挿通可能であることを特徴とする請求項1から14のいずれかに記載のマルチビーム走査装置。 - 前記調整部材は、その回転中心付近に位置する環状部と、前記環状部から、当該回転中心から放射状に延びる延出部を有し、
前記環状部及び前記延出部には、それぞれ、前記調整部材が前記レンズ保持部材に取り付けられた際に前記レンズ保持部材の所定の面に当接する当接面が形成されており、
前記延出部は、前記延出部に形成された当接面が、前記レンズ保持部材の所定の面のうちの対応する部分よりもその面積が広くなるように形成されていることを特徴とする請求項1から17のいずれかに記載のマルチビーム走査装置。 - 複数の発光点を有する光源から射出された複数の光をコリメータレンズにより略平行光にして複数のビームとして射出する光源ユニットを備えたマルチビーム走査装置であって、
前記光源ユニットが、
前記光源を保持した光源保持部材と、
前記コリメータレンズを保持したレンズ保持部材と、
前記コリメータレンズの光軸上であって前記光源保持部材と前記レンズ保持部材との間に配置され、前記レンズ保持部材に取り付けられると共に前記光源保持部材を保持する調整部材と、を備え、
前記光源保持部材は、前記光軸に対する前記光源における所定の軸の位置調整が可能であるように、前記調整部材に保持されており、
前記光源保持部材が保持された前記調整部材は、前記光軸回りにおける前記調整部材の回転位置調整が可能であるように前記レンズ保持部材に取り付けられていることを特徴とするマルチビーム走査装置。 - 前記光源における所定の軸は、前記複数の発光点の配置における略中心位置を通ると共に、各発光点の光軸に略平行した軸であることを特徴とする請求項1から19のいずれかに記載のマルチビーム走査装置。
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