JP2004036222A - 垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換方法およびケージの交換方法。 - Google Patents
垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換方法およびケージの交換方法。 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本願の主務チェーンの交換方法では、まず主務チェーンCの一箇所を切り離す。そして、主務チェーンCの一端側において最下のケージA8の取り外しを行うと共に既設リンクの取り外しを行う一方、主務チェーンCの他端側において新設リンクの取り付けを行うと共に該新設リンクへのケージの取り付けを行う。このとき、新設リンクへ取り付けるケージは主務チェーンの一端側から取り外したケージA8である。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、上スプロケットと下スプロケットとの間に掛け渡され、複数のリンクが連結されて構成された主務チェーンに、複数のケージが取り付けられた、垂直循環式駐車装置の、主務チェーンの交換方法 および ケージの交換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
垂直循環式駐車装置は、主務チェーンに取り付けられた複数のケージが、垂直方向に循環する構成を採る。この主務チェーンは複数のリンクが連結されて無端状に構成されており、該垂直循環式駐車装置に設けられた上スプロケットと下スプロケットとの間に掛け渡されている。
【0003】
かかる垂直循環式駐車装置において、主務チェーンやケージを交換する必要が生ずる場合がある。例えば、長年の使用により主務チェーンに伸びなどの変形が生じたり摩耗が生じたりした場合には、主務チェーンを新しいものに交換する必要が生ずる。また近年、ハイルーフ車のように車高の高い車輌や重量車が増えたが、かかる車輌は既設のケージには納めることができないことが多い。このような車高の高い車輌や重量車を収容できるようにするためには、ケージを交換する必要が生ずる。
【0004】
従来、垂直循環式駐車装置の主務チェーンを新しいものに交換するに際しては、次のような方法を採用していた。まず、ケージを主務チェーンから取り外して垂直循環式駐車装置の外部に運び出し、さらにスプロケット(上スプロケットと下スプロケット)から既設の主務チェーンを外して撤去する。そして新しい主務チェーンをスプロケットに巻き掛け、この巻き掛けられた新しい主務チェーンに、一旦外に運び出したケージを順次取り付けてゆく。
【0005】
また従来、垂直循環式駐車装置のケージをハイルーフ車対応、重量車対応等の新しいものに交換するに際しては、次のような方法を採用していた。まず、既設のケージを主務チェーンから取り外して垂直循環式駐車装置の外部に運び出す。さらにスプロケット(上スプロケットと下スプロケット)から主務チェーンを外して垂直循環式駐車装置の外部に運び出す。そして新しいケージに適合するようなリンクの連結構造または強度を有する主務チェーンをスプロケットに巻き掛け、この巻き掛けられた主務チェーンに、新しいケージを順次取り付けてゆく。なお、新しいケージに適合するようなリンクの連結構造を有する主務チェーンは、スプロケットから取り外した既設の主務チェーンを利用し、それを改変することによって構成することもできる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような主務チェーンの交換方法によれば、垂直循環式駐車装置の外部に、一旦、ケージを搬出する必要があり、搬出されたケージを保管するためのスペースを準備しなくてはならない。そして、既設の主務チェーンを取り外し、新しい主務チェーンに交換する作業は、垂直循環式駐車装置の内部の足場となるケージを取り外した状態で行うため、非常に困難な高所作業であった。装置内部に別途足場を設けるとしても、コスト、工期に影響を及ぼす。
【0007】
また、上記のようなケージの交換方法によれば、垂直循環式駐車装置の外部に、一旦、主務チェーンを搬出する必要があり、搬出された主務チェーンを保管するためのスペースを準備しなくてはならない。そして、既設の主務チェーンを取り外し、新しいケージに適合するようなリンクの連結構造や強度を有する主務チェーンに巻き掛ける作業も、垂直循環式駐車装置の内部の足場となるケージを取り外した状態で行うため、非常に困難な高所作業であった。装置内部に別途足場を設けるとしても、コスト、工期に影響を及ぼす。
【0008】
また、既設の垂直循環式駐車装置に車輌が収容されている場合は、主務チェーンやケージを取り外す前に、すべての車輌を一旦は垂直循環式駐車装置の外部に搬出しなくてはならず、搬出された車輌を保管するためのスペースが必要となる。
【0009】
一般に、垂直循環式駐車装置は市街地に設置される場合が多く、搬出されたケージ、主務チェーン、車輌を保管するスペースの確保は困難である。確保できたとしても該駐車装置に近接して確保できることはまれである。すなわち、保管スペースまでの運搬コストがかかり、工期にも影響を及ぼす。
【0010】
本発明は、主務チェーンやケージなどの保管のためのスペースを極力小さくすることができるような、若しくは、該スペースを不要とすることができるような、垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換方法 および ケージの交換方法を提供することを目的とする。また、本発明は、主務チェーンの巻き掛け等の作業における高所での足場を要する作業を極力少なくすることができるような垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換方法 および ケージの交換方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本願に係る垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換方法は、上スプロケットと下スプロケットとの間に掛け渡され、複数のリンクが連結されて構成された主務チェーンに、複数のケージが取り付けられた、垂直循環式駐車装置の、主務チェーンの交換方法であって、無端となるように連結された主務チェーンの一箇所を切り離すことによって該主務チェーンに両端部を生ぜしめ、該主務チェーンが上スプロケットのみに掛け渡された状態で該両端部が下スプロケット近傍に位置するようにする第1工程と、該主務チェーンの一端側において最下のケージの取り外しを行うと共に既設リンクの取り外しを行う一方、該主務チェーンの他端側において新設リンクの取り付けを行うと共に該新設リンクへのケージの取り付けを行う第2工程と、該主務チェーンを一端側が所定距離だけ下降するように上スプロケットを回転させる第3工程とを具備し、該第2工程において、該新設リンクへ取り付けるケージが、該主務チェーンの一端側から取り外したケージである(請求項1)。
【0012】
このように、主務チェーンの一端側からケージを取り外して新設したリンクへ取り付けるようにしているので、取り外したケージを垂直循環式駐車装置から搬出する必要がなくなり、よって、主務チェーンの交換作業中にケージを保管するためのスペースを極力小さく、若しくは、不要にできる。さらに、主務チェーンの両端部が下スプロケット近傍に位置する状態として作業を行うことができるため、装置下部での作業が可能となり、高所作業を極力少なくすることができる。
【0013】
上記主務チェーンの交換方法において、該第2工程と該第3工程とが複数回繰り返されるようにしてもよい(請求項2)。
【0014】
また上記目的を達成するため、本願に係る垂直循環式駐車装置のケージの交換方法は、上スプロケットと下スプロケットとの間に掛け渡され、複数のリンクが連結されて構成された主務チェーンに、複数のケージが取り付けられた、垂直循環式駐車装置の、ケージの交換方法であって、無端となるように連結された主務チェーンの一箇所を切り離すことによって該主務チェーンに両端部を生ぜしめ、該主務チェーンが上スプロケットのみに掛け渡された状態で該両端部が下スプロケット近傍に位置するようにする第1工程と、該主務チェーンの一端側において最下の既設ケージの取り外しを行うと共に複数本のリンクの取り外しを行う一方、該主務チェーンの他端側において複数本のリンクの取り付けを行うと共に取り付けた該リンクへの新設ケージの取り付けを行う第2工程と、該主務チェーンを一端側が所定距離だけ下降するように上スプロケットを回転させる第3工程とを具備し、該第2工程において、該主務チェーンの他端側に取り付ける複数本のリンクのうちの少なくとも一部が、該主務チェーンの一端側から取り外したリンクである(請求項3)。
【0015】
このように、主務チェーンの一端側からリンクを取り外して主務チェーンの他端側に取り付けるようにしているので、取り外したリンクを垂直循環式駐車装置から搬出する必要がなくなり、若しくは搬出するリンク数が少なくなり、よってケージの交換作業中にリンクを保管するためのスペースを極力小さく、若しくは、不要にできる。さらに、主務チェーンの両端部が下スプロケット近傍に位置する状態として作業を行うことができるため、装置下部での作業が可能となり、高所作業を極力少なくすることができる。
【0016】
上記ケージの交換方法において、該第2工程において、該主務チェーンの一端側で取り外された既設ケージのパレットを、該主務チェーンの他端側でリンクへ取り付ける新設ケージのパレットとして利用するようにしてもよい(請求項4)。
【0017】
上記ケージの交換方法において、該第2工程と該第3工程とが複数回繰り返されるようにしてもよい(請求項5)。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
【0019】
まず、本願発明に係る垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換方法の一実施形態を、図1〜8を参照しつつ説明する。
【0020】
図1は、垂直循環式駐車装置の構造を示す構造図である。図では、建築構造体(塔屋)の鉄骨フレーム、壁、駆動源(モータ)等は省略されており、主に、スプロケット、主務チェーン、ケージなどが示されているのみである。
【0021】
垂直循環式駐車装置は、上スプロケットS1、下スプロケットS2、主務チェーンC、ケージA1〜A12などによって構成されている。
【0022】
上スプロケットS1は駆動源たるモータ(図示せず)によって駆動される駆動側のスプロケットである。下スプロケットS2は、上スプロケットS1の回転が主務チェーンCを介して伝えられることによって回転する従動側のスプロケットである。主務チェーンCは上スプロケットS1と下スプロケットS2とに巻き掛けられている。主務チェーンCは複数のリンクL1,L2が無端状に連結されることによって構成されている。これらリンクのいくつかは、ケージを取り付けるためのアタッチメント部が設けられたリンクL2である。以下、このアタッチメント部が設けられたリンクをケージアタッチメントリンクと言う。
【0023】
主務チェーンCには複数のケージA1〜A12が取り付けられている。図1の垂直循環式駐車装置では、4リンク間隔でケージA1〜A12が取り付けられている。ケージA1〜A12はハンガー11とパレット12とによって構成されている。ケージA1〜A12は、ハンガー11の頂部が、ケージアタッチメントリンクL2のアタッチメント部の先端に軸支されることによって、主務チェーンCに取り付けられている。
【0024】
なお、図中の符号51は車輌がケージに乗り入れるときの乗り入れ面を示し、符号52は垂直循環式駐車装置のピット底面を示している。
【0025】
このように構成された垂直循環式駐車装置の主務チェーンCを交換するには、まず、上スプロケットS1を所定角度だけ右回りに回転駆動させ、図2に示すように、最下の2台のケージA7,A8が略同一高さに並ぶようにする。
【0026】
次に、主務チェーンCの一箇所を切り離すことによって、主務チェーンCに両端部を生ぜしめる。主務チェーンCの一箇所を切り離すには、たとえば、最下の2台のケージA7,A8の中間に位置する1本のリンクを取り外せばよい。
【0027】
図3は、最下の2台のケージA7,A8の中間に位置するリンクL1を取り外すことによって、主務チェーンCの一箇所が切り離された状態を示す。図3には、主務チェーンCが上スプロケットS1のみに掛け渡され、両端部が下スプロケットS2近傍に位置する状態が示されている。図中の矢印Rで示すリンクL1が、取り外されたリンクである。
【0028】
次に図4に示すように、主務チェーンCの左側の端部に、新規のリンクL1,L2(図中の矢印Rで示すリンク)を取り付ける。新規のリンクL1,L2は予め、4本のリンクが連結されたリンク列の状態にしておいてから、主務チェーンCの左側端部に取り付けるようにするとよい。連結された4本の新規のリンクL1,L2の内の1本はケージアタッチメントリンクL2である。
【0029】
次に、図5に示すような状態(左側の最下のケージA7の下方に一台分のケージが入り込むだけの空間が生じ、右側の最下のケージA8のパレット12が乗り入れ面51に略一致する高さ位置になるような状態)になるまで、上スプロケットS1を所定角度だけ右回りに回転駆動させる。
【0030】
次に、図6に示すように、右側の最下のケージA8を主務チェーンCから取り外す。図6に示すように、取り外したケージA8を載置して簡単に移動させることができるようにローラ列Dを配置しておくのが好ましい。ローラ列Dは垂直循環式駐車装置のピット底面52上に配置されている。
【0031】
次に、図7に示すように、取り外したケージA8をローラ列D上において左側に移動させて、主務チェーンCの左側の端部に取り付けた新しいリンクに取り付ける。さらに、主務チェーンCの右側の端部の既設の4本のリンクL1,L2(図中の矢印Rで示すリンク列)を取り外す。
【0032】
次に、上スプロケットS1を所定角度だけ右回りに回転駆動させ、図8に示すような状態にする。図8の状態は、最下の2台のケージA8,A9が略同一高さに並ぶ点において、図3の状態と同様である。後は、図4〜図8を参照しながら説明した手順を、既設の主務チェーンCのすべてのリンクL1,L2が新しいリンクL1,L2に交換されるまで繰り返す。そして、主務チェーンCの切り離し箇所を新しい1本のリンクによって接続して主務チェーンCを無端の状態に戻せば、主務チェーンCの交換作業が完了する。
【0033】
主務チェーンCの交換作業の開始から完了までの過程において、右側で取り外したケージを垂直循環式駐車装置の外部に搬出せずに、左側の新しいリンクに取り付けるようにしているので、垂直循環式駐車装置の外部にケージを保管するためのスペースを確保する必要がない。
【0034】
また、主務チェーンCの交換作業の開始前において、垂直循環式駐車装置に車輌が収容されている場合は、次のようにしてもよい。すなわち、図5のように、右側の最下のケージA8のパレット12が乗り入れ面51に略一致した状態において、このケージA8に収容されている車輌をケージA8から搬出させる。搬出された車輌は、例えば、垂直循環式駐車装置の前面空地に置いておく。そして、図7のように、取り外されたケージA8が左側の新しいリンクに取り付けられてから、該車輌をこのケージA8に搬入する。各ケージに格納された他の車輌についても、同様に移動させる。このようにすると、前面空地のようなわずかなスペースを確保するだけで、主務チェーンCの交換作業を行うことが出来る。すなわち、垂直循環式駐車装置に収容された全車輌を収容できるような広大なスペースを準備する必要がないのである。
【0035】
なお、主務チェーンCの交換作業の開始前において、垂直循環式駐車装置に車輌が収容されている場合であっても、車輌をケージに収容したままで、主務チェーンCの交換作業を行っても良い。すなわち、主務チェーンCの右側の最下に取り付けられている、車輌が収容されたケージを取り外し、この取り外したケージを車輌が収容されたままの状態で左側に移動させ、主務チェーンCの左側の最下に取り付けるのである。このようにすると、車輌をケージに収容したままで主務チェーンCの交換作業を行うことができる。
【0036】
以上、図1〜8を参照しつつ、本願発明に係る垂直循環式駐車装置の主務チェーンCの交換方法の一実施形態を説明した。
【0037】
上記説明では、主務チェーンCの右側で取り外したケージを、主務チェーンCの左側に取り付けられた新しいリンクに取り付けるようにした。すなわち、ケージは新しいものには交換されておらず、既設のケージがそのまま利用されている。しかし、すべての既設のケージを再利用する必要はなく、何台かのケージを新しいものに交換するようにしてもよい。
【0038】
次に、本願発明に係る垂直循環式駐車装置のケージの交換方法の一実施形態を、図9〜19を参照しつつ説明する。
【0039】
図9は、既設の垂直循環式駐車装置の構造を示す構造図である。図9の垂直循環式駐車装置は、図1の垂直循環式駐車装置と同様に構成されている。なおこの図では、乗り入れ面51やピット底面52の記載を省略している。
【0040】
図9の垂直循環式駐車装置のケージA1〜A12のハンガー内法高さは略160cmであり、普通車を収容するのには充分であるが、普通車よりも車高の高いハイルーフ車を収容するには低すぎる。この垂直循環式駐車装置を、ハイルーフ車を収容できるようにするために、既設のケージを、高さがより高い新設のケージ(例えば高さが略180cmのケージ)に交換する。なお、主務チェーンCを構成するリンクのピッチは略40cmである。
【0041】
ケージの交換に当たり、まず、最下に位置するケージA7と、矢印Rで示す5本のリンクL1,L2を取り外す。
【0042】
図10は、ケージA7と、このケージA7が取り付けられているケージアタッチメントリンクL2を含む5本のリンクL1,L2が取り外された状態を示す。取り外したケージA7はハンガー11とパレット12とに分解する。
【0043】
次に図11に示すように、右側の最下のケージA8を主務チェーンCから取り外す。そしてこの取り外したケージA8を、ハンガー11とパレット12とに分解する。
【0044】
そして、主務チェーンCの左側の端部に5本のリンクL1,L2(図中の矢印Rで示すリンク)を取り付ける。5本のうちの1本はケージアタッチメントリンクL2である。取り付けられる5本のリンクL1,L2は、予め連結されたリンク列の状態にしておいてから、主務チェーンCの左側端部に取り付けるようにするとよい。取り付けられるリンク列の一部には、図10の過程において取り外したリンクL1,L2が再利用されている。
【0045】
次に図12に示すように、ケージA6の下方に一台分のケージが入り込むだけの空間が生じるような状態になるまで、上スプロケットS1を所定角度だけ右回りに回転駆動させる。そして、高さのより高い、ハイルーフ車用のケージB1を、図11の過程で取り付けたケージアタッチメントリンクL2に取り付ける。取り付けられるこのケージB1(ハイルーフ車用のケージ)は、高さの高い新規のハンガー13に、取り外したケージA7,A8を分解して得たパレット12を組み付けて構成する。つまり、パレット12を再利用しているのである。
【0046】
次に図13に示すように、上スプロケットS1を所定角度だけ右回りに回転駆動させる。そして、ケージA8が取り付けられていたケージアタッチメントリンクL2を含む4本のリンクL1,L2(図中の矢印Rで示すリンク)を取り外す。
【0047】
次に図14に示すように、主務チェーンCの左側の端部に5本のリンクL1,L2(図中の矢印Rで示すリンク)を取り付ける。5本のうちの1本はケージアタッチメントリンクL2である。取り付けられる5本のリンクL1,L2は、予め連結されたリンク列の状態にしておいてから、主務チェーンCの左側端部に取り付けるようにするとよい。取り付けられるリンク列の一部には、図10の過程において取り外したリンクL1,L2や、図13の過程において取り外したリンクL1,L2が再利用されている。
【0048】
次に、図15に示すような状態(左側の最下のケージB1の下方に一台分のケージが入り込むだけの空間が生じ、右側の最下のケージA9のパレット12が乗り入れ面51に略一致する高さ位置になるような状態)になるまで、上スプロケットS1を所定角度だけ右回りに回転駆動させる。
【0049】
次に図16に示すように、右側の最下のケージA9を主務チェーンCから取り外す。そしてこの取り外したケージA9を、ハンガー11とパレット12とに分解する。そして、高さのより高い、ハイルーフ車用のケージB2を、主務チェーンCの左側の端部に取り付けたリンク列のケージアタッチメントリンクL2に取り付ける。取り付けられるこのケージB2(ハイルーフ車用のケージ)は、高さの高い新規のハンガー13に、取り外したケージA7,A8,A9を分解して得たパレット12を組み付けて構成する。
【0050】
次に、図17に示すように、上スプロケットS1を所定角度だけ右回りに回転駆動させて、主務チェーンCの右側の端部が乗り入れ面51に略一致する高さ位置となるようにする。
【0051】
次に、図18に示すように、主務チェーンCの右側の端部の連結された4本のリンクL1,L2(図中の矢印Rで示すリンク列)を取り外す。
【0052】
次に、図19に示すように、主務チェーンCの左側の端部に5本のリンクL1,L2(図中の矢印Rで示すリンク列)を取り付ける。5本のうちの1本はケージアタッチメントリンクL2である。取り付けられるリンク列の一部は、図10,13,図18の過程において取り外したリンクを再利用したものである。
【0053】
図19の状態は、主務チェーンCの左側の端部に5本のリンクL1,L2(リンク列)が取り付けられ、このうちのケージアタッチメントリンクL2にはケージが未だ取り付けられていないという点において、図14の状態と同様である。後は、図15〜図19を参照しながら説明したと同様の手順を、交換しようとするすべての既設の普通車用のケージがハイルーフ車用のケージに置き換えられるまで繰り返す。このとき、ハイルーフ車用のケージが隣のケージと少なくとも5リンク間隔で隣接するように、主務チェーンCから取り外したり取り付けたりするリンクの数を適宜調整する。また、ケージ間隔を順次拡大していくため、主務チェーンCの長さが長くなりすぎて作業に差し障りが生じる場合には、ケージやリンクを適宜取り外し、再度、図15〜19の手順を繰り返せばよい。そして、最後に主務チェーンCの切り離し箇所を再びリンクによって接続して主務チェーンCを無端の状態に戻せば、ケージの交換作業が完了する。
【0054】
ケージの交換作業の開始から完了までの過程において、主務チェーンCから取り外したリンクを、極力、主務チェーンCの左側の端部に取り付けるリンクとして利用するようにできるので、垂直循環式駐車装置の外部に主務チェーン(リンク)を保管するためのスペースを極力小さく、若しくは、不要とすることができる。
【0055】
また、ケージの交換作業の開始前において、垂直循環式駐車装置に車輌が収容されている場合は、次のようにしてもよい。すなわち、図15のように、右側の最下のケージA9のパレット12が乗り入れ面51に略一致した状態において、このケージA9に格納されている車輌をケージA9から搬出させる。搬出された車輌は、例えば、垂直循環式駐車装置の前面空地に置いておく。そして、図16のように、新たなケージB2が主務チェーンCの右側の端部のリンクに取り付けられてから、該車輌をこのケージB2に搬入させる。各ケージに格納された他の車輌についても、同様に移動させる。このようにすると、前面空地のようなわずかなスペースを確保するだけで、ケージの交換作業を行うことが出来る。すなわち、垂直循環式駐車装置に収容された全車輌を収容できるような広大なスペースを準備する必要がないのである。
【0056】
なお、ケージの交換作業の開始前において、垂直循環式駐車装置に車輌が収容されている場合であっても、車輌を垂直循環式駐車装置から搬出せずにケージの交換作業を行っても良い。すなわち、主務チェーンCの右側の最下に取り付けられている、車輌が収容されたケージを取り外し、このケージのパレットに車輌が載置されたままの状態でこのケージのハンガーをパレットから取り外し、車輌が載置された状態のパレットに高さの高い新規のハンガーを取り付けることによって新規のケージを構成し、この新規のケージを主務チェーンCの左側の最下に取り付けるのである。このようにすると、車輌を垂直循環式駐車装置から搬出せずにケージの交換作業を行うことができる。
【0057】
以上、図9〜19を参照しつつ、本願発明に係る垂直循環式駐車装置のケージの交換方法の一実施形態を説明した。
【0058】
上記説明では、主務チェーンCの左側の端部にはすべて新しいケージを取り付けるようにした。しかし、すべてのケージを新しいものには交換する必要はなく、何台かのケージについては、既設のものを残すようにしてもよい。すなわち、何台かのケージについては、主務チェーンCの右側の端部から取り外したケージをそのまま左側に移動させ、主務チェーンCの左側の端部に取り付けるようにしてもよい。
【0059】
また、新しいケージは、高さが既設のものよりも高くなるので、パレットと乗り入れ面の高さ調整等の必要から、主務チェーンCを構成するリンクの総数を、ケージ交換前と交換後とで変更したいような場合もある。例えば、新しいケージの高さが既設のものよりも、リンクの半ピッチ分だけ高くなるような場合は、主務チェーンCを構成するリンクの総数を1だけ減少させ、かつ、下スプロケットS2の位置をリンクの半ピッチ分だけ上に移動させれば、乗り入れ位置にあるケージのパレットの高さ位置を、垂直循環式駐車装置の乗り入れ面51に一致させることができる。このような、主務チェーンCを構成するリンクの総数の調整は、ケージの交換作業中において、適宜行うことができる。
【0060】
上記図1、図9の垂直循環式駐車装置は、乗り入れ面が下スプロケットと略同一の高さに 若しくは 下スプロケットの下方に位置する、いわゆる下部乗入式の垂直循環式駐車装置である。しかし、本願発明は下部乗入式の垂直循環式駐車装置に限らず、上部乗入式の垂直循環式駐車装置や中間乗入式の垂直循環式駐車装置にも適用できる。上部乗入式の垂直循環式駐車装置とは、乗り入れ面が上スプロケットと略同一の高さに 若しくは 上スプロケットよりも上方に位置するような垂直循環式駐車装置であり、中間乗入式の垂直循環式駐車装置とは、乗り入れ面が上スプロケットと下スプロケットとの間の高さに位置するような垂直循環式駐車装置である。
【0061】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
(1)本願に係る垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換方法によれば、主務チェーンの交換作業中にケージを保管するためのスペースを極力小さく、若しくは、不要にできる。これにより、保管に要するコスト、また、保管場所までの運搬に要する、コスト、工期を縮小することが可能である。さらに、高所における作業を極力少なくすることができる。
(2)本願に係る垂直循環式駐車装置のケージの交換方法によれば、ケージの交換作業中に主務チェーン(リンク)を保管するためのスペースを極力小さく、若しくは、不要にできる。これにより、保管に要するコスト、また、保管場所までの運搬に要する、コスト、工期を縮小することが可能である。さらに、高所における作業を極力少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】垂直循環式駐車装置の構造を示す構造図である。
【図2】図1の垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換過程の図である。
【図3】図1の垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換過程の図である。
【図4】図1の垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換過程の図である。
【図5】図1の垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換過程の図である。
【図6】図1の垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換過程の図である。
【図7】図1の垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換過程の図である。
【図8】図1の垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換過程の図である。
【図9】垂直循環式駐車装置の構造を示す構造図である。
【図10】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【図11】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【図12】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【図13】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【図14】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【図15】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【図16】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【図17】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【図18】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【図19】図9の垂直循環式駐車装置のケージの交換過程の図である。
【符号の説明】
A1〜A12 ケージ
B1,B2 ケージ
C 主務チェーン
D ローラ列
L1 リンク
L2 ケージアタッチメントリンク
S1 上スプロケット
S2 下スプロケット
11 ハンガー
12 パレット
13 ハンガー
51 乗り入れ面
52 ピット底面
Claims (5)
- 上スプロケットと下スプロケットとの間に掛け渡され、複数のリンクが連結されて構成された主務チェーンに、複数のケージが取り付けられた、垂直循環式駐車装置の、主務チェーンの交換方法であって、
無端となるように連結された主務チェーンの一箇所を切り離すことによって該主務チェーンに両端部を生ぜしめ、該主務チェーンが上スプロケットのみに掛け渡された状態で該両端部が下スプロケット近傍に位置するようにする第1工程と、
該主務チェーンの一端側において最下のケージの取り外しを行うと共に既設リンクの取り外しを行う一方、該主務チェーンの他端側において新設リンクの取り付けを行うと共に該新設リンクへのケージの取り付けを行う第2工程と、
該主務チェーンを一端側が所定距離だけ下降するように上スプロケットを回転させる第3工程とを具備し、
該第2工程において、該新設リンクへ取り付けるケージが、該主務チェーンの一端側から取り外したケージである、垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換方法。 - 該第2工程と該第3工程とが複数回繰り返される、請求項1記載の垂直循環式駐車装置の主務チェーンの交換方法。
- 上スプロケットと下スプロケットとの間に掛け渡され、複数のリンクが連結されて構成された主務チェーンに、複数のケージが取り付けられた、垂直循環式駐車装置の、ケージの交換方法であって、
無端となるように連結された主務チェーンの一箇所を切り離すことによって該主務チェーンに両端部を生ぜしめ、該主務チェーンが上スプロケットのみに掛け渡された状態で該両端部が下スプロケット近傍に位置するようにする第1工程と、
該主務チェーンの一端側において最下の既設ケージの取り外しを行うと共に複数本のリンクの取り外しを行う一方、該主務チェーンの他端側において複数本のリンクの取り付けを行うと共に取り付けた該リンクへの新設ケージの取り付けを行う第2工程と、
該主務チェーンを一端側が所定距離だけ下降するように上スプロケットを回転させる第3工程とを具備し、
該第2工程において、該主務チェーンの他端側に取り付ける複数本のリンクのうちの少なくとも一部が、該主務チェーンの一端側から取り外したリンクである、垂直循環式駐車装置のケージの交換方法。 - 該第2工程において、該主務チェーンの一端側で取り外された既設ケージのパレットを、該主務チェーンの他端側でリンクへ取り付ける新設ケージのパレットとして利用する、請求項3記載の垂直循環式駐車装置のケージの交換方法。
- 該第2工程と該第3工程とが複数回繰り返される、請求項3または4記載の垂直循環式駐車装置のケージの交換方法。
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