JP2017172113A - 足場施工方法、および、該方法で用いる足場仮設トレイ - Google Patents

足場施工方法、および、該方法で用いる足場仮設トレイ Download PDF

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Abstract

【課題】 仮設足場の設置作業に要する高所作業を削減する。【解決手段】 駐車装置は、鉄骨構造2を構築し、各格納棚9の位置にトレイ支持機構10を設ける。駐車装置の外部となる地上で、格納棚9に収納予定のトレイ11の上側に、前部と後部と中間部の各下地部材と、格納棚9の水受手段で使用予定のデッキプレート18と、足場板固定部材と、吊具とを取り外し可能に備えた足場仮設トレイ19を組み立てる。足場仮設トレイ19は、吊り上げて目的の格納棚9まで搬送し、トレイ11をトレイ支持機構10に受けさせることで格納棚9に収納する。これにより、格納棚9の位置には、足場仮設トレイ19を構成しているデッキプレート18を足場板部材とする足場を形成させる。【選択図】図9

Description

本発明は、格納棚にくし歯状部材を有するトレイを備える形式の駐車装置に仮設足場を設ける足場施工方法、および、該方法で用いる足場仮設トレイに関するものである。
駐車装置の一つとしては、建屋内に上下方向に複数段の格納棚を備え、各格納棚に、車両をくし歯状(フォーク状)の支持部を有するトレイに載置した状態で収納する形式の駐車装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
この種の駐車装置を建設するときには、建屋の外壁を施工する場合などに、上下方向の複数個所に仮設の足場を設けることが必要とされる。
ところで、前記トレイは、車両の車輪が載置される個所がくし歯状とされているため、上下方向に連通している隙間が多い。したがって、このトレイをそのまま作業者が乗る足場として利用することは難しい。
そのため、従来、前記駐車装置に仮設の足場を設ける場合は、以下のような手法が採られていた。
すなわち、各格納棚にトレイが収納されている状態で、先ず、鋼製足場板またはベニヤ板製の足場板を含む仮設足場の材料を、クレーン等で各格納棚の位置まで揚重する。次に、各格納棚の位置で、収納されているトレイの上側に仮設足場を組み立てる。これにより、各格納棚の位置には、各トレイに支持された状態の仮設足場が設けられる。
特開平6−299727号公報
ところが、従来の手法では、各格納棚の位置で、トレイの上側に仮設足場を組み立てる作業を行うようにしているため、仮設足場の設置に要する高所作業の工数が多くなり、足場の設置作業に多くの時間を要するというのが実状である。
そこで、本発明は、格納棚にくし歯状の部材を有するトレイを備える形式の駐車装置について、仮設の足場の設置に要する高所作業の工数の削減化を図ることができる足場施工方法、および、該方法で用いる足場仮設トレイを提供しようとするものである。
本発明は、前記課題を解決するために、駐車装置の格納棚に収納する予定のくし歯部を有するトレイの上側に、下地部材と、足場板部材と、足場板固定部材と、吊具とを取り外し可能に備えた足場仮設トレイを、駐車装置の外部で組み立てる工程と、組み立てられた前記足場仮設トレイを、前記駐車装置におけるトレイ支持機構が設けられている格納棚の位置まで搬送する工程と、前記足場仮設トレイにおける前記トレイを前記トレイ支持機構に支持させることで、前記足場仮設トレイを前記格納棚に収納して、該格納棚の位置に、前記足場仮設トレイの足場板部材による足場を形成する工程と、を行う足場施工方法とする。
前記足場板部材は、前記駐車装置の格納棚に付設される水受手段で使用する予定のデッキプレートを用いる方法とする。
前記デッキプレートは、前記下地部材と前記足場板固定部材との間で挟持して固定する方法とする。
また、駐車装置の格納棚に収納する予定のくし歯部を有するトレイと、前記トレイの上側に取り外し可能に取り付けられた下地部材と、前記下地部材の上側に載置された足場板部材と、前記足場板部材を前記下地部材の上側に固定する足場板固定部材と、吊具と、を備える構成を有する足場仮設トレイとする。
本発明の駐車装置の足場施工方法、および、足場仮設トレイによれば、格納棚にくし歯状の部材を有するトレイを備える形式の駐車装置について、仮設の足場の設置に要する高所作業の工数の削減化を図ることができる。
足場施工方法を適用する駐車装置の概要を示す図である。 駐車装置の格納棚の部分を示す平面図である。 駐車装置の格納棚の水受手段を示す側面図である。 足場施工方法で用いる足場仮設トレイを示す概略平面図である。 足場仮設トレイの概略側面図である。 足場仮設トレイの要部を拡大して示す図である。 足場仮設トレイの別の要部を拡大して示す図である。 足場仮設トレイの更に別の要部を拡大して示す図である。 足場施工方法の第1実施形態の手順を説明するための図である。 足場施工方法の図9に続く手順を説明するための図である。 足場施工方法の図10に続く手順を説明するための図である。
本発明の駐車装置の足場施工方法について、図面を参照して説明する。
図1は足場施工方法の適用対象となる駐車装置の概要を示す切断正面図である。図2は駐車装置における格納棚の部分を拡大して示す平面図である。図3は格納棚に付設される水受手段を拡大して示す切断正面図である。
図4は足場施工方法で用いる足場仮設トレイを示す概略平面図である。図5は足場仮設トレイの概略側面図である。図6は、図4のA−A方向矢視拡大図である。図7は、図4のB−B方向矢視拡大図である。図8(a)は図6のC部を拡大して示す図、図8(b)は図8(a)のD−D方向矢視図である。
図9は、足場施工方法の実施形態の手順を示すもので、地上で組み立てた足場仮設トレイを、格納棚に収納する工程を示す概要図である。図10は、足場施工方法の図9に続く手順を示すもので、各格納棚の位置に足場仮設トレイによる足場を設けた状態を示す概要図である。図11は、足場施工方法の図10に続く手順を示すもので、図11(a)は足場仮設トレイを昇降路に移動させる工程を示す概要図、図11(b)は足場仮設トレイを分解すると共に、格納棚に付設される水受手段を形成する工程を示す概要図である。
ここで先ず、本実施形態の足場施工方法の適用対象となる駐車装置について概説する。なお、説明の便宜上、駐車装置とその構成要素については、駐車装置の格納棚に収納されたトレイの長手方向に沿う方向の一方を前、他方を後といい、前側に向いて右手側を右、左手側を左という。
駐車装置は、図1に示すように、建屋1が、鉄骨構造2と、その外側を覆う外壁3で構成されている。
建屋1内には、上下方向に延びる昇降路4と、昇降路4の左右両側に位置する格納スペース5が設けられている。また、建屋1内には、車両6が入庫および出庫する入出庫階と、上下方向に設定された間隔で複数段の駐車階が設定されている。なお、入出庫階は、たとえば、地上階とされている。建屋1の入出庫階には、昇降路4に連通する入出庫口7が備えられている。
昇降路4には、入出庫階と、各駐車階との間を昇降するリフト8が備えられている。
各格納スペース5には、各駐車階と対応する位置ごとに格納棚9が設けられている。
各格納棚9の前端側と後端側には、図2に示すように、前後方向に対向する配置でトレイ支持機構10が設けられている。又、昇降路4の前端側と後端側には、各格納棚9のトレイ支持機構10と左右方向に並ぶ配置で、前後方向に対向するトレイ支持機構10が設けられている。
トレイ支持機構10は、左右方向に延びるローラフレーム10aと、左右方向に設定された間隔で配置されてローラフレーム10aに回転可能に支持された複数のローラ10bと、各ローラ10bを回転駆動する図示しない回転駆動手段とを備えた構成とされている。
各格納棚9には、車両積載用のトレイ11が収納されている。
トレイ11は、図2に示すように、前後のトレイ支持機構10の各ローラ10b上に沿う配置で左右方向に延びる前後一対の横行フレーム部12と、前後方向に延びて前後の両端部が各横行フレーム部12に連結された左右一対の梁部13と、各梁部13の前部寄り個所と後部寄り個所から左右の両外側に突出するように設けられたくし歯部14とを備えた構成とされている。各くし歯部14は、車両6(図1参照)の車輪の前後位置に合わせた配置で設けられている。
本実施形態におけるトレイ11は、梁部13が横向きのチャネル材により形成されている。また、左右のくし歯部14は、各梁部13を貫通して左右方向に一連に延びる角筒材で形成されている。
これにより、トレイ11は、前後の横行フレーム部12が、格納棚9の前後のトレイ支持機構10のローラ10bに支持された状態で、格納棚9に収納されている。また、格納棚9に収納されたトレイ11は、トレイ支持機構10の各ローラ10bを回転駆動手段(図示せず)により回転駆動することにより、図2に二点鎖線で示すように、格納棚9と昇降路4との間で横行可能とされている。
リフト8は、図示しないが、車両6(図1参照)の車輪を支持する個所に、くし歯状の部材を、トレイ11のくし歯部14とは平面的に重ならない互い違いの配置で備えた構成とされ、トレイ11とは上下方向にすれ違い可能となっている。
更に、各格納棚9には、トレイ支持機構10に支持されたトレイ11の下側となる位置に、図3に示すように、水受手段15が備えられている。
水受手段15は、格納棚9の前端側と後端側に配置された左右方向に延びる前後一対の支持部材16と、トレイ支持機構10の下側または鉄骨構造2に取り付けられて支持部材16を支持するブラケット17と、前後の各支持部材16同士の間に架け渡された水受板としてのデッキプレート18とを備えた構成とされている。
デッキプレート18は、1枚のデッキプレート18の幅と、格納棚9の左右方向寸法との割合に応じて、適宜複数枚並べて使用される。本実施形態では、たとえば、左右方向に3枚のデッキプレート18が並べて使用されている。各デッキプレート18は、前端側と後端側が、それぞれ前後の支持部材16の上側に載置されると共に、タッピングビスやその他の図示しない取付手段を介して、対応する支持部材16に取り付けられている。
なお、前後の支持部材16同士は、設置する高さに差が設けられていて、各デッキプレート18には、前後方向に勾配が形成されている。更に、各デッキプレート18の下端側となる前後方向の一端側には、支持部材16の付近に図示しない排水手段が接続されている。この排水手段は、各デッキプレート18から受ける水を、建屋外部に排出する機能を備えている。
次に、図4乃至図8(a)(b)を用いて、本実施形態の足場施工方法で用いる足場仮設トレイ19の構成について説明する。この足場仮設トレイ19は、格納棚9に収納予定のトレイ11に、予め仮設足場を装着したもので、以下のような構成としてある。
足場仮設トレイ19は、トレイ11に、下地部材20a,20b,21と、足場板部材としてのデッキプレート18と、足場板固定部材22と、吊具23とを取り外し可能に取り付けた構成とされている。なお、図4では、便宜上、デッキプレート18を二点鎖線で示してある。
図4、図5に示すように、トレイ11の前端側の上側には、前部下地部材20aが載置され、トレイ11の後端側の上側には、後部下地部材20bが載置されている。また、トレイ11の前後方向の中間部の上側には、中間部下地部材21が載置されている。
前部下地部材20aおよび後部下地部材20bは、トレイ11の左右幅寸法よりも長い寸法で左右方向に延びる部材であり、たとえば、角筒材で形成されている。
図6に示すように、前部下地部材20aおよび後部下地部材20bの長手方向中間部の下側には、トレイ11の左右の梁部13のウェブ13aに沿って配置される取付部材24が下方に向けて突設されている。取付部材24と、梁部13のウェブ13aには、対応する配置でボルト孔25,26が穿設されており、この各ボルト孔25,26にボルト27を挿通させてナット28で締めることにより、前部下地部材20aおよび後部下地部材20bはトレイ11に固定されている。この状態からボルト27とナット28を緩めて取り外せば、前部下地部材20aおよび後部下地部材20bは、トレイ11に対する固定を解除して取り外すことができる。
トレイ11に取り付けられた前部下地部材20aと後部下地部材20bとの間隔は、トレイ11を取付予定の格納棚9に付設される水受手段15(図3参照)で使用予定のデッキプレート18の前後方向の長さ寸法よりも設定された寸法分、短く設定されている。これにより、トレイ11に取り付けられた状態の前部下地部材20aと後部下地部材20bの上側には、水受手段15で使用予定のデッキプレート18の前端側と後端側を載置することができる。
中間部下地部材21は、図4、図5に示すように、デッキプレート18の長手方向中間部を下方から支持して、デッキプレート18が足場板部材として使用されるときの変形を防止するための部材である。したがって、中間部下地部材21は、水受手段15で使用予定のデッキプレート18の強度や剛性を考慮して、前部下地部材20aと後部下地部材20bとの間に、単数または前後方向に設定された間隔で複数配置されている。本実施形態では、中間部下地部材21を2個所に設ける例が示してある。なお、中間部下地部材21を前後方向の3個所以上に配置した構成としてもよいことは勿論である。
各中間部下地部材21は、前部下地部材20aおよび後部下地部材20bと同様の長さ寸法で左右方向に延びる部材であり、たとえば、横向きのチャネル材により形成されている。
図7に示すように、各中間部下地部材21の長手方向中間部には、トレイ11の左右の梁部13の内側近傍に配置される2個所に、下フランジ21aを上下に貫通するボルト孔29が穿設されている。
各中間部下地部材21の直下に位置する各梁部13の上フランジ13bには、個別のプレート部材30が下方から当接するようにそれぞれ配置されている。この状態で、各プレート部材30に設けられているボルト孔31と、各中間部下地部材21のボルト孔29にボルト32を挿通させてナット33で締めることにより、各梁部13の上フランジ13bが、各中間部下地部材21の下面とプレート部材30との間に挟持される。34は各ボルト32に嵌めた座金である。
このように各梁部13の上フランジ13bを挟持することで、各中間部下地部材21は、トレイ11に固定されている。この状態からボルト32とナット33を緩めてプレート部材30および座金34を一緒に取り外せば、各中間部下地部材21は、トレイ11に対する固定を解除して取り外すことができる。
デッキプレート18は、トレイ11を取付予定の格納棚9に付設される水受手段15(図3参照)で使用する予定のデッキプレート18である。図4に示すように、デッキプレート18は、前部下地部材20a、後部下地部材20b、および、各中間部下地部材21の上側に左右方向に3枚並べて載置されている。
足場板固定部材22は、図4、図5、図6に示すように、デッキプレート18の前端側と後端側の上側に、前部下地部材20aおよび後部下地部材20bと平行な配置でそれぞれ載置されている。本実施形態では、各足場板固定部材22は、たとえば、図8(a)に示すように、上向きの略チャネル形状の部材とされている。
前部下地部材20aおよび後部下地部材20bと、前部および後部の各足場板固定部材22は、デッキプレート18より左右方向に突出する左右両端側に、上下方向に貫通するボルト孔35,36がそれぞれ穿設されている。前部下地部材20aおよび後部下地部材20bの下端側のボルト孔35の下側には、固定式のナット37が取り付けられている。
これにより、各足場板固定部材22のボルト孔36に上方から挿通させたボルト38を、前部下地部材20aと後部下地部材20bのボルト孔35を通してナット37に締め込むことにより、各足場板固定部材22が、その下方に位置する前部下地部材20aと後部下地部材20bにそれぞれ固定されている。この状態で、デッキプレート18は、前端側と後端側が、足場板固定部材22と前部下地部材20aとの間、および、足場板固定部材22と後部下地部材20bとの間にそれぞれ挟持されて固定されている。したがって、デッキプレート18は、特別な加工を要することなくトレイ11に固定することができるため、後述するようにデッキプレート18を後で水受手段15の構成部材として使用しても、水受手段15の機能に支障が生じる虞はない。
この状態から、各ボルト38を対応するナット37から緩めて取り外せば、各足場板固定部材22は、前部下地部材20aおよび後部下地部材20bに対する固定を解除して取り外すことができる。この各足場板固定部材22の取り外しに伴い、デッキプレート18も、トレイ11に対する固定が解除されて取り外すことができる。
なお、ナット37は、足場板固定部材22の取付作業に要する手間を省くという点、および、後述する各足場板固定部材22の取り外し作業時におけるナット37の落下防止を図るという点から考えると、固定式であることが好ましい。しかし、各足場板固定部材22の取り付けは、固定されていないナット37を用いて行うようにしてもよいことは勿論である。
また、足場板固定部材22の取付作業に要する手間を省くという点、および、各足場板固定部材22の取り外し作業時におけるボルト38の落下防止を図るという点から考えると、図8(a)(b)に示すように、ボルト38には、各足場板固定部材22のボルト孔36に上方から挿通させた状態で、抜け止め部材39を予め取り付けておくことが好ましい。
吊具23は、図8(a)(b)に示すように、一端側が二股形状とされた略U字状(クレビス状)のリンク部材40と、リンク部材40の他端側に取り付けられたアイ部材41とを備えた構成とされている。
リンク部材40の二股形状は、前部下地部材20aとそれに取り付けられた足場板固定部材22や、後部下地部材20bとそれに取り付けられた足場板固定部材22を、設定された余裕をもって跨ぐ形状とされている。
リンク部材40の一端寄り個所には、二股形状部分を貫通するボルト孔42が穿設されている。
前部下地部材20aおよび後部下地部材20bの左右両端側には、ボルト孔35と左右方向にずれた配置で、前後方向のボルト孔43が穿設されている。各ボルト孔43には、吊具23のボルト孔42が合わせて配置され、この状態で各ボルト孔42,43にボルト44を挿通させてナット45で締めることにより、前部下地部材20aおよび後部下地部材20bの左右両端側に、各吊具23が、ボルト44を中心として左右方向に揺動可能に取り付けられている。
このように各吊具23を揺動可能としたのは、各吊具23に図示しないワイヤを掛けて足場仮設トレイ19を4点吊りするときに、各吊具23がワイヤの延びる方向に沿って傾くことで、各吊具23自身や、前部下地部材20aおよび後部下地部材20bの左右両端側の各吊具23の取付個所に、大きな曲げ応力が生じないようにするためである。なお、この場合、各吊具23は足場仮設トレイ19の左右方向の中心側に傾く姿勢となるので、この状態のときにもリンク部材40が足場板固定部材22に接触することがないように、リンク部材40の二股形状の大きさが設定されている。
更に、各吊具23が左右に揺動可能としてあるので、足場仮設トレイ19は、必要に応じて、左右いずれか一側の2つの吊具23を介して2点吊りすることも可能である。
なお、吊具23におけるアイ部材41は、リンク部材40の他端側に固定されていればよく、したがって、アイ部材41は、アイナットとアイボルトのいずれを用いるようにしてもよく、更には溶接等の固定手段でリンク部材40に固定されていてもよい。
次に、図9乃至図11(a)(b)を用いて、本実施形態の足場施工方法について説明する。
本実施形態の足場施工方法を実施する場合は、予め、図9に示すように、建屋1の鉄骨構造2を構築し、この鉄骨構造2における各格納棚9の位置に、トレイ支持機構10を設けておく。
一方、建屋1の外部であって高所作業を伴わない個所、たとえば、地上において、各格納棚9に収納予定のトレイ11と、各格納棚9に付設する水受手段15(図3参照)で使用予定のデッキプレート18とを用いて、前記した構成を有する足場仮設トレイ19を組み立てる。この地上における足場仮設トレイ19の組み立ては、駐車装置の建設現場で行ってもよいし、工場で足場仮設トレイ19を組み立てた後に建設現場へ搬入するようにしてもよい。
その後、図9に示すように、足場仮設トレイ19は、クレーンなどの図示しない搬送手段を用いて目的の格納棚9の位置まで吊り上げるように搬送し、足場仮設トレイ19を構成しているトレイ11の前後の横行フレーム部12を、格納棚9の前後のトレイ支持機構10に載置して支持させる。これにより、格納棚9には、足場仮設トレイ19を収納する。この際、足場仮設トレイ19は、目的とする格納棚9と同じ駐車階に位置する昇降路4のトレイ支持機構10に一旦載置した後、目的とする格納棚9まで横行させるようにしてもよい。この場合の足場仮設トレイ19の横行は、手動で行うようにすればよい。
足場仮設トレイ19を格納棚9の位置まで搬送するときには、足場仮設トレイ19を適宜傾けた姿勢とすることで、トレイ11の前後両端側と、各格納棚9や昇降路4のトレイ支持機構10との干渉を回避するようにすればよい。
このように足場仮設トレイ19を目的とする格納棚9の位置まで吊り上げて格納棚9へ足場仮設トレイ19を収納する作業を行う場合は、上方に位置する格納棚9からその下方に位置する格納棚9の順に足場仮設トレイ19を順次収納することが好ましい。
なお、足場仮設トレイ19は、必要に応じて、鉄骨構造2の外部を通して鉄骨構造2の上端側まで吊り上げた後、鉄骨構造2の内側を吊り降ろすようにして格納棚9の位置まで搬送するようにしてもよい。この手法の場合は、下方に位置する格納棚9からその上方に位置する格納棚9の順に足場仮設トレイ19を順次収納することが好ましい。
格納棚9に足場仮設トレイ19を収納した後は、対応するトレイ支持機構10に図示しないブレーキをかけて、足場仮設トレイ19の予期しない横行を防止することが好ましい。
格納棚9に足場仮設トレイ19を収納する作業は、順次繰り返し行って、図10に示すように、各格納棚9に足場仮設トレイ19を収納する。これにより、鉄骨構造2における各格納棚9の位置には、足場仮設トレイ19のデッキプレート18による足場が形成される。よって、駐車装置では、上下方向に複数段の仮設の足場を形成することができる。
したがって、この状態の駐車装置では、各格納棚9の位置に形成された仮設の足場に乗る作業者が、鉄骨構造2に対する外壁3の取り付け作業などを進めることができて、建屋1の構築作業を進めることができる。
また、この状態で、各格納棚9の位置に形成された仮設の足場に乗った作業者は、自分が乗っている足場の一つ上の段の格納棚9について、図11(a)に示すように、水受手段15を形成するための支持部材16を、格納棚9の前後の各トレイ支持機構10の下方に配置すると共に、ブラケット17を介して各トレイ支持機構10または鉄骨構造2の前端側と後端側に設置する。更に、作業者は、自分が乗っている足場の一つ上の段の格納棚9について、電気配線の工事などの下方からの作業が必要とされる工事を行う。
その後、各格納棚9の位置の足場が不要になった場合は、仮設の足場の撤去作業を行う。
この仮設足場の撤去作業は、先ず、図11(a)に示すように、作業対象となる格納棚9において、トレイ支持機構10の図示しないブレーキを解除し、図11に二点鎖線で示すように、格納棚9に収納されていた足場仮設トレイ19をトレイ支持機構10に沿って昇降路4まで横行させる。
次に、足場仮設トレイ19における足場板固定部材22を固定していたボルト38(図8(a)(b)参照)を緩めて、図11(b)に示すように、足場板固定部材22を取り外す。この取り外された足場板固定部材22は、回収する。この場合は、たとえば、昇降路4における足場仮設トレイ19の下方となる位置には、図示しないゴンドラを配置しておき、そのゴンドラへ足場板固定部材22を移動させて回収するようにすればよい。
次いで、各下地部材20a,20b,21上に載置されている3枚のデッキプレート18は、順次取り外して、作業対象の格納棚9の前後の支持部材16上にデッキプレート18の前後両端部が載置されて支持される位置まで順次移動させる。この際、各デッキプレート18の移動は、作業対象の格納棚9の一段下の格納棚9に収納されている足場仮設トレイ19を足場として、作業者が手動で行うようにすればよい。このようにして前後両端部を支持部材16に載置した各デッキプレート18は、前記所定の取付手段により各支持部材16に取り付ける。これにより、作業対象の格納棚9では、水受手段15が形成される。
前記のように足場仮設トレイ19からデッキプレート18を取り外した後は、ボルト27とナット28とを緩めて前部下地部材20aと後部下地部材20bとをトレイ11から取り外すと共に、ボルト32とナット33とを緩めて各中間部下地部材21をトレイ11から取り外す。
この取り外された各下地部材20a,20b,21、ボルト27,32とナット28,33、およびその他の付属部材は、足場板固定部材22と同様に、たとえば、図示しないゴンドラに移動して回収する。
以上により仮設の物品が取り外された後のトレイ11は、再び格納棚9に移動して収納して、作業対象の格納棚9についての仮設足場の撤去作業を完了する。
なお、前記作業の際に要する足場仮設トレイ19やトレイ11の横行は、手動で行うようにすればよい。また、足場撤去作業が終了して格納棚9に収納したトレイ11については、必要に応じてトレイ支持機構10の図示しないブレーキをかけておくようにすればよい。
その後は、前記した一つの格納棚9を作業対象とする仮設足場の撤去作業を、各格納棚9の足場仮設トレイ19に対して順次繰り返して行う。
これにより、すべての格納棚9に収納されていた足場仮設トレイ19を対象として足場撤去作業を終了すると、各格納棚9には、図1に示したと同様に、仮設の物品が装備されていない状態のトレイ11が収納されると共に、デッキプレート18を用いて形成された水受手段15が付設された状態となる。
このように、本実施形態の足場施工方法によれば、高所作業を伴わない地上において格納棚9に収納予定のトレイ11を用いた足場仮設トレイ19を組み立て、この足場仮設トレイ19を各格納棚9まで搬送して、トレイ11を格納棚9に収納する場合と同様に、足場仮設トレイ19を格納棚9に収納させることにより、駐車装置における上下方向の複数個所に仮設の足場を設けることができる。
したがって、本実施形態の足場施工方法は、格納棚9にくし歯部14を有するトレイ11を備える形式の駐車装置について、仮設の足場の設置に要する高所作業の工数の削減化を図ることができる。これにより、足場の設置作業に要する時間を削減することができる。
また、足場仮設トレイ19は、各下地部材20a,20b,21、足場板部材となるデッキプレート18、足場板固定部材22、および、吊具23が、トレイ11から取り外し可能な構成としてあるため、仮設の足場が不要になった場合は、トレイ11は対応する格納棚9と同じ駐車階に残したままで、トレイ11から各下地部材20a,20b,21、デッキプレート18、足場板固定部材22、および、吊具23を簡単に取り外すことができる。このため、仮設の足場の撤去作業のときに、地上に降ろして回収する物品の点数を削減することできる。
更に、本実施形態における足場仮設トレイ19は、足場板部材として、格納棚9に付設される水受手段15で使用する予定のデッキプレート18を用いるようにしてある。このため、仮設の足場用の足場板部材を別に用意する必要はない。よって、仮設の足場の設置のために要する材料コストの削減化を図ることができる。
また、仮設の足場の撤去作業時には、トレイ11から取り外したデッキプレート18は、地上へ降ろすことなく、そのまま水受手段15を形成する部材として用いることができる。よって、この場合は、仮設の足場の撤去作業のときに、地上に降ろして回収する物品の点数を更に削減することできる。更に、この場合は、水受手段15を形成するためのデッキプレート18を、別途格納棚9まで搬送する工程を省くこともできる。したがって、駐車装置の建設に要する手間と時間の低減化を図ることもできる。
なお、本発明は、前記実施形態にのみ限定されるものではなく、各図に示した各構成部材の寸法や、各構成部材同士の寸法比は、図示するための便宜上のものであり、実際の寸法や寸法比を反映したものではない。また、たとえば、トレイ11におけるくし歯部14や、トレイ支持機構10におけるローラ10bのように、同じものが複数ある物品については、図示する便宜上、数や配置される間隔が適宜変更してある。
トレイ11の梁部13やくし歯部14の断面形状は、図示した以外の任意の断面形状であってもよい。トレイ11は、梁部13が左右一対のチャネル材で形成された構成を例示したが、梁部13は、前後両端側が横行フレーム に取り付けられ、且つ左右両側に車両6の車輪を載置するくし歯部14を保持できる構成としてあれば、チャネル材以外の形鋼を用いた構成としてもよい。また、梁部13は、設定された左右幅寸法を有する単一の部材であってもよい。
したがって、梁部13に対する各下地部材20a,20b,21の取り付けは、取り外し可能な手段であれば、図示した以外の任意の取付構造を採用してもよい。また、ボルト27,32とナット28,33以外の取り外し可能な任意の取付手段を用いるようにしてもよい。
各下地部材20a,20b,21の断面形状は、図示した以外の任意の断面形状を採用してもよい。
前部と後部の下地部材20a,20bに対する足場板固定部材22の取り付けは、取り外し可能としてあれば、たとえば、クランプなど、ボルト38とナット37による以外の任意の取付手段を採用してもよい。
足場仮設トレイ19を構成する足場板部材としては、水受手段15で使用する予定のデッキプレート18を用いることが好ましいが、デッキプレート18以外の足場板部材を用いるようにしてもよい。この場合であっても、本発明の足場施工方法では、格納棚9にくし歯部14を有するトレイ11を備える形式の駐車装置について、仮設の足場の設置に要する高所作業の工数の削減化を図ることができる。
足場仮設トレイ19の組み立ては、駐車装置の外部であれば、いかなる個所で行うようにしてもよい。この場合も、駐車装置の各格納棚9の位置に仮設の足場を設置するという作業に関しては、高所作業の工数の削減化を図ることができる。
足場仮設トレイ19は、必ずしもすべての格納棚9に収納しなくてもよい。この場合、仮設の足場が必要とされない格納棚9については、トレイ11のみを格納棚9まで搬送して収納するようにすればよい。
駐車装置は、昇降路4の下端側に、入出庫階と対応する高さ位置で車両6を旋回させるターンテーブルを備えた構成としてもよい。また、駐車装置は、建屋1の左右方向のいずれか一方に入出庫口7を備えた構成であってもよい。駐車装置の入出庫階は、地上階以外であってもよい。
また、本発明は、地下式の駐車装置や、地上と地下の双方に格納スペース5を有する駐車装置に対して適用してもよいことは勿論である。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
9 格納棚
10 トレイ支持機構
11 トレイ
14 くし歯部
15 水受手段
18 デッキプレート(足場板部材)
19 足場仮設トレイ
20a 前部下地部材(下地部材)
20b 後部下地部材(下地部材)
21 中間部下地部材(下地部材)
22 足場板固定部材
23 吊具

Claims (4)

  1. 駐車装置の格納棚に収納する予定のくし歯部を有するトレイの上側に、下地部材と、足場板部材と、足場板固定部材と、吊具とを取り外し可能に備えた足場仮設トレイを、駐車装置の外部で組み立てる工程と、
    組み立てられた前記足場仮設トレイを、前記駐車装置におけるトレイ支持機構が設けられている格納棚の位置まで搬送する工程と、
    前記足場仮設トレイにおける前記トレイを前記トレイ支持機構に支持させることで、前記足場仮設トレイを前記格納棚に収納して、該格納棚の位置に、前記足場仮設トレイの足場板部材による足場を形成する工程と、を行うこと
    を特徴とする足場施工方法。
  2. 前記足場板部材は、前記駐車装置の格納棚に付設される水受手段で使用する予定のデッキプレートを用いるようにする
    請求項1記載の足場施工方法。
  3. 前記デッキプレートは、前記下地部材と前記足場板固定部材との間で挟持して固定する
    請求項2記載の足場施工方法。
  4. 駐車装置の格納棚に収納する予定のくし歯部を有するトレイと、
    前記トレイの上側に取り外し可能に取り付けられた下地部材と、
    前記下地部材の上側に載置された足場板部材と、
    前記足場板部材を前記下地部材の上側に固定する足場板固定部材と、
    吊具と、を備えること
    を特徴とする足場仮設トレイ。
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