JP4537424B2 - 中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法 - Google Patents

中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法 Download PDF

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本発明は、車両格納スペースの上下方向中間階層に入出庫口を備えた形式の中間乗り込み型垂直循環式駐車装置において、車両積載用のパレットを保持してなる既設のケージを新たなケージに取り替えるために用いる中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法に関するものである。
限られた敷地に効率よく車両を駐車するための設備の1つとして、いわゆるタワーパーキングと云われる垂直循環方式の機械式駐車装置(以下、垂直循環式駐車装置と云う)がある。
又、この種の垂直循環式駐車装置のうち、地上に立設する建屋が高さ制限を受ける場合等に有効な形式として、図10に示す如く、地上に立設した建屋1の地下に、上下方向に延びるピット2を設けて、上記建屋1内とピット2内に、上下方向に連続する車両格納スペース3を地上と地下に振り分けて形成し、たとえば、上記車両格納スペース3の上下方向中間部となる建屋1の1階部分のような中間階層に設けた入出庫口4を通って上記車両格納スペース3に、車両5を入出庫させるようにした中間乗り込み型の垂直循環式駐車装置が考えられてきている。
上記中間乗り込み型垂直循環式駐車装置における車両格納スペース3の内部構成は、図11(イ)(ロ)にその一例の概略を示す如く、上記車両格納スペース3の上部に設けた前後一対の上部スプロケット6と、車両格納スペース3の下部に設けた前後一対の下部スプロケット7との間に、無端状の駆動用の主務チェーン8がそれぞれ掛け回してあり、モータの如き駆動装置9により上記前後の上部スプロケット6を回転駆動させることにより、該各主務チェーン8が同時に垂直方向に循環駆動できるようにしてある。更に、上記各主務チェーン8には、各々車両積載用のパレット10を保持した複数のケージ11が、後述するように取り付けてあり、中間階層に設けられている入出庫口4から上記パレット10上へ車両を入出庫できるようにしてある。
すなわち、上記車両積載用のパレット10は、該パレット10の前端と後端に取り付けたケージ枠(枠状のハンガー)12と、所要の幅寸法で前後方向に延びる平板形状とし且つ上記前後のケージ枠12の上端部同士を連結する繋ぎ板(ハンガー補強用連結材)13とからなるケージ11に保持させるようにしてある。
上記ケージ11の上端部には、前後方向に水平に突出する吊軸14が図11(ロ)に示す如く設けてあり、該吊軸14が、上記主務チェーン8の長手方向所要間隔個所に取り付けたアタッチメント15に、それぞれ揺動可能に取り付けてある。
更に、上記入出庫口4とパレット10上との間で車両が出入りする際に、上記主務チェーン8及びアタッチメント15が車両の通行の支障とならないようにするため、上記ケージ11は、入出庫口4側となる前側の吊軸14の位置を、上記パレット10の中心線よりも主務チェーン8に近接する側(図11(ロ)では左側)へずらし、又、後側の吊軸14の位置を、上記パレット10の中心線よりも主務チェーン8から離反する側(図11(ロ)では右側)へずらして設けるようにしてある(たとえば、特許文献1参照)。なお、図11(イ)では、前後の主務チェーン8間に取り付けてあるケージ11及びパレット10が、上端部と下端部及び入出庫口4と対応する位置にあるもののみについて示してあり、それ以外の個所に取り付けられているケージ11及びパレット10の記載は省略してある。
ところで、垂直循環式駐車装置が開発された当初は、全高が1550mm未満の車高の低い車両としての普通車が広く普及していたことに鑑みて、通常、垂直循環式駐車装置のケージの高さ寸法は、上記車高1550mmまでの車両を収納できるように設定してあり、又、上下のスプロケットの間で上下方向に配列される各ケージの配列ピッチは、約1600mmに設定されていた。
しかし、近年は、1700mm程度の高い車高を有する車両としてのハイルーフ車が、軽自動車も含めて多くなってきている。
そのために、上記普通車用のケージのみを備えた形式の既設の垂直循環式駐車装置について、ハイルーフ車を収納できるようにするための改造を行うことが考えられてきている。
この種の既設の垂直循環式駐車装置をハイルーフ車用へ改造する方法は、たとえば、先ず、上下のスプロケットに掛け回してある主務チェーンに所要間隔で配設してある各アタッチメントより、既設の普通車用のケージをすべて取り外す。次に、上記上下の各スプロケットに掛け回してある既設の主務チェーンを、上記既設の主務チェーンに取り付けてあるアタッチメントの間隔よりも長い間隔でアタッチメントを取り付けてなる主務チェーンに交換する。その後、上記交換された主務チェーンの各アタッチメントに、上記既設の普通車用のケージよりも上下方向寸法を拡大したハイルーフ車用のケージを取り付けることで実施するようにしてある(たとえば、特許文献2参照)。
特開昭63−27676号公報 特開2001−193301号公報
ところが、特許文献2に示された既設の垂直循環式駐車装置における普通車用のケージをハイルーフ車用のケージに交換する方法は、下部乗り込み型の垂直循環式駐車装置についてのものであって、図10及び図11(イ)(ロ)に示した如き中間乗り込み型の垂直循環式駐車装置にそのまま適用することは困難である。
すなわち、特許文献2に示されたような下部乗り込み型の垂直循環式駐車装置であれば、建屋における入出庫口の位置は、車両格納スペースの底部に位置しているため、既設の下部乗り込み型垂直循環式駐車装置にて、主務チェーンから既設の普通車用のケージ及びパレットを順次取り外す作業、及び、既設の主務チェーンをアタッチメントの取付間隔が異なる主務チェーンへ交換した後に、ケージ及びパレットを、上記交換後の主務チェーンに設けてあるアタッチメントに順次取り付ける作業は、すべて上記車両格納スペースの底部となる建屋の1階部分を足場として実施でき、更に、主務チェーンから順次取り外したケージやそのパレットを入出庫口を経て外部へ搬出する作業、及び、新たなケージやパレットを入出庫口を通して車両格納スペースへ搬入する作業も、上記車両格納スペースの底部となる建屋の1階部分で実施できる。
これに対し、図10及び図11(イ)(ロ)に示した如き中間乗り込み型の垂直循環式駐車装置では、前述したように入出庫口4が上記車両格納スペース3の上下方向の中間階層に設けられているため、上記入出庫口4の位置は、車両格納スペース3の底部となるピット2の底部に比して高所位置となってしまう。そのために、上記車両格納スペース3の底部となるピット2の底部を足場とした状態で主務チェーン8より既設のケージ11やパレット10を取り外すようにすると、該主務チェーン8より取り外したケージ11やパレット10を上記入出庫口4を通して建屋1の外部へ搬出するためには、これらのケージ11やパレット10を、上記入出庫口4の高さ位置まで運び上げる必要が生じてしまう。又、既設の主務チェーン8を、アタッチメント15の配列間隔が異なる主務チェーン8へ交換した後に、上記車両格納スペース3の底部となるピット2の底部を足場として、新たなケージ11やパレット10を上記交換後の主務チェーン8に順次取り付ける作業を行うためには、この新たに取り付けるためのケージ11やパレット10を、上記入出庫口4を通して車両格納スペース3内へ搬入すると共に、予め上記ピット2の底部まで吊り下ろしておく必要が生じてしまう。そのために、作業効率をあまり高めることができず、手間及び時間が嵩んでコストアップに繋がる虞も懸念される。
したがって、上記中間乗り込み型の垂直循環式駐車装置について、上記車両積載用のパレット10を保持してなる既設のケージ11を新たなケージ11に交換するための交換作業を、より効率よく実施することが望まれるが、従来、中間乗り込み型垂直循環式駐車装置におけるケージの具体的な交換方法は特に提案されていないというのが実状である。
そこで、本発明は、中間乗り込み型の垂直循環式駐車装置について、車両積載用のパレットを保持してなる既設のケージを、効率よく、しかも安全な足場を確保した状態で、新たなケージに交換できるようにするための中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために、請求項1に対応して車両格納スペースの上下方向中間部に入出庫口と乗込プラットホームを備えてなる中間乗り込み型垂直循環式駐車装置において、先ず、主務チェーンに所要間隔で取り付けてある既設のケージのうち、1台目のケージを上記主務チェーンより取り外し、次に、上記主務チェーンにおける1台目のケージを取り外した領域を、上記入出庫口より所要寸法上方となる位置に移した状態にて、車両格納スペース内の上記入出庫口より所要寸法上方となる位置に、前後方向に延びるレールを設けて、このレールにスライド可能な吊具を取り付け、次いで、上記吊具を用いて、残る既設のケージを主務チェーンから取り外すことと、該取り外したケージを入出庫口から搬出することを行った後、上記吊具を用いて、主務チェーンに新たに取り付けるケージのうち最後に取り付けるケージを除く他のケージを入出庫口から車両格納スペースへ搬入することと、主務チェーンへの取り付けを行い、しかる後、上記吊具を取り付けたレールを、車両格納スペースより撤去してから、最後のケージを入出庫口より車両格納スペースへ搬入して主務チェーンへ取り付けるようにする。
又、上記構成において、主務チェーンに取り付けてある既設のケージのうちの1台目のケージを、車両格納スペースの底部に着床させた状態で上記主務チェーンより取り外すようにする。
更に、上記各構成において、主務チェーンに取り付けてある既設のケージのうち、1台目に取り外すケージと、最後に取り外すケージを除いた残りのケージの上記主務チェーンからの取り外し作業を、乗込プラットホームの開口部に配設したパレット落下防止具の上側で行うようにする。
上述の各構成において、主務チェーンに取り付けてある既設のケージのうちの最後のケージを上記主務チェーンより取り外す作業と、主務チェーンに新たに取り付けるケージを入出庫口から車両格納スペースへ搬入して主務チェーンへ取り付ける作業を、乗込プラットホームの開口部に配設した足場板の上側で行うようにする。
本発明の中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法によれば、以下の如き優れた効果を発揮する。
(1)車両格納スペースの上下方向中間部に入出庫口と乗込プラットホームを備えてなる中間乗り込み型垂直循環式駐車装置において、先ず、主務チェーンに所要間隔で取り付けてある既設のケージのうち、1台目のケージを上記主務チェーンより取り外し、次に、上記主務チェーンにおける1台目のケージを取り外した領域を、上記入出庫口より所要寸法上方となる位置に移した状態にて、車両格納スペース内の上記入出庫口より所要寸法上方となる位置に、前後方向に延びるレールを設けて、このレールにスライド可能な吊具を取り付け、次いで、上記吊具を用いて、残る既設のケージを主務チェーンから取り外すことと、該取り外したケージを入出庫口から搬出することを行った後、上記吊具を用いて、主務チェーンに新たに取り付けるケージのうち最後に取り付けるケージを除く他のケージを入出庫口から車両格納スペースへ搬入することと、主務チェーンへの取り付けを行い、しかる後、上記吊具を取り付けたレールを、車両格納スペースより撤去してから、最後のケージを入出庫口より車両格納スペースへ搬入して主務チェーンへ取り付けるようにしてあるので、既設のケージのうち、主務チェーンより最初に取り外す1台目のケージを除く他のケージの取り外し作業と、入出庫口からの搬出作業を、上記レールに取り付けた吊具を用いて行うようにすることで、車両格納スペースにおける入出庫口と対応した高さ位置で容易に実施することが可能になる。又、主務チェーンに新たに取り付けるケージのうち、最後に取り付けるケージを除く他のケージを入出庫口から搬入する作業と、主務チェーンへの取り付け作業を、上記レールに取り付けた吊具を用いて行うようにすることで、車両格納スペースにおける入出庫口と対応した高さ位置で容易に実施することが可能になる。
したがって、ケージの交換作業を効率よく行うことができて、ケージの交換作業に要する手間及び時間を削減することが可能になることから、コストを削減する効果も期待できる。
(2)主務チェーンに取り付けてある既設のケージのうちの1台目のケージを、車両格納スペースの底部に着床させた状態で上記主務チェーンより取り外すようにすることにより、上記主務チェーンより1台目のケージを取り外す作業を、車両格納スペースの底部を足場として安全に実施することが可能になる。
(3)主務チェーンに取り付けてある既設のケージのうち、1台目に取り外すケージと、最後に取り外すケージを除いた残りのケージの上記主務チェーンからの取り外し作業を、乗込プラットホームの開口部に配設したパレット落下防止具の上側で行うようにすることにより、上記主務チェーンからの既設のケージを取り外すときに、該既設のケージに保持されているパレットが、乗込プラットホームの開口部より落下する虞を未然に防止することができる。よって、上記既設のケージの取り外し作業の安全性を高めることができる。
(4)主務チェーンに取り付けてある既設のケージのうちの最後のケージを上記主務チェーンより取り外す作業と、主務チェーンに新たに取り付けるケージを入出庫口から車両格納スペースへ搬入して主務チェーンへ取り付ける作業を、乗込プラットホームの開口部に配設した足場板の上側で行うようにすることにより、上記既設のケージのうちの最後のケージの主務チェーンからの取り外し作業と、新たなケージの主務チェーンへの取り付け作業を、プラットホーム上にて安全に実施することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図9は本発明の中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法の実施の一形態を示すもので、図1は作業手順のフローを示す図であり、図2は上記ケージ交換方法の実施対象となる中間乗り込み型垂直循環式駐車装置の入出庫口4及び乗込プラットホーム16の部分を示す図である。又、図3乃至図9は、上記図1の作業手順における所要のステップの状態をそれぞれ示す図である。
ここで、上記中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法の実施対象となる中間乗り込み型垂直循環式駐車装置について説明すると、該中間乗り込み型垂直循環式駐車装置は、図10に示したと同様に、地上に立設した建屋1と地下のピット2の内側に、上下方向に連続する車両格納スペース3を設け、且つ上記車両格納スペース3の内側に、図11(イ)(ロ)に示したと同様に、上部と下部のスプロケット6と7との間に掛け回した主務チェーン8の所要間隔個所に、前後のケージ枠12と前後方向に延びる1枚の繋ぎ板13とからなり且つ車両積載用のパレット10を底部に保持したケージ11を、アタッチメント15を介してそれぞれ取り付けた構成としてある。更に、図2に示す如く、上記車両格納スペース3の上下方向中間部と対応する建屋1の1階部分の前面における左右一側寄り位置(図では左寄り位置)に、入出庫口4を備えると共に、車両格納スペース3における上記入出庫口4の内側部分に、上記車両格納スペース3内で垂直循環させるケージ11及びパレット10を通過させるための開口部17を備えた乗込プラットホーム16を具備した構成としてある。18は上記開口部17の前端縁部に設けた乗移り台であり、該乗移り台18の上側を通過させて上記入出庫口4と、その内側に配置されるケージ11に保持されたパレット10との間で車両を出入させることができるようにしてある。
以上の構成としてある中間乗り込み型垂直循環式駐車装置について、ケージ11を交換する場合は、先ず、主務チェーン8に所要間隔でアタッチメント15を介して取り付けてある多数のケージ11のうち、車両格納スペース3の底部となるピット2の底部に着床させた状態としてある1台のケージ11を、主務チェーン8に設けたアタッチメント15より取り外す(ステップ1:S1)。
次に、上記主務チェーン8の上記1台目のケージ11を取り外した領域を、入出庫口4よりも所要寸法上方となる位置まで移動させ、この状態で、上記車両格納スペース3内における上記入出庫口4より所要寸法上方となる位置に、前後方向に延びるレール19を設置して、該レール19に沿って前後方向にスライド可能な吊具としてのチェーンブロック20を取り付ける(ステップ2:S2)。
次いで、上記車両格納スペース3内における上記入出庫口4と対応する高さレベルにて、上記レール19に取り付けてあるチェーンブロック20を用いて、残る各ケージ11とそのパレット10の主務チェーン8からの取り外しと、該取り外したケージ11及びパレット10の入出庫口4への搬出を順次行う(ステップ3:S3)。
その後、主務チェーン8に新たに取り付けるべきケージ11及びパレット10のうち、最後に取り付ける1台を除いたケージ11及びパレット10について、上記チェーンブロック20を用いて入出庫口4より車両格納スペース3内への搬入作業と、主務チェーン8に設けてある所定のアタッチメント15への取付作業を順次行う(ステップ4:S4)。
しかる後、上記車両格納スペース3内にて上記入出庫口4よりも所要寸法上方位置に設置しておいたレール19及びチェーンブロック20を取り外して撤去してから(ステップ5:S5)、最後の1台のケージ11及びパレット10を、入出庫口4より車両格納スペース3へ搬入して、上記主務チェーン8に設けてあるアタッチメント15へ取り付けるようにする(ステップ6:S6)。
以下、上記各ステップ1〜6(S1〜S6)について詳述する。
上記ステップ1(S1)では、予め、図3に示す如く、入出庫口4の部分に換気用のファン(ポータブルファン)21を設置すると共に、該ファン21より建屋1外部の空気を導くためのエアダクト22を、上記ピット2の底部まで配設して、上記ピット2内に図示しない作業者が入って作業する際には、該ピット2内の換気を行うことで、ピット2内の雰囲気が酸素欠乏状態となる虞を未然に防止できるようにする。又、必要に応じて、上記ピット2内の所要位置に、仮設照明23を設置するようにする。
次に、図示しない作業者が、上記ピット2の底部に入り、該ピット2の底部を足場として、ピット2の底部に着床させてある1台のケージ11(図3では図示する便宜上、ハッチングを付して示してある)を、主務チェーン8のアタッチメント15(図11(イ)(ロ)参照、後述する各図においても同様とする)より取り外す。
上記主務チェーン8より取り外したケージ11は、図示してないが、前後のケージ枠12と、繋ぎ板13と、吊軸14と、該ケージ11に保持されていたパレット10を、それぞれ別のケージ11のパレット10に積載可能な寸法となるように切断して複数分割する。その後、上記ケージ枠12と繋ぎ板13と吊軸14とパレット10の複数分割物は、たとえば、上記主務チェーン8の上記1台目のケージ11を取り外した領域に対し入出庫口4より離反する側に隣接するケージ11のパレット10に載置した後、該ケージ11を上記主務チェーン8の循環駆動に伴って入出庫口4と対応する高さ位置まで移動させ、しかる後、該入出庫口4を通して建屋1の外部へ搬出するようにする。
次に、上記ステップ2(S2)では、先ず、図4(イ)に示す如く、主務チェーン8の上記ステップ1(S1)で1台目のケージ11を取り外した領域を、入出庫口4の内側に配置した状態として、該1台目のケージ11を取り外した領域の下側に位置するケージ11の繋ぎ板13の上側に、レール19を載置して番線24で固定する。その後、上記主務チェーン8を循環駆動させて、上記ケージ11に載置したレール19を、図4(ロ)に示す如く、車両格納スペース3内における上記入出庫口4の下端よりもケージ2台分程度上方となる所定の取付位置まで上方へ移動させる。上記所定の取付位置まで移動させたレール19は、図4(ロ)に二点鎖線で示す如く、上記主務チェーン8の1台目のケージ11を取り外した領域の上側に位置するケージ11に保持されているパレット10に掛けたチェーンブロック20aにより吊った状態として、該レール19を前後方向に延びるよう配置させると共に、その前後両端部を、建屋1の対応する高さ位置の前後両側の梁25の下側面に溶接により固定するようにする。
しかる後、上記のようにして前後方向に延びるよう設置したレール19に、図5(イ)に示す如き2台の電動のチェーンブロック20を、長手方向にスライド可能に取り付けるようにする。
次いで、上記ステップ3(S3)では、図5(イ)(ロ)に示す如く、先ず、主務チェーン8より上記ステップ1(S1)で1台目のケージ11を取り外した領域の下側に位置するケージ11を、車両格納スペース3にて、入出庫口4の内側の乗込プラットホーム16よりもやや高い位置に配置する。次に、上記乗込プラットホーム16の開口部17の左右の周縁部同士の間に、角パイプ等により形成した左右方向に延びるパレット落下防止具26を、前後方向に所要間隔で複数(図では2個)架け渡すように配置して、図示しない番線等を用いて取り外し可能に固定する。
その後、上記乗込プラットホーム16よりもやや高い位置に配してある上記ケージ11の繋ぎ板13を、上記レール19に取り付けてある一方のチェーンブロック20により吊った状態として、該チェーンブロック20に吊られたケージ11を、主務チェーン8に設けてあるアタッチメント15より取り外す。
上記のようにして主務チェーン8より取り外したケージ11は、保持しているパレット10を他方のチェーンブロック20により吊った状態として、ケージ11より切り離した後、該他方のチェーンブロック20を上記レール19に沿って入出庫口4側となる前方へスライドさせることで、上記パレット10を、図5(イ)に二点鎖線で示す如く、入出庫口4まで移動させる。更に、上記入出庫口4まで移動させたパレット10は、予め、建屋1の外部から上記入出庫口4の位置まで進入させて配置しておいた台車27に載せ替えて、建屋1の外部へ搬出する。
その後、図示してないが、上記ケージ11は、前後のケージ枠12を、作業者が手で持てる程度のサイズにそれぞれ切断した後、入出庫口4を経て建屋1の外部へ搬出させる。
更に、上記繋ぎ板13は、上記一方のチェーンブロック20をレール19に沿って入出庫口4側へスライドさせることにより該入出庫口4まで移送させた後、上記パレット10と同様に、入出庫口4で台車27に載せ替えてから、建屋1の外部へ搬出するようにする。
なお、上記のようにしてケージ11の取外し作業を行うときには、取り外す対象となるケージ11の下方に隣接するケージ11の繋ぎ板13が、上記乗込プラットホーム16とほぼ同様の高さ位置に配されるようになる。このため、作業者は、上記乗込プラットホーム16のやや上方位置に配したケージ11の取外し作業を行う際は、その下方に位置するケージ11の繋ぎ板13を足場として利用するようにすればよい。
上記入出庫口4の内側に配されたケージ11の取り外しを行った後は、乗込プラットホーム16の開口部17より上記パレット落下防止具26を一旦取り外した後、主務チェーン8の垂直循環駆動により、上記取り外したケージ11の下側に配されていたケージ11を、開口部17を下方から通して乗込プラットホーム16よりもやや高い位置に配置する。その後、上述したと同様に、上記乗込プラットホーム16の開口部17へのパレット落下防止具26の取り付け作業と、上記乗込プラットホーム16のやや上方位置に配したケージ11を、上記レール19上のチェーンブロック20により吊った状態で主務チェーン8に設けてあるアタッチメント15より取り外す作業と、主務チェーン8より取り外したケージ11に保持されているパレット10と、該ケージ11の各ケージ枠12及び繋ぎ板13を、入出庫口4を経て建屋1の外部へそれぞれ搬出する作業を行うようにする。しかる後、主務チェーン8に取り付けられている残りのケージ11について、該各ケージ11を開口部17を下方より通して乗込プラットホーム16のやや上方となる位置へ順次送りながら、上記と同様のケージ11の取り外し手順を繰り返して実施することで、上記主務チェーン8に既設のすべてのケージ11を取り外すようにする。
なお、上記において、主務チェーン8より最後のケージ11を取り外すときには、該ケージ11の下方に隣接するケージ11は存在しないため、下方に位置するケージ11の繋ぎ板13を作業足場として利用することはできない。よって、この場合は、図6に示す如く、乗込プラットホーム16の開口部17の左右の周縁部同士の間に、左右方向に延びる平板状の足場板28を、前後方向に並べて架け渡すよう配置して図示しない番線等により取り外し可能に固縛することで、該各足場板28により上記乗込プラットホーム16の開口部17を塞いで作業足場とさせるようにする。
上記ステップ3(S3)で既設のすべてのケージ11が取り外された主務チェーン8は、それぞれアタッチメント15の配列間隔がより長く設定してある設定の主務チェーン8に交換する。この主務チェーン8の交換手順は、特許文献2に記載してあるものと同様にして行うようにすればよい。
その後、上記ステップ4(S4)では、図7(イ)(ロ)に示す如く、先ず、上記図6に示したと同様に、乗込プラットホーム16の開口部17を、足場板28により塞いで作業者の足場を確保した後、新たなケージ11を構成するための前後のケージ枠12を、外部より建屋1の入出庫口4まで搬送し、該入出庫口4の位置で、上記レール19上のチェーンブロック20に吊り替えた後、該チェーンブロック20をレール19に沿いスライドさせることにより車両格納スペース3内の所定個所へ搬入して、該前後のケージ枠12に設けてある吊軸14を、上記交換後の前後の各主務チェーン8に設けてあるアタッチメント15にそれぞれ揺動可能に取り付ける。
次に、台車27を用いて建屋1の外部より入出庫口4まで搬送したパレット10を、上記レール19上のチェーンブロック20により吊り替えて車両格納スペース3の内側へ搬入し、図7(イ)に二点鎖線で示す如く、該パレット10の前後両端部を、上記前後のケージ枠12にそれぞれ載せて図示しないボルト等を用いて連結する。
次いで、建屋1の外部より入出庫口4まで搬送された繋ぎ板13を、上記パレット10と同様にして上記レール19に取り付けてあるチェーンブロック20に吊り替えて上記入出庫口4より車両格納スペース3へ搬入し、しかる後、該繋ぎ板13を、図7(イ)に一点鎖線で示す如く、上記前後のケージ枠12の上端部同士を連結するように取り付けて、上記パレット10を保持してなるケージ11を形成させるようにする。
その後は、図示してないが、上記乗込プラットホーム16の開口部17を塞いでいる足場板28を一旦取外した後、上記主務チェーン8に新たに取り付けたケージ11を、該主務チェーン8の垂直循環駆動により、上記主務チェーン8のアタッチメント15の配列間隔に相当する分、下方へ移動させる。
しかる後、上記と同様に、乗込プラットホーム16の開口部17を、足場板28により塞ぐ操作と、新たな前後のケージ枠12をチェーンブロック20を用いて、建屋1の入出庫口4より車両格納スペース3へ搬入して、吊軸14を介して上記交換後の各主務チェーン8に設けてあるアタッチメント15に揺動可能に取り付ける操作と、パレット10を上記チェーンブロック20を用いて車両格納スペース3へ搬入して、上記前後のケージ枠12に連結する操作と、繋ぎ板13を上記チェーンブロック20を用いて車両格納スペース3へ搬入して、上記前後のケージ枠12に取り付けて、上記パレット10を保持してなるケージ11を形成させる操作と、上記乗込プラットホーム16の開口部17を塞いでいる足場板28を取り外した後、上記主務チェーン8に新たに取り付けたケージ11を、主務チェーン8におけるアタッチメント15の配列間隔に相当する分、下方へ移動させる操作とを、順次繰り返すことにより、主務チェーン8に新たに取り付けるべきケージ11のうち、最後の1台のケージ11を除くすべてのケージ11を、上記主務チェーン8に取り付けるようにする。
上記ステップ5(S5)では、先ず、車両格納スペース3内に設置してあるレール19よりチェーンブロック20を取り外した後、該レール19を、建屋1の前後両端部の梁25より取り外す。この際、上記ステップ4(S4)により、最後の1台のケージ11を除く他のケージ11をすべて上記主務チェーン8に取り付けた状態としてあることに伴い、上記レール19の上方には、上記主務チェーン8に最初に取り付けた交換後のケージ11が垂直循環するよう送られて配置されている。そこで、上記建屋1の梁25よりレール19を取り外すときには、図8に示す如く、予め、レール19の上方に位置するケージ11に保持されているパレット10にチェーンブロック20bを取り付けて、該チェーンブロック20bにより上記梁25の下側面に溶接されている状態のレール19を吊った後、該レール19における上記梁25に対する溶接部分を切り離すようにする。次いで、上記梁25より取り外したレール19は、上記チェーンブロック20bを用いて、上記主務チェーン8における最後のケージ11を取り付けるための領域の下方に先に取り付けてあるケージ11の繋ぎ板13の上へ載置して番線24で固定した後、この状態で、主務チェーンの垂直循環駆動により該ケージ11の繋ぎ板13と共に上記入出庫口4と対応する高さ位置まで移動させる。しかる後、上記レール19を、上記ケージ11の繋ぎ板13より取り外した後、上記チェーンブロック20bを掛け替えながら入出庫口4まで移送する。更に、上記レール19は、図8に一点鎖線で示す如く、上記入出庫口4の位置に配しておいた台車27に載せ替えて、建屋1の外部へ搬出するようにする。
しかる後、上記ステップ6(S6)では、先ず、図9に示す如く、上記主務チェーン8に最後の1台のケージ11を取り付けるべき領域を、車両格納スペース3における上記入出庫口4の内側に配置させる。次に、この状態で、図6に示したと同様に、プラットホーム16の開口部17を足場板28を用いて塞いで、入出庫口4の内側に足場を確保する。
次いで、上記最後のケージ11の取り付け位置の上方に既に取り付けてあるケージ11のケージ枠12に、チェーンブロック20cを取り付ける。
その後、最後に取り付けるケージ11の前後のケージ枠12を、上記チェーンブロック20cに掛け替えながら、入出庫口4より車両格納スペース3内の所定位置へ搬入して、該前後のケージ枠12に設けてある吊軸14を、上記各主務チェーン8の対応するアタッチメント15に揺動可能に取り付ける。
次に、台車等を用いて建屋1の外部より入出庫口4まで搬送したパレット10を、上記ケージ枠12と同様に上記チェーンブロック20cに掛け替えながら車両格納スペース3へ搬入して、該パレット10を、図9に二点鎖線で示す如く、上記前後のケージ枠12に載せて連結する。次いで、繋ぎ板13を、上記パレット10と同様にして上記チェーンブロック20cに掛け替えながら入出庫口4より車両格納スペース3へ搬入して、図9に一点鎖線で示す如く、該繋ぎ板13を、上記前後のケージ枠12の上端部同士を連結するように取り付けて、上記パレット10を保持してなる最後のケージ11を形成させるようにする。
その後は、上記チェーンブロック20cを、対応するケージ11のケージ枠12より取り外して撤去すると共に、上記プラットホーム16の開口部17を塞いでいた足場板28を取り外すようにする。更には、図示してないが、上記ステップ1(S1)で設けたピット2の換気用のファン21やエアダクト22、及び、ピット2内の仮設照明23等、ケージ11の交換作業のために設けた機器を撤去して、ケージ11の交換作業を終了するようにする。
このように、本発明の中間乗入れ型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法によれば、主務チェーン8より既設のケージ11及びパレット10を取り外す際、車両格納スペース3の底部となるピット2の底部では、最初の1台目のケージ11及びパレット10のみを主務チェーン8から取り外すようにすればよく、その他のケージ11及びパレット10の主務チェーン8からの取り外し作業と、交換後の主務チェーン8への新たなケージ11及びパレット10の取付作業は、いずれも車両格納スペース3における入出庫口4の内側となるプラットホーム16に対応する高さ位置で実施することができる。
更に、主務チェーン8から最初に取り外すケージ11及びパレット10以外のケージ11及びパレット10を該主務チェーンより取り外した後、車両格納スペース3から搬出する作業と、交換後の主務チェーン8に新たに取り付けるケージ11及びパレット10のうち、最後に取り付けるケージ11及びパレット10以外のケージ11及びパレット10を車両格納スペース3へ搬入する作業は、いずれも、上記主務チェーン8から1台目のケージ11及びパレット10を取り外した領域を利用して車両格納スペース3内における入出庫口4より所要寸法上方位置に設置してなるレール19にスライド可能に取り付けたチェーンブラケット20に吊った状態で行うことができる。
更に又、主務チェーン8より既設の最後のケージ11及びパレット10を取り外して搬出する作業と、交換後の主務チェーン8に新たに取り付けるケージ11及びパレット12を車両格納スペース3へ搬入して上記交換後の主務チェーン8に取り付ける作業を行うときには、車両格納スペース3における入出庫口4と対応する高さ位置に設けてある乗込プラットホーム16の開口部17を塞ぐように配設した足場板28を作業足場として利用することができる。
したがって、本発明の中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法によれば、中間乗入れ型の垂直循環方式駐車装置の既設のケージ11及び該ケージ11に保持された既設のパレット10を、たとえば、サイズの異なる新たなケージ11及びパレット10に交換するために要する手間及び時間を大幅に削減できる。よって作業コストの削減化を図ることが可能になる。更には、作業者の安全性を容易に確保することが可能になるという効果が期待できる。
なお、本発明は上記実施の形態のみに限定されるものではなく、レール19は、車両格納スペース3における入出庫口4の内側で、該入出庫口4の下端よりケージ1台分以上上方であってケージ11をチェーンブロック20を介して吊ることができ、且つ入出庫口4の下端よりケージ2台分よりも低い高さ範囲内であれば、設置する高さ位置を多少変更してもよい。上記レール19は、車両格納スペース3内の所要高さ位置にて前後方向に延びる配置で設置できれば、車両格納スペース3に対する取り付けは、該レール19の前後両端部を建屋1の前後の梁25に載置して溶接する手段以外のいかなる取り付け手段を採用するようにしてもよい。
レール19に取り付けるチェーンブロック20は、電動であることが望ましいが、電動以外の形式のものであってもよい。又、レール19に取り付けるチェーンブロック20の数は、1台、又は、3台以上としてもよい。更には、上記レール19に沿ってスライド可能な吊具であれば、ホイスト等、チェーンブロック以外の吊具を用いるようにしてもよい。
建屋1の高さ寸法やピット2の深さ寸法は、中間乗り込み型垂直循環式駐車装置に所望される車両の収容台数等に応じて適宜変更してよい。入出庫口4は車両格納スペース3の上下方向の中間部に設けてあれば、建屋1の1階部分以外の階層に設けてあってもよい。
本発明においては、主務チェーン8を、アタッチメント15の配列間隔の異なる主務チェーン8に交換することは必ずしも必須ではない。すなわち、たとえば、中間乗り込み型垂直循環式駐車装置の既設のケージ11とパレット10を、同サイズの新しいケージ11とパレット10に交換することが目的である場合は、主務チェーン8の交換は行わなくてもよい。又、主務チェーン8自体を新しい主務チェーン8に交換することが目的である場合には、アタッチメント15の配列間隔は変更しなくてもよい。
その他本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の中間乗り込み型垂直循環式立体駐車装置のケージ交換方法の実施の一形態を示すもので、作業手順のフローを示す図である。 図1のケージ交換方法の対象となる中間乗り込み型垂直循環式駐車装置の入出庫口と乗込プラットホームの部分を示す概略切断平面図である。 図1のケージ交換方法にて、主務チェーンより1台目のケージ及びパレットを取り外す状態を示す概略切断側面図である。 図1のケージ交換方法にて、車両格納スペースにレールを設置する手順を示すもので、(イ)は所要のケージの繋ぎ板にレールを載置した状態を、(ロ)はレールを取り付け位置まで搬送した状態をそれぞれ示す概略側面図である。 図1のケージ交換方法にて、主務チェーンより既設のケージとパレットを取り外す状態を示すもので、(イ)は概略側面図、(ロ)は(イ)のA−A方向矢視図である。 図1のケージ交換方法にて、主務チェーンより最後のケージ及びパレットを取り外す際に、プラットホームの開口部に足場板を配設した状態を示す図5(ロ)に対応する平面図である。 図1のケージ交換方法にて、主務チェーンに新たなケージ及びパレットを取り付ける状態を示すもので、(イ)は概略側面図、(ロ)は(イ)のB−B方向矢視図である。 図1のケージ交換方法にて、車両格納スペースに設けたレールを撤去する状態を示す概略側面図である。 図1のケージ交換方法にて、主務チェーンに最後のケージ及びパレットを取り付ける状態を示す概略側面図である。 中間乗り込み型垂直循環式駐車装置の一例の概略を示す一部切断正面図である。 中間乗り込み型垂直循環式駐車装置の車両格納スペースの内部構造の一例の概要を示すもので、(イ)は全体構成を示す反入出庫口側からの斜視図、(ロ)は1つのケージ部分を示す入出庫口側からの斜視図である。
符号の説明
3 車両格納スペース
4 入出庫口
8 主務チェーン
11 ケージ
16 乗込プラットホーム
17 開口部
19 レール
20 チェーンブロック(吊具)
20a,20b,20c チェーンブロック(吊具)
26 パレット落下防止具
28 足場板

Claims (4)

  1. 車両格納スペースの上下方向中間部に入出庫口と乗込プラットホームを備えてなる中間乗り込み型垂直循環式駐車装置において、先ず、主務チェーンに所要間隔で取り付けてある既設のケージのうち、1台目のケージを上記主務チェーンより取り外し、次に、上記主務チェーンにおける1台目のケージを取り外した領域を、上記入出庫口より所要寸法上方となる位置に移した状態にて、車両格納スペース内の上記入出庫口より所要寸法上方となる位置に、前後方向に延びるレールを設けて、このレールにスライド可能な吊具を取り付け、次いで、上記吊具を用いて、残る既設のケージを主務チェーンから取り外すことと、該取り外したケージを入出庫口から搬出することを行った後、上記吊具を用いて、主務チェーンに新たに取り付けるケージのうち最後に取り付けるケージを除く他のケージを入出庫口から車両格納スペースへ搬入することと、主務チェーンへの取り付けを行い、しかる後、上記吊具を取り付けたレールを、車両格納スペースより撤去してから、最後のケージを入出庫口より車両格納スペースへ搬入して主務チェーンへ取り付けるようにすることを特徴とする中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法。
  2. 主務チェーンに取り付けてある既設のケージのうちの1台目のケージを、車両格納スペースの底部に着床させた状態で上記主務チェーンより取り外すようにする請求項1記載の中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法。
  3. 主務チェーンに取り付けてある既設のケージのうち、1台目に取り外すケージと、最後に取り外すケージを除いた残りのケージの上記主務チェーンからの取り外し作業を、乗込プラットホームの開口部に配設したパレット落下防止具の上側で行うようにする請求項1又は2記載の中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法。
  4. 主務チェーンに取り付けてある既設のケージのうちの最後のケージを上記主務チェーンより取り外す作業と、主務チェーンに新たに取り付けるケージを入出庫口から車両格納スペースへ搬入して主務チェーンへ取り付ける作業を、乗込プラットホームの開口部に配設した足場板の上側で行うようにする請求項1、2又は3記載の中間乗り込み型垂直循環式駐車装置のケージ交換方法。
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